JPH04345300A - 超音波探触子及び該探触子に使用する圧電振動子の製造方法 - Google Patents

超音波探触子及び該探触子に使用する圧電振動子の製造方法

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Publication number
JPH04345300A
JPH04345300A JP3117505A JP11750591A JPH04345300A JP H04345300 A JPH04345300 A JP H04345300A JP 3117505 A JP3117505 A JP 3117505A JP 11750591 A JP11750591 A JP 11750591A JP H04345300 A JPH04345300 A JP H04345300A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
ultrasonic probe
main surface
notches
electrode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3117505A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Hara
靖 原
Kazuhiro Watanabe
一宏 渡辺
Hiroshi Ishikawa
寛 石川
Kiyoto Matsui
清人 松井
Kenji Kawabe
川辺 憲二
Takashiro Shimura
志村 ▲たか▼城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波探触子及び該探触
子に使用する圧電振動子2の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、サイドローブレベルを減少さ
せ、超音波ビームの改善を行うためには、圧電体である
超音波探触子を構成する圧電振動子の分極を、その圧電
振動子の配列方向と直交する方向、すなわち、超音波探
触子の厚み方向に、中央部から端部に行くにしたがって
小さくするようにし、放射音圧に対して重み付けするこ
とが有効であることが確認されている。
【0003】そして、このような手法を利用する公知例
の一つとして、分極強度を例えば二乗余弦、ハミング関
数、ガウス分布等の連続関数に従って変化させるように
したものがあり、他の公知例として、図7(b)に示す
ように、分極強度を階段状関数に従って変化させるよう
にしたものがある(同図において、横軸は厚み方向寸法
、縦軸は電気機械結合係数を示す。)。
【0004】図7(a)は上述した分極強度を階段状関
数に従って変化させる方法を示すもので、圧電振動子板
1には、配列方向Aと平行にストライプ状の電極8が取
り付けられ、各電極8に中央で高く端部に行くほど低く
なる電圧V1、V2、V3を印加することにより、図7
(a)において矢印の長さで示すような分極状態が得ら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例において、分極強度を連続関数に従って変化させた圧
電振動子2を得るには、一般に複雑な工程を要する上に
、所望の分布状態を得るために管理因子が多くなるとい
う欠点を有するために、製造の比較的簡単な後者の手法
が優れているが、階段状関数に従って、分極重み付けを
上述した方法で行う場合、分極時に設けるストライプ状
電極8の間の部分、すなわち、電極8のない部分、ある
いは隣接する2つの電極8で、印加電圧Vが低い方の一
部において、不要の振動モードが発生し、振幅重み付け
による超音波ビームの改善の効果を減少させているとい
う問題を有していた。
【0006】図8は上述した方法で分極した後、ストラ
イプ電極8を取り去り、再び主面3、4全体に渡って電
極8を取り付けた圧電振動子板1を配列方向と直交する
方向に分割し、電極8を付けて分極した部分(図8(b
))と、分極時に電極8を付けなかった部分(図8(a
))の共振周波数、反共振周波数を測定した結果を示す
ものである。
【0007】この図8において、電極8のある部分では
3〜5MHzに共振、反共振点があるが、電極8のない
部分は、3〜5MHz付近の他に新たに6〜9MHz付
近で共振、反共振点が存在している。これは隣接する2
つの電極8で、印加電圧Vが低い方の一部についても同
様な結果が得られ、その原因は、電極8のない圧電素子
の部分が、隣接する電極8から影響を受けて、主面3、
4に垂直でなく、斜め方向に分極されているためと考え
られる。
【0008】そして、このために、圧電素子を駆動した
場合、電極8のない部分、および隣接する2つの電極8
の内、印加電圧Vが低い方の一部が主面3、4に対して
垂直でなく、斜め方向に不要な振動をするため、これが
振幅重み付けによる超音波ビームの改善の効果を減少さ
せている。
【0009】本発明は、以上の欠点を解消すべくなされ
たものであって、振幅重み付けによる超音波ビームの改
