JPH04352199A - 音声符号化及び復号化方式 - Google Patents

音声符号化及び復号化方式

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JPH04352199A
JPH04352199A JP3127793A JP12779391A JPH04352199A JP H04352199 A JPH04352199 A JP H04352199A JP 3127793 A JP3127793 A JP 3127793A JP 12779391 A JP12779391 A JP 12779391A JP H04352199 A JPH04352199 A JP H04352199A
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sound source
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pitch
code
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Withdrawn
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JP3127793A
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Inventor
Hideaki Kurihara
秀明 栗原
Tomohiko Taniguchi
智彦 谷口
Takashi Ota
恭士 大田
Yoshiaki Tanaka
良紀 田中
Masako Kato
雅子 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声符号化及び復号化方
式に関し、更に詳しくは適応符号帳とストカスティック
符号帳とを用いて音声信号のフレーム毎のベクトル量子
化又は復号・再生を行うCELP(Code Exci
ted Linear Predictive Cod
ing )型の音声符号化及び復号化方式に関する。
【0002】CELP型の音声符号器は、企業内通信シ
ステムやディジタル移動無線システム等において、音声
品質を保ちつつ大幅な情報圧縮を実現するものとして要
望が高まっており、実用性の高い4〜16kbpsの伝
送速度において音声品質の一層の改善が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図9は従来のCELP型音声符号器の構
成を示す図で、図において1は駆動音源信号の周期的成
分(ピッチベクトルP)を記憶する適応符号帳、2は駆
動音源信号の非周期成分(コードベクトルC)を記憶し
ているストカスティック符号帳、3,4は乗算器、5は
加算器、6はフーム遅延部、7は重み付け合成フィルタ
、8は減算器、9は誤差電力評価部、10は符号化制御
部である。
【0004】符号化制御部10は、各符合帳1,2にイ
ンデックス信号IP,IC を出力してピッチベクトル
PとコードベクトルCとを読み出し、これらにピッチゲ
インbとコードゲインgとをそれぞれ掛け合わせて駆動
音源信号(bP+gC)を形成する。重み付け合成フィ
ルタ7は駆動音源信号(bP+gC)にベクトルAによ
る重み付けをして再生信号(bAP+gAC)を形成し
、減算器8は音声の入力信号AXと再生信号(bAP+
gAC)との差を求めて誤差信号Eを形成する。そして
、誤差電力評価部9は誤差信号Eの電力を評価してその
結果を符号化制御部10にフィードバックし、符号化制
御部10は、インデックス信号IP ,IC を更新し
て上記の処理を繰り返す。
【0005】こうして、符号化制御部10は、ある入力
信号AXの1フレーム(例えば40サンプル/5ms)
に対して、誤差信号Eの電力が最も小さくなるようなピ
ッチベクトルP0 とコードベクトルC0 とを検出し
て、その時のインデックス信号(IP0,IC0)とゲ
イン(b0 ,g0 )とを入力信号AXの1フレーム
に対するベクトル量子化信号として出力する。
【0006】例えば「shi」と発音する入力信号AX
は、非周期成分からなる無声部「sh」と、これに続く
周期成分(ピッチ周期のインパルス)からなる有声部「
i」とを有する。この場合に、無声部のような非周期成
