JPH0431724A - 測温抵抗体による抵抗値温度変換回路 - Google Patents

測温抵抗体による抵抗値温度変換回路

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JPH0431724A
JPH0431724A JP13702490A JP13702490A JPH0431724A JP H0431724 A JPH0431724 A JP H0431724A JP 13702490 A JP13702490 A JP 13702490A JP 13702490 A JP13702490 A JP 13702490A JP H0431724 A JPH0431724 A JP H0431724A
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resistor
operational amplifier
temperature
resistance
inverting input
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JP13702490A
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Hiroo Yasuda
安田 弘雄
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HIRANO SANGYO KK
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HIRANO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野j 工業計測において、温度測定は最も基本的な技術であり
、一般に広く用いられている。極超低温からはるかな超
高温に至るまで、様々な温度測定が必要であり、その測
定精度に関しても精粗様々である。
特に最近は半導体工業を始めとして精富加工・バイオテ
クノロジー分野において、環境条件の安定度に対する要
求が一段と強まり、その重要要素である温度に対する精
度も強く要請されるようになってきた。
例えば半導体工業における8インチシリコンウェハの現
状の配線間隔は0.5μm以下を目脂しており、シリコ
ンの線膨張係数(2,6x 10−6/℃)からしても
0.01”C以下の温度制御の必要性が求められている
この発明は上述の如く先端産業からの強いニズにより従
来技術では無視してきた誤差部分の補正を実施するため
の技術的解決策に関するものである。すなわち、測温抵
抗体例えば白金線を用いた温度計測器・制御機器では、
白金線自身がもつ非線形誤差、またブリッジの回路方式
によって生ずる非線形誤差及び温度測定回路上に発生す
る誤差の3つが誤差の主因となるが、従来無視してきた
これらの誤差要因を是正し、−11定精度の向上を図る
ことを目的とした抵抗−温度変換回路に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来、温度の測定を金属の抵抗値の温度変化で測定しよ
うと考え、実施してきたのは温度対抵抗値の変化がほぼ
直線的であると見たからである。
厳密に言えば、温度に対する抵抗値の変化は必ずしも比
例しない、すなわち直線的でなく非直線的な部分を含ん
でいる。従来はこの非直線的部分による測定誤差を無視
しても大局に影響を与える程の技術的不具合は生じなか
った。
併し、技術的要求が高まるにつれて、電子部品の特性の
変化によって生ずる僅かな誤差、あるいは従来無視でき
ていた測温抵抗体の非直線性による誤差等も無視できな
くなってきたことから、より合理的な回路の設計、補償
回路の付加が必要不可欠なものとなってきた。
その一つの流れがコンピュータを使用して演算計算を行
ない非線形誤差を補償しようとするものである。しかし
、この方法は、測温抵抗体の非線形誤差や電子回路部品
のバラツキ、AD変換器の量子化誤差等問題が内在する
ために、それぞれのバラツキを測定した上でプログラム
