JPH04335197A - 原子炉用の出力振動範囲を監視する装置と方法 - Google Patents

原子炉用の出力振動範囲を監視する装置と方法

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JPH04335197A
JPH04335197A JP4024256A JP2425692A JPH04335197A JP H04335197 A JPH04335197 A JP H04335197A JP 4024256 A JP4024256 A JP 4024256A JP 2425692 A JP2425692 A JP 2425692A JP H04335197 A JPH04335197 A JP H04335197A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は原子炉、具体的に云うと、熱−流体圧不安定
性の有害な影響から原子炉を保護することに関する。
【0001】
【発明の背景】沸騰水型原子炉(BWR)の様な公知の
種類の原子炉では、炉心は、自立的な核分裂反応が出来
る配列として配置された複数個の燃料集成体で構成され
る。炉心が圧力容器内に収容されていて、水の中に浸漬
され、この水が冷却材及び中性子減速材の両方の作用を
する。中性子吸収材料を含む複数個の制御棒を燃料集成
体の間のすき間に挿入して、炉心の反応度を制御するこ
とが出来る。各々の燃料集成体が流路を持ち、その中に
下側高圧室から上側高圧室へと水を上向きに圧送する。 炉心の出力密度を監視する為、炉心全体の半径方向にも
軸方向にもわたって、中性子検出器を分配するのが常套
手段である。こう云う中性子検出器からの信号を利用し
て炉心状態を監視し、異常が検出された場合の原子炉の
運転停止(スクラム)を含めた是正措置を開始する。
【0002】最近の事象の為に特に厳密に検討される様
になった原子炉の1つの異常は、熱−流体圧不安定性で
ある。燃料集成体の流路の中に水を上向きに圧送する時
、気化が起る。その結果生ずる蒸気の泡は、絶えず運動
しており、いつも膨張及び収縮している。これによって
流路の中の2相流体の流れに変動が生ずる。こう云う流
れの変動が、摩擦による普通の流れの損失によって減衰
させられ又は抑圧されないと、それが溜って持続的な振
動になることがある。流体は中性子減速材でもあるから
、流れの振動は中性子束の振動になり、従って燃料集成
体の垂直方向の長さに沿った出力振動を生ずる。燃料の
中性子及び伝熱特性の最近の変化により、この様な熱−
流体圧によって誘起された出力変動は、最低臨界出力比
(MCPR)の安全限界を越えることが考えられる。
【0003】この様な中性子束の振動は、大出力で冷却
材の流量の少ない運転状態でのみ起ることか判っている
が、基本的には2つのモ―ドがある。1つのモ―ドは炉
心規模の振動であり、この時全ての燃料集成体がこの振
動に互いに同相で関与する。2番目のモ―ドは地域振動
であり、この時炉心の片側の中性子束は反対側の中性子
束とは位相がずれて振動する。振動の大きさがゼロであ
る軸線は、X−Y(水平)燃料束平面に対して任意の角
度であることがあり、X−Y平面内で回転することがあ
り、又は振動のピ―クの大きさを持つ炉心の2つの領域
が、振動周波数よりも遅い周波数で、ある場所から別の
場所へ移動することがある。
【0004】現存の炉心内出力監視計装は、炉心内に広
く分布した選ばれた中性子検出器からの信号を平均する
ことにより、平均出力を監視することが主なねらいであ
る。この様な平均出力範囲監視(APRM)装置は、許
容し難い程大きい炉心規模の中性子束の変動を検出して
、それを抑圧する為の措置を開始することが出来るが、
互いに位相がずれた検出信号を平均すると、実質的に相
殺されるから、地域的な振動を確実に検出することが出
来ない。
【0005】従って、炉心規模及び地域的な中性子束の
両方の振動の開始を検出することが出来ると共に、安全
限界を越える前に、振動を抑圧する為に自動抑圧機能(
ASF)を確実に始動させることが出来る出力振動範囲
監視(OPRM)装置に対する重要な必要性がある。 この様なOPRM装置は、不必要なASFの始動を避け
る為に、不安定性に関係する振動と、制御棒の操作及び
圧力調整器の過渡状態の様な原子炉の正常な事象から生
ずる振動とを区別しなければならない。更に、ある数の
働かない中性子検出器並びに/又は擬似検出信号に対処
して、その場合でも不安定性に関係する中性子束の振動
を確実に検出するのに十分な冗長性をシステムに組込ま
なければならない。
【0006】
