JPH04346849A - 電気集塵機における極板の支持構造 - Google Patents

電気集塵機における極板の支持構造

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JPH04346849A
JPH04346849A JP11992991A JP11992991A JPH04346849A JP H04346849 A JPH04346849 A JP H04346849A JP 11992991 A JP11992991 A JP 11992991A JP 11992991 A JP11992991 A JP 11992991A JP H04346849 A JPH04346849 A JP H04346849A
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達海 榎田
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完治 茂木
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今本 久夫
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森本 克政
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高電圧が印加された極
板と、接地された極板とにより空気中の塵埃を除去する
電気集塵機において、上記極板を支持する支持構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一対の電極の一方に高電圧を印加
し、他方を接地した状態で、両電極の間に予めイオン化
させた空気を流通させることで、当該空気に含まれる塵
埃を接地側の電極に集めて除去する電気集塵機が、単独
で、あるいは空気清浄機や空気調和機等に組み込まれて
使用されている。
【0003】上記電気集塵機としては、電極の形態によ
って種々の構成のものがあるが、特に、集塵の効率アッ
プや清掃の容易さ等を考慮して、電極として金属製の板
体(極板)を用い、それを、高電圧側および接地側いず
れも複数枚用意して、4〜10mmの間隔で、高電圧側
の極板と接地側の極板とを交互に配列した電気集塵機が
、一般的に用いられている。
【0004】上記構成の電気集塵機においては、通常、
図15に示すように、交互に配列された高電圧側および
接地側の極板90,90…、91,91…に設けた穴9
0a,90a…、91a,91a…に、それぞれ、アル
ミニウム管等の金属製の管体からなる、高電圧側および
接地側の支持棒92,93を挿通したのち、上記支持棒
92,93を拡管させることで、高電圧側の極板90,
90…を、高電圧側の支持棒92で支持、固定するとと
もに、接地側の極板91,91…を、接地側の支持棒9
3で支持、固定する極板の支持構造が採用されている。
【0005】なお、図において符号90bは、高電圧側
の極板90が接地側の支持棒93と接触するのを防止す
るため、当該極板90に設けられた穴を示し、符号91
bは、同じく、接地側の極板91が高電圧側の支持棒9
2と接触するのを防止するため、当該極板91に設けら
れた穴を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記支持構
造では、前記のように、極板90,91…の固定のため
に、支持棒92,93の拡管作業が必要で、手間がかか
る上、支持棒92,93には位置決めのための対策が全
く講じられていないので、極板90,91…を等間隔に
配列するのが難しく、極板90,91…の間隔にばらつ
きが生じやすいという問題がある。
【0007】極板90,91…の間隔にばらつきが生じ
た場合には、高電圧側と接地側の極板90,91の間隔
が一定でなくなり、所定の集塵能力が得られなくなるお
それがある他、最悪の場合には、高電圧側と接地側の極
板90,91が短絡して、電源装置が破損したり、漏電
による事故が発生したりするおそれがある。そこで、導
電材料からなり、極板90,90の間隔に相当する長さ
を有する管状のスペーサ94,94…を、図16に示す
ように、極板90,90…と交互に、支持棒92に外挿