ソフトの変更をする必要があり、高精度を経済的に行な
う方法としては、十分満足なものとは言えない。
第2の方法は従来から種々考案されてきたアナログ的に
非線形誤差を補償する方法である。当初の方法としては
非線形誤差を折れ線近似で補償していく方法もとられて
いたが、技術的進歩につれて様々な補償方法が提案され
今日に至っている。
第5図は従来回路の1例である。
この回路例について若干の説明をする。この温度測定回
路は定電圧電源Eと接地電位(0ボルト)間に抵抗器R
1,R2,R3と測温抵抗体R4によって構成された抵
抗ブリッジであり、そのブリッジ出力電圧(Vl−V2
)を差動増幅器A、で増幅し取り出す回路で、最も一般
的に使用されている回路である。測温抵抗体を含む導線
部分の絶縁性の劣化による漏洩電流による誤差、ノイズ
による誤差を軽減するため測温抵抗体の一端を接地電位
に保っており、通常Rt=R2として、R3=Rtの時
ブリッジに流れる電流が1l−i3 =i2−i4にな
るように設計されている。
また、差動増幅器A1の入力抵抗及び帰還抵抗、バイア
ス抵抗はR4=R5、R6=R7に退択されているのが
通例である。説明を判りやすくするために通常11>i
3.12)i4であることから、i3、i4を無視して
考え、Lを測温抵抗体とブリッジ間の導線に含まれる線
路抵抗とすると、今ブリッジ回路の出力電圧(Vl−V
2 )の演算式は、 vl−V2= (ア) で表わすことができる。
このような回路では次のような欠点がある。
(1)ブリッジにかかる電圧が定電圧であるために、測
温抵抗体Riの抵抗値が変化すると測温抵抗体に流れる
電流値が変化し、ブリッジ回路に非線形の誤差を生じる
(2)上記の理由により測温抵抗体に流れる電流値が変
化することにより測温抵抗体自身の自己発熱量が変化し
、正確な測定ができない。
(3) 白金のように温度対電気抵抗の特性が非直線的
である測温抵抗体ではその非線形誤差は無視できない。
(4)ブリッジに流れる電流が演算増幅器側に分流し、
測定電流の変化によって測定誤差を生じる。
(5)演算増幅器が差動増幅器であるために、抵抗R4
〜R7は精密抵抗を必要としゼロ点変動を起こしやすい
(6)Iil路抵抗抵抗変化によってスパン誤差を生じ
易い。(R1)Lによって軽減できる。)(7)測温抵
抗体への測定電流の流入点v1の電位が高くなり、測温
抵抗体及び線路抵抗の絶縁劣化が生じると漏洩電流が増
加し測定誤差を生じる。
従来の回路では以上のような欠点を持っている。これら
の欠点を補うために回路の改善工夫・発明考案がなされ
、計測・制御対象にあわせて使用されている。
因みにこの方面での技術的解決策を図る技術文献は、我
国の特許庁に対し、特許又は実用新案の形で数多く出願
提案されておるはずで、平成2年(本年)3月23日現
在の時点で、国際分類GOIK7/20 (ブリッジ回
路)に属する抵抗−温度変換回路に関する発明は、昭和
41〜平成元年までに77件も登録されている。実用新
案の方は省くが、未審査の発明は昭和55年以降の公開
公報によれば79件が出願されている。最新の公開公報
以後も出願されていると推定され、1年6か月未満の出
願発明が従来の平均数位あると仮定すれば、IO件程度
見込めるので公開公報79件にこれを加え89件位あり
、この中で公告登録されるのは40件前後に上ると推定
される。それに前77件を加えれば117件に達するで
あろう。
その中で線形化即ち−リニャライズーを扱った誤差の補
正に関する発明は登録及び公開されたものだけから抜き
出しても29件の多きに及んでいる。
未公開の中にも恐らく若干は含まれていると思われるの
で、如何にこの課題が真剣に技術的考察の対象とされて
いるかわかるであろう。
即ち再書すれば、非直線性の補償を中心に抵抗−温度変
換部の精度向上が温度測定技術の最重要課題として提起
されている。
[発明が解決しようとする課題1 上述したように測定精度を高める要求が強まった。例え
ば、クリーンルーム等の環境条件は20〜25℃の範囲
で使用されており、その温度の測定誤差は0.1〜1.
