JPH04338914A - 光スイッチおよび光学式センサ - Google Patents

光スイッチおよび光学式センサ

Info

Publication number
JPH04338914A
JPH04338914A JP18669391A JP18669391A JPH04338914A JP H04338914 A JPH04338914 A JP H04338914A JP 18669391 A JP18669391 A JP 18669391A JP 18669391 A JP18669391 A JP 18669391A JP H04338914 A JPH04338914 A JP H04338914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical
optical fiber
optical switch
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18669391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2855893B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Tobiyama
飛山 良弘
Hideyuki Tanaka
秀幸 田中
Yujiro Yagi
八木 裕治郎
Yasukazu Sano
安一 佐野
Mitsuo Nishio
三男 西尾
Kazuo Itoga
糸賀 一穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP18669391A priority Critical patent/JP2855893B2/ja
Publication of JPH04338914A publication Critical patent/JPH04338914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2855893B2 publication Critical patent/JP2855893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投光用光ファイバと受
光用光ファイバとの間の光伝達路をアクチュエータ操作
により機械式に開閉して光信号をオン, オフ制御する
光スイッチ、および光スイッチと光電変換器を組合わせ
た光学式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、頭記の光スイッチとして、二つの
コーナー反射面と中央の空隙部を有する凹字形の導光プ
リズムと、先端部に偏向反射面を形成した遮光シャッタ
と、該遮光シャッタを導光プリズムの空隙部に  出入
操作するアクチュエータとをスイッチ本体に組み込み、
アクチュエータの動作に対応して導光プリズムの入光部
,二つの出光部にそれぞれ接続した投光用光ファイバと
第1および第2の受光用光ファイバとの相互間で光信号
の伝達を切換え制御するするようにした光スイッチが、
特願平1−314654として本発明と同じ出願人より
既に提案されている。
【0003】ここで、前記提案になる光スイッチの構成
,動作を図4にて説明する。図において、1は導光プリ
ズム、2はアクチュエータ、3はアクチュエータ2の復
帰ばね、4は遮光シャッタ、5は投光用光ファイバ、6
は第1の受光用光ファイバ、7は第2の受光用光ファイ
バであり、これら部品を図示されてないスイッチケース
内に組み込んで光スイッチが構成されている。ここで、
導光プリズム1は全体の形状がほぼ凹字形をなし、その
左右両コーナーには球面ないし楕円面状の反射面1a,
1bが、また左右のコーナー反射面の中間には遮光シャ
ッタ4が上方から出入する空隙部1cが形成されおり、
かつプリズムの基部側には前記のコーナー反射面1a,
1b,空隙部1cとそれぞれ対応した位置に入光部,第
1,第2の出光部を形成してここに投光用光光ファイバ
5,第1の受光用光ファイバ6,第2の受光用光ファイ
バ7が接続されている。また、遮光シャッタ4はその先
端部を斜め45゜にカットして、ここに平面鏡としてな
る偏向反射面8が形成されている。
【0004】かかる構成の光スイッチは次記のように動
作する。まず、図4(a)は遮光シャッタ4が導光プリ
ズム1の空隙部1cから上方へ後退している状態を示し
ており、投光用光ファイバ5から出射した光信号の光線
束9は導光プリズム1に入光し、左側のコーナー反射面
1aで反射した後に空隙部1cを通過し、さらに右側の
コーナー反射面1bで再び反射して第1の受光用光ファ
イバ6に入射するような経路を辿って伝達される。一方
、アクチュエータ2の押し込み操作により、遮光シャッ
タ4が図4(b)〜(d)で表すように導光プリズム1
の空隙部1cに進入すると、図4(a)の状態で空隙部
1cを通過していた光線束9がシャッタ4により遮光さ
れるので、第1の受光用光ファイバ6への光信号の伝達
が絶たれるとともに、光線束9は遮光シャッタ4の偏向
反射面8に反射して略直角方向に向きを変え、その下方
に接続した第2の受光用光ファイバ7に入射するように
なる。これにより光信号の伝達経路が切換わり、第1の
受光用光ファイバ6の信号回路がオフ、第2の受光用光
ファイバ7の信号回路がオンとなる。
【0005】一方、光スイッチの応用機器として、前記
した光スイッチに光ファイバを介して接続した光電変換
器を組合わせ、光スイッチに組み込んだアクチュエータ
の動作状態を光信号として検出し、その光信号を光電変
換器より電気信号に変換して出力するようにした光学式
センサが知られている。かかる光学式センサは、アクチ
ュエータ動作を光信号として検出できるので、防爆,電
気絶縁性などの面から電気的な有接点スイッチが採用で
きな使用環境に設備した各種機器の遠隔検出センサとし
て各種分野で多用されている。
【0006】図8はかかる光学式センサの従来構成を示
すものであり、図において、13は図4に示した光スイ
ッチ、14は光電変換器であり、両者の間が1本の投光
用光ファイバ5と2本の受光用光ファイバ6,7を介し
て相互接続されている。また、光電変換器14は、投光
用光ファイバ5に向けて光を出射する発光素子15と、
該発光素子15の駆動回路16と、受光用光ファイバ6
,7と個々に対応する第1,第2の受光素子17,18
と、受光素子17,18の受光回路19,20と、受光
回路19,20に接続した出力回路21,22を有し、
受光用光ファイバ6,7を通じて受光素子17,18に
受光された光信号は光電変換されて、出力端子23,2
4より検出信号として外部に出力される。
【0007】上記の構成で、光スイッチ13のアクチュ
エータ2が図示位置に待機していれば、図4で説明した
光スイッチの動作から判るように、発光素子15より出
射した光は投光用光ファイバ5,導光プリズム1,第1
の受光用光ファイバ6を経由して第1の受光素子17に
導かれ、該受光素子で電気信号に変換された後に受光回
路19を経て出力回路21をオンさせる。この場合に第
2の受光素子18は非受光であり、受光回路20は無信
号状態である。一方、アクチュエータ2が図示位置から
押し込まれた状態になれば、シャッタ4が導光プリズム
1の空隙部に進入するので、発光素子15から出射した
光は第2の受光用光ファイバ7を経由して第2の受光素
子18に導かれるで、出力回路21がオフ,出力回路2
2がオンに切り替わる。したがって出力端子23,24
からの出力信号を監視することにより、光スイッチ13
に組み込んだアクチュエータ2の動作状態を検出するこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した光
スイッチ,および光学式センサには次のような問題点が
ある。まず、光スイッチについて、図4で述べたように
光スイッチに組み込んだ遮光シャッタ4の偏向反射面8
が平面鏡であると動作面で次記のような不具合が生じる
。すなわち、投光用光ファイバ5の端面から出射した光
線束9は或る広がり角度をもって拡散し、導光プリズム
1のコーナー反射面1aに反射して空隙部1cの中央地
点Aに一旦集束した後に、再び反対側のコーナー反射面
1bに向けて拡散するように進む。一方、アクチュエー
タ2に連動する遮光シャッタ4の偏向反射面8は、アク
チュエータ2の動作ストロークの範囲に対応した面域を
持っている。このために、遮光シャッタ4が導光プリズ
ム1の空隙部1cへ進入する過程で、そのストローク位
置によって偏向反射面8に対する光線束9の反射位置が
偏向反射面の面域に沿って変化するようになり、これが
原因で第2の受光用光ファイバ7への入光量が変わる。
【0009】この様子を図4(b), (c), (d
) で説明すると、まず(b)図で示すように遮光シャ
ッタ4の先端が空隙部1cに僅かに進入したストローク
位置では、光線束9が集束点Aよりも右側に進んだこと
ろで偏向反射面8に反射する。この反射位置では光線束
9が多少の広がりをもっているので、偏向反射面8で反
射偏向した光線束9はさらに広い範囲に散乱し、このた
めに光線束の一部が第2の受光用光ファイバ7に入射せ
ずに漏れ光線9aとして系外に漏出してしまう。この結
果として、投光用光ファイバ5から出射した光量と受光
用光ファイバ7に入光する光量との比で表す光結合効率
が低下し、光スイッチとしての動作特性に悪影響を及ぼ
す。次に、(c)図のストローク位置では、遮光シャッ
タ4の偏向反射面8が光線束9の集束点Aと一致してい
るので、この状態では反射偏向した光線束9の散乱の度
合が少なく、光線の全光束が受光用光ファイバ7に入光
する。また、(d)図のように遮光シャッタ4が空隙部
1cに深く進入したストローク位置では、光線束9が集
束点Aよりも左側で広がりをもったまま偏向反射面8に
反射するため、(b)図で述べたと同様に偏向反射面8
で反射偏向した光線束9が散乱し、光線束の一部が漏れ
光線9bとなって系外に漏出する。つまり、偏向反射面
8が平面鏡であると、(c)図のストローク位置以外の
遮光シャッタ4のストローク位置では、投光用光ファイ
バ5から出射した光線束9を第2の受光用光ファイバ7
に効率よく導光させことができない。
【0010】一方、光スイッチに光電変換器を組み合わ
せた光学式センサについては、光電変換器14に組み込
んだ発光素子15,受光素子17,18は経時変化して
長期使用の間に特性が劣化し、また受光回路なども故障
することがある。さらに光スイッチ13と光電変換器1
4との間に配線した光ファイバ5,6,7は、偶発的に
外部から引張り力が加わると接続位置がずれて光結合部
の損失が増大したり、相手機器から抜けたりする光機器
特有の問題がある。しかも、光学式センサの使用状態で
センサの系内に前記のような異常状態が生じるとセンサ
が正常に機能せず、このために被検出機器の動作状態が
誤認されるなどして重大にトラブルに進展するおそれが
ある。かかる点、図8に示した従来の光学式センサには
、系内に前記のような異常が発生してもこれを直ちに検
知,確認できる機能がなく、保全管理の面からもその解
決策が強く望まれている。
【0011】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、第1の目的は先記した光スイッチを対象に、ア
クチュエータ操作による遮光シャッタのストローク位置
に殆ど関係なく、遮光シャッタの偏向反射面で反射した
光線束を効率よく集光して第2の受光用光ファイバに導
光できるようにした動作特性の優れた光スイッチを提供
することにあり、また第2の目的は前記光スイッチ主要
部としてこれに光電変換器を組合わせてなる光学式セン
サを対象に、センサの系内に異常が生じた場合にはこれ
を直ちに自己診断して検知できるような異常診断機能を
持たせた光学式センサを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の光スイッチにおいては、遮光シャッ
タの先端部に形成した偏向反射面を凹面鏡となして構成
するものとする。ここで、前記構成における遮光シャッ
タの偏向反射面は、単一の凹面鏡,あるいは複数の凹面
鏡を組合わせて形成することができ、かつその凹面鏡の
鏡面は、導光プリズムの形状との対応で球面,あるいは
非球面のいずれかを選んで形成することができる。
【0013】また、前記構成における遮光シャッタの偏
向反射面の鏡面は、メッキ,ないしはアルミニウム蒸着
などの金属蒸着のいずれかの方法により形成することが
でき、さらにこのようにして形成した鏡面は酸化アルミ
ニウム,透明樹脂など保護膜で覆うようにするのが好ま
しい。
【0014】一方、第2の目的を達成するために、本発
明の光学式センサにおいては、光電変換器が、二つの受
光部より出力する信号を入力としてセンサの異常有無を
判定する自己診断回路を備えるものとする。また、前記
の自己診断回路は、二つの受光部からの出力信号がとも
に「無し」,または「有り」の条件で異常信号を出力す
る論理回路で構成することができる。
【0015】
【作用】まず、光スイッチに関して、  上記構成のよ
うに遮光シャッタの偏向反射面を球面ないし非球面状の
凹面鏡とし、かつその凹面鏡の曲率,向きなどを導光プ
リズムの形状に対応させて適正に決めることにより、該
偏向反射面に対する光線束の反射位置が、遮光シャッタ
のストローク位置に対応して導光プリズムの空隙中央の
集束点から前後に多少ずれて光線束が広がりをもってい
る場合でも、凹面鏡の偏向反射面で反射偏向した光線は
広範囲に散乱せず、導光プリズムのコーナー反射面での
反射と同様に、逆に集束するような光路を辿って第2の
受光用光ファイバに全光束が入光するようになる。また
、この場合に偏向反射面を複数の凹面鏡を組合わせるこ
とにより、遮光シャッタのストローク位置に殆ど関係な
く偏向反射面で反射偏向した光線をほぼ同一条件で受光
用光ファイバへ向けて導光させることができ、より一層
効果的である。
【0016】なお、遮光シャッタは一般に樹脂成形品と
して作られたものであり、メッキ,金属蒸着法などを採
用することで偏向反射面を平滑な鏡面として形成するこ
とができる。また、鏡面の表面を覆った透光性の保護膜
は、メッキ,金属蒸着などで形成された前記鏡面の腐食
を防いで耐環境性の向上に寄与する。
【0017】一方、光学式センサについては、センサが
正常に機能している限りは、光スイッチに組み込まれた
アクチュエータの動作状態に応じて第1,第2の受光部
のいずれか一方のみに光が受光されて受光信号を出力す
る。したがって、各受光部から自己診断回路(論理回路
)へ入力される二つの入力は“1”,“0”か、もしく
は“0”,“1”となるので、自己診断回路はセンサ機
能が正常と判断して異常信号は出力されない。これに対
して、発光,受光素子の劣化,受光回路の故障,あるい
は光ファイバの劣化,脱落などの異常事態が生じると、
アクチュエータの動作状態の如何にかかわらず第1,第
2の受光部からの出力信号はともに「無し」の状態にな
る。これにより自己診断回路は二つの入力がともに“0
”となるので異常発生と判断して異常信号を出力する。 また、受光回路などの故障が原因で、二つの受光部から
の出力信号がともに「有り」の状態になった場合は、自
己診断回路は二つの入力がともに“1”となるのて、前
記と同様に異常発生と判断して異常信号を出力する。こ
れにより、センサの系内に異常が発生した場合には診断
回路を通じて直ちに異常を検知,確認できる。
【0018】
【実施例】以下本発明による光スイッチ,光学式センサ
の実施例を図面に基づいて説明する。なお、実施例の各
図において、図4,図8に対応する同一部材には同じ符
号が付してある。光スイッチの実施例:まず、図1,図
2はそれぞれ光スイッチについての本発明の実施例を示
すものであり、図1の実施例においては、遮光シャッタ
4の先端に形成した偏向反射面10が球面状を呈する単
一の凹面鏡として形成されている。一方、図2の実施例
では、偏向反射面11が3段に分割して並ぶ小さな凹面
鏡を組合わせて形成されている。また、これらの偏向反
射面は、樹脂成形品として作られた遮光シャッタ4に対
してメッキ法,あるいはアルミニウム蒸着などの金属蒸
着法により鏡面に仕上げて形成される。さらに、前記方
法で形成された鏡面を腐食などから保護するために、そ
の表面を例えば酸化アルミニウム,透明樹脂などの透光
性保護膜12で覆うのがよい。
【0019】次に前記構成による光スイッチの動作を、
図2の実施例を基に図3により説明する。なお、図3(
a)〜(d)は、それぞれ先述した図4(a)〜(d)
に対応した遮光シャッタ4の各ストローク位置における
光線の伝達経路を描いたものである。まず、図3(a)
は遮光シャッタ4が導光プリズム1の空隙部1cから後
退した状態を示し、投光用光ファイバ5から出射した光
線束9は導光プリズム1の空隙部1cを通過して第1の
受光用光ファイバ5に伝達されている。一方、アクチュ
エータ2の操作で遮光シャッタ4が導光プリズム1の空
隙部1cに進入した図3(b)〜(d)の各ストローク
位置では、いずれのストローク位置でも光線束9は小区
画の分割凹面鏡で形成された偏向反射面11に対してほ
ぼ同じ条件で反射偏向し、図示のように第2の受光用光
ファイバ7へ効率よく導光されることになる。これによ
り、遮光シャッタ4のストローク位置に殆ど関係なく、
投光用光ファイバ5と第2の受光用光ファイバ7との間
で常に安定した光結合効率が得られる。
【0020】光学式センサの実施例:図5は本発明によ
る光学式センサの構成図であり、先の実施例で述べた光
スイッチ13と組合わせて構成した光電変換器14には
、図8と比べて新たに自己診断回路25が追加装備され
ている。ここで、自己診断回路25は第1の受光素子1
7,受光回路19を通じて出力される信号Aと、第2の
受光素子18,受光回路20を通じて出力される信号B
との二つの信号を入力として、各入力信号A,Bがとも
に「有り」,またはともに「無し」の条件で異常信号出
力端子26より異常信号を出力する論理回路として構成
されている。なお、自己診断回路25は、例えば図6で
示すようにAND回路とNOR回路とOR回路を図示の
ように組み合わせた回路、あるいは図7で示すように排
他的論理和回路(exclusive OR回路)とN
OT回路を組合わせて構成することができる。
【0021】上記した自己診断回路25の真理値表,並
びにセンサの異常診断動作を表で表すと次記の表1のご
とくである。
【0022】
【表1】
【0023】すなわち、センサが正常に機能している限
りは、光スイッチ13に組み込まれたアクチュエータ2
の動作状態に応じて第1,第2の受光素子17,18の
いずれか一方のみに光が受光されて受光信号を出力する
。したがって、各受光回路19,20から自己診断回路
25へ入力される入力A,Bは“1”,“0”か、もし
くは“0”,“1”となるので、診断回路25はセンサ
機能が正常と判断して出力Xは“0”、つまり異常信号
は出力されない。これに対して、発光素子15,受光素
子17,18の劣化,受光回路19,20の故障,ある
いは光ファイバ5,6,7の劣化,接続抜けなどの異常
事態が生じると、アクチュエータ2の動作状態の如何に
かかわらず、第1,第2の受光回路19,20からの出
力信号はともに「無し」の状態になる。これにより診断
回路25に対する入力A,Bがともに“0”となるので
出力Xが“1”、つまり診断回路は異常発生と判断して
出力端子26へ異常信号を出力する。また、受光回路1
9,20などの故障が原因で各受光回路19,20から
の出力信号がともに「有り」の状態になった場合は、診
断回路25への入力A,Bがともに“1”となるのて、
前記と同様に異常発生と判断して異常信号を出力する。 これにより、センサの系内に異常が発生した場合には診
断回路を通じて直ちに異常を検知,確認できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の光スイッチは、以上説明したよ
うに構成されているので、アクチュエータ操作による遮
光シャッタのストローク位置に殆ど関係なく、遮光シャ
ッタの偏向反射面で反射した光線束を効率よく集光して
第2の受光用光ファイバに導光することができ、これに
より偏向反射面が平面鏡であるものと比べて投光用光フ
ァイバと第2の受光用光ファイバとの間で光結合効率が
向上し、光スイッチの動作特性の安定化が図れる。
【0025】また、前記の光スイッチを主要部として光
電変換器と組合わせて構成した本発明の光学式センサに
おいては、光電変換器に自己診断回路を新たに追加装備
したので、使用中にセンサの系内で発光,受光素子の劣
化,光ファイバの劣化,接続部の抜け,受光回路の故障
などが原因でセンサ機能が喪失した異常した場合には、
この異常事態の発生を光電変換器の診断回路で自己診断
して直ちに検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光スイッチの実施例の構成図
【図
2】図1と異なる光スイッチの実施例の構成図
【図3】
図2の実施例を例にした光スイッチの動作説明図であり
、(a)〜(d)はそれぞれ遮光シャッタの異なるスト
ローク位置に対応した光伝達経路を表す図
【図4】従来
における光スイッチの構成,動作の説明図であり、(a
)〜(d)はそれぞれ遮光シャッタの異なるストローク
位置に対応した光伝達経路を表す図
【図5】本発明によ
る光学式センサの実施例の回路図
【図6】図5における
診断回路の内部回路図
【図7】図6と異なる診断回路の
内部回路図
【図8】従来における光学式センサの回路図
【符号の説明】
1    導光プリズム 1a  コーナー反射面 1b  コーナー反射面 1c  空隙部 2    アクチュエータ 4    遮光シャッタ 5    投光用光ファイバ 6    第1の受光用光ファイバ 7    第2の受光用光ファイバ 9    光線束 10    単一の凹面鏡で形成された偏向反射面11
    複数の凹面鏡を組合わせて形成された偏向反射
面 12    保護膜 13    光スイッチ 14    光電変換器 25    自己診断回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投光用光ファイバと受光用光ファイバとの
    間の光伝達路をアクチュエータ操作により機械式に開閉
    して光信号をオン, オフ制御する光スイッチであり、
    二つのコーナー反射面と中央の空隙部を有する凹字形の
    導光プリズムと、先端部に偏向反射面を形成した遮光シ
    ャッタと、該遮光シャッタを導光プリズムの空隙部に出
    入操作するアクチュエータとを具備し、アクチュエータ
    の動作に対応して導光プリズムの入光部,二つの出光部
    接続した投光用光ファイバと第1および第2の受光用光
    ファイバとの相互間で光信号を切換え制御するものにお
    いて、前記遮光シャッタの偏向反射面を凹面鏡となした
    ことを特徴とする光スイッチ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光スイッチにおいて、遮
    光シャッタの偏向反射面が単一の凹面鏡で形成されてい
    ることを特徴とする光スイッチ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の光スイッチにおいて、遮
    光シャッタの偏向反射面が複数の凹面鏡を組合わせて形
    成されていることを特徴とする光スイッチ。
  4. 【請求項4】請求項2または3に記載の光スイッチにお
    いて、凹面鏡の鏡面が球面であることを特徴とする光ス
    イッチ
  5. 【請求項5】請求項2または3に記載の光スイッチにお
    いて、凹面鏡の鏡面が非球面であることを特徴とする光
    スイッチ
  6. 【請求項6】請求項1に記載の光スイッチにおいて、遮
    光シャッタの偏向反射面の鏡面がメッキないし金属蒸着
    のいずれかの方法で形成されたものであることを特徴と
    する光スイッチ。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の光スイッチにおいて、金
    属蒸着がアルミニウム蒸着であることを特徴とする光ス
    イッチ。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の光スイッチにおいて、メ
    ッキないし金属蒸着法により形成された鏡面が透光性の
    保護膜で覆われていることを特徴とする光スイッチ。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の光スイッチにおいて、保
    護膜が酸化アルミニウムないし透明樹脂のいずれかであ
    ることを特徴とする光スイッチ。
  10. 【請求項10】二つのコーナー反射面と中央の空隙部を
    有する凹字形の導光プリズム、先端部に偏向反射面を形
    成した遮光シャッタ、該遮光シャッタを導光プリズムの
    空隙部に出入操作するアクチュエータからなり、前記導
    光プリズムには一つの入光部と二つの出光部を備えた光
    スイッチと、一つの投光部と二つの受光部を備えた光電
    変換器と、前記光スイッチの入光部,出光部と光電変換
    器投光部,受光部との間に配線した投光用光ファイバ,
    受光用光ファイバとを組合わせ、前記アクチュエータの
    動作状態を光電変換器にて検出する光学式センサにおい
    て、光電変換器が、二つの受光部より出力する信号を入
    力としてセンサの異常有無を判定する自己診断回路を備
    えたことを特徴とする光学式センサ。
  11. 【請求項11】請求項10記載の光学式センサにおいて
    、自己診断回路が、二つの受光部からの出力信号がとも
    に「無し」,または「有り」の条件で異常信号を出力す
    る論理回路で構成されていることを特徴とする光学式セ
    ンサ。
JP18669391A 1991-03-13 1991-07-26 光スイッチおよび光学式センサ Expired - Lifetime JP2855893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18669391A JP2855893B2 (ja) 1991-03-13 1991-07-26 光スイッチおよび光学式センサ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4706591 1991-03-13
JP3-47065 1991-03-13
JP18669391A JP2855893B2 (ja) 1991-03-13 1991-07-26 光スイッチおよび光学式センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04338914A true JPH04338914A (ja) 1992-11-26
JP2855893B2 JP2855893B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=26387216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18669391A Expired - Lifetime JP2855893B2 (ja) 1991-03-13 1991-07-26 光スイッチおよび光学式センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2855893B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032055A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-20 Perkinelmer Singapore Pte Ltd Improvements in and relating to scanning confocal microscopy

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032055A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-20 Perkinelmer Singapore Pte Ltd Improvements in and relating to scanning confocal microscopy

Also Published As

Publication number Publication date
JP2855893B2 (ja) 1999-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5408559A (en) Optoelectronic device
US9103931B2 (en) Modular light curtain and optical unit for a light curtain
EP0151022B1 (en) Manual input apparatus for providing inputs to data handling apparatus
US6792177B2 (en) Optical switch with internal monitoring
US7561799B2 (en) Optical path switching device
JPH03190019A (ja) 光スイッチ
WO2018079091A1 (ja) 光結合素子及び光通信システム
US5260564A (en) Apparatus for detecting objects in sheet form with light redirecting means
US20100074618A1 (en) Optical path switching device
JPH04338914A (ja) 光スイッチおよび光学式センサ
US5721794A (en) Optical switch
US6509989B1 (en) Module for bidirectional optical communication
JPS58105130A (ja) 光フアイバによるレンズ側情報伝達機構
US4789778A (en) Two terminal light barrier system
JP2009267126A (ja) 光電センサ
US20040013349A1 (en) Method and apparatus for optical switching with same side input and outputs
US11268833B2 (en) Reflection type sensor and optical encoder having the same
US7379674B2 (en) Optical transmission device
US20150090867A1 (en) Transmissive optical encoder having optical waveguide
JP3135001B2 (ja) 光伝送システムの故障位置切分けに用いる光フィルタ型切分け器
JPS61155833A (ja) 光フアイバ異常検出装置
JPWO2015097854A1 (ja) プリズムセンサ
JP2964343B2 (ja) 障害検出用光スイッチ
JPS6054650B2 (ja) 光路切換デバイス
JPH05183224A (ja) レーザ光切換装置