JPH04305511A - Cosmetic - Google Patents

Cosmetic

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JPH04305511A
JPH04305511A JP7006691A JP7006691A JPH04305511A JP H04305511 A JPH04305511 A JP H04305511A JP 7006691 A JP7006691 A JP 7006691A JP 7006691 A JP7006691 A JP 7006691A JP H04305511 A JPH04305511 A JP H04305511A
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silicone
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oil
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sebum
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Noboru Hase
昇 長谷
Toshinori Shiyouji
小路 稔徳
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Abstract

PURPOSE:To obtain a cosmetic having comfortable and refreshing feeling and effective for preventing the degradation of make-up caused by sebum by combining a liquid perfluorinated organic compound, a specific sustained-release silicone having an evaporation rate close to the sebum-generation rate and a highabsorption powder. CONSTITUTION:The objective cosmetic can be produced by combining (A) about 1-50wt.% (based on total composition) of a liquid perfluorinated organic compound [e.g. perfluorodecalin, perfluoroadamantane, compound of formula I (x and y are 500-100,000; x/y is 0.2-2), compound of formula II (z is 4-500), etc., (B) about 10-40wt.% of a cyclic silicone of formula III (R<2> and R<2> are alkyl, alkenyl, aryl or halogenated alkyl; l is 7 or 8) or a chain silicone having an evaporation rate of 6.7X1/10<5> to 5.5X1/10<4>cm<2>/H at 30 deg.C and (C) about 5-20wt.% of an oil-absorbing powder capable of absorbing 1.5 times weight of squalane (especially preferably an acrylate copolymer). The cyclic silicone of formula III can be produced by reacting an alpha, omega-dihydroxyorganopolysiloxane with a dihalogenosilane derivative.