0℃であればさして問題にされなかったのであるが、精
密加工分野ではこれを0.01”C10,001℃以下
を必要とし、センサーから測定器自体の精度について問
い直さなければならないようになってきた。
現在市販されている精密級白金測温抵抗体のJIS精度
は士(0,15+0−0021 T l ) ”Cであ
り、温度変換器の精度を含めると0.2℃以上の誤差を
もっている。
それ故に高精度の温度計測・制御を対象とする場合は、
センサーとしての測温抵抗体を含めて抵抗−温度変換器
を温度定点(例えば水の凝固点0℃、ガリウムの融解点
29.7646℃、錫の凝固点231.9681”C等
)での温度校正を実施する必要があり、各温度定点間の
温度範囲に対してはその誤差が無視しつる程度まで線形
化されていることが、まず第1の課題と言える。
第2は測温抵抗体自身の自己発熱の影響がその形状、大
きさによって異なるが最大0.3℃あることである。測
温抵抗体自身によって生じる自己発熱の影響を除去する
ために極カ一定の発熱量(電力を供給する手段)とする
工夫が必要である。
第3は測温抵抗体を含め導線上における漏洩電流誤差を
軽減するために、これらに懸かる電圧が接地ラインに対
して低電位にする回路上の工夫である。
以上が従来技術・実施例でなしえていない技術的課題の
主要項目である。
この発明では以上の実状に基づき、抵抗変化による温度
測定回路を、より高精度の計測をなしつるよう改善策を
探究した結果、回路の構成を数式的に解析し合理的な洞
察力を駆使して回路の在り方を工夫し、少ない点数の電
子部品によって、理論的にも最も精度の高い近似値を実
現する回路構成を提案しようとするものである。
以下その思考過程を簡単に説明する。
−測温抵抗体の非線形誤差補正の理論的検討−従来実施
されてきた最も一般的な測温抵抗体の温度測定回路の基
本形に対する演算式(ア)は下記の式に書き改めること
ができる。ただし、V。
−V2=VOとする。
ただしR1=R2,Kt、に2は定数 この回路で生ずる誤差を考察してみると、分子側での非
線形誤差は測温抵抗体Rt自身に由来する抵抗値(R1
)−温度(T)間の非線形誤差である。一方分母側の非
線形誤差はブリッジ回路に由来するものであり、その誤
差は上述の誤差と加算されて現われる結果となる。
それゆえ、分母側での誤差を軽減する方法として考案さ
れ、従来実施されてきた方法がブリッジに流れる電流を
定電流とした第6図に示す定電流方式である。
この方法の演算式は、 ただしに1は電流値によって定まる定数で示される。
この方式ではブリッジ抵抗に起因する非線形誤差(分母
側)は回避できるが、測温抵抗体R4自身に内在してい
る非線形誤差は回避できていない、そこでこれらの問題
点を解決する手段として、以下に述べる非線形誤差の補
正方法が考案された。
(1)ブリッジ電源電圧Eで補正する方法測温抵抗体の
温度Tに関する基準抵抗値(J I S)は Rt=Ro(1+aT−βT’)  ・(3)a=3.
90802XlO−’/℃ β=5.802 x l O’/’C (白金の値を示す) と定められている。したがって、△R4=Rt−R3と
おいて△R1を計算すると、 ΔRt= (Rt  R3) = (Ro  R3)+Ra (aT−aT2)となる
、Rt=Rtとすると △R4=R□ (aT−aT2) =RoT(α−βT)     ・・・(4)通常、ブ
リッジ出力を増幅するとその出力VOはこの△R4かに
倍されて出力となるが、−aT2の非線形要素が内在し
ているため、600℃の温度点ではその誤差が−8,9
078%生じることになる。
そこで、この−aT2の誤差項を削除する方法としてブ
リッジ電源Eに△Eを帰還する方法が考えられる。
今、ブリッジの増幅器の出力VOに比例する△E=A1
△RtEなる電圧をブリッジ電源Eに加算すると(2)
式はVo=(R3Rt)(E十△E)/Klとなる。
R3:Ro、AIRt=Aとして、(4)式を代入して
計算すると KIVo= (R3Rt)(E+ΔE)=ΔRt(1+
A1ΔRt) E = [ROT (a−aT)J  [1+AI R□T
 ((2−aT) 、l E=RoT[(α−βT)(
1+aAT−βAT2)] E=R(3T [a+a2
AT−aβAT2−βT−aBAT2+β27!1. 
