JPH04331026A - 型彫り放電加工装置 - Google Patents

型彫り放電加工装置

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JPH04331026A
JPH04331026A JP12177391A JP12177391A JPH04331026A JP H04331026 A JPH04331026 A JP H04331026A JP 12177391 A JP12177391 A JP 12177391A JP 12177391 A JP12177391 A JP 12177391A JP H04331026 A JPH04331026 A JP H04331026A
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JP
Japan
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electrode
piezoelectric element
discharge
machining
deformation
Prior art date
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Pending
Application number
JP12177391A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sawada
潔 沢田
Shunichi Otaka
俊一 尾高
Toshio Hirai
俊雄 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、型彫り放電加工装置
における電極駆動装置であって、特にそのアーク放電の
切断用急速後退・接近を行なう機構に関する。
【0002】
【従来の技術】型彫り放電加工では電極とワーク間にお
ける一定の間隙を介してアーク放電が維持されるが、ア
ーク放電の箇所は加工面に分散し、かつ、一定個所に止
まらない。また、放電加工で電極とワーク間の極間隙に
発生した加工屑は、極間隙を流動する加工液によって常
時排除されている。しかし、何等かの理由で加工屑が極
間隙からうまく排除されないなど、極間隙の状態が悪く
なると、加工面の一か所で放電が連続する集中放電が起
き、そこだけが大きな放電痕となり加工面に欠陥を残し
てしまうことがある。場合によっては、集中放電の結果
、加工液が分解して熱分解生成物ができ、電極とワーク
をショートしてしまい、放電加工が進まなくなることも
ある。
【0003】このような場合、型彫り放電加工装置が備
えたジャンプ機能によって、電極駆動装置の送りねじサ
ーボ機構が駆動され、まず、電極をワークから急速後退
させて周囲の加工液をワークと電極間に急速流入(スク
ィーズ流入)させ、持続しているアークを切断して放電
を停止させ、ついで、次の急速接近によって極間の加工
液を周囲へ急速流出(スクィーズ流出)させることで、
加工屑を極間隙から排出している。
【0004】この急速後退・接近の移動距離は20〜3
0ミクロン程度と短いので、集中して持続しているアー
クを迅速に切断するには、後退の速度を大きくしてアー
クに対し横方向から作用する加工液の速度を大きくする
ことが重要である。
【0005】従来の送りねじサーボ機構による場合、こ
の後退速度は、約数10ミリ秒(100HZ 弱)であ
るが、速度不足から極間における加工液の流動でアーク
を切断できなかったり、熱分解生成物の成長の方が電極
の後退よりも早いことがあり、極間隙の状態を正常に戻
せない場合が多々ある。なお、ジャンプ作動を入れると
その間ジャンプ終了まで放電を開始できないので加工時
間が長くなる難点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】集中放電発生時におけ
る電極の急速後退・接近速度が大きい電極駆動装置を備
えた型彫り放電加工装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】型彫り放電加工装置の電
極駆動装置に圧電素子の変形によって駆動される機構と
、電極とワーク間の集中放電を検出して上記圧電素子に
作動電圧を印加する手段を設ける。上記の圧電素子の変
形によって駆動される機構を、電極にアーク放電の切断
用急速後退・接近を行わせる配置とする。
【0008】
【作用】圧電素子は、ピエゾ効果に基づく変形によって
従来より一桁速い速度で電極を後退・接近させる。大き
