JPH0431918Y2 - - Google Patents
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- JPH0431918Y2 JPH0431918Y2 JP8333085U JP8333085U JPH0431918Y2 JP H0431918 Y2 JPH0431918 Y2 JP H0431918Y2 JP 8333085 U JP8333085 U JP 8333085U JP 8333085 U JP8333085 U JP 8333085U JP H0431918 Y2 JPH0431918 Y2 JP H0431918Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- brake
- pin
- flange portion
- sealing film
- Prior art date
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 14
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 13
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 11
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 241000256259 Noctuidae Species 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
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- Braking Arrangements (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、航空機に搭載して該航空機から投下
する制動翼付投下物における該制動翼の固縛装置
の解放を遅延せしめて制動翼を開傘する制動翼開
傘遅延装置に関する。
する制動翼付投下物における該制動翼の固縛装置
の解放を遅延せしめて制動翼を開傘する制動翼開
傘遅延装置に関する。
従来、航空機の翼下パイロン等に懸吊し、随時
海上等に投下して展張させ浮標として使用する制
動翼付投下物については例えば実公昭55−38800
号公報等に見られるが、投下直後に開傘する制動
翼と投下母機との干渉をさける開傘遅延装置につ
いては、全く開示されていなかつた。
海上等に投下して展張させ浮標として使用する制
動翼付投下物については例えば実公昭55−38800
号公報等に見られるが、投下直後に開傘する制動
翼と投下母機との干渉をさける開傘遅延装置につ
いては、全く開示されていなかつた。
本考案は、制動翼付投下物における制動翼の開
傘を投下後一定時間遅延して母機の干渉を回避し
飛行の安全を図るために、制動翼を固定するロツ
ク機構を有するリリースバンドに、軽量で構造も
簡単であり、しかも、確実に作動する開傘遅延装
置を設けようとするものである。
傘を投下後一定時間遅延して母機の干渉を回避し
飛行の安全を図るために、制動翼を固定するロツ
ク機構を有するリリースバンドに、軽量で構造も
簡単であり、しかも、確実に作動する開傘遅延装
置を設けようとするものである。
上記の問題点を解決するために、本考案に係る
遅延装置は、リリースバンドの一端に装着され
て、封止膜によつて封止されたオリフイスを設け
たピストンと、このピストンによつて仕切られて
内部に適宜の流体が充填されている流体室と、前
記封止膜を破るための撃針を有する撃棒とを具備
し、さらに、外側からスプリングで押圧されてい
るシリンダと、このシリンダの一端に係合してリ
リースバンドをロツクするため該バンドの他端側
に設けられるピンと、前記シリンダの外筒に嵌裝
されるスプリングを圧縮状態で抱持するストツパ
部材を備えて、シリンダとストツパ部材との係合
を解除することにより撃針が封止膜を破り、オリ
フイスから流体室の流体を徐々に放出させてシリ
ンダとピストンの係合を解き、一定時間遅延して
制動翼の開傘を可能ならしめるようにしたもので
ある。
