JPH04338456A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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Publication number
JPH04338456A
JPH04338456A JP3110594A JP11059491A JPH04338456A JP H04338456 A JPH04338456 A JP H04338456A JP 3110594 A JP3110594 A JP 3110594A JP 11059491 A JP11059491 A JP 11059491A JP H04338456 A JPH04338456 A JP H04338456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
clamp
magnetic resonance
resonance imaging
imaging apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP3110594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Nogami
和人 野上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04338456A publication Critical patent/JPH04338456A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置に係り、特に静磁場の均一性を確実に達成すること
ができる磁気共鳴イメージング装置に関する。
【0003】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング(MRI)装置は
、静磁場を発生する円筒形磁石の中に被検者を載せた寝
台を挿入し、RFコイルから回転磁場を与えて被検者の
診断部位からMR信号を発生させる。そしてこの際、傾
斜磁場コイルによって傾斜磁場を付加してMR信号に位
置情報を加えながら、同じくRFコイルでこのMR信号
を受信する。こうして、磁気共鳴を利用して被検者の診
断部位における特定原子核のスピン密度およびその緩和
時定数の少なくとも一方の反映された画像情報を提供す
る。
【0004】この磁気共鳴イメージング装置における静
磁場発生手段としての磁石は、システムの基本性能を決
める重要なユニットであり、撮影領域において均一度の
高い静磁場を形成するため、超電導磁石、常電導磁石ま
たは永久磁石がそれぞれの特徴を生かして用いられる。
【0005】そして、MRI装置の磁場均一性は、画像
の歪みをなくす意味で数十ppm 以下にする必要があ
るため、磁石の配置や形状に工夫を凝らしているが、さ
らに均一度を高めるため、補助手段としてシムを用いる
。シムには、超電導シム、常電導シムおよびパッシブシ
ムの3種類があるが、このうちパッシブシムは、図18
に示すように、円筒形磁石のケーシング(通常FRP(
繊維強化プラスチック)製)1内周囲の適当な位置に、
強磁性体である鉄の種々の大きさと形状を有する小片(
通常鉄製のものを用いて「鉄シム」と呼ぶ)2を、接着
剤(普通エポキシ系の二液性接着剤を用いる)3で覆い
ながら適当な個数だけ配置して静磁場均一度を高める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この接着し
た鉄シム2は、MRI装置の製造工場から使用現場へ搬
送する際、振動等で剥がれるおそれがある。
【0007】また使用現場では、励磁しながら、その現
場に合わせて鉄シム2の位置を再調整するが、この際上
記の本接着を剥がして一時仮接着するなど手間がかかり
、さらに仮接着の接着強度が弱いと磁場の影響で鉄シム
2が剥がれて飛び、作業員にぶつかるおそれがある。
【0008】その他、実際の使用時にも何らかのショッ
クで鉄シム2が剥がれたとき、励磁状態では鉄シム2が
MRIシステムのどこに飛んでいくか分からないため見
失うおそれがあり、この場合は画像に歪みを残すことに
なる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、上述のパッシブシムの搬送・使用時の剥がれや作業員
への危険性および再調整の労がなく、静磁場の均一性を
確実に達成して歪みのない画像を得ることができる磁気
共鳴イメージング装置を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、静磁場発生手段を備え、磁気共鳴を利用し
て被検者の診断部位における特定原子核のスピン密度お
よびその緩和時定数の少なくとも一方の反映された画像
情報を提供する磁気共鳴イメージング装置において、前
記静磁場発生手段に装着されるレール手段と、このレー
ル手段に沿ってスライド可能で、このレール手段の所定
の位置に締付け固定されるパッシブシム手段とを備える
磁気共鳴イメージング装置を提供する。
【0011】
【作用】本発明のMRI装置においては、静磁場発生手
段にレール手段を装着し、このレール手段には、このレ
ール手段に沿ってスライド可能で、このレール手段の所
定の位置に締付け固定されるパッシブシム手段を取付け
る。したがって、パッシブシム手段は、従来の接着によ
り取付けるものと違って、搬送時、使用時、位置調整の
際の仮接着時を問わず、静磁場発生手段から外れること
はない。そして、パッシブシム手段をレール手段上の適
当な位置に位置決め・固定することにより、たやすく正
確な均一磁場を調整することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1ないし図17を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係るMRI装
置における静磁場発生手段としての超電導磁石10の斜
