JPH0433235B2 - - Google Patents

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JPH0433235B2
JPH0433235B2 JP1339888A JP33988889A JPH0433235B2 JP H0433235 B2 JPH0433235 B2 JP H0433235B2 JP 1339888 A JP1339888 A JP 1339888A JP 33988889 A JP33988889 A JP 33988889A JP H0433235 B2 JPH0433235 B2 JP H0433235B2
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JP
Japan
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barrel
plunger rod
locking
locking element
body portion
Prior art date
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Application number
JP1339888A
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English (en)
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JPH02215474A (ja
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Jei Koshinsuki Ansonii
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Becton Dickinson and Co
Original Assignee
Becton Dickinson and Co
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Publication date
Application filed by Becton Dickinson and Co filed Critical Becton Dickinson and Co
Publication of JPH02215474A publication Critical patent/JPH02215474A/ja
Publication of JPH0433235B2 publication Critical patent/JPH0433235B2/ja
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/178Syringes
    • A61M5/31Details
    • A61M5/315Pistons; Piston-rods; Guiding, blocking or restricting the movement of the rod or piston; Appliances on the rod for facilitating dosing ; Dosing mechanisms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/50Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests having means for preventing re-use, or for indicating if defective, used, tampered with or unsterile
    • A61M5/5013Means for blocking the piston or the fluid passageway to prevent illegal refilling of a syringe
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61M5/502Means for blocking the piston or the fluid passageway to prevent illegal refilling of a syringe for blocking the piston
    • A61M2005/5033Means for blocking the piston or the fluid passageway to prevent illegal refilling of a syringe for blocking the piston by use of an intermediate blocking member positioned between the syringe barrel and the piston rod to prevent retraction of the latter, e.g. toothed clip placed on the piston rod

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は注射器、特に、一回だけ使用すること
を目的とする使い捨て型注射器に関する。
(従来の技術及びその課題) 一回だけ使用することを目的とする皮下注射器
を繰り返し使用することは、米国及びその他の国
において、薬剤の乱用、特に、伝染病感染の原因
となる。静脈内注入を行う患者が恒常的に注射器
を共用し、再使用するならば、エイズウイルスに
感染する虞れが非常に大きい。又、注射器を繰り
返し使用することが多くの病気の原因である第三
世界にとつて、かかる注射器を繰り返し使用する
ことによる影響は重大な関心事である。又、一回
使用の皮下注射器を繰り返して再使用することは
病気の感染を引き起こさない場合でも薬剤の乱用
という問題を生ずる虞れがある。
かかる問題を軽減するための多くの試みが為さ
れて来た。最も注目すべきものは、破壊装置を使
用するか、又は注射器に脆弱領域を設け、使用
後、注射器に力を加えることで、注射器が再使用
不能であるようにする特別の処置を必要とする初
