JPH0432781A - 静電界測定装置 - Google Patents

静電界測定装置

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JPH0432781A
JPH0432781A JP14024090A JP14024090A JPH0432781A JP H0432781 A JPH0432781 A JP H0432781A JP 14024090 A JP14024090 A JP 14024090A JP 14024090 A JP14024090 A JP 14024090A JP H0432781 A JPH0432781 A JP H0432781A
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circuit
electrodes
voltage
pulse
induced electromotive
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JP14024090A
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Inventor
Yoshiaki Kaneko
金子 良明
Toshiaki Sasano
笹野 利明
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Sanki Denshi Kogyo KK
Original Assignee
Sanki Denshi Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 近年における半導体技術の飛躍的な進歩と、電子機器の
大幅な高性能化に伴って、人工電気雑音および静電気放
電による障害が増大する傾向にある。
未知空間の静電気による電界分布の正確な測定が可能で
あれば、上記のような障害に対する有効な対策を施し得
ることとなる。
本発明は、静電気による電界分布の測定装置に関するも
のである。
従来の技術 第11図は、従来の回転セクタ形静電気測定器の構成原
理を示す図で、Qは帯電物体、SEは回転セクタで、第
12図に正面図を示すように、扇形の金属製羽根を複数
枚回転軸に取り付けて形成しである。Mは回転駆動モー
タ、Pは検出電極、Toは増幅器への接続端子である。
静電界の任意個所に物体Qを置(と、静電誘導によって
物体Qが帯電し、回転駆動モータMにより回転セクタS
Eを定速回転せしめると、帯電物体Qと検出電極1間の
電気力線が断続され、検出電極Pに交流信号を生ずる。
検出電極Pに生じた交流信号は、端子T。から測定器の
交流増幅器に加えられ、その増幅出力が整流されて直流
指示計器に導入される。(静電気学会編、昭和56年5
月30日発行、静電気ハンドブック、第1版、第12章
静電気測定、第361頁参照)発明が解決しようとする
課題 上記従来の回転セクタ形静電気測定器においては、回転
セクタSEの回転軸が接地されるとともに、検出電極P
が測定器を介して接地されるため、回転セクタSEおよ
び検出電極Pを被測定静電界に置いた場合に、回転セク
タSHの回転軸および検出電極Pが接地電位となって被
測定静電界の電位分布が大きく変化し、正確な測定を行
うことができない。
課題を解決するための手段 本発明装置は、絶縁回転駆動軸の一端に支持された一対
の電極と、 前記一対の電極の任意の一方の電極に設けた誘導起電圧
の検出送信回路と、 前記誘導起電圧の検出送信回路の送信信号の受信回路と
、 前記一対の電極の回転角検出信号発生装置とを備えると
ともに、 前記誘導起電圧の検出送信回路が、前記電極に生じた誘
導起電圧の加えられる増幅回路と、この増幅回路出力の
加えられる電圧周波数変換回路と、この電圧周波数変換
回路出力により断続せしめられる搬送波の発振回路と、
この発振回路出力が加えられて発光する発光グイオーに
と、前記各回路素子の作動電源とを備えて成り、 前記誘導起電圧の検出送信回路の送信信号の受信回路が
、前記発光ダイオードの発する光の受光素子と、この受
光素子の出力に対応するパルス信号か被計数入力信号と
して加えられるとともに、前記一対の電極の回転角検出
信号発生装置の出力かりセット信号として加えられるパ
