JPH04335731A - リピータインターフェースコントローラ - Google Patents

リピータインターフェースコントローラ

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JPH04335731A
JPH04335731A JP4006972A JP697292A JPH04335731A JP H04335731 A JPH04335731 A JP H04335731A JP 4006972 A JP4006972 A JP 4006972A JP 697292 A JP697292 A JP 697292A JP H04335731 A JPH04335731 A JP H04335731A
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Charles A Moorwood
チャールズ アンドリュー モアウッド
Charan J Singh
カーラン ジェイ. シン
Dennis E Holland
デニス イー. ホーランド
Daniel J Cimino
ダニエル ジェイ. シミノ
Howard Quoc Vo
ハワード コク ボ
Vickie M Yeung
ビッキー マン−サム イェン
David Crosbie
デイビッド クロスビー
Haresh K Shah
ハレッシュ ケイ. シャー
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローカルエリアネットワ
ークに関するものであって、更に詳細には、バス/ツリ
ーネットワークのセグメントを接続するリピータインタ
ーフェースコントローラの種々の特徴に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(LAN)
は、例えば単一の建物又は一群の隣接する建物などのよ
うな小さな区域内の多数の独立したコンピューティング
ステーションの間に相互接続を与える通信システムであ
る。(1)「ローカルエリアネットワークス(Loca
l  Area  Networks)」、第3版、マ
クミラン出版社に記載されているようなWilliam
  Stallingsのローカルエリアネットワーク
の概念及び技術に関する概観、及び(2)「コンピュー
タ通信スタンダードのハンドブック第2巻(Handb
ook  of  Computer−Communi
cations  Standards,  Volu
me  2)」、ハワードダブリュ.サムズ出版社は以
下の技術的背景に関する説明の基礎を与えている。
【0003】Stallingsの本に記載される如く
、コミュニケーション(通信)ネットワークにおいては
、「トポロジ」という用語は、ネットワークを構成する
ステーションが相互接続される態様のことを意味してい
る。最も一般的に使用されるローカルエリアネットワー
クトポロジはいわゆる「バス/ツリー」トポロジである
。「バス」ネットワークにおいては、全てのステーショ
ンが直線的な送信媒体、即ちバスに対して、適宜のハー
ドウエアインターフェースを介して直接的に取り付けら
れる。ネットワーク内の何れかのステーションからの送
信は、その送信媒体のある長さに亘って伝搬し全てのそ
の他のステーションにより受信することが可能である。
【0004】「ツリー」トポロジはこのバストポロジの
一般化したものである。ツリーネットワークにおいては
、通信乃至は伝送媒体は閉じたループを有することのな
い分岐型のケーブルである。各分岐部は、ネットワーク
の「セグメント」を画定している。バスネットワークに
おける如く、ネットワーク内の何れかのステーションか
らの送信乃至は伝送は、該伝送媒体を介して全てのセグ
メント上を伝搬し且つその他の全てのステーションによ
り受信することが可能である。
【0005】データは、バス/ツリーネットワーク内を
、通常「フレーム」又は「パケット」と呼ばれる単位で
送信乃至は伝送される。送信されるべきデータに加えて
、各パケットは、例えばパケット供給源(送信ステーシ
ョン)のアドレス及びパケット宛て先(受信ステーショ
ン)のアドレスなどのような制御情報を有している。 バス/ツリーネットワークの全てのステーションは共通
の伝送媒体を共用しているので、一度にただ一つのステ
ーションのみが送信を行なうことが可能である。送信パ
ケットは伝送媒体を介して伝搬し、そのネットワーク上
の全てのステーションにより受信され且つそれがアドレ
スされている宛て先ステーションによりコピーされる。
【0006】バス/ツリーネットワークは二つのタイプ
のデータ伝送技術、即ちベースバンド又はブロードバン
ドのうちの一つを使用している。ベースバンド伝送は、
デジタル信号処理を使用し且つツイスト対又は同軸ケー
ブルの何れかで実現することが可能である。ブロードバ
ンド伝送は、無線周波数(RF)範囲内のアナログ信号
処理を使用し且つ同軸ケーブルで実現される。ベースバ
ンドLANにおいては、デジタル信号が、通常マンチェ
スタエンコーディングを使用して、電圧パルスとして伝
送媒体上を伝送される。送信は二方向であり、即ち、伝
送媒体上の任意の点に挿入された信号は伝送媒体の両端
へ両方向へ伝搬し、伝送媒体端部において吸収される。 ベースバンドシステムは、デジタル信号の減衰のために
、通常最大で約1kmの制限された長さに亘ってのみ延
在することが可能である。
【0007】ローカルエリアネットワークに対する装置
の設計者に対して多様な物理的、電気的及び手順的特性
が使用可能であるので、ある種のスタンダードを設定せ
ねばならないという認識がなされるようになった。例え
ば、国際標準化機構(ISO)は一般的なコンピュータ
システムアーキテクチャを定義する自発的なオープンシ
ステム相互接続(OSI)モデルを開発した。「オープ
ン」システムは、他の「オープン」システムと通信する
ことを可能とする最小の組のOSIスタンダードに適合
する限り、任意の態様で実現することが可能である。
【0008】多数のローカルエリアネットワークプロト
コルスタンダードが電気及び電子技術者協会(IEEE
)802委員会により開発されている。これらのスタン
ダードのうちの一つである、IEEE802.3スタン
ダードは、バス/ツリーローカルエリアネットワークに
対するプロトコルを定義している。以下に説明する如く
、IEEE802.3スタンダードは、衝突検知を有す
るキャリアセンスマルチプルアクセス(CSMA/CD
)を実現するバス/ツリープロトコルを定義している。 このスタンダードは、更に、パケットを送信媒体へ送信
し且つ送信媒体からパケットを受信するための媒体アク
セス制御(MAC)機能及びネットワーク内のMAC実
体間で行なわれるインタラクション即ち相互作用及びパ
ケット構成を定義している。
【0009】IEEE802.3スタンダードは、ステ
ーションが物理的な送信媒体から短い距離に位置してい
ることを予定している。従って、このスタンダードは、
物理的媒体へ直接的に接続する媒体取付けユニット(M
AU)及びステーションと関連するMAUとの間の送信
媒体として作用する取付けユニットインターフェース(
AUI)を特定している。
【0010】上述した如く、バス/ツリーネットワーク
においては、ネットワーク内の任意のステーションから
の送信は、通信媒体を介して全てのセグメント上を伝搬
し且つ他の全てのステーションにより受信されることが
可能である。従って、802.3CSMA/CDプロト
コルは、全てのステーションがランダムに送信を行ない
且つネットワーク上の送信時間に対し互いに競合する場
合にどの様にして複数個のステーションが共通の送信媒
体を共用するかという問題を処理する「ランダムアクセ
ス」乃至は「競合」技術を定義している。
【0011】公知のキャリアセンスマルチプルアクセス
(CSMA)技術によれば、送信することを所望するス
テーションが最初に送信媒体をチェックし別の送信が行
なわれているか否かを決定する。送信媒体が使用中の場
合には、そのステーションは、ある擬似的なランダム時
間の間アイドル状態となり、次いで送信を再度試みる。 送信媒体がアイドル状態である場合には、そのステーシ
ョンが送信を行なう。二つ又はそれ以上のステーション
が同時的に送信をする場合には、衝突が発生する。衝突
に対処するために、送信ステーションは、その送信が宛
て先ステーションにより受信されたことのアクノレッジ
メント即ち了知に対して、送信の後所定の時間待機する
。アクノレッジメントが受信されない場合には、そのス
テーションは、衝突が発生したものと解釈し再度送信を
行なう。
【0012】CSMA技術はバス/ツリーネットワーク
における送信を管理するのに効率的な方法ではあるが、
それは欠点を有している。例えば、二つのパケットが衝
突する場合、伝送媒体は、両方のパケットの送信期間中
の間使用不可能な状態になる。長いパケットの場合には
、再送が可能となる前に浪費される帯域幅の量はかなり
のものとなる場合がある。
【0013】この帯域幅の浪費は、ステーションが送信
を行なっている間に継続的に送信媒体を検知する場合に
は減少させることが可能である。衝突検知を有するキャ
リアセンスマルチプルアクセス(CSMA/CD)とし
て知られるこの手順に関する規則は以下の如くである。 送信を行なうことを所望するステーションが伝送媒体が
アイドルであることを検知すると、それは送信を行なう
。そのステーションが、伝送媒体がビジーであることを
検知すると、それは、伝送媒体がアイドルであることを
検知するまで継続して伝送媒体を検知し、次いで直ぐに
送信を行なう。そのステーションが送信期間中に衝突を
検知すると、それは短いジャミング信号を送信して、そ
のネットワーク上の全てのステーションが、衝突が発生
したことを知得することを確保し、次いでそれは送信を
終了する。ジャミング信号を送信した後に、該ステーシ
ョンは擬似的なランダム期間の間待機し、次いで送信を
再度試みる。
【0014】バス/ツリーネットワークの長さは、「リ
ピータ」を使用して多数の通信媒体の「セグメント」を
一体的に接続することにより拡張させることが可能であ
る。「リピータ」は、一体的に結合された二つ又はそれ
以上のMAU及び関連するロジックを有しており、且つ
それらは対応するAUIによりネットワーク媒体の二つ
又はそれ以上の異なったセグメントへ接続されている。 リピータは、二つのセグメントの間において両方の方向
に再同期させたデジタル信号を通過させ、それが通過す
る際に該信号を増幅し且つ再生させる。
【0015】従来のリピータはネットワークシステムの
残部に対して透明なものである。それはバッファ動作を
行なうことはなく、且つネットワークの一つのセグメン
トを残部のセグメントから分離することはない。従って
、異なったセグメント上の二つのステーションが同時的
に送信を行なおうとする場合には、それらの送信は衝突
する。
【0016】IEEE802.3スタンダードは、プロ
トコル内の多様な媒体及びデータレートオプションを与
えている。異なった変形例を使用する具体例を区別する
ために、以下の表記法が採用されている。
【0017】(データレート,Mbps)(媒体タイプ
)(最大セグメント長さ*100m)従って、10Mb
psのデータレートで、ベースバンド媒体で最大セグメ
ント長さが500メートルのIEEE802.3ネット
ワークは、10BASE5ネットワークと呼称される。
【0018】IEEE802.3  10BASE5ス
タンダードは、伝送媒体として50Ω同軸ケーブルの使
用を特定し且つマンチェスタエンコーディングでデジタ
ル信号処理を使用する10Mbpsのデータレートを特
定する。これらのパラメータは、500m/セグメント
での最大ケーブル長を定義する。IEEE802.31
0BASE2スタンダードは、パーソナルコンピュータ
ネットワークに対して特に適した低コストのネットワー
ク形態を与えており、一般的に「チーパーネット(Ch
eapernet)」と呼称されている。10BASE
5ネットワークの場合における如く、10BASE2ネ
ットワークは50Ω同軸ケーブルを使用し且つ10Mb
psのデータレートにおいてマンチェスタエンコーディ
ングを使用している。
【0019】10BASE5及び10BASE2チーパ
ーネットネットワークとの間の差異は、チーパーネット
ネットワークにおいては、使捨て型のより簡単な据付け
オプションを可能とする一層薄いより柔軟性のあるケー
ブルを使用している点である。しかしながら、このより
薄いケーブルはより多くの信号減衰が発生し且つノイズ
に対する抵抗が低く、従ってより短いセグメントの長さ
に亘りより少ない数のステーションをサポートすること
が可能であるに過ぎない。
【0020】最もよく知られているローカルエリアネッ
トワークのうちの一つは1970年代半ばにゼロックス
コーポレーションにより開発されたイーサーネットであ
る。イーサーネットアーキテクチャはIEEE802.
3ネットワークに対する基礎として使用されており、そ
れは注記するのに値する幾つかの特徴を有している。I
EEE802.3ネットワークは「ハートビート(he
artbeat)」機能を有している。これは、MAU
からステーションへ送給される信号であって、MAU衝
突信号回路が動作しており且つそのステーションへ接続
されていることを確認する。信号−品質−エラー信号と
呼ばれるこの信号がない場合には、実際にフレームが衝
突なしで送給されたか否か又は欠陥性のMAUが適切に
衝突を報告することを失敗したか否かを確かめることが
できない。IEEE802.3は、更にジャバー(ja
bber)機能を有している。これは、自己解釈能力で
あって、それは、所定の時間よりも長い時間に亘って送
信が行なわれる場合にMAUが送信データが伝送媒体へ
到達することを禁止することを可能とする機能である。
【0021】IEEE802.3ネットワークの一つの
バージョンである10BASE−Tイーサーネットは、
その他のイーサーネットベースバンドネットワークのバ
スを基礎としたアーキテクチャと比較し、ポイントから
ポイントのリンクを与えるために据付け型ツイスト対「
電話配線(telephone  wiring)」を
使用している。比較的安価な媒体を提供すると共に、1
0BASE−Tネットワークは別々の送信及び受信対を
必要とする。このことは据付け上の問題を発生し、それ
は、以下に説明する如く、仕様のリンク検知機能により
部分的に解決することが可能である。
【0022】図1は上述した多数のLAN概念を実現し
たイーサーネット802.3ネットワークトポロジの一
例を示している。図1は、二つの「厚いイーサーネット
」10BASE5セグメントを接続するリピータAを示
している。リピータBは、左側の10BASE5セグメ
ントを3個の10BASE2チーパーネットセグメント
と接続している。リピータCは、右側の10BASE5
セグメントを2個の10BASE2チーパーネットセグ
メントと接続している。リピータDは、右側の10BA
SE5セグメントを、ポイント対ポイント形態で2個の
10BASE−Tイーサーネットステーションへ接続し
ている。上述した如く、10BASE−Tイーサーネッ
トシステムにおいて「二重」ツイスト対電話配線を使用
することにより、ステーションがネットワークへ不適切
に接続される蓋然性を増加している。
【0023】図2は適切なツイスト対リンクを示してい
る。即ち、左側のMAUの送信ポートを右側のMAUの
受信ポートへ接続するために「クロスオーバ」が使用さ
れている。同様に、該クロスオーバは、右側のMAUの
送信ポートを左側のMAUの受信ポートへ接続している
。図3に示した如く、10BASE−Tイーサーネット
スタンダードは、適切なツイスト対リンクを確認するた
めのメカニズムを画定している。IDLE(アイドル)
状態期間中、ネットワーク内の各MAUは、一連の「リ
ンクパルス」を送信し、且つそのリピータにより送信ス
テーションへフィードバックされるリンクパルスの受信
に対してその受信対のケーブルをモニタする。送信ステ
ーションがその受信ポートにおいて7個の相継ぐリンク
パルスを検知すると、適切なツイスト対リンクが確認さ
れ且つ該ステーションはデータパケットを送信する。
【0024】IEEE802.3仕様の第9章は、10
Mbpsベースバンドネットワークにおいて使用可能な
リピータに対するスタンダードを定義している。その使
用において説明されている如く、ネットワークセグメン
トは、ネットワーク上の任意の二つの点において信号経
路が動作可能状態であり且つその信号経路内のリピータ
の数が4個を超えるものではない限り、リピータ結合に
より直接的に接続させることが可能である。802.3
リピータは、定義されたジター条件下で任意のネットワ
ークセグメントからデータを受取り且つデコードし且つ
タイミング及び振幅を回復した状態でそれに取り付けら
れているその他の全てのネットワークセグメントへデー
タを再送するように構成されねばならない。データの再
送は受信と同時的に行なわれる。衝突が発生すると、該
リピータはジャム信号を送信することにより、該ネット
ワークを介して衝突イベントを伝搬させる。該リピータ
は、更に、欠陥性のネットワークセグメントを検知する
と共に分離する。
【0025】図4は802.3マルチポートリピータシ
ステム1の一例を示している。システム1の複数個のト
ランシーバ(XCVR)2のうちの一つにより受信され
たマンチェスタエンコードデータパケットが関連するポ
ートロジック3により処理され次いでマルチプレクサ4
を介してデコーダ5へ供給される。デコーダ5は、その
マンチェスタエンコード入力からNRZデータ及びクロ
ック信号を回復する。データは、中央ステートマシン6
により処理するためにCONTROL  BUS(制御
バス)上に供給され、該マシンは一組の中央カウンタ7
により援助されてリピータのプロトコルファシリティを
実施する。ポートステートマシン6により発生された情
報は、一組のディスプレイ装置及びドライバ8へ供給す
ることが可能である。デコーダ5からの回復データは、
RX  DATA  PATH  BUS(送信データ
経路バス)を介して、弾性バッファFIFO9へエンタ
ーされ、該FIFOから読取られ、マンチェスタエンコ
ード化され且つトランシーバ2を介して全てのネットワ
ークセグメントへ再送される。
【0026】IEEE802.3委員会のハブ管理タス
クホースは現在のところハブ(hub)管理に関するI
EEE802.3スタンダードに対する補充草案を考慮
中である。このハブ管理スタンダードの目標は、ネット
ワークを介して管理情報サービス(MIS)能力を与え
ることである。リピータは802.3ネットワーク上で
送信の「特権」を有しているので、MIS機能を具体化
するのにリピータが論理的な場所である。そのスタンダ
ード草案は、OSI環境内の資源の管理の一般的なモデ
ルにおいてリピータハブの管理について記載している。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、バス/ツリー
ローカルエリアネットワークのセグメントを接続するリ
ピータインターフェースコントローラ(RIC)の種々
の特徴に関連している。本発明の実施例においては、R
ICがIEEE802.3リピータ仕様を実現している
【0028】本発明の1側面によれば、RICが分散型
アーキテクチャの機能的実体を使用している。即ち、R
ICアーキテクチャは、二つのタイプのノードを有する
スポークホイールのそれである。中央ノードがIEEE
802.3リピータ仕様において定義されている操作の
多くのものを実施する。ポートノードは、各スポークの
端部に存在しており且つネットワークセグメントとリピ
ータシステムとの間の接続部である。ネットワークセグ
メントへの接続部であるので、各ポートノードは、その
関連するセグメント上で送信操作を制御し且つパケット
受信又は衝突期間中に競合が存在する場合には他のポー
トノードとの仲裁を行なう。
【0029】本発明の別の側面によれば、RICがRI
C間バスを有しており、それは、付加的なロジックコン
ポーネントを必要とすることなしに、単一のリピータの
論理的機能を維持するために、複数個のRICを一体的
に接続するためのプロトコルを実現する。このRIC間
バスプロトコルは、数百個のセグメントを接続すること
を可能とする。
【0030】本発明の別の側面によれば、RICがデー
タバスを有しており、それは、ステータスLEDアップ
デート用及びRICの内部レジスタのプロセサ読取り/
書込みアクセス用の両方に使用される。データバスのマ
スターであることは、プロセサ及びRIC発生LEDア
ップデートによる同時的なアクセスを解消するバスアー
ビタ(仲裁器)により決定される。特定したイネーブル
信号が該プロセサをそのバスのマスターとしてアクノレ
ッジ即ち認識し、従ってリピータシステムがトライステ