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は化粧料に関し、更に詳細
には、液状のパーフルオロ有機化合物と特定の徐放性シ
リコーン及び高吸油性粉体を含有し、さっぱりとした使
用感を有するとともに、塗布後の化粧膜に撥水撥油性を
付与して汗又は皮脂による薬効成分や顔料等の化粧成分
の消失、経時による顔面のテカリ等の化粧崩れを防止し
、初期状態を持続することができる化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
、薬効成分や顔料等の化粧成分の消失、経時による顔面
のテカリ、油浮き、色くすみ等の化粧崩れの原因として
は、汗、涙、皮脂などの人体分泌物の作用による内的要
因と、皮膚の動き、手あるいは衣類との接触、雨(水と
の接触)などの外環境要因がある。 【0003】これらのうち、特に皮脂が原因となる化粧
崩れが問題視されているが、これは製品塗布後の残存油
分と皮脂発生の増加によると考えられている。すなわち
、一般に化粧料は油分として揮発性又は不揮発性のもの
を使用しているが、不揮発性の油分を主体とした場合、
揮発性の他の成分は肌の温度や塗布時の摩擦等により容
易に揮発し、後に不揮発性の油分が残り、さらにこれに
経時的に発生した皮脂が加わり、油分として過剰に化粧
成分を濡らす結果となる。これが皮脂による化粧崩れを
招く原因となっている。また、揮発性の油分としては、
通常安全性及び使用感の点からオクタメチルシクロテト
ラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が
用いられており、これらを油分の主成分として使用すれ
ば皮脂崩れを防止することができるが、これらは揮発速
度が速く、塗布直後十数分で揮発してしまうため、塗布
後の感触が粉っぽくなる、顔がつっぱる等仕上がり状態
が悪いという問題があった。 【0004】一方、近年、化粧料に耐水性、耐皮脂性及
び耐油性を付与する目的で、液状のパーフルオロ有機化
合物(特開昭61−234928 号、特開昭63−1
07911 号)を使用することが提案されている。し
かし、パーフルオロ有機化合物は化粧料に通常用いられ
る他の添加剤とは相溶しにくく、パーフルオロ有機化合
物のみを油剤とし、特に乳化型化粧料に多量に用いた場
合、安定な化粧料を得ることは難しく、また使用感にお
いてのびが重く、さっぱり感に欠けるなどの欠点があっ
た。 【0005】従って、液状のパーフルオロ有機化合物の
性能を損なわずに使用感に優れた化粧料が望まれていた
。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、液状のパーフルオロ
有機化合物と揮発速度が皮脂発生速度に近い特定の徐放
性シリコーン及び高吸油性粉体を組み合わせて用いれば
、使用感がよくさっぱりとし、しかも皮脂による化粧崩
れを防止し、塗布初期の状態を持続することができる化
粧料が得られることを見出し本発明を完成した。 【0007】すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(
C) (A)液状のパーフルオロ有機化合物 (B)次の一般式(1) 【0008】 【化2】 【0009】(式中、R1及びR2は、同一又は異なっ
て、アルキル基、アルケニル基、アリール基又はハロゲ
ン化アルキル基を示し、lは7又は8の数を示す)で表
される環状シリコーン又は30℃における揮発速度が 
6.7×10−5〜 5.5×10−4g/cm2・H
である鎖状シリコーン(C)自重の 1.5倍以上のス
クワランを吸収できる吸油性粉体を含有することを特徴
とする化粧料を提供するものである。 【0010】本発明で用いられる(A)成分の液状のパ
ーフルオロ有機化合物としては、常温で液状のものであ
れば特に制限されないが、例えばパーフルオロデカリン
、パーフルオロアダマンタン、パーフルオロブチルテト
ラヒドロフラン、パーフルオロオクタン、パーフルオロ
ノナン、パーフルオロペンタン、パーフルオロデカン、
パーフルオロドデカン、一般式(2)で表されるパーフ
ルオロポリエーテルなどが挙げられる。 【0011】 【化3】 【0012】(式中、R3、R5、R6及びR7は、同
一又は異なって、フッ素原子、パーフルオロアルキル基
又はパーフルオロアルキルオキシ基を示し、R4はフッ
素原子又はパーフルオロアルキル基を示し、p、q及び
rは分子量が 500〜100000となる0以上の数
を示す。ただし、p=q=r=0となることはない) なお、一般式(2)中、カッコ内に示される各パーフル
オロ基はこの順で並んでいる必要はなく、またランダム
重合でもブロック重合でもよく、パーフルオロアルキル
基、パーフルオロアルキル基の炭素数は1〜4が好まし
い。 【0013】これらのうち、特に粘度が5〜5000c
St の液体状のものが好ましく、例えば次の一般式(
3)【0014】 【化4】 【0015】(式中、x及びyは分子量が 500〜1
