JPH04321573A - スタッド付タイルおよびその製造方法 - Google Patents
スタッド付タイルおよびその製造方法Info
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Landscapes
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- Coke Industry (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱、耐摩耗用の導電材
料のくぼみ部にスタッド用芯金を設けたスタッド付タイ
ルおよびその製造法に関するものである。
料のくぼみ部にスタッド用芯金を設けたスタッド付タイ
ルおよびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図3(a)に示す如くコークス
炉ガイド車9においては、コークス炉で焼成された赤熱
コークス(約800℃程度)13を受けるために、その
車内に耐熱、耐摩耗用のタイルが張られている。そのタ
イルは高温で使用されるために、タイルと敷鉄板12と
の接合には水ガラスや燐酸塩等をバインダーとしたセラ
ミック系接着剤では接合強度が1Kg/mm2 以下で
強度的に弱く不適であった。また、スタッド溶接で直接
敷鉄板に接合するとタイルは高硬度(Hv500以上)
で靭性がないために、接合時の熱衝撃によってその周辺
が破損していた。したがって、図2に示すように、タイ
ル母材1の周囲をクランプ状にした鉄板をかしめ、その
四隅を溶接した金属ケース8によって、タイル母材1を
保護していた。そのタイル母材1を保護している金属ケ
ース8の先端部にアークを発生させ、敷鉄板に溶着接合
させる方法が採られていた。
炉ガイド車9においては、コークス炉で焼成された赤熱
コークス(約800℃程度)13を受けるために、その
車内に耐熱、耐摩耗用のタイルが張られている。そのタ
イルは高温で使用されるために、タイルと敷鉄板12と
の接合には水ガラスや燐酸塩等をバインダーとしたセラ
ミック系接着剤では接合強度が1Kg/mm2 以下で
強度的に弱く不適であった。また、スタッド溶接で直接
敷鉄板に接合するとタイルは高硬度(Hv500以上)
で靭性がないために、接合時の熱衝撃によってその周辺
が破損していた。したがって、図2に示すように、タイ
ル母材1の周囲をクランプ状にした鉄板をかしめ、その
四隅を溶接した金属ケース8によって、タイル母材1を
保護していた。そのタイル母材1を保護している金属ケ
ース8の先端部にアークを発生させ、敷鉄板に溶着接合
させる方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この金
属ケース付タイルはタイル母材1をクランプ状に保護す
るために、金属ケース8の材料としては曲げ加工性の良
い鉄板等が使用される。この鉄板は硬度が通常Hv10
0〜150程度で耐摩耗性を有していないために、タイ
ルのすき間に入り込んだコークス屑によって擦られ、こ
の鉄板部がタイル母材部よりも優先的に摩耗される。こ
の金属ケース8の内部においては、タイルと接触はして
いるものの、溶着接合はされていない。そのために、こ
の金属ケース8が摩耗により破損するとタイル母材部1
が抜けて敷鉄板から剥離してくる。
属ケース付タイルはタイル母材1をクランプ状に保護す
るために、金属ケース8の材料としては曲げ加工性の良
い鉄板等が使用される。この鉄板は硬度が通常Hv10
0〜150程度で耐摩耗性を有していないために、タイ
ルのすき間に入り込んだコークス屑によって擦られ、こ
の鉄板部がタイル母材部よりも優先的に摩耗される。こ
の金属ケース8の内部においては、タイルと接触はして
いるものの、溶着接合はされていない。そのために、こ
の金属ケース8が摩耗により破損するとタイル母材部1
が抜けて敷鉄板から剥離してくる。
【0004】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とする。
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決したものであり、その要旨は、導電材料からなるタイ
ル母材1のくぼみ部5にスタッド用芯金3をかしめ状態
で設けたことを特徴とするスタッド付タイル。導電材料
からなるタイル母材1にくぼみ部5を設け、該くぼみ部
5に自溶合金材等の接合材2を充填し、その上からスタ
ッド用芯金3を圧下によりかしめることによって、該ス
タッド芯金3の側面とタイル母材1のくぼみ部側面のク
リアランス6を消滅させた後に、前記接合材2の溶融温
度以上の温度で拡散接合により接合せしめることを特徴
とするスタッド付タイルの製造方法。である。
決したものであり、その要旨は、導電材料からなるタイ
ル母材1のくぼみ部5にスタッド用芯金3をかしめ状態
で設けたことを特徴とするスタッド付タイル。導電材料
からなるタイル母材1にくぼみ部5を設け、該くぼみ部
5に自溶合金材等の接合材2を充填し、その上からスタ
ッド用芯金3を圧下によりかしめることによって、該ス
タッド芯金3の側面とタイル母材1のくぼみ部側面のク
リアランス6を消滅させた後に、前記接合材2の溶融温
度以上の温度で拡散接合により接合せしめることを特徴
とするスタッド付タイルの製造方法。である。
【0006】
【作用および実施例】本発明は導電性を有する材料から
なるタイル裏面にくぼみ部を設け、そのくぼみ部に接合
材を入れスタッド用芯金3をかしめることにより、スタ
ッド用芯金3とくぼみ部5側面のクリアランスが消滅し
、かつ、接合材2となる粉末層を高密度化にすることが
できるので、スタッド用芯金3とタイル母材1を強固に
接合できるスタッド付タイル11およびその製造方法で
ある。
なるタイル裏面にくぼみ部を設け、そのくぼみ部に接合
材を入れスタッド用芯金3をかしめることにより、スタ
ッド用芯金3とくぼみ部5側面のクリアランスが消滅し
、かつ、接合材2となる粉末層を高密度化にすることが
できるので、スタッド用芯金3とタイル母材1を強固に
接合できるスタッド付タイル11およびその製造方法で
ある。
【0007】図1(a)は実施例スタッド付タイルを示
し、導電性を有する材料、例えば高クロム系粉末(2.
