JPH04348737A - 洗浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、浴槽や浴室の壁面を洗
浄するのに用いる洗浄機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、浴槽の掃除は、洗剤を付けたスポ
ンジ等で壁面を人手で擦り洗いするのが通常である。時
には手持ち型コードレスポリッシャーを使い、浴槽の底
面の深い所を洗うような用具も市販されているが、洗浄
水供給手段やブラシ回転用モータや電池を内蔵し、かな
りの重量があって、腕の疲れ等を起こしやすく使い勝手
面で今ひとつである。これに対して浴湯を常時循環させ
て浄化、殺菌等を行うようにシステム化して浴槽の掃除
を不要にするような方式のものもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記手持ち型コードレ
スポリッシャー等の器具を使い、浴槽の深い底面や内側
面を掃除するとき、どうしても人手では腕を延ばしたり
、腰を屈めたりしてなかなか重労働であり、主婦の一番
面倒なことの一つとして浴槽の掃除が挙げられている。 また、前記の浴槽循環方式のものについては設置コスト
も相当高く、しかもその循環用吸水口は浴槽内面の上下
方向の中間部にあり、浴槽の吃水線近くで浴槽内面に付
着する付着物や浴槽底面のぬめり等の吸引除去はなし難
いものである。そしてその方式は日本人の清潔感になじ
まないところがある。

【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは労力を要するこ
となく浴槽等の洗浄が容易且つ迅速に行うことができる
洗浄機を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明洗浄機は、水圧にて伸び且つ水圧がかからないと
きバネ４にて縮む伸縮自在な筒体２，３を洗浄機本体に
設け、洗浄機本体内に洗浄水を導入するため洗浄水の水
栓５に連結する導入口６を洗浄機本体に形成し、洗浄水
の水圧で回転すると共に洗浄水を吐出する回転ブラシ７
を上記伸縮自在な筒体３の先端に装着し、洗浄機本体内
へ洗浄水の給水を断続する弁手段を設けて成ることを特
徴とする。

【０００６】

【作用】洗浄水を断続的に洗浄機本体に供給することに
より筒体２，３が伸縮してブラシ７が筒体２，３の移動
方向に移動すると共に洗浄水の水圧にて回転ブラシ７が
回転し、回転ブラシ７に回転と往復動を与えると共に洗
浄水を吐出して洗浄できる。これにより労力を要せず容
易且つ迅速に洗浄することができる。

【０００７】

【実施例】図１に示すように洗浄機本体となる第１の筒
体１に第２の筒体２を伸縮自在に装着してあり、第２の
筒体２に第３の筒体３を伸縮自在に装着してある。筒体
１に洗浄水が供給されたとき筒体２，３が伸びるように
なっており、洗浄水が供給されないとき筒体２，３が縮
むように付勢するバネ４を筒体１と筒体２との間及び筒
体２と筒体３との間に介装してある。筒体１の上端には
Ｏリング１３を介して蓋８を装着してあり、蓋８には洗
浄水を筒体１内に導入する導入口６を設けてある。この
導入口６には給水ホース１０の一端を継ぎ手１１を介し
て接続してあり、給水ホース１１の他端に設けた接続ア
タッチメント１２を水栓５の蛇口５ａに着脱自在に連結
できるようになっている。給水ホース１０には断続的に
開閉する弁手段として電磁弁１４を装着してあり、電磁
弁１４を開閉して給水を断続的に行うことができるよう
になっている。蓋８の上には電池１５を搭載してあり、
この電池１５を電源として電磁弁１４及びタイマー（オ
ン・オフサイクルタイマー）１６が動作するようになっ
ている。

