JPH04354420A - 高圧縮符号化方式 - Google Patents

高圧縮符号化方式

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JPH04354420A
JPH04354420A JP15510691A JP15510691A JPH04354420A JP H04354420 A JPH04354420 A JP H04354420A JP 15510691 A JP15510691 A JP 15510691A JP 15510691 A JP15510691 A JP 15510691A JP H04354420 A JPH04354420 A JP H04354420A
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JP
Japan
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data
header
compression
high compression
adaptive
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JP15510691A
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English (en)
Inventor
Yuichi Onami
雄一 大波
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Hitachi Denshi KK
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,データの高圧縮符号化
方式にかかわり,特に高圧縮時における復号データの劣
化改善と最高圧縮率の向上を可能とする方式に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近研究されているデータの高圧縮符号
化方式は,入力されたデータの変化に応じて適応符号化
処理を行うものが多い。このような符号化方式では様々
な適応状態が考えられるため,どのように適応処理をし
たかを示すヘッダを符号データに付加する。このヘッダ
を付加した符号データの復号化処理は,このヘッダを解
析することで符号化処理の内容を知り,適切に復号する
ことが可能となる。ところで,このヘッダは復号データ
の劣化を直接左右するものではないため,圧縮データ(
符号データにヘッダを付加した全体のデータ)量に占め
るヘッダ量の割合が少ない方が効率的である。しかし,
上記ヘッダは一般に一定量であることから,高圧縮にな
るにしたがい圧縮データに占める割合は大きくなる。従
って本来復号データの劣化を左右する符号データが圧迫
され,高圧縮になるとともに復号データが著しく劣化す
るという問題があった。さらに,最高圧縮率についても
上記ヘッダの量によって頭打ちにされるという問題があ
った。ただし,一般に適応符号化では高圧縮において適
応数が必然的に制限される傾向にあり(例えば,高周波
成分を表現する適応が少なくなるなどである。),この
制約を利用してヘッダを可変長符号化し,高圧縮のとき
には,自動的にヘッダの量を少なくする方式なども提案
されていた。しかし,これは処理系がかなり複雑化する
ことや,ハードウェア規模が増大するなどの問題により
実現しにくいものであった。
【0003】以下,適応符号化の一種である非等長ブロ
ック分割符号化方式を例に,従来技術を説明する。まず
,非等長ブロック分割符号化方式について簡単に説明す
る。非等長ブロック分割符号化方式では,サブブロック
と呼ばれる固定サイズの基本処理ブロックで入力データ
を分割する。ここでは,説明の都合上入力データを画像
データとし,サブブロックのサイズを16画素×16画
素とする。これにより,このサブブロック内には,図2
に示すように1個の16画素×16画素ブロックを根と
して,4個の8画素×8画素ブロック,16個の4画素
×4画素ブロック,64個の2画素×2画素ブロックを
階層構造として存在させることができる。そして,これ