【発明の要約】従って、この発明の目的は、原子炉の熱
−流体圧不安定性を検出する監視装置を提供することで
ある。
【0007】別の目的は、上に述べた性格であって、炉
心を損傷する惧れのある様な性質の持続的な振動を誘起
する惧れのある熱−流体圧不安定性を検出する監視装置
を提供することである。
【0008】別の目的は、上に述べた性格であって、中
性子束の密度が炉心全体にわたって軸方向及び半径方向
に分布した場所で監視されて、熱−流体圧によって誘起
された不安定性の開始を検出する様な監視装置を提供す
ることである。
【0009】別の目的は、上に述べた性格であって、炉
心規模及び地域的の両方の中性子束の振動が確実に検出
される様な監視装置を提供することである。
【0010】別の目的は、上に述べた性格であって、熱
−流体圧不安定性によって誘起された中性子束の振動の
開始が検出された場合、職員に知らされる様な監視装置
を提供することである。
【0011】別の目的は、上に述べた性格であって、1
個の燃料束の振動を含めて、炉心規模及び地域的な振動
の検出に応答して、自動抑圧機能が始動される様な監視
装置を提供することである。
【0012】別の目的は、上に述べた性格であって、抑
圧を必要とする様な不安定性によって誘起された振動と
、原子炉の通常の事象から生ずる振動とを確実に区別す
ることが出来監視装置を提供することである。
【0013】別の目的は、原子炉に於ける熱−流体圧不
安定性を検出して、その抑圧を開始する方法を提供する
ことである。
【0014】この発明のその他の目的は、一部分は明ら
かであろうし、一部分は以下の説明から明らかになろう
【0015】この発明では、熱−流体圧不安定性により
、原子炉内に誘起された炉心規模及び局部的な中性子束
の振動を監視し、それが開始された時に振動を抑圧する
適切な措置を開始する為の信号を出す様な装置及び方法
を提供する。この目的の為、炉心全体にわたって半径方
向に分布した局部的な出力範囲監視ストリングからの検
出信号が、出力振動範囲監視セルの炉心規模の配列に選
択的に割当てられて、炉心全体にわたって分布した高度
に局部的な領域に存在する出力又は平均中性子束密度を
表わす一意的な監視セル出力信号を発生する。
【0016】複数個の出力振動範囲監視チャンネルが、
炉心全体にわたって地理的に重なり合い、部分的に重な
る様に分布した監視セルの選ばれた群に夫々割当てられ
る。各々の監視セルの出力信号が反復的に標本化され、
熱−流体圧不安定性の開始に特性的なその振動を検出す
る様に処理される。こう云う振動が検出された時、警報
が出される。特定の監視セルの信号で表わされる振動が
、設定点及び周波数のある判断基準を充たす様な、振幅
が次第に増加する相次ぐ2つのピ―クを持つ時、割当て
られた監視チャンネルが引外される。少なくとも2つの
監視チャンネルが引外された場合、許容し難い熱−流体
圧不安定性であることが確実に表示され、原子炉制御機
能が始動されて、その不安定性を抑圧する。
【0017】従って、この発明は、以下詳しく説明する
様な構造の特徴、要素の組合せ及び部品の配置と、複数
個の工程を含む方法とで構成されており、この発明の範
囲は特許請求の範囲に記載してある。
【0018】この発明の性質及び目的が十分に理解され
る様に、次に図面について詳しく説明する。
【0019】
【詳しい説明】この発明の出力振動範囲監視装置は、沸
騰水型原子炉(BWR)の炉心全体にわたって分布する
、利用し得る局部的な出力範囲監視(LPRM)ストリ
ングを活用する。各々のLPRMストリングが、図2に
見られる様に典型的には4個の相隔たる中性子検出器A
,B,C,Dを収容した中空管98を含む。管は、燃料
棒の有効燃料部分の長さと同長になる様に燃料集成体の
間に垂直向きになっており、炉心全体にわたって半径方
向に分布した各々のLPRMストリングの場所に対し、
相異なる4つの軸方向の領域での局部的な出力密度を中
性子検出器が監視出来る様になっている。
【0020】この発明では、図1に見られる様に、LP
RMストリングの検出器A,B,C,Dによって発生さ
れた信号は、出力振動範囲監視(OPRM)セルを構成
する様な新規な形で、群に分けられている。同じLPR
M検出器の信号が、炉心の地理的に隣接する区域に対応
する複数個のOPRMセルに印加される。各々のセルを
限定するLPRMストリングからの2組の検出信号を平
均して、割当てられた1対の出力振動範囲監視(OPR
M)チャンネルに対する1対のセル出力信号を供給し、
そこで規則的な間隔で標本化して、OPRM引外しアル
ゴリズムに従って、熱−流体圧不安定性によって誘起さ
