JPH04317756A - 連続遠心分離機 - Google Patents

連続遠心分離機

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JPH04317756A
JPH04317756A JP8501291A JP8501291A JPH04317756A JP H04317756 A JPH04317756 A JP H04317756A JP 8501291 A JP8501291 A JP 8501291A JP 8501291 A JP8501291 A JP 8501291A JP H04317756 A JPH04317756 A JP H04317756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
side opening
centrifugal separator
hole
holes
Prior art date
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Pending
Application number
JP8501291A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tanaka
繁 田中
Norio Kawanami
川並 則夫
Yoshitaka Sueoka
末岡 義孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種合成樹脂または結晶
の脱水工程において広く利用されている連続遠心分離機
、たとえば円錐状のスクリーンおよびスクレーパーから
なる連続遠心分離機の改良に関する。さらに詳しくは、
各種合成樹脂または結晶などの固体成分を重合懸濁液ま
たは結晶の母液などの液体部分より分離する工程におい
て、連続運転を可能にすることまたは固体成分の脱水率
を向上することを目的としてなされたスクリーンの貫通
孔の形状の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から連続遠心分離機は化学工業、石
油化学工業、製薬工業、食品工業などの巾広い分野で各
種合成樹脂または医薬品などの結晶の脱水に利用されて
いる。スクリーンの上に積層される固形成分を回収する
ためのスクレーパーなどを有する連続遠心分離機として
は、たとえば、図2に示されるギナー型連続遠心分離機
が従来より用いられている。ギナー型連続遠心分離機に
は、原液入口21と分離液出口22とを備えた円錐形カ
バー(上部ケーシング・下部ケーシング)が円筒状フレ
ーム26の上に取り付けられている。ケーシング内には
回転する載頭円錐状バスケット23があり、バスケット
23の内側には多数の細孔をもったスクリーン24がセ
ットされている。さらに、円錐形ロータの表面にらせん
刃をつけたスクレーパ25が、スクリーン24の内側を
、バスケット23と同心で回転する。スクリーン24と
スクレーパ25とは適切な間隔を保ちながら、一定の相
対速度で同方向に回転する。原液入口21から送入され
たスラリは、円錐形のスクリーン24の内側に薄層とな
って分散する。固体粒子はスクレーパ25の回転によっ
てかき取られ、下方に押し落されながら脱水されて、フ
レーム底部に落下し、分離液は遠心力によってスクリー
ンの貫通孔を通過し、分離液出口22から排出される。
【0003】このような遠心分離機においては、脱水を
終えスクリーン上に積層した固形成分はスクレーパーに
よりかきとられ除去回収されるので、固体成分によるス
クリーンの貫通孔の閉塞を起こすことなく、あらたに供
給される固液混合液の分離を連続的に行うことができる
。固形成分がある程度の硬さを有し、温度の上昇による
軟化を起こさないものであるばあいは、固形成分はスク
レーパーにより容易に除去されるので、長時間安定に高
脱水率を維持した連続遠心分離が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような連続運転
においては、一部の固形成分がスクリーンの貫通孔の途
中に挟まりながら排出側に液体成分が排出されるのが通
常である。固形成分が通常の硬さを有し、熱による軟化
を受けにくいばあいには問題は起こらないが、固形成分
が柔らかく、また熱による軟化を受けやすいばあいには
つぎのような問題が起こる。貫通孔に挟まった固形成分
が蓄積され貫通孔を埋め尽し、固形成分の一部が供給側
の貫通孔より頭を出すとその出た部分がスクレーパーに
よりかきとられるので、ひき伸ばされてスクリーン上に
膜を形成するばあいがある。さらに遠心分離を連続的に
行うばあいには、かきとりに伴なう摩擦熱により固体成
分は次第に軟化されるのでこのような膜を形成する傾向
が強くなるとともに貫通孔内に挟まっている固形成分が
軟化し完全に貫通孔を閉塞するばあいがある。このよう
なことが起こるとスクリーンの貫通孔は固形成分で覆わ
れたり、閉塞されたりするので、長時間安定に高脱水率
を維持した連続遠心分離ができなくなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の原
理からなる従来の連続遠心分離機による固液分離に不向
きな固体成分を長時間安定に脱水するために鋭意検討し
た結果、従来の連続遠心分離機のスクリーン部分にある
貫通孔の形状が前記課題と関連があることを見出し、更
にその形状の最適化を行うことにより本発明を完成した
【0006】すなわち、本発明により、前記のような柔
らかく熱による軟化を受けやすい性質の合成樹脂を固形
成分として含む混合液を、貫通孔をもつ板(たとえば連