らのブロックのいくつかを用いサブブロック内をデータ
の変化に応じて適応的に分割することができる。図3に
サブブロック内のブロック分割の一例を示す。この例で
は4個の2画素×2画素ブロック,3個の4画素×4画
素ブロック,3個の8画素×8画素ブロックに分割され
ている。この分割状態を分割に使用したブロックを葉と
した木構造で表現したものを図4に示した。図4の各葉
は,そこに記した番号と同じ番号を持つ図3のブロック
と対応する。このように,サブブロック内はデータの変
化に応じて木構造として表現可能な様々な分割が可能で
ある。そして,通常サブブロックを分割した各々のブロ
ック内のデータを関数近似や直交変換し,その係数値を
符号データとする。また,符号データには各サブブロッ
ク内をどのように適応分割したかを示すヘッダを付加す
る。
【0004】ここで,この非等長ブロック分割符号化方
式のヘッダの構成例を以下に述べる。まず図5に示すよ
うに,16画素×16画素ブロック,8画素×8画素ブ
ロック,4画素×4画素ブロックの各々に1ビットを与
える。各ブロックのビット内に記した16−1,8−1
,‥‥は,図2にある同番号のブロックを指す。そして
,そのブロックのビットの値が1の時には対応ブロック
が使用されていることを示すものとする。また,ブロッ
クのビットの値が0のときは使用されていないことを示
すものとする。このようにすれば分割状態を表すことが
可能である。ここで,2画素×2画素ブロックに対して
ビットを与えていないのは,2画素×2画素ブロックよ
り下位階層のブロックがないため,ある2画素×2画素
ブロックの上位ブロックに対応するビットがすべて0で
あれば,その2画素×2画素ブロックが使用されたこと
を必然的に知ることができるからである。これによって
,21ビットのヘッダで各サブブロックの分割状態を表
現できることになる。ただし,実用上は8ビット単位の
ほうが都合が良いので図5では斜線部の未使用ブロック
のビットを3ビット加え24ビット構成としている。 具体的に図3の分割例を表現した場合を図6に示す。
【0005】次に,図5の示したヘッダが圧縮データに
占める割合について以下に述べる。まず,一般的な8ビ
ット/画素の画像データを入力データとし,1画像のサ
イズを512画素×512画素(256Kバイト)とす
る。サブブロックサイズは16画素×16画素としてい
るため,入力データに存在するサブブロックの数は,サ
ブブロック数:1K個(256K/(16×16))と
なる。そして,図5で示したヘッダは3バイト(24ビ
ット)/サブブロックであるから,圧縮データに含まれ
る分割情報ヘッダの量は, ヘッダの量:3Kバイト(3バイト×1K個)となる。 この量は圧縮率に関係無く一定となる。そこで入力デー
タを1/4に圧縮した場合を考えると圧縮データ量は, 圧縮データ量(1/4):64Kバイト(256K/4
) となる。その圧縮データにおけるヘッダの占める割合は
, ヘッダの割合:4.6%(3Kバイト/64Kバイト)
となる。通常この程度の割合ならばあまり問題にならな
い。しかし,次のように圧縮率を1/40という高圧縮
にすると, 圧縮データ量(1/40):6.4Kバイト(256K
/40) ヘッダの割合:46.8%(3Kバイト/6.4Kバイ
ト) となる。圧縮データの半分ぐらいがブロック分割の情報
になり,復号画像の歪みを左右する本来の符号データは
圧縮データの半分しかないことになる。したがって画質
はかなり劣化することになる。また,ヘッダの量が3K
バイトであることにより,最高圧縮率1/85(3Kバ
イト/256Kバイト)以上は実現不可能ということに
なる。
【0006】次に,ヘッダを可変長符号化する例として
,Quad−Treeデータに符号化する場合を説明す
る。これは分割状態を示す木構造にたいし,deapt
h−first順にノードをたどり各ノードごとに1ビ
ットを与えるものである。例えば,分岐するノードを0
に,葉のノードを1にするものとすれば,図3に示した
分割は図7のようになる。この場合,大きなブロックに
よる分割状態は,少ない量のヘッダで表現できる。非等
長ブロック分割符号化方式では,高圧縮になるにしたが
いサブブロック内はより大きなブロックで分割され易く
