JPH04327153A - トレイ包装体 - Google Patents

トレイ包装体

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JPH04327153A
JPH04327153A JP3111076A JP11107691A JPH04327153A JP H04327153 A JPH04327153 A JP H04327153A JP 3111076 A JP3111076 A JP 3111076A JP 11107691 A JP11107691 A JP 11107691A JP H04327153 A JPH04327153 A JP H04327153A
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multilayer film
resin
film
layer
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Junji Yoshii
吉井 詢二
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Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品などがトレイ内に
設置された状態でトレイと共にフィルムにより包まれて
いるトレイ包装体に係り、特にバリヤー性のフィルムを
使用したトレイ包装体及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、畜肉加工品、生肉、鮮魚、生
菓子などが、発泡ポリスチレン(PSP)製などのトレ
イに設置され、これらの内容物とトレイとがフィルムに
より包まれたトレイ包装体が使用されている。従来のこ
の種のトレイ包装体に使用されているフィルムとしては
、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレンなどのポリ
オレフィン、ポリブタジエンなどのストレッチフィルム
が使用されている。このトレイ包装体の包装形態として
は、トレイならびに内容物に対し上方からフィルムがか
ぶせられ、このフィルムの縁部がトレイの底部にて互い
にオーバラップした状態に畳まれている。そしてフィル
ムに包まれた状態のトレイがホットテーブル上に送られ
、トレイの底部に重ねられたフィルムがホットプレート
にて加熱され、フィルムの縁部どうしが互いに熱圧着さ
れた状態になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種のトレイ包装体では、包装用フィルムとして前述の
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンなどのように酸素や水蒸
気に対するバリヤー性に欠ける樹脂フィルムが使用され
ており、さらにトレイ底部におけるフィルムのオーバラ
ップ部分がホットテーブルにより弱く熱圧着されている
だけであるため、気密性の劣るものとなっている。よっ
て従来のトレイ包装体では食品などの長期間の保存に適
せず、内容物の日持ちが悪く、またある程度日数を経る
と内容物の変質や目減りが生じるなどの不都合がある。 特に従来のトレイ包装体に使用されているフィルムは酸
素に対するバリヤー性がないため、内容物と共に脱酸素
剤を入れたとしても、内部の酸素濃度を低下させること
はできない。そのため従来のこの種のトレイ包装体は、
日配食品などのように保存性を要しない分野においての
み使用されている。本発明は、上記従来の課題を解決す
るものであり、気密性に優れ、食品などの日持ちをよく
し、また脱酸素剤を封入することもでき、従来の日配食
品以外の保存食品にも適用できるトレイ包装体およびそ
の製造方法を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレイならび
にこのトレイ上に設置された内容物がガスバリヤー性樹
脂層とヒートシール性樹脂層とを含む熱収縮性多層フィ
ルムにより包まれており、このフィルムがトレイの底部
ならびに縁部でヒートシールされていることを特徴とす
るトレイ包装体及びそのトレイ包装体がピロー包装機に
より包装されることを特徴とするトレイ包装体の製造方
法である。
【0005】多層フィルムの構成は、例えば、ガスバリ
ヤー性樹脂層が、エチレンビニルアルコール(EVOH
)樹脂またはポリ塩化ビニリデン(PVDC)系樹脂で
、ヒートシール性樹脂層がポリオレフィン(PO)樹脂
である。すなわちガスバリヤー性樹脂層となる例えばP
VDC樹脂、EVOH樹脂は、これら単独ではヒートシ
ール性が劣るため、ヒートシール層を別に設けている。 また、包装される内容物特にトレイとフィルムとが密着
していることが包装品の外観をよくすることになり、よ
って熱収縮性の多層フィルムが使用されている。 さらに、多層フィルムの、少なくとも内容物に面する層
に、防曇剤を含有させることが好ましい。
【0006】本発明では、ガスバリヤー性樹脂層と、ヒ
ートシール性樹脂層とを含み且つ熱収縮性を付与された
多層フィルムを使用し、この多層フィルムによりトレイ
ならびに内容物を包装したいわゆるピロー包装の形態と
している。このピロー包装の形態は、トレイならびに内
