JPH04318696A - 接触警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は接触警報装置の改良に関
する。現金取扱装置等では、現金盗難防止のため、警報
装置を具備しているが、従来では、装置が破壊されたこ
とを検出して警報を発していたため、盗難が防止できた
としても、装置が破壊されてしまう。

【０００２】このため、破壊活動前に警報を発する接触
警報装置が求められている。

【０００３】

【従来の技術】図５は従来例の構成図、図６は破壊活動
による警報発生説明図である。図５において、アラーム
グリッド２は、導電体３を張り巡らした導電パターンを
絶縁物で覆った構造の板であって、図６に示すように、
筐体１の内面に張り付けられて導電体３の両端が検出回
路に接続される。

【０００４】ここで、図６に示すように、ドリル等によ
って筐体１に穴をあけると、導電体３が切断され、検出
回路によって検出されて警報が発せられる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の警報装置で
は、アラームグリッド２の導体パターンを切断しなけれ
ば警報が発せられず、警報が発せられたときには装置が
破壊されており、部品を交換しなければその装置を再利
用できないといった課題があった。また、装置に操作ボ
タン等の突出物があると、その部分を避けてパターンを
形成する必要があり、装置対応でアラームグリッド２を
作らねばならないと言った課題もある。

【０００６】本発明は、上記課題に鑑み、装置破壊前に
警報を発する近接警報装置を提供することを目的とする
。

【０００７】

【課題を解決するための手段】１０はアラームグリッド
で、板状の導電体で形成され、絶縁された状態で装置の
外面に取り付けられる。１４は容量変化検出部で、アラ
ームグリッド１０の静電容量の変化を検出する。

【０００８】

【作用】装置に人が手を触れると、人の持つ容量で、ア
ラームグリッド１０の静電容量が変化する。この容量変
化を容量変化検出部１４で検知し、警報を発する。

【０００９】以上のごとく、破壊活動以前の接触で検知
できるので、装置が破壊される割合が減少する。また、
導電体が板状であるため、突出部等があっても加工は容
易であり、装置対応で導電パターンを形成する必要がな
い。

【００１０】

【実施例】図１は一実施例の構成図、図２はアラームグ
リッド断面図、図３は一実施例の回路構成図、図４は動
作説明図である。

【００１１】アラームグリッド１０は、図２に示すよう
に、絶縁板１２の全面に導電材料を印刷（以下、導電薄
膜１１）　したものを装置の形状に合わせて加工して製
作する。そしてこのアラームグリッド１０を、図２に示
すように、導電薄膜１１が外面になるよう筐体１の外面
に取り付ける。この際導電薄膜１１と筐体１とは絶縁さ
れて取り付けられる。また、導電薄膜１１に引出し線１
３を接着して筐体１の内部に取り入れ、容量変化検出部
１４に接続する。 このようにして、アラームグリッド１０を装置の設置状
態に応じて、装置の一面または全面にわたり取り付ける
。

【００１２】図３、図４は容量変化検出方法の１例を示
したもので、装置の電源を投入すると、導電薄膜１１と
筐体１（接地されている）との間の静電容量Ｃ０に抵抗
Ｒを通じて電荷がチャージされ、検出回路１５に電圧Ｖ
が入力される。この状態で、手をアラームグリッド１０
の表面に触れると、人間の持つ容量Ｃ１が付加されて、
静電容量が増大する。このときＣ０にチャージされた電
荷がＣ１に移動し、電圧が瞬時低下した後、ＲとＣ０＋
Ｃ１により定まる時定数で電圧Ｖまでチャージされる。 この電圧変化を容量検出回路１５で検出し、警報信号を
出力する。

【００１３】時間設定部１６は、業務時間中は警報信号
を無効とするもので、予めタイマ１７によって時刻を設
定し、業務時間外のときゲート１８を開いて監視装置に
警報信号を出力する。そして、この警報信号を受けた監
視装置では、警報を発して係員に知らせる。

【００１４】なお、以上の説明では、アラームグリッド
１０の片面は導電薄膜１１が露出したものを用いたが、
導電薄膜１１の上に絶縁材料を薄く印刷，　または塗布
して使用してもよい。このように絶縁材料が薄ければ、
接触した人の手と導電薄膜１１との間の静電容量を大き
くでき、直接導電薄膜１１に手を触れる場合と同じよう
に容量変化を検出することができる。

【００１５】以上のごとく、装置に触れるだけで警報が
発せられるので、破壊に至る前に盗難を防止できる割合
が多くなり、また破壊されたとしても従来例の内部が破
壊された後に検出される場合と比較して、早く警報を発
することができるので装置の修復が容易となる。

【００１６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は静電容量
変化検出形のアラームグリッドを使用した接触警報装置
を提供するものであるから、装置への接触で警報が発せ
られるため、装置の破壊を最小限に抑える効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　一実施例の構成図

【図２】　　アラームグリッド断面図

【図３】　　一実施例の回路構成図

【図４】　　動作説明図

【図５】　　従来例の構成図

【図６】　　破壊活動による警報発生説明図

【符号の説明】

１　　筐体 ２、１０　　アラームグリッド ３　　導電体 １１　　導電薄膜 １２　　絶縁板 １３　　引出し線 １４　　容量変化検出部 １５　　検出回路 １６　　時間設定部 １７　　タイマ １８　　ゲート Ｃ０　　アラームグリッドの静電容量 Ｃ１　　接触物の静電容量

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　装置への接触を検知して警報を発する
   接触警報装置であって、板状の導電体で形成され、絶縁
   された状態で装置の外面に取り付けられるアラームグリ
   ッド（１０）と、該アラームグリッドの静電容量の変化
   を検出する容量変化検出部（１４）とを有し、該アラー
   ムグリッドで装置の一部または全部を覆い、該アラーム
   グリッドの静電容量の変化を検出して警報を発すること
   を特徴とする接触警報装置。