な速度でワークに対し後退・接近する電極によって、極
間に大きな勢力(流れ)の加工液が導入され、アーク放
電の切断および極間に介在する加工屑の排出がなされる
【0009】
【実施例】図6は、この発明による型彫り放電加工装置
1の概要を示し、テーブル2の上に加工液槽3を備え、
上部コラム4に電極駆動装置5を備える。符号6は数値
制御装置(NC装置)で、格納された制御プログラムお
よび入力された加工プログラムや入力データ或いは必要
箇所に配置したセンサーからの信号などによって型彫り
放電加工装置1全体の作動を制御する。電極駆動装置5
はサーボモーター7とこれにより駆動される送りねじ8
とからなる送りねじサーボ機構9を備え、これによって
電極駆動装置5から垂直に取り付けられたラム10が上
下に移動される。そして、加工液槽3の加工液中にワー
ク11が配置され、その上部にこれと対面して型彫り用
の電極12が電極ホルダー13を介しラム10の下端に
取り付けられている。
【0010】放電加工装置1の制御プログラムにはジャ
ンプ機能が組み込まれ、電極12とワーク11間に集中
放電が発生すると、これを検知し、指令によって送りね
じサーボ機構9を駆動する。これによって、集中放電時
に電極12は急速に引き上げられ(後退され)、ついで
、ワーク11に対し急速下降(接近)されるジャンプ作
動を行う。符号14は集中放電の検出装置で放電電源回
路中に組み込まれている。なお、型彫り放電加工装置1
におけるジャンプ機能の構成や作動および集中放電の検
出装置は公知のものである。
【0011】電極ホルダー13は、図1のように上端に
フランジ15を備えたシャフト16と一体に結合され、
ラム10の下端に形成した底部17を有するフレーム1
8の内部に、圧縮ばね19と圧電素子20を介して取り
付けられている。すなわち、電極ホルダー13はシャフ
ト16を底部17に貫通させてフレーム18に対し上下
移動可能に組み込まれ、フランジ15の下面とフレーム
18の底部17との間に圧電素子20を介在させ、かつ
、圧縮ばね19で常時、下方へ付勢された構造で、これ
らによって、圧電素子20の変形により駆動される機構
が形成されている。
【0012】圧電素子20は、チタン酸バリウム結晶か
らなるセラミックブロックで、実際にはピエゾ効果によ
る歪みの向きを上下方向に揃えた単位素子21を、各素
子間に電極板22を挟み、複数個を積層した構造となっ
ている(図5)。各電極板22間にはNC装置6の指令
に基づいてドライバ回路23から作動電圧がパルス的に
印加される。上記ブロックの形状は環状、厚手の板状、
柱状など種々のものを使用する電極12の大きさ、重量
に応じ適宜選択して適用できる。ただし、セラミックブ
ロックは引っ張りに弱い傾向があるので、電極ホルダー
13を介して電極12の重量が圧電素子20に対し常に
圧縮力として作用するよう配置し取り付ける。図1にお
いて符号21は電気絶縁部分で加工のための放電電圧が
圧電素子20に影響するのを避けるためである。
【0013】したがって、放電加工中に検出装置14に
よって集中放電が検出されると、NC装置6はただちに
指令を出し、送りねじサーボ機構9にジャンプ作動を開
始させる。また、圧電素子20に作動電圧を印加してこ
れを上下方向に変形させる。この作動は、圧電素子20
の変形の方が速い(応答速度100マイクロ秒程度)の
で、電極12は、まず、圧電素子20の変形によって瞬
間的に持ち上げられ、そして電圧の消滅による変形(歪
み)の戻りと圧縮ばね19による付勢とで下降される。 ついで、送りねじサーボ機構9によるジャンプ作動とな
る。
【0014】このため、集中放電に際して電極12の当
初後退が、従来より数倍から一桁も速く、これにより発
生する加工液の速い流動によって、集中放電のアークが
横方向から一挙に切断される。また、この作動はアーク
が持続するのに必要な熱分解生成物が発生するよりも速
い。つづく送りねじサーボ機構9による電極12の急速
後退と下降では、極間に充分な加工液が供給されて集中
放電の原因となっている加工屑などが除去される。
【0015】電極12は通常、重量があるので、この第
1の実施例の構造では加工時に電極12の重量を利用で
き、圧縮ばね19の付勢をそれ程強くする必要がない。
【0016】上記では、ジャンプ作動を行う送りねじサ
ーボ機構9に圧電素子20の変形によって駆動される機
構を組み込んでいるが、圧電素子20の変形を大きく設
定したり、あるいは変形を拡大するようにすれば、この
圧電素子20の変形による電極12の急速後退と接近だ
けで、集中放電の切断と共に加工屑の除去をも行うこと
