JPH04331250A - 塩素含有重合体用安定剤としてのメラミン誘導体 - Google Patents

塩素含有重合体用安定剤としてのメラミン誘導体

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JPH04331250A
JPH04331250A JP1272191A JP1272191A JPH04331250A JP H04331250 A JPH04331250 A JP H04331250A JP 1272191 A JP1272191 A JP 1272191A JP 1272191 A JP1272191 A JP 1272191A JP H04331250 A JPH04331250 A JP H04331250A
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alkylthio
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はa)塩素含有重合体,b
)メラミン誘導体及びc)金属塩を含む組成物,塩素含
有重合体の熱分解に対する安定化の為に成分b)及びc
)からなる混合物の使用及び新規メラミン誘導体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】塩素含有重合体は特に成形品を得るため
の加工の間に光及び熱の破壊作用に対して保護されなけ
ればならないことは知られている。若干のメラミン誘導
体および塩素含有重合体に対する安定剤としてのその使
用については,例えば特開昭56ー43,342号,米
国特許第3,084,135号及び米国特許第3,49
6,136号に記載されている。種々のメラミン誘導体
の製造方法については,既にD.F.Walker等「
J.Am.pharm.Ass.39,393ー396
」1951,D.W.Kaiser等「J.Am.Ch
em.Soc.73,2984ー2986」1963,
D.E.O, Brien等「J.Med.Chem.
6,467ー471」1967,Smolin等「Sー
トリアジン及び誘導体ーヘテロ環化合物の化学  第V
I章,pp309ー388」によつて,またA.B.B
orkovec等「J.Med.Chem.10,45
7ー461」1967に於いて,そして米国特許第4,
312,988号において記載されている。ポリ塩化ビ
ニルフイルムの臭気結合剤としてのメラミン誘導体は特
開昭54ー6043および特開昭61ー116,512
号によつて知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,光及び熱に
対して安定化された塩素含有重合体の組成物を提供する
ことをその課題する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はa)塩素含有重
合体,b)該塩素含有重合体にもとずいて0.01〜1
重量%の次式I
【化5】 〔式中、Rは炭素原子数6ないし20のアルキル基,1
ないし5個の酸素原子により中断されている炭素原子数
3ないし20のアルキル基,1ないし5個の水酸基で置
換されている炭素原子数1ないし20のアルキル基,炭
素原子数3ないし20のアルケニル基,炭素原子数3な
いし8のシクロアルキル基,炭素原子数1いし4のアル
キル置換炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基,炭
素原子数7ないし11のフェニルアルキル基,フェニル
環に1ないし3個の基(これらの基は互いに独立して水
酸基,塩素原子,炭素原子数1ないし4のアルキル基,
メトキシ基またはエトキシ基である。)によつて置換さ
れている炭素原子数7ないし11のフェニルアルキル基
を表すか、またはRは更に次式IIaまたはIIb
【化
6】 (式中、Xは炭素原子数1ないし20のアルキルオキシ
基,炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基,フェニ
ルオキシ基,フェニルチオ基,ベンジルオキシ基または
ベンジルチオ基を表し,そして,R1 ,R2 および
R3 は互いに独立して水素原子,炭素原子数1ないし
20のアルキル基,炭素原子数1ないし20のアルキル
オキシ基,炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基,
炭素原子数2ないし12のアルキルオキシカルボニル基
,炭素原子数2ないし12のアルカノイル基,フェニル
基,フェニルオキシ基,フェニルチオ基,ヒドロシル基
,メルカプト基または塩素原子を表す。)で表される基
を表す。〕で表される化合物および/またはその塩酸塩
,および  C)塩素含有重合体にもとずいて0.01
〜5重量%のMe(II)−カルボキシレートおよび/
またはMe(II)−フェノレート〔Me(II)はB
a,Ca,Mg,CdまたはZnを表す〕からなる組成
物に関する。
【0005】成分b)がフェニルメラミンである場合に
は成分c)は好ましくはBa/Znカルボキシレート混
合物である。
【0006】炭素原子数6ないし20のアルキル基とし
てのRの例は、ヘキシル,ヘプチル,オクチル,ノニル
,デシル,ウンデシル,ドデシル,トリデシル,テトラ
デシル,ペンタデシル,ヘキサデシル又はエイコシルで
ある。
【0007】1ないし5の酸素原子により中断されてい
る炭素原子3ないし20のアルキル基Rは好ましくは次
【化7】 (式中,rは2または3,sは1,2,3,4または5
