JPH04306010A - 周波数変換器 - Google Patents
周波数変換器Info
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- JPH04306010A JPH04306010A JP7012191A JP7012191A JPH04306010A JP H04306010 A JPH04306010 A JP H04306010A JP 7012191 A JP7012191 A JP 7012191A JP 7012191 A JP7012191 A JP 7012191A JP H04306010 A JPH04306010 A JP H04306010A
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Landscapes
- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、通信衛星等のマイクロ
波帯で用いられる周波数変換器に関し、特に、マイクロ
ストリップ線路を基本構成とするイメージリカバリ方式
の周波数変換器に関する。
波帯で用いられる周波数変換器に関し、特に、マイクロ
ストリップ線路を基本構成とするイメージリカバリ方式
の周波数変換器に関する。
【0003】
【従来の技術】放送衛星からの電波は右旋円偏波の受信
用のパラボラアンテナで受信し、BSコンバータで12
GHz帯の高周波信号(以下、RF信号と言う)を1G
Hz帯の第1中間周波数に変換してBSチューナに導く
。そして、BSチューナでは前記第1中間周波数を更に
低い第2中間周波数に変換し、FM復調した後に映像信
号と音声信号に分離している。図3は前記BSコンバー
タのようにマイクロ波帯で使用される周波数変換器の回
路図で、マイクロストリップ線路で構成されたイメージ
リカバリ方式でシングルエンドタイプの周波数変換器を
示す。両端が開放された半波長のマイクロストリップ線
路で構成され、希望の周波数以外の信号が周波数変換器
に流入することを阻止するRF信号バンドパスフィルタ
1に供給されたRF信号Sは、RF信号結合線路2aと
イメージショートスタブ2bとから成るマイクロストリ
ップ線路2を介して、例えばシングルバンドミクサから
成る混合器3に供給される。
用のパラボラアンテナで受信し、BSコンバータで12
GHz帯の高周波信号(以下、RF信号と言う)を1G
Hz帯の第1中間周波数に変換してBSチューナに導く
。そして、BSチューナでは前記第1中間周波数を更に
低い第2中間周波数に変換し、FM復調した後に映像信
号と音声信号に分離している。図3は前記BSコンバー
タのようにマイクロ波帯で使用される周波数変換器の回
路図で、マイクロストリップ線路で構成されたイメージ
リカバリ方式でシングルエンドタイプの周波数変換器を
示す。両端が開放された半波長のマイクロストリップ線
路で構成され、希望の周波数以外の信号が周波数変換器
に流入することを阻止するRF信号バンドパスフィルタ
1に供給されたRF信号Sは、RF信号結合線路2aと
イメージショートスタブ2bとから成るマイクロストリ
ップ線路2を介して、例えばシングルバンドミクサから
成る混合器3に供給される。
【0004】一方、図示しない誘電体共振器から成る局
部発振器から発振される、位相雑音が小さく発振周波数
が安定した局部発振信号Loは、マイクロストリップ線
路で構成され、局部発振信号Lo以外の信号が周波数変
換器に流入することを阻止するLo信号バンドパスフィ
ルタ4を介して混合器3に供給される。ここで、混合器
3の非線形特性により、前記RF信号Sと局部発振信号
Loの差の周波数成分を得、この逓減された周波数の中
間周波信号IFは、マイクロストリップ線路で等価的に
定K型フィルタとなるように構成されたローパスフィル
タ5を介して出力される。尚、前記ローパスフィルタ5
は中間周波信号IFを通過すると共に、局部発振信号L
oがそのまま中間周波信号IFと共に出力されることを
阻止する機能も有する。
部発振器から発振される、位相雑音が小さく発振周波数
が安定した局部発振信号Loは、マイクロストリップ線
路で構成され、局部発振信号Lo以外の信号が周波数変
換器に流入することを阻止するLo信号バンドパスフィ
ルタ4を介して混合器3に供給される。ここで、混合器
3の非線形特性により、前記RF信号Sと局部発振信号
Loの差の周波数成分を得、この逓減された周波数の中
間周波信号IFは、マイクロストリップ線路で等価的に
定K型フィルタとなるように構成されたローパスフィル
タ5を介して出力される。尚、前記ローパスフィルタ5
は中間周波信号IFを通過すると共に、局部発振信号L
oがそのまま中間周波信号IFと共に出力されることを
阻止する機能も有する。
【0005】前述したように、RF信号バンドパスフィ