れた中性子束の振動が存在するかどうかを判定する。振
動が所要の判断基準を充たせば、OPRMチャンネルが
原子炉保護装置(RPS)に対するチャンネル引外し信
号を出す。
【0021】擬似的なチャンネル引外し信号に対して応
答しないようにする信頼性を持たせる為、4つのOPR
MチャンネルA(1),A(2),B(1),B(2)
を利用する。OPRMセルの第1の地理的な配列が、O
PRMチャンネルA(1)及びA(2)の両方に対する
入力を供給し、第1の配列に対して散りばめられた第2
の地理的な配列が、OPRMチャンネルB(1)及びB
(2)の両方に対する入力を供給する。OPRMチャン
ネルA(1)及びA(2)からの引外し信号が、夫々普
通の原子炉保護装置(RPS)の引外しチャンネルA(
1)及びA(2)を引外す様に印加され、OPRMチャ
ンネルの引外し状態を表わす信号がゲ―ト20でオア(
論理和)されて、普通の原子炉保護装置RPS(A)に
印加される。同様に、OPRMチャンネルB(1)及び
B(2)からの引外し信号が夫々普通の原子炉保護装置
(RPS)引外しチャンネルB(1)及びB(2)を引
外す様に印加される。OPRMチャンネルの引外し状態
を表わす信号がゲ―ト22でオアされて、原子炉保護装
置RPS(B)に印加される。ゲ―ト20を通過したチ
ャンネル引外し信号がRPS(A)からの引外し出力を
発生し、ゲ―ト22を通過したチャンネル引外し信号が
RPS(B)からの引外し出力を発生する。これらの引
外し出力がゲ―ト24でアンド(論理積)され、最低臨
界出力比(MCPR)の安全限界を越える前に、振動を
抑圧する為の自動抑圧機能(ASF)出力開始作用を発
生する。ASF出力を使って、例えば、選ばれた棒の挿
入(SRI)機能又は完全な原子炉の運転停止(スクラ
ム)を開始することにより、原子炉の出力を減少するこ
とが出来る。
【0022】図1から、ASF機能を始動するのに必要
な引外し論理は、OPRMチャンネルA(1)及びA(
2)に割当てられた少なくとも1つのOPRMセル、及
びOPRMチャンネルB(1)及びB(2)に割当てら
れた少なくとも1つのOPRMセルが、所要の信号特性
を表わす振動を検出しなければならないことが判る。
【0023】大きな炉心、例えば764個の束を有する
場合のこの発明によるLPRMストリングとOPRMチ
ャンネルとの割当ての1例が、図3及び4に示されてい
る。この炉心は利用し得るLPRMストリングを43個
持っていてよく、1個の燃料束の振動に至るまで、炉心
規模の振動及び地域的な振動を検出するのに適切な信頼
性及び冗長性を持って炉心全体をカバ―する為に、それ
らが34個のOPRMセル(1)乃至(34)に割当て
られている。図3及び4に見られる様に、OPRMセル
の割当ては、炉心全体にわたるLPRMストリングの幾
何学的な菱形関係に基づいて行なわれる。図3は、OP
RMセル(1)−(16)に割当てられたLPRMスト
リングの炉心内での場所を示している。即ちOPRMセ
ル(2)に、菱形の4点で、LPRMストリング30,
31,32,33の検出器が割当てられる。LPRMス
トリング30,31の検出器がOPRMセル(1)にも
割当てられ、ストリング32,33の検出器がOPRM
セル(4)にも割当てられ、ストリング31,32の検
出器がOPRMセル(5)にも割当てられ、ストリング
31の検出器がOPRMセル(3)にも割当てられるこ
とに注意されたい。OPRMセルを限定する菱形の1点
が炉心の周囲を越えた所に存在する場合、図3のOPR
Mセル(1),(7),(10)及び(16)の場合の
様に、セルは残りの3点によって表わされる。菱形の2
点が炉心の周囲を越えた所にある場合、OPRMセルは
限定されない。菱形の各点に示した上側の2つの文字は
、その信号が図1のOPRMチャンネルA(1)に対す
る入力の為、OPRMセル信号として組合されるLPR
Mストリングの検出器を表わしている。即ち、図3のO
PRMセル(2)ではLPRMストリング30,32の
検出器A,Cからの信号と、LPRMストリング31,
33の検出器B,Dからの信号が組合されて、OPRM
チャンネルA(1)の入力となる。菱形の各点に示した
下側の2つの文字は、その信号がOPRMチャンネルA
(2)に対するセル入力として組合されるLPRMスト
リングの検出器を表わす。即ち、LPRMストリング3
0−33では、ストリング30,32の検出器B,Dの
信号及びストリング31,33の検出器A,Cの信号が
、OPRMチャンネルA(2)に対するOPRMセル(
2)の入力として組合される。
【0024】図4は、その出力がOPRMチャンネルB
