JPH04326501A - マグネットロール - Google Patents

マグネットロール

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Publication number
JPH04326501A
JPH04326501A JP12500691A JP12500691A JPH04326501A JP H04326501 A JPH04326501 A JP H04326501A JP 12500691 A JP12500691 A JP 12500691A JP 12500691 A JP12500691 A JP 12500691A JP H04326501 A JPH04326501 A JP H04326501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnet
shaft
magnetic pole
degrees
Prior art date
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Pending
Application number
JP12500691A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihito Mori
毛利 文仁
Masaharu Iwai
雅治 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子複写機やファクシミ
リ、レーザービームプリンタ(LBP)等における現像
装置に用いられるマグネットロールに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ、レーザービーム
プリンタ等の電子写真方式の現像装置には、例えば、円
筒若しくは円柱状の長尺のマグネット部に鉄製シャフト
を貫設したマグネットロールが用いられている。マグネ
ット部の外表面にはN極及びS極が交互に複数極着磁さ
れ、それぞれの磁極がトナーの搬送に関し固有の機能を
発揮するよう構成されている。各磁極の配置及び磁界強
度は様々であるが、現像画像の高画質を達成する為に、
マグネットロールの特定磁極の表面磁束密度(表面至近
の磁束密度。以下表面磁力と呼ぶ)を数%から10%程
度高めることが要求されることがある。これを簡単に達
成するには、その極の磁性材料を現在主流の六方晶フェ
ライトボンド磁石(以下単にフェライトボンド磁石と呼
ぶ)から希土類系ボンド磁石(SmCo系、NdFeB
系)に置き換えればよい。しかし、希土類系ボンド磁石
は高価であることから、このような方法ではコストの大
幅な上昇が避けられず、よほど高い表面磁力が求められ
ない限り、従来通り安価なフェライトボンド磁石に頼ら
ざるを得ない。
【0003】しかしフェライトボンド磁石の製造技術は
今や成熟期にあり、配合や磁場配向の工夫による表面磁
力の向上はほぼ限界に達しつつあり、このような方法で
は最早、表面磁力のさらなる向上が望めないのが実状で
ある。本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであり
、マグネットロールの特定磁極の表面磁力の向上を磁気
回路的手段の工夫により達成せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、マグネット
ロールが特定の磁極配置を有するものであれば、シャフ
ト材として、常用される鉄材の代わりに非磁性体材料を
用いれば、少なくとも一つの磁極の表面磁力が向上する
ことを見いだして本発明をなし得たものである。その「
特定磁極配置のマグネットロール」とは、4以上の磁極
を有し、それらの磁極間の相対角度が45度以上であり
、かつ特定磁極から180±30度のところに該特定磁
極と同じ極性の磁極を有するようなマグネットロールで
ある。即ち、本発明は、このような磁極配置のマグネッ
トロールにおいて、シャフトを非磁性体となしたことを
特徴としている。
【0005】シャフト材料としては非磁性体であれば適
宜選択されるが、アルミニウム、オーステナイト系ステ
ンレス、黄銅のいずれかを用いることが好ましい。マグ
ネット部は一体成形型ボンド磁石であっても、又、ボン
ド磁石片を複数個張り合わせたものであってもよい。
【0006】
【作用】このような磁極配置において、シャフトを非磁
性材料から作製すれば強磁性材料製シャフトを用いた場
合より表面磁力の高い磁極が出現する理由の詳細は不明
であるが、おおよそ次のように考えられる。図1に示す
ように特定磁極から180±30度のところにある同極
性の磁極(対向磁極)は特定磁極と反発するため、特定
磁極が発する磁界を弱める。ここでもし、両磁極の間に
磁束を通しやすい軟鉄などを挟むと、特定磁極と対向磁
極との反発が増大するはずである。従って、磁束の通り
にくい非磁性体シャフトを用いるほうが特定磁極の表面
磁力が増大すると思われる。勿論、特定磁極の表面磁力
が強化される理由はこれだけではないと思われるが、上
記現象が重要な要因であると思われる。
【0007】
【実施例】次に本発明の詳細を実施例に基づき説明する
。図2及び図3は本発明のマグネットロールの1実施例
であり、図中aはマグネット部、図中bはシャフトであ
る。マグネット部aとしては、六方晶フェライトをプラ
スチックに分散配合した素材が用いることが価格上有利
であるが、特に強い表面磁力が必要なときは希土類系ボ
ンド磁石材料を用いることも可能である。又、焼結磁石
を用いることも可能である。
【0008】図例のマグネット部aは押し出し成形又は
射出成形等の手段により全体を一体成形しているが、図