期の試みがある。その他の試みには、注射器ユー
ザが意識的な行為により注射器を破壊し又は注射
器の機能を喪失させるための構造体を備えるもの
がある。これらの試みの多くは非常に良好に機能
し得るものではあるが、ユーザの特別の配慮を必
要とし、又、注射器を破壊し又は注射器の機能を
喪失させるための実際の行為を必要とする。これ
ら何れの試みも皮下注射器をどうしても再使用し
たいと考えるユーザの意図を阻止するのに効果的
ではない。従つて、ユーザ側のいかなる付加的行
為をも必要とせずに、自動的に、機能不能にな
り、又は、再使用を不可能にする一回使用の皮下
注射器の開発が要望されている。しかも、かかる
注射器を機能不能にする手段は通常の状態下に
て、注射器の充填又はその使用を妨害しないもの
でなければならないため、かかる自動的な手段を
提供することはかなり困難である。
こうした試みと共に、レジエンドレ
(Legendre)等への米国特許第4367738号はピス
トンから斜めの角度に取り付けられた複数の短い
可撓性スパイクを有するプランジヤロツドと相互
作用する狭小な開放端を有するバレルを備える注
射器を教示している。注射中、この斜めのスパイ
クはバレルの狭小な開口部を通過するが、プラン
ジヤロツドの反対方向への動きはこのスパイクに
より妨害される。このレジエンドレ等の特許はプ
ランジヤロツドを完全に引き抜くことができない
ため、予充填する形態の注射器にのみ適したもの
である。この注射器のプランジヤロツドは再使用
する場合、スパイク先端間の距離を渡つて前後に
動く。例えば、プランジヤロツドの軸線に沿つて
測定したときの隣接するスパイクの先端間の距離
が1cmである場合、ピストンは1cmより僅か短い
距離だけ前後に周期的に動くと考えられる。この
レジエンドレ等の注射器は実際に再使用不能であ
るようにするためには、プランジヤロツドの軸線
に沿つて多数のスパイクを備えなければならな
い。予め充填した注射器のみに適用可能である繰
り返し使用に伴う問題点を解決するための解決手
段には、性質上、限界がある。それは、注射可能
な形態に置かれた後、短時間の内に水と混合させ
て使用されなければならないワクチンは一年間に
数百万回も注射されるからである。
ウオズニアク(Wozniak)等への米国特許第
4781683号はユーザ側の細心の行為を必要とせず
に機能不能にすることの出来る一回使用の注射器
を教示している。ウオズニアク等の特許は薬剤を
含む水に暴露させた後、短時間で膨張し、注射器
を機能不能にする、注射器の出口通路内に位置決
めされた親水性のプラグを設けることにより課題
を達成しようとする。しかし、このウオズニアク
等の特許による注射器は注射器が使用される前に
恐らく機能不能になつてしまうであろうから、皮
下注射針を通じて注射器に充填する予充填モード
にては使用し得ないであろう。又、病院で使用さ
れる多くの場合、注射器は病院の薬局にて送出先
端を通じて予め充填されて、看護スステーシヨン
に届けられ、直ちに又は数時間又は数日後に使用
されるものである。このため、ウオズニアク等の
注射器は親水性の膨張プラグが長時間の膨張時間
を経た後に相互作用可能であるようにしない限
り、使用前に機能を喪失してしまうであろうか
ら、かかる用途には不適当であろう。しかも、も
し膨張プラグがかかる長時間の膨張時間を必要と
するのであれば、かかる注射器は最早、一回使用
の注射器と呼ぶことは出来ないであろう。
一回使用の別の皮下注射器がトレナー
(Trennar)への米国特許第4781684号に教示され
ている。このトレナーの特許は使用時、又は使用
時の直前に、注射器に針先端から薬液を充填する
皮下注射器の一般的な適用に関する従来技術の欠
点の多くを解決し得るものであるようである。こ
のトレナーの特許による注射器は薬液の充填を容
易にしかつ略制約無しの使用を可能にするもので
あるようである。トレナーの特許はバレルの円筒
状内面の直径よりも大きい直径を有する注射器バ
レルの末梢端付近に環状溝を形成する。ストツパ
及びプランジヤロツド間に位置決めされたロツク
止め要素がバレルの直径より大きい外径を有して
いるため、注射器ストツパがバレル内にてその最
も離れた位置まで動き、注射器から薬液を押し出
したとき、ロツク止め要素は環状溝に係合し、ス
トツパが抜け出るのを阻止する。この設計はスト
ツパをバレル内に保持する間に、プランジヤロツ
ドをストツパから強制的に離脱させることは可能
であるようである。このトレナーの特許によるア
プローチは従来技術の多くの欠点を解決し得るも
のではあるが、このトレナーの特許による注射器
はユーザがストツパが末梢端まで動き、ロツク止
め要素が環状溝に係合されないようにユーザが注
意する限り、何回でも再使用可能である。
(課題を解決するための手段) 本発明の作用可能な一回使用の注射器組立体は
流体を保持するチヤンバを画成する内面、開放し
たバレル端、及び該チヤンバと流体連通する通路
が形成された末梢バレル端を有するバレルを備え
ている。細長い本体部、基端及び末梢端を有する
プランジヤロツドが設けられる。該プランジヤロ
ツドの末梢端におけるストツパがバレル内にて流
体密な係合状態に摺動可能に位置決めされてい
る。ロツク止め要素がバレル内にてプランジヤロ
ツドの細長い本体部分及びバレルの内面間に位置
決めされている。ロツク止め要素は基端方向外方
を向いたロツク止め鉤状突起、末梢方向を向いた
こじ開け防止端縁及び内方向を向いた駆動端縁を
備えている。ロツク止め要素の駆動端縁はストツ
パがバレルに沿つて前進するとき、プランジヤロ
ツドの細長い本体部分と相互作用し、ロツク止め
要素をバレルに沿つて動かし得るようにされてい
る。こじ開け防止端縁及び鉤状突起はストツパが
最初に末梢方向に動き、前記通路を通じて流体を
排出させた後、プランジヤロツドがバレルに対し
て基端方向に動くのを阻止し、その結果、プラン
ジヤロツドがバレルに対して基端方向に動くこと
により、ロツク止め要素は基端方向に動き、これ
により、ロツク止め鉤状突起がバレルの内面に係
合し、プランジヤロツドがバレルに対してさらに
基端方向に動くのを阻止し、末梢方向にのみ動き
得るようにする。バリヤー手段がプランジヤロツ
ドの細長い本体部分上に設けられており、該細長
い本体部分に対するロツク止め要素の限界基端位
置を設定することにより、注射器組立体の送出量
を制限する。