善効果の高い超音波探触子、およびこの超音波探触子に
使用する圧電振動子の製造方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、配列方向と直交する方向の電気機械結合係数が中央
で高く端部に行くに従って低く階段状に変化する圧電振
動子板1を配列方向に複数に分割した圧電振動子2を有
してなり、前記圧電振動子2の電気機械結合係数の変化
部には、主面3、4から他方の主面4、3に向かって複
数の切り込み5、5・・を形成してなる超音波探触子を
提供することにより達成される。
【0011】
【作用】上記構成に基づき、圧電振動子2は配列方向と
直交する方向の電気機械結合係数は階段状に変化させら
れることから重み付けがなされ、サイドローブレベルの
低下が図られる。また、上記電気機械結合係数の変化部
位に切り込み5が形成されているために、斜め方向の不
要な振動が減じられ、超音波ビームの改善効果が高めら
れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施例を示すもので、図中
Aは圧電振動子2の配列方向、Bは厚み方向を各々示し
ており、先ず、圧電振動子板1の両主面3、4の全面に
渡って一様に電極8を形成する。
【0014】その後、ダイシング・ソーを用いて一方の
主面3、4に切り込み5を入れる。この切り込み5は配
列方向に沿って形成され、深さは、圧電振動子板1が割
れないように、振動子板の厚さの1/2程度とするのが
望ましい。
【0015】この結果、切り込み5を入れた主面3、4
の電極8は厚み方向に分割された状態となり、この後、
各分割された電極8に電圧V1、V2、V3を印加し、
対向する電極8をアースEに落して分極を行う。分極の
為の印加電圧Vは、中央部を最高として、端部に行くに
従い階段状に低くなるように設定され、かかる分極操作
により、圧電振動子板1は、図1において矢印で示すよ
うに、中央が最高値で、両端部に行く程段階的に低くな
るように分極されることとなる。なお、この分極操作は
、絶縁オイル中で行われ、切り込み5部分は絶縁オイル
で満たされている。
【0016】図2は、圧電振動子板1に対する切り込み
5方法の他の実施例を示すものである。この実施例にお
いて、切り込み5は配列方向Aと平行な方向に、圧電振
動子板1の両方の主面3、4から対向する他の主面4、
3に向かって形成されている。このように切り込み5を
両主面3、4から中央部に向かって形成することにより
、分極時の熱による圧電振動子板1の反りが完全に防止
される。
【0017】図3は、さらに他の実施例を示すもので、
複数の切り込み5によって分割された表面の電極8、及
び圧電振動子板1の一部の、配列方向と直交する方向の
幅aを均等に構成した場合を示している。これは、圧電
素子のw/t比(幅w、厚さt)が変わると、共振周波
数、反共振周波数が変わることに対処したものある。
【0018】図4は、以上のようにして形成された圧電
振動子板1に駆動用の電極11を形成し、圧電振動子2
として使用する場合の実施例を示すものである。
【0019】この実施例において、圧電振動子板1には
、一方の主面4からのみ切り込み5が入れられており、
(a)、(b)は分極用の電極8上に駆動用の電極11
を積層して形成する場合が、(c)は一方の主面4に形
成された分極用の電極8を周知の手法により取り除き、
再び主面4全体に渡って電極11を取り付ける場合が示
されている。
【0020】また、この場合、駆動用の電極11は、(
a)に示すように、主面4全面に渡って形成することも
でき、さらに、(b)に示すように、各切り込み5を跨
ぐように形成しても良い。
【0021】なお、電極8の取り付けは、加熱による脱
分極を避けるために、常温で行うことが望ましく、導電
ペースト、メッキ、蒸着等を使用することができる。
【0022】また、電極8をつなぐ場合、圧電振動子板
1の割れを防止するために、切り込み5にエポキシ系の
樹脂7、あるいはシリコン樹脂等を充填しておくことが
望ましい。
【0023】さらに、切り込み5を入れた主面4側を放
射面側とする場合には、切り込み5部分に高減衰体を充
填すると、切り込み5の底の部分から放射される約2倍
の周波数の超音波を減衰させることができ、このような
高減衰体としては、放射面と反対側に放射される超音波
を減衰させるバッキング材を使用することが有効である
【0024】図5は以上のように構成される圧電振動子
2を用いて探触子を形成する場合の実施例を示すもので
、上述したように、配列方向Aと直交する方向Bに階段
状の分極の重み付けがされた圧電振動子板1は配列方向
Aに分割され、アース側主面4と対向する主面3の各々
の電極8から信号線9が引き出される。各信号線9間に
切り替えスイッチ10が配置されており、該切り替えス
イッチ10を操作することにより、厚み方向の3種類の
開口H1、H2、H3が制御される。
【0025】図6は他の実施例を示すもので、アース側
主面4と対向する主面3の中で一部の電極8間の切り込