ルタ1は希望RF信号のみを通過させるフィルタである
が、特に局部発振周波数を基準にして希望信号周波数と
反対側にある周波数の信号、即ちイメージ信号が周波数
変換器に流入することを阻止し、希望RF信号Sのみが
前記混合器3に供給されると共に、夫々局部発振信号L
o、中間周波信号IF、そして局部発振信号Loと希望
RF信号Sとから発生するイメージ信号が前記混合器3
を介してRF入力側へ流入することを阻止することによ
り周波数変換器の変換効率を向上させている。更に、一
端が短絡され、その長さがイメージ信号の半波長である
イメージショートスタブ2bは、前記混合器3のRF信
号Sの入力端からイメージショートスタブ2bの短絡端
を見たインピーダンスをイメージ信号に対して零にし、
即ち前記入力端でイメージ信号に対して短絡状態として
、イメージ信号を反射し、RF入力側へ前記イメージ信
号が流入することを阻止するものである。
ルタ1は希望RF信号のみを通過させるフィルタである
が、特に局部発振周波数を基準にして希望信号周波数と
反対側にある周波数の信号、即ちイメージ信号が周波数
変換器に流入することを阻止し、希望RF信号Sのみが
前記混合器3に供給されると共に、夫々局部発振信号L
o、中間周波信号IF、そして局部発振信号Loと希望
RF信号Sとから発生するイメージ信号が前記混合器3
を介してRF入力側へ流入することを阻止することによ
り周波数変換器の変換効率を向上させている。更に、一
端が短絡され、その長さがイメージ信号の半波長である
イメージショートスタブ2bは、前記混合器3のRF信
号Sの入力端からイメージショートスタブ2bの短絡端
を見たインピーダンスをイメージ信号に対して零にし、
即ち前記入力端でイメージ信号に対して短絡状態として
、イメージ信号を反射し、RF入力側へ前記イメージ信
号が流入することを阻止するものである。
【0006】前述のことから、RFバンドパスフィルタ
1は希望する帯域のRF信号Sのみを通過させ、その両
側の他の周波数成分は阻止する特性、即ちスカート特性
の良いフィルタが望まれる。更に、局部発振信号Loに
関しては、該信号LoのRF入力側への漏洩の大小が、
マイクロ波受信機の性能を決定する重要なファクタの一
つである為、局部発振信号を十分阻止できるRFバンド
パスフィルタ1が必要となる。しかしながら、通常RF
信号Sと局部発振信号Loとは近接している為、その波
長の大きさはほぼ等しく、局部発振信号LoのRF入力
側への漏洩を十分に阻止する事は困難である。更に、周
波数高くなる程、この漏洩の阻止はマイクロストリップ
線路の基板を製造する精度上の問題から一層困難となる
。
1は希望する帯域のRF信号Sのみを通過させ、その両
側の他の周波数成分は阻止する特性、即ちスカート特性
の良いフィルタが望まれる。更に、局部発振信号Loに
関しては、該信号LoのRF入力側への漏洩の大小が、
マイクロ波受信機の性能を決定する重要なファクタの一
つである為、局部発振信号を十分阻止できるRFバンド
パスフィルタ1が必要となる。しかしながら、通常RF
信号Sと局部発振信号Loとは近接している為、その波
長の大きさはほぼ等しく、局部発振信号LoのRF入力
側への漏洩を十分に阻止する事は困難である。更に、周
波数高くなる程、この漏洩の阻止はマイクロストリップ
線路の基板を製造する精度上の問題から一層困難となる
。
【0007】そこで、RFバンドパスフィルタ1を構成
する、両端が開放された前記半波長のマイクロストリッ
プ線路、即ちフィルタの段数を増加して、前記スカート
特性を向上することが考えられるが、これらのフィルタ
に於ける信号の通過損失が増大すると共に、占有空間も
大きくなるという問題を生じる。
する、両端が開放された前記半波長のマイクロストリッ
プ線路、即ちフィルタの段数を増加して、前記スカート
特性を向上することが考えられるが、これらのフィルタ
に於ける信号の通過損失が増大すると共に、占有空間も
大きくなるという問題を生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の周
波数変換器は、局部発振信号のRF入力側への流入を十
分に阻止することは困難で、この対策としてのRF信号
バンドパスフィルタのフィルタ段数を増加することが考
えられるが、RF信号バンドパスフィルタの通過損失が
増加し、且つ占有空間も増大するという不具合を生じる
。本発明は係る従来の問題点を解決するために為された
もので、RF信号バンドパスフイルタのフイルタ段数を
増加せずに、局部発振信号のRF入力側への流入を十分
に阻止し、且つ希望RF信号のみを小さな損失で通過さ
せて効率良く中間周波信号に変換できる周波数変換器を
提供することを目的とする。
波数変換器は、局部発振信号のRF入力側への流入を十
分に阻止することは困難で、この対策としてのRF信号
