JPH04324324A - 移動音源の計測装置及び計測方法 - Google Patents
移動音源の計測装置及び計測方法Info
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- JPH04324324A JPH04324324A JP9397891A JP9397891A JPH04324324A JP H04324324 A JPH04324324 A JP H04324324A JP 9397891 A JP9397891 A JP 9397891A JP 9397891 A JP9397891 A JP 9397891A JP H04324324 A JPH04324324 A JP H04324324A
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- microphone
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- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims description 9
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- 238000012545 processing Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 2
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- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両や自動車など
、騒音を発しながら移動する移動体の移動経路やその移
動方向が計測時に予測または測定可能なときに、この移
動体上の音源分布を計測するための装置に係わり、特に
、移動中の音源の騒音の発生位置や強度分布を求め、移
動体からでる、例えば風切り音などの、低騒音化のため
のデータの取得、位置や速度の検出などを行うための計
測装置に関する。
、騒音を発しながら移動する移動体の移動経路やその移
動方向が計測時に予測または測定可能なときに、この移
動体上の音源分布を計測するための装置に係わり、特に
、移動中の音源の騒音の発生位置や強度分布を求め、移
動体からでる、例えば風切り音などの、低騒音化のため
のデータの取得、位置や速度の検出などを行うための計
測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロホンアレイを用いた移動
音源の計測装置の代表的な例としては、プロシ−ディン
グス オブ インター・ノイズ 88(1988
年)の第167頁より第170頁、及び第1391頁よ
り第1396頁(PROCEEDINGSOF IN
TER・NOIZE 88(1988)、PP167
−170、PP1391−1396)に論じられている
。
音源の計測装置の代表的な例としては、プロシ−ディン
グス オブ インター・ノイズ 88(1988
年)の第167頁より第170頁、及び第1391頁よ
り第1396頁(PROCEEDINGSOF IN
TER・NOIZE 88(1988)、PP167
−170、PP1391−1396)に論じられている
。
【0003】又、1対のマイクロホンアレイを交差させ
、静止した音源の強さを解析する音源の計測装置の代表
的な例としては、日本音響学会誌44巻12号(198
8年)の第916頁より第922頁に論じられている。
、静止した音源の強さを解析する音源の計測装置の代表
的な例としては、日本音響学会誌44巻12号(198
8年)の第916頁より第922頁に論じられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記プロシーディング
ス オブ インター・ノイズ 88(1988年
)に記載のマイクロホンアレイを用いた移動音源計測装
置では、1本のマイクロホンアレイのみを用いて、それ
ぞれのマイクロホンでとらえた音響信号を移動音源から
各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけずらして重
ね合わせることにより、高速鉄道車両の1次元的な音源
分布を求めている。しかし、1本のマイクロホンアレイ
ではマイクロホンの配列方向に直交する方向の音源分解
能がないため、2次元的な音源分解能がない。このため
、正確な移動音源表面上の音源分布が求められなかった
。
ス オブ インター・ノイズ 88(1988年
)に記載のマイクロホンアレイを用いた移動音源計測装
置では、1本のマイクロホンアレイのみを用いて、それ
ぞれのマイクロホンでとらえた音響信号を移動音源から
各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけずらして重
ね合わせることにより、高速鉄道車両の1次元的な音源
分布を求めている。しかし、1本のマイクロホンアレイ
ではマイクロホンの配列方向に直交する方向の音源分解
能がないため、2次元的な音源分解能がない。このため
、正確な移動音源表面上の音源分布が求められなかった
。
【0005】また上記日本音響学会誌44巻12号(1
988年)に記載の1対のマイクロホンアレイを交差さ
せ、静止した音源の強さを解析する音源計測装置では、
円弧状のマイクロホンアレイを用いることにより、円弧
の中心での音源を他の音源から分離することができるが
、音源がマイクロホンアレイに対して相対的に移動する
場合の考慮がなされておらず、移動音源上の音源分布の