分に対応したベクトルはストカスティック符号帳2で生
成し、このストカスティック符号帳2は1000種程度
かそれ以下の固定ベクトルで良好な近似が得られるが、
一方、有声部のピッチ周期は、適応符号帳1が生成し、
該ピッチ周期は時間と共に比較的緩やかに変化するので
、適応符号帳1は入力信号AXのピッチ周期に追従する
ように構成することでより良い近似が得られる。
【0007】そこで、従来は、最適駆動音源信号(b0
 P0 +g0 C0 )を1フレーム分遅延させて適
応符号帳1にフィードバックし、適応符号帳1のピッチ
ベクトルPが有声部のピッチ周期に追従(適応)できる
ようにしていた。図10は従来の音声符号化方式の問題
点を説明する図である。従来の音声符号化方式によれば
、入力信号AXが例えば「shi」のように無声部「s
h」から有声部「i」に移った時点では、、それまでに
支配的であったコードゲインgが減少すると共に、コー
ドベクトルCと入力信号AXとの関係により入力信号A
Xの周期的成分に追従したピッチベクトルPが形成され
て、これがピッチゲインbの増大と共に支配的になる。
【0008】しかし、従来のように前フレームの最適駆
動音源信号(b0 P0 +g0 C0 )をそのまま
適応符号帳1にフィードバックする構成であると、更新
したピッチベクトルPにはコードベクトルによる雑音成
分(g0 C0 )が漏れ込んでしまうので、適応符号
帳1の本来の機能からして好ましくないのみならず、次
フレームの演算においては、雑音成分(g0 C0 )
を含むピッチベクトルPがピッチゲインbにより増幅さ
れて駆動音源信号(bP+gC)に取り込まれるので、
特に有声部の音声品質の著しい劣化を招くという欠点が
あった。
【0009】なお、コードゲインg0 をゼロにするこ
とも考えられるが、これは適応符号帳1が一度取り込ん
だ周期的成分を永遠に保持し続けることに相当し、適応
符号帳1の追従性が失われる。しかも、初期状態では適
応符号帳1の内容は全てゼロであるので、コードゲイン
g0 をゼロにしてしまうと適応符号帳1に帰還される
信号もゼロとなり、永久に適応符号帳として機能しない
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のC
ELP型音声符号器では、前フレームの最適駆動音源信
号(b0 P0 +g0 C0 )をそのまま適応符号
帳1にフィードバックする構成であるので、特に有声部
の音声品質の著しい劣化を招くという欠点があった。こ
のことは、CELP型の音声復号器についても言えるこ
とである。
【0011】本発明の目的は、音声品質が格段に改善さ
れたCELP型の音声符号化及び復号化方式を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明の音声符号化方式は、
適応符号帳1とストカスティック符号帳2とを用いて入
力信号AXのフレーム毎のベクトル量子化を行うCEL
P型の音声符号化方式において、適応符号帳1に帰還す
る最適駆動音源信号(b0 P0 +g0 C0 )の
うちコードベクトル成分(g0 C0 )の帰還量を入
力信号AXに対する適応符号帳1の追従の度合いに応じ
た閾値thでセンタ・クリッピングする非線形変換部1
1を備える。
【0013】また上記の課題は図2の構成により解決さ
れる。即ち、本発明の音声復号化方式は、適応符号帳1
とストカスティック符号帳2とを用いて出力信号Yのフ
レーム毎の復号・再生を行うCELP型の音声復号化方
式において、適応符号帳1に帰還する最適駆動音源信号
(b0 P0 +g0 C0 )のうちコードベクトル
成分(g0 C0 )の帰還量を最適駆動音源信号(b
0 P0 +g0 C0 )中のベクトル成分(b0 
P0 ),(g0 C0 )又はゲイン成分(b0 )
,(g0 )に基づいて決定される閾値thでセンタ・
クリッピングする非線形変換部11を備える。
【0014】
【作用】本発明の音声符号化方式においては、非線形変
換部11は、適応符号帳1に帰還する最適駆動音源信号
(b0 P0 +g0 C0 )のうちコードベクトル
成分(g0 C0 )の帰還量を、入力信号AXに対す
る適応符号帳1の追従の度合いに応じた閾値thでゼロ
にセンタ・クリッピングし、非周期成分の適応符号帳1
への帰還量を制御する。即ち、適応符号帳1が最適駆動