バンドパスフィルタのフィルタ段数を増加することが考
えられるが、RF信号バンドパスフィルタの通過損失が
増加し、且つ占有空間も増大するという不具合を生じる
。本発明は係る従来の問題点を解決するために為された
もので、RF信号バンドパスフイルタのフイルタ段数を
増加せずに、局部発振信号のRF入力側への流入を十分
に阻止し、且つ希望RF信号のみを小さな損失で通過さ
せて効率良く中間周波信号に変換できる周波数変換器を
提供することを目的とする。
【0009】[発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、局部発振信号を発生する局部発振器と、
前記局部発振器からの局部発振信号のみを通過する局
部発振信号用バンドパスフィルタと、前記局部発振信号
と受信高周波信号とを混合する混合器と、所定の範囲の
受信高周波信号のみを通過する高周波信号用バンドパス
フィルタと、前記高周波信号用バンドパスフィルタから
の出力信号と結合して、受信高周波信号を前記混合器に
供給する高周波信号結合線路と、前記高周波信号結合線
路に接続され、前記混合器で発生するイメージ信号が高
周波信号用バンドパスフィルタ側に流入することを阻止
するイメージショートスタブと、前記混合器において、
局部発振周波数と受信高周波周波数の差として得られる
中間周波信号のみを通過するローパスフィルタとを具備
する周波数変換器において、前記高周波信号結合線路と
イメージショートスタブの全体の長さが、局部発振信号
の波長の(2n+1)/4、但しnは自然数、に等しく
なるように設定されることを特徴とする周波数変換器を
提供する。
に本発明は、局部発振信号を発生する局部発振器と、
前記局部発振器からの局部発振信号のみを通過する局
部発振信号用バンドパスフィルタと、前記局部発振信号
と受信高周波信号とを混合する混合器と、所定の範囲の
受信高周波信号のみを通過する高周波信号用バンドパス
フィルタと、前記高周波信号用バンドパスフィルタから
の出力信号と結合して、受信高周波信号を前記混合器に
供給する高周波信号結合線路と、前記高周波信号結合線
路に接続され、前記混合器で発生するイメージ信号が高
周波信号用バンドパスフィルタ側に流入することを阻止
するイメージショートスタブと、前記混合器において、
局部発振周波数と受信高周波周波数の差として得られる
中間周波信号のみを通過するローパスフィルタとを具備
する周波数変換器において、前記高周波信号結合線路と
イメージショートスタブの全体の長さが、局部発振信号
の波長の(2n+1)/4、但しnは自然数、に等しく
なるように設定されることを特徴とする周波数変換器を
提供する。
【0011】
【作用】高周波信号結合線路とイメージショートスタブ
の全体の長さを、局部発振信号の波長の(2n+1)/
4、但しnは自然数、に等しくなるように設定すること
により、混合器の受信高周波信号の入力端から、夫々前
記高周波信号結合線路の開放端と、イメージショートス
タブの短絡端の双方を見たインピーダンスを前記局部発
振信号に対して零として、前記混合器の入力端で短絡状
態とし局部発振信号をここで反射する。しかして、局部
発振信号の高周波信号入力側への流入を阻止し、該信号
を前記混合器に効率良く注入して周波数変換器の性能を
向上する。
の全体の長さを、局部発振信号の波長の(2n+1)/
4、但しnは自然数、に等しくなるように設定すること
により、混合器の受信高周波信号の入力端から、夫々前
記高周波信号結合線路の開放端と、イメージショートス
タブの短絡端の双方を見たインピーダンスを前記局部発
振信号に対して零として、前記混合器の入力端で短絡状
態とし局部発振信号をここで反射する。しかして、局部
発振信号の高周波信号入力側への流入を阻止し、該信号
を前記混合器に効率良く注入して周波数変換器の性能を
向上する。
【0012】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明に係わる周波数変換器の一実施例を示
す回路図である。本実施例はマイクロストリップ線路で
構成したイメージリカバリ方式でシングルエンドタイプ
の周波数変換器を示し、その構成要素は図3に示した従
来の周波数変換器と同様であるが、RF信号結合線路2
aとイメージショートスタブ2bとから成るマイクロス
トリップ線路2全体の長さを、 (2n+1)λ/4、 但しnは自然数、λは局部発振信号Loの波長、に設定
したところが相違する。即ち、従来の周波数変換器はR
F信号結合線路2aは受信RF信号と結合して、該信号
を混合器3に供給する機能を果たすだけであったが、後
述するように、本実施例では局部発信信号がRF信号入
力側へ流入することを阻止する機能も併せて持たせたも
のである。
る。図1は本発明に係わる周波数変換器の一実施例を示
す回路図である。本実施例はマイクロストリップ線路で