00000となる数を示し、x/yは 0.2〜2であ
る)で表されるFOMBLIN HC−04(平均分子
量1500) 、同HC−25(同3200) 、同H
C−R (同6600) (以上、モンテフロス社製)
や、次の一般式(4) 【0016】 【化5】 【0017】(式中、zは4〜500 の数を示す)で
表されるデムナムS−20 (重量平均分子量2500
0)、同S−65(同4500)、同S−100(同5
600)、同S−200(同8400) (以上、ダイ
キン工業社製)などの市販品を使用することができる。 【0018】これらのパーフルオロ有機化合物は、1種
又は2種以上を組み合わせて用いることができ、全組成
中に 0.1〜98重量%(以下、単に%で示す)、特
に1〜50%配合するのが好ましい。 【0019】(B)成分のうち、環状シリコーンは前記
一般式(1)で表され、式中、R1及びR2はアルキル
基、アルケニル基、アリール基又はハロゲン化アルキル
基を示すが、アルキル基としては、炭素数1〜10のも
のが好ましく、例えばメチル基、エチル基、プロピル基
、イソプロピル基、n−ブチル基、tert−ブチル基
、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、
ノニル基、デシル基等が挙げられ;アルケニル基として
は、炭素数2〜6のものが好ましく、例えばビニル基、
1−プロペニル基、アリル基、1−ブテニル基、2−ペ
ンテニル基等が挙げられ;アリール基としては、例えば
フェニル基等が挙げられ;ハロゲン化アルキル基として
は、例えば3,3,3−トリフルオロプロピル基等が挙
げられる。 【0020】これら一般式(1)で表される環状シリコ
ーンは、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン等
のシロキサンユニット数の少ない(5以下)環状オルガ
ノポリシロキサン合成時に副生成物として得ることがで
きるが、この方法では生成量が極めて少ないため、それ
ぞれを単品として大量に得ることは困難である。しかし
、例えば、次の反応式で示される方法によれば、純度の
高いものを大量に得ることができる。 【0021】 【化6】 【0022】(式中、R1及びR2は前記と同じ意味を
有し、Xはハロゲン原子を示し、nは3〜5の整数を示
し、mは0〜2の整数を示す) すなわち、一般式(5)で表されるα,ω−ジヒドロキ
シオルガノポリシロキサンに、一般式(6)で表される
ジハロゲノシラン誘導体を反応させることにより、環状
シリコーン(1)を製造することができる。 【0023】ここで原料として用いられるα,ω−ジヒ
ドロキシオルガノポリシロキサン(5)は、例えば次の
反応式に従って製造することができる。 【0024】 【化7】 【0025】(式中、R1、R2及びnは前記と同じ意
味を有する) すなわち、環状シリコーン(7)、クロロシラン(8)
及び水を無機固体化合物の存在下に反応させて、α,ω
−ジハイドロジェンオルガノポリシロキサン(9)とな
し、次いでこれをヒドロキシル化すれば、α,ω−ジヒ
ドロキシオルガノポリシロキサン(5)を得ることがで
きる。また、α,ω−ジハイドロジェンオルガノポリシ
ロキサン(10)をヒドロキシル化してα,ω−ジヒド
ロキシオルガノポリシロキサン(11)となし、これに
クロロシラン(8)を反応させれば、シロキサン数が2
ユニット延長されたα,ω−ジハイドロジェンオルガノ
ポリシロキサン(9)が得られ、さらにこれをヒドロキ
シル化することにより、α,ω−ジヒドロキシオルガノ
ポリシロキサン(5)を得ることができる。 【0026】α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキ
サン(5)とジハロゲノシラン誘導体(6)との反応は
、例えばピリジンなどの塩基の存在下、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶
媒又はクロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭
化水素系溶媒中で行われる。この反応は2分子による閉
環反応であるため、収率の向上のためには、溶液はでき
るだけ希薄であることが好ましい。具体的には、できる
だけ大量の有機溶媒中に、低濃度のα,ω−ジヒドロキ
シオルガノポリシロキサン(5)の溶液と、やはり低濃
度の塩基とジハロゲノシラン誘導体(6)の溶液とを同
速度で、できるだけ長い時間をかけて滴下するのが好ま
しい。反応溶液の濃度は 0.001〜10mol/l
 、好ましくは0.05〜1mol/lであり、滴下時
間は1〜100 時間、好ましくは5〜20時間である
。 【0027】なお、この反応において、目的とする環状
シリコーン(1)のシロキサンユニット数に応じて、α
,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン(5)とジ