ート可能なバストランシーバを介してプロセサデータバ
スと接続されることを可能とする。
【0031】本発明の別の側面によれば、RICがその
ポートのステータスに関する情報及びそれがリピート即
ち繰返しているパケットの形態でのハブ管理サポートを
供給する。このデータは三つの形態、即ちカウントされ
たイベント、記録されたイベント及びステータスパケッ
トの形態で与えることが可能である。この情報はRIC
のプロセサ及びハブ管理インターフェースを介して得る
ことが可能である。該カウンタ及びイベント記録用レジ
スタはユーザが定義可能なマスクを有しており、該マス
クはそれらが多様なイベントをカウントし且つ記録する
ための形態とすることを可能としている。
【0032】本発明の別の側面によれば、RICは最大
のネットワーク帯域幅において管理統計を収集すること
が可能である。統計は、パケットの繰返しが進行中に記
録され且つ同一のパケットの送信が終了した後にカウン
タ及びフラッグアレイへ供給される。記録及び情報の供
給の独立した動作が、管理統計を、最小のフレーム間ギ
ャップ分離で、相継ぐパケットに対して収集することを
可能としている。
【0033】本発明の別の側面によれば、RICは、デ
ータ及び管理統計をネットワークコントローラへ送信す
るためのハブ管理バスを有している。送信されるデータ
は、統計的情報の多数のバイトが取り付けられた受信パ
ケットを有している。RICのハブ管理インターフェー
スにより与えられるパケット圧縮特徴は、システムメモ
リの使用を最小とすることを可能としている。このハブ
管理アーキテクチャは、更に、プログラム可能な特徴を
有しており、それは、ネットワークコントローラにおけ
るフレーム間処理遅延を補償することを可能としている
。このことは、ネットワークコントローラがそのデータ
をモニタすることが不可能である場合に、RICが管理
データを供給することを防止する。
【0034】本発明の別の側面によれば、RICは三つ
の態様でネットワークセグメントへ接続することが可能
であり、即ち、AUIケーブルを介してトランシーバボ
ックスへ接続するか、直接的にボードマウント型トラン
シーバへ接続するか、又簡単なインターフェースを介し
てツイスト対ケーブルへ接続することが可能である。本
発明の別の側面によれば、RICが同一の装置ピン上で
多機能入力スケルチ及び出力ドライバを実現し、その際
にIEEE  AUI及びツイスト対スタンダードの両
方をサポートしている。
【0035】本発明の別の側面によれば、RICの10
BASE−Tトランシーバが自動的に受信データストリ
ームの極性を検知し且つ補正する。この極性検知構成は
、受信リンクパルスの及びパケット波形の終端の極性に
依存する。
【0036】本発明の別の側面によれば、RICポート
の各々が、IEEEセグメント区画アルゴリズムの機能
を実施するための専用のポートステートマシンを有して
いる。多数の区画アルゴリズムオプションが使用可能で
ある。
【0037】本発明の別の側面によれば、RICは外部
的に発生されたパケット(EGP)テストに応答し、そ
のことはユーザが据付け状態においてRICをテストす
ることを可能とする。
【0038】
【実施例】一般的説明 図5はIEEE802.3リピータの使用を充足するリ
ピータコントローラインターフェース(RIC)10を
示している。RIC10は、リピータセグメントパーテ
ィション(区画)及びジャバールックアップ保護機能を
有している。RIC10は、マンチェスタデータデコー
ディング用のオンチップフェーズロックループ(PLL
)と、マンチェスタエンコーダと、フレームプリアンブ
ル再生用の弾性バッファとを有している。図5に示した
如く、各RIC10は、そのネットワークインターフェ
ースポートを介して、13個の物理的送信媒体セグメン
トへ接続することが可能である。一つのポート12は、
AUIケーブルの最大長を使用して、外部媒体取付けユ
ニット(MAU)に対して適合性があり且つそれに接続
することの可能な完全な取付けユニットインターフェー
ス(AUI)である。他の12個のポートは、図5にお
いては集約的に「14」で示してあり、それらのポート
は集積化した10BASE−Tトランシーバ16を有し
ている。これらのトランシーバ機能は、バイパスするこ
とが可能であり、その場合にはRIC10は、図5にお
いてナショナルセミコンダクタ社のDP8392同軸ト
ランシーバとして示した外部トランシーバ16と共に使
用することが可能である。
【0039】数百個のポートを有する大型のリピータユ
ニットを、RIC間バス18と共にRIC10をカスケ
ード構成とすることにより構築することが可能である。 RIC10は特定の適用に対して所定の形態とさせるこ
とが可能である。それは、LEDアレイディスプレイ及
びシステムプロセサ用の簡単なインターフェースを介し
てポートステータス情報20を供給する。RIC10は
、ネットワーク統計収集を容易とするために多機能カウ
ンタ及びステータスフラッグアレイを有している。直列
管理インターフェース24は、管理されるハブ適用例に
おいてデータの収集のために使用することが可能である
。RIC10の上述した特徴の各々について以下に更に
詳細に説明する。
【0040】図6はRICの入力及び出力ピンの組織を
示している。個々のI/Oピンの説明は図7に示してあ
る。IEEE802.3リピータ仕様は、その仕様に従
ったリピータシステムが達成せねばならない多数の機能
を詳細に記載している。これらの条件は、リピータの実
現がマルチポートのものでなければならない必要性と共
に、モジュール型のリピータ構成とすることの選択を極
めて好ましいものとしている。モジュール型の構成にお
いては、機能が全てのデータチャンネルに共通なタスク
と各個別的なチャンネルに対して専用のタスクとの間で
分割される。RIC10は、この様なモジュール構成と
するアプローチに従っている。即ち、ある機能的ブロッ
クは各ネットワークへの取付け(リピータポートとして
も知られている)に対して複製されており且つその他の
ものは共用されている。
【0041】RIC機能の概観 (1)セグメント特定ブロック:ネットワークポート図
8はRIC10のブロック図を与えている。図8に示し
た如く、セグメント特定ブロック26、即ちポート1−
13は、その特定のセグメントに関してリピータ操作を
実施するために必要な1個又はそれ以上の物理層インタ
ーフェース26a及びロジックブロック26bから構成
されている。ロジックブロック26bは「ポート」ロジ
ックとして知られている。なぜならば、それは、ネット
ワークの残部上の1個のセグメントへアクセスするため
にリピータが使用するアクセス「ポート」だからである
【0042】IEEE802.3リピータ仕様により定
義されているタスクを実行し且つ複数個のRIC集積回
路を使用して大型のリピータシステムを構築することを
可能とするために、機能的実体の分散型アーキテクチャ
がRIC10において使用されている。
【0043】図12Aに示した如く、RICアーキテク
チャは二つのタイプのノードを有するスポークホイール
である。中央ノードはリピータ仕様において定義されて
いる操作の大多数のものを実行し、即ちプリアンブル再
生、データデコーディング、フラグメント(断片)拡張
、ジャムパケット発生、ジャバー保護及び衝突処理など
である。ポートノードは各スポークの端部に設けられて
おり、それはネットワークセグメントとリピータシステ
ムとの間の接続部である。RIC10の図示例において
は、13個のポートノードが使用されている。しかしな
がら、この数はアーキテクチャによる制限ではなく具体
化における制限であるに過ぎない。
【0044】ネットワークセグメントへの接続部である
ので、ポートノードはそのセグメント上での送信操作を
制御し、且つパケット受信又は衝突期間中に競合が存在
する場合にはその他のポートノードとの仲裁を行なう。 その他のポートノード機能としては、物理的媒体インタ
ーフェース動作(10BASE−Tか又はAUIに対す
るもの)及びセグメント区画化操作などがある。
【0045】リピータシステムが機能するためには、二
つのタイプの通信チャンネルが必要とされる。再度図1
2Aを参照すると、最初のものはポート間の単一方向チ
ャンネルであり、その場合、この接続はホイールのリム
として考えることが可能である。このリンクは、複数個
のデータパケット即ち衝突信号が受信される場合にポー
ト間の競合を解消するために使用される。2番目のチャ
ンネルは、中央ノードとポートノードとの間の双方向ハ
ンドシェークである。この手段により、パケットに関す
る情報が処理のために受信ポートからメインユニットへ
送給され、次いで送信のために他のポートへ送給される
【0046】機能ユニットとそれらの通信リンクとの結
合は図12Aの通信リンクのスポーク型車輪形状を発生
する。装置外部のこれらの通信リンクの表われはRIC
間バスとして知られている。このことは、多数のRIC
10装置を使用した大型のリピータシステムを構築する
ことを可能としている。
【0047】与えられる物理層インターフェースのタイ
プは検討中のポートに依存する。上述した如く、且つ本
発明の1側面によれば、ポート1はAUI適合可能トラ
ンシーバ及びケーブルと共に使用するためにAUI適合
型インターフェースを有している。ポート2−13は二
つのインターフェース、即ちツイスト対又は外部トラン
シーバのうちの一方と共に使用するための形態とさせる
ことが可能である。ツイスト対インターフェースはRI
Cオンチップ10BASE−Tトランシーバを使用して
おり、一方後者は外部トランシーバへの接続を可能とし
ている。外部トランシーバモードを使用する場合には、
該インターフェースはAUI適合性である。AUI適合
性トランシーバがサポートされているが、該インターフ
ェースはインターフェースケーブルと共に使用すべく構
成されてはいない。従って、該トランシーバは必要的に
リピータ装置包囲体内部に設けられる。
【0048】ポートロジック26bは三つの異なった機
能を有している。ポートステートマシン(PSM)は、
IEEE802.3リピータ仕様により記載される如く
、データ及び衝突繰返しを実施するために必要とされる
。例えば、PSMは、この特定のポートがネットワーク
セグメントから受信すべきであるか又はそのネットワー
クセグメントへ送信すべきであるか否かを決定する。 本発明の1側面によれば、ポート区画ロジックがIEE
E802.3リピータポート区画ステートマシンの改良
版を構成しポート区画化動作を制御する。ポートステー
タスレジスタは該ポートの現在のステータスを反映する
。それは、システムプロセサによりアクセスして、この
ステータスを得るか又は例えばポートディスエーブルな
どのようなあるポート形態操作を実施することが可能で
ある。
【0049】(2)共用型機能ブロック:リピータコア
ロジック 共用型機能ブロック28は、リピータメインステートマ
シン(MSM)及びタイマ30、32ビット弾性バッフ
ァ32、PLLデコーダ34及び受信及び送信マルチプ
レクサ36を有している。これらのブロックは、IEE
E802.3リピータ仕様の条件を充足することを必要
とする操作の大部分を実行する。
【0050】パケットが伝送媒体からポートにより受信
されると、それは、受信マルチプレクサ36を介してP
LLデコーダ34へ送給される。データ及び衝突ステー
タスの通知が、受信マルチプレクサ36を介してメイン
ステートマシンMSM30へ送給され、且つ衝突活動ス
テータス信号が制御及びステータスバス上へ転送される
。このことは、メインステートマシン30が、リピート
即ち繰返されるべきデータの供給源及び送信されるべき
データのタイプを決定することを可能とする。送信デー
タは、受信パケットのデータフィールドか又は1010
...ビットパターンからなるプリアンブル/ジャムパ
ターンの何れかとすることが可能である。
【0051】メインステートマシンMSM30と関連し
て一連のタイマが設けられている。これらのタイマは、
種々のIEEE802.3仕様時間(該仕様においては
TW1−TW6時間と呼ばれている)が充足されること
を確保する。
【0052】802.3仕様に適合するリピータユニッ
トは、ネットワークセグメントへ取り付けられている任
意の受信用ノードと同一の信号ジター性能を充足するこ
とが必要とされる。従って、フェーズロックループマン
チェスタデコーダ34が必要とされ、従って受信パケッ
トがデコードされ且つジターが除去された受信セグメン
トに関して蓄積されることを可能としている。デコーダ
34は、関連するクロック及びイネーブル信号と共にN
RZ形態でデータを出力する。従って、そのパケットは
RIC間バスインターフェース38を介して、例えばネ
ットワークコントローラ及びその他のRICなどのよう
なその他の装置へ転送するのに便利な形態を有している
。次いで、そのデータは再度マンチェスタデータにエン
コードされ且つ送信することが可能である。
【0053】物理層トランシーバユニットを介しての受
信及び送信は、データパケットのプリアンブルフィール
ドにおいてビットの喪失を発生させる。802.3リピ
ータ仕様は、この喪失に対する補償を必要とする。これ
を達成するために、弾性バッファ32を使用して、プリ
アンブルが再生される場合に、受信パケットのデータフ
ィールド内においてビットを一時的に格納させる。
【0054】(3)RIC間バスインターフェースRI
C10によるデータ伝送の動作シーケンスは以下の如く
である。データパケットを受信するネットワークセグメ
ントが識別されると、RIC10が他のネットワークセ
グメントへパケットプリアンブルパターン(1010.
..)の送信を開始する。該プリアンブルが送信されて
いる間に、弾性バッファ32が以下に更に詳細に説明す
る如く、RIC間バスを介してデコードされた受信クロ
ック及びデータ信号をモニタする。スタートアップフレ
ーム区切り部「SFD」が検知されると、受信データス
トリームが弾性バッファ32内に書込まれる。再送のた
めに弾性バッファ32からのデータの除去は、有効長プ
リアンブルパターンが送信されるまで許可されることは
ない。
【0055】リピータシステムにおいてRIC10を使
用することは、単一のチップによりサポートすることが
可能なものよりもより多くのネットワークアタッチメン
トでトポロジを構成することを可能としている。上述し
たリピータ機能の分割は、データパケット及び衝突ステ
ータスを複数個のRICの間において転送することを可
能としている。同時に、複数個のRICは、尚且つ、単
一の論理的リピータとして挙動する。リピータシステム
内の全てのRICは同一であり且つ繰返し操作の任意の
ものを実施することが可能であるので、1個のRICの
故障がシステム全体の故障を発生させることはない。こ
のことは、大型のマルチポートリピータにおいて重要な
点である。
【0056】上述した如く、カスケード型RICは、R
IC間バス18(図5)として知られる特別化したイン
ターフェースを介して通信を行なう。このバス18は、
付加的な外部的ロジック回路に対する必要性なしで、シ
ステム内の受信RICから他のRICへデータパケット
を転送することを可能としている。RIC間バス18は
、RICの間で衝突情報を搬送することが可能な一組の
ステータスラインを有しており、それらのメインステー
トマシン(MSM)30が適宜の態様で動作することを
確保している。
【0057】(4)LEDインターフェース及びハブ管
理機能 リピータシステムは、通常、ネットワーク活動及び特定
のリピータ操作のステータスを表示する光学的ディスプ
レイを有している。図8を参照すると、RIC10のL
EDディスプレイ及びアップデートロジックブロックは
多様なインジケータを与える。このディスプレイアップ
デートは、完全に自律的なものであり、且つ単に、通常
、発光ダイオード(LED)から構成されているディス
プレイ(表示)装置を駆動するために単にSSIロジッ
ク装置を必要とするに過ぎない。ステータスディスプレ
イは非常に柔軟性があり、その装置の仕様に対して適切
なインジケータを選択することを可能としている。
【0058】RIC10は、ハブ管理能力を有する大型
リピータ用の特別の特徴を与えている。上述した如く、
ハブ管理はネットワーク内の独特の位置のリピータを使
用し、それらが取り付けられているネットワークセグメ
ントに関する統計を収集する。RIC10は、以下の如
くに、ハブ管理統計データを与える。重要なイベントが
、RIC10を介して、種々のその他のロジックブロッ
クから管理インターフェースブロック40により収集さ
れる。これらのイベントは、ラッチ用及びカウント用マ
スクが供給されるユーザに従って、オンチップラッチ内
に格納されるか又はオンチップカウンタでカウントする
ことが可能である。
【0059】任意のハブ管理システムの基本的なタスク
は、現在のフレーム及び任意の管理ステータス情報を、
そのフレームが受信されたネットワークセグメント(即
ち、リピータポート)と関連させることである。理想的
なシステムは、ハブ管理ソフトウエアによる検査のため
に、システムメモリ内にこの結合されたデータフレーム
及びステータスフィールドを配置させる。RIC10の
ハブ管理サポートロジック42の究極的な機能はこの機
能を与えることである。
【0060】このことを達成するために、RIC10は
専用のハブ管理インターフェース90を使用している。 このことは、RIC間バス18と類似している。なぜな
らば、それは、データパケットが受信用RICから回復
することを可能としているからである。図9に示した如
く、RIC間バス18と異なり、意図されている受信体
は別のRICではなく、コントローラ装置(例えば、ナ
ショナルセミコンダクタコーポレーションのDP839
3に「SONIC」ネットワークコントローラ)である
。専用の管理バス24(図5)を使用することにより、
フレームの終わりに管理ステータスフィールドを取り付
けることを可能としている。このことは、RIC10の
動作に影響を与えることなしに行なうことが可能である
【0061】(5)プロセサインターフェースRIC1
0のプロセサインターフェース22(図5)はシステム
プロセサへの接続を可能としている。データ転送は、オ
クタルの双方向データバスを介して行なわれる。RIC
10は、ハブ管理機能のステータス、チップコンフィギ
ュレーション(形態)及びポートステータスを表わす多
数のオンチップレジスタを有している。これらは、RI
Cのレジスタアドレス入力ピン(RA4−RA0)にお
いて選択したアドレスを与えることによりアクセスする
ことが可能である。
【0062】ディスプレイアップデートサイクル及びプ
ロセサアクセスは同一のデータバスを使用して行なわれ
る。プロセサ/ディスプレイブロック44内のアービタ
(仲裁器)は、プロセサアクセス及びディスプレイアッ
プデートのスケジュールを行なうと共に仲裁を行ない、
正しい情報がディスプレイラッチ内に書込まれることを
確保する。ディスプレイアップデートサイクル期間中、
RIC10は、データバスのマスターとして動作する。 このことは、データバスのデフォルト状態である。従っ
て、図5に示した如く、RIC10とシステムプロセサ
のデータバスとの間にTRISTATE(トライステー
ト)バッファを配置せねばならない。このバッファは、
システムバス上での同時的なディスプレイアップデート
サイクル及び他の装置のプロセサアクセス期間中におけ
るバス競合を回避することを確保している。該プロセサ
がRICレジスタをアクセスする場合、RIC10が該
バッファをイネーブルし且つデータピンの入力又は出力
の何れかの操作を選択する。
【0063】リピータ動作の説明 あたかも単一の論理的リピータとして挙動するマルチチ
ップリピータシステムを実現するためには、例えばマン
チェスタデコーディング及び弾性バッファ動作などのよ
うな経路特定動作が実施されるべき場合などのようなフ
レーム繰返しにおいて使用されるデータ経路に対して特
別の考慮が払われねばならない。又、使用可能なネット
ワーク活動信号を使用するシステムのステートマシンは
、802.3リピータ仕様において詳細に規定されてい
る種々のパケット繰返し及び衝突条件を受入れることが
可能なものでなければならない。
【0064】概略上述し且つ図8に示した如く、RIC
10は二つのタイプの相互作用を行なうステートマシン
を有しており、即ちポートステートマシン(PSM)(
各ネットワークアタッチメントがそれ自身のPSMを有
している)且つRICの共用型機能ブロックを制御する
メインステートマシンMSM30である。
【0065】ポートステートマシン及びメインステート
マシンについて詳細に説明する。IEEE802.3リ
ピータ仕様において使用されている表現を参照する。こ
れらの用語の正確な定義に関しては、IEEE802.