構成したイメージリカバリ方式でシングルエンドタイプ
の周波数変換器を示し、その構成要素は図3に示した従
来の周波数変換器と同様であるが、RF信号結合線路2
aとイメージショートスタブ2bとから成るマイクロス
トリップ線路2全体の長さを、 (2n+1)λ/4、 但しnは自然数、λは局部発振信号Loの波長、に設定
したところが相違する。即ち、従来の周波数変換器はR
F信号結合線路2aは受信RF信号と結合して、該信号
を混合器3に供給する機能を果たすだけであったが、後
述するように、本実施例では局部発信信号がRF信号入
力側へ流入することを阻止する機能も併せて持たせたも
のである。
【0013】図1に示した実施例ではnが1の場合、即
ちマイクロストリップ線路2全体の長さが3λ/4の場
合が描かれている。ここで、局部発振信号Loと、該局
部発振信号LoとRF信号Sとから混合器3で発生され
るイメージ信号は隣接しているので、その波長は大きさ
がほぼ等しく、前記マイクロストリップ線路2全体の長
さを3λ/4とすれば、前記混合器3のRF信号Sの入
力端からイメージショートスタブ2bの短絡端までの長
さは、局部発振信号Loの半波長であると共に、イメー
ジ信号のほぼ半波長でもある。 又、前記混合器3の
RF信号Sの入力端からRF信号結合線路2aの開放端
までの長さは、局部発振信号Loの1/4波長となる。
ちマイクロストリップ線路2全体の長さが3λ/4の場
合が描かれている。ここで、局部発振信号Loと、該局
部発振信号LoとRF信号Sとから混合器3で発生され
るイメージ信号は隣接しているので、その波長は大きさ
がほぼ等しく、前記マイクロストリップ線路2全体の長
さを3λ/4とすれば、前記混合器3のRF信号Sの入
力端からイメージショートスタブ2bの短絡端までの長
さは、局部発振信号Loの半波長であると共に、イメー
ジ信号のほぼ半波長でもある。 又、前記混合器3の
RF信号Sの入力端からRF信号結合線路2aの開放端
までの長さは、局部発振信号Loの1/4波長となる。
【0014】次に、図1を参照して上記実施例の動作を
説明する。受信RF信号SがRF信号バンドパスフィル
タ1を通過し、RF信号結合線路2aを介して混合器3
に供給されると同時に、図示しない誘電体共振器から成
る局部発振器から供給される局部発振信号Loが、Lo
信号バンドパスフィルタ4を介して前記混合器3に供給
される。この際、混合器3のRF信号Sの入力端からイ
メージショートスタブ2bの短絡端までの長さは、夫々
局部発振信号Loに対しては半波長、イメージ信号に対
してはほぼ半波長であるから、前記入力端からイメージ
ショートスタブ2bの短絡端を見たインピーダンスは両
信号に対して零となり、前記入力端は両信号に対して短
絡状態となる。従って、局部発振信号Lo及びイメージ
信号の双方は、夫々前記入力端で反射される。
説明する。受信RF信号SがRF信号バンドパスフィル
タ1を通過し、RF信号結合線路2aを介して混合器3
に供給されると同時に、図示しない誘電体共振器から成
る局部発振器から供給される局部発振信号Loが、Lo
信号バンドパスフィルタ4を介して前記混合器3に供給
される。この際、混合器3のRF信号Sの入力端からイ
メージショートスタブ2bの短絡端までの長さは、夫々
局部発振信号Loに対しては半波長、イメージ信号に対
してはほぼ半波長であるから、前記入力端からイメージ
ショートスタブ2bの短絡端を見たインピーダンスは両
信号に対して零となり、前記入力端は両信号に対して短
絡状態となる。従って、局部発振信号Lo及びイメージ
信号の双方は、夫々前記入力端で反射される。
【0015】又、前記混合器3のRF信号Sの入力端か
らRF信号結合線路2aの開放端までの長さは、局部発
振信号Loの1/4波長となるので、前記入力端は局部
発振信号Loに対して、前述と同様に短絡状態となり、
局部発振信号Loはここで反射される。即ち、局部発振
信号Loに対しては、混合器3のRF信号Sの入力端か
ら左右両方向端を見たインピーダンスはいずれも零とな
り、局部発振信号Loはここでほぼ完全に反射される◎
そして、前記RF信号Sは混合器3で局部発振信号Lo
と効率良く混合され、混合器3の非線形性により、RF
信号Sと局部発振信号Loの差の周波数成分の中間周波
数信号となりローパスフィルタ5から出力される。
らRF信号結合線路2aの開放端までの長さは、局部発
振信号Loの1/4波長となるので、前記入力端は局部
発振信号Loに対して、前述と同様に短絡状態となり、
局部発振信号Loはここで反射される。即ち、局部発振
信号Loに対しては、混合器3のRF信号Sの入力端か
ら左右両方向端を見たインピーダンスはいずれも零とな
り、局部発振信号Loはここでほぼ完全に反射される◎
そして、前記RF信号Sは混合器3で局部発振信号Lo
と効率良く混合され、混合器3の非線形性により、RF