計測に使用できなかった。また、マイクロホンの間隔は
測定する最高周波数の波長の1/2よりも狭くとらねば
ならないため、波長が短い場合にマイクロホンの数が多
くなり計算処理の負担が大きかった。
988年)に記載の1対のマイクロホンアレイを交差さ
せ、静止した音源の強さを解析する音源計測装置では、
円弧状のマイクロホンアレイを用いることにより、円弧
の中心での音源を他の音源から分離することができるが
、音源がマイクロホンアレイに対して相対的に移動する
場合の考慮がなされておらず、移動音源上の音源分布の
計測に使用できなかった。また、マイクロホンの間隔は
測定する最高周波数の波長の1/2よりも狭くとらねば
ならないため、波長が短い場合にマイクロホンの数が多
くなり計算処理の負担が大きかった。
【0006】本発明の第1の目的は、移動する音源表面
上の2次元的な音源分布を精度良く計測する移動音源の
計測装置あるいは計測方法を提供することにある。
上の2次元的な音源分布を精度良く計測する移動音源の
計測装置あるいは計測方法を提供することにある。
【0007】本発明の第2の目的は、精度を落とすこと
なく、使用するマイクロホンの数をできる移動音源の計
測装置あるいは計測方法を提供することにある。
なく、使用するマイクロホンの数をできる移動音源の計
測装置あるいは計測方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の移動音源の計測装置は、複数個のマ
イクロホンがアレイ状に配列され、かつ1対のマイクロ
ホンアレイを互いに交差させるとともに、この1対のマ
イクロホンアレイの各々を音源の移動方向と直交しない
方向に配置されたものであって、前記マイクロホンで検
出した音響信号を移動音源から各々のマイクロホンへの
音波の到達時間だけ補正する遅延時間計算装置と、該補
正後の信号を重ね合わせる加算装置と、該重ね合わせた
信号の周波数分析を行う周波数分析装置と、該周波数分
析されたスペクトルの平均化を行うデシベル算術平均装
置を備えたものである。
るために、本発明の移動音源の計測装置は、複数個のマ
イクロホンがアレイ状に配列され、かつ1対のマイクロ
ホンアレイを互いに交差させるとともに、この1対のマ
イクロホンアレイの各々を音源の移動方向と直交しない
方向に配置されたものであって、前記マイクロホンで検
出した音響信号を移動音源から各々のマイクロホンへの
音波の到達時間だけ補正する遅延時間計算装置と、該補
正後の信号を重ね合わせる加算装置と、該重ね合わせた
信号の周波数分析を行う周波数分析装置と、該周波数分
析されたスペクトルの平均化を行うデシベル算術平均装
置を備えたものである。
【0009】又、1対のマイクロホンアレイを互いに十
字またはV字型に交差させたものである。
字またはV字型に交差させたものである。
【0010】又、交差状であって、音源の移動方向と直
交しない方向に配置された複数個のマイクロホンを用い
、前記マイクロフォンで検出した音響信号を移動音源か
ら各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけずらして
重ね合わせることによりマイクロホンの指向性を高め、
音源の移動中に音源分布を複数回計測しこれを平均して
音源分布を計測するものである。
交しない方向に配置された複数個のマイクロホンを用い
、前記マイクロフォンで検出した音響信号を移動音源か
ら各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけずらして
重ね合わせることによりマイクロホンの指向性を高め、
音源の移動中に音源分布を複数回計測しこれを平均して
音源分布を計測するものである。
【0011】又、音源がマイクロホンアレイの近傍を通
過中に複数回測定した結果より、音源の分離を精度良く
行うため、音源の強さをデシベルで表し、計測結果の平
均を前記のデシベル値の算術平均をとるものである。
過中に複数回測定した結果より、音源の分離を精度良く
行うため、音源の強さをデシベルで表し、計測結果の平
均を前記のデシベル値の算術平均をとるものである。
【0012】又、精度良く移動音源の速度を計測するた
め、あらかじめ位置のわかっている移動音源上の2つの
音源から出る音を、移動音源近傍のマイクロホンで検出
し、その時間間隔から移動音源の速度を計算するもので
ある。
め、あらかじめ位置のわかっている移動音源上の2つの
音源から出る音を、移動音源近傍のマイクロホンで検出
し、その時間間隔から移動音源の速度を計算するもので
ある。
【0013】又、マイクロホンアレイ上のすべてのマイ
クロホンの出力を1台の計測装置で記録することができ
ない場合、複数の記録装置間の同期をとるため、それぞ
れの記録装置上の少なくとも1つのマイクロホンの出力
は他の記録装置上にも同時に記録するものである。
クロホンの出力を1台の計測装置で記録することができ
ない場合、複数の記録装置間の同期をとるため、それぞ
れの記録装置上の少なくとも1つのマイクロホンの出力
は他の記録装置上にも同時に記録するものである。
【0014】上記第2の目的を達成するために、本発明
の移動音源の計測装置は、使用するマイクロホンをでき
るだけ少なくするため、アレイ状に配列したマイクロホ
ンアレイ上の個々のマイクロホンの間隔を、測定する音
の最高周波数での波長の長さの2分の1よりも長くとっ
たものである。
の移動音源の計測装置は、使用するマイクロホンをでき
るだけ少なくするため、アレイ状に配列したマイクロホ
ンアレイ上の個々のマイクロホンの間隔を、測定する音
の最高周波数での波長の長さの2分の1よりも長くとっ
たものである。