(1)及びB(2)に印加される様な、OPRMセル(
18)−(34)に割当てられるLPRMストリングの
炉心内での場所を示す。図3及び4を比較すれば、図4
に示すOPRMセルの場所が、図3に示すセルに較べて
、セル1個の位置だけ左にずれていることが判る。即ち
、図3のセルの菱形の1点にあるLPRMストリングが
、図4ではセルの菱形の幾何学的な中心にあり、逆も真
である。図4に見られる様に、LPRMストリング34
−37がOPRMセル(18)に割当てられる。LPR
Mストリング34,35は、LPRMストリング38と
共に、OPRMセル(17)にも割当てられる。ストリ
ング34,36の検出器A,C、及びストリング35,
37の検出器B,Dからの信号がOPRMセル(18)
で組合されて、OPRMチャンネルB(1)に印加され
る。ストリング34,36の検出器B,D、及びストリ
ング34,37のA,Cからの信号がセル(18)で組
合されて、図1のOPRMチャンネルB(2)に印加さ
れる。
【0025】各々のLPRMストリングの2つの検出器
が、2個、3個又は4個のOPRMセルを介して、同じ
OPRMチャンネルに入力を供給することが判る。従っ
て、各々のOPRMセルは少なくとも6個、大抵の場合
は8個の検出信号入力を持ち、それが1つのOPRMチ
ャンネルに印加される。これはセルの十分な重なり合い
となり、こうして、炉心の非常に局部的な領域で発生す
る振動を確実に検出出来る様に保証する。その時、4つ
のOPRMチャンネルと2つの原子炉保護装置との間の
重なりがあることにより、ASF機能の擬似的な始動も
起らない様に保証される。
【0026】LPRM検出器とOPRMチャンネルの割
当てを行毎に交互に変える代りに、一層小形の炉心では
、この他の割当てパタ―ンの方が一層よく適しているこ
とがある。例えば、図5で、OPRMセル(1)−(1
1)の各々が、四角の隅にあるLPRMストリングによ
って限定される。図示の各々のLPRMストリングの場
所に対し、左上隅の文字は、その信号がOPRMチャン
ネルA(1)に行く検出器を表わし、左下の文字はその
信号がOPRMチャンネルB(1)に行く検出器を表わ
し、右上の文字はその信号がOPRMチャンネルA(2
)へ行く検出器を表わし、右下の文字はその信号がOP
RMチャンネルB(2)へ行く検出器を表わす。従って
、各々のLPRMストリングは、4つのOPRMチャン
ネルの各々に対して1つの入力を供給する。OPRMチ
ャンネルの間でのこれらのLPRM信号の軸方向の分布
は一様である。OPRMセルが四角の形であることによ
り、炉心の寸法が一層小さいことゝ見合って、組合され
たLPRM信号は密接な間隔になる。四角の1つの隅が
LPRMを含まない様な、炉心の周辺近くの場所では、
OPRMセルは残りの3個のLPRMストリングからの
検出入力を使う。
【0027】図3乃至5から、種々のLPRM割当て方
式により、OPRMチャンネルの冗長性が得られること
が判る。4つの検出器からなる各々のLPRMストリン
グが、少なくとも2つのOPRMチャンネルに信号を供
給し、原子炉保護装置RPS(A又はB)内に完全な地
域的な冗長性を持たせる。2つの原子炉保護装置に関連
するOPRM検出器は、大形の炉心ではOPRMセルが
重なり合う為、並びに小形の炉心では検出器を共有する
パタ―ンの為、感度が略等しい。各々のLPRMストリ
ング内の幾つかの軸方向の場所を監視することにより、
信頼性が保証され、多数のOPRMセルの重なり合いと
併せて、どれか1つのOPRMセルの検出器が側路され
たことに対して十分な寛容度が得られる。
【0028】図6及び7のフロ―チャ―トは、各々のO
PRMセルのLPRM検出信号が、熱−流体圧不安定性
を確実に検出する為に処理される様子を示す。各々のO
PRMセルが、予想される中性子束の振動の正確な表示
、例えば、0.3乃至0.7Hzを保証するのに適切な
速度、例えば0.05秒毎に規則的に標本化される。最
初に図6について説明すると、ブロック50で表わした
OPRMセルに割当てられるLPRM検出信号が、有効
な信号レベルであるかどうか、判定ブロック52で試験
される。電気的な故障又は機械的な故障の為、多数の不
良中性子束検出器があることは稀ではない。然し、多数
のLPRM検出器が不良状態にあった場合でも、OPR
Mセルは、検出されなければならない中性子束の振動を
それでも確実に表わすことが出来る。即ち、判定ブロッ
ク52が、有効なLPRM信号の数が許容し得る最小値
、例えば3個に等しいか又はそれより大きいと決定する
と、処理が続けられる。そうでなければ、ブロック54
