JPH0433740Y2 - - Google Patents

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JPH0433740Y2
JPH0433740Y2 JP17272787U JP17272787U JPH0433740Y2 JP H0433740 Y2 JPH0433740 Y2 JP H0433740Y2 JP 17272787 U JP17272787 U JP 17272787U JP 17272787 U JP17272787 U JP 17272787U JP H0433740 Y2 JPH0433740 Y2 JP H0433740Y2
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sow
farrowing
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floor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、分娩豚房、特に子豚の圧死を防止
するようにした母豚台に関する。
従来の技術 従来、分娩豚房は母豚がほぼ横臥できる幅を有
する分娩柵内に母豚を収容しているが、母豚の急
な横臥で子豚が母豚の下敷きになつて圧死する事
故が発生している。従来、子豚の圧死を防ぐため
に、母豚が横臥する場所の床を子豚が居住する子
豚房の床より若干高くすることにより、母豚が横
臥した状態で母豚の上下列の乳頭列から子豚が授
乳できるようにすると共に、母豚の横臥時の子豚
の逃げを容易にするようにしたものが知られてい
る(特公昭62−50084号公報)。また、子豚が風を
嫌うことを利用して分娩柵に送風装置を設け分娩
柵周囲から風を吹き出させて、分娩柵内に子豚が
侵入することを阻止して、子豚の圧死を防ぐよう
にしたものも知られている(実開昭60−28855号
公報、実開昭60−57963号公報)。
考案が解決しようとする問題点 上記従来の子豚の圧死事故を防ぐ手段のうち、
母豚台床を高くするものは、子豚の逃げる空間を
大きくすることによつて、また、分娩柵に送風装
置を設けて子豚に風を送るものは分娩柵内への子
豚の侵入を阻止することによつて、夫れ夫れ子豚
の圧死事故を防止するのに一定の効果を奏してい
るが、それだけでは未だ完全でなく、子豚の圧死
事故を皆無にするまでは至つていない。また、従
来の分娩柵に送風装置を設けたものは、送風パイ
プ等の構造物を分娩豚房内に配置しなければなら
ず、構造が複雑となるとともに送風管等が邪魔に
なり、分娩豚房の機能を低下させる欠点があつ
た。
本考案は、上記実状に鑑み創案されたものであ
つて、送風パイプ等の邪魔ものが分娩豚房内に露
出することなく構造がシンプルであり、子豚の圧
死事故をより確実に防ぐと共に、子豚の斉一な授
乳ができて育成効果も上げることができる分娩豚
房を提供する事を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 この出願の分娩豚房は、分娩豚房内に設置され
る分娩柵内の床を子豚房の床より若干高くして母
豚台とし、該母豚台に送風機に連通して前記母豚
台の外周部から風を吹き出すノズル孔が形成され
た送風中空体を配置してなることを特徴とする構
成を採用することによつて、上記目的を達成する
ことができた。
前記ノズル孔の方向として、例えば、前記母豚
台の幅が狭い部分は外向きに広い部分は内向きに
形成することができる。また、風を吹き出すノズ
ル孔が形成された前記送風中空体は、前記母豚台
床の外周部に巡らされたパイプにすることも、前
記母豚台全体を中空に形成して母豚台と一体にな
つた中空床体に形成することもできる。
作 用 子豚房の床と母豚台との間に段差があり、母豚
台が子豚房床よりも高くなつているので、母豚の
横臥時の子豚が逃げる空間が大きくて、子豚が逃
げやすくなる。また、同時に、段差があるため、
母豚が横臥した状態で下方列の乳頭からの哺乳が
可能となり、上方列の乳頭からあぶれても下方列
から哺乳することができる。そして、分娩豚房周
辺部から子豚が嫌う送風することによつて、子豚
が母豚台内部に立ち寄るのを防止し、母豚が横臥
時に母豚台内部に居て圧死される事故を防ぐこと
ができる。また、特に本考案では、母豚台の段差
部の床面から送風するので、子豚が母豚台に侵入
するには送風源を越えなけらばならないので、子
豚への牽制効果が高い。そして、送風のための送
風パイプ等が分娩豚房内に露出していないので、
豚の居住空間をせばめることがなく、子豚の哺乳
を妨げることもない。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図乃至第4図は、本考案に係る分娩豚房の
一実施例である。図中、1は分娩豚房の母豚台で
あり、第1図に示すように、幅広部と幅狭部を有
し、その外周部は送風中空体である所定の高さを
有する送風枠2で囲われている。該枠内に枠上面
とほぼ同一面の高さでネツト状床3が桟5上に張
られ、母豚台の排尿が落下する位置である幅広部
後部はすのこ床4が設けられている。前記送風枠
2には、所定の間隔で送風用のノズル穴7が形成
され、該ノズル穴7にノズル8が取り付けられ、
枠外方に向けて風を吹き出すようになつている。
10は、前記送風枠に送風する送風機であり、送
気管11を介して送風枠2に連通している。
前記送風枠2からの風の吹き出しは、常時行う
と子豚の哺乳に影響を及ぼすので、母豚が起立し
ている状態及び横臥動作中は、送風を行い母豚が
完全に横臥を終了した状態になると送風を停止す
ることが好ましい。そのため、本実施例では、母
豚が完全に横臥になつた状態を母体で押圧されて