本発明の別の実施例において、一回使用の特徴
を有する注射器組立体は流体を保持するチヤンバ
を画成する内面、開放した基端及び該チヤンバと
流体連通する通路が形成された末梢バレル端を有
するプラスチツクバレルを備えている。プランジ
ヤロツド組立体は縦方向凹所、基端及び末梢端を
有する細長い本体部分と、及び末梢端に設けられ
たストツパとを有するプランジヤロツドを備えて
いる。このストツパはバレル内に流体密係合状態
に位置決めされており、このため、本体部分はバ
レルの開放した基端から外方向に伸長している。
金属製のロツク止め要素がバレル内にてプラン
ジヤロツドの縦方向凹所及びバレルの内面間に位
置決めされている。プランジヤロツドの縦方向凹
所はロツク止め要素が細長い本体部分に対して縦
方向に動くための通路として機能する。このロツ
ク止め要素は基端及び末梢部分と、基端方向外方
を向いたこじ開け防止鉤状突起と、及びロツク止
め要素の基端部分における内方向を向いた駆動端
縁とを備えている。この駆動端縁はストツパがプ
ランジヤロツドに加えられる力によりバレルに沿
つて末梢方向に進むとき、プランジヤロツドの縦
方向凹所と相互作用し、ロツク止め要素をバレル
に沿つて動かす。こじ開け防止端縁及び鉤状突起
はストツパが最初に末梢方向に動き流体を通路を
通じて排出させた後、プランジヤロツドがバレル
に対して基端方向に動くのを阻止し、これによ
り、プランジヤロツドがバレルに対して基端方向
に動くことにより、こじ開け防止端縁が縦方向凹
所に係合し、ロツク止め要素が基端方向に動き、
その結果、ロツク止め鉤状突起がバレルの内面に
係合し、プランジヤロツドがバレルに対してさら
に基端方向に動くのを阻止し、バレルに対して末
梢方向にのみ動き得るようにする。バリヤー手段
がプランジヤロツドの細長い本体部分上に設けら
れ、該細長い本体部分に対するロツク止め要素の
限界基端位置を設定することにより、注射器組立
体の送出量を制限する。
本発明の別の実施例において、一回使用の特徴
を有する注射器組立体は流体を保持するチヤンバ
を画成する内面、開放した基端及び該チヤンバと
流体連通する通路が形成された末梢バレル端を有
するプラスチツクバレルを備えている。プランジ
ヤロツドは細長い本体部分、基端及び末梢端を有
している。プランジヤロツドの末梢端に設けられ
たストツパはバレル内に流体密係合状態に位置決
めされている。ロツク止め要素がバレル内にてプ
ランジヤロツドの縦方向凹所及びバレルの内面間
に位置決めされている。このロツク止め要素は少
なくとも2つの基端方向外方を向いた平行でない
ロツク止め鉤状突起と、末梢方向内方を向いたこ
じ開け防止端縁と、及び内方向を向いた駆動端縁
とを備えている。この駆動端縁はストツパがバレ
ルに沿つて末梢方向に進むとき、プランジヤロツ
ドの本体部分と相互作用し、ロツク止め要素をバ
レルに沿つて動かし得るようにされている。こじ
開け防止端縁及び鉤状突起はストツパが最初に末
梢方向に動き流体を前記通路を通じて排出させた
後、プランジヤロツドがバレルに対して基端方向
に動くのを阻止し、これにより、プランジヤロツ
ドがバレルに対して基端方向に動くことにより、
こじ開け防止端縁が縦方向凹所に係合し、ロツク
止め要素が基端方向に動き、その結果、ロツク止
め鉤状突起がバレルの内面に係合し、プランジヤ
ロツドがバレルに対してさらに基端方向に動くの
を阻止し、バレルに対して末梢方向にのみ動き得
るようにする。
本発明の別の実施例において、一回使用の特徴
を有する注射器組立体は流体を保持するチヤンバ
を画成する内面、開放した基端及び該チヤンバと
流体連通する通路が形成された末梢バレル端を有
するプラスチツクバレルを備えている。プランジ
ヤロツド組立体は細長い本体部分、基端及び末梢
端を有している。プランジヤロツドの末梢端に設
けられたストツパはバレル内に流体密係合状態に
位置決めされており、プランジヤロツドの前記細
長い本体部分がバレルの開放した端部から外方向
に伸長している。金属製のロツク止め要素がバレ
ル内にてプランジヤロツドの縦方向凹所及びバレ
ルの内面間に位置決めされている。細長い凹所は
ロツク止め要素が細長い本体部分に対して縦方向
に動くための通路として機能する。このロツク止
め要素は少なくとも2つの基端方向外方を向いた
平行でないロツク止め鉤状突起と、末梢方向内方
を向いたこじ開け防止端縁と、及びロツク止め要
素の基端部分に設けられた内方向を向いた駆動端
縁とを備えている。この駆動端縁はプランジヤロ
ツドに加えられる力によりストツパがバレルに沿
つて末梢方向に進むとき、プランジヤロツドの縦
方向凹所と相互作用し、ロツク止め要素をバレル
に沿つて動かし得るようにされている。こじ開け
防止端縁及び鉤状突起はストツパが最初に末梢方
向に動き流体を前記通路を通じて排出させた後、
プランジヤロツドがバレルに対して基端方向に動
くのを阻止し、これにより、その後プランジヤロ
ツドがバレルに対して基端方向に動くことによ
り、こじ開け防止端縁が縦方向凹所に係合し、ロ
ツク止め要素が基端方向に動き、その結果、ロツ
ク止め鉤状突起がバレルの内面に係合し、プラン
ジヤロツドがバレルに対してさらに基端方向に動
くのを阻止し、バレルに対して末梢方向にのみ動
き得るようにする。
(実施例) 本発明は多くの異なる形態にて具現化すること
が出来るが、以下、本発明の好適な実施例につい
て詳細に説明する。但し、この開示内容は本発明
の基本的考えの単に一例を示すに過ぎず、本発明
の範囲をこの実施例にのみ限定することを意図す
るものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲
に記載によつてのみ判断されるべきである。
第1図乃至第10図を参照すると、一回使用の
注射器組立体20は流体を保持するチヤンバ23
を画成する内面22を有するバレル21を備えて
いる。このバレル21は開放端25及びチヤンバ
23と流体連通する通路28が形成されたバレル
末梢端27を有している。先鋭な先端31及び通
路28と流体連通する管腔を有する針カニユーレ
29が末梢バレル端27から外方向に伸長してい
る。本発明の注射器は接着剤又はその他の適当な
手段を利用して注射器の末梢端に取り付けられた
カニユーレと共に使用することが望ましい。当業
者には、本発明の注射器は脱着式の針及びハブ組
立体を備える注射器のように注射器に直接取り付