およびZは例えばメチル,エチル,プロピル又はブチル
である。)で表される基である。
【0008】1ないし5のOHー基により置換されてい
る炭素原子数1ないし20のアルキル基としてのRの例
は、ヒドロキシメチル,2ーヒドロキシメチル,3ーヒ
ドロキシプロピル,2,3ーヒドロキシプロピル,4ー
ヒドロキシブチル,5ーヒドロキシペンチル,2ーヒド
ロキシペンチル,2,3,4,5,6ーペンタヒドロキ
シヘキシル,8ーヒドロキシオクチル,2ーヒドロキシ
オクチル,2ーヒドロキシノニル,二ーヒドロキシデシ
ルまたは2ーヒドロキシオクタデシルである。ヒドロキ
シル基が末端位置または2ー位置にある炭素原子数1な
いし8のヒドロキシアルキル基は2位置に於いてーOH
基により置換されている炭素原子数9ないし20のアル
キル基と同様に好ましい。ーOH基により置換された炭
素原子1ないし6のアルキル基が特に好ましい。
【0009】炭素原子数3ないし20のアルケニル基と
してのRの例はアリル,2ーメチルアリル,3ーメチル
ブトー2ーエニル,3ーメチルブトー3ーエニル,ヘキ
セニル,デセニル,ウンデセニル,ヘプタデセニルまた
はオレイル基である。
【0010】未置換または炭素原子数1ないし4のアル
キル基で置換された炭素原子数3ないし8のシクロアル
キル基としてのRの例は、シクロプロピル,シクロブチ
ル,シクロペンチル,シクロヘキシル,メチルシクロヘ
キシル,4ーブチルシクロヘキシル,シクロヘプチル,
シクロオクチルまたはシクロドデシル基である。炭素原
子数5ないし7のシクロアルキル基、特にシクロヘキシ
ル基が好ましい。
【0011】炭素原子数7ないし11のフェニルアルキ
ル基としてのRは、例えば、ベンジルまたはフェニルエ
チル基である。
【0012】定義に従う1ないし3個の基により置換さ
れた炭素原子数7ないし11のフェニルアルキル基とし
てのRの例は、oー,mーまたはpークロロベンジル,
2,3ージクロロベンジル,2,4ージクロロベンジル
,2,5ージクロロベンジル,2,6ージクロロベンジ
ル,3,4ージクロロベンジル,2,4,5ートリクロ
ロベンジル,2,4,6ートリクロロベンジル,oー,
mーまたはpーヒドロキシベンジル,oー,mーまたは
pーメチルベンジル,2,3ージメチルベンジル,2,
4ージメチルベンジル,2,5ージメチルベンジル,2
,6ージメチルベンジル,3,4ージメチルベンジル,
3,5ージメチルベンジル,弐ーメチルー4ー第3ーブ
チルベンジル,2ーエチルベンジル,2,6ージエチル
ベンジル2,6ージエチルー4ーメチルベンジル,2,
6ージイソプロピルベンジル,四ー第3ーブチルベンジ
ル,2ークロロー6ーメチルベンジル,3ークロロー2
ーメチルベンジル,3ークロロー4ーメチルベンジル,
4ークロロー2ーメチルベンジル,5ークロロー2ーメ
チルベンジル,2,6ージクロロー3ーメチルベンジル
,2ーヒドロキシー4ーメチルベンジル,3ーヒドロキ
シー4ーメチルベンジル,oー,mーまたはpーメトキ
シベンジル,oー,mーまたはpーエトキシベンジル,
2,4ージメトキシベンジル,2,5ージメトキシベン
ジル,2,5ージエトキシベンジル,2ーメトキシー5
ーメチルベンジル,4ーメトキシー2ーメチルベンジル
,3ークロロー4ーメトキシベンジル,3ークロロー6
ーメトキシベンジル,3ークロロー4,6ージメトキシ
ベンジルまたは4ークロロー2,5ージメトキシベンジ
ル基である。
【0013】炭素原子数1ないし20のアルキル基とし
てのR1 ,R2 およびR3 の例は、前記R=アル
キル基に対して与えられた意味に加うるに、メチル,エ
チル,プロピル,ブチル,第3ーブチル,ペンチル,ヘ
キシル及びヘプチル基である。
【0014】炭素原子数1ないし20のアルキルオキシ
基とそてのX,R1,R2 ,及びR3 の例は、メト
キシ,エトキシ,ブトキシ,ペンチルオキシ,ヘキシル
オキシ,ヘプチルオキシ,オクチルオキシ,ノニルオキ
シ,デシルオキシ,トリデシルオキシ,ヘキサデシルオ
キシまたはオクタデシルオキシ基である。  R1 ,
R2 及びR3 に対する好ましい意味の1つは、炭素
原子数1ないし4のアルキルオキシ基、特にメトキシ基
及びエトキシ基である。
【0015】炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基
とそてのX,R1 ,R2 及びR3 の例は、メチル
チオ,エチルチオ,プロピルチオ,ペンチルチオ,ヘキ
シルチオ,ヘプチルチオ,オクチルチオ,ノニルチオ,
デシルチオ,ドデシルチオ,ヘキサデシルチオ基である
。炭素原子数8ないし18のアルキルチオ基が好ましい
【0016】炭素原子数2ないし12のアルキルオキシ
カルボニル基としてのR1 ,R2 及びR3 の例は
、メトキシカルボニル,エトキシカルボニル,プロポキ
シカルボニル,ブトキシカルボニル,ペンチルオキシカ
ルボニル,ヘキシルオキシカルボニル,オクチルオキシ
カルボニルおよびデシルオキシカルボニル基である。
【0017】炭素原子数2ないし12のアルカノイル基
としてのR1 ,R2 及びR3 の例は、アセチル,
 プロパノイル, ブタノイル, ペンタノイル, ヘ
キサノイル, ヘプタノイル, オクタノイルまたはデ
カノイル基である。
【0018】基IIbの例は、oー,mーまたはpーク
ロロフェニル,2,3ージクロロフェニル,2,4ージ
クロロフェニル,2,5ージクロロフェニル,3,4ー
ジクロロフェニル,2,4,5ートリクロロフェニル,
2,4,6ートリクロロフェニル,oー,mーまたはp
ーヒドロキシフェニル,oー,mーまたはpーメチルフ