【0015】又、音源の移動中に音源分布を複数回計測
しこれを平均して音源分布を計測するものである。
しこれを平均して音源分布を計測するものである。
【0016】
【作用】1本の直線的なマイクロホンアレイで、それぞ
れのマイクロホンでとらえた音響信号を測定対象の移動
音源から各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけず
らして重ね合わせることにより、音波の到達時間の異な
る他の位置の音源と分離することができる。しかし、マ
イクロホンの配列方向と直角な方向に並んだ2つの音源
からの音は、音源の位置の違いによる、各々のマイクロ
ホンへの音波の到達時間の差が少ないため音源の分離が
困難である、すなわち、音源分解能が低いことになる。 このため、1本の直線状のマイクロホンアレイは、マイ
クロホンの配列方向にのみ指向性を持つことになる。そ
こで、1対のマイクロホンアレイを用いて、これらを互
いに十字またはV字型に交差させ、それぞれのマイクロ
ホンアレイの指向特性を重ね合わせることにより、2次
元的な指向性を持たせることができる。これにより、2
次元的な音源分布の計測が可能となる。
れのマイクロホンでとらえた音響信号を測定対象の移動
音源から各々のマイクロホンへの音波の到達時間だけず
らして重ね合わせることにより、音波の到達時間の異な
る他の位置の音源と分離することができる。しかし、マ
イクロホンの配列方向と直角な方向に並んだ2つの音源
からの音は、音源の位置の違いによる、各々のマイクロ
ホンへの音波の到達時間の差が少ないため音源の分離が
困難である、すなわち、音源分解能が低いことになる。 このため、1本の直線状のマイクロホンアレイは、マイ
クロホンの配列方向にのみ指向性を持つことになる。そ
こで、1対のマイクロホンアレイを用いて、これらを互
いに十字またはV字型に交差させ、それぞれのマイクロ
ホンアレイの指向特性を重ね合わせることにより、2次
元的な指向性を持たせることができる。これにより、2
次元的な音源分布の計測が可能となる。
【0017】又、音源が移動するので、音源の移動とと
もに音源とマイクロホンアレイの相対位置が変化し、指
向性のパターンは変化する。このため、一回の測定で、
特定の2点の音源分離精度が低くても、音源が別の位置
に移動したときの測定でこれらの音源分解能が十分であ
れば、複数回の測定の平均により、2つの音源の分離精
度の向上が可能となる。
もに音源とマイクロホンアレイの相対位置が変化し、指
向性のパターンは変化する。このため、一回の測定で、
特定の2点の音源分離精度が低くても、音源が別の位置
に移動したときの測定でこれらの音源分解能が十分であ
れば、複数回の測定の平均により、2つの音源の分離精
度の向上が可能となる。
【0018】一対のマイクロホンアレイは、分解能を上
げるため移動音源の正面にできるだけ近い位置に配置す
る。このとき、1対のマイクロホンアレイが各々音源の
移動方向と直交、および、平行な場合、これらのアレイ
はそれぞれ、音源の移動方向および移動方向に直交する
方向に常に分解能が低い。このため、音源の移動中に複
数回の測定を行っても移動音源上の移動方向もしくは移
動方向に直交する方向に並んだ2つの音源の分離精度を
向上することができない。一方、一対のマイクロホンア
レイの両方を音源の移動方向に直交させなければ、音源
の移動により音源分解能の低下する方向が変化するので
、音源移動中の数回の測定結果の平均により、一様な音
源分解能を得ることができる。
げるため移動音源の正面にできるだけ近い位置に配置す
る。このとき、1対のマイクロホンアレイが各々音源の
移動方向と直交、および、平行な場合、これらのアレイ
はそれぞれ、音源の移動方向および移動方向に直交する
方向に常に分解能が低い。このため、音源の移動中に複
数回の測定を行っても移動音源上の移動方向もしくは移
動方向に直交する方向に並んだ2つの音源の分離精度を
向上することができない。一方、一対のマイクロホンア
レイの両方を音源の移動方向に直交させなければ、音源
の移動により音源分解能の低下する方向が変化するので
、音源移動中の数回の測定結果の平均により、一様な音
源分解能を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図7によ
り説明する。図1に本発明の一実施例である移動音源の
計測装置を鉄道車両本体の騒音源の探査に適用した例を
示す。図1に示すように、速度検出センサ5により鉄道
車両1が軌道2上を速度Vで、例えば直線的に移動する
ときにその速度を計測し、移動方向に平行な面内にマイ
クロホンアレイ3を設置する。マイクロホンアレイ3は
ほぼ直交するV字型に配置された1対のアレイ3aおよ
び3bよりなり、アレイ3aと3bはいずれも車両の進
行方向と約45度の角度をなすように設置している。ア
レイ3aおよび3b上にはM個のマイクロホン4が配列
されている。M個のマイクロホンの出力は接続ケーブル
10を介して、速度検出センサ5の出力とともに信号処
理装置6に入力される。
り説明する。図1に本発明の一実施例である移動音源の
計測装置を鉄道車両本体の騒音源の探査に適用した例を
示す。図1に示すように、速度検出センサ5により鉄道
車両1が軌道2上を速度Vで、例えば直線的に移動する
ときにその速度を計測し、移動方向に平行な面内にマイ
クロホンアレイ3を設置する。マイクロホンアレイ3は
ほぼ直交するV字型に配置された1対のアレイ3aおよ
び3bよりなり、アレイ3aと3bはいずれも車両の進
行方向と約45度の角度をなすように設置している。ア
レイ3aおよび3b上にはM個のマイクロホン4が配列
されている。M個のマイクロホンの出力は接続ケーブル