で示す様に、そのOPRMセルを側路する。受理された
、有効なLPRM信号の数を平均し(ブロック56)、
平均OPRMセル信号値を発生し、それを最小セル値に
対して試験する(ブロック58)。平均セル値が許容し
得る最小値より小さい場合、ブロック60で示す様に、
そのOPRMセルを側路する。受理された平均セル値を
ディジタル式にフィルタ作用にかけ(ブロック62)、
高周波成分、例えば2−5Hzより高い成分を除き、条
件づけたOPRMセル信号値を発生する。この様に条件
づけられたセル値が積分されて(ブロック64)、その
OPRMセルの場所に対応する炉心の局部的な領域内で
の熱出力を表わす時間平均値(5乃至7秒の時定数)を
発生する。次に、条件づけたセル値を時間平均セル値で
除すことにより、相対OPRMセル信号値RCVを計算
する(ブロック66)。
【0029】フロ―チャ―トの説明を続ける前に、熱−
流体圧不安定性によって誘起された中性子束の振動を表
わす相対OPRMセル値RCVの数サイクルを示した図
8を参照する。信号レベルTACVは、図6のブロック
64で決定した時間平均セル値を表わす。水平線S1 
は、信号レベルTACVよりも適当な百分率、例えば1
0%だけ高いレベルに設定した設定点を表わす。図6の
ブロック68で、瞬時相対OPRMセル値信号RCVを
設定点S1 と連続的に比較して、それを越える正の振
れがあるかどうかを捜す。この設定点を越えた時、論理
条件1が充たされ、ブロック70で示す様に、タイマを
初期設定する。このタイマが1対の時間窓T0 −Tm
axp 及びTmin2 −Tmax2 を発生する。 T0 −Tmaxp の間、正のピ―クP1 を探索す
る(図7のブロック72)。ピ―クが見つかれば、図8
に見られる様に、ピ―クP1 から次の正のピ―クP3
 までの所要の振幅の百分率増加として、引外し設定点
S3 を計算する(ブロック74)。例えば、所要の百
分率増加が20%であり、ピ―クP1 が時間平均セル
値TACVより30%高いと判っている場合、設定点S
3 は1を基本線として、TACVより56%上に設定
される。即ち、S3 =P1 ×%増加、即ち1.3×
1.2=1.56である。 この為、引外し設定点S3 は、各々のピ―クP1 の
振幅によって左右される浮動する閾値レベルである。
【0030】時間窓Tmin2 −Tmax2 の間、
瞬時相対セル値RCVが最小設定点S2 に対して比較
される(判定ブロック76)。設定点S2 は、時間平
均セル値TACVより10%低い所に設定することが出
来る。時間窓Tmin2 −Tmax2 内に、負の振
れが設定点S2 より低くならなければ、論理条件2が
充たされ、タイマが初期設定されて(ブロック78)、
時間窓Tmin3 −Tmax3 を発生し、その間、
次の正のピ―ク+P3 を探索する(図9)。更に、条
件2が充たされた時、警報器を鳴らし(ブロック80)
、熱−流体圧不安定性の惧れの開始が確認されたことを
職員に知らせる。この論理条件2のタイマが、時間窓T
min2 −TmaxL をもセットし、この間、負の
ピ―ク又は谷P2 を捜す。
【0031】論理条件2が充たされたと仮定して、図7
の判定ブロック82で示す様に、時間窓Tmin3 −
Tmax3 内に、計算された設定点S3 より高く上
昇する瞬時相対セル値RCVがあるかどうか探索する。 そういうことが起ると、論理条件3が充たされ、標本化
されたOPRMセルを割当てた特定のOPRMチャンネ
ルが、図1に示した様に、割当てられたRPS引外しチ
ャンネルに対してチャンネル引外し信号を出す(ブロッ
ク84)。更に、ピ―クP3 が絶対最大引外し設定点
Smaxを越えた場合、OPRMチャンネルを引外し、
図7のブロック74で設定したピ―クP1 からP3 
までの百分率増加より小さい成長速度を持つ、ゆっくり
と成長する振動に応答する様にする。
【0032】原子炉が冷却材大流量状態、例えば60%
より高いか、或いは低出力状態、例えば30%未満であ
って、そういう時は熱−流体圧不安定性が起らない様な
間、OPRMチャンネルが擬似的に引外されるのを防止
する為、判定ブロック86を設けて、この様に本質的に
は安定な運転状態の間、チャンネル引外し機能を側路す
る(ブロック88)。然し、原子炉が60%未満の流量
又は30%より高い出力で運転されている間、チャンネ
ル引外し機能は十分に作用する。
【0033】図9、10及び11は、論理条件1,2及
び3の内の何れか1つが充たされたかどうかを判定する
と共に、各々のOPRMセル標本化期間が終わった時に
種々のタイマをリセット、即ち初期設定する為の論理回