アルキルジハロゲノシラン又はα,ω−ジハロゲノオル
ガノポリシロキサン(6)の組み合わせは複数考えられ
るが、原料入手の容易さ等から適宜選択すればよい。 例えばテトラデカメチルシクロヘプタシロキサンの場合
は、α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロキサン(5
)として、R1=R2=メチル基、n=4のもの、ジア
ルキルジハロゲノシラン(6)としてジメチルジクロロ
シランを用いるのが好ましい。また、ヘキサデカメチル
シクロオクタシロキサンの場合は、α,ω−ジヒドロキ
シオルガノポリシロキサン(5)として、R1=R2=
メチル基、n=4のもの、α,ω−ジハロゲノオルガノ
ポリシロキサン(6)として、R1=R2=メチル基、
m=1、X=Clのものを用いるのが好ましい。 【0028】また、(B)成分のうち、鎖状シリコーン
としては、直鎖状でも分岐鎖状でもよく、例えば次の一
般式(12)又は(13) 【0029】 【化8】 【0030】(式中、R8は同一又は異なって、アルキ
ル基又はハロゲン化アルキル基を示し、sは3〜10の
整数、tは0又は1、uは0〜4の整数を示す)で表さ
れる鎖状シリコーンを挙げることができる。なお、式(
12)及び(13)中、R8で示されるアルキル基とし
ては、炭素数1〜3のものが好ましく、例えばメチル基
、エチル基、プロピル基等が挙げられ、ハロゲン化アル
キル基としては、例えば3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基等が挙げられる。 【0031】直鎖状シリコーン(12)はsが4以下の
ものは高純度(90%以上)のものが市販されているが
、これを超えるものは、例えば次の反応式に従って製造
することができる。 【0032】 【化9】 【0033】(式中、R8は前記と同じ意味を有し、v
は3〜8の整数を示す) すなわち、一般式(14)で表される環状シリコーンと
、一般式(15)で表されるトリアルキルクロロシラン
及び水を無機固体化合物の存在下で反応せしめれば、v
が4を超える高純度の鎖状シリコーン(12)を得るこ
とができる。ここで用いられる環状シリコーン(14)
としては、例えばヘキサメチルシクロトリシロキサン、
ヘキサエチルシクロトリシロキサン、ヘキサエチルシク
ロトリシロキサン、トリメチルトリビニルシクロトリシ
ロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オク
タエチルシクロテトラシロキサン、テトラメチルテトラ
ビニルシクロテトラシロキサン、テトラ(トリフルオロ
プロピル)テトラメチルシクロテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘ
キサシロキサン等が挙げられ;トリアルキルクロロシラ
ン(15)としては、例えばトリメチルクロロシラン、
トリエチルクロロシラン、ジメチルエチルクロロシラン
等が挙げられる。また、無機固体化合物としては、反応
溶液に不溶性で、かつ反応溶液に均一に分散するものが
好ましく、例えばシリカゲル、二酸化チタン、シリカ・
アルミナ等が挙げられ、特にシリカゲルが好ましい。こ
こで、シリカゲルとは、無定形珪酸重合物をいい、いか
なる種類のものであっても用いることができるが、同重
量で反応速度が速いという点で、粒度の小さいものが好
ましい。反応は、環状シリコーン(14)、無機固体化
合物及び水の混合物中に、トリアルキルクロロシラン(
15)を添加すればよく、用いられるトリアルキルクロ
ロシラン(15)の量は、環状シリコーン(14)に対
して、2〜10倍モル、好ましくは2〜4倍モル、さら
に好ましくは3倍モル程度である。固体酸塩基触媒の使
用量は環状シリコーン(14)及びトリアルキルクロロ
シラン(15)の反応性に応じて選択されるが、環状シ
リコーン(14)に対して1〜50%の範囲である。ま
た、水の量は化学量論的過剰量使用される。すなわち、
環状シリコーン(14)に対して1〜500 倍モル、
好ましくは5〜20倍モルの範囲で選択される。反応溶
媒は使用してもしなくてもよいが、環状シリコーンとし
て常温で固体であるヘキサメチルシクロトリシロキサン
を用いる場合には、反応を円滑にすすめるために用いる
のが好ましい。反応溶媒としては、例えばペンタン、ヘ
キサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン等の水と混じり
合わない炭化水素系溶媒が好ましい。クロロシラン添加
後は室温条件下で、環状シリコーンの反応性により異な
るが、1〜20時間反応させる。 得られた直鎖状シリコーン(12)は常圧下又は減圧下
、好ましくは減圧下で蒸留することにより、未反応の環
状シリコーン(14)及びトリアルキルクロロシラン(
15)と容易に分離することができる。なお、回収され
た環状シリコーン(14)及びトリアルキルクロロシラ
ン(15)は再び反応に使用することができる。 【0034】また、分岐鎖状シリコーン(13)は、例
えば次の反応式に従って製造することができる。 【0035】 【化10】 【0036】(式中、R8、X、t及びuは前記と同じ
意味を有する) すなわち、トリ又はテトラハロゲノシラン(16)にヒ
ドロキシオルガノポリシロキサン(17)を反応させる
ことにより、分岐鎖状シリコーン(13)を得ることが
できる。この反応は塩基の存在下に行なうのが好ましい
。 【0037】(B)成分のこれらの鎖状シリコーンは、
さらに30℃における揮発速度が 6.7×10−5〜
 5.5×10−4g/cm2・Hであることが必要で
ある。なお、揮発速度はシャーレ(φ=48mm)に1
g程度の鎖状シリコーンを精秤し、表面温度30℃のホ
ットプレート上にのせ、経時的に重量減少を調べること
による求めることができる。 これらの条件を満たす鎖状シリコーンとしては、例えば
テトラデカメチルヘキサシロキサン(1.6 ×10−
4g/cm2・H)、ヘキサデカメチルヘプタシロキサ
ン(2.1 ×10−4g/cm2・H)等が挙げられ
る。 【0038】(B)成分の環状シリコーン又は鎖状シリ
コーンは、全組成中に5〜70%、特に10〜40%配
合するのが好ましい。5%未満では、塗布直後から粉っ
ぽくなる傾向があり、70%を超えると、後残りがあり
、皮脂と合一してテカリを助長するので好ましくない。 【0039】本発明の(C)成分である吸油性粉体は、
自重の 1.5倍以上のスクワランを吸収できるもので
あれば特に限定されるものではない。なお、本発明にお
いて、吸油性粉体の吸油量は、スクワランを用い、JI
S K5101(1978年) に規定の顔料吸油量測
定に準じた方法により測定したものである。すなわち、
50mlのビーカーに1gの粉体を取り、スクワランを
少しずつ滴下しながらヘラを用いて練り込み、粉体が全
体的にペースト状になったときを終点とし、粉体 10
0gあたりの所要スクワランの重量(g)をもって示し
た。そして、(C)成分の吸油性粉体は、この方法で測
定したときに、自重の 1.5倍以上のスクワランを吸
収できることが必要である。 【0040】かかる(C)成分の吸油性粉体としては、
例えば次の一般式(18)及び(19)【0041】 【化11】 【0042】(式中、R9は炭素数1〜30の直鎖又は
分岐鎖のアルキレン基を示し、R10 は炭素数1〜3
0の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す)で表される構
造単位を有するアクリレートコポリマー;溶解度パラメ
ータが7〜10のビニル系モノマーの1種又は2種以上
を重合及び多孔質化して得られる多孔性ビニル系ポリマ
ー(特開昭63−316715 号)等が挙げられる。 これらのうち、アクリレートコポリマーの代表的なもの
としては、POLYTRAP(ダウ・コーニング社製)
が挙げられる。なお、従来化粧料に用いられている主な
粉体の吸油量(自重に対する倍率) は、タルク 0.
6、シリコーン被覆タルク0.48、セリサイト0.6
1、シリコーン被覆セリサイト 0.5、シリコーン被
覆酸化チタン0.26、シリコーン被覆酸化鉄0.42
、酸化亜鉛0.87、ナイロンパウダー0.47であり
、これらを用いても本発明の効果を得ることはできない
。 【0043】(C)成分の吸油性粉体は1種又は2種以
上を組み合わせて用いることができ、全組成中に3〜4
0%、特に5〜20%配合するのが好ましい。3%未満
では発生する皮脂を充分に吸収することができず、40
%を超えると粉っぽくなり好ましくない。 【0044】本発明の化粧料には、前記必須成分以外に
、通常の化粧料に用いられる油剤を併用することができ
る。かかる油剤としては、例えばオクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の前記(B)成
分以外の環状シリコーン;メチルポリシロキサン、ジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等
の不揮発性シリコーン;スクワラン、パーム油等の動植
物性油脂;ワセリン等の鉱物油;その他炭化水素、高級
脂肪酸エステル、流動パラフィン、イソ流動パラフィン
などが挙げられる。 【0045】さらに、本発明の化粧料には、必要に応じ
て通常の化粧料に配合される成分、例えばワセリン、ラ
ノリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カ
ルナウバロウ、キャンデリラロウ、高級脂肪酸、高級ア
ルコール等の固形・半固形油分;水溶性及び油溶性ポリ
マー;無機及び有機顔料、シリコン又はフッ素化合物で
処理された無機及び有機顔料、有機染料等の色剤;アニ
オン性活性剤、カチオン性活性剤、非イオン性活性剤、
ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合