5%C−20%Cr−Fe基:150μm以下:Hv6
00〜700)をメカプレスにより成形し、焼結したス
タッド付タイル(25mm幅×25mm長さ×10mm
厚み)を示すもので、図1(b)のように導電材料1の
中央にφ13mm×5mm深さのくぼみ部5を設ける。 その底部には接合材2となる40μm以下の自溶合金粉
末(MSFNi2)を1mm程度スタンプして充填する
。その上にスタッド用芯金3をのせ、あらかじめ幅1.
5mm、高さ0.7mmのリング状(内径8mm)のか
しめ圧痕部4を設け、かしめ用金型を取り付けたプレス
を用いて、荷重1tonの加圧によりスタッド用芯金3
に圧痕を付けながら接合材2を圧縮し高密度化にする。 この際、スタッド用芯金3がくぼみ部5に簡便に挿入し
やすくするために、スタッド芯金3とタイル母材1のく
ぼみ部5との間に0.2〜0.3mmのクリアランスを
設けた。その後、1150℃、180MPaでHIP処
理することにより、拡散接合したコークス炉ガイド車用
敷鉄板のスタッド付タイルを製造する。この加圧拡散接
合によって形成された接合層2は、本実施例では写真図
1(c)の金属組織を示す顕微鏡に示すようにポア等の
欠陥のない均一な接合層2を得ることができた。また、
スタッド用芯金3は、スタッド溶接時にスタッド用芯金
3の溶けた部分が飛散してくるのを受け止める受け溝7
を、あらかじめ機械加工しなくても、プレスでかしめる
ときにそのかしめ圧痕部4が受け溝7を兼ねることがで
きた。
し、導電性を有する材料、例えば高クロム系粉末(2.
5%C−20%Cr−Fe基:150μm以下:Hv6
00〜700)をメカプレスにより成形し、焼結したス
タッド付タイル(25mm幅×25mm長さ×10mm
厚み)を示すもので、図1(b)のように導電材料1の
中央にφ13mm×5mm深さのくぼみ部5を設ける。 その底部には接合材2となる40μm以下の自溶合金粉
末(MSFNi2)を1mm程度スタンプして充填する
。その上にスタッド用芯金3をのせ、あらかじめ幅1.
5mm、高さ0.7mmのリング状(内径8mm)のか
しめ圧痕部4を設け、かしめ用金型を取り付けたプレス
を用いて、荷重1tonの加圧によりスタッド用芯金3
に圧痕を付けながら接合材2を圧縮し高密度化にする。 この際、スタッド用芯金3がくぼみ部5に簡便に挿入し
やすくするために、スタッド芯金3とタイル母材1のく
ぼみ部5との間に0.2〜0.3mmのクリアランスを
設けた。その後、1150℃、180MPaでHIP処
理することにより、拡散接合したコークス炉ガイド車用
敷鉄板のスタッド付タイルを製造する。この加圧拡散接
合によって形成された接合層2は、本実施例では写真図
1(c)の金属組織を示す顕微鏡に示すようにポア等の
欠陥のない均一な接合層2を得ることができた。また、
スタッド用芯金3は、スタッド溶接時にスタッド用芯金
3の溶けた部分が飛散してくるのを受け止める受け溝7
を、あらかじめ機械加工しなくても、プレスでかしめる
ときにそのかしめ圧痕部4が受け溝7を兼ねることがで
きた。
【0008】一方、図3に示す如くコークス炉ガイド車
9の敷鉄板12にスタッド付タイル11を取り付け、赤
熱コークス13をコークス炉ガイド車9から消化車10
に移動する過程においてその評価を行った。本発明材は
従来材に比べ表1に示すようにタイル側面部も高硬度に
なり、かつ品質の信頼性が高い。従来のクランプ状保護
による金属ケースに相当する部分が、本実施例では耐摩
耗性を有する高硬度タイルの側面になり、コークス粉を
直接すき間で受けても分割されるようなことがなくなっ
た。
9の敷鉄板12にスタッド付タイル11を取り付け、赤
熱コークス13をコークス炉ガイド車9から消化車10
に移動する過程においてその評価を行った。本発明材は
従来材に比べ表1に示すようにタイル側面部も高硬度に
なり、かつ品質の信頼性が高い。従来のクランプ状保護
による金属ケースに相当する部分が、本実施例では耐摩
耗性を有する高硬度タイルの側面になり、コークス粉を
直接すき間で受けても分割されるようなことがなくなっ
た。
【0009】
【表1】
【0010】以上、本発明のものは金属ケース8を必要
とせず、スタッド用芯金3を耐摩耗性タイルのなかにか
しめ溶着しているので、従来のものに比べ接合性が大幅
に改善されている。さらには、かしめ圧痕部4がスタッ
ド溶接時の飛散材を受ける溝を兼用できるので、スタッ
ド用芯金3にあらかじめ機械による溝加工をする必要が
なくなる。
とせず、スタッド用芯金3を耐摩耗性タイルのなかにか
しめ溶着しているので、従来のものに比べ接合性が大幅
に改善されている。さらには、かしめ圧痕部4がスタッ
ド溶接時の飛散材を受ける溝を兼用できるので、スタッ
ド用芯金3にあらかじめ機械による溝加工をする必要が
なくなる。
【0011】
【発明の効果】本発明のスタッド付タイルはスタッド用
芯金をタイル母材の中に、接合材を介し、高温高圧下で
拡散接合しているため、以下の効果がある。
芯金をタイル母材の中に、接合材を介し、高温高圧下で
拡散接合しているため、以下の効果がある。
【0012】まず、タイルの側面には保護金属ケースを
必要としないために、コークス屑による摩耗破損がなく