遅延装置は、リリースバンドの一端に装着され
て、封止膜によつて封止されたオリフイスを設け
たピストンと、このピストンによつて仕切られて
内部に適宜の流体が充填されている流体室と、前
記封止膜を破るための撃針を有する撃棒とを具備
し、さらに、外側からスプリングで押圧されてい
るシリンダと、このシリンダの一端に係合してリ
リースバンドをロツクするため該バンドの他端側
に設けられるピンと、前記シリンダの外筒に嵌裝
されるスプリングを圧縮状態で抱持するストツパ
部材を備えて、シリンダとストツパ部材との係合
を解除することにより撃針が封止膜を破り、オリ
フイスから流体室の流体を徐々に放出させてシリ
ンダとピストンの係合を解き、一定時間遅延して
制動翼の開傘を可能ならしめるようにしたもので
ある。
以下、図面を参照し実施例に基づいて本考案を
説明する。
説明する。
第1図は、本考案に係る制動翼付投下物を航空
機に搭載する状態を示す説明図である。
機に搭載する状態を示す説明図である。
制動翼付投下物1は、ラグ3,3によつて航空
機の翼下パイロン2,2に内蔵されるラツク(図
示せず)に係合して懸吊され、その後端には複数
個の制動翼4,4,…を有し、運搬時には開かれ
ないようにリリースバンド5で固縛されて、固縛
状態を第2図に示すアーミングワイヤ6により保
持しているが、ストア投下時に、ストア1のラグ
3,3とともにアーミングワイヤ6(本明細書に
おいて、アーミングワイヤとは、本考案に係る遅
延装置から抜脱することにより、非作動状態を解
除する針金状物をいう。)がパイロン2,2のラ
ツクからはずれ、リリースバンド5の固縛が解除
される。
機の翼下パイロン2,2に内蔵されるラツク(図
示せず)に係合して懸吊され、その後端には複数
個の制動翼4,4,…を有し、運搬時には開かれ
ないようにリリースバンド5で固縛されて、固縛
状態を第2図に示すアーミングワイヤ6により保
持しているが、ストア投下時に、ストア1のラグ
3,3とともにアーミングワイヤ6(本明細書に
おいて、アーミングワイヤとは、本考案に係る遅
延装置から抜脱することにより、非作動状態を解
除する針金状物をいう。)がパイロン2,2のラ
ツクからはずれ、リリースバンド5の固縛が解除
される。
第2図は、リリースバンド5の端部に装着され
るロツク機構における遅延装置を示す拡大横断面
図である。リリースバンド5には、該バンドの長
手方向に、逆π字状に形成される架台7が固設さ
れ、架台7の内側フランジ部7Aには、該バンド
の長手方向に帽子状に形成されるシリンダ8が挿
通される。このシリンダには、中間で前後に分割
されその境目に封止膜9を介在させて前・後部室
に仕切られ、各部屋が該仕切部に螺合し、後部屋
側には、オリフイス10を形成するピストン11
を嵌挿し、密閉された内部が流体室12に形成さ
れ、該室には流体が充填されている。また、その
前部屋側には、その最後端が前記封止膜9を破る
ために尖鋭に形成される撃針13Aを有し、ま
た、その中間部が前記シリンダ8の内腔に蓋をす
る如くツバ状に形成され、また、前端部が円板状
で該前端部の外周に雄ネジを有するフランジで形
成される撃棒13を嵌装している。この撃棒のフ
ランジ部が前記架台7の外側フランジ部7Bに螺
合され、撃棒13のツバ部13Bとシリンダ8の
内腔部及び架台7の内側フランジ部7Aとシリン
ダ8の外筒部とが摺動可能に軸止されるととも
に、シリンダ8の外筒部には架台7の内側フラン
ジ部7Aとシリンダ8の帽子状のつば部8Aとの
間に縮設されて、シリンダ8を架台7の外側フラ
ンジ部7B側に押圧するスプリング14が外嵌さ
れ、またT字形をなしその中間部でシリンダ8の
ツバ部8Aを係止する爪15Aを有する板状のス
トツパ部材15を配設し、前記架台7の内・外側
フランジ部7A,7Bの上端間に横架されてその
両端部をセーフテイピン16及びヒンジ17によ
り該両側フランジ部上端に夫々軸着されている。
さらに、架台7の外側フランジ部7B側の底部及
びストツパ部材15の最端部は、夫々アーミング
ワイヤ6及びリンクピン19によつて軸止されて
いる。
るロツク機構における遅延装置を示す拡大横断面
図である。リリースバンド5には、該バンドの長
手方向に、逆π字状に形成される架台7が固設さ
