JPH0431257A - 集積シュリンク包装品及びその包装品に値札付けする方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、値札付けの容易な集積シュリンク包装品及び
その包装品に値札付けする方法に関する。

［従来の技術］ 従来、２個以上の互いに密接された被包装物品を加熱収
縮性を付与した合成樹脂フィルム（以下熱収縮性フィル
ムという）で包装し、その包装品をシュリンクトンネル
に通すことにより熱収縮性フィルムを熱収縮させて被包
装物品の上に密着させ、もって被包装物品を集合緊結す
ることは広く行なわれている。

このような熱収縮性フィルムを使用した集積シュリンク
包装品は例えば菓子、即席ラーメン等の食品ならびに薬
品、化粧品、雑貨品等の比較的小型且つ軽量な複数個の
物品をまとめて集合状態で輸送したり、保管したり、販
売する分野で近年、益々重用される傾向にある。

［発明が解決しようとする課題］ ところで卸店或いは小売店等で、上記のような集合状態
の包装品中の個々の物品に値札を貼付する場合は、被包
装物品の上に密着させたフィルムを開破しないかぎり、
個々の物品に値札をはりつけることはできないという欠
点があり、また被包装物品の上に密着させたフィルムを
開破すると、前記のフィルムにより緊結された各物品の
結束が崩れてしまうことが多かった。そして小売店等の
側から言えば、値札付けはいちいち密着させたフィルム
を開破して各物品を取出して値札をはりつけると言う面
倒な作業を必要とするので、店頭で簡単に行うことがで
きず、しかもフィルムを開破せずに行うことが殆ど不可
能である。さらにフィルムにより緊結された輸送、保管
の単位の包装品の結束を崩し、販売時には改めて包装し
直すので、包装材料ならびに包装作業に無駄が多いとい
う欠点があった。

本発明は上記従来のものの不都合を解消して、熱収縮性
フィルムによる集積包装品の結束を解かずに、店頭での
値札付けの容易な集積シュリンク包装品及びその包装品
に値札付けする方法を提案することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記目的達成のため本発明は、互いに密接した２個以上
の被包装物品上に熱収縮性フィルムを収縮させて密着し
て成る集積シュリンク包装品であって、互いに隣接する
物品に跨がり且つ隣接する両物品の一部を露出させるよ
うに、フィルム面に値札貼付用の窓孔を設けたことを特
徴とする集積シュリンク包装品を提案するものである。

また本発明は、互いに密接した２個以上の被包装物品を
熱収縮性フィルムによって包装するに際し、そのフィル
ムに対し前もって互いに隣接する物品に跨がり且つ隣接
する両物品の一部を露出させるための切込みを形成した
後、該フィルムで被包装物品を包被し、しかる後加熱処
理を施して熱収縮したフィルム面に値札貼付用の窓孔を
形成させた後、その窓孔から露出する各被包装物品上に
値札を貼付するようにしたことを特徴とする集積シュリ
ンク包装品に値札付けする方法を包含するものである。

［実施例］ 以下、本発明を実施例に即して具体的に説明する。第１
図は本発明の集積シュリンク包装品を得るための説明図
、第２図は本発明の一実施例である集積シュリンク包装
品に値札を貼付した状態の斜視図である。

図に於いて、符号１は集積シュリンク包装品であって、
−例として側面で密接した２個以上の物品Ｇがトレーケ
ース２内に平詰め状態に整列収納されている。符号３は
チューブ状に成形された熱収縮性フィルム、４はその大
部フィルム面に形成させた切込みである。この切込み４
は熱収縮性フィルム３て被包装物品Ｇを包装する前に、
そのフィルムに対して前記隣接する物品に跨がり且つ隣
接する両物品の夫々の一部を露出させることができる位
置に設けておく。切込み４の形状は、図示のようにケー
ス長手方向に対しほぼ直角な方向に形成させた直線状の
スリットに限るものでなく、ミシン目線（図示省略）で
あってもよい。また切込みの入れ方は直線に限らず、例
えば弧状、波形、クロスでもよい。

符号５は前記チューブ状に成形された熱収縮性フィルム
３に２個以上の被包装物品Ｇを入れた後、シュリンクト
ンネルに通して加熱して収縮させたフィルム面に形成し
た値札貼付用の窓孔、６は熱収縮性フィルム３を加熱収
縮する際に、端部に形成するシール部である。また７は
熱収縮性フィルム３の収縮包装後に前記窓孔５から露出
する各被包装物品Ｇ上に貼付した値札（プライス・ラベ
ル）である。