3仕様を参照すべきである。該仕様において説明される
如くリピータ状態乃至は用語を引用するRIC具体例と
の混乱を避けるためにこれらの品目にはアステリスクの
記号(*)を付してある。IEEE802.3スタンダ
ード状態線図を図10に示してある。RICの主要な状
態線図は図11に示してある。
【0066】(1)ポートステートマシンポートステー
トマシンPSMは二つの主要な機能を有している。第一
に、それは、取り付けたセグメントを介して繰返される
データ及びジャム信号の送信を制御する。 第二に、それはポートがデータの供給源か又はネットワ
ークを介して繰返される衝突情報として指定されるかの
何れかを決定する。
【0067】この指定されたリピータポートは「POR
T  N*」として知られている。図10に示した如く
、RIC10がIDLE*(アイドル)状態からSEN
D  PREAMBLD  PATTERN*(プリア
ンブルパターン送給)又はRECEIVE  COLL
ISION*(衝突受信)状態へ遷移することが可能で
あるために仲裁プロセスが必要とされる。このプロセス
は、その特定のパケットに対してのPORT  N*(
ポートN)であるポートを捜し出すために使用される。 このポートから受信されるデータは、PLLデコーダ3
4へ指向され且つRIC間バス18を介して送信される
【0068】RIC10がTRANSMIT  COL
LISION*(衝突送信)状態(図10)にエンター
すると、さらなる仲裁操作が実施されて、どのポートが
PORT  M*として指定されるかを決定する。PO
RT  M*は、RICがONEPORT  LEFT
*(1個のポートが残存)状態にエンターする場合には
、RICのその他のポートから区別される。この状態に
おいて、PORT  M*はそのセグメントを送信する
ことはなく、一方全てのその他のポートはそれらのセグ
メントを送信することが要求される。
【0069】図10Aはポートステートマシン(PSM
)を示している。このステートマシンはIDLE(アイ
ドル)状態においてパワーアップする非同期マシンであ
る。図10Aステートマシンのミンターム(minte
rm)は以下の如くである。
【0070】Minterm  1  ACKI及びA
CTNSIz及びNOT  TXEG及びCOLU活動
を有するより高いポートなし 外部的活動なし(RIC間バス) 現在の送信なし 非区画化衝突 Minterm  2  ACKI及びACTNSIz
及びNOT TXEGTW1及びCRSU 活動を有するより高いポートなし 外部活動なし(RIC間バス) 送信なし及びTW1時間カウントダウン非区画化キャリ
ア Minterm  3  ACKI及びTXEG及びC
OLU及びNOT  ANYXNSIz 活動を有するより高いポートなし 現在の送信あり このセグメントは衝突を有する RIC間バス上に送信衝突あり Minterm  4  NOT  ACKIデージー
チェーン(複数個のRICを有する)上のより高いポー
トは活動を有する Minterm  5  TXEG及びNOT  AN
YXNSIz及びNOT  COLU 現在の送信あり RIC間バス上に送信衝突あり このセグメントは非区画化衝突を有するものではないM
interm  6  NOT  TXEG及びTXE
GTW1及びNOT  COLU 現在の送信なし TW1(送信回復時間)はカウントダウンしておらずこ
のセグメントは非区画化衝突を有するものではないMi
nterm  7  ACKI及びTXEG及びANY
XNSIz及びNOTCOLU及びNOT  CRSU
活動を有するより高いポートなし 現在の送信あり 送信衝突なし このセグメントは非区画化衝突を有するものではないこ
のセグメントは非区画化キャリアを有するものではない Minterm  8  ACKI及びTXEG及びA
NYXNSIz及びCOLU 活動を有するより高いポートなし 現在の送信あり 送信衝突なし このセグメントは衝突を有している Minterm  9  ACKI及びTXEG及びA
NYXNSIz及びCRSU 活動を有するより高いポートなし 現在の送信あり 送信衝突なし このセグメントは非区画化キャリアを有しているMin
term  10  NOT  TXEG現在の送信な
し Minterm  11  NOT  ANYXNSI
zRIC間バス上に送信衝突あり Minterm  12  PASS  THROUG
Hこれは単にパススルー状態であり、それは単にセット
するだけであり、従って一度にS項のうちの一つのみが
変化するに過ぎない (2)メインステートマシン 上述した如く、メインステートマシンMSM30(図5
)は、各RIC10内の共用型機能ブロックの動作を制
御する。メインステートマシン30は、IEEE802
.3リピータ仕様により定義される如く、データ及び衝
突伝搬操作の大部分を実施する。これらの操作は以下の
表Iにリストしてある。
【0071】   メインステートマシンMSM30及びポートステー
トマシンPSMの相互作用は、RIC間バス18を観察
することにより部分的に認識することが可能である。
【0072】メインステートマシン(MSM)の状態線
図を図10Bに与えており、入力の名称を識別し且つこ
れらの入力の説明を与える対応する表を図10Cに与え
てある。このメインステートマシンは同期型マシンであ
って、それはφ1である10メガヘルツクロックでクロ
ック動作される。状態遷移項(Txx)及び状態スピン
項(Sxx)は以下の如くである。尚、以下の式におい
て各記号の最後にアンダーラインを付したものは、その
記号全体の上にオーバーラインを付したものと同一の意
味を有する。
【0073】T0    twupl*actnczS
0    twupl_+actncz_T1    
actncz_ T2    bd2*actncz S1    actncz*bd2_ T3    jab_*{fff+actncz_+a
nyxnsicz+colncz} T4    jab T5    jab_*bd62*sfdlatchc
*colncz_*anyxnsicz_*actnc
z*fff_ S2    jab_*actncz*fff_*an
yxnsicz_*colncz_*{bd62_+(
bd62*sfdlatchc_)} T6    jab_*{anyxnsicz+col
ncz+(actncz_*bd99_*ffe)+(
antncz*ffe)} T7    jab T8    jab_*colncz_*bd99*f
fe*anyxnsicz_*actncz_S3  
  jab_*colncz_*anyxnsicz_
*ffe T9    jab T10  jab_*bd99*antncz_*an
yxnsicz_* S4    jab_*{anyxnsicz+act
ncz+bd99_} T11  bd99 S5    bd99_ (3)RIC間バス操作 本発明の1側面によれば、RIC間バス18は、単一の
リピータの論理的機能を維持するために複数個のRIC
を一体的に接続するためのプロトコルを実行する。その
結果得られるマルチRICシステムはIEEE802.
3リピータ仕様を充足し且つ数百個のネットワークセグ
メントを接続することが可能である。このプロトコルは
、複数個のRIC装置を中央システムクロックにより駆
動することを可能とするか又は非同期的に動作すること
を可能としている。
【0074】RIC間バス18は、大型の「ラックをベ
ースとした」リピータシステムの必要性を受け付けるべ
く構成されている。これらのシステムの初期の具体例は
、中央再同期用カードが多数のポートアタッチメントカ
ードを制御するアーキテクチャを使用していた。このタ
イプの構成は二つの主要な欠点を有している。第一に、
それらはモジュール化の可能性を欠如しており、即ち全
てのカードは同一のものではない。第二に、全てのカー
ドは中央点の欠陥、即ち再同期用カードの影響を受ける
【0075】RIC間バス18はこれらのアーキテクチ
ャに関する拘束条件を回避している。更に、バス18の
アーキテクチャは、本システムが拡張することを可能と
しており、即ちバスアーキテクチャにおける完全な再設
計を行なうことなしに、取り付けるべきセグメントの数
を増加させることを可能としている。RIC間バスプロ
トコルは、IEEE802.3仕様により定義されてい
る機能、例えばデータパケット繰返し、衝突伝搬及びジ
ャバー保護などを実施するための多数のステータス及び
データ信号を使用して動作する。
【0076】RIC間バス18は、複数個のRICを接
続して以下の動作を実現する。即ち、PORT  N*
識別(どのポートからリピータがデータを受信するか)
、PORT  M*識別(どのポートが衝突を経験する
最後のものであるか)、データ転送、RECEIVE 
 COLLISION*(受信衝突)識別、TRANS
MIT  COLLISION*(送信衝突)識別、及
びDISABLE  OUTPUT*(ジャバー保護)
などである。以下の表IIは、各バス信号の動作、RI
C10が信号をアサートするのに必要とされる条件及び
どのRIC(マルチRICシステムにおいて)が信号を
モニタするかを簡単に説明している。
【0077】 (4)RICカスケード方法 マルチRICリピータを構築するために、PORT  
N*及びPORT  M*識別が、システム内の全ての
RICに関して実施されねばならない。各RIC10内
において、ポートステートマシンPSMは論理的仲裁チ
ェーン状に配列されており、そこでポート1は最も高く
且つポート13は最も低い。該チェーンのトップ、即ち
ポート1への入力は、RICの/ACKI入力ピンを介
してユーザに対してアクセスすることが可能である。該
チェーンの底部からの出力は/ACKO出力ピンとなる
。単一のRICシステムにおいては、PORT  N*
は、受信又は衝突活動を有する仲裁チェーン内の最も高
いポートとして定義される。PORT  N*識別は、
該リピータがIDLE*(アイドル)状態にある場合に
実施される。PORT  M*は、該リピータがTRA
NSMIT  COLLISION*(送信衝突)状態
を出る場合に、衝突を有するチェーン内の最も高いポー
トとして定義される。仲裁チェーンが機能するために必
要とされることは、/ACKI信号を論理高状態とさせ
ることである。
【0078】マルチRICシステムにおいては、RIC
間において仲裁チェーンを伝搬させる二つの方法が存在
している。第一の方法で最も簡潔な方法は、RIC間に
おいて/ACKI/ACKO信号をデージーチェーン化
することにより仲裁チェーンを拡張させることである。 このアプローチにおいては、一つのRIC10が該チェ
ーンのトップに配置され(その/ACKI入力は高状態
へ結合されている)、次いでこのRIC10からの/A
CKO信号は次のRICの/ACKI入力端へ送給され
、以下同様に行なわれる。
【0079】この配列は実施が簡単であるが、例えば、
着脱自在のプリント回路基板(これらの基板はRIC及
びそれらの関連するコンポーネントを有している)を有
するバックプレーンを使用してリピータが構成される場
合に、リピータシステムに何らかのトポロジに関する制
限を与える。該基板のうちの一つが取除かれると、/A
CKI/ACKOチェーンが破られ且つ該リピータは正
しく動作することはない。
【0080】PORT  N*又はM*識別の第二の方
法はこの問題を回避している。この技術は、外部の並列
アービタ即ち仲裁器を使用することに依存している。こ
の方法によれば、各RIC10は、仲裁ベクトルとして
も知られる優先度レベルが割当てられる。このことを行
なう一つの方法は、リピータバックプレーン上のRIC
ボード(基板)の位置を反映する優先度番号を割当てる
ことである(即ち、そのスロット番号)。RIC10が
受信活動を経験し且つリピータシステムがIDLE*(
アイドル)状態にある場合には、RICボードは/AC
KO信号をアサート即ち活性化させる。外部仲裁論理は
この活動を認識し且つ該識別番号をその仲裁バス上へ駆
動する。次いで、仲裁期間が発生し、その期間中に、該
パケットを受信し、従ってポートNを有するRIC10
が識別される。
【0081】PORT  M*を識別するために同一の
手順がTRANSMIT  COLLISION*(送
信衝突)状態において使用される。この仲裁の並列手段
は、ボード即ち基板を失うことにより(即ち、バックプ
レーン上の空のスロット)発生される問題に露呈される
ことはない。種々のフレーム繰返し条件においてこの仲
裁ベクトルをアサート即ち活性化することに関連するロ
ジック(論理)はプログラム可能なロジックで実現させ
ることが可能である。PORT  N*又はM*仲裁を
実行するために、上述した両方の方法は同一の信号、即
ち/ACKI,/ACKO,/ACTNを使用する。
【0082】RIC間バス18は、あたかもシステム内
に単一のRIC10のみが存在するかの如き全く同一の
態様でマルチRIC操作を実行することを可能としてい
る。RIC間バス18の操作を説明する最も簡単な方法
は、多数の一般的なフレーム繰返し条件におけるその使
用について説明することである。以下の説明においては
、RICは外部トランシーバモードで動作しているもの
と仮定する。このことは、説明上便利である。なぜなら
ば、各ネットワークセグメントからの受信、送信、衝突
信号を観察することが可能だからである。内部トランシ
ーバモードにおいては、そうではない。なぜならば、非
AUIポートに対する衝突信号はRIC10内部のトラ
ンシーバにより派生されるからである。
【0083】パケット繰返し条件の例 (1)データ繰返し RIC間バス18に関して実行される最も簡単なフレー
ム操作はデータ繰返しである。この操作において、デー
タフレームは一つのポートにおいて受信され且つ全ての
その他のセグメントへ送信される。データ繰返し操作に
おいて実行されるべき最初のタスクはPORT  N*
識別である。これは、システム内のポートステートマシ
ンPSMにより実行される仲裁プロセスである。2個又
はそれ以上のポート18が同時的にパケットを受信する
場合には、RIC間バス18が活性ポートのうちの一つ
を選択し且つ他のポートを強制的にデータを送信させる
ことにより動作する。このことは、IDLE*(アイド
ル)状態からIEEE802.3仕様の許された出口経
路、即ちSEND  PREAMBLE  PATTE
RN*(送信プリアンブルパターン)又はRECEIV
ECOLLSION*(受信衝突)状態、図10及び図
11への経路を忠実に追従するために行なわれる。図1
1は、RICのI/Oピンにおいて観察することが可能
なRIC間バスの状態を示している。
【0084】該パケットは、RICのオンチップジャム
/プリアンブル発生器から派生されるPREAMBLE
  PATTERN*(プリアンブルパターン)で開始
する。PORT  N*において受信されるデータは、
受信マルチプレクサ36を介して、TLLデコーダ34
へ指向される。フェーズロックが達成されると、デコー
ドされたデータは、NRZフォーマットにおいて、それ
の関連するクロック及びイネーブル信号と共に、RIC
間バス18のIRD,/IRE,IRCライン上へアサ
ートされる。この直列データストリームは、リピータシ
ステム内の全てのRIC10により該バスから受信され
、且つそれらのそれぞれの弾性バッファ32へ指向され
る。
【0085】ロジック回路が該データストリームをモニ
タし且つフレーム区切り部SFDのスタートを探索する
。SFDが検知されると、データは後の送信のために弾
性バッファ32内にロードされる。このことは、十分な
フレームプリアンブルが送信され且つあるステートマシ
ン操作が充足されている場合に発生する。
【0086】図12は、二つのデージーチェーン型RI
CA及びBを示しており、RICAが該チェーンの上部
に位置されている。パケットがRICBのポートB1に
おいて受信され、次いで該システム内のその他のポート
によりリピート即ち繰返される。図13は、図12に示
した信号により表わされるフレーム繰返し用の機能的タ
イミング線図を示している。図12の例においては、シ
ステム内の二つのポートのみが示されている。明らかに
、その他のポートもフレームの繰返しを行なう。この例
は、更に、RIC間バス18を観察することにより理解
される限り、RICのステートマシンの操作を表わして
いる。例えば、リピータの状態遷移はIEEE802.