ルスカウンタと、このパルスカウンタの計数値の指示装
置とを備えることによって従来の欠点を除こうとするも
のである。
作用 絶縁回転駆動軸によって回転せしめられる一対の電極の
各表面に、静電誘導により生じた起電圧による両電極間
の電位差は、両電極間の漏洩によって消滅する前に、画
電極の位置の逆転に応じて新たに生じた誘導起電圧によ
る電位差を生ずるから、各電極には常に被測定静電界の
電位に対応する誘導起電圧が保持されることとなる。
一方の電極に生じた起電圧は、この電極に設けた起電圧
の検出送信回路において増幅され、この増幅出力に対応
する周波数のパルス信号に変換され、このパルス信号の
周波数に応じて断続せしめられる搬送波が加えられる発
光ダイオードからパルス状の光が放射される。
この放射光は受信回路における受光素子に入射し、その
出力電気信号に対応するパルス信号がパルスカウンタに
よって計数される。
このパルスカウンタは、一対の電極の回転角検出信号発
生装置の出力パルス信号によってリセットされるから、
電極に生じた誘導起電圧に対応するパルス信号を繰返し
計数することとなり、その計数値が指示装置に導入され
て被測定静電界の電位を指示することとなる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例における要部、すなわち、
測定センサ部分の構成の一例を示す斜視図で、Elおよ
びR2は回転電極で、それぞれ周壁を導体で形成した薄
形の立方体より成る。
図には電極E1およびR2を直方体に形成した場合を例
示しであるが、横断面の形状が円形または楕円形等の有
底筒体に形成してもよく、あるいは球形に形成しても本
発明を実施することができる。
電極E1およびR2の形状寸法は、必ずしも互いに同一
ならしめる必要はなく、回転振れを生じて回転が阻害さ
れるおそれのない限り、互いの形状寸法を異ならしめて
もよい。
COMは結合用絶縁板で、電極E+およびR2を互いに
適宜間隔を隔てて一体に結合する。AXは回転駆動軸で
、絶縁体より成り、その一端を結合用絶縁板COMの中
心部に取付けである。
なお、回転電極E1およびR2が回転駆動軸AXに対し
て対称的に支持されるように形成する代りに、回転振れ
を生じて回転が阻害されるおそれのない範囲で非対称的
に支持せしめてもよい。
MOTは回転駆動軸AXの他端に取付けた回転駆動モー
タ、DrSは不透明体より成る円板で、その周辺のうち
、中心に対称な任意の2個所に切込みを設けである。C
ASは円板DISの周辺を介して対向する光源および光
電変換素子を内装した筐体で、この筐体CASに内装さ
れた光源、光電変換素子および円板DTSによって光電
変換形パルス発生装置が形成され、円板DISの周辺に
設けた2個の切込みを連ねる線と、回転電極E、および
R2の各中心を連ねる線との間に適宜の角度(回転電極
E、およびR2の回転速度等に応じて適宜選択される角
度)をもたせて、回転電極E□およびR2の逆転と同期
したパルス信号を出力せしめるように形成しである。
なお、回転駆動軸AXは、その軸長を可能な限り長く形
成し、回転駆動モータMOTに近い個所に円板DISを
取付けである。
円板DISならびに筺体CASに内装された光源および
光電変換素子より成る光電変換形パルス発生装置の代り
に、回転駆動軸AXに磁性体より成る円板を取付け、そ
の周辺のうち、中心に対称な任意の2個所に凸部または
凹部を設けるとともに、磁芯に捲回されたコイルより成
る電磁センサを磁性体より成る円板の周縁に対向せしめ
て形成した電磁形パルス発生装置を用いてもよい。
電極E1またはR2のいずれか一方、例えば電極E2の
中空内部に、電極E2の表面に生じた誘導起電圧の検出
および送信回路を形成する増幅回路、電圧周波数変換回
路、搬送波発振および変調回路、赤外線発光ダイオード
および直流電源等を内装しである。
第2図は、この誘導起電圧の検出および送信回路の構成
の一例を示す図で、SDCは直流電源、R1およびR2
は分圧抵抗、R3は入力抵抗、E、およびR2は第1図
に示した回転電極、A1は差動増幅回路、A2は緩衝増
幅回路、VF、は電圧周波数変換回路、MODは搬送波
発振および変調回路、LEDは赤外線発光ダイオード、
R4は電流制限抵抗である。