【０００８】筒体３の下部の先端にはＯリング１７を介
してケース１８，１９を装着してあり、筒体３の先端の
注水穴２０とケース１８，１９内とを連通させてある。 ケース１８，１９内には注水穴２０からの注水にて回転
する図４に示すような羽根車２１を回転自在に装着して
あり、ケース１８，１９の外にブラシ台２２を回転自在
に装着してあり、羽根車２１とブラシ台２２とが一体に
回転するようになっている。ブラシ台２２には回転ブラ
シ７を植設してあり、この回転ブラシ７の周囲に位置す
るようにケース１８，１９に固定ブラシ２３を植設して
ある。また羽根車２１、ケース１８，１９、ブラシ台２
２には夫々排水孔２５，２６，２７を穿孔してあり、注
水穴２０から供給された洗浄水を排水孔２５，２６，２
７を介して浴槽３０の内側面３０ａに吐出するようにな
っている。ケース１９の下面の中央にはノズル状の小孔
２８を複数個穿設してあり、浴槽３０の底面３０ｂに洗
浄水を吐出するようになっている。上記ケース１８，１
９は筒体３に対して着脱自在になっており、ブラシ台２
２もケース１８，１９に対して着脱自在になっている。

【０００９】浴槽３０の上面には図２に示すように浴槽
３０の全周に亙るように断面リップ付コ字形のガイドレ
ール３１を装着してあり、このガイドレール３１内には
ガイドローラ３２を転動自在に内装してある。ローラ軸
３３の一端には上記ガイドローラ３２を回転自在に装着
してあり、ローラ軸３３の他端にヒンジ軸３４を装着し
てある。筒体１の蓋８には軸受け３５を設けてあり、こ
の軸受け３５にヒンジ軸３４を回転自在且つ着脱自在に
装着してある。ローラ軸３３の外周には第１の歯車３６
と第２の歯車３７を回転自在に装着してあり、第１の歯
車３６と第２の歯車３６との間にクラッチ（ランニング
フェイスラック）３８を設けてある。第２の歯車３７は
ガイドレール３１の開口に設けたラック状の歯部３９に
て沿って転動するようになっている。ローラ軸３３には
クラッチ３８がかみ合う方向に付勢するバネ４０を装着
してある。

【００１０】筒体１と平行にガイド板４１を配置してあ
り、図３に示すようにガイド板４１に上下方向にラック
状に設けた歯部４２を上記第１の歯車３６に歯合させて
ある。ガイド板４１の下端には取り付け固定リング４３
を一体に装着してあり、取り付け固定リング４３を筒体
２の下端に取り付けてある。筒体２の伸縮による上下動
にてガイド板４１が上下し、ガイド板４１の上下にて歯
車３６が回転するようになっている。このときクラッチ
３８の介在にて筒体２が伸びてガイド板４１が下降する
とき歯車３６の回転が歯車３７に伝わり、歯車３７が転
動してガイドローラ３２と一緒にガイドレール３１の長
手方向に移動するようになっており、筒体２が縮んでガ
イド板４１が上動するときバネ４０に抗してクラッチ３
８が外れて回転が伝達されない。筒体１にはガイドピン
４５を装着してあり、ガイド板４１の長孔状のガイド孔
４６にガイドピン４５を挿通してガイド板４１の上下動
をガイドするようになっている。このガイドピン４５に
てガイド板４１がスムーズに上下動して歯車３６と円滑
にかみ合うようになっている。

【００１１】筒体１の側部には取り付け孔４７を設けて
あり、この取り付け孔４７に洗剤用インジェクター４８
を取り付けてある。そして浴槽３０の頑固な汚れに対し
てはこの洗剤用インジェクター４８に中性洗剤のような
洗剤の原液を入れ、蓋５０を閉めて使用するようになっ
ている。これにより筒体１内に供給される洗剤と洗浄水
とを混合して回転ブラシ７の部分や小孔２８から噴出し
て付着した垢の油分を除去したりするようになっている
。