音源信号(b0 P0 +g0 C0 )の周期性を一
旦捕らえ、その周期性が継続している間は、コードベク
トル成分(g0 C0 )の帰還量を比較的大きな閾値
thでゼロにセンタ・クリッピングし、それ以外の、適
応符号帳1が最適駆動音源信号(b0 P0 +g0 
C0 )の周期性を捕らえるまでの期間や、周期性が変
動しているような期間については、コードベクトル成分
(g0 C0 )の帰還量をゼロ又は比較的小さな閾値
thでゼロにセンタ・クリッピングするものである。従
って、有声部における音声品質が著しく改善される。
【0015】好ましくは、閾値thは、最適駆動音源信
号(b0 P0 +g0 C0 )の全エネルギーに占
めるピッチベクトル成分(b0 P0 )又はコードベ
クトル成分(g0 C0 )のエネルギーの割合に基づ
いて決定される。また好ましくは、閾値thは、最適駆
動音源信号に重み付け合成フィルタAを施して得た再生
信号(b0 AP0 +g0 AC0 )の全エネルギ
ーに占めるピッチベクトル成分(b0 AP0 )又は
コードベクトル成分(g0 AC0 )のエネルギーの
割合に基づいて決定される。
【0016】また好ましくは、閾値thは、最適駆動音
源信号(b0 P0 +g0 C0 )のうちのピッチ
ゲインb0 とコードゲインg0 との比に基づいて決
定される。また本発明の音声復号化方式においては、非
線形変換部11は、適応符号帳1に帰還する最適駆動音
源信号(b0 P0 +g0 C0 )のうちコードベ
クトル成分(g0 C0 )の帰還量を、最適駆動音源
信号(b0 P0 +g0 C0)中のベクトル成分(
b0 P0 ),(g0 C0 )又はゲイン成分(b
0 ),(g0 )に基づいて決定される閾値(th)
でセンタ・クリッピングする。従って、音声復号器の適
応符号帳1は符号化時と同一に再生され、出力には有声
部が格段に改善された音声が得られる。
【0017】好ましくは、閾値thは、最適駆動音源信
号(b0 P0 +g0 C0 )の全エネルギーに占
めるピッチベクトル成分(b0 P0 )又はコードベ
クトル成分(g0 C0 )のエネルギーの割合に基づ
いて決定される。また好ましくは、閾値thは、最適駆
動音源信号(b0 P0 +g0 C0 )に合成フィ
ルタA´を施して得た出力信号(b0 A´P0 +g
0 A´C0 )の全エネルギーに占めるピッチベクト
ル成分(b0 A´P0 )又はコードベクトル成分(
g0 A´C0 )のエネルギーの割合に基づいて決定
される。
【0018】また好ましくは、閾値thは、最適駆動音
源信号(b0 P0 +g0 C0 )のうちのピッチ
ゲインb0 とコードゲインg0 との比に基づいて決
定される。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。図3は実施例の音声符号部のブロッ
ク図で、図において11は非線形変換部、12は閾値制
御部、13は変換部、14は加算器である。非線形変換
部11において、閾値制御部12は適応符号帳1の追従
の度合いに応じて閾値thを変更し、変換部13は適応
符号帳1に帰還されるコードベクトル成分(g0 C0
 )を閾値thに従ってセンター・クリップし、非周期
成分の適応符号帳1への帰還量を制御している。
【0020】図4は実施例の非線形変換部の動作を説明
する図で、図4の(A)は有る時点における変換部13
の変換特性の一例を示し、図4の(B)はこの時点にお
ける閾値thと最適駆動音源信号(b0 P0 +g0
 C0 )との関係を示し、図4の(C)はこの最適駆
動音源信号(b0 P0 +g0 C0 )のうちコー
ドベクトルの成分(g0 C0 )が変換部13により
閾値thでセンター・クリップされた状態を示している
。従って、かかる状態では適応符号帳1には真に周期的
な成分のみが帰還され、有声部の音声品質が著しく改善
される。
【0021】図5は実施例の変換部のブロック図で、図
において131は比較器(CMP)、132はスイッチ
回路である。比較器131はコードベクトル成分の絶対
値|g0 C0 |と閾値thとを比較することにより
|g0 C0 |<th  の時は出力にHIGHレベ
ルを出力する。そして、スイッチ回路132は、通常は
a側に接続しているが、比較器131の出力がHIGH
レベルになるとb側に接続して、その出力を強制的に“