T3 ]すなわち、出力VOは温度Tに関して4次の関
数となり、2次の関数以降が非線形となる誤差項(Vε
)となる。その誤差項(Vε〕は(RoaT[a2A−
β)T−2aβAT2+β2 A T 3 ]■ε= α E) ・・−(6) となり、ある温度′rにおいて、その非線形誤差をゼロ
となるAを求めると β2AT2−2aBAT+(a’A−β)=OA(β’
T2−2aβT+a2)=β β 恒 −ρ の  +J −)J 呻 ヰ 物   。
; 」 匙 Φ し ^  へ cQ   ← く く  α 閂    qユ ej″ 一ヒ が成立する。
即ち測定しようとする温度Taにおいてその誤差をゼロ
にした場合、その時温度Taにおける帰還ゲインAは一
義的に定まり、その誤差をゼロにすることが可能となる
温度T=O℃の時は必然的にその誤差はゼロであること
から、0〜Ta間の非線形誤差の温度は(8)式を微分
して求めることができ、その値は3βA ・・・・・・ (9) 例 測定範囲をO〜29.7646℃とした場合の温度
誤差(帰還量A、=3.83275%)温度T(基準値
) 基準値に対する非線形誤差o、 ooooo  ℃
    o、 oooooooo  ℃10.0000
0  ℃   +〇、 00005756  °C14
、87406℃   +〇、 00014606  °
C20、00000℃   +〇、00017308 
 °C23、00000℃   +0.0001585
4  ℃29、7646  ℃    o、 oooo
oooo  ℃30、00000  ℃   −0,0
0000939℃(2)測温抵抗体に流れる電流値を微
小変化させて補正する方法 演算式(1)において分母側に測温抵抗体Rtが存在し
ているとブリッジ回路の非線形誤差が加算されることか
ら1回路の工夫によって下記演算式(11)が実現でき
れば、非線形誤差をより軽減できる。
(ただし−1<K2Rt<1) この考えに基づいて考案された回路は過去にその実施例
をみるが、本発明はこれらの回路とは異なった方法を提
案するものであり、その詳細については実施例第1図か
ら第4図を参昭して戴きたい。
式(11)をテーラ−展開すると となり、ここでK  2R2+K  3Rt3・・−・
・・以下を省略すると、 ・・・・・・ (13) となり、これは(1)項で論じた補正と同じ結果となる
〔課題を解決するための手段] 前項で検討したりニヤライズの理論的考察の結果、測温
抵抗体のブリッジ回路の構成の仕方によって、第7図に
例示する定電圧方式(従来の特許公報にその実施例あり
)と第8図に例示する定電流方式(従来の特許出願には
未だその例を見ない)とが考えられるが、定電圧方式は
ブリ・νジの非線形誤差も補正する必要があることから
、711++温抵抗体に流れる電流を多く変化させる必
要力Sある。そのために測温抵抗体の自己発熱の影響、
線路抵抗の影響を受けやすくなるので、定電流の方式が
優れていると考える。したがって定電流方式によって1
式(11)の特性が得られる回路を+7)かに実現する
かである。
この方式をとれば「発明で解決する課題」の第1、第2
の問題が同時に解決される。第3の課題は、測温抵抗体
の電位を基準電圧である接地ラインに近付ける手段とし
て、測温抵抗体に定電流を供給する制御回路を接地電位
を基準として動作させれば、容易に解決が図れる。
[実施例] 次に本発明の実施例について図面をもって詳しく説明す
る。
第1図は本発明の1実施例を示す温度測定1199回路
の回路図である。第2図、第3図及び第4図はそれぞれ
第1図の変形であり、特許請求の範囲第3項、第4項、
第5項に対応する実施態様を示す回路図である。
第1図において、Eは温度測定に用いるブリッジの定電
圧電源、R1,R2は測定電流設定抵抗器、R3は温度
の測定範囲によって定めるゼロサプレッション抵抗器、
Rtは3#i式測温抵抗体であり、Ll、R2,L、は
3線式の線路抵抗値を示す。il、i2はR1、R2を
流れる電流値で、vl、Vf、v2は夫々演算増幅器A
、の反転入力端子電圧、非反転入力電圧およびR2とR
3の接続点電位を示す、VCはブリッジ回路電流の合流
点の電位を示し、いずれも上述の説明中の符号と同一ま
たは相当のものを示す、A1゜A2は図示の位置に示す
測温抵抗体に流れる電流11を制御する制御用演算増幅
器とブリッジの出力電圧v2を増幅する演算増幅器で、
それぞれオフセット電圧が少なく且つ入力電流の少ない
演算増幅器が使用され、V1=Vfが実現できる。
R4、R5は演算増幅器A2のゲインを定める抵抗器で
あり、R6及びRfは測温抵抗体の非線形誤差を補正す
るために設けた帰還抵抗である613はその帰還抵抗に
流れる電流である。
第1図において下記の式が成立する。
V+=−R6i3       −・−(14)VC=