れ、架台7の内側フランジ部7Aには、該バンド
の長手方向に帽子状に形成されるシリンダ8が挿
通される。このシリンダには、中間で前後に分割
されその境目に封止膜9を介在させて前・後部室
に仕切られ、各部屋が該仕切部に螺合し、後部屋
側には、オリフイス10を形成するピストン11
を嵌挿し、密閉された内部が流体室12に形成さ
れ、該室には流体が充填されている。また、その
前部屋側には、その最後端が前記封止膜9を破る
ために尖鋭に形成される撃針13Aを有し、ま
た、その中間部が前記シリンダ8の内腔に蓋をす
る如くツバ状に形成され、また、前端部が円板状
で該前端部の外周に雄ネジを有するフランジで形
成される撃棒13を嵌装している。この撃棒のフ
ランジ部が前記架台7の外側フランジ部7Bに螺
合され、撃棒13のツバ部13Bとシリンダ8の
内腔部及び架台7の内側フランジ部7Aとシリン
ダ8の外筒部とが摺動可能に軸止されるととも
に、シリンダ8の外筒部には架台7の内側フラン
ジ部7Aとシリンダ8の帽子状のつば部8Aとの
間に縮設されて、シリンダ8を架台7の外側フラ
ンジ部7B側に押圧するスプリング14が外嵌さ
れ、またT字形をなしその中間部でシリンダ8の
ツバ部8Aを係止する爪15Aを有する板状のス
トツパ部材15を配設し、前記架台7の内・外側
フランジ部7A,7Bの上端間に横架されてその
両端部をセーフテイピン16及びヒンジ17によ
り該両側フランジ部上端に夫々軸着されている。
さらに、架台7の外側フランジ部7B側の底部及
びストツパ部材15の最端部は、夫々アーミング
ワイヤ6及びリンクピン19によつて軸止されて
いる。
なお、ストツパ部材15をロツクするには、ア
ーミングワイヤ6は投下物1を航空機に装着する
とき挿通されているので、投下物が航空機に装着
されていないとき即ちリンク18の端部がアーミ
ングワイヤ6によつて架台7の外側フランジ部7
B側の底部に軸着されていない状態のときには、
セーフテイピン16が併用され、飛行直前に該ピ
ンを引抜きアーミングワイヤ6のみでロツクする
こととなる。投下物が投下されてアーミングワイ
ヤ6がはずれると、リンク18と架台7との軸止
が解かれ、シリンダ8外筒部に外嵌されるスプリ
ング14の押圧によつてストツパ部材15がヒン
ジ17を支点として上方に回動し、直ちに、シリ
ンダ8が左方に摺動する構成となつている。
ーミングワイヤ6は投下物1を航空機に装着する
とき挿通されているので、投下物が航空機に装着
されていないとき即ちリンク18の端部がアーミ
ングワイヤ6によつて架台7の外側フランジ部7
B側の底部に軸着されていない状態のときには、
セーフテイピン16が併用され、飛行直前に該ピ
ンを引抜きアーミングワイヤ6のみでロツクする
こととなる。投下物が投下されてアーミングワイ
ヤ6がはずれると、リンク18と架台7との軸止
が解かれ、シリンダ8外筒部に外嵌されるスプリ
ング14の押圧によつてストツパ部材15がヒン
ジ17を支点として上方に回動し、直ちに、シリ
ンダ8が左方に摺動する構成となつている。
一方、リリースバンド5の一端5A側に固設さ
れた架台7の切欠き溝7Cとシリンダ8を介して
ロツクする円弧断面を有するピン20がシリンダ
8と直交してリリースバンド5の他端5Bに取付
金具21を介して固設される。このピン20は架
台7の内側フランジ部7A底部に、シリンダ8の
長手方向に対してピン20が斜上後方に抜けるよ
うに設けた切欠き溝7Cと、前記シリンダ8の後
方室底部8Bとの間に係止されており、前記スト
ツパ部材15の上方への回動に該部材の爪部15
Aによるシリンダ8の係止が解除されて該シリン
ダが左方へ摺動すると、ピン20との係止が解か
れリリースバンドの係合がはずれる構成となつて
いる。
れた架台7の切欠き溝7Cとシリンダ8を介して
ロツクする円弧断面を有するピン20がシリンダ
8と直交してリリースバンド5の他端5Bに取付
金具21を介して固設される。このピン20は架
台7の内側フランジ部7A底部に、シリンダ8の
長手方向に対してピン20が斜上後方に抜けるよ
うに設けた切欠き溝7Cと、前記シリンダ8の後
方室底部8Bとの間に係止されており、前記スト
ツパ部材15の上方への回動に該部材の爪部15