ェニル,2,3ージメチルフェニル,2,4ージメチル
フェニル,2,5ージメチルフェニル,2,6ージメチ
ルフェニル,3,4ージメチルフェニル,3,5ージメ
チルフェニル,2ーメチルー4ー第3ーブチルフェニル
,2ーエチルフェニル,2,3ージエチルフェニル,2
,4ージエチルフェニル,2,5ージエチルフェニル,
2,6ージエチルフェニル,3,5ージエチルフェニル
,2,6ージエチルー4ーメチルフェニル,2,6ージ
イソプロピルフェニル,4ーtーブチルフェニル,3,
5ージーtーブチルフェニル,2ークロロー6ーメチル
フェニル,3ークロロー2ーメチルフェニル,3ークロ
ロー4ーメチルフェニル,4ークロロー2ーメチルフェ
ニル,5ークロロー2ーメチルフェニル,2,6ージク
ロロー3ーメチルフェニル,oー,mーまたはpーメト
キシフェニル,oー,mーまたはpーエトキシフェニル
,oー,mーまたはpープロポキシフェニル,oー,m
ーまたはpーブトキシフェニル,oー,mーまたはpー
ヘキシルオキシフェニル,oー,mーまたはpーオクチ
ルオキシフェニル,2,4ージエトキシフェニル,2,
5ージメトキシフェニル,2,5ージエトキシフェニル
,2ーメトキシー5ーメチルフェニル,4ーメトキシー
2ーメチルフェニル,3ークロロー4ーメトキシフェニ
ル,3ークロロー6ーメトキシフェニル,3ークロロー
4,6ージメトキシフェニル,4ークロロー2,5ージ
メトキシフェニル,oー,mーまたはpーメチルチオフ
ェニル,oー,mーまたはpーエチルチオフェニル,o
ー,mーまたはpープロピルチオフェニル,oー,mー
またはpーブチルチオフェニル,oー,mーまたはpー
ペンチルチオフェニル,oー,mーまたはpーヘキシル
チオフェニル,oー,mーまたはpーヘプチルチオフェ
ニル,oー,mーまたはpーオクチルチオフェニル,o
ー,mーまたはpーノニルチオフェニル,oー,mーま
たはpーデシルチオフェニル,oー,mーまたはpーフ
ェニルフェニル,2ーヒドロキシー4ーメチルフェニル
及び次式
【化8】 で表される基である。基IIbの好ましい意味は、後記
実施例1〜8に見ることができるであろう。
【0019】式IIbで表される基に於いて、R1 及
び/又はR2 は特に水素原子が好ましい。
【0020】興味のある組成物は、  Rが炭素原子数
10ないし18のアルキル基,OHー置換  炭素原子
数1ないし10のアルキル基,炭素原子数3ないし10
のアルケニル基,炭素原子数5ないし7のシクロアルキ
ル基,炭素原子数1ないし4のアルキル置換炭素原子数
5ないし7のシクロアルキル基,ベンジル基,フェニル
環に1ないし3個の基(  これらの基は互いに独立し
て水酸基,塩素原子,炭素原子数1ないし4のアルキル
基,メトキシ基またはエトキシ基である。)によつて置
換されているベンジル基を表すか、またはRは更に式I
IaまたはIIb(式中、Xは炭素原子数1ないし10
のアルキルオキシ基,炭素原子数8ないし18のアルキ
ルチオ基,フェニルオキシ基,フェニルチオ基,ベンジ
ルオキシ基またはベンジルチオ基を表し,そして,R1
 ,R2 およびR3 は互いに独立して水素原子,炭
素原子数1ないし10のアルキル基,炭素原子数1ない
し10のアルキルオキシ基,炭素原子数8ないし18の
アルキルチオ基,炭素原子数2ないし12のアルキルオ
キシカルボニル基,炭素原子数2ないし12のアルカノ
イル基,フェニルオキシ基,フェニルチオ基,ヒドロシ
ル基,メルカプト基または塩素原子を表す。)で表され
る基を表す組成物である。
【0021】Rが炭素原子数10ないし18のアルキル
基,OHー置換炭素原子数1ないし6のアルキル基,ア
リル基,シクロヘキシル基またはベンジル基である組成
物はまた興味のあるものである。Rは好ましくは基II
bである。
【0022】Rが式IIbで表される基であり,R1 
,R2 およびR3 が互いに独立して水素原子,炭素
原子数1ないし4のアルキル基,炭素原数1ないし4の
アルキルオキシ基,炭素原子数8ないし16のアルキル
チオ基,炭素原子数2ないし12のアルキルオキシカル
ボニル基,ヒドロキシル基,メルカプト基または塩素原
子である組成物に対しても、また、関心がはらわれる。
【0023】Rが式IIbで表される基であり,そして
,R1 が水素原子であり,R2 とR3 は互いに独
立して,炭素原子数1ないし4のアルキル基,炭素原数
1ないし4のアルキルオキシ基,炭素原子数8ないし1
6のアルキルチオ基,炭素原子数2ないし12のアルキ
ルオキシカルボニル基,ヒドロキシル基または塩素原子
であり,そしてR2 が付加的に水素原子をあらわす組
成物に対しては特に関心がはらわれる。
【0024】特に興味のある組成物は、Rが式IIbで
表される基であり,R1 とR2 が水素原子であり,
そしてR3 が炭素原子数1ないし4のアルキル基,炭
素原数1ないし4のアルキルオキシ基,炭素原子数8な
いし16のアルキルチオ基,炭素原子数2ないし12の
アルキルオキシカルボニル基,ヒドロキシル基または塩
素原子,特に炭素原子数1ないし4のアルキルオキシ基
またはヒドロキシ基を表す組成物である。
【0025】更に関心のあるものは、成分b)が塩酸塩
として存在するものである。
【0026】成分c)は好ましくはMe(II)がBa
,Ca,Mg,Cd又はZnであるMe(II)カルボ
キシレートである。該カルボキシレートとしては、好ま
しくは炭素原子数が7ないし20のカルボン酸の塩、例
えば、ベンゾエート、アルカノエートまたはアルケノエ
ート、好ましくはステアレート、オレエート、ラウレー
ト、パルミテート、ヒドロキシステアレート又は2−エ