なお、第２図に示す集積シュリンク包装品１は箱形のほ
ぼ６面体に形成されているが、これに限らない。本発明
が適用される被包装物品は第１図に示されるような薄い
トレー状の小箱に収納したものに限られず、複数本の瓶
や缶などの個装容器、あるいは第３図に示すように小箱
を用いずに２個以上の整列した被包装物品上に熱収縮性
フィルムを直かに密着させるものであっても差支えない
。

また第３図のごとく、シュリンク包装品１の天面に例え
ば４個の物品の一部を露出させる値札貼付用の窓孔５を
形成させた後、その窓孔５から露出する各被包装物品上
に夫々値札７を貼付してもよいし、第４図のようにシュ
リンク包装品１の側面に物品の一部を露出させる値札貼
付用の窓孔５を形成させた後、その窓孔５から露出する
各被包装物品上に夫々値札７を貼付してもよい。

更に熱収縮性フィルムに形成させる切込み４の切込み方
向と、切込み本数は、第５図、第６図のようにチューブ
状に成形された熱収縮性フィルム３の長手方向あるいは
長手方向と直交する方向に所定の間装置いて断続的に設
けてもよい。

以上の通り本発明は、互いに密接した２個以上の被包装
物品を熱収縮性フィルムによって包装するに際し、その
フィルムに対して前もって互いに隣接する物品に跨がり
且つ隣接する両物品の一部を露出させるだめの切込みを
形成した後、該フィルムで被包装物品を包被し、しかる
後加熱処理を施して熱収縮したフィルム面に値札貼付用
の窓孔を形成させた後、その窓孔から露出する各被包装
物品上に値札を貼付するようにしたものである。

［発明の効果］ 上記のような本発明によると、集合状態の包装品中の個
々の物品に値札を貼付する場合において、被包装物品の
上に密着させた熱収縮性フィルムを開破せず、従って熱
収縮性フィルムによる集積包装品の結束を解かずに、個
々の物品に値札をはりつけることはできる。そして小売
店等の側から言えば、値札付けはいちいち密着させたフ
ィルムを開破して各物品を取出して値札をはりつけると
言う面倒な作業を必要としないので、店頭での値札付け
を簡単に行うことが可能である。さらに前記フィルムに
より緊結された輸送、保管の単位の包４゜ 製品の結束を崩す事がないから、販売時には改めて包装
し直す必要がなく、包装材料ならびに包装作業を節減し
、値札付は作業を容易に行うことができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の集積シュリンク包装品を得るための説
明図、第２図は本発明の一実施例である集積シュリンク
包装品に値札を貼付した状態の斜視図、第３図、第４図
は本発明の他の実施例である集積シュリンク包装品に値
札を貼付した状態の斜視図、第５図、第６図は本発明で
用いる熱収縮性フィルムの説明図である。 Ｇ：被包装物品、１：シュリンク包装品、３：熱収縮性
フィイルム、４：切込み、５：窓孔、７：値札

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　互いに密接した２個以上の被包装物品上に熱収縮性
   フィルムを収縮させて密着して成る集積シュリンク包装
   品であって、互いに隣接する物品に跨がり且つ隣接する
   両物品の一部を露出させるように、フィルム面に値札貼
   付用の窓孔を設けたことを特徴とする集積シュリンク包
   装品。 ２　前記包装品は、ほぼ６面体に形成された集積シュリ
   ンク包装品であり、その６面体の少なくとも１面に値札
   貼付用の窓孔が形成されている第１項記載の集積シュリ
   ンク包装品。 ３　互いに密接した２個以上の被包装物品を熱収縮性フ
   ィルムによって包装するに際し、そのフィルムに対して
   前もって互いに隣接する物品に跨がり且つ隣接する両物
   品の一部を露出させるための切込みを形成した後、該フ
   ィルムで被包装物品を包被し、しかる後加熱処理を施し
   て熱収縮したフィルム面に値札貼付用の窓孔を形成させ
   た後、その窓孔から露出する各被包装物品上に値札を貼
   付するようにしたことを特徴とする集積シュリンク包装
   品に値札付けする方法。 ４　前記切込みは、ミシン目線又はスリットである第３
   項記載の集積シュリンク包装品に値札付けする方法。