10を介して、速度検出センサ5の出力とともに信号処
理装置6に入力される。
【0020】信号処理装置6内での処理の手順を以下に
示す。M個のマイクロホンのうち第j番目のマイクロホ
ン4jにより捕らえられた車両側面上の音源Sの時刻t
での放射音の波形Pj(t)は数1により表される。
示す。M個のマイクロホンのうち第j番目のマイクロホ
ン4jにより捕らえられた車両側面上の音源Sの時刻t
での放射音の波形Pj(t)は数1により表される。
【0021】
【数1】
【0022】ここで、S(t)は時刻tでの音源の強さ
、Rj(t)は音源Sより第j番目のマイクロホン4j
までの距離、Aはマイクロホンの出力電圧感度、cは音
速を意味する。又、Rj(t)/cは、音源Sからでた
音が第j番目のマイクロホン4jに到達するまでの時間
遅れである。音源Sのt=0での座標が(Xs,Ys,
0)、移動方向をX方向にVとなるように座標系をとり
、このときのマイクロホン4jの座標を(Xj,Yj,
Zj)とすれば、Rj(t)は数2により計算できる。
、Rj(t)は音源Sより第j番目のマイクロホン4j
までの距離、Aはマイクロホンの出力電圧感度、cは音
速を意味する。又、Rj(t)/cは、音源Sからでた
音が第j番目のマイクロホン4jに到達するまでの時間
遅れである。音源Sのt=0での座標が(Xs,Ys,
0)、移動方向をX方向にVとなるように座標系をとり
、このときのマイクロホン4jの座標を(Xj,Yj,
Zj)とすれば、Rj(t)は数2により計算できる。
【0023】
【数2】
【0024】ここで、信号処理装置6の中の遅延時間計
算装置61は、速度検出センサ5で検出した音源速度V
のデータから、数2によりRj(t)を計算し、M個の
マイクロホンの出力Pj(t)を、信号遅延回路62に
よりそれぞれ音源Sから各マイクロホンへの時間遅れR
j(t)/cだけ補正しPj(t+Rj(t)/c)と
する。補正されたマイクロホンの出力を加算装置63に
より加算すると、数3に示したように音源Sの波形が計
算できる。
算装置61は、速度検出センサ5で検出した音源速度V
のデータから、数2によりRj(t)を計算し、M個の
マイクロホンの出力Pj(t)を、信号遅延回路62に
よりそれぞれ音源Sから各マイクロホンへの時間遅れR
j(t)/cだけ補正しPj(t+Rj(t)/c)と
する。補正されたマイクロホンの出力を加算装置63に
より加算すると、数3に示したように音源Sの波形が計
算できる。
【0025】
【数3】
【0026】ここで、Wjは、アレイの指向特性を改良
するための、各マイクロホン出力に対する窓関数であり
、信号遅延回路62または加算装置63内でそれぞれの
マイクロホン出力に対して積をとる。この値には直線上
に等間隔で配列されたM個のマイクロホンに対しては、
例えば数4に示した矩形窓、数5に示したハニング窓な
どを用いる。
するための、各マイクロホン出力に対する窓関数であり
、信号遅延回路62または加算装置63内でそれぞれの
マイクロホン出力に対して積をとる。この値には直線上
に等間隔で配列されたM個のマイクロホンに対しては、
例えば数4に示した矩形窓、数5に示したハニング窓な
どを用いる。
【0027】
【数4】
【0028】
【数5】
【0029】さらに、音圧波形S(t)により音源の周
波数分析を、周波数分析装置64にて行う。周波数fで
のスペクトルSp(f)をN回測定し、デシベル算術平
均装置65で数6で示す平均処理を行い、デシベル算術
平均値Spa(f)を求める。
波数分析を、周波数分析装置64にて行う。周波数fで
のスペクトルSp(f)をN回測定し、デシベル算術平
均装置65で数6で示す平均処理を行い、デシベル算術
平均値Spa(f)を求める。
【0030】
【数6】
【0031】ここで、S0はデシベル値を計算するとき
の基準値である。
の基準値である。
【0032】上記実施例の信号処理装置6内の信号処理
のフローチャートの一例を図2に示す。図2では、最初
にバッファ内に読み込んだ第j番目のマイクロホンの出
力より求めた音圧Pj(t)を用い、数3の処理を行っ
ている。図2では、バッファ内に存在しないデータが必
要になった時点で、新たに追加のデータを読み込んでい
る。
のフローチャートの一例を図2に示す。図2では、最初
にバッファ内に読み込んだ第j番目のマイクロホンの出
力より求めた音圧Pj(t)を用い、数3の処理を行っ
ている。図2では、バッファ内に存在しないデータが必
要になった時点で、新たに追加のデータを読み込んでい
る。
【0033】FFTにより求めた周波数スペクトルSp
(f)は直ちに、20log(|Sp(f)|/So)
の演算を行いデシベル値に変換する。これより数6に基
づいた平均処理を行い、求めるSp(f)を得る。
(f)は直ちに、20log(|Sp(f)|/So)
の演算を行いデシベル値に変換する。これより数6に基
づいた平均処理を行い、求めるSp(f)を得る。
【0034】平均は時間の進行とともに、音源が移動す
るので、平均される周波数スペクトルはそれぞれ異なる
音源位置で求められたものである。このため、音源の2
次元的な分離性能は測定したスペクトル毎に異なる。図
3及び図4に音源分布計算値の一例を示す。図3および
図4では、一対のマイクロホンアレイ3aと3b各々に
27cm間隔で15本のマイクロホンを取付け、マイク
ロホンアレイより約5m離れたマイクロホンアレイの中
心よりも約1m高い位置を通過する点音源1aがあると
きに、数1から数4を用いて点音源1aを中心とする6
m×6mの範囲の枠8内での音源分布計算値を示す。図
3は音源がマイクロホンアレイの正面にある場合、図4
は音源がマイクロホンアレイの手前約10mの位置にあ