0”する。 従って、実施例の変換部13には閾値thに応じた図4
の(A)の特性が得られる。
【0022】図6は実施例の閾値制御部のブロック図で
、図において121,122は乗算器、123は加算器
、124は除算器、125はルート演算器、126は除
算器である。この例では、閾値thは、最適駆動音源信
号(b0 P0 +g0 C0 )の全エネルギーに占
めるピッチベクトル成分(b0 P0 )又はコードベ
クトル成分(g0 C0 )のエネルギーの割合に基づ
いて決定される。例えば、コードベクトル成分(g0 
C0 )の最適駆動音源信号全体に占める割合kC を
、  kC ={|g0 C0 |2 /(|b0 P
0 |2 +|g0 C0 |2 )}1/2 で求め
、閾値thは、th=λ1 /kC で求める。但し、
λ1 は閾値thを補正する係数である。
【0023】この場合は、最適駆動音源信号(b0 P
0 +g0 C0 )に対するピッチ成分(b0 P0
)の寄与が小さく、適応符号帳1が入力信号AXのピッ
チ周期性に追従できてない時には、kC の値が大きく
なるから、閾値thが小さくなって、コードベクトル成
分(g0 C0 )はより多く適応符号帳1に帰還され
る。また、最適駆動音源信号(b0 P0 +g0 C
0 )に対するピッチ成分(b0 P0 )の寄与が大
きく、適応符号帳1が入力信号AXのピッチ周期性に十
分追従できている時には、kC の値は小さくなるから
、閾値thが大きくなって、コードベクトル成分(g0
 C0 )はより多くセンタ・クリップされて、適応符
号帳1への帰還量は強く抑制される。
【0024】あるいは、ピッチベクトル成分(b0 P
0 )の最適駆動音源信号全体に占める割合kP を、
  kP ={|b0 P0 |2 /(|b0 P0
 |2 +|g0 C0 |2 )}1/2 で求め、
閾値thは、th=λ2 kP で求めても良い。 但し、λ2 は閾値thを補正する係数である。
【0025】図7は他の実施例の閾値制御部のブロック
図で、この例では、閾値thは最適駆動音源信号に重み
付け合成フィルタAを施して得た再生信号(b0 AP
0 +g0 AC0 )の全エネルギーに占めるピッチ
ベクトル成分(b0 AP0 )又はコードベクトル成
分(g0 AC0 )のエネルギーの割合に基づいて決
定される。例えば、コードベクトル成分(g0 AC0
 )の再生信号全体に占める割合kC を、 kC ={|g0 AC0 |2 /(|b0 AP0
 |2 +|g0 AC0 |2 )}1/2 で求め
、閾値thは、th=λ3 /kC で求める。但し、
λ3 は閾値thを補正する係数である。
【0026】あるいは、ピッチベクトル成分(b0 A
P0 )の再生信号全体に占める割合kP を、kP 
={|b0 AP0 |2 /(|b0 AP0 |2
 +|g0 AC0 |2 )}1/2 で求め、閾値
thを、th=λ4 kP で求めても良い。 但し、λ4 は閾値thを補正する係数である。
【0027】また、閾値thを最適駆動音源信号(b0
 P0 +g0 C0 )中のピッチゲインb0 とコ
ードゲインg0 との比率によって決定してもよい。こ
の場合はkC を、 kC =g0 /b0  で求め、閾値thは、th=λ5 /kC で求める。 但し、λ5 は閾値thを補正する係数である。
【0028】あるいは、kP を、 kP =b0 /g0  で求め、閾値thは、th=λ6 kP で求めても良
い。 但し、λ6 は閾値thを補正する係数である。なお、
上記のような各閾値thは、それぞれの入力からテーブ
ルルックアップ方式で一挙に求められる。
【0029】図8は実施例の音声復号部のブロック図で
、図において、10´は復号化制御部である。CELP
型の音声生成モデルは、ストカスティック符号帳2のコ
ードベクトルC0 と適応符号帳1のピッチベクトルP
0 との合成ベクトルからなる最適駆動音源信号(b0
 P0 +g0 C0 )に線形予測合成フィルタA´
を施すことで再生音声Yを得るものである。この例では
、非線形変換部11は、適応符号帳1に帰還する最適駆
動音源信号(b0 P0 +g0 C0 )のうちコー
ドベクトル成分(g0 C0 )の帰還量を、最適駆動
音源信号(b0 P0 +g0 C0 )中のベクトル
成分(b0 P0 ),(g0 C0 )又はゲイン成