3仕様により定義される状態の用語で示してある。 PORT  N*の位置(即ち、それがどのポートであ
るか)も示してある。
【0087】以下の説明は、図13に示したリピータ及
びRIC間バス遷移について説明する。リピータは、ポ
ートB1により受信されるデータ信号により活性状態へ
励起される。システム内のRIC10は、/ACKI/
ACKOデージーチェーン及び/ACTNバス信号上の
下降エッジにより来るべきリピータ操作に対して注意が
喚起される。所定のスタートアップ(始動)遅延に続い
て、該リピータはSEND  PREAMBLE*(プ
リアンブル送信)状態へ移動する。RICシステムは、
このスタートアップ遅延を使用してポート仲裁を実行す
る。パケット送信が開始すると、RICシステムはRE
PEAT(リピート即ち繰返し)状態にエンターする。 通常のパケット繰返しに対するリピータ状態の拡張した
シーケンス、即ちSEND  PREAMBLE*(プ
リアンブル送信)、SEND  SFD*(SFD送信
)及びSEND  DATA*(データ送信)が続くが
、RIC間バス18上で見ることは不可能である。これ
らの状態は単一のREPEAT(リピート)状態へ合体
される。このことは、WAIT*(待機)状態及びID
LE*(アイドル)状態に対しても成立し、それらは結
合されたRIC間バスIDLE*(アイドル)状態のよ
うに見える。
【0088】リピート(繰返し)操作が開始すると(即
ち、リピータがIDLE*(アイドル)状態から出ると
)、それは、そのネットワークセグメント上に少なくと
も96ビットのデータ又はジャム/プリアンブルを送信
することが要求される。PORT*(ポート)Nからの
受信信号の期間は96ビットよりも小さい場合には、該
リピータはRECEIVE  COLLISION*(
受信衝突)状態(以下に説明する)へ遷移する。この挙
動はフラグメント(断片)拡張乃至は延長として知られ
ている。
【0089】RICの弾性バッファ32を空にすること
を包含してパケットデータがリピートされた後に、RI
C10はTW1*送信回復操作を実施する。このことは
、図11の状態線図に示したWAIT*(待機)状態期
間中に実施される。
【0090】(2)受信衝突 受信衝突は、PORT*(ポート)Nに取り付けられて
いるネットワークセグメント上で発生する衝突である。 即ち、衝突の存在は、データパケットが受信され次いで
他のネットワークセグメントへ伝搬されるのと同一の態
様で、受信ポート上で認識される。
【0091】受信衝突伝搬は、データ繰返しに対して行
なわれるものと同様の動作シーケンスが行なわれる。仲
裁プロセスが実施されて、PORT*(ポート)Nを見
付け出し、且つプリアンブル/ジャムパターンがそのリ
ピータの他のポートにより送信される。PORT*(ポ
ート)Nがそのセグメント上で衝突を検知すると、RI
C間バス18の/COLN信号がアサート即ち活性化さ
れる。この信号は、本システム内の全てのRIC10を
してそれらのセグメントへプリアンブル/ジャムパター
ンを強制的に送信される。このことは重要である。なぜ
ならば、これらのRIC10は、既に、それらの弾性バ
ッファ32からデータを送信している場合があるからで
ある。リピータは、RIC10がジャムパターンの送信
を開始する場合に、RECEIVE  COLLISI
ON(受信衝突)状態へ移動する。リピータは、以下の
二つの条件が充足されるまでこの状態に止どまる。即ち
、(1)少なくとも96個のビットがネットワーク上に
送信され、且つ(2)アクティビティ(活動)が終了す
ることである。
【0092】アクティビティ即ち活動の実際の終了はそ
れ自身の条件の組合わせを有している。即ち、(1)衝
突及び受信データ信号は同時的に終了することが可能で
あり、(2)受信データは衝突信号前に終了すべく表わ
れることが可能であり、且つ(3)受信データは衝突終
了後ある時間の間継続することが可能である。
【0093】同軸媒体を使用するネットワークセグメン
トは、衝突信号が不活性状態となる場合にセグメントア
クティビティ(活動)内において偶発的なギャップを経
験する場合がある。このことは、同軸トランシーバで構
成される受信及び衝突信号スケルチ回路と同軸ケーブル
自身の特性との間の相互作用から発生する。802.3
リピータの仕様は、衝突アクティビティ(活動)をTW
2*待機時間だけ延長することによりこれらのアクティ
ビティギャップの伝搬を回避している。該仕様は、ジャ
ムパターン送信がこの期間に亘って維持されねばならな
いことを必要としている。この後に、PORT  N*
により受取られているデータ信号が存在しない限り、リ
ピータはWAIT*(待機)状態へ移動する(図10及
び図11)。
【0094】図11に示した機能的タイミング線図は、
受信衝突期間中のリピータシステムの操作を示している
。リピータシステム形態は、前に図12に関して説明し
たものと同一である。
【0095】RIC10は、前述したものと同一のPO
RT  N*仲裁及びデータ繰返し操作を実施する。本
システムは、/COLNバス信号の後続エッジによりP
ORTB1上の受信衝突が通知される。これは、弾性バ
ッファ32内に保持されているデータではなくジャムパ
ターンを出力することをメインステートマシンMSM3
0へ通知する信号である。衝突が発生すると、IRC,
IRD,/IREバス信号は不定状態となる場合がある
。 その衝突が終了し且つTW2*操作が実施されると、本
リピータはWAIT*(待機)状態へ移動する(図10
及び図11)。
【0096】(3)送信衝突 送信衝突は、本リピータシステムが送信しているセグメ
ント上で検知される衝突である。衝突するセグメントを
モニタしているポートステートマシンPSMが/ANY
XNバス信号をアサート即ち活性化させる。/ANYX
N信号の活性化によりPORT  M*仲裁が開始され
る。リピータは、PORT  Nであったポートがネッ
トワークセグメント上にマンチェスタでエンコードされ
た1を送信することを開始すると、TRANSMIT 
 COLLISION*(送信衝突)状態へ移動する。 このTRANSMIT  COLLISION*(送信
衝突)状態にある間に、リピータの全てのポートは10
10...ジャムパターンを送信せねばならず、且つP
ORT  M*仲裁が行なわれる。
【0097】各RIC10は、IEEE802.3の仕
様により、TRANSMIT  COLLISION*
(送信衝突)状態にエンターすると、そのポートの全て
が少なくとも96ビットの間送信を行なうことを確保す
ることが余儀なくされる。この送信アクティビティは、
/ANYXNバス信号により強制される。/ANYXN
が活性状態である間、RIC10の全てのポートはジャ
ムを送信する。この状態が少なくとも96ビットの間持
続することを確保するために、RIC10内部のメイン
ステートマシンMSM30が、この期間に亘って/AN
YXN信号をアサート即ち活性化させる。この期間が経
過した後に、それらのネットワークセグメント上で活性
状態の衝突を有する複数個のポートが存在する場合に、
/ANYXN信号が活性化されるのみである。
【0098】TRANSMIT  COLLISION
*(送信衝突)状態からリピータが抜け出るには二つの
可能な方法が存在している。最も簡単な方法は、96ビ
ットの強制期間が経過する前にネットワークアクティビ
ティ(即ち、衝突及びそれらのTW2*延長)が終了す
る場合である。この条件下においては、リピータシステ
ムは、96ビットが全てのポートへ送信されると、WA
IT*(待機)状態へ直接的に移動することが可能であ
る。メインステートマシンMSM30強制期間が終了し
且ついまだに衝突を経験している1個のポートが存在す
る場合には、ONE  PORT  LEFT*(1個
のポートが残された)状態へエンターする。このことは
、/ANYXN信号が脱活性化され且つPORT(ポー
ト)Mがそのネットワークセグメントへの送信を停止し
ている場合に、RIC間バス18上で見ることが可能で
ある。この場合には、RIC間バス18はRECEIV
E  COLLISION*(受信衝突)状態へ遷移す
る。 リピータは、PORT  M*の衝突、TW2*衝突延
長及び何れかの受信信号が存在する間、この状態に止ど
まる。これらの条件が成立しない場合には、パケット繰
返しが終了し且つリピータはWAIT*(待機)状態へ
エンターする。
【0099】図15は、送信衝突条件下で操作するマル
チRICシステムを示している。送信衝突期間中に発生
する場合のある多数の異なった条件が存在している。図
15はそれらのうちの一つを示している。図15は、P
ORT(ポート)A1によるパケット繰返しで開始する
。PORT(ポート)B1は衝突を経験する。それはP
ORT  N*ではないので、それは/ANYXN信号
をアサート即ち活性化させる。この信号はシステム内の
メインステートマシンMSM30を変更させて、データ
からジャムパターン送信へスイッチさせる。
【0100】PORT(ポート)A1も/ANYXNバ
スラインをモニタしている。/ANYXNの活性化は、
PORT(ポート)A1をしてそのPORT  N*ス
テータスを放棄させ、送信動作を開始させ、/ACTN
のアサートを停止させ、且つポートステートマシンPS
M仲裁信号(/ACKOA及び/ACKIB)の保持を
解放させる。
【0101】それが送信する最初のビットはジャムパタ
ーンにおけるマンチェスタでエンコードした「1」であ
る。PORT(ポート)B1は衝突を有する唯一のポー
トであるので、それはPORT  M*ステータスを獲
得し且つ/ANYXN信号のアサート即ち活性化動作を
停止する。しかしながら、それは、/ACTNをアサー
トし且つその存在をポートステートマシンPSM仲裁チ
ェーン上に印加し、/ACKOBを強制的に低状態とさ
せる。メインステートマシンMSM30は、/ANYX
N信号が活性状態に止どまることを確保し、従って、P
ORT  M*を包含する全てのポートをしてそれらの
セグメントへ強制的に送信させる。
【0102】ある時間の後、PORT(ポート)A1が
衝突を経験する。これは、PORT(ポート)A1のセ
グメントから受信中のパケット及びリピータが現在その
セグメントへ送信しているジャム信号が存在することか
ら発生する。1個のセグメント上に2個のパケットが存
在すると衝突が発生する。PORTM*は、PORT(
ポート)B1からPORT(ポート)A1へ移動する。 PORT(ポート)A1は、PORT(ポート)B1と
同一の基準を充足し、即ち、それはそのセグメント上に
活性状態の衝突を有するが、更に、それは仲裁チェーン
上で一層高い。この優先度は、PORT(ポート)A1
に対して何ら利益を発生することはない。なぜならば、
/ANYXN信号がいまだに活性状態であるからである
。従って、今や、/ANYXN信号を駆動する二つの衝
突源、即ちメインステートマシンMSM30及びPOR
T(ポート)B1上の衝突が存在している。
【0103】究極的には、PORT(ポート)B1上の
衝突が終了し且つメインステートマシン30による/A
NYXN延長が経過する。従って、ネットワーク上に現
在ただ一つの衝突が存在するに過ぎないので(このこと
は、/ANYXNが不活性状態であることから演繹する
ことが可能である)、リピータはONE  PORTL
EFT*(1個のポートが残された)状態へ移動する。 RICシステムは、PORT  M*が受信用ポートの
役割を充足する受信衝突に対するのと同様の態様でこの
状態を取扱う。真実の受信衝突からの差異は、パケット
データからジャムパターンへのスイッチが既になされて
おり、/ANYXN信号により制御されているというこ
とである。従って、/COLN信号の状態はリピータ操
作に関し何ら影響を与えることはない。RECEIVE
 COLLISION*(受信衝突)状態の操作と共通
して、リピータは、PORT  M*上の衝突及び受信
アクティビティが治まるまで、この状態に止どまる。パ
ケット繰返し操作は、TW1*回復時間及びWAIT*
(待機)状態が実施される場合に完了する。
【0104】送信衝突条件においては、/COLN信号
は、TRANSMIT  COLLISION*(送信
衝突)及びONE  PORT LEFT*(一つのポ
ートが残された)状態期間中に、パケット繰返しの開始
時にPORT  N*を有していたRIC10がPOR
T  M*を有する場合にのみ、活性状態となる。
【0105】(4)ジャバー保護 現在の送信の長さがジャバー保護限界に到達すると、リ
ピータは、送信アクティビティ(活動)をディスエーブ
ル即ち不能とさせることが要求される。このことは、8
02.3仕様のTW3時間により定義されている。リピ
ータは、802.3仕様のTW4時間により定義されて
いる時間期間の間出力をディスエーブルさせる。この期
間の後、通常操作を再開することが可能である。
【0106】図16は、RICを基礎としたリピータシ
ステムに関するジャバー長さフレームの効果を示してい
る。この場合においては、JABBER PROTEC
T*(ジャバー保護)状態はSEND  DATA*(
データ送給)状態からエンターされる。TW4*時間期
間が観察される場合には、RIC間バスがIDLE*(
アイドル)状態を表示する。使用に適合するために、新
たなパケット活動又は連続的な活動がネットワーク上で
発生することが可能であるが、パケット繰返しとなるこ
とはない。図16に示した如く、これは、TW4*時間
条件が充足された場合にのみ発生することが可能である
【0107】RIC間バス用ハードウエア接続ハードウ
エアインターフェースを考慮する場合、RIC間バス1
8は、三つのグループの信号から構成されているものと
考えることが可能である。即ち、(1)ポート仲裁チェ
ーン、即ち信号/ACKI及び/ACKO、(2)同時
的な駆動及び検知信号、即ち/ACTN及び/ANYX
N(潜在的には、これらの信号は複数個の装置により駆
動される場合がある)、及び(3)駆動又は検知信号、
即ち/IRE,IRD,IRC,/COLN(ただ一つ
の装置が任意の時刻においてこれらの信号をアサート即
ち活性化させる)である。
【0108】第一組の信号は、点から点へのリンクとし
て使用するか又は外部仲裁論理と共に使用される。両方
の場合において、これらの信号に関するロードは大きな
ものではない。従って、オンチップドライバは適切であ
る。このことは、前のパラグラフにおいて示した信号の
クラス(2)及び(3)に対しては成り立たない場合が
ある。
【0109】RIC間バスは、直接的に又は外部バスト
ランシーバを介して、RICを一体的に接続させること
が可能である。後者の場合は大型のリピータの場合に有
効である。2番目の適用例においては、バックプレーン
がしばしば高度にロードされ且つオンチップバスドライ
バの駆動能力を超えている。/ACTN及び/ANYX
N信号に関する同時的な検知及び駆動能力に対する必要
性及び外部バストランシーバとの操作を可能とする願望
は、各々に対するこれらのバス信号がRIC10上に一
対のピンを有することを必要とし、一方のピンは該バス
を駆動し且つ他方のものはバス信号を検知する。外部バ
ストランシーバが使用される場合には、それらは該信号
のワイヤーOR動作を可能とするためにオープンコレク
タ/オープンドレインでなければならない。更に、バス
トランシーバの駆動及び検知イネーブルは活性状態で接
続されるべきである。
【0110】/IRE,IRD,IRC,/COLN信
号に関する情報転送の単一方向性は、RIC10がこれ
らの信号を駆動しているか又は該バスからそれらの信号
を受信しているかの何れかであることを意味し、同時に
両方のことが行なわれるものではないことを意味してい
る。従って、単一の双方向入力/出力ピンはこれらの信
号の各々に対して適切である。外部バストランシーバが
これらの信号と共に使用される場合には、RIC10の
パケットイネーブル「PKEN」出力ピンが、駆動イネ
ーブル及び検知ディスエーブルの機能を実施する。
【0111】図17は、例えばナショナルセミコンダク
コーポレーションのDS3893Aバストランシーバな
どのような外部バストランシーバを介して、RIC間バ
ス18へ接続されている。幾つかのバストランシーバは
反転型である。RIC間バス18がこれらのトランシー
バを使用することを可能とするために、RIC10は、
/ACTN,/ANYXN,/COLN及び/IRE信
号の活性状態を反転すべき形態とすることが可能である
。アクティブ低とする代わりに、それらをアクティブ高
とすることが可能である。従って、それらは、反転用バ
スドライバを介して通過される場合に、再度アクティブ
低となる。このことは、/ACTN及び/ANYXNバ
スラインに対して特に重要である。なぜならば、これら
の信号はワイヤードOR形態で使用されねばならないか
らである。不正確な信号極性は該バスを使用不可能なも
のとさせる。
【0112】プロセサ及びディスプレイインターフェー
ス データバス、アドレスバス及び制御信号を包含するプロ
セサ及びインターフェースピンは、実際的に、これらの
ピン上で多重化される三つの操作を実施する。これらの
操作は、(1)RIC10に関してパワーアップ初期化
サイクルを実施するモードロード操作、(2)ディスプ
レイ(表示)LEDをアップデートするためのリフレッ
シュ操作であるディスプレイ(表示)アップデートサイ
クル、及び(3)マイクロプロセサがRICのレジスタ
と通信することを可能とするプロセサアクセスサイクル
である。
【0113】(1)モードロード操作 モードロード操作は、パワーオン時に実施されるハード
ウエア初期化手順である。それは重要なデバイスコンフ
ィギュレーション(装置形態)情報をオンチップコンフ
ィギュレーション(形態)レジスタ内へロードする。そ
のコンフィギュレーション(形態)機能に加えて、/M
LOADピンはRICのリセット入力である。/MLO
ADが低である場合には、RICのリピータタイマ、ス
テートマシン、セグメント区画化ロジック及びハブ管理
ロジックの全てがリセットされる。
【0114】モードロード操作は、適宜の組のプルアッ
プ及びプルダウンレジスタをデータ及びレジスタアドレ
スピンへ取り付けてこれらのピン上に論理高又は低信号
をアサート即ち付与して、次いで上昇エッジを図18に
示した如く/MLOADピン上に供給することにより実
施することが可能である。コンフィギュレーション(形
態)入力端へのRIC機能のマッピングは以下の表II
Iに示してある。この様な構成は、簡単な抵抗、コンデ
ンサダイオード回路網を使用して実施することが可能で
ある。この様にしてモードロード操作を実施することは
、簡単なリピータシステム、即ちプロセサのないものに
おいてRICを構成することを可能としている。
【0115】   一方、複雑なリピータシステムにおいては、プロセ
サ書込みサイクルを使用して、モードロード操作を実施
することが可能である。このことは、何らかのデコード
用ロジックを介して、/MLOADピンをCPUの書込
みストローブへ接続させることを必要とし、且つそれを
プロセサのメモリマップ内に包含させることを必要とす
る。
【0116】プロセサ及びディスプレイインターフェー
ス用のハードウエア接続 (1)ディスプレイアップデートサイクルRIC10は
、取り付けたネットワークセグメント上のアクティビテ
ィ即ち活動に関するステータス情報及びリピータ機能の
現在のステータスを与えるために使用することが可能な
制御ロジック及びインターフェースピンを有している。 これらのステータスサイクルは、完全に自律的であり、
且つ発光ダイオード(LED)ディスプレイに適した形
態でデータを発生するために簡単なサポート回路を必要
とするに過ぎない。このディスプレイ即ち表示は、二つ
のモード、即ち(1)最小モード、一般的なリピータス
テータスLED及び(2)最大モード、個別的なポート
ステータスLEDのうちの一つにおいて使用することが
可能である。簡単なLEDディスプレイ用に意図されて
いる最小モードは、四つのステータスインジケータを使
用可能としている。第一のLEDは、RIC10が、そ
のジャバー保護機能を活性化するために強制されたか否
かを示す。残りの三つのLEDは、RICのネットワー
クセグメントの何れかが、(1)衝突を経験しているか
、(2)データを受信しているか、(3)現在区画化さ
れているかを表わす。最小ディスプレイモードが選択さ
れる場合には、必要とされる外部コンポーネントは、7
3×374型ラッチ、LED、及びそれらの電流制限用
抵抗のみである。
【0117】最大モードは、個々のネットワークセグメ
ントへ特定のディスプレイ(表示)情報を供給すること
により、最小モードとは異なっている。この情報は、各
セグメントの衝突活動、パケット受信及び区画化ステー
タスを示している。
【0118】10BASE−Tセグメントの場合には、
リンク一体性ステータス及び受信データの極性も与えら
れる。最大モードにおいて与えられる多様な情報は、そ
の全体又は一部を使用することが可能であり、従って終
端装置の使用に従ってステータスディスプレイの適宜の
複雑性の選択をすることを可能としている。
【0119】供給された信号及びそれらのタイミング関
係は、74×259型アドレス可能ラッチと直接的にイ
ンターフェースすべく構成されており、使用されるラッ
チの数はそのディスプレイ即ち表示の複雑性に依存して
いる。該ラッチはオクタルであるので、各タイプのセグ
メント特定データ(13個のポートは13個のラッチビ