なる。従って,高圧縮におけるヘッダの割合を軽減可能
である。しかし,固定ヘッダに比べかなり処理系が複雑
になり,かつハードウェアも増大し,実現しにくいもの
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術には,
高圧縮になるに従い圧縮データに占めるヘッダの割合が
大きくなり復号データの劣化が激しくなるという欠点に
加え,最高圧縮率がヘッダ量によって頭打ちにされると
いう欠点がある。また,ヘッダをQuad−Treeデ
ータにする可変長符号化方式などでは,処理の複雑化と
ハードウェアの増大により,実現しにくいものである。 本発明はこれらの問題点を解決するため,圧縮率が高く
なるにしたがい必然的に適応処理の適応数が制限される
のを利用し,高圧縮時には強制的に適応数を前記制限に
したがい制限してしまい,それとともに少ない量のヘッ
ダに切り替えるということで,高圧縮時の復号データの
劣化改善,および最高圧縮率の向上を容易に実現可能と
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の全体構成
を示すブロック図である。図において伝送路14を境に
上側が符号化処理部で,下側が復号化処理部である。ま
ず,符号化処理部側の構成について述べる。入力データ
1は適応符号化部2に入力される。この適応符号化部2
からは,適応状態データ3と符号データ4が出力される
。その適応状態データ3は,高圧縮用ヘッダ構成部5と
低圧縮用ヘッダ構成部6に入力される。また,上記符号
データ4は,圧縮データ構成部12に入力される。高圧
縮用ヘッダ構成部5と低圧縮用ヘッダ構成部6からは,
各々高圧縮用ヘッダ7と低圧縮用ヘッダ8が出力され,
スイッチ10に入力される。ヘッダ切り替えデータ9は
,前記スイッチ10を制御するためにスイッチ10に入
力されるとともに,圧縮データ構成部12と適応符号化
部2にも入力される。また,スイッチ10の出力である
ヘッダ11も圧縮データ構成部12に入力される。 そして,圧縮データ構成部12からは,圧縮データ13
が出力され伝送路14に入力される。
【0009】次に,復号化処理部の構成について述べる
。前記伝送路14から出力される圧縮データ15は,圧
縮データ解析部16に入力される。この圧縮データ解析
部16からは,ヘッダ17,ヘッダ切り替えデータ18
,符号データ19が出力される。ヘッダ17は高圧縮用
ヘッダ解析部20と低圧縮用ヘッダ解析部21に入力さ
れる。ヘッダ切り替えデータ18はスイッチ24に入力
される。また,高圧縮用ヘッダ解析部20と低圧縮用ヘ
ッダ解析部21からは,各々高圧縮用適応状態データ2
2と低圧縮用適応状態データ23が出力され,スイッチ
24に入力される。このスイッチ24からは適応状態デ
ータ25が出力され,適応復号化部26に出力される。 一方,圧縮データ解析部16から出力された符号データ
19も適応復号化部26に入力される。そして,この適
応復号化部26からは復号データ27が出力される。
【0010】
【作用】以下,本発明の動作について説明する。入力デ
ータ1は適応符号化部2に入力され,ここで適応符号化
される。その処理結果として,どのように適応したのか
を示す適応状態データ3と,直交変換した結果などの符
号データ4が出力される。次に適応状態データ3は高圧
縮用ヘッダ構成部5と低圧縮用ヘッダ構成部6に入力さ
れる。適応符号化では種々の適応状態が考えられるが,
一般に低圧縮では可能な全ての適応状態が現れ,高圧縮
ではその一部分の範囲に限定されて現れるという傾向が
ある。そこで,低圧縮のときであれば,ヘッダ切り替え
データ9を設定し,適応符号化部2が可能なかぎりの適
応処理をするようにし,スイッチ10が低圧縮用ヘッダ
構成部6の出力である低圧縮用ヘッダ8を選択するよう
にする。この低圧縮用ヘッダ構成部6は従来通りのヘッ
ダを構成するものである。したがって,この場合ヘッダ
11は従来と同じヘッダとなる。逆に高圧縮のときであ
れば,ヘッダ切り替えデータ9を設定し,適応符号化部
2が限定した適応処理をするようにし,スイッチ10が
高圧縮用ヘッダ構成部5の出力である高圧縮用ヘッダ7
を選択するようにする。この高圧縮用ヘッダ構成部5は