体、ポリエーテル変性シリコーン等の界面活性剤;その
他水、防腐剤、酸化防止剤、色素、増粘剤、pH調整剤
、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、冷感剤、
制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤などを本発明の効果を損な
わない範囲で適宜配合することができる。 【0046】本発明の化粧料は、常法により製造するこ
とができ、頬紅、アイシャドー、ファンデーション、お
しろい、クリーム、化粧水等、多くの化粧料に適用する
ことができる。 【0047】特にファンデーションとする場合にはフッ
素化合物で処理された顔料を用いると、皮脂くずれしに
くくなるので好ましい。ここでフッ素化合物とは含フッ
素界面活性剤、含フッ素ポリマー等をいい、これら化合
物による顔料の処理方法、得られる処理顔料の性質等に
ついては米国特許3,632,744 号、特公昭61
−55481号、特公昭61−48803号等に記載さ
れている。また、市販品としては、フルオロアルキルジ
(オキシエチル)アミンリン酸塩エステルで処理した各
種顔料(「パフライト」,大東化成工業(株))等があ
る。これらフッ素化合物処理顔料は、ファンデーション
中5〜95重量%用いるのが好ましい。 【0048】 【発明の効果】本発明の化粧料は、べたつきがなくてさ
っぱりとした使用感を有し、しかも汗や皮脂による薬効
成分や顔料等の化粧成分の消失、経時による顔面のテカ
リ等の化粧崩れを良好に防止し、初期状態を持続するこ
とができるものである。 【0049】 【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。 参考例1 テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン(一般式(1
)中、R1=R2=メチル基、l=7)の合成:pH=
7.3 のリン酸緩衝溶液 446.3g、1,4−ジ
オキサン 2.2l及び5%パラジウムカーボン22.
3gを攪拌装置を備えた5l三口フラスコに入れた。こ
れに、1,11−ジハイドロジェンドデカメチルヘキサ
シロキサン 270gを1時間かけて滴下し、滴下終了
後さらに1時間攪拌を続けた。次いで、5%パラジウム
カーボンを濾過し、ベンゼン2lを加えた。このとき、
溶液は2層に分離したので、下層の水層を分液し、水 
0.4lを加えてベンゼン層を洗浄した。この操作をさ
らに2回繰り返した後、得られた1,11−ジヒドロキ
シドデカメチルヘキサシロキサンのベンゼン溶液を 1
.5lまで減圧濃縮した。ベンゼン3lを攪拌装置を備
えた10l三口フラスコに入れ、よく攪拌しながらジメ
チルクロロシラン81.3gとピリジン99gのベンゼ
ン溶液 1.5lと1,11−ジヒドロキシドデカメチ
ルヘキサシロキサンのベンゼン溶液 1.5lを同速度
で12時間かけて滴下した。滴下終了後さらに2時間攪
拌を続け、析出したピリジンの塩酸塩を濾過した。 濾液を全体の容積が2lになるまで減圧濃縮し、ベンゼ
ン層を水 0.5lで2回、10%NaHCO3溶液 
0.5lで2回、最後に水 0.5lで2回洗浄した。 ベンゼンを減圧留去し、得られた溶液を減圧下蒸留する
と、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサンを 15
0.5g(収率46.3%)得た。 物性値 沸点;91.5℃(0.15mmHg)MS;504 
(M+ −15) IR;1056cm−1(Si−O) 29Si−NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、TM
S基準)−22.22 1H−NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、C6H6
  δ=7.15基準)0.2(s) 【0050】参考例2 ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサン(一般式(1
)中、R1=R2=メチル基、l=8)の合成:pH=
7.3 のリン酸緩衝溶液 430g、1,4−ジオキ
サン 2.1g及び5%パラジウムカーボン10.7g
を攪拌装置を備えた5l三口フラスコに入れた。これに
、1,11−ジハイドロジェンドデカメチルヘキサシロ
キサン 251.7gを1時間かけて滴下し、滴下終了
後さらに1時間攪拌を続けた。次いで、5%パラジウム
カーボンを濾過し、ベンゼン2lを加えた。このとき、
溶液は2層に分離したので、下層の水層を分液し、水 
0.4lを加えてベンゼン層を洗浄した。この操作をさ
らに2回繰り返した後、得られた1,11−ジヒドロキ
シドデカメチルヘキサシロキサンのベンゼン溶液を 1
.5lまで減圧濃縮した。ベンゼン3lを攪拌装置を備
えた10l三口フラスコに入れ、よく攪拌しながら1,
3−ジクロロテトラシロキサン 122.5gとピリジ
ン95.4gのベンゼン溶液 1.5lと1,11−ジ
ヒドロキシドデカメチルヘキサシロキサンのベンゼン溶
液 1.5lを同速度で12時間かけて滴下した。滴下
終了後さらに2時間攪拌を続け、析出したピリジンの塩
酸塩を濾過した。濾液を全体の容積が3lになるまで減
圧濃縮し、ベンゼン層を水 0.5lで2回、10%N
aHCO3溶液 0.5lで2回、最後に水 0.5l
で2回洗浄した。ベンゼンを減圧留去し、得られた溶液
を減圧下蒸留すると、ヘキサデカメチルシクロオクタシ
ロキサンを 127.3g(収率35.6%)得た。 物性値 沸点;93.0℃(0.13mmHg)MS;578 
(M+ −15) IR;1056cm−1(Si−O) 29Si−NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、TM
S基準)−22.30 1H−NMR;ppm(δ)(重ベンゼン中、C6H6
  δ=7.15基準)0.2(s) 【0051】参考例3 テトラデカメチルヘキサシロキサン(一般式(12)中
、R8がすべてメチル基、s=4)の合成:滴下ロート
を備えた 500mlフラスコに、オクタメチルシクロ
テトラシロキサン100g、水60.6g、シリカゲル
(キーゼルゲル60(メルク社製)、250 〜400
 メッシュ)10.1gを入れ、充分攪拌しながらトリ
メチルクロロシラン 109.9gを1時間かけて滴下
した。10時間後、攪拌を停止し、キーゼルゲルを濾過
し、得られた濾液を減圧蒸留して過剰なトリメチルクロ
ロシランを留去した。得られた溶液を分液ロートに移し
て水層を分液し、油層を水50mlで2回、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液50ml、さらに水50mlで2回
分液した。得られた溶液を減圧蒸留すると、テトラデカ
メチルヘキサシロキサンを63.5g(収率78%)得
た。 【0052】参考例4 ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(一般式(12)中
、R8がすべてメチル基、s=5)の合成:滴下ロート
を備えた 500mlフラスコに、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン 150g、水73.2g、シリカゲル
(キーゼルゲル60(メルク社製)、250 〜400
 メッシュ)12.2gを入れ、充分攪拌しながらトリ
メチルクロロシラン 132gを1 時間かけて滴下し
た。11時間後、攪拌を停止し、キーゼルゲルを濾過し
、得られた濾液を減圧蒸留して過剰なトリメチルクロロ
シランを留去した。得られた溶液を分液ロートに移して
水層を分液し、油層を水50mlで2回、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液50ml、さらに水50mlで2回分
液した。得られた溶液を減圧蒸留すると、ヘキサデカメ
チルヘプタシロキサンを78.8g(収率67.1%)
得た。 【0053】実施例1      二層型液状ファンデ
ーション(W/O型) 表1に示す組成の二層型液状ファンデーション(W/O
型)を製造し、使用感及び化粧持ちについて評価した。 結果を表2に示す。 (製法)油相を室温で溶解した後、顔料を添加してディ
スパーで分散させた。これに、水相を攪拌しながら添加
して乳化し、二層型液状ファンデーション(W/O型)
を得た。 (評価方法)10人の専門パネラーにより各二層型液状
ファンデーションを官能評価し、下記の基準によりさっ
ぱり感、粉っぽさ及び化粧持ちについて判定した。 ○;8人以上が良いと答えた △;4〜7人が良いと答えた ×;4人未満が良いと答えた 【0054】 【表1】 【0055】 【表2】 【0056】表2から明らかなように、本発明の化粧料
はパーフルオロポリエーテル、徐放性シリコーン及び高
吸油性粉体を併用することにより、使用感、化粧持ちと
もに優れたものであった。 【0057】実施例2      クリーム状ファンデ
ーション:実施例1と同様にして、下記組成のクリーム
状ファンデーションを得た。 (組成)  (1)ヘキサデカメチルシクロオクタシロキサン(参
考例2)      20.0(%) (2)ジメチル
ポリシロキサン     (KF−96A、信越化学(株)製、6cs)
                       5.
0 (3)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシアルキ
レン共重合体    (東レダウコーニング・シリコー
ン社製)                   1.
0 (4)パーフルオロポリエーテル     (FOMBLIN HC−25 、モンテフロ
ス社製)                    1
5.0 (5)グリセリン             
                         