ットを意味している)をディスプレイ即ち表示するため
には一対のラッチが必要である。
【0120】以下の表IV及び表Vは、それぞれ、イン
ターフェースピン及び最小及び最大モードの機能を示し
ている。
【0121】   図19は、最大モードが選択された場合の各ポート
のステータス情報の位置を示している。これは、図20
に示した接続線図と比較することが可能である。
【0122】モードロード操作の直ぐ後に(/MLOA
Dピンが高論理状態へ遷移する場合)、ディスプレイロ
ジックがLEDテスト操作を実施する。この操作は1秒
持続し、且つ、それが実行中に、使用されるLEDの全
てが点滅する。従って、RIC10を強制的にリセット
サイクルとさせることにより(/MLOADを強制的に
低とさせる)ディスプレイ操作をテストすることが可能
である。/MLOADピン上の上昇エッジはLEDテス
トサイクルを開始させる。LEDテストサイクル期間中
、RIC10はパケット繰返し操作を実施することはな
い。
【0123】ステータスディスプレイは、LEDが活性
状態にある時間を伸長する能力を有している。パケット
の繰返しの終わりにおいて、ディスプレイが凍結され、
現在の活動を示す。この凍結状態は30ミリ秒の間、又
は爾後のパケットがリピートされるまで持続する。従っ
て、パケット活動の低レベルにおいて、該ディスプレイ
は活動情報を伸長させて、それを人間の目によって認知
可能なものとさせる。高い交信率において、該LEDの
相対的な輝度は、高又は低活動を有するセグメントを表
わす。
【0124】(2)プロセサアクセスサイクルRIC1
0の内部レジスタへのアクセスは、そのプロセサインタ
ーフェース22を介して行なわれる。このインターフェ
ースは、従来の非多重化アドレス(5ビット)及びデー
タ(8ビット)バスを使用する。ディスプレイアップデ
ートサイクル期間中に、外部ディスプレイラッチへデー
タ及びアドレス情報を供給するためにデータバスも使用
される。これらのサイクルを実施する間に、RIC10
はそのデータバスのマスターとして動作する。 従って、例えば74LS245トランシーバなどのよう
なTRISTATE双方向バストランシーバが、RIC
10と任意のプロセサバスとの間に配置されねばならな
い。
【0125】該プロセサは、読取り「/RD」又は書込
み「/WR」入力ストローブをアサートすることにより
レジスタアクセスを要求する。RIC10は、現在のデ
ィスプレイアップデートサイクルを終了させることによ
り応答し、且つTRISTATE(トライステート)バ
ッファイネーブル信号「/BUFEN」をアサート即ち
活性化させる。該プロセササイクルが書込みサイクルで
ある場合には、RICのデータバッファがディスエーブ
ルされて競合を防止する。
【0126】従って、本発明の1側面によれば、RIC
10のデータバスは二つの機能、即ちステータスLED
アップデート(RIC10がそのバスのマスターである
)及び内部RICレジスタのプロセサ読取り/書込みア
クセスの二つの機能に対して使用される。
【0127】該データバスのマスターであることは、バ
スアービタにより決定される。RIC10の状態がその
バスの所有者である期間中、内部読取りサイクルが稼動
される。該データバスは、ポート実時間レジスタからタ
ップされた情報及びポールされたポートのアドレスを担
持する。そのデータフォーマットは、ステータスビット
が74LS259又は均等なアドレス可能なラッチによ
りログすることが可能なものである。LEDアップデー
トは、ストローブ信号(STR0−STR1)の助けで
同期される。内部アービタ(仲裁器)は、そのアップデ
ートが進行中に、そのバスを保持することにより該プロ
セサによる同時的なアクセスを解消する。従って、該ア
ービタは、プロセサアクセスに対する待機状態を誘起さ
せる。
【0128】上述した如く、該プロセサをそのバスのマ
スターとして認識する信号はBUFFENであり、それ
は、該システムを共用型データバスと接続することを可
能とする。
【0129】プロセサ制御システム内のRIC10へイ
ンターフェースするために、PAL装置が以下の操作を
実施するために使用される可能性がある。即ち、(1)
プロセサのメモリマップ(アドレスデコード)内のRI
C10を捜し出し、(2)そのRICの読取り及び書込
みストローブを発生し、且つ(3)74LS245トラ
イステートバッファに対する方向信号を制御することで
ある。このプロセサ及びディスプレイインターフェース
の一例を図21に与えてある。
【0130】ハブ管理サポート 上述した如く、且つ本発明の1側面によれば、RIC1
0は、そのポートのステータス及びそれがリピートする
パケットに関する情報の形態でハブ(hub)管理サポ
ートを与えている。このデータは三つの形態で得ること
が可能であり、即ち(1)カウントされたイベント、即
ちRICの16ビットイベントカウンタレジスタ内に蓄
積されたネットワークイベント、(2)記録されたイベ
ント、即ちイベント記録レジスタ内にビットを設定する
ネットワークイベント、及び(3)ハブ管理ステータス
パケット、即ちイーサーネットコントローラボードによ
りデコードされるべき直列的な関数で管理バス上を送給
される情報である。
【0131】カウントされ且つ記録されたイベント情報
は、プロセサインターフェース22を介してうることが
可能である。このデータは、ポートに特定なものであり
且つイベントロギングインタラプト「/ELI」ピンを
介してインタラプトを発生するために使用することが可
能である。その情報は各ポートに対して特定的なもので
あるので、各RICポートは、それ自身のイベント記録
レジスタ及びイベントカウンタを有している。
【0132】本発明の1側面によれば、カウンタ及びイ
ベント記録レジスタはユーザが定義することの可能なマ
スクを有しており、該マスクはそれらが多様なイベント
をカウントし且つ記録するための形態とすることを可能
としている。該カウンタ及び記録レジスタは、一緒に使
用するように構成されており、従って詳細な情報(例え
ば、カウント値)は特定のネットワーク条件に対して内
部的に保持することが可能であり、且つ一層一般的な情
報(例えば、ある種のタイプのイベントが発生したこと
)は内部ラッチ内に保持することが可能である。従って
、該カウンタは、迅速的に発生するイベント(衝突をカ
ウントするために使用される蓋然性が最も高い)でイン
クリメントすべく構成することが可能であり、且つ記録
レジスタは、例えばジャバー保護パケットなどのような
発生する頻度がより低いエラー条件の発生をログ即ち記
録することが可能である。
【0133】RICアーキテクチャは、最大のネットワ
ーク帯域幅で収集する統計をサポートしている。その統
計は、パケット繰返しが進行中にログされ且つ同一のパ
ケットの送信が終了した後にカウンタ及びフラッグアレ
イへ供給される。該情報のログ及び供給の独立的な動作
は、均一な非常に小さなフレーム間ギャップで連続する
パケットの管理統計収集を行なうことを可能としている
【0134】ログしたイベントのカウントアップ操作及
びレートゲージング即ち速度測定に対して要求されるデ
クリメント操作の同時的な発生のために、カウントデー
タの一体性が維持される。フラッグ/カウンタレジスタ
のプロセサアクセス及びカウント操作の同時的な発生の
ために、フラッグステータス/カウント値は、(1)ア
ップデートの前のものか(2)アップデートの後のもの
の何れかとすることが可能である。基本的に、プロセサ
アクセスとカウントアップデートとの間の競合が回避さ
れる。
【0135】一時的保持用レジスタは、カウンタレジス
タアクセス期間中に、8ビットの物理的データバスから
16ビットの仮想データバスを発生させることを可能と
している。カウンタレジスタのうちの一つへのプロセサ
読取りは、このレジスタ及びポートカウンタ内の上位又
は下位バイトの何れかであるそのコンパニオンレジスタ
の内容を該一時的保持用レジスタへロードさせる。該プ
ロセサがこのコンパニオンレジスタの読取りを行なうこ
とを所望する場合、データは、カウンタ自身からではな
く保持用レジスタからアクセスされる。この様に、カウ
ンタに対してアップデートが発生すると、該プロセサに
より読取られる値は破壊されることはない。
【0136】本発明の1側面によれば、RIC10はデ
ータ及び統計をスタンダードネットワークコントローラ
(例えば、ナショナルセミコンダクコーポレーションの
DP8390(NIC)コントローラ又はDP8393
2(SONIC)コントローラ)へ送信するための4個
の信号ハブ管理バスを有している。該コントローラへ送
信されるデータは、7バイトのネットワーク統計が付着
された受信パケットを有しており、これらの統計は、C
RCエラーステータス、フレームアライメントステータ
ス、ウインド外衝突ステータス、衝突開始時間情報、パ
ケット長、先行するフレーム間ギャップの長さ、ジャバ
ー保護イベントステータス、弾性バッファエラーステー
タス、フェーズロックデコードエラーステータス、ピグ
ミ(pygmy)パケットステータス、受信用ポートの
アドレス、受信用RIC10のアドレス、及びバス性能
インジケータ、即ちパケット圧縮の使用などを包含して
いる。
【0137】RICのハブ管理アーキテクチャは、複数
個のRICを有するバス環境をサポートすべく構成され
ている。このことは、大型のリピータシステムが、単一
のネットワークコントローラへの情報をリピートするこ
とを可能としている。更に、各RIC10は、ネットワ
ーク統計と共に報告されるそれ自身の「アドレス」を与
えることが可能である。従って、該管理システムは、該
ハブ内のどのRIC10のどの特定のポートがネットワ
ークデータを受信したかを決定することが可能である。
【0138】該ハブ管理インターフェースにより与えら
れるパケット圧縮特徴は、システムメモリの最小の使用
を可能としている。このことは、受信パケットの不所望
のセグメントを抑圧させる(管理バス上での非送信)。 その圧縮量はプログラムすることが可能である。圧縮す
べき決定は、パケット圧縮入力ピンを介して行なわれる
。これは、別個のRIC入力ピンであり、それはDP8
3932SONICコントローラにより与えられるパケ
ット圧縮出力ピンと適合性がある。このSONICコン
トローラは、16個のイーサーネットアドレス(イーサ
ーネットパケットのスタートにおいて見出だされる)を
検知することが可能である。従って、SONIC−RI
C結合は、ネットワークデータストリームにおいて見出
だされるイーサーネットアドレスに基づいてネットワー
クデータを圧縮するために使用することが可能である。 このことは、管理されるハブ及び管理されるブリッジ適
用の両方において効率的なメモリの利用をサポートして
いる。
【0139】ハブ管理アーキテクチャは、更に、プログ
ラム可能な特徴を有しており、それは、管理システムに
おいて使用されるコントローラ/メモリのフレーム間処
理遅延を補償することを可能としている。この特徴は、
該コントローラがそのデータをモニタすることが不可能
である場合に、RIC10が管理データを供給すること
を防止するために与えられており、そうでない場合には
、該コントローラが「ミス」したことを知得することな
しに、そのデータパケットの一部をミスすることがある
。このことは、バス上の全てのRICをして強制的に該
コントローラにより供給されるプログラムされたフレー
ム間ギャップ時間を遵守させることにより達成される。 このフレーム間ギャップ時間はユーザが選択可能なもの
であり、該コントローラの速度及びその関連するメモリ
に依存する。全てのRIC10はそれ自身及び管理バス
のその他のRICの利用をモニタし、フレーム間ギャッ
プ条件が侵されることがないことを確保する。
【0140】(1)イベントカウント用機能カウンタは
、以下のイベントのカテゴリのうちの一つが発生すると
インクリメントすることが可能である。 (a)ジャバー保護(JAB) 関連するポートからの受信パケットの長さがリピータス
テートマシンをしてジャバー保護状態へエンターさせる
場合にポートカウンタがインクリメントする。 (b)弾性バッファエラー(ELBER)パケット受信
期間中に弾性バッファアンダーフロー又はオーバーフロ
ーが発生する場合にポートカウンタがインクリメントす
る。パケット受信期間中に衝突が発生するか又は該パケ
ットの繰返し期間中にフェーズロックエラー(以下に説
明する)が既に発生している場合には、フラッグは不活
性状態に保持される。 (c)フェーズロックエラー(PLER)パケット受信
期間中にフェーズロックループデコーダがロックを失う
と、フェーズロックエラーが発生される。 受信データストリーム上へのフェーズロックは、該パケ
ットにおいて後に回復される場合もされない場合もあり
、且つデータエラーが発生する場合がある。このフラッ
グは、衝突が発生する場合には不活性状態に保持される
。 (d)非SFDパケット(NSFD) パケットが受信され、且つフレーム区切り部のスタート
が見付からない場合には、ポートカウンタがインクリメ
ントする。該パケットが衝突を起こしている場合には、
カウント動作は禁止される。 (e)ウインド外衝突(OWC) ネットワークスロット時間の外側で衝突が発生する場合
には、ポートに対するウインド外衝突フラッグが活性状
態となる。 (f)送信衝突(TXCOL) ポートに対する送信衝突フラッグは、送信衝突がリピー
タにより経験されている場合にイネーブルされる。これ
らの条件下で衝突を経験する各ポートは、送信衝突を被
ったといわれる。 (g)受信衝突(RXCOL) ポートに対する受信衝突フラッグは、ポートがネットワ
ークアクティビティの受信源であり且つ衝突を被ってい
る場合に活性状態となる。その他のネットワークセグメ
ントが衝突を経験していない場合には、その受信用ポー
トに対する受信衝突フラッグがセットされる。 (h)区画化(PART) ポートが区画化される場合にポートカウンタがインクリ
メントする。 (i)不良リンク(BDLNK) ポートが10BASE−T操作のための形態とされ且つ
リンク喪失状態にエンターした場合にポートカウンタが
インクリメントする。 (j)ヒグミパケット受信(PGPK)受信パケットが
74ビットの長さより短く且つ受信期間中に衝突が発生
しない場合に、ポートカウンタがインクリメントする。 (k)パケット受信(REC) パケットが受信されると、ポートカウンタがインクリメ
ントする。使用されるべきカウンタに対して、所望の統
計が上述したリストから選択されねばならない。このカ
ウンタマスク情報は、適宜のイベントカウントマスクレ
ジスタへ書込まれねばならない。これらのレジスタのう
ちの二つ、即ち上位及び下位イベントカウンタレジスタ
が存在している。これらのレジスタの正確なビットパタ
ーンについて以下に説明する。
【0141】例えば、該カウンタがネットワーク衝突を
カウントすべき形態とされ且つ適宜のマスクがセットさ
れると、1個のセグメント上で衝突が発生すると、この
情報がハブ管理サポートロジックによりラッチされる。 該パケットの繰返しの終了において、各ポートそれぞれ
への衝突ステータスがそのポートのカウンタ内にロード
される。この操作は、完全に自律的であり、且つプロセ
サの干渉を必要とすることはない。
【0142】各カウンタは16ビットの長さであり且つ
直接的にプロセスにより読取ることが可能である。更に
、各カウンタはそのカウントの現在値を表わすためのデ
コード数を有している。3個のデコードが存在している
。即ち、(1)低カウント(00FF  Hexの値及
びそれ以下)、(2)高カウント(C000  Hex
の値及びそれ以上)、及び(3)フルカウント(FFF
F  Hexの値)である。各カウンタからのデコード
は、一体的に論理的OR処理され、且つ/ELIインタ
ラプトピン用のインタラプト源として使用することが可
能である。更に、これらのビットのステータスは、以下
に詳細に説明するページ選択レジスタPSRを読取るこ
とにより観察することが可能である。これらのスレッシ
ュホールドインタラプトの何れかをイネーブルさせるた
めに、適宜のインタラプトマスクビットが、以下に説明
する管理インタラプト形態レジスタへ書込まれねばなら
ない。イベントマスク用機能に加えて、上位イベントカ
ウント用マスクレジスタ(UECMR)は、該カウンタ
の動作を制御する2個のビットを有している。論理1へ
書込まれる場合には、読取りビット「ROR」上のリセ
ットが、プロセサ読取りサイクルが実施された後に、該
カウンタをリセットする。この動作が選択されない場合
には、該カウンタをゼロとさせるために、それらは、該
プロセサにより全てがゼロで書込まれるか又は全てゼロ
へロールオーバーすることが許容されねばならない。カ
ウントアップサイクルを禁止することによりフルビット
「FWF」がカウンタロールオーバーを防止する場合に
凍結が発生し(選択されたイベントが発生する場合に発
生する)、従って特定のカウンタをFFFF  hex
に凍結する。
【0143】ポートイベントカウンタも、カウンタデク
リメント(/CDEC)10によって制御することが可
能である。その名称が示す如く、このピン上の論理低は
、単一の値により全てのカウンタをデクリメントする。 カウンタデクリメントピン上のパルスは、内部的に同期
され且つ何れかの「アップカウント」活動と対立するこ
とがないように計画される。アップカウントとダウンカ
ウントとが同時的に発生すると、アップカウントが完了
するまでダウンカウントが遅延される。このアップ及び
ダウンカウント能力の組合わせは、RICの内部カウン
タが、単純なローリング平均を与えるか又はより大きな
外部カウンタの延長として使用することを可能としてい
る。
【0144】FWFオプションがイネーブルされると、
FFFF  hexに到達したレジスタに対してカウン
トダウン動作をディスエーブルさせ、従って凍結状態と
させる。従って、FWFがセットされ且つ/CDECが
レート表示を与えるために使用されている場合には、凍
結されたカウンタは、境界を超えたレートが検知された
こと、即ち速すぎるインクリメント又は遅すぎるインク
リメントであることを表示する。低カウント及び高カウ
ントデコードがインタラプト源又はポーリングサイクル
において使用される場合には、レート(速度)の変位方
向を決定することが可能である。
【0145】RICの外部データバスは8ビット幅であ
る。イベントカウンタは16ビット幅であるので、二つ
のプロセサ読取りサイクルがカウンタ値を発生するため
に必要とされる。読取り値が正しいものであることを確
保し、且つプロセサアクセスを有する同時的なイベント
カウントを可能とするために、一時的な保持用レジスタ
が使用される。カウンタの下位又は上位バイトの何れか
への読取りサイクルは、両方のバイトを保持用レジスタ
内へラッチさせる。従って、該カウンタの他方のバイト
が得られる場合には、実際のカウンタレジスタではなく
保持用レジスタがアクセスされる。このことは、上位及
び下位のバイトが、同一の時刻において、即ちそのカウ
ンタへの最初の読取りサイクルが発生した時にサンプル
された値を有することを確保している。
【0146】上位又は下位バイトが最初に読取られるか
否かに関する制限は存在しない。しかしながら、「同一
時刻の値」が得られることを確保するために、最初に上
位の次いで下位のバイト(又はその逆)の読取りが、カ
ウンタアレイの連続的な読取りとして実施されるべきで
ある。その他の非カウンタレジスタは、これらの読取り
サイクルの間において読取ることが可能であり、且つ書
込みサイクルを実施することも可能である。別のカウン
タが読取られるか、又はオリジナルカウンタの同一のバ
イトが読取られる場合には、保持用レジスタがカウンタ
アレイからアップデートされ且つ読取られなかったバイ
トが喪失される。
【0147】読取りオプション上のリセットが使用され
る場合には、保持用レジスタへの転送が実施された後に
該カウンタがリセットされる。プロセサ読取り及び書込
みサイクルは、それらがカウントアップ又はカウントダ
ウン動作と対立することがないような態様で計画される
。即ち、プロセサ読取りの場合には、カウント値は、そ
れが保持用レジスタ内へロードされる場合に安定である
。プロセサ書込みの場合には、新たに書込まれた値は安
定であり、従って、それは、任意の爾後のカウント動作
によりインクリメント又はデクリメントさせることが可
能である。/MLOADピンが低(パワーオンリセット
)である期間中、全てのカウンタは0へリセットされ且
つ全てのカウンタマスクは強制的にディスエーブル状態
とされる。ポートイベントカウンタのアドレス位置に関
する詳細については以下に説明する。
【0148】(2)イベント記録機能 上述した如く、各リピータポートは、それ自身のイベン
ト記録用レジスタを有している。これは8ビットステー
タスレジスタである。各ビットは、特定のイベントの発
生をロギング即ち記録するために専用のものとされてい
る。これらのイベントのロギング即ち記録動作は、イベ
ント記録用マスクレジスタにより制御される。イベント
が記録されるためには、特定の対応するマスクビットが
送られねばならない。イベントカウンタに対して使用さ
れる方法と類似して、記録されたイベントは、フレーム
の繰返し期間中にラッチされ、次いでフレームの送信終
了時に記録用レジスタ内へ自動的にロードされる。マス
クされていないイベントの一つが発生すると、特定のポ
ートレジスタビットがセットされる。そのステータスは
ユーザに対して見ることが可能である。全てのポートに