するとともに、同じスペーサ94,94…を、極板91
,91…と交互に、支持棒93に外挿した極板の支持構
造が提案された。
【0008】しかし、上記構成では、複数のスペーサ9
4,94…を必要とする分、部品点数が多くなるととも
に、組み立て工数が増加して、装置全体のコストアップ
に繋がるという問題がある。本発明は、以上の事情に鑑
みてなされたものであって、部品点数が少なく、かつ組
み立てが容易で、しかも、極板を正確に等間隔に配列す
ることができる、極板の支持構造を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の電気集塵機における極板の支持構造は、装
置下方に配置された支持板に等間隔に形成された複数の
スリットに、複数枚の接地極板の下端部に設けられた突
出部を挿入することで、当該接地極板の下端部側を等間
隔に配置し、かつ、装置上方に取り付けられた押さえ部
材によって上記挿入を固定しているとともに、上記押さ
え部材に設けられた、一端側の接地極板に外側から当接
する押圧バネによって、同じく押さえ部材に設けられた
、他端側の接地極板に外側から当接する係合片の方向に
、各接地極板の上端部を押圧することで、接地極板の上
端部を直角に折曲して形成された、上記スリットの間隔
と同じ幅を有する折曲部を、隣合う接地極板の背面に当
接させて、各接地極板の上端部側を等間隔に保持してい
ることを特徴とする。
【0010】また、高電圧極板は、接地極板の上下の支
持板および押さえ部材と接触しないよう、少なくともそ
の上下方向の寸法が、接地極板より小さく設定されてお
り、この高電圧極板は、当該高電圧極板と係合する複数
の溝を、接地極板間の中間位置に等間隔に形成した、少
なくとも2本の支持棒によって挟み込まれることで、接
地極板と交互に、等間隔に支持される。
【0011】
【作用】上記構成からなる、本発明の極板の支持構造に
おいては、接地極板の下端部に設けた突出部を、装置下
方に設けた支持板のスリットに挿入した後、装置上方に
押さえ部材を取り付けるだけで、複数枚の接地極板を等
間隔に配列して支持、固定することができる。
【0012】また、高電圧極板は、当該高電圧極板に係
合する複数の溝を等間隔に形成した少なくとも2本の支
持棒によって挟み込むだけで、上記接地極板と交互に、
等間隔に支持することができる。
【0013】
【実施例】以下に、本発明の電気集塵機における極板の
支持構造を、当該支持構造が適用された、電気集塵機の
一例を示す図面を参照しつつ説明する。図1〜図3に示
すように、上記電気集塵機は、箱状で、その前面および
背面に空気取入口10と空気取出口11とが形成された
本体1と、この本体1の、上記空気取入口10、空気取
出口11が形成された前面および背面と直交する2側板
12,13間に架けわたされた3本の支持棒21,21
…と、これら支持棒21,21…によって支持されるこ
とで、本体1内において、側板12,13と平行に、等
間隔に配列された複数枚の高電圧極板31,31…と、
本体1の底部に配置された支持板7と、本体1の天板の
直下において、2側板12,13間に架けわたされた2
本の押さえ部材8,8と、上記支持板7および押さえ部
材8,8によって支持されて、前記高電圧極板31,3
1…と交互に、等間隔に配置された複数枚の接地極板3
2,32…と、上記空気取入口10と極板31,32…
との間に、支持棒21,21…と平行に張設された複数
本のイオン化電極線40,40…と、空気取出口11に
取り付けられたフィルタ5とを備えている。
【0014】本体1は、全体が鉄板等の金属板からなる
もので、空気取入口10の前面には、この本体1と同じ
く、全体が鉄板等の金属板からなる枠体14が取り付け
られている。枠体14には、当該枠体14を本体1に取
り付けた際に、イオン化電極線40,40…と平行に配
置されて、このイオン化電極線40,40…とともに空
気をイオン化するのに用いられる、複数の対向電極板1
4a,14a…が設けられている。
【0015】高電圧極板31,31…を支持する3本の
支持棒21は、図10に示すように、一本の金属製の丸
材からなり、両端には、側板12,13への固定のため
のねじ部21aが形成されている。また、この支持棒2
1の中央部には、高電圧極板31の厚みと同じかまたは