なった。
必要としないために、コークス屑による摩耗破損がなく
なった。
【0013】つぎに、スタッド用芯金をかしめることに
より、スタッド用芯金と導電材料のくぼみ部側面が密着
しギャップがなくなり、スタッド用芯金が脱落しにくく
なる。
より、スタッド用芯金と導電材料のくぼみ部側面が密着
しギャップがなくなり、スタッド用芯金が脱落しにくく
なる。
【0014】また、接合材を高密度に圧縮し中間層内の
エアーを脱気しているので、中間層のポア等が消滅し、
中間層が密になり接合する。
エアーを脱気しているので、中間層のポア等が消滅し、
中間層が密になり接合する。
【図1】(a)は本発明により接合した導電材料製のス
タッド付タイルの実施例を示す図。 (b)はそのタイルとなる導電材料のくぼみ部を示す図
。 (c)は本発明の接合部の断面状態の金属組織(倍率1
00倍)を示す顕微鏡写真。
タッド付タイルの実施例を示す図。 (b)はそのタイルとなる導電材料のくぼみ部を示す図
。 (c)は本発明の接合部の断面状態の金属組織(倍率1
00倍)を示す顕微鏡写真。
【図2】従来より接合していたスタッド付タイルの一例
を示す断面図。
を示す断面図。
【図3】(a)はコークス炉ガイド車および消火車を示
す図。 (b)はコークスガイド車のスタッド付タイルを取り付
けた敷鉄板の断面を示す図。
す図。 (b)はコークスガイド車のスタッド付タイルを取り付
けた敷鉄板の断面を示す図。
1…タイル母材
2…接合材(中間層、接合層) 3…スタッド用芯金
4…かしめ圧痕部 5…くぼみ部
6…くぼみ部側面のクリアランス 7…受け溝
8…金属ケース9…コークス炉ガイド車
10…消火車11…スタッド付
タイル 12…敷鉄板13
…赤熱コークス
2…接合材(中間層、接合層) 3…スタッド用芯金
4…かしめ圧痕部 5…くぼみ部
6…くぼみ部側面のクリアランス 7…受け溝
8…金属ケース9…コークス炉ガイド車
10…消火車11…スタッド付
タイル 12…敷鉄板13
…赤熱コークス
Claims (2)
- 【請求項1】 導電材料からなるタイル母材1のくぼ
み部5にスタッド用芯金3をかしめ状態で設けたことを
特徴とするスタッド付タイル。 - 【請求項2】 導電材料からなるタイル母材1にくぼ
み部5を設け、該くぼみ部5に自溶合金材等の接合材2
を充填し、その上からスタッド用芯金3を圧下によりか
しめることによって、該スタッド芯金3の側面とタイル
母材1のくぼみ部側面のクリアランス6を消滅させた後
に、前記接合材2の溶融温度以上の温度で拡散接合によ
り接合せしめることを特徴とするスタッド付タイルの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092239A JP2563687B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | スタッド付タイルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3092239A JP2563687B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | スタッド付タイルおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04321573A true JPH04321573A (ja) | 1992-11-11 |
JP2563687B2 JP2563687B2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=14048888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3092239A Expired - Lifetime JP2563687B2 (ja) | 1991-04-23 | 1991-04-23 | スタッド付タイルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563687B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115945541A (zh) * | 2023-03-09 | 2023-04-11 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种隔热瓦片铸件矫形模具 |
-
1991
- 1991-04-23 JP JP3092239A patent/JP2563687B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115945541A (zh) * | 2023-03-09 | 2023-04-11 | 中国航发四川燃气涡轮研究院 | 一种隔热瓦片铸件矫形模具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2563687B2 (ja) | 1996-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960723 |