けられた針を必要としない適用例、又は針を必要
とせずしかも一回使用型であることが望ましいそ
の他の適用例において、利用し得るものであるこ
とが明らかであろう。従つて、好適な実施例にお
ける取り付けられたカニユーレはこうした多くの
可能な実施例の一つにしか過ぎないものである。
本発明の説明の便宜上、「末梢端」という表現
は注射器を保持する人から最も遠方の端部を意味
するものとし、「基端」という表現は注射器を保
持する人に最も近い端部を意味するものとする。
プランジヤ組立体32はストツパ39と、及び
細長い本体部分34を有するプランジヤロツド3
3とを備えている。該細長い本体部分は縦方向凹
所35、基端37及び末梢端38を有している。
この好適な実施例において、縦方向凹所35は細
長い本体部分34の縦軸線に沿つて見てV字形の
形状をしており、該凹所35の最狭小部分は細長
い本体部分の中央部分に近い所にある。ストツパ
39はプランジヤロツドの末梢端38に位置決め
されている。このストツパ39はバレル内にて流
体密な係合状態で摺動可能に位置決めされている
一方、プランジヤロツドの本体部分34の一部分
はバレルの開放端25から外方向に伸長してい
る。プランジヤロツドはバレルの開放端25の外
側からアクセス可能であり、ストツパをバレルに
沿つて動かし、通路28を通じてチヤンバ23に
流体を供給しかつ排出し得るようにしてある。デ
イスク状のプランジヤロツドのフランジ40は力
を加えてプランジヤロツドをバレル21に対して
動かすのに都合のよい構造体として設けられてい
る。又、フランジ41がバレルの基端に設けられ
ており、注射器の取り扱い及び位置決めを容易に
すると共に、充填及び薬液の投与中、プランジヤ
ロツドに対するバレルの相対的な位置を維持す
る。
二色成型法等により同一又は異なる材料にて一
体に形成されるか、又は、同種又は異なる材料で
別個に成形して機械的手段、接着剤、超音波溶
接、熱密封すなわちヒートシールその他の適当な
手段により相互に接合されるプランジヤロツド及
びストツパを備えることも本発明の範囲に属す
る。従つて、この好適な実施例のプランジヤロツ
ド組立体は単にこれらの多くの可能性の一つを示
すのに過ぎないものである。ロツク止め要素42
はバレル内にて、及び一部分はプランジヤロツド
及びバレルの内面22間の縦方向凹所内に位置決
めされている。プランジヤロツドの縦方向凹所3
5はロツク止め要素がプランジヤロツドの細長い
本体部分に対して縦方向に動くための経路として
機能する。ロツク止め要素42は基端部分44を
有している。この基端部分44は基端方向外方を
向いたロツク止め鉤状突起46を有している。さ
らに、該基端部分44は又、2つの追加的な捩れ
防止ロツク止め鉤状突起47,49を有している
が、これらの突起47,49はロツク止め鉤状突
起46と同一方向を向かないようにすることが望
ましい。ロツク止め鉤状突起47,49は随意的
選択ではあるが、以下により詳細に説明するよう
に、プランジヤロツドを捩ることにより、一回使
用の機能を喪失させる誤操作を防止する点にて重
要である。
ロツク止め要素42は例えば、金属のようなバ
レル及びプランジヤロツドの材料より硬いことが
望ましい平面板状の材料にて形成することが望ま
しい。
ロツク止め鉤状突起46は板状金属の面内に残
る一方、捩れ防止ロツク止め鉤状突起47,49
は第10図に図示するように、ロツク止め鉤状突
起の異なる側にてロツク止め鉤状突起46から角
度を成して伸長するようにする。誤操作防止の機
能を備えることが望ましい何れの場合において
も、少なくとも2つの基端方向外方を向いた平行
でないロツク止め鉤状突起を設けることが望まし
い。2つの鉤状突起を採用する場合、これらの鉤
状突起は約5乃至90゜の範囲内の角度にて相互に
包含されるようにすることが望ましい。
3つの鉤状突起を設け、その3つのロツク止め
鉤状突起の1つは本体構造体に対して略平行に、
又は本体材料の面内に残るようにする一方、残り
の2つの鉤状突起は上記の1つの鉤状突起から角
度を成して屈曲するようにすることが望ましい。
ロツク止め要素に対して板状材料の構造体を採
用する場合、上記1つのロツク止め鉤状突起は板
状材料の面内にて方向決めすることが望ましい
が、必ずしも、そうしなければならないものでは
ない。第2のロツク止め鉤状突起又は第1の捩れ
防止ロツク止め鉤状突起はロツク止め鉤状突起の
面に対して約5゜乃至90゜の範囲内の角度に位置決
めされた面内に配設し、望ましくは、第1の捩れ
防止ロツク止め鉤状突起とは反対側のロツク止め
突起側に向けて方向決めする。本発明の目的上、
鉤状突起の平行でない関係はロツク止め要素を板
状金属で形成する場合、1又は2以上の鉤状突起
を屈曲させることにより設定し、その突起が屈曲
されることにより、鉤状突起が異なる方向を向く
ようにする。
ロツク止め要素42は、又、ロツク止め要素の
基端部分にて末梢方向内方を向いたこじ開け防止
端縁50及びその基部に設けられ内方を向いた枢
動端縁52を有している。ロツク止め要素42の
説明の便宜上、「内方向に」という表現は縦方向
溝35に沿つた表面のようなプランジヤロツド本
体部分の表面に向かうことを意味するものとする
一方、「外方向に」という表現は略バレル21の
内面22に向かうことを意味するものとする。駆
動端縁52はストツパがプランジヤロツドに加え
られる力によつてバレルに沿つて動くとき、プラ
ンジヤロツドの縦方向凹所と相互作用し、該ロツ
ク止め要素をバレルに沿つて動かす。以下により
詳細に説明するように、駆動端縁52はその方向
のため、プランジヤロツドが充填中、バレルに対
して基端方向に動くのを許容する一方、ロツク止
め要素を上記バレルに対して一定の位置に維持す
るのを支援する。こじ開け防止端縁50及びロツ
ク止め鉤状突起はプランジヤロツド上のストツパ
が最初に末梢方向に動いて、流体を通路28から
排出させた後、プランジヤロツド33がバレル2
1に対して基端方向に動くのを阻止し得るように
されている。その後、プランジヤロツドがバレル
に対して基端方向に動くことにより、こじ開け防
止端縁50は縦方向凹所内にて細長い本体部分3
4に係合し、このため、ロツク止め要素は基端方
向に動き、その結果、ロツク止め鉤状突起46が
バレル内面に係合し、プランジヤロツドがそれ以
上動くのを阻止する一方、該プランジヤロツドが