高電圧極板31の厚みより僅かに広い幅を有する、複数
のスリット状の溝21bが、当該高電圧極板31,31
…および接地極板32,32…の配列間隔に合わせて、
接地極板32,32間の中間に相当する位置に、等間隔
に形成されている。溝21bの幅が、高電圧極板31の
厚みと同じかまたは高電圧極板31の厚みより僅かに広
い幅に限定されるのは、高電圧極板31の、当該溝21
bへの係合をスムーズにし、かつ、係合された高電圧極
板31ががたつくのを防止するためである。
【0016】また、上記支持棒21には、ねじ部21a
に近い位置に、後述するイオン化電極線40,40…張
設のための支持板41,41が係合される、一対のスリ
ット状の溝21c,21cが形成されている。支持棒2
1は、図2、図10および図11に示すように、その両
端を、側板12,13に取り付けられた碍子61,62
の通孔61a,62aに挿通することで、両側板12,
13間に架けわたされ、本体1の外側に突出したねじ部
21a,21aにナットn,nを螺着することで、当該
本体1と電気的に絶縁された状態で固定されるようにな
っている。なお、上記3本の支持棒21のうち、上側の
支持棒21の、側板12側の端部には、図示しない高電
圧電源との接続用の端子板tが、上記ナットnと碍子6
2との間に介装されて、ナットnの締めつけにより、支
持棒21と電気的に接続され、かつ機械的に固定される
【0017】高電圧極板31は、図12に示すように、
全体がステンレス板等の金属板からなる矩形状の板体で
、上下の2辺に、それぞれ、支持棒21の外径と同じか
またはそれより広い幅を有する3つの切込み31aが形
成されている。切込み31aの入口には、支持棒21の
溝21bと係合し易いようにするために、アールが付け
られている。
【0018】上記高電圧極板31は、図13に示すよう
に、切込み31aを、支持棒21の複数箇所に形成され
た溝21b,21b…に係合することにより、支持棒2
1上に等間隔に配列されるとともに、図1に示すように
、3本の支棒棒21,21…によって上下から挟み込ま
れて、本体1内に固定される。上記高電圧極板31は、
図1に示すように、接地極板32を上下から支持する支
持板7および押さえ部材8と接触しないよう、その上下
方向の寸法が、接地極板32より小さく設定されている
【0019】接地極板32は、図4および図5(a)(
b)に示すように、上記高電圧極板31よりも上下方向
に大きい板体からなり、下端部に、後述する支持板7の
スリット71,71…に挿入される3つの突出部32a
,32a…を備えているとともに、上端部を直角に折曲
して形成された一対の折曲部32b,32bを備えてい
る。折曲部32b,32bは、後述する押さえ部材8の
押圧バネ82と係合片81cとによって、各接地極板3
2,32…の上端部を互いに接近する方向に挟み付けた
際に、隣合う接地極板32の背面に当接して、接地極板
32,32…の上端部側を等間隔に保持するためのもの
で、前記スリット71,71…の間隔と同じ幅に形成さ
れている。また、この折曲部32b,32bの先端には
、当該折曲部32b,32bを隣合う接地極板32の背
面に当接させた際に、この背面の肩部に形成された切り
欠き32c,32cに係合して、各接地極板32,32
…が左右に振れるのを防止する突起32d,32dが形
成されている。さらに、上記接地極板32には、高電圧
極板31,31…の支持棒21,21…との接触を避け
、適度の空間距離をとるための3つの切り欠き32e,
32e…も形成されている。
【0020】支持板7は、図6に示すように、全体が、
金属板等の1枚の板体を切り抜き、折曲してなるもので
、上記接地極板32の3つの突出部32a,32a…に
対応する3つ1組のスリット71,71…が、接地極板
32の枚数分だけ、接地極板32,32間の間隔に合わ
せて等間隔に形成された本体部7aと、この本体部7a
の四隅から突設された4つの保持部7b,7b…とで構
成されている。そして、上記保持部7b,7b…の先端
を、本体1の底部の四隅に突き合わせた状態で、当該本
体1の底部に固定されるようになっている。なお、図に
おいて符号72,72…は、接地極板32に付着したオ
イルミストを、図示しないオイルパンに滴下させるため
の通孔を示している。