4に示す如くボンド磁石片a1,a2,a3,a4を複
数個貼り合わせたものであってもよい。
【0009】マグネット部aには、外表面に90±45
度の磁極間角度で磁極N1,磁極S1,磁極N2,磁極
S2の4つの磁極が形成され(図2)、且つ特定磁極N
1と対向磁極N2との磁極間角度は180±30度の範
囲に設定されている(図3)。磁極数は4極以上として
もよく、又、隣接磁極の磁極間角度は、特定磁極と対向
磁極間の角度が180±30度の範囲を維持できるもの
であれば135度以上とすることも可能である。
【0010】又、本発明に用いられるシャフト材料は実
質的な非磁性体であって長尺の形での使用に耐える強度
を有するものであれば適宜選択され、例えば、アルミニ
ウム、オーステナイト系の非磁性ステンレス(例えばS
US−316)、黄銅などが代表的な材料である。また
シャフトの断面形状は任意に選択できるが、円形、又は
図4に示す如く正方形が望ましい。正方形または長方形
にする場合、位置決め用目印などの目的で角を少し面取
りしてもよい。シャフトは、両端部に現像器に組み込む
ための加工が施されていたり、別の部品が設けられてい
るものであってもよい。シャフトの太さは材質の強度と
マグネットの量(マグネットロール断面におけるマグネ
ット部の占める面積割合)によって変えてよいが、例え
ば、円形断面シャフトの場合直径は2mm以上、望まし
くは3mm以上が望ましく、また、正方形断面のシャフ
トの場合対角線が2mm以上、望ましくは3mm以上の
ものを用いることが好ましい。次に本発明の効果を確か
める為におこなった具体的実施例について述べる。
【0011】実施例1,比較例1
【表1】
【表2】
【0012】表1で示した配合物から作ったペレットを
用いて外径が14φ、内径6φ、外側面磁極数4で表面
磁力のラジアル磁界成分のピーク間角度が表2で示され
る値を持つ極異方長尺円筒マグネットを磁場配向押し出
し法により成形した。これに直径が5.95mmの軟鉄
(SS41)のシャフトを挿入したマグネットロールと
ステンレス(SUS−316)を挿入したマグネットロ
ールの2種を製作してそれらの表面磁力をエーデーエス
社のガウスメーター(HGM−8300)とホールプロ
ーブ(FS−3)で測定した。それらの結果を表3に示
す。尚、特定磁極はS1とした。
【0013】
【表3】
【0014】実施例2,比較例2
【表4】 実施例1と同じ配合物を用いて4種の異なる形の長尺マ
グネットを磁場配向押し出しで成形し、それらを一辺が
4mmの正方形断面の軟鉄シャフトとアルミニウムシャ
フトに接着して2種のマグネットロール(最大回転直径
は14mm)を得た。これらの表面磁力のピーク間間隔
は表4に示す通りであり、表面磁力の測定値は表5に示
す通りである。尚、特定磁極は実施例1と同様、S1と
した。
【0015】
【表5】
【0016】表3及び表5より明らかなように、シャフ
ト材質として非磁性材料を用いた実施例1及び実施例2
のいずれもが、シャフト材質として常用される鉄を用い
た比較例に対して、約50ガウスの表面磁力の向上がは
かられ、比率にして約5.5〜6.5%の飛躍的な向上
がみられた。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、特定の磁極配置を有す
るものであればマグネットロールの特定磁極の表面磁力
を希土類系磁性材料のような高価な磁性材料を用いるこ
となく、極めて容易に高めることが可能となる。又、対
象となる磁極配置は極めて一般的な磁極配置であるから
、適用される範囲は極めて広く、電子複写機やファクシ
ミリ、レーザービームプリンタ等の現像画質を低コスト
で向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す説明図
【図2】本発明の1実施例における隣接磁極間の角度を
示す説明図
【図3】同実施例における対向磁極間の角度を示す説明
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図
【符号の説明】
a  マグネット部 a1〜a4  ボンド磁石片 b  シャフト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  4以上の磁極を有し、それら磁極間の
    相対角度が45度以上であるとともに特定磁極から18
    0±30度のところに該特定磁極と同じ極性を有する長
    尺のマグネット部にシャフトを貫設して構成したマグネ
    ットロールであって、且つシャフトを非磁性体となした
    マグネットロール。
  2. 【請求項2】  磁極数が4であり、それらがN、S交
    互に配置され、且つそれら磁極間の相対角度が90±4
    5度である請求項1記載のマグネットロール。
  3. 【請求項3】  シャフト材料がアルミニウム、オース
    テナイト系ステンレス、黄銅のいずれかである請求項1
    記載のマグネットロール。
  4. 【請求項4】  マグネット部が六方晶フェライトをプ
    ラスチックに分散配合した素材からなる一体成形型ボン
    ド磁石である請求項1記載のマグネットロール。
  5. 【請求項5】  マグネット部が六方晶フェライトをプ
    ラスチックに分散配合した素材からなるボンド磁石片を
    複数個貼り合わせたものである請求項1記載のマグネッ
    トロール。
JP12500691A 1991-04-25 1991-04-25 マグネットロール Pending JPH04326501A (ja)

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