なお、赤外線発光ダイオードLEDの取付は個所に対応
する電極E2の周壁に適宜の大きさの孔隙を穿ち、この
孔隙を介して赤外線発光グイ才−ドLEDの発する赤外
線が外部へ放射し得るように形成する。
この場合、赤外線発光ダイオードLEDの発する赤外線
の放射範囲が極端に狭くなるおそれがある場合には、電
極E2の周壁に設けた孔隙から赤外線発光ダイオードL
EDの光放射窓を突出させて、赤外線発光ダイオードL
EDの発する光が広範囲に放射されるように形成する。
第3図は、本発明の一実施例における要部、すなわち受
信回路の構成の一例を示す図で、■、は第1図に示した
円板DISおよび筺体CASに内装された光源ならびに
光電変換素子より成る光電変換形パルス発生装置の出力
パルスの入力端子、PHOは例えばフォトトランジスタ
より成る受光素子および前置増幅回路を内装した筐体で
、光の入射窓に赤外線透過フィルタを装着しである。L
Fは例えば低域通過ろ波回路より成る復調回路、VFR
は電圧周波数変換回路、COUはパルスカウンタ、DS
Pは指示装置である。
なお、この受信回路は、構成素子全体を共通の筐体に収
納して一体に形成してもよく、筐体PHOを除(他の構
成素子を一体に形成し、筐体PHOと他の構成素子を内
装した筐体を互いに離れた個所に設置するように構成し
てもよく、または指示装置DsPのみを比較的離れた個
所に設けるか、筐体PHOと指示装置DSPとを除く他
の構成素子を共通の筐体に収納して3個の筐体に分割収
納するように形成してもよい。
不要の光による外乱のおそれのない場合には、誘導起電
圧の検出および送信回路における赤外線発光ダイオード
の代りに通常の発光ダイオードを用い、受信回路におけ
る筐体PHOの光の入射窓に設けた赤外線フィルタを省
いて本発明を実施することができる。
電極E+およびR2を被測定静電界の任意個所に位置せ
しめると、静電誘導によって電極E、およびR2の各表
面に電荷を生じ、電極E、およびR2における静電誘導
の相違によって電極E1とR2間に電位差を生ずるが、
電極E1およびR2を回転させることなく静止状態に保
つと、電極E1およびR2間の漏洩によって電極E1お
よびR2は比較的短時間で同電位となる。
しかしながら、回転駆動モータMOTによって電極E1
およびR2間の漏洩時定数より速い速度で電極E+およ
びR2を回転させると、電極E1およびR2間の電位差
が漏洩によって消滅する前に電極E1とR2の位置が逆
転して画電極E1およびR2間に前記と逆向きの電位差
を生じ、画電極E1およびR2の回転に応じてこの電位
差の逆転状態が繰り返されることとなる。
いま、回転電極E1およびR2が置かれた静電界が平等
電界であるとし、電極E1およびR2の各表面積をS、
電界強度なE、電界方向に対する電極E1およびR2の
回転角をθとすると、回転電極E1またはR2の表面に
誘導によって生ずる電荷量qは次式で表わされる。
q=A−E−8・ cosθ A:電極E1およびR2の形状等によって定まる定数 上式から明らかなように、回転電極E1およびR2の各
表面に誘導によって生ずる電荷量は、正弦波状に変化す
ることとなる。
第1図に示した結合用絶縁板COMを高絶縁抵抗を有す
る材質で形成し、電極E1およびR2の間隔を適当に選
ぶことにより電極E1およびR2間の漏洩時定数を数秒
とすることが可能であるがら、電極E1およびR2を毎
秒数回の割合で回転させることにより、電極E、および
R2の誘導起電圧の電位差が漏洩によって消滅する前に
電極E+およびR2の位置を逆転させて逆向きの電位差
を生せしめることができる。
回転電極E2の誘導起電圧は、第2図に示した差動増幅
回路A1に加えられ、入力抵抗R3を介して加えられる
基準電圧(抵抗R9およびR2より成る分圧回路の分電
圧)との差電圧に対応する増幅出力が緩衝増幅回路A2
を介して電圧周波数変換回路VFTに加えられ、緩衝増
幅回路A2の出力電圧に対応する周波数のパルス信号電
圧が出力される。
このパルス信号電圧は、搬送波発振および変調回路MO
Dに加えられ、回路MODにおいて発振される例えば5
0kHzの搬送波を断続せしめ、この断続出力により赤
外線発光ダイオードLEDが断続的に発光し、パルス状
に変化する赤外線が放射される。
したがって、赤外線発光ダイオードLEDから放射され