【0021】押さえ部材8は、図7(a)(b)並びに
図8(a)(b)に示すように、矩形断面を有するチャ
ンネル材からなる本体部81と、この本体部81の底板
81aの、一方の端部の近傍に取り付けられた押圧バネ
82とを備えている。この押圧バネ82は、上記底部8
1aに形成された通孔81bから下方へ、先端部を突出
させた状態で、上記位置に取り付けられている〔図9(
b) 参照〕。 また、本体部81の底板81aの、他方の端部の近傍に
は、上記押圧バネ82とともに、各接地極板32,32
…の上端部を挟み付けるための係合片81cが、底板8
1aを下方へ切り起こすことで形成されている〔図9(
a) 参照〕。さらに、上記底板81aの、押圧バネ8
2および係合片81cが配置された間の部分には、接地
極板32の上下の押さえのためのバネ板83,83が取
り付けられている。また、上記本体部81の両端部は、
押さえ部際8を本体1の天板の下面に固定すべく、本体
1の側板12,13に設けたスリット(図示せず)に挿
入される突出部81d,81dが形成されている。
【0022】上記支持板7および押さえ部材8,8によ
る接地極板32の固定は、以下の手順で行われる。まず
、本体1の底部に固定された支持板7のスリット71,
71…に、接地極板32の下端部の突出部32a,32
a…を順次挿入する。そうすると、図1〜図3に示すよ
うに、各接地極板32,32…の下端部側が、スリット
71,71…の間隔に合わせて、等間隔に保持される。
【0023】次に、押さえ部材8,8を、前記のように
、突出部81d,81dの側板12,13への係合によ
って、本体1の天板の下面に固定すると、各接地極板3
2,32…の支持板7への挿入が固定される。また、各
接地極板32,32…のうち、一端側(図2では左端)
の接地極板32に、外側から押圧バネ82が当接すると
ともに、他端側(図2では右端)の接地極板32に、外
側から係合片81cが当接する。そして、押圧バネ82
の押圧力によって、各接地極板32,32…の上端部側
が、互いに接近する方向に押圧される。そして、折曲部
32b,32bが、隣合う接地極板32の背面に当接し
て、各接地極板32,32…の上端部側が、等間隔に保
持される。
【0024】イオン化電極線40,40…は、図2に示
すように、両端が、前述した支持板41,41に、コイ
ルばねを含む張力部材42,42…を介して接続されて
いる。支持板41は、図14に示すように、全体がステ
ンレス板等の金属板からなる略矩形状の板体で、上下の
2辺に、それぞれ、支持棒21の外径と同じかまたはそ
れより広い幅を有する3つの切込み41aが形成されて
いる。切込み41aの入口には、先の高電圧極板31の
場合と同様に、支持棒21の溝21cと係合し易いよう
にするために、アールが付けられている。また、上記支
持板41の前面側の辺には、張力部材42,42…接続
のための複数の突起41b,41b…が形成されている
。さらに、上記支持板41は、上述したように、イオン
化電極線40,40…を張設するものであるため、その
張力によって撓むことを防止すべく、4辺を直角に折り
返すことで、補強のためのリブ41c,41c…が形成
されている。
【0025】上記支持板41は、高電圧極板31と同様
に、切込み41a,41a…を、高電圧側の支持棒21
に設けられたスリット状の溝21c,21c…に係合さ
せるとともに、3本の支棒棒21,21…によって上下
から挟み込むことで、所定の位置に固定される。イオン
化電極線40,40…は、上記のように、支持板41,
41を所定の位置に固定すると、張力部材42,42…
によって張力がかけられた状態で、図にみるように、支
持棒21,22…と平行に張設される。
【0026】フィルタ5は、本体1の背面に設けられた
取り付け枠15,15によって、当該背面に着脱自在に
取り付けられている。上記各部からなる電気集塵機は、
例えば、以下の手順により組み立てることができる。ま
ず、本体1の底部に支持板7を固定し、次いで、3本の
支持棒21,21…のうち下側の2本を、碍子61,6
1…を介して、本体1に取り付ける。
【0027】つぎに、接地極板32の突出部32aの、
支持板7のスリット71への挿入と、高電圧極板31の
下側の切込み31a,31aの、支持棒21,21の溝