Vt−it  (L1+Rt)  −(15)i 1 
=lE−V l) /Rl     −・・(16)V
o”−i 3 (R6+Rf)    −(17)i 
2= (E−Vc)/ (R2+R3+L2)・・・(
18) V2=E−R2i2        ・・・(19)V
2= (Rs ・Vo)/ (R4+R5)(14)、
(17)式より V 1= R6V o / (Rs + R+ )(1
6)式に代入 1l=(E  Vt)/Rt (R6+Rf)E−R6V。
R1(R6+R+) が成立する。
この(24)式は上述したー発明が解決しようとする課
題−の項の(2)測温抵抗体に流れる電流値を微少変化
させて補正する方法の(11)式と同じ式であり、O<
 K I K 2 / K 3 < 1の条件で抵抗値
を選定することもできる。すなわち本実施例において、
測温抵抗体中の非線形誤差及びブリッジに内在する非線
形誤差が回避でき、非線形誤差補正の実現が可能である
又、この回路は測温抵抗体に内在する非線形部分を定電
流の値を僅かに増加させて補償するものであるから、測
温抵抗体の自己発熱による誤差も軽微である。
さらに、測温抵抗体の電位は11・Llで、数mV程度
であることから絶縁抵抗の劣化による漏洩電流による誤
差は無視でき、さらに、従来実施例において誤差要因の
課題となった増幅器A2側に流入する電流による誤差も
同時に解決することが可能である。
以上説明は第1図の実施例であり、第2図、第3図、第
4図は別の実施例である6結論として(11)式と同一
の演算式に整理でき、同一の結論を得ることができるの
で、その詳細説明は省くことにする。
〔発明の効果] 本発明によれば、温度測定用抵抗体の非線形部分の補償
を国際的に定められた温度定点装置の精度限界まで十分
に満足できる。またその非線形誤差は使用する温度範囲
に亘って計算によって明かにすることも可能であり、プ
ロセスの要求に応じてより高精度の温度計測及び制御も
可能となる。
さらに付言すれば、最近半導体産業の技術的発展に伴い
、演算増幅器等の半導体は、より経済的で高精度のもの
が次々出現している。しかし、抵抗等の従来、比較的経
済性に優れていた受動部品はその要求精度に対してコス
ト高になる傾向にあり、要求精度を必要とする受動部品
の使用数は極力減少させる必要があり、またその方が経
済的に有利といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す抵抗−温度変換回路、
第2図、第3図、第4図は他の実施例である。第5図は
従来の抵抗−温度変換回路の1実施例を示す回路図、第
6図はブリッジを定電流にした従来の回路を説明する簡
略図である。第7図は従来の特許公報にその実施例のあ
る定電圧方式の回路図であり、第8図は本発明方式を第
7図と対比するための簡略した回路図である。 E・・・定電圧電源の電圧 ■l・・・R1とRtとの接続点(Ltを介して)の電
位 v2・−・R2とR3との接続点の電位R1、R2−・
・測定電流設定抵抗器の抵抗値R3・−・ゼロサプレッ
ション抵抗器の抵抗値R4・−・測温抵抗体の抵抗値 Ll、L2、L3・・・3線式の各線の線路抵抗値Rf
 −−一帰還抵抗値 R4、R5、R6、R7−・・抵抗値 11.12、i3、i4・・−電流値 A、・−制御用演算増幅器 A2−・−第2の演算増幅器 A3・−第3の演算増幅器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 抵抗値が等しく一端が互いに共通接続された二つの
    測定電流設定抵抗器R_1、R_2と、この測定電流設
    定抵抗器のうちの一方R_1の一端に接続された3線式
    測温抵抗体R_tと、他方の測定電流設定抵抗器R_2
    の一端に接続され他端が上記3線式測温抵抗体R_tの
    他端に接続され測定温度レンジによって適宜その抵抗値
    が選定されるゼロサプレッション抵抗器R_3との四つ
    の抵抗器によって構成される抵抗ブリッジと、上記2つ
    の測定電流設定抵抗器R_1、R_2の接続点と基準電
    位点の間に一定電圧Eを与える定電圧源と、温度変化に
    よる測温抵抗体R_tの抵抗値とは無関係に一定の電流
    i_1を測温抵抗体に供給する手段として上記測定電流
    設定抵抗器R_1と測定抵抗体との接続点に演算増幅器
    A_1の反転入力端子を接続し、該演算増幅器A_1の
    非反転入力端子を抵抗を介して基準電位に接続し、上記
    測温抵抗体を負帰還素子として構成させ、 ゼロサプレッション抵抗器R_3と測温抵抗体R_tの
    他端の接続点の電位を制御する手段を具備し、測定電流
    設定抵抗器R_2とゼロサプレッション抵抗器R_3と
    の接続点電位V_2を第2の増幅器A_2において所定