容物を多層フィルムによりピロー包装機で包装して、前
記ヒートシール性樹脂層により、トレイの底部ならびに
縁部にて多層フィルムどうしをヒートシールすることに
より気密性を高める。さらにシール完了後に、多層フィ
ルムを熱収縮させたものである。
【0007】ここで、フィルムのヒートシール強度は8
00g/15mm以上、好ましくは1000g/15m
m以上が望ましい。ヒートシール強度が800g/15
mmに満たないと熱収縮時にシール部からやぶれが生じ
ることがある。また、フィルムの熱収縮率は、90℃、
3秒でフィルムの長手方向及び横手方向共に20%以上
、好ましくは25%以上が望ましい。
【0008】エチレンビニルアルコール(EVOH)樹
脂またはポリ塩化ビニリデン(PVDC)樹脂によるバ
リヤー層は、酸素バリヤー性を具備しているため、外気
を遮断でき、内容物の保存性を高めることができる。ま
たポリオレフィン(PO)樹脂などのヒートシール層を
含み且つ熱収縮性が付与された多層フィルムを使用し、
トレイの底部ならびに縁部にてヒートシール層どうしを
ヒートシールした後に加熱室(シュリンクトンネル)を
通過させて多層フィルムを熱収縮させたピロー包装体の
形態としているため、多層フィルムとトレイとが密着し
て密閉性のよい包装体となる。また少なくとも多層フィ
ルムの内容物と面する層に防曇剤を含ませることにより
、冷蔵庫から取り出した後に水滴による曇りが生じるこ
とがなく、外観の良好な包装体を得ることができる。
【0009】本発明によるトレイ包装体は、従来のもの
と異なり酸素バリヤー性を具備しているものであるため
、脱酸素剤を入れることにより内部の酸素濃度を低下さ
せることができる。またトレイを多層フィルムにて包む
際に、その内部をガス置換することにより、内部の雰囲
気を望ましい組成に長時間維持できるようになる。よっ
てポリ塩化ビニルなどを使用した従来のトレイ包装体で
は予期し得ないような格段の鮮度保持が可能となる。
【0010】以下本発明の構成を詳細に説明する。 (多層フィルムの構成)本発明の第1の形態は、エチレ
ン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)をバリアー
層(芯層)とし、ポリオレフィン(PO)樹脂をヒート
シール層(外表層および/または内表層)とした熱収縮
性を有する多層フィルムを使用している。
【0011】1)芯層となるEVOHとしては、一般に
市販のエチレン含有量が29〜44モル%、ケン化度が
99%以上のEVOHまたはその変性品を使用し得るが
これに限定されるものではない。
【0012】2)外表層または内表層となるポリオレフ
ィン(PO)樹脂としては、一般に押出グレードの低密
度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)、極低密度ポリエチレン(VLDPE
)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)などが適宜
使用可能である。
【0013】3)また必要に応じて強度保持のために、
前記芯層と共に内層としてポリアミド(PA)樹脂層が
使用されるが、このポリアミド樹脂としては、公知の脂
肪族PA、例えば6−Ny、6−66Nyの共重合体、
6−12Nyの共重合体、または6−66Nyと6−1
2Nyとの共重合体、芳香族PA例えばSelarPA
(デュポン社製)などで、これらの単一またはポリマー
アロイ(ブレンド物)が用いられる。
【0014】4)さらに、上記1)から3)の各層から
なる多層フィルムを共押出しするに当たり、公知の接着
剤層が適宜用いられる。本発明の第1の形態の多層フィ
ルムの具体的な構成例としては、外表層(包装体の外に
向く面)から内表層(内容物に向く面)へ順に、a)E
VA/接着性樹脂/PA/EVOH/接着性樹脂/VL
DPE 厚さは例えば順に(3/1.5/6/4/1.5/14
)(単位はμm) b)VLDPE/接着性樹脂/PA/EVOH/接着性
樹脂/VLDPE 厚さは例えば順に(3/1.5/6/4/1.5/14
)(単位はμm) などである。なお、強度、特に低温強度を要求しない場
合には、上記構成において内層のPA層を除くこともで
きる。また耐熱性を要求される場合は、外表層または内
表層の少なくとも一方のEVAやVLDPEに置き代え
て、耐熱性、透明性の優れたポリエステル(PET)、
コーポリエステル(CO−PET)を適宜用いることが
できる。さらに、内表層(内容物に面する層)となるE
VAやVLDPEなどに、曇りを防止する為に防曇剤を
添加することが好ましい。
【0015】この防曇剤は市販のものでいわゆる防曇剤
または防滴剤と称されるものであり、内層のポリオレフ
ィン樹脂との相溶性があるものが使用される。その例と
しては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、特殊多価アルコール脂肪酸
エステル、エチレンオキサイド付加物(ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル)などの中から適宜選ば
れたもの、またはそれらの混合物などが用いられる。な
お防曇剤としてはこれらに限られるものではない。
【0016】防曇剤の使用量(添加量)は対樹脂で0.