分(b0 ),(g0)に基づき、上記の音声符号器で
行ったと同一の方法で決定される閾値(th)でセンタ
・クリッピングする。
【0030】例えば、コードベクトル成分(g0 C0
 )の最適駆動音源信号全体に占める割合kC を、 
 kC ={|g0 C0 |2 /(|b0 P0 
|2 +|g0 C0 |2 )}1/2 で求め、閾
値thは、th=λ1 /kC で求める。但し、λ1
 は閾値thを補正する係数である。
【0031】または、ピッチベクトル成分(b0 P0
 )の最適駆動音源信号全体に占める割合kP を、 
 kP ={|b0 P0 |2 /(|b0 P0 
|2 +|g0 C0 |2 )}1/2 で求め、閾
値thは、th=λ2 kP で求める。但し、λ2 
は閾値thを補正する係数である。
【0032】または、コードベクトル成分(g0 A´
C0 )の出力信号全体に占める割合kC を、kC 
={|g0 A´C0 |2 /(|b0 A´P0 
|2                       
                  +|g0 A´
C0 |2 )}1/2 で求め、閾値thは、th=
λ3 /kC で求める。但し、λ3 は閾値thを補
正する係数である。
【0033】または、ピッチベクトル成分(b0 A´
P0 )の出力信号全体に占める割合kP を、kP 
={|b0 A´P0 |2 /(|b0 A´P0 
|2                       
                  +|g0 A´
C0 |2 )}1/2 で求め、閾値thを、th=
λ4 kP で求める。但し、λ4 は閾値thを補正
する係数である。
【0034】または、kC を、 kC =g0 /b0  で求め、閾値thは、th=λ5 /kC で求める。 但し、λ5 は閾値thを補正する係数である。または
、kP を、 kP =b0 /g0  で求め、閾値thは、th=λ6 kP で求める。但
し、λ6 は閾値thを補正する係数である。従って、
音声復号器の適応符号帳1は符号化時と同一に再生され
て、出力には有声部が格段に改善された音声が得られる
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、CEL
P符号化におけるピッチ周期的な駆動音源の生成に用い
られる適応符号帳を、その更新に用いられる駆動音源信
号から非周期的な雑音成分を除くことにより、従来のも
のに比べてより周期性が保たれるように実現することが
できる。また音声復号器においても適応符号帳は符号化
時と同一に再生されるので、結果として、有声音などの
ピッチ周期性の強い駆動音源を有する音声に対して復号
化音声品質を格段に改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は本発明の原理的構成図である。
【図3】図3は実施例の音声符号部のブロック図である
【図4】図4は実施例の非線形変換部の動作を説明する
図である。
【図5】図5は実施例の変換部のブロック図である。
【図6】図6は実施例の閾値制御部のブロック図である
【図7】図7は他の実施例の閾値制御部のブロック図で
ある。
【図8】図8は実施例の音声復号部のブロック図である
【図9】図9は従来の音声符号化方式の構成を示す図で
ある。
【図10】図10は従来の音声符号化方式の問題点を説
明する図である。
【符号の説明】
1  適応符号帳 2  ストカスティック符号帳 3,4  乗算器 5  加算器 6  フレーム遅延部 7  重み付け合成フィルタ 8  減算器 9  誤差電力評価部 10  符号化制御部 10´  復号化制御部 11  非線形変換部 14  加算器 15  合成フィルタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  適応符号帳(1)とストカスティック
    符号帳(2)とを用いて入力信号(AX)のフレーム毎
    のベクトル量子化を行うCELP型の音声符号化方式に
    おいて、適応符号帳(1)に帰還する最適駆動音源信号
    (b0 P0 +g0 C0 )のうちコードベクトル
    成分(g0 C0 )の帰還量を入力信号(AX)に対
    する適応符号帳(1)の追従の度合いに応じた閾値(t
    h)でセンタ・クリッピングする非線形変換部(11)