Aによるシリンダ8の係止が解除されて該シリン
ダが左方へ摺動すると、ピン20との係止が解か
れリリースバンドの係合がはずれる構成となつて
いる。
次に、リリースバンド5の装着について説明す
る。予め、シリンダ8の流体室12に流体を充填
してピストン11で蓋をする如く装填したのち、
封止膜9を挟む状態でシリンダ8の前部と後部と
を螺合し、まず、リリースバンドを投下物に巻き
つける。ついで、スプリング14を外嵌するシリ
ンダ8を架台7の内・外側両フランジ7A,7B
間に上方から後方に移行させながら、架台7の内
側フランジ7A部孔に嵌挿する。続いて、架台7
の内側フランジ7Aにストツパ部材15をヒンジ
17で軸着し、シリンダ8のツバ部をスプリング
14の弾撥力に抗して縮めながらストツパ部材の
爪部15Aに係止させ、さらに、架台7の外側フ
ランジ部7Bにセーフテイピン16を挿入して軸
着する。
る。予め、シリンダ8の流体室12に流体を充填
してピストン11で蓋をする如く装填したのち、
封止膜9を挟む状態でシリンダ8の前部と後部と
を螺合し、まず、リリースバンドを投下物に巻き
つける。ついで、スプリング14を外嵌するシリ
ンダ8を架台7の内・外側両フランジ7A,7B
間に上方から後方に移行させながら、架台7の内
側フランジ7A部孔に嵌挿する。続いて、架台7
の内側フランジ7Aにストツパ部材15をヒンジ
17で軸着し、シリンダ8のツバ部をスプリング
14の弾撥力に抗して縮めながらストツパ部材の
爪部15Aに係止させ、さらに、架台7の外側フ
ランジ部7Bにセーフテイピン16を挿入して軸
着する。
また、撃棒13を架台7の外側フランジ部7B
前方よりシリンダ8内腔へ後方に移行させながら
外側フランジ部7Bに螺合させてシリンダ8内腔
に嵌挿し、最後にストツパ部材15の他端にリン
クピン20を挿入してリンク18を軸着するとリ
リースバンドの装着が完了し、投下物を航空機に
装着できることとなる。装着時には、アーミング
ワイヤ6をリンク18に挿通し、航空機の飛行直
前に、セーフテイピン16を抜くと投下物を投下
できる状態となる。
前方よりシリンダ8内腔へ後方に移行させながら
外側フランジ部7Bに螺合させてシリンダ8内腔
に嵌挿し、最後にストツパ部材15の他端にリン
クピン20を挿入してリンク18を軸着するとリ
リースバンドの装着が完了し、投下物を航空機に
装着できることとなる。装着時には、アーミング
ワイヤ6をリンク18に挿通し、航空機の飛行直
前に、セーフテイピン16を抜くと投下物を投下
できる状態となる。
なお、投下から開傘までの、遅延時間は、スプ
リング14の特性、オリフイス10の形状及び直
径、或いは、使用流体の種類等によつて決まる
が、これらの要素を所定の計算式及び実験的検証
によつて適宜調整して、所望の遅延時間に設定す
ることができる。
リング14の特性、オリフイス10の形状及び直
径、或いは、使用流体の種類等によつて決まる
が、これらの要素を所定の計算式及び実験的検証
によつて適宜調整して、所望の遅延時間に設定す
ることができる。
続いて、リリースバンドの開放動作について説
明する。航空機より投下物が投下されると、アー
ミングワイヤ6がはずれて、架台7からリンク1
8の軸支がはずれる。その結果、スプリング14
の弾撥力によつて、シリンダ8のツバ部8Aがス
トツパ部材15の爪部15Aを上方に跳ねあげ、
ストツパ部材15の一端のヒンジ17を中心とし
てリンク18とストツパ部材15とが一体となつ
て上方に回動しスプリング14の押圧が解かれ、
その弾撥力によつてシリンダ8が前方に移動し始
め、かくして、撃棒13の撃針13Aによつて封
止膜9が破られるとともに、ピストン11が後方
に押され、シリンダ8後部屋の流体がオリフイス
10からシリンダ8前部屋に徐々に流出しなが
ら、シリンダ8全体が前方に移動し、シリンダ8
の後端がピン20の円弧断面を過ぎると、ピン2
0の係止が解かれ、遂には、リリースバンドの張
力により該バンドの他端のピン20が架台7の内
側フランジ部7Aの切欠き溝7Cからはずれる。
この動作は一定時間のうちに行われて、リリース
バンドが投下物から分離することとなる。第5図
には制動翼の開傘状態が示される。
明する。航空機より投下物が投下されると、アー