路を示す。各々の条件の論理は、1)標本化期間の間、
関連する引外し設定点を初めて越えて、その時にその条
件に対する論理を開始したかどうかを決定し、2)標本
化期間中に、この条件の論理をリセットする様な状況が
存在するかどうか、例えば設定点を越える前に時間切れ
になったかどうかを決定し、3)標本化期間の間、条件
の論理が充たされたまゝでいるかどうかを決定する基本
的な3つの部品を持っている。
【0034】図9に示す条件1の論理は、RCV>S1
 が真である時、即ち、論理1になる時、この条件が充
たされ、前の標本化期間には条件1が充たされなかった
、即ち論理1であったことを示している。この為、アン
ド・ゲ―ト100が付能されて、論理1信号をオア・ゲ
―ト102に通し、条件1合格信号として出る様にし、
条件1タイマが初期設定される。1)アンド・ゲ―ト1
06が、時間窓Tmin2 −Tmax2 が開始する
前に信号RCVがS2 より低くなったと決定するか(
熱−流体圧不安定性に特有ではない余りに速すぎる負の
振れ)、2)オア・ゲ―ト108が、時間Tmaxp 
が切れてピ―クP1 が見つからなかったか、時間Tm
ax2 が切れて谷P2 が見つからなかったことを決
定するか、又は3)図10の条件2の論理が開始された
場合、条件1の論理がオア・ゲ―ト104の出力によっ
てリセットされる。オア・ゲ―ト104の出力で条件1
の論理がリセットされない場合、アンド・ゲ―ト110
が付能されて、前の標本化期間に条件1の論理が充たさ
れていれば(真実であれば)、論理1信号をオア・ゲ―
ト102に通す。
【0035】図10の条件2の論理では、アンド・ゲ―
ト112は、アンド・ゲ―ト114によって設定された
時間窓Tmin2 −Tmax2 の間に、相対セル値
信号RCVが設定点S2 より低くなり、前の標本化期
間の間、条件2の論理が充たされていない時、論理1の
条件2論理開始信号を通す。アンド・ゲ―ト112から
の論理1出力が、条件2合格信号としてオア・ゲ―ト1
16を通過し、適当なタイマが初期設定される。1)ア
ンド・ゲ―ト120が、引外し設定点S3 又はSma
xの何れかを時刻Tmin3 より前に越えたと決定し
、熱−流体圧不安定性に特有ではない余りに急速なピ―
クP3 に向っての上昇を表わす場合、2)オア・ゲ―
ト122が、時間TmaxL が切れて谷P2 が見つ
からなかったか、或いは時間Tmax3 が切れて設定
点S3 又はSmaxを越えなかったと決定した場合、
又は3)図11の条件3の論理が充たされた場合(OP
RMチャンネル引外し信号が出る)、オア・ゲ―ト11
8の出力によって条件2の論理がリセットされる。オア
・ゲ―ト118の出力で条件2の論理がリセットされな
い場合、アンド・ゲ―ト124が付能されて、前の標本
化期間に条件2の論理が充たされていれば、論理1信号
をオア・ゲ―ト116に通す。
【0036】図11の条件3の論理では、時間窓Tmi
n3 −Tmax3 の間(アンド・ゲ―ト134)、
信号RCVが設定点S3 又はSmaxの何れかを越え
た場合(オア・ゲ―ト132)、アンド・ゲ―ト130
が付能される。アンド・ゲ―ト130の出力の論理1の
OPRMチャンネル引外し信号が、RPS引外しチャン
ネルの内の割当てられた一方をラッチされた引外し状態
にトリガする。
【0037】論理の流れの為、条件1、2及び3が逆の
順序で評価される。即ち、最初に条件3、次に条件2、
そして最後に条件1が評価される。標本化期間の終りに
、タイマ及びラッチが適切な様に更新され又はリセット
される。この逆の順序の評価により、現在のピ―クが引
外し設定点S3 に対比して評価されている間でも、条
件1の論理が設定点S1 を越える相次ぐピ―クP1 
を探索し続けることが出来、それが条件3の論理を開始
することが出来る様にする。現在のピ―クが引外し設定
点S3 を越えなくても、設定点S1 を越える位に大
きいことがあり、この場合、条件1の論理を再び充たし
、夫々設定点S2 及びS3 を越える次の谷P2 及
びピ―クP3 に対する別の探索をトリガする。
【0038】以上の説明から、詳しい説明で述べたこと
を含めて最初に述べた目的が効率よく達成されたことが
理解されよう。この発明の範囲内でこの構成に変更を加
えることが出来るから、こゝで例示した具体的なことは
、この発明を例示するものであってこの発明を制約する
ものと解してはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従って構成された出力振動範囲監視
装置の1実施例のブロック図。
【図2】図1の装置で使われる1つの局部出力範囲監視