バレルに対して末梢方向にのみ動き得るようにす
る。
この好適な実施例において、ロツク止め要素4
2は基端部分44における第2の内方向を向いた
駆動端縁53と、及び追加の捩れ防止ロツク止め
鉤状突起57,59に隣接する第2の基端方向外
方を向いたロツク止め鉤状突起56とをさらに備
え、該追加の捩れ防止ロツク止め鉤状突起57,
59は第2のロツク止め鉤状突起56から斜め方
向に方向決めされかつ相互に平行ではないことが
望ましい。ロツク止め鉤状突起46,47,49
及び駆動端縁52は縦方向空〓61により第2の
ロツク止め鉤状突起56,57,59及び第2の
駆動端縁53から分離され、このため、駆動端縁
52、及び第2の駆動端縁53は末梢端45から
片持ちばね状に基端方向に伸長し、ロツク止め鉤
状突起46及び第2のロツク止め鉤状突起56を
バレルの内面に押し付ける機能を果たす。以下に
より詳細に説明するように、ベリリウム銅又はス
テンレス鋼(医療用にはステンレス鋼板状金属の
採用が望ましい)から成るロツク止め要素のよう
に、ばね状の性質を備えるロツク止め要素を備え
ることが望ましい。ステンレス鋼薄板金属は約
8.5mm(0.333インチ)の内径を有する注射器バレ
ルに使用される場合、約0.076mm(0.003インチ)
乃至0.508mm(0.20インチ)の肉厚を有すること
が望ましい。縦方向空〓61は基端部分44を屈
曲させることが望ましい(特に、望ましくは可変
の半径Rに沿つて)2つの片持ちばねアーム6
2,63に分割し、ロツク止め鉤状突起における
ロツク止め要素を横断する距離がプランジヤロツ
ド及び注射器バレルの内面間の利用可能なスペー
スより大きくなるようにする。この形態は組立
時、アームを圧縮することを必要とし、以下によ
り詳細に説明するように、ロツク止め突起をバレ
ル内面に軽く押し付ける。
本発明の注射器は複数のロツク止め要素と共に
使用することが出来、例えば、好適な実施例は4
つまでの別個のロツク止め要素を受け入れ、繰り
返し使用に対して追加的な機械的抵抗性を提供す
る。又、ロツク止め要素及び/又はプランジヤロ
ツドは単一のより大きいロツク止め要素が円形の
注射器バレルの内径の90゜乃至360゜に沿つて注射
器バレルの内面のさらに離間した領域に係合する
ような形状とすることも可能である。
本発明の重要な特徴は通路28を通じてチヤン
バ内に導入し、その後排出される流体量を制限し
得る構造体を有する注射器組立体を提供し得るこ
とである。この特徴は各注射器に略均一の注射量
を実現するのに役立ち、又、免疫プログラムのよ
うに、同時に薬液を注射すべき多くの人々を対象
とするプログラムに有用である。この特徴は、
又、注射器組立体が送出し得る容積を制限するこ
とにより誤用を防止する。送出量を制限するた
め、送出量制限バリヤー65のようなバリヤー手
段が設けられている。送出量制限バリヤー65は
プランジヤロツドの細長い本体部分に対するロツ
ク止め要素42の限界基端位置を設定する。バリ
ヤー機能は、以下に説明するように、横方向凹所
の領域においてプランジヤロツドの表面に沿つて
横方向に位置決めされた張り出したリブのような
各種の構造によつて実現することが出来る。プラ
ンジヤロツドがバレルに沿つて基端方向に動くと
き、ロツク止め要素はバレルの内面にロツク止め
突起を押し付けるそのばね作用により、プランジ
ヤロツドと共に動かない傾向となる。送出量制限
バリヤーは横方向凹所においてはロツク止め要素
42が越えることの出来ない障害物を提供する。
従つて、ロツク止め要素が送出量制限バリヤー6
5に接触するとき、該要素はプランジヤロツドに
よりバレルに沿つて付勢される。この実施例にお
ける送出量制限バリヤーは円形のフランジであ
る。送出量制限バリヤー65のようにプランジヤ
ロツドに固定されるか、あるいは、プランジヤロ
ツドに沿つて可動であり、注射器の容積を調節す
るバリヤー手段は本発明の範囲に属する。本発明
は又、バリヤー手段がなくても機能し、この場
合、選択された容積は注射器バレルに印刷された
文字目盛りを使用することにより、視覚的に判断
される。
大量の注射器組立体の製造工程により製造され
た注射器組立体に均一な性能を提供し得る本発明
の別の重要な特徴は、縦方向凹所35を横方向に
横断して伸長する送出棚状突起67のような棚状
突起を備える点である。この送出棚状突起67は
傾斜面68及び垂直縁壁69を有している。この
送出棚状突起67はストツパ、又は支持壁30の
ように凹所の限界基端位置を画成する縦方向凹所
内の任意の構造体からのロツク止め要素の全長に
略等しい距離に位置決めされる。好適な実施例に
おいて、該送出棚状突起67は支持壁30から基
端方向に伸長するロツク止め要素の長さに略等し
い距離に位置決めされているため、端縁壁69は
支持壁30からのロツク止め要素の長さよりも僅
かに長い距離の位置に位置決めされている。送出
棚状突起67はロツク止め要素がプランジヤロツ
ドに対して末梢方向に動くとき、そのロツク止め
要素がその上を通過するのは許容するが、ロツク
要素がプランジヤロツドに対して基端方向に動く
とき、駆動端縁52,53を垂直端縁壁69に確
実に係合させ得るような形状であるため、この送
出棚状突起67は送出制限バリヤーよりも高さが
低く、張り出し程度が小さい。この好適な実施例
において、送出棚状突起は凹所35内の凹状溝に
より形成されるが張り出しリブのような隆起部分
から形成された送出棚状突起を備えることも本発
明の範囲に属する。
最初、ロツク止め要素は針カニユーレ内の通路
を通じて空気がチヤンバから排出される間にプラ
ンジヤロツドの縦方向凹所に沿つて摺動し、ロツ
ク止め要素が送出制限バリヤー65に当接するま
で摺動する。次に、ロツク止め要素はプランジヤ
ロツドと共に注射器バレルの末梢端に向けて動
く。使用時、針カニユーレを通じてチヤンバ内に
薬液を吸引するとき、プランジヤロツドは基端方
向に動く一方、ロツク止め要素は支持壁30に当
接するまでバレルに対して静止した状態を保つ。
以下により詳細に説明するように、この位置は注
射器の最大容積を画成する。この時点にて、デイ
スク状のプランジヤロツドフランジ40に力を加
える等によりプランジヤロツドをバレルに対して
末梢方向に動かすことにより、薬液を注射器から
送出することが出来る。プランジヤロツドがバレ
ルの末梢端に向けて動くと、駆動端縁52,53