05〜3重量%程度が一般に用いられるが、防曇効果を
得るために適宜調整できる。一般的には、防曇剤の添加
量として対樹脂で0.05重量%より少ないと、十分な
防曇効果は得られず、対樹脂で3重量%よりも多いと防
曇剤がブリードするおそれが生じ、フィルムの外観、特
に高級感が失われる。
【0017】次に、本発明の第2の形態は、ポリ塩化ビ
ニリデン(PVDC)系樹脂をバリヤー層(芯層)とし
、ポリオレフィン(PO)樹脂をヒートシール層(外表
層および内表層)とした熱収縮性を有する多層フィルム
を使用したものである。
【0018】5)芯層となるPVDCとしては、塩化ビ
ニリデン(VD)モノマーが主体で(好ましくは70か
ら96重量%)、これとコーモノマーとして塩化ビニル
(VC)、メチルアクリレート(MA)やメチルメタク
リレート(MMA)のごとき(メタ)アクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル(AN)などとの公知の共重合体
であり、押出しグレードのものが使用される。また、加
工性改善、熱安定性改善のために、公知の安定剤、滑剤
、などの添加物、場合によっては、可塑剤を適量添加し
たものが用いられる。
【0019】6)外表層または内表層は、EVA、LD
PE、VLDPE、LLDPE、アイオノマーなどが適
宜用いられる。
【0020】7)上記各層の接着剤層としては、公知の
ポリオレフィン系の接着性ポリマーが使用でき、商品名
「アドマー」(三井石油化学工業株式会社)や商品名「
モデック」(三菱油化株式会社)などのような、カルボ
キシル基を有するモノマーを共重合またはグラフト重合
したものが使用される。その他、エチレン・アクリル酸
共重合体(EAA)、エチレン・メタクリル酸共重合体
(EMA)、エチレン・アクリル酸エチル共重合体(E
EA)、EVAなどが使用される。
【0021】本発明の第2の形態に使用される多層フィ
ルムの具体的な構成例としては、外表層から内表層に順
に、 c)VLDPE/接着性樹脂(EVA)/EVA/PV
DC/接着性樹脂(EVA)/VLDPE厚さは例えば
順に(5/2/10/6/2/14)(単位はμm) d)VLDPE/EVA/PVDC/EVA/VLDP
E 厚さは例えば順に(5/2/6/10/15)(単位は
μm) e)EVA/PVDC/EVA/接着性樹脂(EVA)
/LLDPE 厚さは例えば順に(5/6/10/2/15)(単位は
μm) などである。なお内表層には前記防曇剤が適宜含有され
る。さらに、前記の多層フィルムには、シール強度と耐
熱性を確保するために電子線を照射したものが好ましく
使用される。この電子線の線量レベルは2から12メガ
ラド(MD)で、加速電圧は150から500キロボル
ト(kV)程度の照射装置が用いられる。
【0022】この多層フィルムを使用した第2の形態で
は、耐熱性があり、破れ(メルトホール)が発生せず、
さらにガスバリヤー性を有して密閉度が高く、また防曇
効果のある、透明性や光沢性の優れたトレイ包装体を得
ることができる。
【0023】本発明に使用される前記第1の形態と第2
の形態の多層フィルムは、公知のインフレーションプロ
セスまたはバブルプロセスと呼ばれる工程にて製造され
る。本発明のトレイ包装体に使用される多層フィルムの
各層の厚さは前述のとおりであるが、フィルム全体の厚
さとしては15〜80μm程度のものであり、最も好ま
しい厚さは20〜40μm程度である。
【0024】(使用するトレイ)本発明のトレイ包装体