チルヘキサノエートである。ステアレート、オレエート
又はp−t−ブチルベンゾエートが特に好ましい。Ba
/Zn又はCa/Znカルボキシレートの混合物はまた
成分c)として特に好ましい。成分c)としてMe(I
I)フェノレートは特に炭素原子数7ないし20(o−
,m−又はp−)アルキルフェノレート、例えばo−,
m−又はp−ノニルフェノレートである。
【0027】本発明の組成物は付加的d)成分としてエ
ポキシ化合物及び/又はホスファイトを含有する。
【0028】エポキシ化合物は、好ましくはエポキシ化
油、エポキシ化脂肪酸エステル、例えばエポキシ化大豆
油、エポキシ化ブチルオレート及びエポキシ化オクチル
オレエートである。
【0029】ホスファイトは好ましくは次式
【化9】 (式中、A1 ,A2 及びA3 は互いに独立して、
炭素原子数4ないし18のアルキル基、炭素原子数6な
いし18のアルケニル基、炭素原子数5ないし7のシク
ロアルキル基、フェニル基または1ないし3個の炭素原
子数1ないし12のあアルキル基により置換されたフェ
ニル基を表わす。)で表わされるものである。その例と
しては、トリオクチル、トリデシル、トリドデシル、ト
リテトラデシル、トリステアリル、トリオレイル、トリ
フェニル、トリクレジル、トリス−p−ノニルフェニル
及びトリシクロヘキシルホスファイトである。アリール
ジアルキル及びアルキルジアリールホスファイト、例え
ばフェニルジデシル、(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ジドデシル、(2,6−ジ−t−ブチルフェニル)
ジドデシルホスファイト及びジアルキル及びジアリール
ペンタエリスリトールジホスファイト、例えばジステア
リルペンタエリスリトールジホスファイトは引用される
。特に引用される有機ホスファイトはジステアリルペン
タエリスリトールホスファイト、トリス(ノニルフェニ
ル)ホスファイト、フェニルジデシルホスファイト、テ
トラフェニル〔1,2−ジプロピレングリコール〕ジホ
スファイト及びポリ〔1,2−ジプロピレングリコール
ホスファイト〕である。
【0030】Me(II)カルボキシレート又はフェノ
レートは好ましくは0.05〜5重量%の量に於いて使
用される。
【0031】ホスファイトは、例えば、0.3〜5、好
ましくは0.5〜1重量%の濃度に於いて、そしてエポ
キシ化合物、例えばエポキシ化大豆油は、有利には1〜
8、好ましくは1〜3重量%の濃度に於いて使用される
【0032】式Iの化合物は、好ましくは塩素含有重合
体中に0.05〜1または0.01〜0.9、特に0.
1〜0.7重量%の量に於いて混入される。
【0033】各々の場合に於いて、重量%は安定化され
るべき物質に関して与えられる。
【0034】塩素含有重合体は、好ましくは塩化ビニル
ホモ重合体または共重合体である。該共重合体のための
適当な共単量体の例は、酢酸ビニル、ビニリデンクロラ
イド、トランス−ジクロロエテン、エチレン、プロピレ
ン、ブチレン、マレイン酸、アクリル酸、フマル酸、イ
タコン酸である。更に適当な塩素含有重合体は、後塩素
化PVC、塩素化ポリオレフィン、更にPVCとEVA
、ABS及びMBSとのグラフト重合体である。好まし
い基質は、また上記したホモ重合体及び共重合体、特に
塩化ビニルホモ重合体と他の熱可塑性樹脂及び/又は弾
性重合体、特にABS,MBS,NBR,SAN,EV
Aとの混合物である。更に懸濁及び塊状重合体、及び乳
化重合体が引用される。ポリ塩化ビニルが塩素含有重合
体として特に好ましいものである。
【0035】本発明は更に、塩素含有重合体を熱劣化に
対して安定化するための成分b)及び成分c)を含有す
る安定剤系の使用に関する。
【0036】重合体の意図する用途にもとづいて、他の
添加剤、例えばフェノール系抗酸化剤、潤滑剤(好まし
くはモンタンワックスまたはグリセロールエステル、脂
肪酸エステル、パラフィン、アミドワックス、ステアリ
ン酸、モノ及びジヒドロキシステアリン酸、高級脂肪ア
ルコール)、可塑剤、充填剤、カーボンブラック、アス
ベスト、カオリン、タルク、ガラス繊維、変成剤(衝撃
抵抗添加剤)、加工助剤(例えば、ポリメタアクリル酸
エステル)、螢光増白剤、顔料、光安定剤、立体障害ア
ミン、UV吸収剤、難燃剤または帯電防止剤が安定剤の
混入前または混入中に混入される。
【0037】他の可能な添加剤は、β−アミノクロトネ
ート、例えば西独特許出願公開804,442号、80
7,207号及び特開昭50−17,454号に記載さ
れた化合物、ピロール類、例えばヨーロッパ特許公開2
2,087号に記載された化合物、アミノウラシル類、
例えばヨーロッパ特許公開65,934号に記載された
化合物、アミノチオウラシル類、例えばヨーロッパ特許
公開41,479号から知られる化合物、ポリオール類
、例えば西独特許出願公開3,019,910号に記載
された化合物、β−ケトン類、例えば西独特許出願公開
2,600,516号に記載された化合物、ハイドロタ
ルサイト類、特に西独特許出願公開3,843,581
号に記載された化合物、またヨーロッパ特許公開63,
180号に記載されているようなβ−ケトン類とハイド
ロタルサイト類との混合物、更に、Mg/Al炭酸塩、
例えば特開昭62−267,347号(ケミカルアブス
トラクト108:168635h)に記載されたMg/
Al炭酸塩、及びアルカマイザー、例えば4MgOA2
 O3 .CO2.9H2 O,4MgOAl2 O3
 .CO2 .6H2 O,ZnO3MgOAl2 O
3 .CO2 .8−9H2 O,ZnO3MgOAl