は縦方向凹所内のプランジヤロツド面と係合し、
プランジヤロツドと共に動く傾向となる。殆の場
合、かかる現象はばね作用によりプランジヤロツ
ドの縦方向凹所に押し付けられるロツク止め要素
は大きい硬度を有しているため、容易に生じる。
しかし、各注射器組立体に信頼し得る均一な作用
を確保するため、送出棚状突起67はその垂直端
縁69を通じて駆動端縁52,53とプランジヤ
ロツドの縦方向凹所35との係合を容易にする。
送出棚状突起の形状は次のようにする。即ち、ロ
ツク止め要素がプランジヤロツドに対して末梢方
向に動くとき、ロツク止め要素の一部がその上を
容易に動き得るが、動く方向が反対方向になつた
とき、駆動端縁52,53に係合し得るような形
状とする。この目的のため、送出棚状突起67は
その末梢端側に傾斜面68を有すると共に、その
基端側に垂直端縁壁69を有するような形状とす
る。又、プランジヤロツドの縦方向凹所35の表
面から隆起した送出棚状態突起を備えて同一の結
果が得られるようにするのも本発明の範囲に属す
る。
こじ開け防止バリヤー71はブランジヤロツド
壁に対して直角に位置決めされ、バレルの開放端
を通じてのロツク止め要素に対するアクセスを阻
止し、本発明の一回使用の機能を駄目にしようと
するロツク止め要素の望ましくないこじ開け動作
を防止し得るようにされている。鉗子のような長
さの長い器具を使用して、ロツク止め要素に接触
しかつ該要素の係合を離脱させ、又該要素を強制
的に除去することも可能である。こじ開け防止バ
リヤー71はかかるアクセスを阻止する働きをす
る。好適な実施例において、必ずしもそうしなけ
ればならないものではないが、こじ開け防止バリ
ヤー71及び送出制限バリヤー65はプランジヤ
ロツドの軸方向長さに沿つて同一位置を占めるよ
うにしてある。送出量制限バリヤー及びこじ開け
防止バリヤーがプランジヤロツドに沿つて分離し
た位置にあるようにしたブランジヤロツドの別の
実施例について以下に説明する。
誤操作を防止する本発明の別の特徴はこじ開け
防止バリヤー71及びプランジヤロツドの基端間
に弱体化手段を設けることである。この好適な実
施例において、かかる弱体化手段は第7図に示す
ように横方向断面の肉厚73が薄い領域を有し、
この領域は過度に不必要な大きさの力が基端に加
えられたとき、プランジヤロツドが破断されるよ
うにするのに役立つものである。本発明の単一使
用の機能を喪失させようとする者はプランジヤロ
ツドを捩り、又は屈曲させてロツク止め要素を変
形させ、駄目にさせようとするであろう。かかる
行為を阻止するため、プランジヤロツドにおける
横方向断面の肉厚の薄い領域は屈曲又は捩り力に
対するプランジヤロツドの抵抗性を著しく小さく
し、プランジヤロツドが破断されるようにする。
プランジヤロツドの基端に加えられる捩れ力に
対してさらに抵抗すると共に、横方向断面の肉厚
の薄い領域にてプランジヤロツドがより一層破断
し易いようにするため、ロツク止め鉤状突起4
6,56の面外に角度を成すようにした捩れ防止
ロツク止め鉤状突起47,49及び追加の捩れ防
止ロツク止め鉤状突起57,59はそれぞれ、捩
れ力が加えられたとき、注射器バレルの壁に食い
込むように方向決めされる。例えば、捩れ防止ロ
ツク止め鉤状突起47,57は一方向への捩れ回
転に抵抗する一方、捩れ防止ロツク止め鉤状突起
49,59はプランジヤロツドがバレルに対して
反対方向に捩れ回転するのに抵抗する傾向とな
る。
第11図乃至第14図を参照すると、本発明の
注射器組立体は次のようにして組み立てられる。
即ち、ストツパをバレル内に位置決めし、プラン
ジヤロツドがバレルの開放端25から外方に伸長
するようにし、次に、ロツク止め要素42を縦方
向の凹所内にて送出制限バリヤー65に対して末
梢方向の位置に位置決めし、ストツパ及びプラン
ジヤロツドが第12図に図示するように略その最
末梢端の位置になるまで、ストツパ及びプランジ
ヤロツドをバレルに沿つて押し出す。プランジヤ
ロツド33が動く間、ロツク止め要素42はその
ばね作用及びロツク止め鉤状突起のため、バレル
に対して略一定の位置に留まり、駆動端縁52,
53が送出量制御バリヤー65に接触し、ロツク
止め要素をプランジヤロツドと共に、第12図に
示す位置に動かすまで、その位置に留まつてい
る。この時、注射器針は既に薬液源と流体連通し
ていない場合には、注射しようとする薬液を入れ
たストツパ付きのバイアル(図示せず)内に位置
決めし、第13図に示すようにプランジヤロツド
を引き出し、薬液74がチヤンバ内に吸引される
ようにする。薬液をチヤンバ内に吸引する段階
中、ロツク止め要素42はバレルに対して一定の
位置に留まつている。ロツク止め要素のバレルに
対するこの位置は注射器組立体が送出する薬液の
最大量を画成する位置であり、かかる位置はプラ
ンジヤロツドの支持壁30がロツク止め要素のこ
じ開け防止端縁50に接触するときに設定され
る。ロツク止め鉤状突起がバレルの内面に係合
し、かかる動きに抵抗するため、プランジヤロツ
ドがさらに基端方向に動くことはない。これで注
射器は公知の安全な方法を使用して薬液を患者に
投与する用意が整う。薬液74が通路28及び針
カニユーレ29を通じて注射器から押し出された
後、本発明の注射器組立体は第14図に示した位
置となる。駆動端縁52,53がスリツプを防止
するのに十分な力にてプランジヤロツドに係合す
るため、薬液が送出される間、ロツク止め要素は
プランジヤロツドと共に、バレルに沿つて基端方
向に動く。ロツク止め要素42がバレルの末梢端
に向けて動くのを促進するため、好適な実施例に
おいて、送出棚状突起67が設けられ、駆動端縁
52,53及びプランジヤロツド間の係合を増大
させる。
薬液の送出後、ストツパ39及びプランジヤロ
ツド33はバレル21に対して略その最末梢の位
置にある。この位置において、プランジヤロツド
がバレルから抜き出されることはない。その理由
は、この位置において、基端方向外方を向いたロ
ツク止め突起はバレルに係合し、ロツク止め鉤状
突起はバレルに係合して、ロツク止め要素がバレ
ルに対して基端方向に動くのを阻止する一方、ロ
ツク止め要素はプランジヤロツドがバレルに対し
て基端方向に動くのに抵抗する(この好適な実施
例において、ロツク止め要素のこじ開け防止端縁
50及びプランジヤロツドの支持壁30間の接触
を通じて)。本発明の注射器は1回使用され、再
使用することは出来ず、適当に廃棄することが出
来る。プランジヤロツドに捩れ力を加えることに
より、ロツク止め要素を離脱させる試みはロツク
止め要素により抵抗され、プランジヤロツドは横
方向断面の肉厚の薄い領域73にて破断される。
又、その後、ロツク止め要素を除去し又は非保護
状態にしようとする試みはこじ開け防止バリヤー
71により抵抗される。
ロツク止め要素は製造中、第11図に図示する
ように位置決めし、第12図に示す位置にある間
に包装し、滅菌処理することが出来る。別の形態
として、注射器はストツパがバレルの末梢端から
離間した位置にあるとき、包装及び滅菌処理を施
し、注射器が滅菌空気を含み、この空気を公知の
安全な方法を利用して、チヤンバ内に薬液を吸引
する前に薬液の入つたストツパ付きバイアルを加
圧することが出来る。
第15図及び第16図を参照すると、本発明の
プランジヤロツド及びストツパの別の実施例が図
示されている。この別の実施例において、プラン
ジヤロツド及びストツパの構造体は第1図乃至第
10図の実施例のものと略同一である。従つて、
第15図及び第16図においては略同様の機能を
発揮する略同様の構成要素は第1図の実施例の構
成要素と同一参照符号に添字「a」を付して図示
した。この実施例において、バレル及びロツク止
め要素は図示していないが第1図乃至第10図の
実施例のものと同一である。この実施例におい
て、別のプランジヤロツド及びストツパ組立体8
0は基端83及び末梢端85を有するプランジヤ
ロツド81を備えている。末梢端85におけるス
トツパ39aはバレル(図示せず)内に流体密の
係合状態で摺動可能に位置決めされている。プラ
ンジヤロツド81はプランジヤロツドの細長い本
体部分82に対するロツク止め要素(図示せず)
の限界基端位置を設定することにより注射器組立
体の送出量を制限するバリヤー手段をその本体部
分に備えている。この実施例において、バリヤー
手段は細長い本体部分82の縦方向凹所35aを
横方向に横断して伸長する張り出しリブ86を有
している。このプランジヤロツドは、又ストツパ
がバレルに対して末梢方向に動く間に、ストツパ
を支持するストツパに隣接する支持壁30aを有
するストツパ支持手段を備えている。支持壁30
aは、この実施例において、細長い本体部分82
の縦軸線87に対して直角に位置決めされた支持
ブランジである。プランジヤロツドは又、縦軸線
87に対して直角に位置決めされたバリヤーフラ
ンジの形状によるこじ開け防止バリヤー88を備
えている。こじ開け防止バリヤー88の基端位置
には横方向断面の肉厚の薄い領域73aが設けら
れており、プランジヤロツドに過度の力が加えら
れたとき、プランジヤロツドが捩れ破損し得るよ
うにしてある。プランジヤロツド81は、又縦方
向凹所35aに沿つて横方向に伸長する隆起した
突起の形態の送出棚状突起91を有している。該
送出棚状突起91は傾斜面92及び垂直端縁壁9
3を有している。この実施例における送出棚状突
起91は支持壁30a及び垂直端縁壁93間の距
離がロツク止め要素(図示せず)の長さより僅か
に長いように位置決めされる。第1図乃至第10
図の実施例と同様、送出棚状突起の位置決めは支
持壁及び垂直端縁壁間の距離により決定される。
本発明の注射器組立体は名種の剛性材料にて形成
することが出来るが、ポリプロピレン及びポリエ
チレンのような熱可塑性材料が好適である。同様
に、ポリプロピレン、ポリエチレン及びポリスチ
レンのような熱可塑性材料がプランジヤロツドに
好適である。
天然ゴム、合成ゴム、及び熱可塑性エラストマ
ーのような各種の材料がストツパに適している。
ストツパ材料の選択は使用される薬剤との適合性
があるか否かにより決定する。本発明の好適な実
施例において、医療等級ゴムから成るストツパは
プランジヤロツド上の相補的構造体にぱちつと嵌
まり、ストツパをプランジヤロツドに固着する一
部中空の内部を有している。ストツパ及びプラン
ジヤロツドは同一材料にて、又は異なる材料にて
一体に形成することが出来る。
上述のように、ロツク止め要素はバレル及びプ
ランジヤロツドよりも硬い材料にて製造し、ロツ
ク止め鉤状突起及びこじ開け防止端縁、駆動端縁
がこれらの構成要素に効果的に係合し得るように
することが望ましい。低コストでかつ寸法的に均
一な製造が可能であると共に、弾性的なばね状の
性質が得られるようにすることが望ましい。この
ことを考慮すると、ロツク止め要素には薄板状材
料の採用が望ましく、特に、医療用のステンレス
鋼が好適である。この好適な実施例のロツク止め
要素は単一の板状材料にて形成されているが、ワ
イヤーのような他の材料の形態から成るロツク止
め要素、及びヒンジ並びにばねを備える好適な実
施例の機能を実現することも本発明の範囲に属す
る。
このように、本発明は以下の特徴を備える簡単
で単純、かつ信頼性があり製造が容易な一回使用
の注射器を提供するものである。即ち、注射器の
送出量を設定するバリヤー手段と、一回使用の注
射器組立体の構成要素をより正確に相互作用させ
る送出棚状突起と、及び平行でないロツク止め鉤
状突起、プランジヤロツドに設けられたこじ開け
防止バリヤー防止手段、及び誤用を防止するため
のプランジヤロツド上の横方向断面の肉厚の薄い
領域のような各種の特徴である。本発明はユーザ
側の追加的な行為を一切必要とすることなく、作
用不能、又は以後の使用を不可能にすることの出
来る一回使用の注射器を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一回使用の注射器の斜視図、
第2図は第1図の一回使用の注射器の側面図、第
3図は第2図の一回使用の注射器の末梢端の側面
図、第4図は第2図の一回使用の注射器の基端の
側面図、第5図は第2図の線5−5に沿つた一回
使用の注射器の拡大断面図、第6図はロツク止め
要素を備える第1図の注射器組立体の一部分の拡
大部分断面斜視図、第7図は第2図の線7−7に
沿つた一回使用の注射器組立体の拡大断面図、第
8図は成形前のロツク止め要素の細部を示すロツ
ク止め要素の拡大平面図、第9図は本発明の注射
器組立体内に組み込む前の本発明のロツク止め要
素の側面図、第10図は第9図のロツク止め要素
の端部の側面図、第11図乃至第14図は本発明
の一回使用の注射器の使用時における状態を示す