続遠心分離機のスクリーン)に連続的に供給し固体部分
と液体部分に連続的に分離する遠心分離機であって、前
記貫通孔の供給側開口の口径aの、前記供給側開口の口
径aと同じ大きさの口径を有する貫通孔部分の長さbに
対する比(a/b) が0.8〜1.6 であることを
特徴とする連続遠心分離機が提供される。
【0007】また、本発明により、前記貫通孔を有する
板の板厚dの前記貫通孔の同径部の長さbに対する比(
d/b) が1.6 〜4.6 である連続遠心分離機
および前記排出側開口の口径cの前記貫通孔の供給側開
口の口径aに対する比(c/a) が2.2 〜6.7
 である連続遠心分離機が提供される。
【0008】ここで「合成樹脂」とはアクリロニトリル
− ブタジエン−スチレン共重合樹脂(いわゆるABS
 樹脂)、メチルメタアクリレート− ブタジエン− 
スチレン共重合樹脂(いわゆるMBS 樹脂)などのポ
リブタジエンまたはブタジエン− スチレン共重合体を
含む樹脂をいう。
【0009】前記合成樹脂は、たとえばビカー(Vic
at) 軟化点(試験法  ISO R306) が5
0〜140 ℃であり、引張応力(降伏値)(試験法 
 ASTM D 638) が100 〜 700kg
f/cm2 であり、ロックウェル硬さ(試験法  A
STM D 785) が80〜120 である。
【0010】また、「混合液」とはポリブタジエンの幹
にアクリロニトリル−スチレンまたはメチルメタアクリ
レート− スチレンなどをグラフト重合させてえられる
乳化重合液や樹脂を塩析させた水系スラリーなどをいう
【0011】前記混合液中の固体成分たる合成樹脂はそ
の粒子径が代表的には220 ±30μmである。
【0012】ここで対象とする連続遠心分離機は各種合
成樹脂または結晶の脱水工程において広く利用されてい
る連続遠心分離機であり、たとえば円錐状のスクリーン
およびスクレーパーからなる連続遠心分離機のように貫
通孔をもつ板状部分とその板の上に積層する固体成分を
物理的に除去する(たとえばかきとりにより)スクレー
パーから構成されるものであればどの連続遠心分離機で
あってもよい。そのような遠心分離機としては、たとえ
ば、前述した図2に示すギナー型連続遠心分離機がある
【0013】スクリーンなどの板上には液体成分を通過
させるための貫通孔があいている。貫通孔の断面図を図
1に示す。図1に示されるように、本発明の遠心分離機
においては、貫通孔は、供給側開口1と、そこから連続
し供給側開口1の口径と同じ大きさの口径を有する同径
部3と、排出側開口2と、同径部3から排出側開口2に
いたるテーパ状拡径部4とを有する。本発明の遠心分離
機はこの貫通孔の断面における形状に前記の特徴を有す
る。これに対して、通常の連続遠心分離機の貫通孔は図
3に示すように固液混合物の供給側開口11の口径aと
液体成分の流出側開口12の口径cがほぼ等しい。
【0014】本発明の連続遠心分離機において、混合液
供給側の口径aは、たとえば粒子径が220 ±30μ
mのばあい100 〜250 μmが好ましく、150
 〜180 μmがとくに好ましい。前記範囲未満のば
あいにはスクリーンの細孔(スリット)が目詰まりし易
く、脱水含水率(脱水後の含水率)の増加または脱水不
良によるスラリーの垂れ落ちの原因となりやすく、前記
範囲をこえるばあいにはスクリーンの細孔(スリット)
からのリーク樹脂量が増加し、濾液濃度の増大の原因と
なりやすくなる。
【0015】回転数については、遠心力が1000〜1
500G、たとえば1000Gとなるようにするのが好
ましい。前記範囲未満のばあいには脱水性が低下し、脱
水含水率の増加またはスラリーの垂れ落ちの原因となり
やすく、前記範囲をこえるばあいにはスクリーンの細孔
(スリット)が閉塞しやすく、スリット破損やスクリー
ン内側での樹脂のメルト化がおこりやすくなる。
【0016】本発明においては、前記比(a/b) が
0.8 〜1.6 であり、それによって低い脱水含水
率が達成される。
【0017】また、スクリーンの厚さdは0.3 〜0
.5mm とするのが好ましく、とくに0.35〜0.
5mm とするのが好ましい。前記範囲未満のばあいに
はスクリーンそのものの強度が低下し、スクリーンの細
孔(スリット)に亀裂破損が発生しやすく、前記範囲を
こえるばあいには脱水性が低下し、脱水含水率の増加ま
たはスラリーの垂れ落ちの原因となりやすくなる。つま
り前記貫通孔を有する板の板厚dの前記貫通孔の同径部
の長さbに対する比(d/b) が1.6 〜4.6 
であることが好ましい。
【0018】前記貫通孔の液体成分の流出側の口径cは
0.4 〜1.0mm とするのが好ましく、とくに0
.4 〜0.6mm とするのが好ましい。前記範囲未
満のばあいには脱水性が低下し、脱水含水率の増加また
はスラリーの垂れ落ちの原因となりやすく、前記範囲を
こえるばあいにはスクリーンそのものの強度の低下や脱
水性の低下による脱水含水率の増加をまねきやすくなる
。つまり前記排出側開口の口径cの前記貫通孔の供給側
開口の口径aに対する比(c/a) が2.2 〜6.
7 であることが好ましい。
【0019】本発明に用いるスクリーンの材料としては
、とくに限定はなく、その具体例としては、たとえばS
US304、SUS304L 、SUS316、SUS
316L などがあげられるが強度、加工性、耐食性の
点でSUS316またはSUS316L が好ましい。
【0020】
【作用】本発明による貫通孔は、通常の連続遠心分離機
の貫通孔と比べて供給側の口径と同じ大きさの部分が短
かい。そのために貫通孔に挟まれる固形成分は供給側の
近くにあるので供給側から押し出す力をより強く受ける