る場合である。
るので、平均される周波数スペクトルはそれぞれ異なる
音源位置で求められたものである。このため、音源の2
次元的な分離性能は測定したスペクトル毎に異なる。図
3及び図4に音源分布計算値の一例を示す。図3および
図4では、一対のマイクロホンアレイ3aと3b各々に
27cm間隔で15本のマイクロホンを取付け、マイク
ロホンアレイより約5m離れたマイクロホンアレイの中
心よりも約1m高い位置を通過する点音源1aがあると
きに、数1から数4を用いて点音源1aを中心とする6
m×6mの範囲の枠8内での音源分布計算値を示す。図
3は音源がマイクロホンアレイの正面にある場合、図4
は音源がマイクロホンアレイの手前約10mの位置にあ
る場合である。
【0035】音源分布計算では、数3の処理を本来の音
源位置1a以外の位置で行ったときでもS(t)が0に
ならないので、図3及び図4では、数6を用い音源1a
の位置でのスペクトルを0dBとしたときのデシベル値
が等しい位置を結んだ等音源強度線を表示してある。こ
こで音源1aの周囲に−3dBと表示された線が一般に
音源分解能と呼ばれている。図より音源の位置により音
源分解能が大きく異なることがわかる。
源位置1a以外の位置で行ったときでもS(t)が0に
ならないので、図3及び図4では、数6を用い音源1a
の位置でのスペクトルを0dBとしたときのデシベル値
が等しい位置を結んだ等音源強度線を表示してある。こ
こで音源1aの周囲に−3dBと表示された線が一般に
音源分解能と呼ばれている。図より音源の位置により音
源分解能が大きく異なることがわかる。
【0036】図5に、音源がマイクロホンアレイの手前
約10m、5m、音源位置、通過後5m、10mとそれ
ぞれの位置にあるときの、音源分布の計算を5回おこな
い、得られた音源分布を数6によりデシベル算術平均し
た一例を示す。図5で−15dBの線の外側の領域7で
は真の音源位置1aでの値よりも−15dB以上低いこ
とを示す。図6に、従来行われている数3などにより得
られた音源分布を数7によりデシベル平均した結果を示
す。図5と図6を比較すれば、明らかなように、デシベ
ル値の算術平均を行った方が、相対的に音源分布の2乗
平均値の低い位置の重み付けが高くなるため、本実施例
のデシベル算術平均を用いた方が音源分解能がさらに向
上する。
約10m、5m、音源位置、通過後5m、10mとそれ
ぞれの位置にあるときの、音源分布の計算を5回おこな
い、得られた音源分布を数6によりデシベル算術平均し
た一例を示す。図5で−15dBの線の外側の領域7で
は真の音源位置1aでの値よりも−15dB以上低いこ
とを示す。図6に、従来行われている数3などにより得
られた音源分布を数7によりデシベル平均した結果を示
す。図5と図6を比較すれば、明らかなように、デシベ
ル値の算術平均を行った方が、相対的に音源分布の2乗
平均値の低い位置の重み付けが高くなるため、本実施例
のデシベル算術平均を用いた方が音源分解能がさらに向
上する。
【0037】
【数7】
【0038】なお、図3、図4、図5、および図6に示
す測定結果は、図1のマイクロホンアレイ3aと3b各
々に27cm間隔で15本のマイクロホンを取付けた場
合の4000Hzのついての例であり、マイクロホン間
隔dは音の波長λ約8.5cmの約3倍の場合である。 従来のマイクロホンアレイでは、日本音響学会誌44巻
12号(1988年)の第916頁より第922頁に論
じられているように、マイクロホンアレイ上の個々のマ
イクロホン間隔dは音波の波長λの1/2以下で行われ
てきた。これは入射角の異なる波長λの音波が間隔dの
マイクロホンで区別できる限界を示したサンプリング定
理に基づくものである。本実施例では、図7に示したよ
うにのように、音源1bとマイクロホン4a、4b、4
cおよび4dのマイクロホンの距離Ra、Rb、Rcお
よびRdを数3により計算しているので、すべてのマイ
クロホンが同一直線上になければ、マイクロホンアレイ
全体で3次元的に音源1bの一点に焦点を当てることが
でき、従来のサンプリング定理の限界を越えて、マイク
ロホン間隔dを1/2λ以上にできる。
す測定結果は、図1のマイクロホンアレイ3aと3b各
々に27cm間隔で15本のマイクロホンを取付けた場
合の4000Hzのついての例であり、マイクロホン間
隔dは音の波長λ約8.5cmの約3倍の場合である。 従来のマイクロホンアレイでは、日本音響学会誌44巻
12号(1988年)の第916頁より第922頁に論
じられているように、マイクロホンアレイ上の個々のマ
イクロホン間隔dは音波の波長λの1/2以下で行われ
てきた。これは入射角の異なる波長λの音波が間隔dの
マイクロホンで区別できる限界を示したサンプリング定
理に基づくものである。本実施例では、図7に示したよ
うにのように、音源1bとマイクロホン4a、4b、4
cおよび4dのマイクロホンの距離Ra、Rb、Rcお
よびRdを数3により計算しているので、すべてのマイ
クロホンが同一直線上になければ、マイクロホンアレイ
全体で3次元的に音源1bの一点に焦点を当てることが
でき、従来のサンプリング定理の限界を越えて、マイク
ロホン間隔dを1/2λ以上にできる。
【0039】図8に、従来のプロシーディングス オ
ブ インター・ノイズ 88(1988年)の第1
67頁より第170頁、及び第1391頁より第139
6頁に論じられていたマイクロホンアレイの一例を示す
。従来のこの装置では、移動音源の移動方向と平行およ
び直交する方向に配置していた。図8の配置のマイクロ
ホンアレイを用いて、図1に示す実施例で用いた処理方
法により図5に対応する処理を行うと、図9に示す結果