視図である。
【0014】この円筒形超電導磁石10は、鉄製のヨー
クシールド11の内側に、超電導コイルとこれを冷却す
るクライオスタットを内蔵した磁石本体12を設置し、
クライオスタットには液体ヘリウム注液口13を通じて
液体ヘリウムが供給される。
【0015】そして磁石本体12の内周囲には、線状レ
ール14aとリング状レール14bからなる組合せレー
ル14をネジ止めする。
【0016】図2は、この組合せレール14の全体斜視
図である。すなわち、同一径のリング状レール14bを
磁石本体12の軸方向に100mmおきに12個、中心
をレール平面に垂直な同一線上に揃えて配置し、これら
リング状レール14bに、中心角で15度おきに計24
本の線状レール14aを、中間のA部と端のB部におい
て接続する。なお、両端のリング状レール14bにはそ
れぞれ4個づつのブラケット15が取付けられ、組み合
わせレール14はこれらブラケット15を介して磁石本
体12にネジ止めされる。
【0017】図3は、ブラケット15と両端のリング状
レール14bの拡散分解図である。すなわち、リング状
レール14bをホルダ16で挟み付けながら、4組のボ
ルト17aとナット17bで、側面が
【0018】
【外1】
【0019】型の段差のあるブラケット15に、リング
状レール14b側の段部15aにおいてボルト締めし、
かつブラケット15を磁石本体12側の段部15bにお
いて、ネジ18を用いて磁石本体12内周囲にある所定
位置のネジ穴にネジ止めする。
【0020】また、図4は図2のA部拡大図であり、十
字形のレール継ぎ20を介して線状レール14aとリン
グ状レール14bが繋ぎ合わされる。すなわち、リング
状レール14bは、実際には、隣合う線状レール14a
間の長さを有する計24個の弧状レール21を、図5に
示すレール継ぎ20のレール穴20aに差し込み、レー
ル継ぎ20内で線状レール14aと繋ぎ合わせて構成さ
れるものである。なお、図2のB部(端部)においては
、図6に示すように、T字形のレール継ぎ22を用いる
【0021】ところで、線状レール14bは、図8の斜
視図と図9の断面図に示すように断面が「コ」の字状で
、溝23を有する。弧状レール21についても同様であ
る。そこで、図8に示すように、溝23の深さ方向の外
形の高さをcとする。
【0022】また、弧状レール21と線状レール14a
の材質は、鉄、ステンレスなどの磁性材料でも、また十
分な強度があればFRPなどの非磁性材料でもよく、も
し磁性材料を使用した場合は、これらレールの配置によ
って磁場均一性の補正を行うこともできる。
【0023】図7は、リング状レール14cだけを磁石
本体12に装着し、線状レールを用いない場合に使用す
るネジ止め用ブラケット19とリング状レール14cの
拡散分解図である。図3と同様の箇所には同一の符号を
付して詳しい説明は省略する。すなわち、この例におい
ては、ブラケット19は側面が
【0024】
【外2】
【0025】型の段差を有し、リング状レール14c側
の段部19aにおいては、図3と同様にリング状レール
14cがボルト締めされる。そして、磁石本体12側の
2つの段部19bにおいて、ネジ18を用い、磁石本体
12内周囲にある所定位置のネジ穴にブラケット18を
ネジ止めする。この場合には、リング状レール14cは
弧状レールを組み立てる構造にする必要はなく、したが
ってレール継ぎも不要である。そしてブラケット19は
両端部に限らず、すべてのリング状レール14cに取り
付ける。
【0026】本実施例においては、パッシブシム手段と
して図10の側面図と図11の正面図に示すような鉄製
の磁性体クランプ24を用いる。クランプ24は、枠2
5と締付けネジ26からなり、締付けネジ26は枠25
の頂面25aに設けられたネジ穴に取付けられる。
【0027】また、枠25は側面が
【0028】
【外3】
【0029】型をしており、底面25bから突き出した
部分の高さをb、この突き出した部分と頂面25aの間
の隙間の幅をaとする。
【0030】すると、本実施例のクランプ24と線状レ
ール14aにおいては、a>cおよびb>0であるから
、まず図12に示すように、クランプ24を線状レール
14aに側方から簡単に嵌め込むことができ、さらに嵌
め込んだクランプ24は、図13に示すように、締付け
ネジ26を締めると、この締付けネジ26が線状レール
14aの溝23に嵌まって、クランプ24を線状レール
14aに締付け・固定する。クランプ24は、締付けネ
ジ26を緩めれば、溝23に沿って線状レール14a上
をスライド・移動させることができる。すなわち、線状
レール14aはクランプ24の軌道の役目を果す。
【0031】そしてクランプ24は、図14に示すよう
に、弧状レール21にも同様にして締付け・固定し、ま
た弧状レール21に沿って移動することができる。この
場合は締付けネジ26が磁石本体12の反対側に位置で
きるようにクランプ24および弧状レール21の溝を配
置すると、クランプ24の位置調整が容易になる。
【0032】本実施例のクランプ24は、接着によって
磁石本体に取り付ける鉄シムと違って、搬送中や使用時
に外れるおそれはなく、作業員への危険もない。そして
仮接着などの面倒な位置調整が不要で、万一締付けネジ
26が緩んで、位置がずれることがあっても、それはあ
くまでもレール上に限られるため、クランプ24を見失
うことはない。
【0033】また、本実施例の磁性体クランプ24は、
鉄の含有量が0.5、1、3、5および10gの5種類
を用意するが、鉄含有量の種類が多いほど、磁場均一性
の調整は容易になる。また、鉄含有量は、クランプ24
の大きさを変えることによって異ならせることもできる
が、クランプの大きさは同じにして、一部にプラスチッ
クなどの非磁性材料を組み入れることによっても鉄含有
量を異ならせることができる。
【0034】図15、16および17はそれぞれ、この
ようなプラスチックと鉄の両方を含むクランプ30の斜
視図、側面図および正面図である。
【0035】このクランプ30は、締付けネジ31と枠