2 O3 .CO2 .5−6H2 O及びMg4 A
l4 (OH)12(CO3 )1−x/2 (ClO
4 )x mH2 Oである。
【0038】可能な添加剤は、膨張硬質または可塑化ポ
リビニルクロライドに対する、また化学的発泡剤、例え
ばNaHCO3 及び”Gachter/Muller
,ハンドブック  オブプラスチック  アディティブ
,Carl Hanser Verlag Munic
h−Vienna,第2版、651頁”に記載された発
泡剤である。
【0039】安定剤成分は、最も好適には、塩素含有重
合体中に通常通り、混合ロール上にて、例えば2つのロ
ールミルにて150〜200℃の温度で混入される。一
般に、十分な均一化は5〜15分以内に得られる。成分
は個々にまたはプリミックスとして一緒に添加すること
ができる。液状の予備混合物は優利であることが証明さ
れた。例えば均一化は不活性溶媒及び/又は可塑剤の存
在下で実施される。
【0040】本発明の組成物は、成形品を与えるために
、組成物に対する慣用の成形方法によって、例えば押出
、射出成形またはカレンダー成形により加工することが
できる。プラスチゾルの使用もまた可能である。
【0041】本発明の組成物は、好ましくは、電線ケー
ブル、中空物品、例えばパイプ及び特に、自動車産業に
於けるシートの製造に使用される。この用途はまた本発
明によって提供される。特に好ましい利用分野は、自動
車の内装材用シートの製造、特に西独特許出願公開3,
227,107号及び西独特許出願公開3,401,4
82号に述べられた用途である。
【0042】本発明の組成物は、特に自動車産業に使用
されるPVCにもとづく深絞り成形用シート及び可とう
性シートの製造に好適に使用される。
【0043】式Iの化合物は、公知の方法と同様にして
製造することができる。製造方法は、例えば、次の刊行
物;D.F.Walker et al;J.Am.P
harm.Assoc.39  393(1950),
D.W.Kaiser et al;J.Am.Che
m.Soc.73 ,2984(1951),A.B.
Borkovec et al;J.Med.Chem
.10,457(1967)に記載されている。
【0044】Rが基IIb以外の前述の意味を持つ場合
には、メラミン誘導体は次の反応式により製造すること
が有利である。 反応式A
【化10】
【0045】一般に、水は好ましい反応媒体である。或
る場合には、特にRが長鎖アルキル基である場合には、
可溶化剤、例えばジメチルアセトアミドを添加するのが
有利である。塩基は、例えば、アルカリ金属水酸化物、
好ましくは水酸化ナトリウムである。
【0046】得られたメラミンはそれを濃塩酸(若干過
剰)でもって加熱することによって対応する塩酸塩に変
換することができる。逆に、塩酸塩を例えば、アルカリ
金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩溶液で処理する
ことによって(これは更なる精製工程を構成する。)メ
ラミンを再び得ることができる。
【0047】或る場合には、上記反応式AによりRが式
IIbの基である化合物を製造することが可能である。 しかしながら、これらの場合にはアミンの塩基性がより
高くなければならない。
【0048】Rが基IIbである式Iの化合物は好まし
くは次の反応式Bにより与えられる。 反応式B
【化11】
【0049】この場合に於いても、水は適当な反応媒体
である。そして、もし必要ならば、また可溶化剤を添加
することが可能である。塩酸塩は、優利には、前述した
ようにメラミン誘導体に変換することができる。
【0050】一般に式Iの化合物及びその塩酸塩は一定
の水和水含量を持つ。
【0051】出発材料は、商業的に入手することができ
、また、当業者の知る方法と同様にして製造することが
できる。ジアミノクロロトリアジンの製造は、例えばJ
.T.Thurson et al.”J.Am.Ch
em.Soc.73,2981(1951) ”に於い
て述べられている。
【0052】式Iの化合物はまた塩素含有重合体の光劣
化に対して使用することができる。
【0053】本発明は、また式Iaで表わされる新規化
合物及びその塩酸塩に関する。
【化12】 〔式中、Rは1ないし3個の基(該基は互いに独立して
ヒドロキシル基、塩素原子、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、メトキシ基またはエトキシ基である。)によ
りフェニル環が置換されている炭素原子数7ないし11
のフェニルアルキル基であるか、またRは更に次式II
a,II−b−1,II−b−2またはII−b−3

化13】 〔式中、Xは炭素原子数1ないし20のアルコキシ基、
炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基、フェニルオ
キシ基、フェニルチオ基、ベンジルオキシ基またはベン
ジルチオ基を表わし、Y1 ,Y2 及びY3 は互い
に独立して炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基、
炭素原子数2ないし12のアルコキシカルボニル基また
はメルカプト基を表わし、Y1 及びY2 は付加的に
水素原子を表わし、Y4 はメトキシ基、エトキシ基ま
たはヒドロキシ基を表わし、Y5 及びY6 は互いに
独立して炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素原
子数1ないし20のアルキルオキシ基、炭素原子数1な