ので排出されやすい。ただし、供給側の口径と同じ大き
さの部分があまりにも短かいと固形成分の排出量が多く
なり、固形成分の回収量が少なくなるので適当な長さが
必要である。すなわち、貫通孔に挟まれる固形成分が同
一の貫通孔に多量に蓄積しないように、また軟化温度に
達するまで貫通孔に滞在しないように貫通孔の断面形状
を規定している。これによりスクリーンの目詰まりがな
くなり、脱水性がよくなる。
【0021】
【実施例】本発明を以下の実施例によって具体的に説明
する。実施例1〜3として、図1に示すような形状の貫
通孔を形成したスクリーンを用い、貫通孔の供給側の口
径aの同径部の長さbに対する比(a/b) を、それ
ぞれ、1.25、1.0 および0.82として脱水試
験を行った。また比較例1〜2として前記比(a/b)
 を0.68および1.7 として脱水試験を行った。
【0022】試験は、ABS 樹脂を含む重合懸濁液(
固形成分18重量%を含有する)を 16m3 /hr
 の速度でギナー型連続遠心分離機に導入して行った。 使用したギナー型連続遠心分離機は石川島播磨重工業(
株)製の形式C55Hであり、スクリーンの材質はSU
S316L とし、その口径150 μ、開口比7.0
 %とし、回転数は遠心力が1000Gとなるような回
転数(1833rpm)に設定した。
【0023】試験条件および結果を表1に示す。なお表
1中の固形成分含水率(%)はウェットベースで表示し
ている。
【0024】また、供給側の口径a、同径部の長さb、
排出側の口径c、板厚dはスクリーンの細孔(スリット
)断面の光学顕微鏡(倍率100 倍)写真をとり、測
定した。固形成分の含水率は赤外線ランプ乾燥器による
乾燥による重量変化により測定した。固形分リーク率は
単位時間当りの処理重量に対するリークした重量(ドラ
イベース)を比率で表わした。
【0025】
【表1】
【0026】表1より、本発明の遠心分離機を用いたば
あいには、目づまりが生じず、ウェットベースでの含水
率が23〜28重量%で、かつ、固形分リーク率が1重
量%以下という良好な結果がえられた。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明により、柔かく、熱
による軟化を受けやすい固形成分に対しても長時間安定
に高脱水率を維持した連続遠心分離が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続遠心分離機における貫通孔の断面
形状を示す断面図である。
【図2】ギナー型連続遠心分離機の一部断面図である。
【図3】通常の連続遠心分離機における貫通孔の断面形
状を示す断面図である。
【符号の説明】
1  供給側開口 2  排出側開口 3  同径部 4  拡径部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  合成樹脂を固体成分として含む混合液
    を貫通孔を有する板に連続的に供給し、遠心力によって
    液体部分を該貫通孔から排出せしめ、前記混合液を固体
    部分と液体部分とに連続的に分離する遠心分離機であっ
    て、前記貫通孔が供給側開口と、そこから連続し前記供
    給側開口の口径と同じ大きさの口径を有する同径部と、
    前記供給側開口の口径より大きな口径を有する排出側開
    口と、前記同径部から前記排出側開口にいたる錐体状拡
    径部とを有し、前記供給側開口の口径aの、前記同径部
    の長さbに対する比(a/b) が0.8 〜1.6 
    であることを特徴とする連続遠心分離機。
  2. 【請求項2】  前記貫通孔を有する板の板厚dの前記
    貫通孔の同径部の長さbに対する比(d/b) が1.
    6 〜4.6 である請求項1記載の連続遠心分離機。
  3. 【請求項3】  前記排出側開口の口径cの前記貫通孔
    の供給側開口の口径aに対する比(c/a) が2.2
     〜6.7 である請求項1または2記載の連続遠心分
    離機。
JP8501291A 1991-04-17 1991-04-17 連続遠心分離機 Pending JPH04317756A (ja)

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JPH04317756A true JPH04317756A (ja) 1992-11-09

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ID=13846835

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JP8501291A Pending JPH04317756A (ja) 1991-04-17 1991-04-17 連続遠心分離機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019108382A (ja) * 2014-10-13 2019-07-04 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー パラ−チモールを調製するための改良された方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019108382A (ja) * 2014-10-13 2019-07-04 ランクセス・ドイチュランド・ゲーエムベーハー パラ−チモールを調製するための改良された方法

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