【００１２】次に上記のように構成せる洗浄機の全体的
な動作を述べる。給水ホース１１を水栓５に接続して給
水状態にし、電磁弁１４を駆動すると、洗浄水が筒体１
内に断続的に供給される。このときタイマー制御にてよ
り自動的に給水の断続を繰り返す。筒体１に洗浄水が供
給されたとき筒体２，３が伸び、給水が停止されたとき
バネ４にて筒体２，３が縮み、断続的に洗浄水が供給さ
れることにより、筒体２，３が伸縮を繰り返して回転ブ
ラシ７や固定ブラシ２３が浴槽３０の内側面３０ａに沿
って上下動する。また筒体２，３が上下動することによ
りガイド板４１が上下し、歯車３６、歯車３７を介して
ガイドローラ３２がガイドレール３１に沿って転動して
移動する。さらに洗浄水が注水穴２０からケース１８，
１９内に供給されると羽根車２１が回転して羽根車２１
にてブラシ台２２を介して回転ブラシ７を回転駆動して
浴槽３０の内側面３０ａを擦る。さらにまた注水穴２０
から供給された洗浄水が排水孔２５，２６，２７を介し
て浴槽３０の内側面３０ａに吐出する。このようにして
回転ブラシ７が回転しながら回転ブラシ７と固定ブラシ
２３を上下動して浴槽３０の内側面３０ａ擦ると共に洗
浄水を内側面３０ａに噴射して洗浄でき、しかもガイド
レール３１に沿って間欠的に移動して内側面を全周に亙
って洗浄できる。従って浴槽３０の吃水線を中心とする
内側面３０ａを回転による擦りと上下動による擦りにて
全周に亙って行い汚れを落とすことができる。これによ
り浴槽３０の掃除の自動化ができる。また上記の動作に
併せてノズル状の小孔２８から洗浄水を噴射して浴槽３
０の底面３０ｂも洗浄もできる。さらに軸受け３５から
ヒンジ軸３６を外すことにより、図５に示すように筒体
１を手でもって手動で浴槽３０や浴室の壁面５１の掃除
をすることができる。このとき電磁弁１４に代えて手動
で断続の切り替えができる切り替えコック５２を用いる
ことが好ましい。

【００１３】

【発明の効果】本発明は叙述のように水圧にて伸び且つ
水圧がかからないときバネにて縮む伸縮自在な筒体を洗
浄機本体に設け、洗浄機本体内に洗浄水を導入するため
洗浄水の水栓に連結する導入口を洗浄機本体に形成し、
洗浄水の水圧で回転すると共に洗浄水を吐出する回転ブ
ラシを上記伸縮自在な筒体の先端に装着し、洗浄機本体
内へ洗浄水の給水を断続する弁手段を設けているので、
洗浄機本体に断続的に洗浄水を給水して筒体を伸縮させ
ると共に洗浄水で回転ブラシを回転させることができる
ものであって、回転ブラシの回転と回転ブラシの往復動
で擦ると共に洗浄水を吐出して洗浄ができるものである
。このように本発明は洗浄水の水圧を利用して作動させ
ることができるので、構造を簡単にでき、取り扱いを簡
便にでき、安全性を向上できるものであり、しかも水圧
を利用して駆動できるので従来のように電動機器を要せ
ず、軽量且つ小型にできるものであり、さらに水圧で駆
動するので、省エネルギー化が図れるものであり、さら
に回転ブラシの回転と回転ブラシの往復動にて擦って洗
浄するので垢等を確実に洗浄できるものであり、さらに
回転ブラシの擦りと洗浄水の吐出で洗浄するので洗浄能
力を向上できるもであり、さらに筒体が伸縮自在なこと
により収納するとき収納スペースが小さくてもよいよう
にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の半断面図である。

【図２】同上の全体を示す斜視図である。

【図３】図１のＡ方向矢視図である。

【図４】同上の羽根車や回転ブラシ部の斜視図である。

【図５】同上の他の使用状態の斜視図である。

【符号の説明】

１　　洗浄機本体となる筒体 ２　　筒体 ３　　筒体 ４　　バネ ５　　水栓 ６　　導入口 ７　　回転ブラシ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　水圧にて伸び且つ水圧がかからないと
   きバネにて縮む伸縮自在な筒体を洗浄機本体に設け、洗
   浄機本体内に洗浄水を導入するため洗浄水の水栓に連結
   する導入口を洗浄機本体に形成し、洗浄水の水圧で回転
   すると共に洗浄水を吐出する回転ブラシを上記伸縮自在
   な筒体の先端に装着し、洗浄機本体内へ洗浄水の給水を
   断続する弁手段を設けて成ることを特徴とする洗浄機。