いし20のアルキルチオ基、炭素原子数2ないし12の
アルキルオキシカルボニル基、炭素原子数2ないし12
のアルカノイル基、フェニル基、フェニルオキシ基、フ
ェニルチオ基、ヒドロキシル基、メルカプト基または塩
素原子を表わし、Y5 は付加的に水素原子を表わし、
Y7 ,Y8 及びY9 は互いに独立して炭素原子数
2ないし20のアルキル基または炭素原子数2ないし1
2のアルコキシカルボニル基を表わし、そしてY9 は
付加的に水素原子を表わす。)で表わされる基を表わす
。〕
【0054】式Iaの化合物に対しては、式Iで表わさ
れる化合物と同様の事項が参照される。そして基Y1 
ないしY9 は基R1 ないしR3 に対応する。
【0055】
【実施例】次の実施例は本発明をより詳細に説明するも
のである。部及びパーセントは特に述べない限り、重量
を表わす。
【0056】実施例1:N−(n−ドデシル)メラミン
(化合物1−A−1)の製造 ジアミノクロロトリアジン14.6g(0.1モル)、
n−ドデシルメラミン19.5g(0.105モル)お
よび水200ml中水酸化ナトリウム4.0g(0.1
モル)の混合物を5時間還流する。形成された固体を吸
引濾過し、塩素がなくなるまで洗浄し、次いでメチレン
クロライド/エーテル(1:1)の混合物で処理する。 沈澱を濾過し、ジメチルホルムアミド中で沸騰させる。 濾過後、濾液を撹拌しながら水中に注ぐ。形成された沈
澱は恒量になるまで乾燥する。収率は理論値の65%で
ある。生成物はメラミン1モル当たり水和水を0.1モ
ル含有し、そして119℃で溶融する。
【0057】実施例2:実施例1に記載された方法と同
様にして表1の化合物が製造された。
【表1】
【0058】実施例3:N−ベンジルメラミン塩酸塩(
化合物1−A−7)の製造 化合物1−A−6の10.8g(0.05モル)を32
%塩酸6.84g(0.06モル)と撹拌しながら1時
間還流する。透明な溶液を0℃まで冷却し、形成された
結晶を濾過、洗浄及び乾燥する。収率は理論値の73.
8%である。生成物は275℃の融点を持つ。
【0059】実施例3a:N−〔3−(2’−エチルヘ
キシル)オキシ−2−ヒドロキシプロピル〕メラミン(
化合物1−A−8)の製造 ジアミノクロロトリアジン29.1g(0.2モル)、
3−(2’−エチルヘキシル)オキシ−2−ヒドロキシ
プロピルアミン40.7g(0.2モル)および水30
0mlの混合物を還流する。水80ml中水酸化ナトリ
ウム0.2モルを1時間にわたって滴下する。次いで反
応混合物を2時間還流する。濃塩酸25mlを得られた
油状物に添加し、透明な溶液を得る。冷却すると、N−
〔3−(2’−エチルヘキシル)オキシ−2−ヒドロキ
シプロピル〕メラミンの塩酸塩が沈澱し、次いでNaH
CO3 で40℃にて中和される。得られたワックス状
生成物を塩素がなくなるまで氷水で洗浄し、真空乾燥す
る。収率は理論値の86.6%である。生成物は109
〜113℃の融点を持つ。
【0060】実施例3b:N−n−ヘキシルメラミン(
化合物1−A−9)の製造 製造は実施例3aと同様にして実施される。収率は理論
値の70.8%である。生成物は116〜119℃の融
点を持つ。
【0061】実施例4:N−フェニルメラミン(化合物
2−A−1)の製造 ジアミノクロロトリアジン14.6g(0.1モル)、
アニリン9.8g(0.105モル)及び水30ml中
水酸化ナトリウム4.0g(0.1モル)の混合物を水
200ml追加して2時間還流する。濁った溶液を冷却
し、沈澱した固体を濾過し、塩素がなくなるまで洗浄し
、そして恒量になるまで乾燥する。得られた生成物を氷
酢酸中に溶解して精製し、次いで重炭酸塩で処理する。 収率は理論値の62%である。生成物は202℃の融点
を持つ。
【0062】実施例5:表2aから2cに掲げる化合物
が実施例4に記載された方法と同様にして製造される。 表2aから2cに与えられたデータは下記一般式に係わ
るものである。
【表2】
【表3】
【0063】実施例6:N−フェニルメラミン〔化合物
2−B−1(=2−A−1)の製造 ジアミノクロロトリアジン19.7g(0.135モル
)、アニリン15.5g(0.140モル)、濃塩酸(
触媒)1.3mlの混合物を200mlの水中で撹拌し
ながら1時間還流する。溶液を濾過し、そして濾液を濃
厚重炭酸ナトリウム溶液(pH=7.2)で中和する。 形成された沈澱を吸引濾過し、塩素がなくなるまで洗浄
し、そして恒量になるまで乾燥する。得られた生成物は
206℃の融点を持つ。収率は理論値の86.4%であ
る。
【0064】実施例7:N−フェニルメラミンヘミ塩酸
塩(化合物1−B−2)の製造 ジアミノクロロトリアジン36.4g(0.25モル)
、アニリン24.4g(0.26モル)および濃塩酸7
mlの混合物を水500ml中で1時間還流する。 溶液を濾過し、沈澱物を冷却する。得られた無色の結晶
を洗浄し、恒量になるまで乾燥する。生成物は259℃
の融点を持ち、二水和物として存在する。
【0065】実施例8:表3aから3dの化合物が実施
例6または7に記載された方法と同様にして製造される
。表3aから3dに与えられたデータは下記一般式に係
わるものである。
【化14】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【0066】実施例9:S−PVC(登録商標Vinn
ol  H70DF)100部、ジオクチルフタレート
17部、エポキシ化大豆油3部、オレイン酸亜鉛0.3
3部、バリウムp−(t−ブチル)ベンゾエート0.5