となる。図9と図5を比較すると明らかなように、図5
の音源分解能の方が図9に示す音源分解能より高いこと
がわかり、本実施例の効果がわかる。
ブ インター・ノイズ 88(1988年)の第1
67頁より第170頁、及び第1391頁より第139
6頁に論じられていたマイクロホンアレイの一例を示す
。従来のこの装置では、移動音源の移動方向と平行およ
び直交する方向に配置していた。図8の配置のマイクロ
ホンアレイを用いて、図1に示す実施例で用いた処理方
法により図5に対応する処理を行うと、図9に示す結果
となる。図9と図5を比較すると明らかなように、図5
の音源分解能の方が図9に示す音源分解能より高いこと
がわかり、本実施例の効果がわかる。
【0040】図10に本発明の他の実施例を示す。図1
0に示す実施例では、X字型に配置されたマイクロホン
アレイを用いて、マイクロホンアレイ正面を移動する自
動車から放射される騒音の音源探査を行う例である。図
10で自動車の天井面1cは、マイクロホンアレイの下
の方のマイクロホンからは直接見通せない。このため、
マイクロホンアレイ上のマイクロホンのうち天井面1c
などの音源を見通せる一部のマイクロホンアレイのみを
使用して音源分布の解析を行うこともできる。従来の装
置である図8に示した水平、垂直のアレイでは水平のア
レイ3d上のマイクロホンからは、見通せない位置で音
源の水平分解能がなくなるが、本実施例によれば、マイ
クロホンアレイのうち3eの部分で、水平と垂直の分解
能を持てるので水平分解能がなくなることがない。また
マイクロホンアレイ中のマイクロホン4e、または、移
動音源の近傍に設けたマイクロホンで捕らえた移動音源
の発生音の持続時間などから移動音源の移動速度を検出
することも可能である。
0に示す実施例では、X字型に配置されたマイクロホン
アレイを用いて、マイクロホンアレイ正面を移動する自
動車から放射される騒音の音源探査を行う例である。図
10で自動車の天井面1cは、マイクロホンアレイの下
の方のマイクロホンからは直接見通せない。このため、
マイクロホンアレイ上のマイクロホンのうち天井面1c
などの音源を見通せる一部のマイクロホンアレイのみを
使用して音源分布の解析を行うこともできる。従来の装
置である図8に示した水平、垂直のアレイでは水平のア
レイ3d上のマイクロホンからは、見通せない位置で音
源の水平分解能がなくなるが、本実施例によれば、マイ
クロホンアレイのうち3eの部分で、水平と垂直の分解
能を持てるので水平分解能がなくなることがない。また
マイクロホンアレイ中のマイクロホン4e、または、移
動音源の近傍に設けたマイクロホンで捕らえた移動音源
の発生音の持続時間などから移動音源の移動速度を検出
することも可能である。
【0041】図11は、本発明の他の実施例を示す。図
11では、マイクロホンを3次元的にランダムに配置し
ている。複数のマイクロホンからの出力を2台の記録装
置9aと9bに記録し、その後、信号処理装置6に記録
装置9aおよび9bを接続し記録データを再生すること
により処理を行うことができる。ただし、この場合は、
数3に示される窓関数Wjは数4の矩形窓を使用する。 このとき、記録装置9aおよび9bの両方に同一のマイ
クロホン4fの出力を記録することにより、記録データ
の再生時にお互いの記録装置の同期をとることができる
。
11では、マイクロホンを3次元的にランダムに配置し
ている。複数のマイクロホンからの出力を2台の記録装
置9aと9bに記録し、その後、信号処理装置6に記録
装置9aおよび9bを接続し記録データを再生すること
により処理を行うことができる。ただし、この場合は、
数3に示される窓関数Wjは数4の矩形窓を使用する。 このとき、記録装置9aおよび9bの両方に同一のマイ
クロホン4fの出力を記録することにより、記録データ
の再生時にお互いの記録装置の同期をとることができる
。
【0042】さらに、記録装置を3台以上使用する場合
も、同様に、各々の記録装置に記録されたマイクロホン
アレイの信号のうちすくなくとも一つのマイクロホン出
力が、他の記録装置に記録されていればよい。また、移
動音源が、直線的に移動しない場合でも数2の計算で各
時刻での音源の移動速度を考慮することにより、処理可
能である。また、日本音響学会誌44巻12号(198
8年)に論じられているように、図1の一対のマイクロ
ホンアレイ3aおよび3b各々に対して数3をそれぞれ
適用して得られるSa(t)およびSb(t)の積によ
り音源Sを分離することも可能である。
も、同様に、各々の記録装置に記録されたマイクロホン
アレイの信号のうちすくなくとも一つのマイクロホン出
力が、他の記録装置に記録されていればよい。また、移
動音源が、直線的に移動しない場合でも数2の計算で各
時刻での音源の移動速度を考慮することにより、処理可
能である。また、日本音響学会誌44巻12号(198
8年)に論じられているように、図1の一対のマイクロ
ホンアレイ3aおよび3b各々に対して数3をそれぞれ
適用して得られるSa(t)およびSb(t)の積によ
り音源Sを分離することも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、マイクロホンアレイに
よる移動音源上の音源分布を、精度良く計測できるので
、鉄道車両や自動車が、実際に走行しているときの、騒
音発生位置を見つけることができるので、上記の騒音の
効率的な低減、風切り音の発生源の探査などを精度良く
行うことができる。
よる移動音源上の音源分布を、精度良く計測できるので
、鉄道車両や自動車が、実際に走行しているときの、騒
音発生位置を見つけることができるので、上記の騒音の