に使用されるトレイは、従来から使用されているもので
あり、例えば発泡ポリスチレン(PSP)トレイ、ハイ
インパクトポリスチレン(HIPS)トレイ、延伸ポリ
スチレン(OPS)トレイ、ポリプロピレン(PP)ト
レイなどである。
【0025】(使用する脱酸素剤)脱酸素剤を内容物と
共に包装する場合に、脱酸素剤としては、例えば三菱瓦
斯化学株式会社製の「エージレス」(登録商標)、や日
本曹達株式会社製の「セキュール」(登録商標)などが
用いられる。
【0026】(包装体の製造方法)本発明のトレイ包装
体の製造方法はいわゆるピロー包装であり、完成した状
態では、図5に示すように、内容物11が乗せられたト
レイ10が前記第1または第2の形態の多層フィルムF
により包まれ、ヒートシール層によりトレイ底部にて多
層フィルムどうしがセンターシール(S1で示す)され
、さらにトレイ10の縁部がヒートシール(S2で示す
)され、加熱工程により多層フィルムFが熱収縮された
ものである。
【0027】図6は、市販のピロー自動包装機の構造の
概略を示し、図1から図4まではこの自動包装機による
包装工程を順に示している。まず図6において(A)で
示すように、荒挽きロングウインナーソーセージなどの
内容物11が入れられたトレイ10(図1参照)が搬送
コンベア21により送りこまれる。次に図6に示す原反
Rから前記多層フィルムFが引出され、図1に示すよう
にトレイ10上に多層フィルムFが被せられる。図6の
(B)で示す位置では、トレイ10とフィルムFが共に
矢印方向へ送られ、図2に示すように、フィルムFの幅
方向両縁部F1 とF2 がガイド部材により導かれて
合掌(Fin) 状態に合わされ、さらに図3に示すよ
うに、ロータリーシーラー22によりトレイ10の底部
にて前記縁部F1とF2がセンターシール(S1で示す
)される。その後図6における(C)の位置にて、多層
フィルムFの前後の縁部F3 とF4がエンドシーラ2
3と24により溶着され且つ溶断される。この溶着状態
は図4に示す。なお溶着後に切断するカッターをエンド
シーラ23、24と別個に設けてもよい。これにより図
5に示すように、トレイの前後縁部にて多層フィルムF
がエンドシール(S2で示す)される。さらに図6にお
いて25で示す加熱室へ送られ、多層フィルムFが熱収
縮されて多層フィルムFがトレイ10に密着する。
【0028】以上の工程で、図5に示すように、EVO
H樹脂またはPVDC系樹脂とPO樹脂との多層フィル
ムを使用したトレイ包装体が完成する。なお、前記シー
ル線S1とS2を形成する際に、フィルムF内の空気抜
きを行なってもよい。このようにしてフィルムFの縁部
を溶着したトレイ包装体は、内部が完全に密閉されたも
のとなる。よって内容物11と共に前記脱酸素剤を入れ
ることにより、内部の酸素濃度を低下させることができ
る。また上記の包装工程において、包装体内部の空気を
保護ガス(用途によって変わるが、例えば窒素などを主
体とするガス)と置換することも可能である。
【0029】上記において説明したピロー包装の構造で
は、図3ならびに図5に示すように、多層フィルムFの
縁部F1ならびにF2および多層フィルムの前縁F3と
後縁F4をトレイに近い位置にてヒートシールしている
が、多層フィルムの各縁部をトレイ10から離れた位置
にてヒートシールしてS1とS2で示すシール部を形成
し、このシール部ならびにトレイから延びているフィル
ムをトレイ底部に折りたたむようにしてもよい。