ミングワイヤ6がはずれて、架台7からリンク1
8の軸支がはずれる。その結果、スプリング14
の弾撥力によつて、シリンダ8のツバ部8Aがス
トツパ部材15の爪部15Aを上方に跳ねあげ、
ストツパ部材15の一端のヒンジ17を中心とし
てリンク18とストツパ部材15とが一体となつ
て上方に回動しスプリング14の押圧が解かれ、
その弾撥力によつてシリンダ8が前方に移動し始
め、かくして、撃棒13の撃針13Aによつて封
止膜9が破られるとともに、ピストン11が後方
に押され、シリンダ8後部屋の流体がオリフイス
10からシリンダ8前部屋に徐々に流出しなが
ら、シリンダ8全体が前方に移動し、シリンダ8
の後端がピン20の円弧断面を過ぎると、ピン2
0の係止が解かれ、遂には、リリースバンドの張
力により該バンドの他端のピン20が架台7の内
側フランジ部7Aの切欠き溝7Cからはずれる。
この動作は一定時間のうちに行われて、リリース
バンドが投下物から分離することとなる。第5図
には制動翼の開傘状態が示される。
以上の如く、投下物の制動翼部に巻かれたリリ
ースバンドの一端に装着される本考案に係る遅延
装置は、封止膜により封止されるオリフイスを有
するピストンと、該ピストンにより仕切られてそ
の内部に適宜の流体が充填される流体室と、上記
封止膜を破るための撃棒とを具備し、しかも、外
側からスプリングで押圧されるシリンダと、該シ
リンダの一端を係合させリリースバンドをロツク
するために該バンドの他端側に設けるピンと、前
記シリンダとの係合によりスプリングの弾撥力に
抗して係止されるストツパ部材とを備え、シリン
ダとストツパ部材の係合を解除することにより、
シリンダとピストンとの係止を解き、一定時間後
の制動翼の開傘を可能ならしめるものであつて、
軽量にして構造が小型であり、その着脱操作が簡
単で取扱性が良好であり、かつ、考案所望の目的
であるリリースバンドの解除時間の調整が随時容
易に行いうるものであつて、極めて有用な考案で
ある。
ースバンドの一端に装着される本考案に係る遅延
装置は、封止膜により封止されるオリフイスを有
するピストンと、該ピストンにより仕切られてそ
の内部に適宜の流体が充填される流体室と、上記
封止膜を破るための撃棒とを具備し、しかも、外
側からスプリングで押圧されるシリンダと、該シ
リンダの一端を係合させリリースバンドをロツク
するために該バンドの他端側に設けるピンと、前
記シリンダとの係合によりスプリングの弾撥力に
抗して係止されるストツパ部材とを備え、シリン
ダとストツパ部材の係合を解除することにより、
シリンダとピストンとの係止を解き、一定時間後
の制動翼の開傘を可能ならしめるものであつて、
軽量にして構造が小型であり、その着脱操作が簡
単で取扱性が良好であり、かつ、考案所望の目的
であるリリースバンドの解除時間の調整が随時容
易に行いうるものであつて、極めて有用な考案で
ある。
第1図は、制動翼をリリースバンドで固縛され
た制動翼付投下物が航空機に搭載される状態を示
す説明図、第2図は、リリースバンドの端部に装
着された本考案に係る遅延装置のロツク状態を示
す拡大断面図、第3図は第2図の斜視断面図、第
4図は第2図に示す遅延装置のロツクが開放され
た状態を示す斜視断面図、第5図は、制動翼の開
傘状態を示す説明図である。 1……制動翼付投下物、2……航空機の翼下パ
イロン、3……ラグ、4……制動翼、5……リリ
ースバンド、6……アーミングワイヤ、7……架
台、7A……内側フランジ部、7B……外側フラ
ンジ部、8……シリンダ、9……封止膜、10…
…オリフイス、11……ピストン、12……流体
室、13……撃棒、13A……撃針、14……ス
プリング、15……ストツパ部材、16……セー
フテイピン、17……ヒンジ、18……リンク、
19……リンクピン、20……ピン、21……取
付金具。
た制動翼付投下物が航空機に搭載される状態を示
す説明図、第2図は、リリースバンドの端部に装
着された本考案に係る遅延装置のロツク状態を示
す拡大断面図、第3図は第2図の斜視断面図、第
4図は第2図に示す遅延装置のロツクが開放され
た状態を示す斜視断面図、第5図は、制動翼の開
傘状態を示す説明図である。 1……制動翼付投下物、2……航空機の翼下パ