(LPRM)ストリングの一部分を破断した側面図。
【図3】大形原子炉炉心の簡略平面図で、図1の装置で
利用されるLPRMストリング及び出力振動範囲監視(
OPRM)セルの炉心規模の分布を示す。
【図4】大形原子炉炉心の簡略平面図で、図1の装置で
利用されるLPRMストリング及び出力振動範囲監視(
OPRM)セルの炉心規模の分布を示す。
【図5】一層小形の原子炉炉心の簡略平面図で、LPR
Mストリング及びOPRMセルの炉心規模の分布を示す
【図6】熱−流体圧不安定性によって誘起された中性子
束の振動を検出する為に、各々のOPRMセルの出力信
号を処理する様子を示すフロ―チャ―ト。
【図7】熱−流体圧不安定性によって誘起された中性子
束の振動を検出する為に、各々のOPRMセルの出力信
号を処理する様子を示すフロ―チャ―ト。
【図8】図6及び7のフロ―チャ―トに従って処理され
るOPRMセル出力信号を示す波形図で、抑圧する必要
のある熱−流体圧不安定性を表わす振動を示している。
【図9】図6及び7のフロ―チャ―トを更に詳しく示す
ための論理図。
【図10】図6及び7のフロ―チャ―トを更に詳しく示
すための論理図。
【図11】図6及び7のフロ―チャ―トを更に詳しく示
すための論理図。
【符号の説明】
A,B,C,D  中性子検出器 LPRM  局部出力監視ストリング OPRM  出力振動範囲監視セル A(1),A(2),B(1),B(2)  OPRM
チャンネル及び引外しチャンネル 24  アンド・ゲート

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  垂直の向きを持つ複数個の燃料集成体
    を含む炉心を有する原子炉に対する出力振動範囲監視装
    置に於て、(A)前記燃料集成体と隣接する様に前記炉
    心全体にわたって半径方向に分布していて、各々が垂直
    に相隔たる様に配置された複数個の中性子束検出器を含
    む複数個の出力監視ストリングと、(B)前記炉心全体
    にわたって半径方向に分布していて、各々が局部的にそ
    の近辺にある監視ストリングの選ばれた検出器からの検
    出信号を受取って、受取った検出信号の組合せを表わす
    セル出力信号を発生する複数個の振動監視セルと、(C
    )各々が前記監視セルの選ばれた配列に割当てられた複
    数個の振動監視チャンネルと、(D)前記監視セルの出
    力信号を反復的な順序で個別に処理して、その振動を検
    出すると共に、該振動が熱−流体圧不安定性を表示する
    時、割当てられた監視チャンネルを引外す様に作用する
    手段と、(E)少なくとも2つの監視チャンネルが引外
    された時、振動抑圧機能信号を出す手段とを有する出力
    振動範囲監視装置。
  2. 【請求項2】  各々の監視ストリングの検出器が隣接
    している多数の監視セルに対して検出信号を供給する請
    求項1記載の出力振動範囲監視装置。
  3. 【請求項3】  各々の監視セルが少なくとも2つの一
    意的なセル出力信号を発生する請求項2記載の出力振動
    範囲監視装置。
  4. 【請求項4】  各々の監視ストリングが少なくとも4
    個の検出器を持ち、前記検出信号は、該4個の検出器の
    垂直位置に応じた一意的な組合せて組合されて前記一意
    的なセル出力信号を発生する請求項3記載の出力振動範
    囲監視装置。
  5. 【請求項5】  各々の監視セルの一意的なセル出力信
    号が相異なる監視チャンネルに割当てられる請求項4記
    載の出力振動範囲監視装置。
  6. 【請求項6】  各々の監視セルが、幾何学的な矩形内
    で局部的にその周囲に配置された一意的な監視ストリン
    グの群からの検出信号入力を受取る請求項5記載の出力
    振動範囲監視装置。
  7. 【請求項7】  前記処理する手段が、熱−流体圧不安
    定性の特性的な周波数範囲を越える周波数を持つセル出
    力信号の成分を除去するフィルタを含む請求項5記載の
    出力振動範囲監視装置。
  8. 【請求項8】  前記処理する手段が、1つのセル出力
    信号の振動が第1の設定点を越える振幅を持つ第1のピ
    ―クを含むと共に、予定の時間窓の中でそれに直ぐ続い
    て発生する一層高い第2の設定点を越える振幅を持つ第
    2のピ―クが発生した時、前記監視チャンネルの内の1
    つを引外す様に作用する閾値検出手段を含む請求項5記
    載の出力振動範囲監視装置。
  9. 【請求項9】  前記閾値検出手段が、前記振動が、前