効率的な低減、風切り音の発生源の探査などを精度良く
行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示す移動音源の計測装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】信号処理のフローチャートである。
【図3】音源がマイクロホンアレイの正面にあるときの
音源分布計算値を示す図である。
音源分布計算値を示す図である。
【図4】音源がマイクロホンアレイの正面より10mず
れたときの音源分布計算値を示す図である。
れたときの音源分布計算値を示す図である。
【図5】本発明の一実施例による音源分布のデシベル算
術平均の例を示す図である。
術平均の例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例に従来の信号処理を行った例
を示す図である。
を示す図である。
【図7】本発明の一実施例におけるマイクロホン配置例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図8】従来の音源計測装置を示す斜視図である。
【図9】従来の音源計測装置による計測例を示す図であ
る。
る。
【図10】本発明の他の実施例を示す移動音源の計測装
置を示す斜視図である。
置を示す斜視図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す移動音源の計測装
置の構成図である。
置の構成図である。
1…移動音源、3…マイクロホンアレイ、4…マイクロ
ホン、6…信号処理装置。
ホン、6…信号処理装置。
Claims (10)
- 【請求項1】複数個のマイクロホンにより、これらのマ
イクロホンに対して相対的に移動する物体上の音源分布
を計測する移動音源の計測装置において、前記複数個の
マイクロホンがアレイ状に配列され、かつ1対のマイク
ロホンアレイを互いに交差させるとともに、この1対の
マイクロホンアレイの各々を音源の移動方向と直交しな
い方向に配置されたものであって、前記マイクロホンで
検出した音響信号を移動音源から各々のマイクロホンへ
の音波の到達時間だけ補正する遅延時間計算装置と、該
補正後の信号を重ね合わせる加算装置と、該重ね合わせ
た信号の周波数分析を行う周波数分析装置と、該周波数
分析されたスペクトルの平均化を行うデシベル算術平均
装置を備えたことを特徴とする移動音源の計測装置。 - 【請求項2】複数個のマイクロホンにより、これらのマ
イクロホンに対して相対的に移動する物体上の音源分布
を計測する移動音源の計測装置において、前記複数個の
マイクロホンがアレイ状に配列され、かつ1対のマイク
ロホンアレイを互いに交差させるとともに、この1対の
マイクロホンアレイの各々を音源の移動方向と直交しな
い方向に配置されたものであって、前記マイクロホンの
うち前記移動音源の側面を見通せる位置のマイクロホン
で検出した音響信号を移動音源から各々のマイクロホン
への音波の到達時間だけ補正する遅延時間計算装置と、
該補正後の信号を重ね合わせる加算装置と、該重ね合わ
せた信号の周波数分析を行う周波数分析装置と、該周波
数分析されたスペクトルの平均化を行うデシベル算術平
均装置を備えたことを特徴とする移動音源の計測装置。 - 【請求項3】複数個のマイクロホンにより、これらのマ
イクロホンに対して相対的に移動する物体上の音源分布
を計測する移動音源計測装置において、交差状であって
、音源の移動方向と直交しない方向に配置された複数個
のマイクロホンを用い、前記マイクロフォンで検出した
音響信号を移動音源から各々のマイクロホンへの音波の
到達時間だけずらして重ね合わせることによりマイクロ
ホンの指向性を高め、音源の移動中に音源分布を複数回
計測しこれを平均して音源分布を計測することを特徴と
する移動音源計測方法。 - 【請求項4】前記マイクロホンの間隔が、移動音源より
放射される音の最高周波数での波長の長さの2分の1よ
りも長く設定されている請求項1又は2に記載の移動音
源の計測装置。 - 【請求項5】前記1対のマイクロホンアレイは互いに直
交し、かつ、音源の移動方向に対して約45度の角度を
なすように設定されている請求項1、2又は4に記載の
移動音源の計測装置。 - 【請求項6】前記1対のマイクロホンアレイが互いV字
型に交差されている請求項1、2又は4に記載の移動音
源の計測装置。 - 【請求項7】音源分布の複数回の計測結果は、それぞれ
、音源の強さをデシベルで表し、計測結果の平均を前記
のデシベル値の算術平均をとる請求項3に記載された移
動音源の計測方法。 - 【請求項8】前記マイクロホンアレイと相対的に移動す
る移動音源の速度は、移動音源近傍のマイクロホンの出
力中の移動音源上の異なる2点の音源から出る音の時間
間隔により求める請求項3又は7に記載の移動音源の計
測方法。 - 【請求項9】前記マイクロホンアレイ上の複数のマイク
ロホンの出力が同時に記録再生できる複数の記録装置に
記録され、それぞれの記録装置上の少なくとも1つのマ
イクロホンの出力は他の記録装置上にも同時に記録され
ている請求項3、7又は8に記載の移動音源の計測方法
。 - 【請求項10】移動音源の音の発生源が、前記マイクロ
ホンアレイ上のすべてのマイクロホンから見通せないと
き、マイクロホンアレイ上のマイクロホンのうち、前記
音の発生源を見通せるマイクロホンの出力のみから移動
音源計測をおこなう請求項3、7、8又は9に記載の移