み5は導電体でつながれ、共通の電極6が形成される。 各電極6、8から取り出される信号線9間には切り替え
スイッチ10を配置し、該切り替えスイッチ10のいず
れかを選択して切り替えることにより、開口制御がなさ
れる。
【0026】かかる構成は、切り替えスイッチ10を少
なくすることができ、制御が容易なため、切り込み本数
が多くなった時に有効である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による超音波探触子によれば、機械電気結合係数が変化
する境界部での斜め方向の振動モードを防止することが
でき、ビームの改善効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第三の実施例を示す図である。
【図4】圧電振動子板を示す図である。
【図5】開口制御の方法を示す図である。
【図6】図5の変形例を示す図である。
【図7】従来例を示す図である。
【図8】従来例の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1    圧電振動子板 2    圧電振動子 3、4    主面 5    切り込み 6    共通電極 7    樹脂材料 8    電極 9    信号線 10    スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列方向と直交する方向の電気機械結合係
    数が中央で高く端部に行くに従って低く階段状に変化す
    る圧電振動子板(1)を配列方向に複数に分割した圧電
    振動子(2)を有してなり、前記圧電振動子(2)の電
    気機械結合係数の変化部には、主面(3)から他方の主
    面(4)に向かって複数の切り込み(5、5・・)を形
    成してなる超音波探触子。
  2. 【請求項2】前記切り込み(5)は、両方の主面(3、
    4)から他方の主面(4、3)に向かって対向して形成
    されたことを特徴とする請求項1記載の超音波探触子。
  3. 【請求項3】前記電気機械結合係数の変化を、圧電振動
    子(2)に対する分極強度を変えて実現する請求項1ま
    たは2記載の超音波探触子。
  4. 【請求項4】前記切り込み(5)は、圧電振動子(2)
    の一部において等ピッチで形成してなる請求項1、2、
    または3記載の超音波探触子。
  5. 【請求項5】前記切り込み(5)により分割された電極
    (8)を導電体で接続して共通電極(6)を形成した請
    求項1、2、3、または4記載の超音波探触子。
  6. 【請求項6】前記切り込み(5)には、樹脂材料(7)
    を充填したことを特徴とする請求項1、2、3、4、ま
    たは5記載の超音波探触子。
  7. 【請求項7】切り込み(5)により分割されたアース側
    主面(3)の電極(8)を導電体で接続して共通電極(
    6)を形成するとともに、アース側主面(3)対向する
    他の主面(4)の各々の電極(8、8・・)から信号線
    (9)を取り出し、該信号線(9)間の接続を断接する
    切り替えスイッチ(10)により開口制御を行う請求項
    2、3、4、または6記載の超音波探触子。
  8. 【請求項8】請求項7記載の超音波探触子において、ア
    ース側主面(3)に対向する他の主面(4)の電極(8
    )の内一部を導電体で接続して共通電極(6)を形成し
    た超音波探触子。
  9. 【請求項9】両主面(3、4)に電極(8)を形成した
    圧電振動子板(1)を配列方向と平行な方向に一方の主
    面(3)から他方の主面(4)に向かって切り込み(5
    )を形成し、次いで、前記切り込み(5)によりストラ
    イプ状に分割された各電極(8)と他の主面(3)との
    間に、中央で高く端部に行くに従って低い電圧(V)を
    印加して分極し、この後、前記圧電振動子板(1)を配
    列方向と直交する方向に分割する超音波探触の圧電振動
    子の製造方法。
JP3117505A 1991-05-22 1991-05-22 超音波探触子及び該探触子に使用する圧電振動子の製造方法 Withdrawn JPH04345300A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032374A1 (ja) * 2003-10-02 2005-04-14 Hitachi Medical Corporation 超音波探触子、超音波撮像装置および超音波撮像方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005032374A1 (ja) * 2003-10-02 2005-04-14 Hitachi Medical Corporation 超音波探触子、超音波撮像装置および超音波撮像方法

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Effective date: 19980806