    を備えることを特徴とする音声符号化方式。
  2. 【請求項2】  閾値(th)は、最適駆動音源信号(
    b0 P0 +g0 C0 )の全エネルギーに占める
    ピッチベクトル成分(b0 P0 )又はコードベクト
    ル成分(g0 C0 )のエネルギーの割合に基づいて
    決定されることを特徴とする請求項1の音声符号化方式
  3. 【請求項3】  閾値(th)は、最適駆動音源信号に
    重み付け合成フィルタ(A)を施して得た再生信号(b
    0 AP0 +g0 AC0 )の全エネルギーに占め
    るピッチベクトル成分(b0 AP0 )又はコードベ
    クトル成分(g0 AC0 )のエネルギーの割合に基
    づいて決定されることを特徴とする請求項1の音声符号
    化方式。
  4. 【請求項4】  閾値(th)は、最適駆動音源信号(
    b0 P0 +g0 C0 )のうちのピッチゲイン(
    b0 )とコードゲイン(g0 )との比に基づいて決
    定されることを特徴とする請求項1の音声符号化方式。
  5. 【請求項5】  適応符号帳(1)とストカスティック
    符号帳(2)とを用いて出力信号Yのフレーム毎の復号
    ・再生を行うCELP型の音声復号化方式において、適
    応符号帳(1)に帰還する最適駆動音源信号(b0 P
    0 +g0 C0 )のうちコードベクトル成分(g0
     C0 )の帰還量を最適駆動音源信号(b0 P0 
    +g0 C0 )中のベクトル成分(b0 P0 ),
    (g0 C0 )又はゲイン成分(b0 ),(g0 
    )に基づいて決定される閾値(th)でセンタ・クリッ
    ピングする非線形変換部(11)を備えることを特徴と
    する音声復号化方式。
  6. 【請求項6】  閾値(th)は、最適駆動音源信号(
    b0 P0 +g0 C0 )の全エネルギーに占める
    ピッチベクトル成分(b0 P0 )又はコードベクト
    ル成分(g0 C0 )のエネルギーの割合に基づいて
    決定されることを特徴とする請求項5の音声復号化方式
  7. 【請求項7】  閾値(th)は、最適駆動音源信号(
    b0 P0 +g0 C0 )に合成フィルタ(A´)
    を施して得た出力信号(b0 A´P0 +g0 A´
    C0 )の全エネルギーに占めるピッチベクトル成分(
    b0 A´P0)又はコードベクトル成分(g0 A´
    C0 )のエネルギーの割合に基づいて決定されること
    を特徴とする請求項5の音声復号化方式。
  8. 【請求項8】  閾値(th)は、最適駆動音源信号(
    b0 P0 +g0 C0 )のうちのピッチゲイン(
    b0 )とコードゲイン(g0 )との比に基づいて決
    定されることを特徴とする請求項5の音声符号化方式。
JP3127793A 1991-05-30 1991-05-30 音声符号化及び復号化方式 Withdrawn JPH04352199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6842732B2 (en) 2000-10-20 2005-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Speech encoding and decoding method and electronic apparatus for synthesizing speech signals using excitation signals

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6842732B2 (en) 2000-10-20 2005-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Speech encoding and decoding method and electronic apparatus for synthesizing speech signals using excitation signals

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