上記限定された適応数だけを表現できる少ない量のヘッ
ダを構成するものである。よって,この場合ヘッダ11
は従来のヘッダの量よりも少ないヘッダとすることがで
きる。そして,圧縮データ構成部12は前記ヘッダ11
とヘッダ切り替えデータ9と符号データ4を入力して,
これらを圧縮データ13としてまとめて出力する。ここ
で,ヘッダ切り替えデータ9を圧縮データに付加するこ
とが従来とは異なるが,そのデータ量はたかだか数ビッ
トですむため問題にはならない。したがって,以上のよ
うに高圧縮のときには,強制的に適応処理の範囲を限定
し,その限定された適応数だけを表現できるデータ量の
少ないヘッダに切り替えるということで,高圧縮時に圧
縮データに占めるヘッダの割合を軽減することができ,
高圧縮時の復号データのひずみ改善と最高圧縮率の向上
を容易に実現可能である。
【0011】次に復号化処理部の動作を説明すると,ま
ず圧縮データ解析部16が伝送路14からの圧縮データ
15を入力し,ヘッダ17とヘッダ切り替えデータ18
と符号データ19を出力する。そのヘッダ17は高圧縮
用ヘッダ解析部20と低圧縮用ヘッダ解析部21に入力
され,各々の解析結果である高圧縮用適応状態データ2
2と低圧縮用適応状態データ23を出力する。スイッチ
24は,ヘッダ切り替えデータ18によって,ヘッダ1
7が高圧縮用か否かを知り,高圧縮用適応状態データ2
2と低圧縮用適応状態データ23の正しいほうを選択す
ることができる。そして適応復号化部26は,スイッチ
24の出力である適応状態データ25と符号データ19
により復号データ27を復号する。このように本発明に
よる圧縮データを復号する処理も容易に実現できる。さ
らに,図1ではヘッダの切り替えを2段階としたが,実
用にあわせて切り替え数は設定すべきもので,本発明が
規定するものではない。
【0012】
【実施例】以下,この発明の一実施例を図8により説明
する。なお,従来の技術の説明と同じように,符号化方
式は非等長ブロック分割符号化方式とし,入力データは
512画素×512画素,8ビット/画素の画像データ
とし,サブブロックサイズは16画素×16画素として
説明する。まず図8の構造について説明する。入力デー
タ28はサブブロック分割部29に入力され,その出力
であるサブブロックデータ30は関数近似部31と歪み
算出部32に入力される。この関数近似部31の出力で
ある係数データ33は適応ブロック分割部35と歪み算
出部32に入力される。また,歪み算出部32の出力で
ある歪みデータ34は適応ブロック分割部35に入力さ
れる。そして,圧縮率設定スイッチ51から出力される
圧縮率指示データ36は,適応ブロック分割部35と比
較器41に入力される。さらに比較器41には,基準圧
縮率設定スイッチ50からの出力である基準圧縮率デー
タ49も入力される。比較器41の出力であるヘッダ切
り替えデータ48は前記適応ブロック分割部35とスイ
ッチ44と圧縮データ構成部46に入力される。次に,
適応ブロック分割部35の出力である適応状態データ3
7は高圧縮用ヘッダ構成部38と低圧縮用ヘッダ構成部
39に入力される。適応ブロック分割部35のもう一方
の出力である係数データ40は圧縮データ構成部46に
入力される。高圧縮用ヘッダ構成部38の出力である高
圧縮用ヘッダ42と,低圧縮用ヘッダ構成部39の出力
である低圧縮用ヘッダ43は両方ともスイッチ44に入
力される。そのスイッチ44の出力であるヘッダ45は
圧縮データ構成部46に入力され,そして,圧縮データ
構成部46の出力は圧縮データ47となる。
【0013】以下,この動作について説明する。まず,
入力データ28はサブブロック分割部29により,サブ
ブロック単位のデータの流れに変換されサブブロックデ
ータ30として出力される。関数近似部31では,この
サブブロックデータ30を入力し,各サブブロックごと
に,図2に示した16画素×16画素ブロックから2画
素×2画素ブロックの全ブロックに対し関数近似を行な
い,係数データ23を出力する。次に,歪み算出部32
では,上記関数近似した結果の係数データ33とサブブ
ロックデータ30を入力し,全ブロックに対し,近似し
たことによる歪みを計算する。その出力が歪みデータ3