【0030】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。以下の実施
例−1から実施例−6では、第1の形態の多層フィルム
、すなわちEVOH樹脂をガスバリヤー層とし、PO樹
脂をヒートシール層とした多層フィルムを使用し、実施
例−7では、第2の形態の多層フィルム、すなわち、P
VDC系樹脂をガスバリヤー層としPO樹脂をヒートシ
ール層とした多層フィルムを使用した。
【0031】(実施例−1) (1) 使用したフィルム 本実施例に使用したフィルムは、エチレンビニルアルコ
ール(EVOH)樹脂をガスバリヤー層とするポリオレ
フィン(PO)樹脂との多層フィルムからなるニ軸延伸
フィルムである。具体的には呉羽化学工業株式会社製の
「HT−10」(商品名)で、厚さ30μmの多層フィ
ルムを使用した。この多層フィルムの構成ならびに各層
の厚さは以下のとおりである。
【0032】まず層の構成は外表層から内表層に向かっ
て順に、 EVA/接着性樹脂/PA/EVOH/接着性樹脂/V
LDPEで、各層の内容は、 EVA:(VAC含有量  7.5%)PA:(6−6
6Ny共重合体と6−12Ny共重合体の7:3ブレン
ド品) EVOH:エチレン含有量  47モル%VLDPE:
比重0.905、融点121℃接着性樹脂:EVA(V
AC含有量  9%)であり、その各層の厚さは順に、 3/1.5/8/4/1.5/14  (単位はμm)
  合計30μmである。 この多層フィルムの内表層となるVLDPE(上記の最
右部に記載されたもの)には、防曇剤としてジクリセリ
ンモノオレートを0.6重量%を添加した。なお、多層
フィルムの物性は次の表1の通りである。
【0033】
【表1】(厚み)          30μm(多層
フィルム)(酸素透過度)ASTM−D−1434.6
6による酸素透過度(気温30℃、相対湿度100% 
)は、120cc/m2・24hr・atm(透湿度)
ASTM−E−96−66による透湿度(気温40℃、
相対湿度90%)は、20g /m2・24hr(熱水
収縮率)100 ℃の沸水内3秒での収縮率は30%(
縦、横)
【0034】(2)使用したトレイ 市販の発泡ポリスチレン(PSP)トレイを使用した。 サイズは(190mm×117mm ×14mm)であ
る。 (3)使用した脱酸素剤 日本曹達株式会社製の商品名「セキュールex」(登録
商標)を使用した。 (4)内容物 製造直後の荒挽きロングウインナーソーセージ(直径1
.7cm 、長さ17〜19cm)を8本使用した。 (5)包装形態
【0035】前記トレイに内容物(荒挽きロングウイナ
ーソーセージを8本)ならびに前記脱酸素剤を入れ、図
6に示したような市販のピロー包装機を使用し、図1か
ら図5に示したのと同じ工程でピロー包装によるトレイ
包装体を製造した。完成した包装体は図5に示したとお
りである。多層フィルムによる包装が完了した後に、1
30℃、5秒で加熱室(シュリンクトンネル)25を通
過させて、フィルムを収縮させた。
【0036】(比較例)比較例としては、実施例−1と
同じトレイに同じ内容物を入れ、ポリエチレンストレッ
チラップフィルムにより包装した。また実施例−1と同
じ脱酸素剤を入れた。この比較例において使用した前記
ポリエチレンストレッチラップフィルムの物性は次の表
2に示す通りである。
【0037】
【表2】(厚み)      15μm(単層フィルム
)(酸素透過度)ASTM−D−1434.66による
酸素透過度(気温30℃、相対湿度65%) は、1.
