JPH04314204A - 温度補償型表面波発振器 - Google Patents

温度補償型表面波発振器

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Publication number
JPH04314204A
JPH04314204A JP10842891A JP10842891A JPH04314204A JP H04314204 A JPH04314204 A JP H04314204A JP 10842891 A JP10842891 A JP 10842891A JP 10842891 A JP10842891 A JP 10842891A JP H04314204 A JPH04314204 A JP H04314204A
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JP
Japan
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frequency
main oscillation
temperature
fluctuation
surface wave
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Pending
Application number
JP10842891A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Enomoto
英幸 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度変化による表面波
伝搬速度の変動や電極部の熱膨張などに影響されない高
安定な温度補償型表面波発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、発振基板31上の電気−音響変
換器32,33と表面波遅延線34、および増幅器35
との組み合わせからなる従来の表面波発振器を示す。こ
の表面波発振器では、帰還発振器としての発振条件によ
り電気−音響変換器33の電極部から増幅器35の入力
端子に戻される電気信号の位相関係は、表面遅延線34
における位相遅れをφM、増幅器35を含めた電気回路
の移相推移をφEとすれば、             φM+φE=2πn    
(n=1,2,3,…)        (1)で与え
られる。また、一般にφEは小さいので無視すると発振
周波数fn は、波の伝搬量をL、表面波速度をVとす
れば、             fn =(V/L)・n  
  (n=1,2,3,…)      (2)で与え
られる。この式より、発振周波数fn の間隔δfは、
定数(V/L)によって決定されるが、電気−音響変換
器32,33の周波数特性によって特定の周波数のみを
選択することできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に表面波発振器は
、水晶振動子発振器とは異なり、構造が簡単であるにも
かかわらず高い周波数まで発振が可能であることから、
最近広く使用されるようになっているが、周波数安定度
が発振器を構成している系のループを一巡した全移相推
移量の変換に依存しているため、温度変化による表面波
伝搬速度Vの変動および電気−音響変換器32,33の
電極部の熱膨張などにより、周波数安定度が得られない
という欠点を有している。
【0004】本発明は、このような従来の技術が持つ課
題を解決するために提案されたものであり、温度変化に
よる周波数変動を補償できる高安定度の温度補償型表面
波発振器の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による温度補償型表面波発振器は、主発振ルー
プ内に移相器を設け、この主発振ループの主発振周波数
に対して温度変化に伴う周波数変動分だけ偏位した上下
の周波数に同調する二つの電気−音響変換器を主発振ル
ープの発振基板上に設け、これら電気−音響変換器を用
いて構成される周波数弁別器の出力を差動増幅器に加え
て、温度変化に伴う主発振周波数の周波数変動を検出し
、この差動増幅器の検出出力に基づき上記周波数変動に
対応した補正電圧を温度補償用制御部で発生し、この補
正電圧を上記移相器の制御入力端子に加えることにより
温度変動に伴う主発振周波数の変動を補償する構成とし
てある。
【0006】
【作用】上述した構成によれば、温度変化に伴う主発振
周波数の変動分を差動増幅器の出力より取り出すことが
でき、温度補償用制御部でこの変動分に対応する補正電
圧を作り出して移相器に加えることで、位相量を変化で
き、温度変動に伴う主発振周波数の変動を補償できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明による温度補償型表面波発振器
の具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1
のブロック図に、この表面波発振器の一実施例を示す。 この図で、圧電基板からなる発振基板1上には、電気−
音響変換器2、表面波遅延線3および電気−音響変換器
4が設けられており、電気−音響変換器4は増幅器5を
介して移相器6の入力端子に接続され、この移相器6の
出力端子は増幅器7を介して電気−音響変換器2に接続
される。この構成からなる発振ループLは、規定の周波
数f0 で発振している。
【0008】また、発振基板1上には、主発振側と表面
波遅延線8,9によって結合される電気−音響変換器1
0,11が設けられており、これら電気−音響変換器1
0,11は主発振周波数f0 に対して温度変化に伴う
周波数変動分(周波数温度変動分)だけ偏位した上下の
周波数f1 とf2 (但し、f1 >f0 >f2 
)にそれぞれ同調するように設定されている。電気−音
響変換器10および11の信号取り出し側のすだれ状電
極部と接地側のすだれ状電極部間には、補償抵抗12お
よび13がそれぞれ接続される。
【0009】電気−音響変換器10はダイオード14を
介して差動増幅器15の一方の入力端子に接続され、電
気−音響変換器11はダイオード16を介して差動増幅
器15の他方の入力端子に接続される。なお、これらダ
イオード14,16は電気−音響変換器10,11側を
順方向とする向きに挿入される。差動増幅器15の各入
力端子と接地間には、補償コンデンサ17,18と補償
抵抗19,20の並列回路21,22がそれぞれ接続さ
れる。ここで、電気−音響変換器10,11、ダイオー
ド14,16などは、図2に示すような周波数特性を有
する周波数弁別器を構成している。
【0010】この差動増幅器15の出力端子は、アナロ
グ・ディジタル変換器23(以下、A/D変換器23と
いう)を介して温度補償用セントラル・プロセッシング
・ユニット24(以下、温度補償用CPU24という)
の入力端子に接続される。この温度補償用CPU24の
出力端子は、ディジタル・アナログ変換器25(以下、
D/A変換器25という)、増幅器26を介して移相器
6の制御入力端子に接続される。
【0011】つぎに、このように構成される温度補償型
表面波発振器の動作を説明する。一般に、表面波発振器
の発振条件は前述した(1)式により、表面波遅延線に
おける位相遅れ(位相偏位量)φMまたは電気回路の移
相推移φEを変化させればよいが、φMによる変動を補
正するにはφEを変化させればよい。φEを変化させる
には、発振ループL内の可変リアクタンスからなる移相
器6に可変制御電圧を印加すればよい。
【0012】弁別器の一部を構成する電気−音響変換器
10,11は、主発振周波数f0 に対して周波数温度
変動分だけ偏位した周波数f1 ,f2 にそれぞれ同
調されているので、温度変動により主発振周波数がf0
 より増大したときには、差動増幅器15の一方の入力
端子に加えられる電気−音響変換器10側の出力電圧V
1と他方の入力端子に加えられる電気−音響変換器11
側の出力電圧V2の差(V1−V2)は、正の電圧とな
り、逆に主発振周波数がf0 よりも減少したときは、
負の電圧となる。差動増幅器15では、この電圧の変化
分(V1−V2)を増幅してA/D変換器23に出力す
る。このA/D変換器23では、入力されるアナログ電
圧信号をディジタル信号に変換して、温度補償用CPU
24に出力する。
【0013】ここで、温度補償用CPU24の動作原理
を説明する。主発振ループPの発振周波数fと位相偏位
量φM、移相偏位量φMと増幅器26出力(補正電圧)
Vm、弁別器出力(V1−V2)と発振周波数fは、そ
れぞれ一定の関数を有しており、次式で与えられる。                  f=ρ(φM) 
               φM=ψ(Vm)  
                         