4である。次に,適応ブロック分割部35は係数データ
33と歪みデータ34を入力し,サブブロック単位に適
応ブロック分割をする。具体的には,圧縮率設定スイッ
チ51で設定された圧縮率指定データ36の圧縮率とな
り,かつ入力データ全体が一様な歪みになるようにブロ
ックが選択される。結果は,図4に示したような木構造
として表現可能な様々なブロック分割が各サブブロック
で行われる。
【0014】ここで,基準圧縮率設定スイッチ50によ
り,基準圧縮率データ49の値を1/30としていると
する。そうすると,比較器41は圧縮率指定データ36
と基準圧縮率データ49を比較し,結果をヘッダ切り替
えデータ48とする。つまり,圧縮率指定データ36が
1/30よりも低圧縮か高圧縮かを示すことになる。そ
こで,適応ブロック分割部35はこのヘッダ切り替えデ
ータ48を入力し,低圧縮(1/30より低い圧縮)を
示していれば,全ブロックを選択対象ブロックとする。 そして,各サブブロックごとの分割状態を示す適応状態
データ37と選択したブロックの係数データである係数
データ40を出力する。ここで,スイッチ44は,ヘッ
ダ切り替えデータ48が低圧縮を示している場合,低圧
縮用ヘッダ43を選択するように動作するものとする。 よって,適応ブロック分割部35の出力である適応状態
データ37は,高圧縮用ヘッダ構成部38と低圧縮用ヘ
ッダ構成部39に入力されるが,スイッチ44により低
圧縮用ヘッダ構成部39の出力である低圧縮用ヘッダ4
3が選択される。これにより,低圧縮用ヘッダ43がヘ
ッダ45として圧縮データ構成部46に出力される。圧
縮データ構成部46は,このヘッダ45と係数データ4
0とヘッダ切り替えデータ48を入力し,圧縮データ4
7とする。ここで,上記低圧縮用ヘッダ構成部39は,
図5に示したヘッダを低圧縮用ヘッダ43として出力す
るものである。したがって,基準圧縮率データ49(1
/30)よりも低圧縮の時には従来と同じ圧縮データが
出力されることになる。ただし,厳密には前記ヘッダ切
り替えデータ48を圧縮データに新たに付加することに
なるが,そのデータ量は1ビットであり圧縮データに占
める割合は無視できるものである。仮にヘッダ切り替え
データ48に1バイトを確保しても問題になる量ではな
い。そして,1バイトあるということは256段階のヘ
ッダ切り替えが可能であり,実用上は十分な切り替え数
である。
【0015】次に,圧縮率指定データ36が1/30よ
りも高い圧縮を示す場合の動作を述べる。この場合ヘッ
ダ切り替えデータ48は高圧縮(1/30より高い圧縮
)であることを示す。そして,適応ブロック分割部35
はそのヘッダ切り替えデータ48が高圧縮を示している
ことにより,ブロック分割に使用するブロックとして強
制的にこの2画素×2画素ブロックを対象外とする。 つまり,16画素×16画素ブロックと8画素×8画素
ブロックと4画素×4画素ブロックだけで適応ブロック
分割を実行する。これは,非等長ブロック分割符号化方
式では高圧縮になるにしたがい小さいブロックによる分
割状態が少なくなる傾向にあることから,強制的に2画
素×2画素ブロックを対象外としている。そして,各サ
ブブロックごとの分割状態を示す適応状態データ37と
選択したブロックの係数データである係数データ40を
出力する。ここで,スイッチ44は,ヘッダ切り替えデ
ータ48が高圧縮を示している場合,高圧縮用ヘッダ4
2を選択するように動作するものとする。よって,適応
ブロック分割部35の出力である適応状態データ37は
,高圧縮用ヘッダ構成部38と低圧縮用ヘッダ構成部3
9に入力されるが,スイッチ44により高圧縮用ヘッダ
構成部38の出力である高圧縮用ヘッダ42が選択され
る。これにより,高圧縮用ヘッダ42がヘッダ45とし
て圧縮データ構成部46に出力される。圧縮データ構成
部46は,このヘッダ45と係数データ40とヘッダ切
り替えデータ48を入力し,圧縮データ47とする。
【0016】ここで,上記高圧縮用ヘッダ42は,図9
に示す構成であるとする。つまり,2画素×2画素ブロ
ックにより分割がありえないことから,図9は図5にお
ける4画素×4画素ブロックに対するビットを削除した