32の一部がともに非磁性のプラスチック製で、枠32
の内部に鉄製の円板33を埋め込む。なお、埋め込む磁
性体は、矩形の板でもよいが、磁性体は磁場中では磁場
の方向に最も長くなるようにな位置を取ろうとするため
、矩形の場合はその対角線を磁場の方向に一致させよう
として応力が働く。したがって、どの方向でも長さ(直
径)に変わりのない円板を用いるのが望ましい。また鉄
含有量の違いは、円板33の大きさを変えることで得る
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のMRI装
置によれば、パッシム手段が搬送時、使用時および位置
調整の際の仮接着時を問わず、静磁場発生手段から外れ
ることはない。そして、パッシブシム手段をレール手段
上の適当な位置に位置決め・固定することにより、たや
すく正確な均一磁場を調整して歪みのMR画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るMRI装置における超
電導磁石の斜視図。
【図2】本発明の一実施例に係るMRI装置における組
合せレールの斜視図。
【図3】上記組合せレールにおけるリング状レールと取
付けブラケットの一例を示す拡散分解図。
【図4】上記組合せレールにおけるリング状レールと線
状レールの継手部を示す図。
【図5】上記組合せレールにおける十字状レール継ぎを
示す図。
【図6】上記組合せレールにおけるT字状レール継ぎを
示す図。
【図7】リング状レールと取付けブラケットの他の例を
示す拡散分解図。
【図8】上記組合せレールにおける線状レールの斜視図
【図9】上記線状レールの断面図。
【図10】本発明の一実施例に係るMRI装置における
クランプの側面図。
【図11】上記クランプの正面図。
【図12】上記クランプを取り付けた線状レールの斜視
図。
【図13】上記線状レールの断面図。
【図14】上記クランプを取り付けたリング状レールの
側面図。
【図15】本発明の他の実施例に係るクランプの斜視図
【図16】上記クランプの側面図。
【図17】上記クランプの正面図。
【図18】磁石本体に取り付けた鉄シムを示す図。
【符号の説明】
12  磁石本体 14a  線状レール 14b  リング状レール 24  クランプ 26  締付けネジ 33  磁性体円板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  静磁場発生手段を備え、磁気共鳴を利
    用して被検者の診断部位における特定原子核のスピン密
    度およびその緩和時定数の少なくとも一方の反映された
    画像情報を提供する磁気共鳴イメージング装置において
    、前記静磁場発生手段に装着されるレール手段と、この
    レール手段に沿ってスライド可能で、このレール手段の
    所定の位置に締付け固定されるパッシブシム手段とを備
    える磁気共鳴イメージング装置。
  2. 【請求項2】  前記レール手段は線状レールとリング
    状レールの組合せレールを含む請求項1記載の磁気共鳴
    イメージング装置。
  3. 【請求項3】  前記パッシブシム手段は鉄製クランプ
    を含む請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 【請求項4】  前記パッシブシム手段は円形の磁性体
    を埋め込んだクランプを含む請求項1記載の磁気共鳴イ
    メージング装置。
JP3110594A 1991-05-15 1991-05-15 磁気共鳴イメージング装置 Pending JPH04338456A (ja)

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JP3110594A JPH04338456A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 磁気共鳴イメージング装置

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JP3110594A JPH04338456A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 磁気共鳴イメージング装置

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JPH04338456A true JPH04338456A (ja) 1992-11-25

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JP3110594A Pending JPH04338456A (ja) 1991-05-15 1991-05-15 磁気共鳴イメージング装置

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JP (1) JPH04338456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500050A (ja) * 2003-05-30 2007-01-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 成形固定シムを備える磁気共鳴画像スキャナ
JP2015130917A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置及びシムトレイ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007500050A (ja) * 2003-05-30 2007-01-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 成形固定シムを備える磁気共鳴画像スキャナ
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