るパルス状赤外線の断続周波数は、回転電極E2の表面
における誘導起電圧に対応したものとなる。
第4図は、第2図に示した差動増幅回路A+の出力電圧
(mV) [横軸]と搬送波発振および変調回路MOD
の出力信号の周波数(kHz)  [縦軸]との関係の
一例を示す曲線図で、図から明らかなように、差動増幅
回路Atの出力電圧、すなわち、回転電極E2の表面に
おける誘導起電圧に対応した電圧と搬送波発振および変
調回路MODの出力信号の周波数との関係はほぼ直線的
である。
次に、第3図に示した受信回路を被測定静電界に歪を与
えるおそれのない個所に位置せしめ、筐体PI(0の光
の入射窓に回転電極E2に設けた赤外線発光ダイオード
LEDの発する断続赤外線が入射し得るように配置する
と、筺体PI(0の光の入射窓から入射した断続赤外線
は、筐体PHOに内装されたフォトトランジスタにより
パルス電圧に変換されて低域通過ろ波器LFに加えられ
、入力パルス電圧の周波数に対応する大きさの直流電圧
となり、電圧周波数変換回路VFRにおいて入力直流電
圧に対応する周波数のパルス信号に変換される。
この変換パルス信号はパルスカウンタCOHに加えられ
て計数されるが、パルスカウンタCOUには第1図に示
した円板DIS 、筐体CASに内装された光源および
光電変換素子より成る光電変換形パルス発生装置または
電磁形パルス発生装置をもって構成した回転電極E1お
よびE2の回転角検出信号発生装置の出力するパルス信
号がリセット信号として加えられ、このリセット信号は
回転電極E1およびE2の逆転と同期しているからパル
スカウンタCOUは回転電極E1およびE2の逆転と同
期してリセットされることとなり、したがって、パルス
カウンタCOUの計数値は回転電極E2の誘導起電圧に
対応したものとなり、この計数出力の加えられる指示装
置DSPの指示は、回転電極E1およびE2の置かれた
被測定静電界の電位に対応したものとなる。
第5図ないし第7図は、本発明装置の較正に供するため
の模擬静電界形成装置を示す図で、第5図においてPl
およびP2はそれぞれ1m2の面積を有するアルミニウ
ム板より成る電極で、50cmの間隔を隔てて平行に設
けである。SHVは電極P、JよびP2に高圧直流電圧
を印加するための電源で、出力電圧を例えばOvから1
7kVの範囲に亙って変化せしめることができる。El
およびE2ならびにAXは第1図に示した回転電極およ
び絶縁回転駆動軸で、回転電極E、およびE2を平行平
板電極PlおよびP2の中間に挿入しである。CASM
Pは第1図に示した回転駆動モータMOTおよび回転電
極E+およびE2の回転角検出信号発生装置を内装した
筐体、RECは第3図に示した受信回路である。
この模擬装置は、回転電極E1およびE2の挿入位置を
変えることなく、平行平板電極Pr8よび22間に加え
る直流電圧を変えて測定を行うように構成したものであ
る。
第6図は、第5図に示したものと同様の平板電極P1の
みを設け、平板電極P1と回転電極E1およびE2の中
心との距離を一定に保ち、平板電極P1に加える直流電
圧を変えて測定を行うが、平板電極Plに加える直流電
圧を一定に保ち、平板電極P、と回転電極E1およびE
2の中心との距離を変えて測定を行うように構成したも
のである。
第7図は、平板電極の代りに球状の電極SPHによって
静電界を形成し、球状電極SPHと回転電極E1および
E2の中心との距離を一定に保ち、球状電極SPHに加
える直流電圧を変えて測定を行うが、球状電極SPHに
加える直流電圧を一定に保ち、球状電極SPHと回転電
極E1およびE2の中心との距離を変えて測定を行うよ
うに構成したものである。
なお、第6図および第7図における他の符号は、第5図
と同様である。
第8図は、第5図に示した模擬静電界形成装置によって
測定を行った結果の一例を示す曲線図で、横軸は平行平
板電極P1および22間に加える直流電圧(kV)、縦
軸は受信回路RECにおけるパルスカウンタCOU  
(第3図)のパルス計数値である。
図から明らかなように、平行平板電極P1および22間
に加えられる直流電圧の変化、すなわち、平行平板電極
P、および22間の平等静電界における電界強度の変化
と本発明装置における検出パルス数とがよく対応してい
る。
第9図は、第6図に示した模擬静電界形成装置によって