感知する感知スイツチ9を母豚台面上に設けてあ
る。豚が横臥したとき、豚の胴部で該感知スイツ
チ9が押されて作動することによつて、送風機1
0への通電が遮断されて、送風が停止される。な
お、感知スイツチは押圧スイツチに限らず、光電
管装置等適宜のものが採用出来る。
以上のように構成された母豚台は、第2図乃至
第4図に示すように、分娩豚房の中央縦方向また
は斜め方向等適宜の位置に位置するように、桟受
6を介して分娩豚房の根太13上に設置される。
15は子豚房床であり、その床面は、前記送風枠
2の高さ分だけ母豚台よりも低くなつている。な
お、図中16は分娩柵、17は給餌器である。
第5図及び第6図は本考案の母豚台の他の実施
例を示している。本実施例では、前記実施例と同
様に、母豚台の前部分は幅狭にし、後半部は幅広
に形成されているが、送風中空体として円管状の
送風枠20を採用し、母豚台の狭い部分は第5図
に示すように母豚台外方に吹き出すようにノズル
21を配置し、幅広部は第6図に示すように母豚
台内方に送風するようにノズルが配置されてい
る。それにより、幅広部では子豚を母豚台外に追
いだし、幅狭部では母豚台内に侵入しないように
している。なお、図中22は母豚台床、23は子
豚房床、24は母豚台床桟、25は桟受け、26
は根太である。
第7図は、さらに他の実施例であり、本実施例
の母豚台29は、母豚床受部をプラスチツクで中
空枠体に成形し、母豚台の床受部と送風枠体とを
一体に形成して送風中空体30としている。その
側壁31にノズル32を設け、送風中空体内に図
示しない送風機によつて風を導入し、ノズル32
から外部に吹き出すようになつている。33はゴ
ム等で板状に形成された母豚台床である。また、
34は送風中空体の補強枠である。
以上本考案の種々の実施例を示したが、本考案
はこれらの実施例に限るものでなく、例えば、前
記第1実施例において、母豚台の床構造をネツト
状及びすの子状に変えて、板状に形成しても良
い。さらに、母豚台を肉厚のゴム板で形成して、
その周囲に送風中空体を埋込して配置しても良い
等、適宜設計変更が可能である。
効 果 以上のように、本考案の分娩豚房によれば、母
豚台が子豚房床よりも高くなつているので、子豚
が逃げやすくなると同時に、母豚が横臥した状態
で下方列の乳頭からの哺乳も可能となつて全子豚
の斉一の哺乳を可能にする。そして、母豚台の段
差部の床面から送風するので、子豚が母豚台に侵
入するには送風源を越えなければならないから、
子豚への牽制効果が一段と高く、子豚の母豚によ
る圧死事故を防ぐ効果が顕著である。また、送風
のための送風パイプ等が分娩豚房内に露出してい
ないので、構造が簡素であり、豚の居住空間を狭
めることがない等、実用上優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の分娩豚房の実施例を示すもので
あり、第1図は母豚台の斜視図、第2図は該母豚
台を適用した分娩豚房の側面図、第3図はその概
略平面図、第4図はその要部断面図、第5図及び
第6図は他の実施例の要部断面図、第7図は母豚
台幅狭部の正面断面図である。 1,29……母豚台、2,20,30……送風
中空体(送風枠)、3……ネツト床、4……すの
子床、7……ノズル孔、8,21,32……ノズ
ル、10……送風機、15,23……子豚房床、
16……分娩柵、22,33……母豚台床。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 分娩豚房内に配置される分娩柵内の床を子豚
    房の床より若干高くして母豚台とし、該母豚台
    の外周部に、送風機に連通して前記母豚台の外
    周部から風を吹き出すノズル孔が形成された送
    風中空体を配置してなることを特徴とする分娩
    豚房。 2 前記ノズル孔の方向は、前記母豚台の幅が狭
    い部分は外向きに広い部分は内向きに形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の分娩豚房。 3 前記送風中空体が、前記母豚台床の外周部に
    巡らされたパイプであることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1又は2項記載の分娩豚
    房。 4 前記送風中空体が、前記母豚台全体を中空に
    形成して母豚台と一体になつた中空床体である
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    又は2項記載の分娩豚房。
JP17272787U 1987-11-13 1987-11-13 Expired JPH0433740Y2 (ja)

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JP17272787U JPH0433740Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13

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JP17272787U JPH0433740Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13

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Publication Number Publication Date
JPH0177358U JPH0177358U (ja) 1989-05-24
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