    の出力信号に増幅することを特徴とする測温抵抗体によ
    る抵抗値温度変換回路。 2 前記変換回路において、 測定電流設定抵抗器R_2とゼロサプレッ ション抵抗器R_3との接続点電位V_2を第2の演算
    増幅器A_2の非反転入力端子に接続し、該演算増幅器
    A_2の出力を分割抵抗器R_4、R_5を介して基準
    電位に接続し、分割抵抗器R_4、R_5の接続点を該
    演算増幅器A_2の反転入力端子に負帰還する非反転型
    回路を具備することによって、該演算増幅器 A_2の出力を分解抵抗R_f、R_6を介して、基準
    電位に接続し、その分解抵抗R_f、R_5の接続電位
    V_fを第1の演算増幅器A_1の非反転入力端子に接
    続し、測温抵抗体R_tに流れる電流値を補正して、測
    温抵抗体R_tの非線形誤差の改善を図ったことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載した測温抵抗体によ
    る抵抗値温度変換回路。 3 前記変換回路において、 測定電流設定抵抗器R_2とゼロサプレッ ション抵抗器R_3との接続点電位V_2を第2の演算
    増幅器A_2の非反転入力端子に接続し、該演算増幅器
    A_2の出力を分割抵抗器R_4、R_5を介して基準
    電位に接続し、分割抵抗器R_4、R_5の接続点を該
    演算増幅器A_2の反転入力端子に負帰還する非反転型
    増幅回路を具備することによって、該演算増幅器A_2
    の出力を正帰還抵抗R_fを介して前記ブリッジ電源電
    圧Eを司どる電源電圧制御用演算増幅器A_3の反転入
    力端子に接続し、測温抵抗体R_tに流れる電流値を補
    正して、測温抵抗体R_4の非線形誤差の改善を図った
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載した測温
    抵抗体による抵抗値温度変換回路。 4 前記変換回路において、 測定電流設定抵抗器R_2とゼロサプレッ ション抵抗器R_3との接続点電位V_2を第2の演算
    増幅器A_2の反転入力端子に入力抵抗器R_4を介し
    て接続し、該演算増幅器A_2の非反転入力を基準電位
    に接続するとともに、該演算増幅器A_2の出力を負帰
    還抵抗器R_5を介して該演算増幅器A_2の反転入力
    端子に負帰還する反転型増幅回路を具備することによっ
    て、該演算増幅器A_2の出力を正帰還抵抗R_fを介
    して第1の演算増幅器A_1の反転入力端子に接続し、
    測温抵抗体R_tに流れる電流値を補正して、測温抵抗
    体R_tの非線形誤差の改善を図ったことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載した測温抵抗体による抵抗
    値温度変換回路。 5 前記変換回路において、 測定電流設定抵抗器R_2とゼロサプレッ ション抵抗器R_3との接続点電位V_2を第2の演算
    増幅器A_2の反転入力端子に入力抵抗器R_4を介し
    て接続し、該演算増幅器A_2の非反転入力を基準電位
    (ゼロ電位)に接続するとともに、該演算増幅器A_2
    の出力を負帰還抵抗器R_5を介して該演算増幅器A_
    2の反転入力端子に負帰還する反転型増幅回路を具備す
    ることによって、前記ブリッジ電源電圧Eを司どる電源
    電圧制御用演算増幅器A_3の非反転入力端子に接続し
    、測温抵抗体R_tに流れる電流値を補正して、測温抵
    抗体R_4の非線形誤差の改善を図ったことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載した測温抵抗体による抵
    抗値温度変換回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105875A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Opto Inc ガラス成形体の離型装置、ガラス成形体の成形装置及びガラス成形体の製造方法

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JP2010105875A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Konica Minolta Opto Inc ガラス成形体の離型装置、ガラス成形体の成形装置及びガラス成形体の製造方法

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