1 ×104cc/m2・24hr・atm であった
。 (透湿度)ASTM−E−96−66による透湿度(気
温40℃、相対湿度90%) は、52g/m2・24
hr・atmであった。 (評価方法)前記実施例−1ならびに比較例の各トレイ
包装体(包装試料)に対して保存テストを実施した。こ
の保存テストでは、各包装試料を、蛍光灯(1300L
ux) の下(直下100cm)で10℃の温度にて保
存し、以下の各評価を行なった。 (評価項目) (1)褪色:肉眼で褪色度合いを比較した。 (2)包装体内部の酸素濃度:東レ株式会社製のジルコ
ニア式酸素分析計を使用して包装体内部の酸素濃度を測
定した。 (3)臭い:開封後直ちに官能によりテストした。 (4)ウインナーソーセージ表面の乾燥度:ソーセージ
表面のシワの発生具合を肉眼で判定した。 (5)落体テスト:段ボール箱(サイズ:440mm 
×350mm ×100mm)にそれぞれの試料を別々
に10個ずつ詰め、それぞれの段ボール箱を76cmの
高さから異なる面を下にして3回落下させ、試料の包装
フィルムのピンホールの発生の有無を目視で検査した。 (6)防曇性:各試料を内部温度が5℃の冷蔵庫に貯蔵
した後に20℃の外気中に取り出し、そのときのフィル
ム表面の曇り状態を肉眼で観察した。
【0038】各項目の評価結果は以下の表3の通りであ
る。
【0039】
【表3】                          
     評価結果┌──────────┬────
───────┬───────────┐│    
(評価項目)    │    実施例−1     
   │      比較例          │├
──────────┼───────────┼──
─────────┤│(1)ウインナーソーセ │1
5日後でも褪色が少な│5日後より褪色が認めら││ー
ジの褪色          │い         
           │れ15日後では大     
 │├──────────┼───────────
┼───────────┤│(2)空間酸素濃度  
   │15日後              │5日
後  約4%        ││  (vol%) 
     │0.001vol%    │10日後 
 約21%    │├──────────┼───
────────┼───────────┤│(3)
臭い             │15日後でもソーセ
ージ│15日後スモーク臭少な││         
           │のスモーク臭保存良好  │
くスモーク臭保存不良  │├──────────┼
───────────┼───────────┤│
(4)ウインナーソーセ │15日後でも殆ど表面の│
15日後の表面の乾燥が││ージの表面の乾燥度  │
乾燥は認められず      │著しくシワの発生が認
め││                    │ 
                     │られる
                │├───────
───┼───────────┼─────────
──┤│(5)落体テスト       │     
                 │       
               ││(試料10個に対
する│       0/10       │   
  3/10         ││不良個数の比) 
     │                   
   │                     
 │├──────────┼───────────
┼───────────┤│(6)防曇性     
      │        良好        
  │      良好            │└
──────────┴───────────┴──
─────────┘
【0040】以上の如く、実施例
−1によるトレイ包装体は、比較例のトレイ包装体に比
べて、内容物のウインナーソーセージの褪色、臭気、表
面の乾燥度などの面で良好であり、また落体強度の点で
も強いことが判った。
【0041】(実施例−2)内容物を荒挽きロングウイ
ンナーソーセージの代りに、スキンレスウインナーソー
セージ、スライスロースハム、スライスベーコン、スラ
イス  チョップドハムとし、このそれぞれを内容物と