3部、ジイソドデシルホスファイト0.7部、登録商標
SHELL  SOL  A(芳香族炭化水素混合物)
0.44部及び表4aから4bに掲げられたメラミン誘
導体0.2部からなる乾燥混合物をミキシングロール上
で190℃で5分間混練する。形成された0.3mmの
厚さのロールシートの試験片に試験炉(登録商標Mat
his Thermotester )中で180℃で
熱歪みを受けさせる。与えられた一定間隔の後にAST
MD1925にもとづく”黄色指数”(YI)を試験片
について決定する。結果を表4aから4hに示す。
【表12】
【表13】
【表14】
【0067】実施例10:PVC(登録商標Solvi
c264GA)100部、エポキシ化大豆油3部、ステ
アリン酸カルシウム0.35部、ステアリン酸亜鉛0.
15部、ジイソドデシルフェニルホスファイト0.55
部および表5aから5kに掲げたメラミン誘導体0.3
部からなる乾燥混合物をミキシングロール上で180℃
で5分間混練する。形成された0.3mmの厚さのロー
ルシートの試験片に試験炉(登録商標Mathis T
hermotester)中で180℃で熱歪みを受け
させる。与えられた一定間隔の後にASTMD1925
にもとづく”黄色指数”(YI)を試験片について決定
する。結果を表5aから5kに示す。
【表15】
【表16】
【表17】
【0068】実施例11:S−PVC(登録商標Vin
nol  H70DF)100部、ジオクチルフタレー
ト17部、エポキシ化大豆油3部、オレイン酸亜鉛0.
33部、バリウムp−(t−ブチル)ベンゾエート0.
53部、ジイソドデシルフェニルホスファイト0.7部
、ブチルジグリコール0.44部及び表6に掲げるメラ
ミン誘導体0.2部からなる混合物をミキシングロール
上で190℃で5分間混練する。形成された0.3mm
の厚さのロールシートの試験片に試験炉(登録商標Ma
this Thermotester )中で180℃
で熱歪みを受けさせる。与えられた一定間隔の後にAS
TMD1925にもとづく”黄色指数”(YI)を試験
片について決定する。結果を表6に示す。
【表18】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)塩素含有重合体,b)該塩素含有
    重合体にもとずいて0.01〜1重量%の次式I【化1
    】 〔式中、Rは炭素原子数6ないし20のアルキル基,1
    ないし5個の酸素原子により中断されている炭素原子数
    3ないし20のアルキル基,1ないし5個の水酸基で置
    換されている炭素原子数1ないし20のアルキル基,炭
    素原子数3ないし20のアルケニル基,炭素原子数3な
    いし8のシクロアルキル基,炭素原子数1いし4のアル
    キル置換炭素原子数3ないし8のシクロアルキル基,炭
    素原子数7ないし11のフェニルアルキル基,フェニル
    環に1ないし3個の基(これらの基は互いに独立して水
    酸基,塩素原子,炭素原子数1ないし4のアルキル基,
    メトキシ基またはエトキシ基である。)によつて置換さ
    れている炭素原子数7ないし11のフェニルアルキル基
    を表すか、またはRは更に次式IIaまたはIIb【化
    2】 (式中、Xは炭素原子数1ないし20のアルキルオキシ
    基,炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基,フェニ
    ルオキシ基,フェニルチオ基,ベンジルオキシ基または
    ベンジルチオ基を表し,そして,R1 ,R2 および
    R3 は互いに独立して水素原子,炭素原子数1ないし
    20のアルキル基,炭素原子数1ないし20のアルキル
    オキシ基,炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基,
    炭素原子数2ないし12のアルキルオキシカルボニル基
    ,炭素原子数2ないし12のアルカノイル基,フェニル
    基,フェニルオキシ基,フェニルチオ基,ヒドロシル基
    ,メルカプト基または塩素原子を表す。)で表される基
    を表す。〕で表される化合物および/またはその塩酸塩
    ,および  C)塩素含有重合体にもとずいて0.01
    〜5重量%のMe(II)−カルボキシレートおよび/
    またはMe(II)−フェノレート〔Me(II)はB
    a,Ca,Mg,CdまたはZnを表す〕からなる組成
    物。
  2. 【請求項2】  成分b)がフェニルメラミンである場
    合には、成分c)がバリウム/亜鉛カルボキシレートの
    混合物である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】  Rが炭素原子数10ないし18のアル
    キル基,OHー置換炭素原子数1ないし10のアルキル
    基,炭素原子数3ないし10のアルケニル基,炭素原子
    数5ないし7のシクロアルキル基,炭素原子数1ないし
    4のアルキル置換炭素原子数5ないし7のシクロアルキ
    ル基,ベンジル基,フェニル環に1ないし3個の基( 
     これらの基は互いに独立して水酸基,塩素原子,炭素
    原子数1ないし4のアルキル基,メトキシ基またはエト
    キシ基である。)によつて置換されているベンジル基を
    表すか、またはRは更に式IIaまたはIIb(式中、
    Xは炭素原子数1ないし10のアルキルオキシ基,炭素
    原子数8ないし18のアルキルチオ基,フェニルオキシ