イロン、3……ラグ、4……制動翼、5……リリ
ースバンド、6……アーミングワイヤ、7……架
台、7A……内側フランジ部、7B……外側フラ
ンジ部、8……シリンダ、9……封止膜、10…
…オリフイス、11……ピストン、12……流体
室、13……撃棒、13A……撃針、14……ス
プリング、15……ストツパ部材、16……セー
フテイピン、17……ヒンジ、18……リンク、
19……リンクピン、20……ピン、21……取
付金具。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 航空機の翼下パイロン2に着脱自在に搭載され
て該航空機から投下される開閉式の制動翼付投下
物1の制動翼4,4,…を航空機の搭載時には固
定し、また、投下時には開放して開傘せしめるリ
リースバンド5を有する開傘遅延装置において、 イ リリースバンド5の一端5Aには、シリンダ
8を挿嵌する内側フランジ部7Aと撃棒13を
固設する外側フランジ部7Bとの一対のフラン
ジ部を有する逆π字状の架台7が設けられ、 ロ リリースバンド5の他端5Bには、架台7の
切欠き溝7Cとシリンダ8との間に介在して、
リリースバンド5の一端5Aの架台7を係合す
るピン20が設けられ、 ハ シリンダ8には、外筒部にスプリング14を
嵌裝するとともに、ピストン11、封止膜9及
び該封止膜を破る撃針13Aを有する撃棒13
が内蔵され、 ニ ピストン11は、封止膜9で封止されるオリ
フイス10を有して、封止膜9とともにシリン
ダ8を仕切つて流体を充填密封する流体室12
を形成し、 ホ ストツパ部15は、ヒンジ17により内側フ
ランジ部7Aに回転自在に連結されるとともに
スプリング14を内側フランジ部7Aとシリン
ダのツバ部8Aとの間に縮設する爪15Aを有
し、 ヘ リンク18は、その一端をストツパ部材15
の最端部にリンクピン19により軸止され、ま
た他端をアーミングワイヤ6により外側フラン
ジ部7Bに着脱自在に軸止されて、 構成されることを特徴とする制動翼付投下物に
おける制動翼開傘遅延装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333085U JPH0431918Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8333085U JPH0431918Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61199499U JPS61199499U (ja) | 1986-12-13 |
JPH0431918Y2 true JPH0431918Y2 (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=30631862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8333085U Expired JPH0431918Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431918Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4627488B2 (ja) * | 2005-11-22 | 2011-02-09 | 株式会社Ihiエアロスペース | パラシュート誤放出防止装置及びパラシュート誤放出防止装置付き飛翔体の搬送方法 |
JP2014177263A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-09-25 | Takayuki Ito | ドラッグシュート付き輸送手段 |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP8333085U patent/JPH0431918Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61199499U (ja) | 1986-12-13 |
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