21b,21bへの係合とを、本体1の端から交互に繰
り返す。また、上記支持棒21,21の、溝21c,2
1c…の部分には、支持板41,41の、下側の切込み
41a,41a…を係合させる。
【0028】つぎに、本体1の上方に押さえ部材8,8
を固定すると、各接地極板32,32…が、所定間隔を
おいて等間隔に配列された状態で固定される。また、高
電圧極板31,31…の上側の切込み31a,31a…
に、上側の支持棒21の溝21b,21b…を係合させ
つつ、当該上側の支持棒21を、碍子62,62を介し
て本体1に取り付けると、高電圧極板31,31…が、
3本の支棒棒21,21…によって上下から挟み込まれ
て、上記接地極板32,32…と交互に、等間隔に固定
される。さらに、上記上側の支持棒21の取り付け時に
は、同時に、一対の支持板41,41の上側の切込み4
1a,41aに、支持棒21の溝21c,21cを係合
させることで、支持板41,41が、3本の支棒棒21
,21…によって上下から挟み込まれて、本体1の両端
部近傍に固定される。
【0029】このあと、本体1の上面に天板を固定し、
空気取入口10の前面に枠体14を取り付け、空気取出
口11にフィルタ5を取り付ければ、電気集塵機が完成
する。上記各部からなる電気集塵機においては、本体1
を図示しないアース端子と接続して接地状態にするとと
もに、同じく図示しない高電圧電源から、端子板tを介
して、支持棒21に高電圧を供給すると、この支持棒2
1に支持された高電圧極板31,31…と、同じく支持
棒21に支持された支持板41に張設されたイオン化電
極線40,40…とに高電圧が印加される。そして、イ
オン化電極線40,40…と、対向電極板14a,14
a…との間にコロナ放電が発生する。
【0030】この状態で、図示しない送風機等により、
空気取入口10から空気取出口11へ空気を流通させる
と、空気中に含まれる塵埃が、まず、イオン化電極線4
0,40…と、対向電極板14a,14a…との間を通
る際に帯電状態となる。つぎに、帯電状態になった塵埃
は、極板31,32…間を通る際に、接地極板32,3
2…に捕集されて空気から除去される。
【0031】そして、塵埃が除去された空気は、フィル
タ5を通って、接地極板32,32…に捕集されなかっ
た塵埃や、接地極板32,32…から再度飛散した塵埃
等が除去されたのち、機外へ排出される。以上で説明し
たように、図の電気集塵機においては、接地極板32の
下端部に設けた突出部32a,32a…を、本体1の底
部に配置した支持板7のスリット71,71…に挿入し
た後、本体1の天板の下面に押さえ部材8,8を取り付
けるだけて、複数枚の接地極板32,32…を等間隔に
配列して支持、固定することができる。しかも、支持板
7のスリット71,71…に接地極板32の突出部32
a,32a…を挿入して、所定枚数の接地極板32,3
2…をセットした後、押さえ部材8,8を本体1に固定
するだけで、各接地極板32,32…を正確に等間隔に
配置することができるので、組み立ても容易である。
【0032】なお、本発明の極板の支持構造は、上記図
のものには限定されない。たとえば、図においては、接
地極板に、本発明の支持構造が採用されていたが、本発
明の極板の支持構造は、高電圧極板に採用することもで
きる。その他、本発明の要旨を変更しない範囲で、種々
の設計変更を施すことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明の電気集塵機における極板の支持
構造は、以上のように構成されているため、極板の下端
部に設けた突出部を、装置下方に設けた支持板のスリッ
トに挿入した後、装置上方に押さえ部材を取り付けるだ
けで、複数枚の極板を等間隔に配列して支持、固定する
ことができる。また、高電圧極板は、当該高電圧極板に
係合する複数の溝を等間隔に形成した少なくとも2本の
支持棒によって挟み込むだけで、上記接地極板と交互に
、等間隔に支持することができる。したがって、上記支
持構造によれば、少ない部品点数で、かつ組み立てが容
易で、しかも、極板を正確に等間隔に配列することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の極板の支持構造を採用した電気集塵機
の一例の、内部構成を示す横断面図である。