     (3)           V1−V2=
η(f)
【0014】したがって、温度変動により主発
振ループPの発振周波数fが変動した場合、この周波数
変動を補正して発振周波数fをf0 に一定にするよう
な補正電圧Vmを求めればよく、温度補償用CPU24
では、つぎの(4)式で与えられるような温度補償関数
をプログラム内蔵しており、温度変動に対応した補正電
圧Vmを増幅器26の出力として発生できるようになっ
ている。                 Vm=Φ(V1−V
2)                       
   (4)
【0015】この温度補償用CPU24か
ら出力される補正出力信号は、D/A変換器25でアナ
ログ信号に変換され、増幅器26で増幅されて補正電圧
Vmが主発振ループP内の移相器6の制御入力端子に印
加される。これにより移相量φMが変化して、温度変動
に伴う主発振ループPの周波数変動が補正され、主発振
周波数がf0 に一定化される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、温度
変動に伴う表面波伝搬速度の変動や電極部の熱膨張など
に起因する主発振周波数の変動を補償できるので、高安
定な表面波発振器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度補償型表面発振器の一実施例
を示すブロック図である。
【図2】図1の表面波発振器に用いられる周波数弁別器
の周波数特性図である。
【図3】従来の表面波発振器のブロック図である。
【符号の説明】
1  発振基板 2,4  主発振ループ側の電気−音響変換器3  表
面波遅延線 5,7  増幅器 6  移相器 8、9  表面波遅延線 10、11  弁別器側の電気−音響変換器12,13
  補償抵抗 14,16  ダイオード 15  差動増幅器 17,18  補償コンデンサ 19,20  補償抵抗 23  A/D変換器 24  温度補償用CPU 25  D/A変換器 26  増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  主発振ループ内に移相器を設け、この
    主発振ループの主発振周波数に対して温度変化に伴う周
    波数変動分だけ偏位した上下の周波数に同調する二つの
    電気−音響変換器を主発振ループ側の発振基板上に設け
    、これら電気−音響変換器を用いて構成される周波数弁
    別器の出力を差動増幅器に加えて、温度変化に伴う主発
    振周波数の周波数変動を検出し、この差動増幅器の検出
    出力に基づき上記周波数変動に対応した補正電圧を温度
    補償用制御部で発生し、この補正電圧を上記移相器の制
    御入力端子に加えることにより、温度変動に伴う主発振
    周波数の変動を補償することを特徴とする温度補償型表
    面波発振器。
JP10842891A 1991-04-12 1991-04-12 温度補償型表面波発振器 Pending JPH04314204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015228551A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 新日本無線株式会社 弾性表面波発振器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015228551A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 新日本無線株式会社 弾性表面波発振器

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