    記第1及び第2のピ―クの中間に、第3の設定点を越え
    る振幅を持つ谷を含むことに基づいて、前記予定の時間
    窓を設定する様に作用する請求項8記載の出力振動範囲
    監視装置。
  10. 【請求項10】  垂直の向きの複数個の燃料集成体を
    含む炉心を有する原子炉内の熱−流体圧不安定性を監視
    する方法に於て、(A)前記燃料集成体と隣接して前記
    炉心全体にわたって半径方向に分布し、各々が垂直に相
    隔たる様に配置された複数個の中性子束検出器を含む複
    数個の出力監視ストリングを設け、(B)相異なる振動
    監視セルに前記監視ストリングの一意的な隣接する幾何
    学的な群分けを指定し、(C)指定された監視ストリン
    グの検出器から出た信号を表わす出力信号を各々の監視
    セルから取出し、(D)相異なる振動監視チャンネルに
    夫々複数個のセル出力信号を割当て、(E)該セル出力
    信号を反復的に標本化し、(F)割当てられたセル出力
    信号が熱−流体圧不安定性に特性的な振動を示す時、監
    視チャンネルを引外し、(G)地理的に隣接する監視セ
    ルに割当てられた少なくとも2つの監視チャンネルが引
    外された時、現存の熱−流体圧不安定性を表示する工程
    を含む方法。
  11. 【請求項11】  各々の監視ストリングが少なくとも
    4個の検出器を含み、更に、該検出器の位置に応じて、
    監視ストリングの各々の群の検出信号を組合せて、割当
    てられた監視セルに対する出力信号を発生する工程を含
    む請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】  各々の監視ストリングが、地理的に
    隣接する少なくとも2つの監視セルに割当てられる請求
    項10記載の方法。
  13. 【請求項13】  少なくとも2つの別個の原子炉保護
    装置に対して前記監視チャンネルの相異なる群分けを指
    定し、各々の監視チャンネルの群分けは、地理的に隣接
    する様に配置された指定された監視セルを含み、前記表
    示する工程が、各々の原子炉保護装置に割当てられた少
    なくとも1つの監視チャンネルが引外された時、現存の
    熱−流体圧不安定性を表示する請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】  少なくとも2つの監視チャンネルが
    引外された時、熱−流体圧不安定性を抑圧する原子炉制
    御作用を開始する工程を含む請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】  原子炉が低出力又は大冷却材流量状
    態の予定の範囲内で運転されていて、その間、問題とな
    る熱−流体圧不安定性が発生しない時、前記原子炉制御
    機能を側路する工程を含む請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】  前記引外す工程が、標本化されたセ
    ル出力信号の各々の振動ピ―クの振幅を第1の設定点に
    対して試験し、各々の第1の設定点を越えた時、各々の
    次の振動ピ―クの振幅を、前記第1の設定点よりも一層
    高い予定のレベルを持つ第2の設定点に対して試験し、
    第2の設定点を越えた時、割当てられた監視チャンネル
    を引外すことを含む請求項12記載の方法。
  17. 【請求項17】  前記引外す工程が、更に、前記第1
    の設定点を越える度に、第1の時間窓を設定し、直ぐ続
    く谷があれば、その振幅を第3の設定点に対して試験し
    、該第3の設定点を越えた時、第2の時間窓を設定して
    、該第2の時間窓の間、次の振動ピ―クを前記第2の設
    定点に対して試験することを含む請求項16記載の方法
  18. 【請求項18】  前記引外す工程が、更に、標本化さ
    れたセル出力信号をフィルタにかけて、熱−流体圧不安
    定性にとって特性的でない高周波数成分を除去し、フィ
    ルタにかけられたセル出力信号を積分して時間平均セル
    出力信号を発生し、前記フィルタにかけられたセル出力
    信号を前記時間平均セル出力信号で除して、前記設定点
    に対して試験する為の相対的なセル出力信号を発生する
    ことを含む請求項17記載の方法。
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