して、前記実施例−1ならびに比較例と同じ形態のトレ
イ包装体を製作し、前記と同じ評価方法により同じ項目
について評価した。その結果実施例−1の場合と同様の
顕著な効果の差が認められた。
【0042】(実施例−3)実施例−1と同じフィルム
で同じトレイと同じ内容物(荒挽きロングウインナーソ
ーセージ)を包装して、実施例−1と同じ包装形態のト
レイ包装体を製造した。ただし本実施例では脱酸素剤を
使用せず、ガス置換包装(CAP包装)した。この包装
体を製造するにあたっては、実施例−1と同じ市販のピ
ロー包装機を使用し、トレイに多層フィルムをかぶせる
際に、その内部にガスフラッシュできるようにした。ま
た比較例としては、実施例−1における比較例と同じフ
ィルムを用いて前記比較例と同じ形態のトレイ包装体を
製造し、これについても本実施例と同様に脱酸素剤を入
れずに包装内部をガス置換した。
【0043】この場合の置換ガスの組成は、窒素(N2
)/ 炭酸ガス(CO2)=80/20vol%であり
、ガス置換率は実施例−3ならびに比較例共に97%以
上であることを確認した。(ここでいうガス置換率とは
、東レ株式会社製のジルコニア式酸素分析計によって測
定した空間部の酸素量を示し、この酸素量をxVol%
として、{(21−x)/21}×100 で表わされ
る。)
【0044】結果は以下の表4の通りである。表
4から判るように、ここでも、比較例であるポリエチレ
ンストレッチラップ品に比較し、実施例−3の包装体は
、退色、臭いの他、保存性の点で格段の効果が認められ
た。
【0045】
【表4】 (実施例−4)内容物をスライスした生肉に変え、実施
例−3と同様に内部をガス置換したトレイ包装体を製造
した。比較例についても、スライスした生肉を内容物と
して実施例−3における比較例と同じようにガス置換し
たトレイ包装体を製造した。この場合の置換ガスの組成
は、酸素(O2 )/ 炭酸ガス(CO2 )=80/
20vol%のものを用いた。トレイは発泡ポリスチレ
ントレイであり、サイズは、180mm ×127mm
 ×30mmのものを使用した。内容物となる生肉の量
は100g、また包装体内部のガス置換率は97%であ
った。
【0046】この実施例−4と比較例との保存テストの
結果は以下の表5の通りである。
【0047】
【表5】
【0048】(実施例−5)本実施例では、実施例−1
と同じフィルムで同じ包装形態とし、内容物を荒挽きロ
ングウインナーソーセージに代えて、饅頭(生菓子)と
した。また比較例としては、実施例−1における比較例
と同じ包装形態とし、内容物を饅頭とした。実施例−5
ならびに比較例共に脱酸素剤を用い、それぞれのトレイ
包装体を20℃で保存テストした。 (内容物)  饅頭:6ケ(つぶあん入り)(脱酸素剤
)エージレスS、1ケ
【0049】結果は表6の通りである。(EVOHを使
用)
【0050】
【表6】
【0051】本実施例では、特に目減り防止と日持ちに
顕著な効果が認められた。
【0052】(実施例−6)実施例−3のガス置換の包
装形態において、内容物を荒挽きロングウインナーソー
セージから鮮魚の切り身に変え、置換ガスの組成を、窒
素(N2 )/ 炭酸ガス(CO2)=70/30vo
l%とした。また比較例も同様にして製造し、それぞれ
5℃で保存テストをした。なお、ガス置換率は97%で
あった。 (内容物)鮮魚の切り身としてハマチ100gを用いた
【0053】結果は表7の通りである。(保存温度5℃
【0054】
【表7】
【0055】本実施例では、ハマチの切り身の鮮度保存
にも有効である。
【0056】(実施例−7)この実施例7では、前記第
2の形態の多層フィルムとして、以下の構成のものを使
用した。使用した多層フィルムの構造は、外表層から内
表層までが順にVLDPE/接着性樹脂/EVA/PV
DC/接着性樹脂/VLDPEで、各層の内容は、VL
DPE:比重0.905、MFR(Melt Flow
 Rate)3.3/190℃融点121℃ 接着性樹脂:EVA(VAC含有量  28%)EVA
:(VAC含有量  7.5%)PVDC:呉羽化学工
業製  クレハロン樹脂であり、その各層の厚さは順に
、 5/2/10/6/2/14  (単位はμm)である
。このフィルムは電子線照射品である。
【0057】また内表層のVLDPEには、対樹脂で0