    基,フェニルチオ基,ベンジルオキシ基またはベンジル
    チオ基を表し,そして,R1 ,R2 およびR3 は
    互いに独立して水素原子,炭素原子数1ないし10のア
    ルキル基,炭素原子数1ないし10のアルキルオキシ基
    ,炭素原子数8ないし18のアルキルチオ基,炭素原子
    数2ないし12のアルキルオキシカルボニル基,炭素原
    子数2ないし6のアルカノイル基,フェニルオキシ基,
    フェニルチオ基,ヒドロシル基,メルカプト基または塩
    素原子を表す。)で表される基を表す請求項1記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】  Rが炭素原子数10ないし18のアル
    キル基,OHー置換炭素原子数1ないし6のアルキル基
    ,アリル基,シクロヘキシル基またはベンジル基を表す
    請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】  Rが式IIbの基である請求項1記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】  Rが式IIbで表される基であり,そ
    して,R1 ,R2 およびR3 は互いに独立して水
    素原子,炭素原子数1ないし4のアルキル基,炭素原数
    1ないし4のアルキルオキシ基,炭素原子数8ないし1
    6のアルキルチオ基,炭素原子数2ないし12のアルキ
    ルオキシカルボニル基,ヒドロキシル基,メルカプト基
    または塩素原子である請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】  Rが式IIbで表される基であり,そ
    して,R1 が水素原子であり,R2 とR3 は互い
    に独立して,炭素原子数1ないし4のアルキル基,炭素
    原数1ないし4のアルキルオキシ基,炭素原子数8ない
    し16のアルキルチオ基,炭素原子数2ないし12のア
    ルキルオキシカルボニル基,ヒドロキシル基または塩素
    原子であり,そしてR2 が更に水素原子である請求項
    1記載の組成物。
  8. 【請求項8】  Rが式IIbで表される基であり,R
    1 とR2 が水素原子であり,そしてR3 が炭素原
    子数1ないし4のアルキル基,炭素原数1ないし4のア
    ルキルオキシ基,炭素原子数8ないし16のアルキルチ
    オ基,炭素原子数2ないし12のアルキルオキシカルボ
    ニル基,ヒドロキシル基または塩素原子である請求項1
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】  成分b)が式Iの化合物の塩酸塩であ
    る請求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】  成分c)がMe(II)がBa,C
    a,Mg,CdまたはZnであるMe(II)ーカルボ
    キシレートである請求項1記載の組成物。
  11. 【請求項11】  成分c)がバリウム/亜鉛カルボキ
    シレート及び/又はカルシウム/亜鉛カルボキシレート
    の混合物である請求項1記載の組成物。
  12. 【請求項12】  成分a)がポリビニルクロライドで
    ある請求項1記載の組成物。
  13. 【請求項13】    次式Ia 【化3】 〔式中、Rはフェニル環が1ないし3個の基(該基は互
    いに独立してヒドロキシル基、塩素原子、炭素原子数1
    ないし4のアルキル基、メトキシ基またはエトキシ基を
    表わす。)で置換されている炭素原子数7ないし11の
    フェニルアルキル基を表わすか、またRは更に次式II
    a,II−b−1,II−b−2またはII−b−3【
    化4】 (式中、Xは炭素原子数1ないし20のアルキルオキシ
    基、炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基、フェニ
    ルオキシ基、フェニルチオ基、ベンジルオキシ基または
    ベンジルチオ基を表わし、Y1 ,Y2 及びY3は互
    いに独立して炭素原子数1ないし20のアルキルチオ基
    、炭素原子数2ないし12のアルキルオキシカルボニル
    基またはメルカプト基を表わし、Y1 及びY2 は更
    に水素原子を表わし、Y4 はメトキシ基、エトキシ基
    またはヒドロキシ基を表わし、Y5 及びY6 は互い
    に独立して炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素
    原子数1ないし20のアルキルオキシ基、炭素原子数1
    ないし20のアルキルチオ基、炭素原子数2ないし12
    のアルキルオキシカルボニル基、炭素原子数2ないし1
    2のアルカノイル基、フェニル基、フェニルオキシ基、
    フェニルチオ基、ヒドロキシル基、メルカプト基または
    塩素原子を表わし、Y5 は更に水素原子を表わし、Y
    7 ,Y8 及びY9 は互いに独立して炭素原子数2
    ないし20のアルキル基または炭素原子数2ないし12
    のアルキルオキシカルボニル基を表わし、そしてY9 
    は更に水素原子を表わす。)で表わされる基を表わす。 〕で表わされる化合物及びその塩酸塩。
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