測定を行った結果の一例を示す曲線図で、横軸は平板電
極Plからの距離(cm)、縦軸は電界強度(kV)、
曲線aは平板電極Plに15kVの直流電圧を印加し、
平板電極Plと回転電極E+およびE2の中心との距離
を変えて本発明装置における受信回路のパルスカウンタ
COUの計数値から電界強度を測定した結果を示し、曲
線すは平板電極P、に10kVの直流電圧を印加し、曲
線Cは平板電極P1に5kVの直流電圧を印加してそれ
ぞれ測定を行った結果で、aないしC曲線のいずれの場
合も、平板電極P、と回転電極E+およびE2の中心と
の距離がほぼ5cmから50cmまでの範囲に亙って測
定を行ったものである。
第1O図は、第7図に示した模擬静電界形成装置によっ
て測定を行った結果の一例を示す曲線図で、横軸および
縦軸は第9図と同様で、破線で示した曲線aは球状電極
SPHに15kVの直流電圧を印加し、第9図の場合と
同様にして求めた実測値を示し、実線で示した曲線すは
球状電極SPHに15kVの直流電圧を印加した場合の
理論値を示し、破線で示した曲線Cは球状電極SPHに
10kVの直流電圧を印加した場合の実測値、実線で示
した曲線dは球状電極SPHに10kVの直流電圧を印
加した場合の理論値で、図から明らかなように、実測値
と理論値が極めてよく一致している。
第5図ないし第7図には図示するのを省略しであるが、
回転駆動モータ等を内装した筐体CASMPは、これを
前後左右方向に微細に移動せしめ得る適当な支持体によ
って支持せしめて測定を行ったものである。
本発明装置の測定範囲は、回転電極E1およびE2の回
転速度と送信側および受信側の電子回路におけるダイナ
ミックレンジによって限界を生ずる。
すなわち、回転電極E1およびE2の回転速度が速い場
合には感度が高くなるため、電界強度の強い領域におい
て測定が不能となり、受信回路における増幅回路の増幅
率が高い場合にも電界強度の強い領域において測定が不
能となる。
このことは、本発明装置の測定感度が比較的高いことを
示すもので、電界強度に応じて回転電極E1およびE2
の回転速度ならびに受信回路における増幅回路の増幅率
を適宜調整することによって広範囲に亙る電界強度の測
定を可能ならしめることができる。
発明の効果 本発明装置においては、一対の回転電極の各表面に生ず
る誘導起電圧間の電位差が漏洩によって消滅する前に、
電極位置の逆転によって生ずる新たな誘導起電圧間の電
位差を生ずるから、各電極には常に被測定静電界の強さ
に対応する誘導起電圧が保持され、任意の一方の電極に
内装された検出送信回路において誘導起電圧の検出送信
が繰返し行われることとなる。
誘導起電圧の検出送信回路は、任意の一方の電極に内装
されて接地から浮いた状態に保たれるから、回転電極の
挿入によって被測定静電界に歪を与えるおそれが少なく
、回転駆動モータ等は、軸長の長い絶縁回転駆動軸の外
端に取付けられ、受信回路も被測定静電界から十分能れ
た個所に配置可能なるとともに、一般に静電界は帯電体
から遠ざかるにしたがって急激に電位が低下するから、
回転駆動モータおよび受信回路等によって被測定静電界
に歪を与えるおそれはほとんどない。
また、本発明装置においては、回転電極における誘導起
電圧の検出電圧を、これに対応する周波数のパルス信号
に変換して発光ダイオードからパルス状の光を放射せし
め、受信側においても入射光に対応するパルス信号を一
旦アナログ電圧に変換した後、再びパルス信号に変換し
てパルスカウンタに加えるように構成しであるため、電
磁的外乱を防ぐことができ、また光学的外乱を受ける右
それのある場合には送信信号として赤外線を利用するこ
とによって光学的外乱を防ぐことができるから、本発明
装置によって被測定静電界に歪を与えるおそれの少ない
こととあいまって正確な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、それぞれ本発明の一実施例にお
ける要部の構成を示す図、第4図は、本発明装置におけ
る要部の作動特性の一例を示す曲線図、第5図ないし第
7図は、それぞれ本発明装置の較正装置の一例を示す図
、第8図ないし第1O図は、それぞれ較正装置による本
発明装置の測定結果の一例を示す曲線図、第11図およ
び第12図は、従来の測定器の一例を示す図で、E、お