ものである。これにより,高圧縮の時には1バイト/サ
ブブロックのヘッダに軽減することが可能になった。
【0017】そこで,従来技術で述べたように1/40
の圧縮におけるヘッダの割合について以下に示す。まず
,入力データは8ビット/画素の画像データで,1画像
のサイズは512画素×512画素(256Kバイト)
,サブブロックサイズは16画素×16画素としている
ため,入力データに存在するサブブロックの数は,サブ
ブロック数:1K個(256K/(16×16))とな
る。そして,図9で示したヘッダは1バイト(8ビット
)/サブブロックであるから,圧縮データに含まれるヘ
ッダの量は, ヘッダの量:1Kバイト(1バイト×1K個)となる。 そこで,1/40の圧縮データ量は,圧縮データ量(1
/40):6.4Kバイト(256K/40) であり,ヘッダの割合は, ヘッダの割合:15.6%(1Kバイト/6.4Kバイ
ト) となる。またヘッダの量が1Kバイトであることにより
,最高圧縮率1/256(1Kバイト/256Kバイト
)近くまで実現可能となる。なお,上記計算にはヘッダ
切り替えデータ40の量を考慮していないが,仮に1バ
イトとしても無視できるオーダなので問題はない。以上
の結果を従来技術との比較として図10に示す。これよ
り,1/40という高圧縮において,圧縮データに占め
るヘッダの割合を46.8%から15.6%に減らすこ
とができ,復号データの劣化にたいしかなりの改善効果
が見込めることがわかる。また,最高圧縮率も1/85
から1/256に飛躍的に向上している。なお,上記ヘ
ッダ切り替えデータ48は,操作者が直接ON/OFF
できるようにしてもよいし,許容歪み制御の装置に対し
てはその許容歪み値をON/OFF切り替えの尺度にし
てもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば,高圧縮のときに強制的
に適応数を制限し,かつ少ない量のヘッダに切り替える
ということだけで,高圧縮時の圧縮データに占めるヘッ
ダの量を軽減し,復号データの劣化改善が可能となる。 また,ヘッダの量によって頭打ちにされていた最高圧縮
率も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図である。
【図2】サブブロック内の全ブロックを示す図である。
【図3】サブブロック内を適応的に分割した例を示す図
である。
【図4】図3の分割状態を木構造で表現した図である。
【図5】従来技術のヘッダの例を示す図である。
【図6】図5によるヘッダで図3の分割状態を表現した
図である。
【図7】従来技術のQuad−Tree符号化で図3の
分割状態を表現した図である。
【図8】本発明の一実施例を示す図である。
【図9】図8の実施例における高圧縮用のヘッダを示し
た図である。
【図10】従来技術に対する本発明による効果を示した
図である。
【符号の説明】
1  入力データ 3,25  適応状態データ 4,19  符号データ 7  高圧縮用ヘッダ 8  低圧縮用ヘッダ 9,18  ヘッダ切り替えデータ 10,24  スイッチ 11,17  ヘッダ 13,15  圧縮データ 22  高圧縮用適応状態データ 23  低圧縮用適応状態デ−タ 27  復号データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力データの変化に応じて適応的に符
    号化し,その適応状態をヘッダとして符号データに付加
    する高圧縮符号化方式において,その適応数を制限する
    手段と,全適応数を表現できるヘッダと前記制限した適
    応数だけを表現できるヘッダを切り替える手段とを備え
    たことを特徴とする高圧縮符号化方式。
  2. 【請求項2】  請求項1において適応数の制限とヘッ
    ダの切り替えを,圧縮率またはそれに準ずるパラメータ
    を尺度に行うことを特徴とする高圧縮符号化方式。
JP15510691A 1991-05-31 1991-05-31 高圧縮符号化方式 Pending JPH04354420A (ja)

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