信号Sと局部発振信号Loの差の周波数成分の中間周波
数信号となりローパスフィルタ5から出力される。
【0016】図2は図1に示す周波数変換器が適用され
た衛星放送受信機に於いて、混合器3のRF信号Sの入
力端からRF入力側を見た通過特性A及び反射特性Bの
一測定例を示し、横軸は周波数を示し二目盛りで1Gh
zであり、縦軸は減衰量で夫々一目盛り5dBである。 同図に於いて、RF信号Sの周波数帯域は11.7〜1
2.2GHzで局部発振信号Loの周波数は10.75
GHzであり、そして局部発振信号Loの周波数の2倍
とRF信号Sの周波数との差として発生するイメージ信
号の周波数帯域は9.3〜9.8GHzである。前記通
過特性Aの左から3番目のマーカ(菱形印)で示した所
は、局部発信周波数10.75GHzの測定点で、その
通過損失は38.41dBであり、このように局部発信
周波数付近では減衰量、即ち通過損失が著しく増加し、
局部発振信号LoのRF入力側への流入が阻止されてい
ることが明らかである。
た衛星放送受信機に於いて、混合器3のRF信号Sの入
力端からRF入力側を見た通過特性A及び反射特性Bの
一測定例を示し、横軸は周波数を示し二目盛りで1Gh
zであり、縦軸は減衰量で夫々一目盛り5dBである。 同図に於いて、RF信号Sの周波数帯域は11.7〜1
2.2GHzで局部発振信号Loの周波数は10.75
GHzであり、そして局部発振信号Loの周波数の2倍
とRF信号Sの周波数との差として発生するイメージ信
号の周波数帯域は9.3〜9.8GHzである。前記通
過特性Aの左から3番目のマーカ(菱形印)で示した所
は、局部発信周波数10.75GHzの測定点で、その
通過損失は38.41dBであり、このように局部発信
周波数付近では減衰量、即ち通過損失が著しく増加し、
局部発振信号LoのRF入力側への流入が阻止されてい
ることが明らかである。
【0017】又、左から1,2番目のマーカで示される
イメージ信号の周波数帯域でも、その通過損失がほぼ3
0dBに近く、従来の周波数変換器と同様にイメージ信
号のRF入力側への流入を阻止している。そして、左か
ら4,5番目のマーカで示されているようにRF信号の
周波数帯域での通過損失は極めて小さく、前記混合器3
に効率良く供給される。このように、局部発振信号Lo
は、混合器3のRF信号Sの入力端でほぼ全反射されR
F入力側への流入が阻止されるので、前記RF信号Sと
同様に、局部発振信号Loの前記混合器3への注入効率
を向上させ、周波数変換器の性能を著しく向上する。
イメージ信号の周波数帯域でも、その通過損失がほぼ3
0dBに近く、従来の周波数変換器と同様にイメージ信
号のRF入力側への流入を阻止している。そして、左か
ら4,5番目のマーカで示されているようにRF信号の
周波数帯域での通過損失は極めて小さく、前記混合器3
に効率良く供給される。このように、局部発振信号Lo
は、混合器3のRF信号Sの入力端でほぼ全反射されR
F入力側への流入が阻止されるので、前記RF信号Sと
同様に、局部発振信号Loの前記混合器3への注入効率
を向上させ、周波数変換器の性能を著しく向上する。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高
周波信号結合線路とイメージショートスタブの全体の長
さを、局部発振信号の波長の(2n+1)/4、但し、
nは自然数、に等しくなるようにしたので、RF信号バ
ンドパスフイルタのフイルタ段数を増加することなく、
局部発振信号のRF入力側への流入を十分阻止し、混合
器の注入効率を改善して周波数変換器の性能を向上する
という優れた効果を奏する。
周波信号結合線路とイメージショートスタブの全体の長
さを、局部発振信号の波長の(2n+1)/4、但し、
nは自然数、に等しくなるようにしたので、RF信号バ
ンドパスフイルタのフイルタ段数を増加することなく、
局部発振信号のRF入力側への流入を十分阻止し、混合
器の注入効率を改善して周波数変換器の性能を向上する
という優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係わる周波数変換器の一実施例を示す
回路図。
回路図。
【図2】図1に示す周波数変換器に於て、混合器のRF
信号の入力端からRF入力側を見た通過特性A及び反射
特性Bを示すグラフ。
信号の入力端からRF入力側を見た通過特性A及び反射
特性Bを示すグラフ。
【図3】従来の周波数変換器を示す回路図。
1…RF信号バンドパスフィルタ、
2a…RF信号結合線路、
2b…イメージショートスタブ、
3…混合器、
4…Lo信号バンドパスフィルタ、
5…ローパスフィルタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 局部発振信号を発生する局部発振器と
、前記局部発振器からの局部発振信号のみを通過する局