よびR2:回転電極、COM :結合用絶縁板、Ax二
回転駆動軸、MOT :回転駆動モータ、DIS :円
板、CAS :筺体、SDC:直流電源、R,およびR
2:分圧抵抗、R3:入力抵抗、A1:差動増幅回路、
A2:緩衝増幅回路、vFTおよびVFR:電圧周波数
変換回路、MOD :搬送波発振および変調回路、LE
D :赤外線発光ダイオード、R4:電流制限抵抗、■
、二人力端子、PHO:筐体、LF:復調回路、COU
 :パルスカウンタ、DSP :指示装置、P、および
R2:平板電極、SHv :直流電源、CASMP :
筐体、REC:受信回路、5P)(:球状電極、Q:帯
電物体、SE二回転セクタ、M:回転駆動モータ、P:
検出電極、T。 :接続端子である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、絶縁回転駆動軸の一端に支持された一対の電極と、 前記一対の電極の任意の一方の電極に設けた誘導起電圧
    の検出送信回路と、 前記誘導起電圧の検出送信回路の送信信号の受信回路と
    、 前記一対の電極の回転角検出信号発生装置とを備えると
    ともに、 前記誘導起電圧の検出送信回路が、前記電極に生じた誘
    導起電圧の加えられる増幅回路と、この増幅回路出力の
    加えられる電圧周波数変換回路と、この電圧周波数変換
    回路出力により断続せしめられる搬送波の発振回路と、
    この発振回路出力が加えられて発光する発光ダイオード
    と、前記各回路素子の作動電源とを備えて成り、 前記誘導起電圧の検出送信回路の送信信号の受信回路が
    、前記発光ダイオードの発する光の受光素子と、この受
    光素子の出力に対応するパルス信号が被計数入力信号と
    して加えられるとともに、前記一対の電極の回転角検出
    信号発生装置の出力がリセット信号として加えられるパ
    ルスカウンタと、このパルスカウンタの計数値の指示装
    置とを備えて成ることを特徴とする静電界測定装置。 2、誘導起電圧検出送信回路における発光ダイオードが
    赤外線発光ダイオードより成り、 誘導起電圧の検出送信回路の送信信号の受信回路におけ
    る受光素子が赤外線透過フィルタを前置したフォトトラ
    ンジスタより成る請求項1に記載の静電界測定装置。 3、一対の電極の回転角検出信号発生装置が、絶縁回転
    駆動軸に取付けられ、周辺に切込みを設けた不透明体よ
    り成る円板と、 この円板の周辺を介して対向する光源および光電変換素
    子とより成る請求項1に記載の静電界測定装置。 4、一対の電極の回転角検出信号発生装置が、絶縁回転
    駆動軸に取付けられ、周縁に凸部または凹部を設けた磁
    性体より成る円板と、 この円板の周縁に対向せしめた電磁センサとより成る請
    求項1に記載の静電界測定装置。
JP14024090A 1990-05-30 1990-05-30 静電界測定装置 Pending JPH0432781A (ja)

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JPH0432781A true JPH0432781A (ja) 1992-02-04

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JP14024090A Pending JPH0432781A (ja) 1990-05-30 1990-05-30 静電界測定装置

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JP (1) JPH0432781A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5807177A (en) * 1992-06-29 1998-09-15 Kabushiki Kaisha Ace Denken Gaming machine chair
CN100427959C (zh) * 2006-10-13 2008-10-22 中国舰船研究设计中心 瞬变电磁脉冲场模拟测试系统

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