対する全ての登録したビットが一緒に論理的にOR処理
されて、Flag  Found(フラッグ発見)「F
F」信号を与える。このインジケータは、ページ選択レ
ジスタを読取ることにより見付けることが可能である。 更に、管理及びインタラプト形態レジスタ内において適
宜のマスクビットがイネーブルされる場合にインタラプ
トが発生される場合がある。
【0149】イベント記録レジスタへのプロセサ読取り
サイクルは、そのレジスタ内にセットされているビット
の何れかをリセットする。読取り動作は、読取りサイク
ル期間中にデータを変化させることがないことを補償す
るように計画されている。プロセサ読取りの直ぐ後に続
くインターバルビットセット用イベントは成功する。以
下のイベントを記録することが可能である。 (a)ジャバー保護(JAB) 関連するポートからの受信パケットの長さがリピータス
テートマシンをしてジャバー保護状態へエンターさせる
場合に、このフラッグが活性状態となる。 (b)弾性バッファエラー(ELBER)フレーム受信
期間中に弾性バッファアンダーフロー又はオーバーフロ
ーが発生する場合にこの条件が発生する。 該フラッグは、パケット受信期間中に衝突が発生するか
又はパケットの繰返し期間中にフェーズロックエラーが
既に発生している場合に、不活性状態に保持される。 (c)フェーズロックエラー(PLER)フェーズロッ
クループデコーダがパケット受信期間中にロックを失う
場合に、フェーズロックエラーが発生する。受信データ
ストリーム上へのフェーズロックは、該フレームにおい
て後に回復される場合もされない場合もあり、且つデー
タエラーが発生する場合がある。このフラッグは、衝突
が発生する場合に、不活性状態に保持される。 (d)非SFDパケット(NSFD) パケットが受信され且つスタータフレーム区切り部が見
付からない場合に、該フラッグは活性状態となる。該フ
ラッグは、パケット繰返し期間中に衝突が発生すると、
不活性状態に保持される。 (e)ウインド外衝突(OWC) ネットワークスロット時間の外側で衝突が発生する場合
に、ポートに対するウインド外衝突フラッグが活性状態
となる。 (f)区画化(PART) このフラッグは、ポートが区画化される場合に活性状態
となる。 (g)不良リンク(BDLNK) 10BASE−T操作のための形態とされているポート
がリンク喪失状態へエンターする場合にこのフラッグが
活性状態となる。 (h)ピグミパケット受信(PGPK)受信パケットが
74ビット長さより短く且つ受信期間中に衝突が発生し
ない場合に、このフラッグが活性状態となる。 (3)管理インターフェース操作 ハブ管理インターフェースは、ハブ管理ステータスパケ
ットを形成するために、リピータステータス情報をパケ
ット情報と結合するためのメカニズムを与えている。該
インターフェースは、キャリアセンス、受信クロック及
び受信データから構成されている直列バスであり、ナシ
ョナルセミコンダクタコーポレーションのDP8393
2SONICネットワークコントローラへバックプレー
ンバスを介して1個又は複数個のRICへ接続すべく構
成されている。このSONICネットワークコントロー
ラ及びRIC10は、ネットワーク統計収集のための強
力な組織を形成している。
【0150】該インターフェースは4個のピンを有して
いる。即ち、(1)MRXC、即ち管理受信クロック(
10MHzがクロック出力端へエンターする)、(2)
/MCRS、即ち管理キャリアセンス(入力/出力が有
効データストリームを表わす)、(3)MRXD、即ち
管理受信データ(MRXCに対して同期するNRZデー
タ出力)及び(4)/PCOMP、即ちパケット圧縮(
パケットのデータフィールドを切取るための入力)であ
る。
【0151】最初の3個の信号は、イーサーネットコン
トローラとフェーズロックループデコーダ(特に、DP
83932SONICネットワークコントローラ及びナ
ショナルセミコンダクタコーポレーションのDP839
10SNI)との間のインターフェースを模倣している
。これらの信号は、該フレームを受信するRIC10に
より駆動される。MRXC及びMRXDは、SONIC
ネットワークコントローラと適合性のあるNRZ直列デ
ータストリームを構成する。/PCOMP信号は、プロ
セサボード上のロジックにより、又はSONICコント
ローラにより直接的に駆動される。MXRDを介して転
送される実際のデータストリームは、IRDのRIC間
バス18を介して転送されるデータから派生される。 これら二つのデータストリームは、二つの重要な特性に
おいて異なっている。第一に、フレーム繰返しの終了時
において、ハブ管理ステータスフィールドがデータスト
リームへ取り付けられる。このステータスフィールドは
7バイトから構成されており、以下の表VIに示してあ
り、図22に対応している。
【0152】   情報フィールドは、以下に説明する多数のフレーム
ステータスレジスタから得られる。IEEE802.3
プロトコルと合致して、1バイトの最小桁ビットが最初
に送信される。第二に、リピートされる即ち繰返される
パケットのデータフィールドが管理バスを介して転送さ
れる間に、MRXCピン上の受信クロック信号が禁止さ
れる場合がある。この操作は、パケット圧縮ピン/PC
OMPの制御下で行なわれる。該パケットの繰返し期間
中に/PCOMPがアサートされると、該管理バスを介
して転送されるバイト数(SFDの後)がフレーム圧縮
デコードレジスタ内に表示される数と等しくなると、M
RXC信号が禁止される。このレジスタは、フレームの
繰返しにおける早い時期に発生される場合のある/PC
OMP信号の効果を、所望の時期まで遅延させる手段を
与えている。パケット圧縮は、パケットが受信され且つ
ハブ管理ソフトウエアにより処理されるべく待機してい
る場合にパケットをバッファするのに必要とされるメモ
リの量を減少させるために使用することが可能である。 この種類の適用においては、パケット圧縮論理の一部を
形成するアドレスデコーダが、アドレスフィールドが管
理バスを介して受信される場合に、該アドレスフィール
ドをモニタする。宛て先アドレスがそのハブ内部の管理
ノードのアドレスでない場合には、パケット圧縮を使用
することが可能である。この様に、ハブ管理検査に対し
て意味のあるパケットの部分のみ、即ちアドレスフィー
ルド+管理ステータスフィールドが、SONICネット
ワークコントローラへ転送され且つメモリ内にバッファ
される。尚、SONICコントローラは、パケット圧縮
ロジックを内部的に実施する。
【0153】/PCOMPがアサートされる前か又は所
要数のバイトが転送される前にリピートされたパケット
が終了すると、ハブ管理ステータスフィールドが直接的
にバイト境界において受信データへ取り付けられる。そ
のリピートされたパケットがデコードレジスタが必要と
するものよりも著しく長い値である場合であって且つ/
PCOMPがアサートされる場合には、該ステータスフ
ィールドは、パケット繰返しの終了まで遅延される。こ
の遅延期間中、MRXCクロックが禁止されるが、/M
CRS信号はアサート即ち活性された状態のままである
【0154】/PCOMPがパケットにおいて遅くアサ
ートされると、即ちパケット圧縮レジスタにより定義さ
れるバイト数の後にアサートされると、パケット圧縮が
発生することはない。該管理インターフェースは、SO
NICネットワークコントローラ及びその関連するパケ
ットメモリのアクセス時間のタイミング考慮事項を充足
するために微同調させることが可能である。この微調節
は二つの態様で実施することが可能である。
【0155】第一に、管理インターフェースの動作のデ
フォルトモードは、フレーム区切り部のスタートを有す
るバスを介してパケットを転送するのみである。従って
、プリアンブル/ジャムのみであり且つ何ら発信元又は
宛て先アドレス情報を担持することのない「パケット」
は禁止される。このフィルタ処理は、後により詳細に説
明する如く、論理0を管理インターフェース形態に書込
むか又は「MIFCON」ビットを管理及びインタラプ
ト形態レジスタ内へ書込むことによりディスエーブルさ
せることが可能である。
【0156】第二に、管理バスは、最大ネットワーク利
用の状態を受け付けるために構成されている(例えば、
衝突により発生されるフラグメント即ち断片が発生する
場合、これらの衝突フラグメントはIEEE802.3
IFG仕様に違反する場合がある)。SONICネット
ワークコントローラにより必要とされるIFGは、受信
FIFO内の空間を解放するため且つパケット処理の終
了を実施するため(該メモリ内の書込みステータス情報
)にかかる時間の関数である。これらの機能は、主に、
メモリ操作であり、従って、本システムのメモリアクセ
ス時間におけるバス待ち時間に依存する。このメモリの
速度を選択する上での自由裁量を可能とするために、R
IC10は、潜在的なFIFOオーバーフローからSO
NICネットワークコントローラを保護すべく形態とす
ることが可能である。このことは、フレーム間ギャップ
スレッシュホールド選択レジスタを使用することにより
実施される。
【0157】このレジスタ内に保持される値+1が、ネ
ットワークビット時間において、管理バス上のパケット
間の最小許容ギャップを定義する。ギャップがこの数字
よりも小さい場合には、/MCRSがアサートされるが
、MRXCクロックは禁止される。従って、データ転送
が行なわれることはない。従って、システム設計者は、
それらが非常に小さなRFGと共に発生するか又はサブ
セットをモニタするために発生する場合であっても、全
てのパケットに関しての統計を収集するか否かの決定を
行なうことが可能である。
【0158】表VIに示したステータスフィールドは、
図24乃至26に示した3個のパケットステータスレジ
スタPSR内に保持される以下の六つの異なったタイプ
の情報を供給するものとして考えることにより解析する
ことが可能な情報を有している。
【0159】(1)RIC10及びポートアドレスフィ
ールド[PSR(0)及び(1)]は、同一の管理バス
を共用する潜在的に最大の832個のポートからパケッ
トを受信するリピータポートを個別的に識別することが
可能である(各々が13個のポートを有する64個のI
C)。従って、その他全てのステータスフィールドは、
関連するポートに対して正確に関連付けることが可能で
ある。
【0160】(2)RIC10がイベントカウンタ又は
記録用ラッチに対して発生するステータスフラッグは各
パケットと共に供給される[PSR(2)]。更に、ク
リーンな受信SLNステータスが供給されて、そのフレ
ーム内のアドレスフィールドの信頼性の決定を行なうこ
とを可能とする。CLNステータスビット[PSR(1
)]は、アドレスフィールドの繰返し期間中に衝突を経
験することがない場合にセットされる。
【0161】(3)RIC10は、パケット繰返しのス
タートと相対的に、発生する場合に、衝突が何時発生し
たか[PSR(3)]を表わすための内部タイマを有し
ている。このパケットの繰返しと先行するものとの間の
ネットワーク上でIFGの何個のビット回数が見られた
かを表わすタイマも有している。これは[PSR(6)
]により与えられる。
【0162】(4)パケット圧縮が使用される場合には
、SONICネットワークコントローラのパケット記述
子内に含まれる受信バイトカウントが、パケット内のバ
イト数ではなく管理バスを介して転送されるバイト数を
表わす。そのために、パケットを受信するRIC10が
受信したバイト数をカウントし且つそれを管理バスを介
して転送する[PSR(4)(5)]。
【0163】(5)データパケットへステータスフィー
ルドを取り付けることは、明らかに、循環冗長性チェッ
ク(CRC)エラーがSONICネットワークコントロ
ーラによりフラッグされることとなる。そのために、R
IC10はリピートされるデータストリームをモニタし
てCRC及びFAEエラーをチェックする。FAEエラ
ーの場合には、RIC10が、付加的なダミーデータビ
ットを与え、従ってステータスフィールドは常にバイト
整合されている。
【0164】(6)管理インターフェースの実効性に関
する最終的なチェックとして、RIC10がバス特定ス
テータスビットをSONICネットワークコントローラ
へ転送する。このフラッグパケット圧縮完了PCOMP
D[PSR(0)]は、ハブ管理ソフトウエアによりモ
ニタされて、パケット圧縮操作がイネーブルされたか否
かをチェックする。
【0165】図23は、管理バスを介して転送されるパ
ケットの例を示している。図23の最初のセクション(
左側から右側へ移動して)は、短いプリアンブル及びS
FDパターンを示している。2番目のセクションは、パ
ケットのアドレス及びデータフィールドのスタートを有
する。この時間期間中、SONICコントローラは、パ
ケット圧縮がこのパケットにおいて使用されるべきか否
かを決定する。/PCOMP信号がアサート即ち活性化
され、且つ送信されたバイト数がデコードレジスタ内に
定義されている値と等しい場合に、パケット転送が停止
する。従って、MRXC信号は、パケットのデータ及び
CRCフィールドの残部に対してアイドルとなる。最後
の領域は、RICの7バイトのパケットステータスの転
送を示している。
【0166】その他のレジスタは、衝突時間レジスタ[
PSR(3)]の残部、リピートバイトカウントレジス
タ[PSR(4),(5)]及びフレーム間ギャップカ
ウンタアイドルレジスタ[PSR(6)]を有している
。衝突タイマは、パケットの繰返しスタートとパケット
の最初の衝突の検知との間の時間をビット時間でカウン
トする。衝突カウンタは、パケットがリピートされる場
合にインクリメントし且つ衝突が発生すると凍結する。 カウンタ内の値は、[PSR(1)]内の衝突ビットC
OLがセットされる場合にのみ有効である。
【0167】リピートバイトカウンタは二つの機能を実
施することが可能な16ビットカウンタである。送信パ
ケットがSFDを有する場合には、バイトカウンタは、
SFDフィールドの後に、受信バイト数を発生する。一
方、SFDがリピートされない場合には、該カウンタは
、プリアンブルフィールドの開始時においてスタートす
るバイトでカウントされるパケットの長さを反映する。 後者の機能を実施する場合には、該カウンタは8ビット
へ短縮される。従って、最大カウント値は255バイト
である。カウント動作モードは[PSR(2)]におけ
るNSFDビットにより表示される。受信パケットが純
粋に非SFDフレームであったか否かをチェックするた
めに、COLビットのステータスがチェックされるべき
である。衝突期間中、SFDフィールドは喪失されるか
又は形成される場合があり、且つ管理ソフトウエアはこ
の種類の挙動に対し敏感であるべきである。
【0168】IFGカウンタは、リピータ送信間の期間
をビット時間でカウントする。IFGカウンタは、RI
C10がパケットを送信していない場合にインクリメン
トする。IFGが長い場合、即ち255ビットよりも大
きい場合には、該カウンタはこの値を保持する。従って
、見掛け上の255のカウント値は255又はそれ以上
のビット時間として解釈されるべきである。
【0169】(4)管理インターフェース用ハードウエ
ア接続 RIC10は、直接的に又は外部バストランシーバを介
して管理バスへ接続させることが可能である。後者は、
大型リピータにおいて有用である。この適用例において
は、システムバックプレーンは、しばしば、オンチップ
バスドライバの駆動能力を超えて高度にロードされる。 /MCRC,MRXD及びMRXC信号に関する情報転
送の単一方向特性は、単一のトライステート可能出力ピ
ンがこれらの信号の各々に対して適切であることを意味
している。管理イネーブルMENRIC出力ピンが、一
つが必要とされる場合に、外部バストランシーバに対し
て駆動イネーブルの機能を実施する。RIC間バス信号
/ACTN,/ANYXN,/COLN及び/IREと
共通に、/MCRS出力によりアサートされる/MCR
S活性レベルは、/BINVモードロード形態ビットの
状態により決定される。
【0170】ポートブロック機能 上述した如く、RIC10は各ネットワーク接続に対し
て一つずつ13個のポートロジックブロックを有してい
る。既に説明したパケット繰返し操作に加えて、ポート
ブロックはその他の二つの機能を実施する。即ち、(1
)ネットワークセグメントに対しての物理的接続(トラ
ンシーバ機能)及び(2)機能障害セグメントからネッ
トワークを保護するための手段を与えること(セグメン
ト区画化)である。
【0171】各ポートはそれ自身のステータスレジスタ
を有している。このレジスタは、ユーザが、ポートの現
在のステータスを決定し且つ多数のポート特定機能の形
態を構成することを可能としている。
【0172】(1)トランシーバ機能 本発明の1側面によれば、RIC10は三つの態様でネ
ットワークセグメントへ接続することが可能である。即
ち、(1)AUIケーブルを介してトランシーバボック
スへ接続すること、(2)直接的にボードマウント型ト
ランシーバへ接続すること、及び(3)簡単なインター
フェースを介してツイスト対ケーブルへ接続することで
ある。上述した如く、第一の方法はRICポート1(A
UIポート)によりサポートされている。オプション(
2)及び(3)はポート2乃至13上で使用することが
可能である。これらのオプションのうちの一つを選択す
ることは、モードロード操作期間中の装置初期化におい
て行なわれる。トランシーババイパスXBYPAS形態
ビットは、該ポートがオンチップ10BASE−Tトラ
ンシーバを使用するか又は外部トランシーバのほうがよ
いのでこれらをバイパスするか否かを決定するために使
用される。
【0173】ポート使用態様における四つの可能な結合
がサポートされている。即ち、(1)全てのポート(2
−13)が外部トランシーバインターフェースを使用す
る、(2)ポート2−5が外部インターフェースを使用
し且つポート6−13が内部T−BASE10トランシ
ーバを使用する、(3)ポート2−7が外部インターフ
ェースを使用し且つポート8−13が内部T−BASE
10トランシーバを使用する、且つ(4)全てのポート
2−13が内部T−BASE10トランシーバを使用す
ることである。
【0174】RIC10は、事実上、10BASE−T
ネットワークセグメントへ接続するために必要とされる
全てのデジタル及びアナログ回路を有している。唯一の
付加的な能動コンポーネントは外部ドライバパッケージ
である。RICポートに対する10BASE−Tセグメ
ントへの接続を図27Aに示してある。図27Aは、R
ICのポートのうちの一つを10BASE−Tセグメン
トへ接続するために必要とされるコンポーネントを示し
ている。主要のコンポーネントはドライバパッケージ、
74ACTファミリのうちの一部、及び集積化したフィ
ルタ/チョークネットワークである。
【0175】10BASE−Tトランシーバ論理機能の
動作はソフトウエア制御により修正することが可能であ
る。該トランシーバに対するデフォルト動作モードは、
リンクパルスを送信し且つ受信を予定することである。 このことは、ポートのステータスレジスタの/GDLN
Kビットへ論理1を書込む場合には修正することが可能
である。ポートのトランシーバは手動的に動作するが、
リンクパルスを送信したりその受信をモニタすることは
ない。従って、リンク失敗状態へのエントリ及びそれと
関連するトランシーバ動作の修正が発生することはない
【0176】本発明の1側面によれば、オンチップ10
BASE−Tトランシーバは、受信データストリームの
極性を自動的に検知し且つ補正する。この極性検知方法
は、パケット波形の終端における受信リンクパルスの極
性に依存する。極性検知及び補正はソフトウエア制御で
ディスエーブルさせることが可能である。
【0177】図27Bの10BASE−Tツイスト対ト
ランシーバに対する極性ステートマシンを参照すると、
ツイスト対トランシーバ内の受信スケルチは、逆極性信
号を検知するためのメカニズムを有している。図27C
に示した如く、10BASE−Tトランシーバ入力がス
イッチされる場合に極性反転が発生する。通常、良好な
極性を有するパケットが受信される。図27Bに示した
如く、該トランシーバが反転された極性を有する三つの
相継ぐパケットを検知すると、即ちパケットが負の信号
で終了する場合、受信パケットの極性は内部的にスイッ
チされる。このスイッチング機能は、良好な極性を有す
る三つの相継ぐパケット、即ち正の信号で終了するパケ
ットを受領するとディスエーブルされる。
【0178】逆極性を有する7個の相継ぐリンクパルス
が検知される場合に内部的極性スイッチが発生する。同
様に、良好な極性を有する7個の相継ぐリンクパルスは
このスイッチング機能をディスエーブルさせる。受信さ
れたリンクパルス又はパケットの連続する数に対する要
件は、ツイスト対ケーブル上のノイズに起因する誤った
極性スイッチングを防止している。ユーザは、ソフトウ
エアを介して、この極性スイッチングメカニズムをディ
スエーブルさせることが可能である。
【0179】RICポート2−13は、オンチップトラ
ンシーバをバイパスすることを選択することにより、ツ
イスト対以外の媒体へ接続させることが可能である。外
部トランシーバを使用する場合には、ユーザは、該外部
トランシーバが衝突検知及びIEEE802.3媒体ア
クセスユニットに関連するその他の機能を実施すること
を確保せねばならない。図28はAUIタイプインター
フェースを使用したリピータポートと同軸トランシーバ