動音源の計測方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093978A JP2544535B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 移動音源の計測装置及び計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3093978A JP2544535B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 移動音源の計測装置及び計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04324324A true JPH04324324A (ja) | 1992-11-13 |
JP2544535B2 JP2544535B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=14097493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093978A Expired - Fee Related JP2544535B2 (ja) | 1991-04-24 | 1991-04-24 | 移動音源の計測装置及び計測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544535B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0902264A2 (en) * | 1997-09-10 | 1999-03-17 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | System and method of measuring noise of mobile body using a plurality microphones |
AT413605B (de) * | 2003-06-06 | 2006-04-15 | Avl List Gmbh | Verfahren zur ermittlung und/oder simulation des vorbeifahrgeräusches bei einem kraftfahrzeug |
WO2011067292A1 (en) | 2009-12-02 | 2011-06-09 | Veovox Sa | Device and method for capturing and processing voice |
CN113447274A (zh) * | 2020-03-24 | 2021-09-28 | 本田技研工业株式会社 | 异常声音判定装置以及异常声音判定方法 |
-
1991
- 1991-04-24 JP JP3093978A patent/JP2544535B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0902264A2 (en) * | 1997-09-10 | 1999-03-17 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | System and method of measuring noise of mobile body using a plurality microphones |
US6094150A (en) * | 1997-09-10 | 2000-07-25 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | System and method of measuring noise of mobile body using a plurality microphones |
EP0902264A3 (en) * | 1997-09-10 | 2000-09-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | System and method of measuring noise of mobile body using a plurality microphones |
AT413605B (de) * | 2003-06-06 | 2006-04-15 | Avl List Gmbh | Verfahren zur ermittlung und/oder simulation des vorbeifahrgeräusches bei einem kraftfahrzeug |
WO2011067292A1 (en) | 2009-12-02 | 2011-06-09 | Veovox Sa | Device and method for capturing and processing voice |
US9510090B2 (en) | 2009-12-02 | 2016-11-29 | Veovox Sa | Device and method for capturing and processing voice |
CN113447274A (zh) * | 2020-03-24 | 2021-09-28 | 本田技研工业株式会社 | 异常声音判定装置以及异常声音判定方法 |
CN113447274B (zh) * | 2020-03-24 | 2023-08-25 | 本田技研工业株式会社 | 异常声音判定装置以及异常声音判定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2544535B2 (ja) | 1996-10-16 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |