JPH04323813A - 容量性電流抑制システムおよび電源 - Google Patents

容量性電流抑制システムおよび電源

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JPH04323813A
JPH04323813A JP3263986A JP26398691A JPH04323813A JP H04323813 A JPH04323813 A JP H04323813A JP 3263986 A JP3263986 A JP 3263986A JP 26398691 A JP26398691 A JP 26398691A JP H04323813 A JPH04323813 A JP H04323813A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/341Preventing or reducing no-load losses or reactive currents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には切換モード
電力コンバータに関し、特に電力変圧器における寄生容
量性電流の抑制に関する。
【0002】
【従来の技術】寄生即ち漂遊容量は、それ自体の巻線、
他の巻線あるいは内部シールド即ちスクリーン、および
いずれかの取付け構造あるいはハードウエアに対する巻
線の容量結合のために変圧器構成において発生する。こ
れらの容量自体変圧器の導線における好ましくない電流
成分としてでてくる。これらの好ましくない電流の作用
は、切換え装置に対するピーク電流応力に寄与し、好ま
しくない電気ノイズを発生させることである。
【0003】電力コンバータのスイッチング周波数が増
えるにつれて前記の有害な作用がさらに顕著になる。こ
の作用の一般的な2つの理由は、集中コンデンサCにお
ける電圧vと電流iとの関係を検討することにより理解
される。集中コンデンサに関して、これらの要素の間の
関係は下記の式により与えられる。
【0004】i=C×dv/dt まず、スイッチング周波数が増加するにつれて、電圧遷
移に対して許客された時間が減少する。このように、電
圧の瞬時変動速度dv/dtが、一次巻線結線を含む回
路の種々の点において増加する。前述の式を検討すれば
、dv/dtの増加が、必然的に容量性電流を対応して
増加させ、そのため好ましくないノイズの発生を増加さ
せる。
【0005】第2に、もし電力変圧器のスイッチング周
波数が増加するとすれば、変圧器はより小さい漏洩イン
ダクタンスに構成する必要がある。例えば、漏洩インダ
クタンスを低減するために典型的に使用されるインタリ
ーブ(interleave)した巻線のような構造的
な配備は、巻線対巻線の容量を増加させ、従ってCの実
効値を増加させる傾向がある。さらに前記式から、Cの
値の増加は、電流iを対応して増加させることによって
発生したノイズを増加させる。
【0006】好ましくない容量作用を抑制するための従
来技術の方法の大部分は、3つの一般的なグループ、即
ちシールドすること、巻線の形状および外部/内部ろ波
することとに分類しうる。変圧器の第1のグループは、
変圧器構成中に組み込まれたシールド法によって容量に
対抗する。シールドの基本的概念は、2つの導体(例え
ば、巻線と巻線、1次と2次の巻線およびシヤシ)の間
の電界を閉塞することによって2つの部材の間の容量結
合を排除することである。従来技術によって採用されて
いるシールド法のあるものは、変圧器構造全体、個別の
巻線構造、巻線の層あるいは個々の巻線自体をシールド
することを含んでいた。またシールドするために使用さ
れる材料も大きく変化した。使用された材料の若干の例
は、導電性の塗料、帯片、シートおよび金網である。シ
ールドする技術に係わる顕著な一問題は、その実施コス
トである。例えば、もし巻線内シールドに対する層化方
法が試されるとすれば、巻線層の間に導電性層を適用し
うるようにするためには製作コストが大きく増加する。 シールドする技術に係わるその他の問題は、シールドを
付与する間の変圧器に対する損傷(巻線層におけるワイ
ヤの破断)、シールドを取り付けた後の巻線または変圧
器全体あるいは双方に対するアクセス性、変圧器におけ
る機械的干渉を含み、かつ一般的には容量結合をシール
ドすると希望する磁気結合を低下させる。
【0007】容量性電流抑制技術の第2の広義の領域は
、変圧器の巻線の特定な形状を含む。容量性電流を下げ
るための最も直接的な方法は、変圧器の容量を直接下げ
ること(容量をより少なく、容量性電流をより少なくす
ること)である。残念ながら、これらの容量低減技術の
全ては、変圧器の漏洩インダクタンスを増加させようと
し、これは一般的に好ましくない。ある形状技術は、層
対層の特定の幾何学的形状を用いて個々の巻線を形成す
ることによって巻線内容量を低減させることを含む。 シールドすることと同様に、この方法の製作コストは、
容量性電流の実際の低下と比較すれば、この方法を魅力
のないものにしうる。容量性電流を低減させる別の方法
は、変圧器の構成要素の間(例えば二次巻線と一次巻線
、二次巻線とコア構造)の間隔を最大にすることである
。この方法に対する設計上のトレードオフは、間隔が増
加すれば、希望する磁気結合が減少することである。
【0008】巻線を直列に巻いた2つの半体に単に分割
することにより多くの変圧器において巻線内容量も低下
する。変圧器の設計者は、容量の低減を二義的に考えて
他の理由から巻線を分割することがありうる。分割一次
巻線を採用した一方法は、2つの半体を、巻線内電圧が
最小に、従って分布容量性の電流が最小となるように配
置することである。使用されてきた最後の形状方法は、
巻線間容量を最小にするために一次および二次(ときに
は三次)の巻線をオフセットすることである。この方法
での設計上のトレードオフも希望する磁気結合の対応し
た低減である。容量性電流低減方法の最後の一般的な領
域は、関連のノイズ成分を「ろ波」することにある。こ
のノイズ低減の一方法は、変圧器にある形式の外部RC
回路(変圧器自体に対しても外部の回路)を後続させる
ことである。この同じ方法を拡張して、変圧器の巻線に
タップすることにより実際に一連の変圧器と関連のRC
回路を形成する一体構成の分布抵抗を組み込むようにし
た。今日までのろ波方法は全て、容量性電流を抑制する
ために内部あるいは外部いずれかのある種の回路を必要
とする。これらのろ波方法は、例えば周波数の制限ある
いは巻線での損失の増加のような変圧器の性能に対する
ある種の好ましくないインパクトを与える。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、変圧器における容量性電流の抑制を向上させること
である。
【0010】また、本発明の目的は、変圧器における容
量性電流によって発生するピーク電流、リンギングおよ
び電磁干渉EMIを抑制することである。
【0011】本発明の別の目的は、例えば漏洩インダク
タンスの増大のようないずれかの変圧器の設計あるいは
性能上の妥協なくして変圧器における容量性電流を効果
的に抑制することである。
【0012】本発明のさらに別の目的は、既存の切換モ
ード電源へ安価に組み込みうる容量性電流抑制システム
を提供することである。
【0013】本発明の別の目的は、容量性電流抑制を変
圧器のコア構造に組み込むことである。
【0014】
【発明の概要】いずれの変圧器設計においても、変圧器
におけるいずれかの他の導体に導電部材を物理的に近接
させることによって生じるある容量が存在する。これら
の容量は、変圧器の入力/出力導線で見出される好まし
くない電流を発生させる。該電流はピーク電流応力、リ
ンギングおよび他の有害なEMI作用を発生させる。一
次巻線の中心点が実質的に一定の電位にあるように動作
し、かつこの中心点の周りで構造的に対称的に配置され
ている変圧器においては、この中心点を通って流れる寄
生容量電流は無視しうる程である。全ブリッジ電力コン
バータは、そのような要領で動作する電力/変圧器を使
用する。この中心点における巻線を分割し、2つの一次
巻線半体を直列に巻く(直列助成)ことにより、巻線の
中心点から出てくる2本の導線にアクセスが可能とされ
る。これらの2つの中心点導線は、反射され/変換され
た負荷電流並びに変圧器の磁化/励起電流のみを流すが
、容量性電流は流さない。入力/出力導線の容量性電流
の抑制は、共通モードインピーダンスを各々の一次導線
とその対応の中心点導線へ導入することにより達成され
る。共通モードインピーダンスは、例えば、対の導線を
、磁性材料のトロイド、ビーズあるいはスリーブを通し
て延在させたり、導線を磁性トロイドあるいはロッドに
巻いたり、あるいは磁性コア構造を用いてインピーダン
スを導入するような種々の方法により導入しうる。これ
らの磁性材料のいずれかを対の導線に著しく近接させる
ことにより、磁性材料に対する導線の磁性結合(および
導線を通っている電流)が所望の抑制を生じさせる。
【0015】
【実施例】特記無き限りは、本説明の図における電流の
矢印は電流の相対方向を示すものであって、矢印が示す
電流の相対的な大きさを示す意図のものではない。さら
に、巻線において流れているいずれかの磁化電流を無視
していることを注目すべきである。磁化電流は、一般的
に一次巻線に反射された負荷電流として同じ回路通路を
流れ、その存在は、ノイズや本明細書で記載する負荷電
流流路に対して何ら影響しない。従って、簡素化するた
めに、この磁化電流は省略している。
【0016】さらに、一般性並びに表現の簡潔さのため
に、本説明書における「負荷電流」という用語は、二次
即ち出力巻線を流れる負荷電流と、一次巻線における反
射された即ち変換された負荷電流成分の双方に対して用
いている。
【0017】漂遊、即ち寄生容量性電流を発生させる物
理的状況の説明によって本発明が理解されやすくなる。 前述のように、各変圧器の構成には漂遊即ち寄生容量が
存在する。これらの容量は、図1と図2とに示す2つの
基本モデルによって説明しうる。図1は、変圧器の巻線
内分布容量の集中要素モデルである。図2は、巻線間、
即ち変圧器の構造に対する分布容量の集中要素モデルを
示す。
【0018】図1に示すように、巻線内分布容量は、巻
線の中の1回の巻きと他のいずれかの巻きとの間の容量
である。この容量はまた、巻線の自己容量とも称しうる
。図1は、コンデンサcp が巻線において発生する巻
線内分布容量の全ての和を表すので集中モデルと称され
る。巻線全体の巻線内分布容量は、理解、図示および説
明を容易にするために図1の要素cp において一緒に
「集中」されている。cpは巻線PCの中心点の周りで
容量性電流icを分流するので、図1は電気の観点から
の正確な回路図である。この分流の起こる理由は、巻線
配置が中心点PCの周りで均衡しているためであって、
対称性のためPCにおいて巻線を流れる正味の容量性電
流は無視しうる程である。
【0019】図1に示すように、変圧器の導線10,2
0は、一方が負荷電流il で、他方が容量性電流ic
 である2つの電流成分を流している。負荷電流il 
は、2つの巻線半体30と40とを通して、かつ巻線の
中心点PCを通して導線10、20によって流されてい
る。容量性電流ic は、導線10、20に存在するも
のとして示されているが、前述のようにコンデンサcp
 を介してPCの周りで分流する。電流il とic 
の双方は、導線10、20において差動パターンで流れ
ている。即ち、導線10の電流は、導線20の電流と較
べて同じ大きさであるが、方向が反対である。この差動
の関係は図に示すように容量性電流icが、負荷電流に
加えられると、あるいはスイッチングサイフル動作にお
いて別のときに発生しうるように負荷電流に対向すると
すれば、発生するものである。
【0020】図1に示すように巻線内容量(自己容量)
の他に、例えば一次巻線および二次巻線の間(巻線間)
あるいは巻線と変圧器のコア即ちシャシとの間のような
、変圧器内の巻線と他の導体との間が物理的に近接する
ことから生じるその他の漂遊容量もある。図2は、巻線
間あるいは変圧器の巻線の構造体に対する分布容量の集
中要素モデルを示す。図2における要素50は、変圧器
組立体における低電圧二次巻線あるいはその他のいずれ
かの接地(あるいは概ね接地)された構造体を示す。 コンデンサC1は、巻線半体30と要素50との間の容
量を示す。同様に、コンデンサC2は、巻線半体40と
要素50との間の容量を示す。
【0021】本発明によって企図されている切換モード
電力コンバータ(全ブリッジ、非対称半ブリッジ(高電
圧デュアルスイッチ))においては、電力コンバータの
変圧器の点PCにおける電位は、スイッチングサイクル
にわたって概ね一定である。このことは、点PCと要素
50との間の電位差の変動時間速度が無視しうる程であ
って、従って、いずれかの巻線内容量性電流が点PCを
通して流れるとしてもそれは殆ど無い。逆に、巻線半体
のいずれかと要素50との間では電位差の変動時間速度
が比較的大きい。このdv/dtによって容量C1とC
2とをそれぞれ通る容量性電流ic l およびic 
2 を発生させる。図2は、点PCの周りでコンデンサ
C1およびC2を通して2つの容量性電流ic l お
よびic 2 を分流させることにより前述の状態を示
す。図1に示す巻線内モデルにおけるように、図2の巻
線間モデルの2つの変圧器の導線10、20は、2つの
電流成分il およびic 1 またはic 2 を流
す。il は、負荷電流を表し、ic 1 とic 2
 とは漂遊容量性電流を表す。
【0022】前述の2つのモデルの双方は、変圧器の導
線における漂遊電流成分の存在を説明する。双方のモデ
ルに対して共通のある重要な曲面があり、これは要約し
ておく必要がある。まず、いずれかのモデルにおいて、
変圧器の導線は、一方が負荷電流il で、他方が容量
性電流ic である2つの電流成分を流す。これらの電
流の双方は、導線10と20において差動パターンで流
れる(即ち、導線10の電流il は導線20のil 
と反対方向に流れ、これは導線10および20における
ic に対してもいえる)。第2に、負荷電流il の
みが、分割された巻線の中心点PCを通る。容量性電流
ic は、中心点PCの周りで分流され、中心点を流れ
ない。
【0023】本発明は、容量性電流を抑制するために巻
線形状とろ波技術との独特の組合せを利用する。本発明
に対して必要とされる巻線形状は、図1、図2及び図3
に示すように巻線が2つの対称で均衡した半体に分割さ
れるものである。図3に示すように、導線10と20と
は、変圧器への2つの入力導線である。さらに2つの導
線60と70とが、それぞれ2つの巻線半体30、40
から取り出されている。図3の導線60、70は、図1
と図2とに示すように同じ点PCから出てきている。こ
れらの導線60、70は、電気的に接続され、従って2
つの巻線半体を直列に接続している。前述の直列接続は
、直列の反対方向の接続と対比して一般的に直列助成と
称されている。これらの4本の導線は、対として考えら
れ、導線10と60とが一方の対を、導線20と70と
が別の対を形成している。この説明において、もし一方
の導線対を参照すれば、同じ説明が、2つの対の間には
対称性があるため他の導線対に対しても適用可能である
。同様に、一次巻線を参照した場合、同じ説明が、二次
あるいは三次巻線のような変圧器の他のいずれかの巻線
にも適用可能である。
【0024】前述のように、かつさらに図3に示すよう
に、変圧器の導線10と20とは、負荷電流il と容
量性電流ic の双方を流し、一方導線60、70は、
負荷電流のみを流す。図3において、導線対10と60
並びに20と70とにおいて、変換された負荷電流il
 は、厳密な差動モード電流である。差動電流は、対の
導体における電流の大きさが等しいが、各導体において
は反対方向に流れるように流れる電流である。今の場合
、il は、導線対10と60の各々の導線において大
きさは等しく、導線10においては一方の方向に、導線
60においては反対の方向に流れる。同じことが、導線
対20と70におけるil についてもいえる。差動電
流il と比較して、容量性電流ic は、導線10お
よび20のみにおいて流れるので差動電流ではない。導
線60と70とには容量性電流は流れない。
【0025】導線対における独特の電流配置により、も
し一対の導線に共通モードインピーダンスが導入される
とすれば、容量性電流ic は、抑制されるが、差動モ
ード電流il には何ら影響はない。共通モードインピ
ーダンスを導入する基本的方法は、磁性材料で構成され
た構造体を、共通モード電流を流している導線に著しく
近接させて配置させることである。磁性材料に対する電
磁結合のため、共通モード電流は抑制される。導線に対
する磁性材料の近接度合いは、例えば変圧器の設計にお
ける物理的制約(例えばどの程度の物理的スペースを使
用しうるか)と希望する抑制程度のような多数のファク
タによって変わる。例えば、もし容量性電流の抑制がそ
れ程必要とされないとすれば、磁性材料に対する結合は
それ程緊密でなくともよく、かつ該材料を導電導線にそ
れ程近接させて配置する必要もない。この共通モードイ
ンピーダンスを導入する一方法は、対の導線を、磁性材
料で構成されたトロイドに通すことである。この特定の
実施例を図3に示し、要素80と90とは磁性トロイド
を示す。磁性トロイドが導電導線に近接しているため、
トロイドに磁束が誘導される。導線10の電流il に
よってトロイド80に誘導された磁束は、導線60にお
ける等しいが反対方向の電流il によって誘導された
等しいが反対方向の磁束によって相殺されるので、差動
電流il に対する影響は無い。電流il によって発
生した2つの磁束が相殺されるので、双方の導線におけ
る電流il に対する、正味のインピーダンスは零であ
る。逆に、容量性電流ic は、導線対の一方のみの導
線10を流れるので、ic によって誘導された磁束に
対向する等しいが反対方向の磁束はトロイドには存在し
ない。導線10におけるic によってトロイドに誘導
される磁束は、好ましくない容量性電流icを妨げるこ
とにより抑制するように作用する。
【0026】容量性電流抑制について概念化する別の方
法は図4に示されている。図4において、上方の導体は
、導線10または20のいずれかであり、負荷電流il
 と容量性電流ic の双方を流すものとして示されて
いる。上方の導体における電流ic は、その和がic
 である2つの電流1/2ic と1/2ic とから
なるものとして示されている。下方の導体、導線60ま
たは70のいずれかは、負荷電流il と他の2つの理
論的な電流成分iC D とiCC とを流しているも
のとして示されている。これらの他の2つの電流の各々
の大きさは、1/2ic に等しい。電流iC D は
il と同じ方向を流れ、電流iC C は反対方向に
流れる。導体におけるこれら2つの理論的電流の正味の
電流は零である。対の導体に共通モードインピーダンス
が導入されると、純粋な差動電流il に対する影響は
ない。同様に、導線10または20における1/2ic
 電流の一方と電流iC D とは、それらが差動モー
ド(即ちそれらは大きさは等しいが反対方法に流れる)
であるので共通モードインピーダンスによって影響され
ない。対照的に、導線10または20における他の1/
2iC 成分は、理論電流iC C と同じ方向に流れ
る。これらの2つの電流は、共通モード(即ち同じ方向
に流れ、かつ同じ大きさである)であるため、トロイド
によって導入される共通モードインピーダンスはこれら
の2つの電流を減少させる。
【0027】容量性電流抑制を前述のように分析すると
、共通モードインピーダンスは導線10、20における
容量性電流iC の1/2に対しては何ら影響を与えな
いことに注目されよう。このことは、抑制という用語が
排除の代わりに使用される一理由である。本発明は、容
量性電流を完全に排除しないが著しく抑制する。本発明
の実際の試験において、達成された結果は単なる理論モ
デルの予測以上にはるかに優れたものである。前述の理
論例において示された1/2iC 以上のはるかに大き
い抑制が観察された。抑制が増大することは、現実の世
界における諸要素が理想的でなく、理想モデルで示され
たものと正確に同じく作用しないという事実のためであ
った。これらの結果はさらに、ある分析に対して想定し
た理想条件(例えば、完全な対称性並びに正確に位置決
めされた中心点)が満足されないとしてもその方法の有
効性が著しく損なわれないことを示している。
【0028】前述のように磁性トロイドを用いることの
代案として、共通モードインピーダンスを導入するその
他の数種の方法がある。一般的に、所望のインピーダン
スを導入するいずれかの磁性材料構造で導線対を囲むこ
とができる。例えば、トロイドの代わりに磁性ビーズあ
るいはスリーブを用いることができる。導線の対は、ト
ロイドに関して前述したのと同様の要領でビーズあるい
はスリーブを通される。また、導線対をトロイドに通す
代わりにトロイドに巻きつけることも可能である。導線
をトロイドを通すことにより容量性電流を抑制するのと
同様の要領で、トロイドに導線を巻くことにより共通モ
ードインピーダンスが導入される。同様に、導線は、ト
ロイドの代わりに磁性ロッドに巻き付けることにより同
じ共通モードインピーダンスを導入することができる。 いずれの方法を採るかの選択は、必要なノイズ低減の程
度と、コスト、製作、丈夫さ等の他の要素によって変わ
る。例えば、もしトロイドの一形式のみ使用可能である
とすれば、数個のトロイドを導線に配置させ、磁性材料
の量を増加させ、このため提供されるインピーダンスを
増加させることができる。同様に、トロイドあるいはロ
ッドに巻かれる巻き数がインピーダンスを増加させる。
【0029】これまで説明してきた抑制技術の明確な1
つの利点は、その方法を既存の変圧器に適用しうること
である。分割巻き設計であり、かつその導線がアクセス
可能である変圧器を本発明の設計を用いて後から組込む
ことができる。本発明は、すでに適用されている変圧器
がさらにノイズを低減させる必要があると判明した場合
特に有用である。変圧器を交換したり、あるいはその他
の高価なシールドする技術あるいはろ波技術を試みる代
わりに、前述の技術設計を低コストで容易に実行しうる
。たとえ変圧器が分割巻き設計でなくても、もし巻線に
アクセス可能であるとすれば、巻線を概ね対称的な2つ
の半体に分割し、前述の共通モードインピーダンスの技
術を用いて容量性電流を抑制することができる。もし切
換モード電源の変圧器の巻線がアクセス可能でないとす
れば、寄生電流は、既存変圧器を現在の設計の一つと交
換することにより依然として抑制可能である。この代案
の魅力は少ないものの、切換モード電源全体を取り替え
るよりもはるかに望ましい。
【0030】図6は、本発明による容量性電流抑制を変
圧器に組み入れた電源のブロック線図である。例えば5
0から60ヘルツの単相あるいは三相で、120から2
40ボルトの交流である、あるユーティリティ主電源へ
の接続を図6において記号化したプラグ602で示す。 この交流電源は、適当な整流装置604によって整流さ
れる。その結果の末調整の直流(DC)電力は、ろ波さ
れ、「バルク」コンデンサ606に貯えられ、150か
ら400ボルト(DC)の範囲のバルク電圧を有する。 この末調整の電圧は次いで、調整性を備えたDC−DC
コンバータとして機能する別の回路へ送られる。
【0031】DC−DC変換における最初のステップは
、電力スイッチング回路608により高周波数電力を発
生させることである。寄生容量電流と反射された負荷電
流とが本明細書のいずれかで詳述した関係を有している
コンバータに対しては、電力スイッチング回路は変圧器
に対して対称的な駆動を生ずる。そのような回路の例は
、コンデンサを備えた半ブリッジと図6において608
で示す線図が示す全ブリッジである。スイッチングデバ
イスは、例えばバイポーラトランジスタあるいは電界効
果トランジスタでよい。このデバイスの切換回数は、負
荷620での電圧調整を達成するために、制御回路62
2からの適当な信号630によって決められる。前記デ
バイスの基本的な切換周波数は20キロヘルツから1メ
ガヘルツの範囲である。各々の適用において、特定の動
作値即ち値の範囲は、当該技術分野において周知の各種
の対抗局面を均衡させた技術判断によって決められる。
【0032】電力変圧器610の一次巻線の導線10、
20には対称形の高周波数AC電圧が供給される。本発
明によれば、導線対10、60に共通モードインピーダ
ンス612が現れ、導線対20、70には列の共通モー
ドインピーダンス614が現れて変圧器の寄生容量にお
ける望ましくなり電流の流れを抑制するために、追加の
一次導線60、70が配置されている。変圧器の巻き数
比は、当該技術分野において周知の関係を用いて所望の
負荷電圧を提供するように選定される。
【0033】変圧器の二次巻線における交流電圧は、あ
る整流装置616によって整流される。この装置は、例
えば、図6において線図616の内側で示す全波ブリッ
ジ回路あるいは中心タップされた全波整流器でよい。整
流器の出力は、当該技術分野で周知の方法により設計し
た何らかの適当なフイルタ618によってろ波され、負
荷620にろ波されかつ調整された直流電圧を提供する
【0034】制御回路622は、バルク電圧、負荷電流
および装置特性のような量の変動にかかわらず、出力電
圧を所定値まで調整する閉ループ制御システムの一部で
ある。この制御回路は、電力スイッチング回路608に
おけるスイッチングデバイスの切換タイミングを調整し
て所望の負荷電圧を保つ。この調整は、図6において検
知線624で示すように出力電圧の検出値を用いて実行
される。当該技術分野において周知のより精緻な制御に
より、検知線626で示す出力フイルタにおける若干の
変動を検出し、かつ読知線628で示す一次巻線電流を
検出し得る。閉ループ制御システムが一次巻線電流を検
出するコンバータにおいては、本発明による変圧器は、
検出された信号に望ましくない影響を与える寄生容量性
電流を抑制することにより、制御回路622によって検
出される信号628の質を向上しうる。
【0035】本発明の最後の実施例を図5に示す。この
図から判るように、変圧器のコア自体100は、導線の
対に共通モードインピーダンスを提供するためはに用い
られる。この実施例は、変圧器の初期設計が前述のよう
に後での組み込みを考えずに実行される場合望ましい。 図5における要素30と40とは、変圧器のコア100
の中央脚に巻かれた一次巻線の2つの半体の断面図を示
す。要素110は、コア100の中央脚に同様に巻かれ
た変圧器の二次巻線の断面図である。二次巻線110の
導線の経路付けは、二次巻線の形状がこの設計によって
変わることがないままなので示していない。
【0036】本発明のこの実施例においては、導線の対
10と60とは変圧器のコア100の開口120を通し
て最初の一次巻線半体30から取り出されている。同様
に導線の対20と70とは、開口130を介して変圧器
のコア100を通る。この2つの巻線半体は、導線60
と70とを電気的に接続することにより直列助成形状に
接続されている。導線の対を変圧器のコアに通すことに
より、導電導線の対を磁性材料で囲んだ。この材料は、
望ましい共通モードインピーダンスを導入することによ
り寄生容量性電流を抑制する。
【0037】変圧器の製作局面の間、この設計は、例え
ば開口120、130をE−Eコアの適合面における溝
で形成するようにいずれかの種々の方法で実行しうる。 変圧器の組立ての間、導線の対は、前記面の適合前に溝
に位置させることにより、穿孔あるいはねじ切り作業の
必要性を排除しうる。トロイドあるいは他の磁性材料を
保持するために何ら追加の取付けの金物は必要とされな
いので、この方法は製作を容易にしうる。代替的に、導
線対のための開口は、既存のE−Eコア変圧器に穿孔し
、かつ導線を前述のように形成しうる。
【0038】本発明の特定実施例を示し、かつ説明して
きたが、当該技術分野の専門家には、本発明の真正な精
神と範囲とから逸脱することなく特定の実施例に対する
修正が可能なことが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻線内分布変圧器容量の集中要素モデルを示す
図。
【図2】巻線間分布変圧器容量の集中要素モデルを示す
図。
【図3】本発明による容量性電流の抑制を示す概略図。
【図4】容量性電流の抑制を示す図3の詳細図。
【図5】そのコア構造が本発明による抑制技術を組み入
れている変圧器を示す図。
【図6】本発明による容量性電流抑制を備えた変圧器を
組み入れた電源のブロック線図。
【符号の説明】
10,20:導線、  30,40:巻線半体、  5
0,110:二次巻線、 60,70:導線、  80,90:磁性トロイド、 
 100:コア、 120,130:開孔、  610:電力変圧器、61
2,614:共通モードインピーダンス、  PC:中
心点、

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1つの巻線が実質的に同一
    の第1と第2の部分に分割されており、前記第1と第2
    の巻線部分が直列に電気的に接続されている変圧器であ
    って、2対の導線を有し、第1の対の導線が前記第1の
    巻線部分に電気的に接続され、第2の対の導線が前記第
    2の巻線部分に電気的に接続されている変圧器と、前記
    対の導線の少なくとも一方の共通モード電流に共通モー
    ドインピーダンスを提供するものであって、前記対の導
    線における差動モード電流を妨げられずに流れうるよう
    にする少なくとも1つの磁気結合手段とを備える容量性
    電流抑制システム。
  2. 【請求項2】  前記磁気結合手段が磁性材料からなる
    請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】  前記磁性材料が前記対の導線を囲む請
    求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】  前記磁性材料がトロイド形状である請
    求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】  前記磁性材料がビーズの形状である請
    求項3に記載のシステム。
  6. 【請求項6】  前記磁性材料がスリーブの形状である
    請求項3に記載のシステム。
  7. 【請求項7】  前記対の導線が前記磁気結合手段に巻
    かれている請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】  前記磁気結合手段がトロイド形状であ
    る請求項7に記載のシステム。
  9. 【請求項9】  前記磁気結合手段がロッドの形状であ
    る請求項7に記載のシステム。
  10. 【請求項10】  第1の磁気結合手段が前記第1の対
    の導線に共通モードインピーダンスを提供し、第2の磁
    気結合手段が前記第2の対の導線に共通モードインピー
    ダンスを提供する請求項1に記載のシステム。
  11. 【請求項11】  変圧器と、実質的に同一の第1と第
    2の2つの部分に分割されている前記変圧器の少なくと
    も1つの巻線であって、前記の第1の巻線部分は第1と
    第2の導線を有し、前記第1と第2の導線が第1の対の
    導線を形成し、前記の第2の巻線部分が第3の導線と第
    4の導線とを有し、前記第3と第4の導線が第2の対の
    導線を形成し、前記第2の導線と第3の導線とが電気的
    に接続されることによって前記の第1と第2の巻線部分
    が直列に接続されている少なくとも1つの巻線と、前記
    対の導線の少なくとも一方に実質的に近接している磁性
    材料であって、前記対の導線に共通モードインピーダン
    スを提供することによって前記対の導線の前記容量性電
    流が抑制される磁性材料とを備える容量性電流を抑制す
    るシステム。
  12. 【請求項12】  前記磁性材料が前記対の導線を囲む
    請求項11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】  前記対の導線が前記磁性材料に巻か
    れている請求項11に記載のシステム。
  14. 【請求項14】  変圧器の容量性電流を抑制するシス
    テムにおいて、前記変圧器が磁性材料のコアを有し、前
    記変圧器の少なくとも1つの巻線が実質的に同一の第1
    と第2の2つの部分に分割され、前記の第1の巻線部分
    が第1の対の導線を有し、前記の第2の巻線部分が第2
    の対の導線を有し、前記の第1と第2の巻線部分が直列
    に電気的に接続され、前記コアがそこを貫通している少
    なくとも第1の開口を有し、前記対の導線の少なくとも
    一方が前記コアの第1の開口を通して延び、前記コアが
    前記対の導線の共通モード電流に共通モードインスーダ
    ンスを提供し、前記コアがさらに前記対の導線における
    差動電流を妨げられずに流れるようにする、変圧器の容
    量性電流を抑制するシステム。
  15. 【請求項15】  前記第1の対の導線が前記コアの前
    記第1の開口を通って延在し、前記第2の対の導線が前
    記コアの第2の開口を通って延在し、前記コアは前記第
    1と第2の対の導線の双方に対して共通モードインピー
    ダンスを提供する請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】  変圧器の容量性電流を抑制する方法
    において、前記変圧器の少なくとも1つの巻線を実質的
    に同一の2つの部分に分割し、第1の対の導線を前記の
    第1の巻線部分に接続し、第2の対の導線を前記の第2
    の巻線部分に接続し、前記の第1の巻線部分を前記の第
    2の巻線部分に助成接続し、磁性材料を前記対の導線の
    少なくとも一方に実質的に近接して位置決めすることに
    より前記磁性材料が前記対の導線に共通モードインピー
    ダンスを提供することにより前記対の導線の容量性電流
    を抑制するステップを含む、容量性電流を抑制する方法
  17. 【請求項17】  前記対の導線を前記磁性材料で囲む
    ステップをさらに含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】  前記対の導線を前記磁性材料の周り
    に巻くステップをさらに含む請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】  低周波数の交流を高周波数の交流に
    交換する第1の変換手段と、前記高周波数交流を入力と
    して有し、変換された高周波数交流を出力として提供す
    る変圧器であって、実質的に同一の第1と第2の部分に
    分割された少なくとも1つの巻線を有し、前記の第1と
    第2の巻線部分が直列に接続され、前記の巻線部分の各
    々に一対の導線が接続されている変圧器と、前記対の導
    線の少なくとも一方における共通モード電流に共通モー
    ドインピーダンスを提供し、かつ前記対の導線において
    差動電流を妨げられずに流れうるようにした少なくとも
    1つの磁気結合手段と、前記変圧器の出力に接続され、
    前記の変換された高周波数交流を直流に変換する第2の
    変換手段とを備える、容量性電流を低減した電源。
  20. 【請求項20】  前記第1と第2の変換手段に接続さ
    れ、前記直流を調整する制御手段をさらに含む請求項1
    9に記載の電源。
  21. 【請求項21】  前記第1の変換手段はさらに、交流
    主電力に接続され、整流された直流を提供する第1の整
    流手段と、前記の整流された直流を蓄積するバルク蓄積
    手段と、前記バルク蓄積手段に接続され、前記高周波数
    交流を前記変圧器に供給するスイッチング手段とを含む
    請求項19に記載の電源。
  22. 【請求項22】  前記第2の変換手段はさらに、前記
    変圧器の出力側に接続された第2の電流手段と、前記第
    2の整流手段に続き、前記直流をろ波する手段を含む請
    求項19に記載の電源。
  23. 【請求項23】  前記磁気結合手段が磁性材料からな
    る請求項19に記載の電源。
  24. 【請求項24】  前記磁性材料が前記対の導線を囲む
    請求項23に記載の電源。
  25. 【請求項25】  前記磁性材料がトロイド形状である
    請求項24に記載の電源。
  26. 【請求項26】  前記磁性材料がビーズの形状である
    請求項24に記載の電源。
  27. 【請求項27】  前記磁性材料がスリーブの形状であ
    る請求項24に記載の電源。
  28. 【請求項28】  前記対の導線が前記磁気結合手段に
    巻かれている請求項19に記載の電源。
  29. 【請求項29】  前記磁気結合手段がトロイド形状で
    ある請求項28に記載の電源。
  30. 【請求項30】  前記磁気結合手段がロッドの形状で
    ある請求項28に記載の電源。
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