部発振信号用バンドパスフィルタと、前記局部発振信号
と受信高周波信号とを混合する混合器と、所定の範囲の
受信高周波信号のみを通過する高周波信号用バンドパス
フィルタと、前記高周波信号用バンドパスフィルタから
の出力信号と結合して、受信高周波信号を前記混合器に
供給する高周波信号結合線路と、前記高周波信号結合線
路に接続され、前記混合器で発生するイメージ信号が高
周波信号用バンドパスフィルタ側に流入することを阻止
するイメージショートスタブと、前記混合器において、
局部発振周波数と受信高周波周波数の差として得られる
中間周波信号のみを通過するローパスフィルタとを具備
する周波数変換器において、前記高周波信号結合線路と
イメージショートスタブの全体の長さが、局部発振信号
の波長の(2n+1)/4、但しnは自然数、に等しく
なるように設定されることを特徴とする周波数変換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7012191A JPH04306010A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 周波数変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7012191A JPH04306010A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 周波数変換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04306010A true JPH04306010A (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=13422406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7012191A Pending JPH04306010A (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 周波数変換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04306010A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003038992A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Melangeur d'harmoniques d'ordre pair a filtre integre et appareil de communication radio haute frequence l'utilisant |
JP2007266948A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 偶高調波ミクサおよびそのバンドパスフィルタ |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP7012191A patent/JPH04306010A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003038992A1 (fr) * | 2001-11-01 | 2003-05-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Melangeur d'harmoniques d'ordre pair a filtre integre et appareil de communication radio haute frequence l'utilisant |
US7164902B2 (en) | 2001-11-01 | 2007-01-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Filter-integrated even-harmonic mixer and hi-frequency radio communication device using the same |
JP2007266948A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | 偶高調波ミクサおよびそのバンドパスフィルタ |
JP4593503B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-12-08 | 三菱電機株式会社 | 偶高調波ミクサおよびそのバンドパスフィルタ |
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