ができる。しかも、この作動に要する時間は短く、加工
時間の延長はわずかである。
【0017】図2は、第2の実施例を示し、電極駆動装
置5において、フレーム18と電極ホルダー13におけ
るフランジ15の上面が圧電素子20で結合され、フレ
ーム18とフランジ15が複数の引っ張りばね25で引
き寄せられている。他の構成は上記第1の実施例と格別
異ならない。この実施例において圧電素子20に作動電
圧が印加されると、圧電素子20は下方向に変形し、電
極ホルダー13、すなわち、電極12を下方に押し下げ
る。この押し下げ力は固体である圧電素子20の歪みに
よるため強力なので、この実施例の構成は電極12の加
工面積が大きく、加工液を押し退けて電極12を下降さ
せる場合に大きな力を必要なときに有利である。
【0018】図3は第3の実施例を示し、電極ホルダー
13はフレーム18に軸支されたクランクアーム26の
一端に軸支され、クランクアーム26の他端とフレーム
18の間に圧電素子20が横向きに取り付けられ、また
、クランクアーム26は圧縮ばね19によって電極ホル
ダー13を下方へ付勢するように常時付勢されている。 符号27はガイドで電極ホルダー13と一体のシャフト
16を案内し、電極12が横揺れするのを防止する。他
の構成は第1の実施例と同様である。この実施例ではク
ランクアーム26を使用することで圧電素子20の変形
量を拡大したり、変位の方向を転換できるから、圧電素
子20の歪みによって駆動される機構をコンパクトに構
成することができる。
【0019】図4は、第4の実施例を示し、フレーム1
8および電極ホルダー13が第1実施例の場合と同様に
構成され、電極ホルダー13は、そのシャフト16をフ
レーム18の底部17に貫通させてフレーム18に対し
て上下に移動自在に装着されている。そして、フランジ
15の下面と底部17の上面との間に持ち上げ用の圧電
素子20aが複数取付けられ、また、フランジ15の上
面とフレーム18における上壁との間に押し下げ用の圧
電素子20bが装着されている。圧縮ばねや引っ張りば
ねは使用されない。他の構成は第1の実施例と同様であ
る。
【0020】圧電素子20a,20bは共に上下に変形
し、交互に作動電圧が印加される。したがって、圧電素
子20aが変形すると電極12が下降され、圧電素子2
0bが変形すると電極12が上昇する。下降時、上昇時
ともに強い力を発揮できるから、この実施例は電極12
が大きく重い場合に適している。結局、電極ホルダー1
3の形状やこれをラム10の下部に装着する構造は、圧
電素子20が変形するときに、圧電素子20自体に圧縮
力が働く構造であれば任意である。
【0021】
【発明の効果】集中放電を素早く、確実に停止させて加
工面に大きな放電痕が残るのを防止し、良質な製品を得
られる。従来機に対して、簡単な構成の付加で実施でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】断面による要部の正面図(第1実施例)。
【図2】断面による要部の正面図(第2実施例)。
【図3】断面による要部の正面図(第3実施例)。
【図4】断面による要部の正面図(第4実施例)。
【図5】模式的に示す圧電素子の構造。
【図6】模式的に示す型彫り放電装置。
【符号の説明】
5  電極駆動装置                
    9  送りねじサーボ機構 11  ワーク                  
      12  電極13  電極ホルダー   
               14  集中放電検出
装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極駆動装置に圧電素子の変形によって駆
    動される機構と、電極とワーク間の集中放電を検出して
    上記圧電素子に作動電圧を印加する手段を備え、上記の
    圧電素子の変形によって駆動される機構を、電極にアー
    ク放電の切断用急速後退・接近を行わせる配置としてあ
    ることを特徴とした型彫り放電加工装置。
  2. 【請求項2】電極駆動装置が送りねじサーボ駆動機構を
    備え、集中放電が検出されたときジャンプ作動を行なう
    ものであることを特徴とした請求項1に記載の型彫り放
    電加工装置。
JP12177391A 1991-04-25 1991-04-25 型彫り放電加工装置 Pending JPH04331026A (ja)

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