【図2】上記電気集塵機の内部構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】上記電気集塵機の部分切裁断面図である。
【図4】上記電気集塵機に使用される接地極板の正面図
である。
【図5】同図(a) は、上記接地極板の平面図、同図
(b) は側面図である。
【図6】接地極板支持のための支持板の平面図である。
【図7】同図(a) は、接地極板支持のための押さえ
部材の分解斜視図、同図(b) は、上記押さえ部材を
組み立てた状態を示す斜視図である。
【図8】同図(a) は、上記押さえ部材の本体部の平
面図、同図(b)は、上記押さえ部材の正面図である。
【図9】同図(a) は、上記本体部の、係合片の部分
を示す拡大正面図、同図(b) は、押圧バネの本体部
への取り付け状態を示す拡大断面図である。
【図10】上記電気集塵機に使用される支持棒の正面図
である。
【図11】上記支持棒の、電気集塵機への取り付け状態
を示す断面図である。
【図12】上記支持棒によって支持される、高電圧極板
の正面図である。
【図13】支持棒と極板の係合部を拡大した斜視図であ
る。
【図14】上記支持棒によって支持される、イオン化電
極線張設のための支持板の正面図である。
【図15】従来の支持構造の一例を示す断面図である。
【図16】従来の支持構造の別の例を示す断面図である
【符号の説明】
21    支持棒 21b  溝 31    高電圧極板 32    接地極板 32a  突出部 32b  折曲部 7      支持板 71    スリット 8      押さえ部材 81c  係合片 82    押圧バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧極板(31)および接地極板(32
    )を複数枚、交互に配列した電気集塵機における極板の
    支持構造であって、装置下方に配置された支持板(7)
     に等間隔に形成された複数のスリット(71)に、複
    数枚の接地極板(32)の下端部に設けられた突出部(
    32a) を挿入することで、当該接地極板(32)の
    下端部側を等間隔に配置し、かつ、装置上方に取り付け
    られた押さえ部材(8) によって上記挿入を固定して
    いるとともに、上記押さえ部材(8) に設けられた、
    一端側の接地極板(32)に外側から当接する押圧バネ
    (82)によって、同じく押さえ部材(8) に設けら
    れた、他端側の接地極板(32)に外側から当接する係
    合片(81c) の方向に、各接地極板(32)の上端
    部を押圧することで、接地極板(32)の上端部を直角
    に折曲して形成された、上記スリット(71)の間隔と
    同じ幅を有する折曲部(32b) を、隣合う接地極板
    (32)の背面に当接させて、各接地極板(32)の上
    端部側を等間隔に保持していることを特徴とする電気集
    塵機における極板の支持構造。
  2. 【請求項2】高電圧極板(31)は、接地極板(32)
    の上下の支持板(7) および押さえ部材(8) と接
    触しないよう、少なくともその上下方向の寸法が、接地
    極板(32)より小さく設定されており、この高電圧極
    板(31)は、当該高電圧極板(31)と係合する複数
    の溝(21b) を、接地極板(32)間の中間位置に
    等間隔に形成した、少なくとも2本の支持棒(21)に
    よって挟み込まれることで、接地極板(32)と交互に
    、等間隔に支持されている請求項1記載の電気集塵機に
    おける極板の支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108325753A (zh) * 2018-04-08 2018-07-27 广东美的制冷设备有限公司 静电除尘模块和空调室内机
KR20190028611A (ko) * 2017-09-08 2019-03-19 한국기계연구원 소형 공기정화기용 전기집진유닛과 이를 이용한 소형 공기정화기

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