図、第15図は本発明に使用するための別のプラ
ンジヤロツド組立体の側面図、第16図は第15
図の線16−16に沿つたプランジヤロツド組立
体の断面図である。 20:注射器組立体、22:内面、23:チヤ
ンバ、25:開放端、27:末梢バレル端、2
8:通路、29:針カニユーレ、31:末梢先
端、32:注射器組立体、33:プランジヤロツ
ド、34:細長い本体部分、35:凹所、38:
末梢端、39:ストツパ、41:フランジ、4
2:ロツク止め要素、43:薄板材料、44:基
端部分、46:ロツク止め鉤状突起、47,4
9:捩り防止鉤状突起。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誤使用防止の特徴を有する一回使用の注射器
    組立体において、 流体を保持するチヤンバを画成する内面を有す
    るバレルにして、開放したバレル端、及び前記チ
    ヤンバと流体連通状態の通路を有する末梢バレル
    端を有する前記バレルと、 基端及び末梢端を有する細長い本体部分と、前
    記末梢端に設けられたストツパとを有するプラン
    ジヤロツドにして、前記ストツパが前記バレル内
    に流体密の係合状態で摺動可能に位置決めされ、
    前記本体部分が前記開放したバレル端から外方向
    に伸長する前記プランジヤロツドと、 前記バレル内にて前記プランジヤロツドの前記
    細長い本体部分及び前記バレルの前記内面間に位
    置決めされたロツク止め要素にして、基端部分及
    び末梢端部分を有すると共に、基端方向外方を向
    いた非平行な少なくとも2つのロツク止め鉤状突
    起と、末梢方向内方を向いた抵抗端縁と、及び前
    記要素の前記基端部分にて内方向を向いた駆動端
    縁とを有する前記ロツク止め要素と、を備えて成
    り、 前記ストツパが前記バレルに沿つて進むとき、
    前記駆動端縁が前記プランジヤロツドの本体部分
    と相互作用して前記ロツク止め要素を前記バレル
    に沿つて動かし得るようにし、 前記抵抗端縁及び前記鉤状突起は、前記ストツ
    パが最初に末梢方向に動き流体を前記通路から排
    出させた後に、前記プランジヤロツドが前記バレ
    ルに対して基端方向に動くのを阻止し得るように
    され、それにより、その後、前記プランジヤロツ
    ドを前記バレルに対して基端方向に動かすことに
    より、前記抵抗端縁が前記プランジヤロツドに係
    合して、前記ロツク止め要素を基端方向に動か
    し、 それにより前記ロツク止め鉤状突起が前記バレ
    ルの前記内面に係合し、前記プランジヤがさらに
    動くのを阻止する一方、前記プランジヤが前記バ
    レルに対して末梢方向にのみ動き得るようになし
    たことを特徴とする注射器組立体。 2 前記細長い本体部分が縦方向凹所にして、前
    記ロツク止め要素が前記ストツパ及び前記バリヤ
    ー手段間にて前記細長い本体部分に対して縦方向
    に動くための通路として機能する前記凹所を備え
    ることを特徴とする請求項1記載の注射器組立
    体。 3 前記縦方向凹所が、前記本体部分の縦軸線に
    沿つて見てV字形の形状を有し、前記凹所の最狭
    小部分が前記本体部分の中心に対して最も近いよ
    うにすることを特徴とする請求項2記載の注射器
    組立体。 4 前記鉤状突起の少なくとも2つが5゜乃至90゜
    の範囲の間の角度で互いに関して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の注射器組立体。 5 前記ロツク要素が、基端に向かつて外方に向
    く非平行な少なくとも2つのロツク鉤状突起の追
    加の第2のグループと、前記要素の基部に設けら
    れて内方に向いた第2の駆動縁部とを有すること
    を特徴とする請求項1記載の注射器組立体。 6 前記駆動縁部および前記第2の駆動縁部が前
    記要素の中の縦方向のギヤツプにより分離されて
    おり、これにより前記駆動縁部および前記第2の
    駆動縁部が前記要素の末梢部から片持ちばねの状
    態で基部方向に伸びて前記ロツク鉤状突起および
    前記ロツク鉤状突起の第2のグループを前記バレ
    ルの内面に押圧していることを特徴とする請求項
    5記載の注射器組立体。 7 前記非平行なロツク鉤状突起の1つが、他方
    の鉤状突起の平面に関して5゜乃至90゜の間の角度
    で位置する平面に設けられることを特徴とする請
    求項1記載の注射器組立体。 8 前記非平行なロツク鉤状突起の1つの平面に
    関して5゜乃至90゜の間の角度で位置する追加のロ
    ツク鉤状突起が設けられることを特徴とする請求
    項7記載の注射器組立体。 9 前記本体部分に沿つて前記ロツク止め要素の
    所定の経路の基端方向に位置決めされた前記本体
    部分に設けられたこじ開け防止バリヤー手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1記載の注射
    器組立体。 10 前記バリヤー手段が前記本体部分の縦方向
    の軸線に関して直角に設けられたバリヤーフラン
    ジであることを特徴とする請求項1記載の注射器
    組立体。 11 前記プランジヤロツドの前記本体部分が前
    記バリヤー手段の基端方向に位置決めされ、前記
    本体部分の前記基端に過度の捩り力を加えたと
    き、前記プランジヤロツドが捩り破断されるよう
    にする弱体化手段を有し、この弱体化手段が横方
    向断面の肉厚の薄い領域を有することを特徴とす
    る請求項9記載の注射器組立体。
JP1339888A 1988-12-30 1989-12-27 誤使用防止型の一回使用の注射器組立体 Granted JPH02215474A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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US292277 1981-08-12
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