との間の接続を示している。
【0180】従って、本発明の1側面によれば、RIC
10はIEEE AUI及びツイスト対スタンダードの
両方をサポートするために、同一の装置ピン上で多機能
入力スケルチ及び出力ドライバを実現している。この多
機能スケルチは異なったAUI信号を受信する場合に簡
単なDCスレッシュホールドスケルチを使用する。しか
しながら、差動的ツイスト対信号を受信する場合には、
それは、入力信号のパルス幅及びDCレベルに基づいた
インテリジェントなスケルチを使用する。ツイスト対モ
ードにおける場合には、該スケルチはレシーバターンオ
フに対しDCヒステリシスを実現する。
【0181】RICの出力ドライバは、AUIモードに
おける場合にAUIレベル差動信号を送信するための電
流ドライバとして且つツイスト対モードにおける場合に
はCMOS差動電圧ドライバとして構成される。従来の
リピータは、AUI機能又はツイスト対機能の何れかを
実現するものであるが、IEEEスタンダードにより必
要とされる信号レベル及びスケルチ機能が異なった性質
のものであるために、同一の出力ピンを使用して両方の
機能を実施することは不可能である。
【0182】(2)セグメント区画化 本発明の別の側面によれば、RICのポートの各々は、
図29に示したIEEE区画化アルゴリズムにより定義
される機能を実施するための専用のポートステートマシ
ンを有している。RICのポート区画化アルゴリズムを
図30に示してある。異なった適用場面に対してのこの
アルゴリズムのカスタム化を可能とするために、パワー
アップ(モードロードサイクル)におけるデバイスコン
フィギュレーション即ち装置形態化期間中に多数のオプ
ションを使用することが可能である。五つの異なったオ
プションは次の如きものである。
【0183】(a)13個の区画化ステートマシンの動
作は、ディスエーブル区画化/DPART形態ビット(
ピンD6)を介してディスエーブルさせることが可能で
ある。 (b)セグメントを区画化するために必要とされる連続
するカウントの値(CC限界使用)は、31又は63の
何れかの相継ぐ衝突にセットすることが可能である。
【0184】(c)TW5仕様を区画化アルゴリズムに
おいて使用することは、パケットにおいてのみ発生する
衝突(TW5が経過する前に)及びパケットにおいて後
に発生する衝突(TW5が経過した後)との間を区別す
る。これらの遅い即ち「ウインド外」衝突は、ウインド
外衝突イネーブル/OWCEオプションが選択されてい
る場合には、速い衝突と同一の態様で処理することが可
能である。この形態ビットは、モードロード操作期間中
に、D4ピンへ印加される。/OWCEを使用すること
は、図20において、(1)の印を付けた段階線図分岐
部のパケット動作の終了まで遅延し、且つ(2)の分岐
印をイネーブルさせる。
【0185】(d)セグメントを再接続する場合のポー
トステートマシンの操作も修正することが可能である。 送信のみ/TXONLY形態ビットは、再接続用パケッ
トがリピータにより供給されない限り、セグメント再接
続を防止することを可能とする。この場合に、リピータ
がアイドルである場合にセグメントが送信するのではな
く、リピータがセグメント上へ送信をしている。通常の
再接続モードは、この様なパケットの間で区別を行なう
ことはない。/TXONLY形態ビットは、モードロー
ドサイクル期間中に、ピンD5上へ入力される。このオ
プションが選択され、次いで図20において(3)の印
が付けられているステートマシンブランチの動作が影響
される。
【0186】(e)RICは、セグメント区画化のため
の付加的な基準を使用するための形態とさせることが可
能である。これはループバック区画化と呼ばれる。この
操作が選択され、且つ区画化ステートマシンがネットワ
ークセグメントからの受信及び衝突入力をモニタして、
ポートが送信中である場合にそれらが活性状態であるか
否かを判別し、ネットワークトランシーバがケーブルか
らのデータパターンをループバックしているか否かを決
定する。続くウインドにおいて、即ち送信のスタートの
後61−96ネットワークビット時間において、区画化
ロジックにより何らデータ又は衝突信号が判別されない
場合に、ポートを区画化させることが可能である。この
操作において区画化されたセグメントは通常の態様で再
接続させることが可能である。
【0187】区画化ステートマシンの自律的動作に加え
て、ユーザはこれらのステートマシンをリセットさせる
ことが可能である。このことは、そのステートレジスタ
内の/PARTビットへ論理1を書込むことにより各ポ
ートに対して個別的に行なわれる。該ポートの区画化ス
テートマシン及び関連するカウンタがリセットされ且つ
そのポートはネットワークへ再接続される。ポートが区
画化される理由は、ポートのステータスレジスタを読取
ることによりユーザが判別することが可能である。
【0188】図30の状態線図を参照すると、区画化ス
テートマシンのミンターム(minterm)は以下の
如くである。 P0    PESET  OR  UNPART  
              リセット=nrst又は
GRSTP1    NOT  CRS  AND  
NOT  COL                こ
のポートはキャリアアクティブを有していない    
            このポートは衝突を有してい
ない                ポート区画化ス
テートマシンは開始状態にあるP2    CRS  
AND  NOT  COL            
    このポートはキャリアアクティブを有していな
い                このポートはキャ
リアアクティブを有している            
    このポートは衝突を有していない      
          ポート区画化ステートマシンがア
イドル状態にあるP3    COL                 このポートは衝突を
有している                ポート区
画化ステートマシンはアイドル状態にあるP4    
NOT  CRS  AND  NOT  COL  
AND  TXEL  AND          T
W99B  AND  LPPART        
        このポートはキャリアを有しておらず
、衝突を有しておらず、              
  且つこのポートは送信状態にある        
        このポートは既に99ビット送信して
いる                このポートはル
ープバックをチェックする形態となっている     
           ポート区画化ステートマシンは
アイドル状態にあるP5    (CRS  AND 
 NOT  COL  AND  TW5  AND 
 NOT          CBOWCE)  OR
  (NOT  CRS  AND  NOT  CO
L          AND  TW5  AND 
 CBOWCE)                こ
のポートはキャリアを有している          
      このポートは衝突を有していない    
            このポートは既に456−5
32ビットを受信している             
   ポート区画化ステートマシンはcoliウォッチ
状態にある                (ウイン
ド外衝突を無視)                ス
テートcoliウォッチにあるか又はパケットがowc
に対                しウォッチを終
了し且つパケット内は456−532ビットで    
            あるP6    (NOT 
 CRS  AND  NOT  COL  AND 
 NOT  CBO        WCE)  OR
  (NOT  CRS  AND  NOT  CO
L  AND          NOT  TW5 
 AND  CBOWCE)            
    このポートはキャリアを有していない    
            このポートはコリジョンを有
しておらず且つ(owcを無視し          
      )又は(456−532ビットではなくo
wcをウォッチ)                ポ
ート区画化ステートマシンはcoliウォッチ状態にあ
るP7    COL                 このポートはコリジ
ョンを有している                ポ
ート区画化ステートマシンはcoliウォッチ状態にあ
るP8    NOT  CRS  AND  NOT
  COL  AND  NOT  CCLI    
    M  AND  NOT  TW6     
           このポートはキャリアを有して
いない                このポートは
衝突を有していない                
このポートは32又は64の何れか(どの様にしてポー
トが構                成されている
かに依存する)の連続する衝突を有していない    
            このポートは1064−11
40の長さのビットの衝突を有し          
      ていない               
 ポート区画化ステートマシンはパートウォッチ状態に
あるP9    CCLIM  OR  TW6   
             ポート区画化ステートマシ
ンはパートウォッチ状態にある           
     このポートは32又は64の何れかの(ポー
トがどの様な構成                を
有しているかに依存する)連続する衝突を有している 
               このポートは1064
−1140ビットの長さの衝突を有して       
         いるP10  NOT  CRS 
 AND  NOT  COL           
     このポートはキャリアを有していない   
             このポートは衝突を有して
いない                ポート区画化
ステートマシンはパート待機状態にあるP11  CO
L                 このポートは衝突を
有している                ポート区
画化ステートマシンはパートホールド状態にあるP12
  CRS  AND  NOT  COL     
           このポートはキャリアアクティ
ブを有している                この
ポートは衝突を有していない            
    ポート区画化ステートマシンはパートホールド
状態にあるP13  COL                 このポートは衝突を
有している                ポート区
画化ステートマシンはparcol待機状態にあるP1
4  NOT  CRS  AND  NOT  CO
L                このポートはキャ
リアを有している                こ
のポートは衝突を有していない           
     ポート区画化ステートマシンはparcol
待機状態にあるP15  (CRS  AND  NO
T  COL  AND  TW5  AND  NO
T          CBTRUP)  OR  (
CRS  AND  NOT  COL  AND  
        TW5  AND  TXEL  A
ND  CBTRUP)              
  このポートはキャリアアクティブを有している  
              このポートは衝突を有し
ておらず且つ送信のみ又は送信済み及        
        び送信のみを有していない     
           このポートは456−532ビ
ットを送信したか又は受信して           
     いる                ポー
ト区画化ステートマシンはparcol待機状態にある
P16  NOT  CRS  AND  NOT  
COL                このポートは
キャリアを有していない              
  このポートは衝突を有していない        
        ポート区画化ステートマシンはunp
art待機状態にあるP17  CRS  OR  C
OL                 このポートはキャリ
アアクティブを有しているか又はこのポー      
          トは衝突を有している     
           ポート区画化ステートマシンは
開始状態にあるP18  NOT  COL  AND
  NOT  CRS  AND  (CRS  OR
          COL  OR  NOT  T
W99b  OR  NOT  TXEL  OR  
        NOT  LPPART)     
           アイドル状態において、このポ
ートは衝突を有しておらず且つ           
     crsを有していないか、又は      
          このポートはcrsを見たか又は
99ビットを送信していない            
    か又は送信していないか又はIppartのた
めの形態とされ                てい
ないP19  CRS  AND  NOT  COL
  AND  (NOT  TW5  OR     
     CBOWCE)                 このポートはキャリ
アを有している                この
ポートは衝突を有していない            
    且つowcのウォッチのための形態とされてい
るか又はcol                iウ
ォッチ状態において456−532ビットを有していな
いP20  FLOW  THROUGH      
          区画化ステートマシンにおいてp
cクリア状態にあるP21  NOT  CCLIM 
 AND  NOT  TW6  AND  (CRS
  O        R  COL)                 このポートはcon
figに依存して32又は64個の連続す      
          る衝突を有しておらず且つ   
             colはその中において1
064−1140ビットを有してお         
       らず且つcrs又はcolはパートウォ
ッチにおいて活性状態               
 であるP22  CBOWCE  AND  COL
                このricはウイン
ド外衝突の使用のための形態とされているP23  C
RS  OR  COL                 このポートはキャリ
アアクティブを有しているか又は          
      このポートはパート待機状態における衝突
を有しているP24  NOT  CRS  AND 
 NOT  COL                
このポートはキャリアを有していない        
        このポートはパートホールド状態にお
ける衝突を有していないP25  CRS  AND 
 NOT  COL  AND  {[NOT  TW
5  AN        D  NOT  CBTR
UP]  OR  [CBTRUP  AND(NOT
          TW5  OR  NOT  T
XL)]}                parc
ol待機にある                cr
sアクティブ                (送信
のみに対しての形態とされておらず且つ456−532
                ビットを受信又は送
信しておらず)又は                
(送信のみに対しての形態とされており且つ456−5
32ビ                ットを送信中
でないか又は送信していない)P26  (CRS  
AND  NOT  COL)  OR  [NOT 
 CBOWCE          AND  (CR
S  OR  COL)]             
   unpart待機において且つ(crsがアクテ
ィブであり且                つco
lではなく)又は                (
owcのウォッチのための形態とされておらず且つcr
s又                はcolがアク
ティブである)P27  FLOW  THROUGH
                アップデート状態に
ある(3)ポートステータスレジスタ機能 各RICポートはそれ自身のステータスレジスタを有し
ている。ポート及びそのネットワークセグメントに関す
るステータスを与えることに加えて、該レジスタは、そ
のポートに関して実施されるべき二つの操作を可能とし
ている。即ち、(1)ポートディスエーブル及び(2)
外部的に発生されるパケットテストである。ポートがデ
ィスエーブルされると、ポートセグメントとネットワー
クとの間のパケット送信及び受信が防止される。本発明
の1側面によれば、外部的に発生されたパケットテスト
(EGPテスト)は、ユーザが、その据付け状態におい
てリピータに関するテストを実施することを可能として
いる。この様なテストは、システム据付け時において実
施される可能性が最も高い。
【0189】ポートがEGPモードとされると、その操
作は以下の如くに修正される。即ち、ポートがパケット
を受信し且つRIC10がネットワークを介してそれを
送信すると、受信用ポートもそのパケットを同一のセグ
メント上へ送り返す。更に、衝突検知が受信用ポートに
おいてディスエーブルされる。従って、受信用ポートに
おいて受信と送信とが同時的に発生する場合であっても
衝突が記録されることはない。このことは重要である。 なぜならば、そうでない場合には、RIC10がパケッ
トではなくジャムパターンを送信するからである。この
ことは、受信用ポート(PORT  N)がそれ自身の
パケットを送信することがない通常の動作と矛盾する。
【0190】この、ノードにより送信されるパケットを
リピータへループバックさせ且つリピータからループバ
ックさせる能力は、データ及びセグメントの一体性を検
証する手段を与えている。それは、各ポート毎のユーザ
が選択可能なモードである。従って、その他のポートが
どのモードにあるかということに拘らず、EGPモード
にないポートは通常のRIC動作を実行する。EGPテ
ストモードは、活動中のネットワーク上で活性化される
べきではない。そうでないと、予測不可能なリピータ動
作が発生する場合がある。
【0191】RICレジスタ RIC10のレジスタは、所要のアドレスを五つのレジ
スタアドレス(RA(4:0))入力ピンへ印加するこ
とによりアクセスすることが可能である。ピンRA4は
、レジスタアレイの上半分と下半分との間の選択を行な
う。レジスタマップの下半分は16個のレジスタから構
成されており、即ち1個のRIC実時間ステータス及び
形態レジスタと、13個のポート実時間ステータスレジ
スタと、1個のRIC形態レジスタと、1個の実時間イ
ンタラプトステータスレジスタである。
【0192】これらのレジスタは、RA(4:0)ピン
(RA4=0)を介して任意の時間に直接的にアクセス
することが可能である。レジスタマップの上半分(RA
4=1)は、4ページのレジスタとして構成されており
、即ちイベントカウンタ形態ページ(0)、イベント記
録ページ(1)、下位イベントカウントページ(2)及
び上位イベントカウントページ(3)である。これらの
ページ内のレジスタアクセスもRA(4:0)ピン(R
A4=1)を使用して実施される。ページスイッチング
は、ページ選択ビット(PSEL2,1及び0)へ書込
むことにより実施される。これらのビットは、レジスタ
アレイの上半分の各ページ上のアドレス10  Hex
において位置されているページ選択レジスタ内に見出だ
される。パワーオンにおいて、これらのビットは0  
Hex即ちページ0へデフォルトされる。
【0193】RICステータス及び形態レジスタを図3
1に示してある。このレジスタの下位部分は、動作及び
RIC10に関する実時間情報を有している。上位三つ
のビットは、使用されるトランシーバインターフェース
の選択された形態を表わしている。ポート実時間ステー
タスレジスタの構成を図32に示してある。RIC形態
レジスタを図33に示してある。このレジスタは、モー
ドロード操作期間中にロードされる多数のRIC形態ビ
ットの状態を表示する。
【0194】図34に示した実時間インタラプトレジス
タ(RTI)は、フレーム毎に変化することの可能な情
報を有している。後に続くフレームの前に処理されてい
ない任意の残りのインタラプトが、送信されるか、又は
該パケットの終了30ミリ秒以内にクリアされる。複数
個のインタラプト源がRTIにより表示することが可能
であるので、優先度方法が実施される。RTIに対する
読取りサイクルは、インタラプト源及びそのインタラプ
トを発生したRICポートを表わすアドレスベクトルを
与える。インタラプト情報の表示に対する優先度の順番
は以下の如くである。即ち、(1)ネットワーク活動の
受信源(ポートN)、(2)衝突を示す最初のRICポ
ート、及び(3)区画化されているか又は再接続されて
いるポートである。
【0195】単一のパケットの繰返し期間中に、複数個
のポートが区画化されるか、又は、再接続される可能性
がある。該ポートは区画化/再接続情報を表示する上で
等しい優先度を有している。このデータは、それが該ポ
ートの周りに連続的にポールする場合に、RTIレジス
タにより該ポートから派生される。RTIレジスタを読
取ることは、特定のインタラプトをクリアする。インタ
ラプト源がアクティブでない場合には、RTIレジスタ
は何ら有効なインタラプトステータスをリターンするこ
とはない。
【0196】図35はRTIレジスタのD3乃至D0ピ
ン上へのインタラプト源のマッピングを示している。基
本的には、三つのインタラプト源の各々がこのフィール
ドにおいて専用のビットを有している。RTIレジスタ
に対する読取りがこれらのビットの一つの上で低論理レ
ベルを発生する場合には、そのインタラプト源は直接的
にデコードすることが可能である。そのインタラプトの
発生源と関連してイベントが発生しているポートがある
。RTIレジスタが読取られる場合にマスクされていな
いイベント(受信、衝突など)が発生しない場合には、
全てが1のパターンがデータピン上にRIC10により
駆動される。
【0197】図36に示したページ選択レジスタは二つ
の機能を実施する。第一に、それは、レジスタページ間
でスイッチを行なうことを可能とする。第二に、それは
、イベントロギングインタラプトに関するステータス情
報を与える。下位及び上位イベントカウントマスクレジ
スタは、それぞれ、図37及び図38に示してある。 イベント記録マスクレジスタは図39に示してある。イ
ンタラプト及び管理形態レジスタは図40に示してある
。このレジスタは、全てのビットが1にセットされた状
態でパワーアップし、且つ何れかのイベントがインタラ
プトを発生する前にプロセサ書込みサイクルにより初期
化されねばならない。
【0198】図41に示したRICアドレスレジスタは
、マルチRICリピータシステムにおけるRIC間を区
別するために使用することが可能である。このレジスタ
の内容は、管理バスを介して使用可能な情報の一部を形
成する。図42に示したパケット圧縮デコードレジスタ
は、パケット圧縮オプションが使用される場合に管理バ
スを介して転送されるフレームのデータフィールドにお
けるバイト数を決定するために使用される。該レジスタ
ビットは、直接バイナリーデコーダにおける機能を実施
する。従って、パケット圧縮が選択される場合には、最
大で255バイトのデータが管理バスを介して転送する
ことが可能である。
【0199】図43に示したフレーム間ギャップスレッ
シュホールドレジスタは、管理バスを介して転送される
パケット間にある最小のフレーム間ギャップを与えるた
めにハブ管理インターフェースを所定の形態とすべく使
用される。このレジスタへ書込まれる値+6は、管理バ
ス上で許容される最小のフレーム間ギャップ(IFG)
のビット時間における大きさである。図44に示したポ
ートイベント記録レジスタは、特定したRICポートに
対する記録したイベントを保持する。該フラッグは、該
レジスタが読取られる場合にクリアされる。
【0200】図45に示したポートイベントカウンタレ
ジスタは、特定したポートの16ビットカウンタの瞬間
的な値を示している。該カウンタは、イネーブルされた
イベントが発生する場合にインクリメントする。該カウ
ンタは、それが読取られる場合にクリアされることが可
能であり、且つ上位イベントカウントマスクレジスタ内
に適宜の制御ビットをセットすることにより、最大カウ
ントに到達した場合にロールオーバーすることを防止す
ることが可能である。RICのプロセサポートがオクタ
ルであり且つ該カウンタが16ビットの長さであるので
、一時的保持用レジスタがレジスタ読取りのために使用
されている。該カウンタのうちの一つが読取られると、
全てが該カウンタの16ビットである高又は低バイトの
何れかが保持用レジスタへ最初に転送される。カウンタ
アレイに対する次の読取りサイクルが同一のカウンタの
他のバイトへアクセスする場合には、その読取りサイク
ルは該保持用レジスタへアクセスする。このことは、プ
ロセサ読取りの間でイベントが発生することの問題を回
避し且つ誤ったカウント値を表示することを回避してい
る。新たな値を該保持用レジスタへエンターするために
は、異なったカウンタにアクセスせねばならないか又は
同一のカウンタバイトが再度読取られねばならない。
【0201】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論である
【図面の簡単な説明】
【図1】  IEEE802.3スタンダードにおける
異なった媒体/データレートオプションを具体化したイ
ーサーネットローカルエリアネットワークを示した概略
図。
【図2】  10BASE−Tイーサーネットネットワ
ークにおけるツイスト対リンクを示した概略図。
【図3】  10BASE−Tイーサーネットネットワ
ークにおけるリンクコンファメーション(確認)を示し
た概略図。
【図4】  802.3リピータの一例を示したブロッ
ク図。
【図5】  本発明に基づくリピータインターフェース
コントローラ(RIC)を示したブロック図。
【図6】  図5に示したRICの入力/出力ピンの構
成を示した概略図。
【図7A】  図6に示した入力/出力ピンを説明した
説明図。
【図7B】  図6に示した入力/出力ピンを説明した
説明図。
【図7C】  図6に示した入力/出力ピンを説明した
説明図。
【図7D】  図6に示した入力/出力ピンを説明した
説明図。
【図8】  本発明に基づくRICの一実施例のアーキ
テクチャを示したブロック図。
【図9】  本発明に基づくリピータハブ管理インター
フェースを示したブロック図。
【図10】  IEEE802.3スタンダードステー
トマシンを示した状態図。
【図10A】  IDLE(アイドル)モードでパワー
アップするポートステートマシンを示した状態図。
【図10B】  メインステートマシンを示した状態図
【図10C】  図10Bに示したメインステートマシ
ンへの入力を識別し且つ説明する説明図。
【図11】  本発明に基づくRICのメインステート
マシンを示した状態図。
【図12A】  本発明に基づくリピータインターフェ
ースコントローラの分散型アーキテクチャを示した概念
図。
【図12B】  二つのデージーチェーン型RICを示
したブロック図。
【図13】  図12のブロック図内に示した信号によ
り表わされるパケット繰返しを示したタイミング線図。
【図14】  受信衝突期間中のRICの動作を示した
タイミング線図。
【図15】  送信衝突期間中のRICの動作を示した
タイミング線図。
【図16】  RICをベースとしたリピータシステム
に関するジャバー長フレームの効果を示したタイミング
線図。
【図17】  外部トランシーバを介してRIC間バス
へ接続されたRICを示したブロック図。
【図18】  RICのモードロード動作を示したタイ
ミング線図。
【図19】  最大モードが選択されている場合の各R
ICポートのステータス情報を示した説明図。
【図20】  最大モードLEDディスプレイを示した
概略図。
【図21】  RICのプロセサ及びディスプレイイン
ターフェースを示したブロック図。
【図22】  RICステータスフィールドの構成を示
した説明図。
【図23】  RICの管理バスの動作を示したタイミ
ング線図。
【図24】  パケットステータスレジスタ0の構成を
示した概略図。
【図25】  パケットステータスレジスタ1の構成を
示した概略図。
【図26】  パケットステータスレジスタ2の構成を
示した概略図。
【図27A】  10BASE−TセグメントへのRI
Cポートの接続を示した概略図。
【図27B】  極性ステートマシン及びRIC10B
ASE−Tトランシーバを示した状態図。
【図27C】  10BASE−Tトランシーバ内の極
性検知及び補正を示した概略図。
【図28】  AUIインターフェースを使用する同軸
トランシーバとPICポートとの間の接続を示した概略
図。
【図29】  IEEE802.3スタンダードポート
区画化アルゴリズムを示した状態図。
【図30】  本発明に基づくRICのポート区画化ア
ルゴリズムを示した状態図。
【図31】  RICステータス及び形態レジスタの構
成を示した概略図。
【図32】  RICポート実時間ステータスレジスタ
の構成を示した概略図。
【図33】  RIC形態レジスタの構成を示した概略
図。
【図34】  RIC実時間インタラプト(RTI)レ
ジスタの構成を示した概略図。
【図35】  RTIレジスタのD3−D0ピンに対す
るRICインタラプト源のマッピングを示した概略図。
【図36】  RICページ選択レジスタの構成を示し
た概略図。
【図37】  下位イベントカウントマスクレジスタの
構成を示した概略図。
【図38】  RIC上位イベントカウントマスクレジ
スタの構成を示した概略図。
【図39】  RICイベント記録マスクレジスタの構
成を示した概略図。
【図40】  RICインタラプト及び管理形態レジス
タの構成を示した概略図。
【図41】  RICアドレスレジスタの構成を示した
概略図。
【図42】  RICパケット圧縮デコードレジスタの
構成を示した概略図。
【図43】  RICフレーム間ギャップスレッシュホ
ールドレジスタの構成を示した概略図。
【図44】  RICポートイベント記録レジスタの構
成を示した概略図。
【図45】  RICポートイベントカウントレジスタ
の構成を示した概略図。
【符号の説明】
10  リピータコントローラインターフェース(RI
C) 12,14  ポート 16  10BASE−Tトランシーバ18  RIC
間バス 20  ポートステータス情報 24  直列管理インターフェース

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ローカルエリアネットワークのセグメ
    ントを接続するための分散型アーキテクチャリピータイ
    ンターフェースコントローラにおいて、(a)第一組の
    操作を実施するための中央ノードが設けられており、(
    b)複数個のポートノードが設けられており、前記各ポ
    ートノードは前記中央ノードとローカルエリアネットワ
    ークの関連するセグメントの間に接続可能であり、前記
    各ポートノードは第二組の操作を実施する手段を有して
    いる、ことを特徴とする分散型アーキテクチャリピータ
    インターフェースコントローラ。
  2. 【請求項2】  請求項1において、前記各ポートノー
    ドが、前記ローカルエリアネットワークのそれの関連す
    るセグメント上で送信操作を制御する手段を有すること
    を特徴とする分散型アーキテクチャリピータインターフ
    ェースコントローラ。
  3. 【請求項3】  請求項1において、前記各ポートノー
    ドが、パケット受領又は衝突期間中に競合が存在する場
    合に、他のポートノードと仲裁する手段を有することを
    特徴とする分散型アーキテクチャリピータインターフェ
    ースコントローラ。
  4. 【請求項4】  ローカルエリアネットワークのセグメ
    ントを接続するためのリピータインターフェースコント
    ローラにおいて、(a)複数個のポートノードが設けら
    れており、前記各ポートノードはローカルエリアネット
    ワークの関連するセグメントへ接続可能であり且つポー
    トノード操作を実施する手段を有しており、(b)前記
    各ポートノードへ接続されており前記各ポートノードに
    対して共通な一組の操作を実施するための共用型機能的
    手段が設けられており、(c)前記共用型機能的手段へ
    接続されると共にデータパケット繰返し、衝突伝搬及び
    ジャバー保護機能を実施するために選択したステータス
    及びデータ信号を使用して通信を行なうために少なくと
    も他の1個のリピータインターフェースコントローラの
    リピータ間バスと接続可能なリピータ間バスが設けられ
    ており、その際に、単一のリピータインターフェースコ
    ントローラの複数個のポートノードの整数倍である多数
    のポートノードを持った単一のリピータインターフェー
    スコントローラの論理機能を維持するために複数個のリ
    ピータインターフェースコントローラを接続することが
    可能であることを特徴とするリピータインターフェース
    コントローラ。
  5. 【請求項5】  ローカルエリアネットワークのセグメ
    ントを接続するためのリピータインターフェースコント
    ローラにおいて、(a)複数個のポートノードが設けら
    れており、各ポートノードはローカルエリアネットワー
    クの関連するセグメントへ接続可能であり且つポートノ
    ード操作を実施するための手段を有しており、(b)前
    記各ポートノードへ接続されており該ポートノードから
    管理及びステータス情報を受取るデータバスが設けられ
    ており、前記データバスは外部プロセサ及び外部ディス
    プレイへ接続可能であり、(c)前記データバスへ接続
    されており前記データバスを介して前記ポートノードか
    ら受取った管理及びステータス情報を格納するための格
    納手段が設けられており、(d)前記データバスへ接続
    されており前記データバスを介して前記ポートノードか
    ら管理及びステータス情報を受取る表示及びアップデー
    ト論理手段が設けられており、(e)前記データバスと
    前記外部プロセサと、前記外部ディスプレイとに接続さ
    れており前記外部プロセサ及び前記外部ディスプレイに
    よる前記データバスへの同時的なアクセスを解消するた
    めのバスアービタ手段が設けられている、ことを特徴と
    するリピータインターフェースコントローラ。
  6. 【請求項6】  請求項5において、前記外部プロセサ
    が前記データバスへのアクセスを有する場合に、イネー
    ブル信号を発生するための前記バス手段のマスターが設
    けられていることを特徴とするリピータインターフェー
    スコントローラ。
  7. 【請求項7】  ローカルエリアネットワークのセグメ
    ントを接続するためのリピータインターフェースコント
    ローラにおいて、(a)複数個のポートノードが設けら
    れており、各ポートノードはローカルエリアネットワー
    クの関連するセグメントへ接続可能であり、(b)前記
    各ポートノードへ接続されており前記ポートノードから
    管理及びステータス情報を受取るバス手段が設けられて
    おり、(c)前記バス手段へ接続されており且つ前記バ
    ス手段から受取られた管理及びステータス情報に応答し
    本リピータインターフェースコントローラが繰返しを行
    なっている場合に前記ポートノードの及びパケットのス
    テータスに関するハブ情報を供給するハブ管理手段が設
    けられている、ことを特徴とするリピータインターフェ
    ースコントローラ。
  8. 【請求項8】  請求項7において、前記ハブ管理手段
    が、(a)カウントされたイベントに関する情報を発生
    する手段と、(b)記録されたイベントに関する情報を
    発生する手段と、(c)ステータスパケットを発生する
    手段と、を有することを特徴とするリピータインターフ
    ェースコントローラ。
  9. 【請求項9】  請求項7において、前記バス手段が、
    前記ハブ情報が前記ハブ管理手段から前記バス手段を介
    して前記外部プロセサへ転送することが可能であるよう
    に外部プロセサへ接続可能であることを特徴とするリピ
    ータインターフェースコントローラ。
  10. 【請求項10】  請求項7において、更に、前記ハブ
    管理手段へ接続されておりハブ情報を本リピータインタ
    ーフェースコントローラ外部の宛て先へ転送するための
    ハブ管理インターフェース手段が設けられていることを
    特徴とするリピータインターフェースコントローラ。
  11. 【請求項11】  請求項7において、更に、本リピー
    タインターフェースコントローラによるパケットの繰返
    しが進行中に、そのパケットに関する管理及びステータ
    ス情報を前記ハブ管理手段へ転送する手段が設けられて
    いることを特徴とするリピータインターフェースコント
    ローラ。
  12. 【請求項12】  請求項11において、更に、フラッ
    グ及びカウンタアレイが設けられており、且つ前記パケ
    ットの繰返しが終了した後に前記パケットに関するハブ
    情報を前記フラッグ及びカウンタアレイへ供給する手段
    が設けられていることを特徴とするリピータインターフ
    ェースコントローラ。
  13. 【請求項13】  請求項10において、更に、前記ハ
    ブ管理インターフェース手段に接続してハブ管理バスが
    設けられており、前記ハブ管理バスはハブ情報を前記ハ
    ブ管理バスへ接続されている外部のローカルエリアネッ
    トワークコントローラへ転送することを特徴とするリピ
    ータインターフェースコントローラ。
  14. 【請求項14】  請求項13において、前記ネットワ
    ークコントローラへ転送されるハブ情報が、本リピータ
    インターフェースコントローラにより受取られるパケッ
    トと統計情報とを有することを特徴とするリピータイン
    ターフェースコントローラ。
  15. 【請求項15】  請求項13において、前記ハブ管理
    インターフェース手段が、前記ハブ情報を圧縮する手段
    を有することを特徴とするリピータインターフェースコ
    ントローラ。
  16. 【請求項16】  請求項13において、更に、前記ネ
    ットワークコントローラにおけるフレーム間処理遅延を
    補償するプログラム可能な手段が設けられており、その
    際に前記ネットワークコントローラが前記ハブ情報をモ
    ニタすることが不可能な場合に本リピータインターフェ
    ースコントローラがハブ情報を前記ネットワークコント
    ローラへ転送することを防止することを特徴とするリピ
    ータインターフェースコントローラ。
  17. 【請求項17】  ローカルエリアネットワークのセグ
    メントを接続するためのリピータインターフェースコン
    トローラにおいて、複数個の異なったコネクタ手段が設
    けられており、本リピータインターフェースコントロー
    ラが複数個の異なった態様でネットワークセグメントへ
    接続可能であることを特徴とするリピータインターフェ
    ースコントローラ。
  18. 【請求項18】  請求項17において、本リピータイ
    ンターフェースコントローラが三つの態様でネットワー
    クセグメントへ接続可能であり、即ちAUIケーブルを
    介してトランシーバボックスへ、直接的にボードマウン
    ト型トランシーバへ、且つインターフェースを介してツ
    イスト対ケーブルへ接続可能であることを特徴とするリ
    ピータインターフェースコントローラ。
  19. 【請求項19】  ローカルエリアネットワークのセグ
    メントを接続するためのリピータインターフェースコン
    トローラにおいて、ネットワークセグメントへデータを
    送信し且つネットワークセグメントからデータを受取る
    ために本リピータインターフェースコントローラをツイ
    スト対ケーブルネットワークセグメントへ接続するため
    のトランシーバ手段が設けられており、前記トランシー
    バ手段が、前記ネットワークセグメントから前記トラン
    シーバ手段により受取ったデータストリームの極性を検
    知し且つ補正するための極性補正手段を有することを特
    徴とするリピータインターフェースコントローラ。
  20. 【請求項20】  請求項19において、前記極性補正
    手段が、受信リンクパルスの極性及びパケット波形の終
    了に応答する手段を有することを特徴とするリピータイ
    ンターフェースコントローラ。
  21. 【請求項21】  ローカルエリアネットワークのセグ
    メントを接続するためのリピータインターフェースコン
    トローラにおいて、複数個のポートノードが設けられて
    おり、前記各ポートノードは関連するネットワークセグ
    メントへ接続可能であり、前記各ポートノードは複数個
    の異なったセグメント区画アルゴリズムから選択された
    セグメント区画アルゴリズムを実施するための専用ポー
    トステートマシンを有することを特徴とするリピータイ
    ンターフェースコントローラ。
  22. 【請求項22】  請求項21において、前記選択した
    セグメント区画アルゴリズムが802.3セグメント区
    画アルゴリズムを実現することを特徴とするリピータイ
    ンターフェースコントローラ。
  23. 【請求項23】  ローカルエリアネットワークのセグ
    メントを接続するためのリピータインターフェースコン
    トローラにおいて、外部的に発生されたパケットテスト
    に応答する手段が設けられており、その際にユーザが据
    付け状態で本リピータインターフェースコントローラを
    テストすることが可能であることを特徴とするリピータ
    インターフェースコントローラ。
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