.6重量%の防曇剤を含有させた。上記多層フィルムを
使用し、実施例−1と同じ包装構造にし、内部には実施
例−1と同じロングウインナソーセージを8本入れた。 トレイ包装体を複数形成し、130℃、140℃、16
0℃の加熱室(ホットトンネル)で、それぞれ5秒間ず
つ加熱して、多層フィルムを熱収縮させた。例えば13
0℃で5秒間加熱したときの、多層フィルムの収縮率は
、縦/横で、35%/35%であった。これを実施例−
1と同じ評価試験により評価したところ、実施例−1と
同様に内容物の変質は見られなかった。
【0058】さらに前記各温度の加熱室にてそれぞれ多
層フィルムを熱収縮させたものは、いずれもヒートシー
ル部に破れ(メルトーホール)が生じなかった。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、トレイ
包装体用のフィルムとしてエチレンビニルアルコール(
EVOH)樹脂またはポリ塩化ビニリデン(PVDC)
などのバリヤー層とポリオレフィン(PO)樹脂などの
ヒートシール層との多層フィルムを使用し、このヒート
シール層により多層フィルムを熱溶着したため、従来の
トレイ包装体では得られなかった酸素ならびに水蒸気の
バリヤー性を期待できるようになり、気密性に優れ長期
保存が可能なトレイ包装体を得ることができるようにな
る。また包装体内部に脱酸素剤を入れ、または包装体内
部をガス置換した場合、多層フィルムのバリヤー性によ
り包装体内部の雰囲気を食品などの保存に適した状態に
維持でき、食品の日持ちなどが大幅に向上される。 よって従来は日配食品などに限られていたトレイ包装体
を、ある程度の期間継続して店頭に並べる包装体をして
使用できるようになる。
【0060】さらに、電子線照射や、強度保持層を配す
ることでエチレンビニルアルコール(EVOH)樹脂を
バリヤー層とするポリオレフィン(PO)樹脂を含む多
層フィルムは包装体全体の強度を高めることできる。ま
たポリ塩化ビニリデン(PVDC)をバリヤー層として
使用した電子線照射された多層フィルムの場合には耐熱
性に優れているため、ヒートシール部に破れ(メルトホ
ール)が生じることがなく、外観の良好な包装体を得る
ことができる。
【0061】さらに、少なくとも内表層に防曇剤を含ま
せることにより、冷蔵後に外気に触れたときにフィルム
に水滴による曇が生じなくなり、外観の良好なトレイ包
装体を得ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトレイ包装体を製作する工程のう
ちトレイに多層フィルムが被せられた状態を示す斜視図
【図2】多層フィルムの縁部があわせられる状態を示す
斜視図。
【図3】多層フィルムがトレイの底部にてセンターシー
ルされる状態を示す正面図。
【図4】多層フィルムがエンドシールされる状態を示す
斜視図。
【図5】ピロー包装が完了したものを示す斜視図。
【図6】ピロー包装工程の一例を示す側面図。
【符号の説明】
10  トレイ 11  内容物 F  多層フィルム S1  センターシール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  トレイならびにこのトレイ上に設置さ
    れた内容物がフィルムにより包まれており、フィルムが
    トレイの底部ならびに縁部にてヒートシールされている
    トレイ包装体であって、前記フィルムは、バリヤー性樹
    脂層とヒートシール性樹脂層とを含む熱収縮性多層フィ
    ルムであることを特徴とするトレイ包装体。
  2. 【請求項2】  多層フィルムのガスバリヤー性樹脂層
    がエチレンビニルアルコール(EVOH)樹脂または塩
    化ビニリデン(PVDC)系樹脂を主体とし、ヒートシ
    ール性樹脂層がポリオレフィン(PO)系樹脂からなる
    請求項1記載のトレイ包装体。
  3. 【請求項3】  多層フィルムの少なくとも内容物に接
    する層が、防曇剤を含んでいる請求項1記載のトレイ包
    装体。
  4. 【請求項4】  請求項1記載のトレイ包装体において
    、トレイの包装をピロー包装機によりおこなうことを特
    徴とするトレイ包装体の製造方法。
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