         2.0 (6)精製水      
                         
                   残量 (7)
顔料(ポリメチル水素シロキサン被覆)      セ
リサイト                     
                        6
.0      酸化チタン            
                         
        8.0      酸化鉄(赤、黄、
黒)                       
            1.2 (8)ナイロンパウ
ダー(SP−500、東レ(株)製)        
         5.0 (9)多孔性ビニル系ポリ
マー(特開昭63−316715 号の合成例2)  
 7.0(10)香料               
                         
             0.05 【0058】実
施例3      パウダーファンデーション:顔料を
混合し、粉砕機を通して粉砕した後、高速ブレンダーに
移し、これに、結合剤等の他の成分を混合して均一にし
たものを加え、さらに混合して均一にした。 これを粉砕機で処理し、ふるいを通して粒度をそろえた
後、数日間放置してから金皿等の容器中に圧縮成型して
パウダーファンデーションを得た。 (組成)  (1)フッ素化合物処理粉体(パフライト、大東化成
工業(株)製)  (%)      酸化チタン  
                         
                 10.0    
  セリサイト                  
                         
 22.0      タルク           
                         
            17.0      マイカ
                         
                       15
.0      ベンガラ             
                         
         2.0      黄酸化鉄   
                         
                   2.5   
   黒酸化鉄                  
                         
    0.1      ナイロンパウダー    
                         
          4.0 (2)ヘキサデカメチル
ヘプタシロキサン(参考例4)           
 10.0 (3)ジメチルポリシロキサン     (KF−96A、信越化学(株)製、6cs)
                       2.
0 (4)パーフルオロポリエーテル     (FOMBLIN HC−04 、モンテフロ
ス社製)                     
5.0 (5)パーフルオロポリエーテル     (FOMBLIN HC−R、モンテフロス社
製)                       
1.0 (6)多孔性ビニル系ポリマー(特開昭63−
316715 号の合成例2)   8.0 (7)防
腐剤                       
                         
   1.0 (8)香料             
                         
              微量【0059】実施例
4      パウダーアイシャドー:雲母チタン以外
の顔料を先に混合、粉砕した後、これに雲母チタンを混
合する以外は実施例3と同様にして、パウダーアイシャ
ドーを得た。 (組成)  (1)顔料(ポリメチル水素シロキサン被覆)   
                   (%)   
   雲母チタン                 
                         
   5.0      セリサイト        
                         
           26.0      マイカ 
                         
                      22.
0      酸化鉄(赤、黄、黒)        
                         
  2.0      群青            
                         
             10.0      紺青
                         
                         
 5.0 (2)テトラデカメチルシクロヘプタシロキ
サン(参考例1)      10.0 (3)パーフ
ルオロポリエーテル     (FOMBLIN HC−04 、モンテフロ
ス社製)                     
6.0 (4)ジメチルポリシロキサン     (KF−96A、信越化学(株)製、6cs)
                       1.
5 (5)ソルビタントリオレエート        
                         
1.0 (6)多孔性ビニル系ポリマー(特開昭63−
316715 号の合成例2)  10.0 (7)防
腐剤                       
                         
   1.0 (8)香料             
                         
              微量  【0060】実
施例5      二層型サンスクリーン乳液:実施例
1と同様にして、下記組成の二層型サンスクリーン乳液
を得た。 (組成)  (1)テトラデカメチルヘキサシロキサン(参考例3
)            20.0(%) (2)オ
クタメチルシクロテトラシロキサン         
              5.0 (3)パーフル
オロポリエーテル     (FOMBLIN HC−04 、モンテフロ
ス社製)                    1
0.0 (4)ジメチルポリシロキサン・ポリオキシア
ルキレン共重合体    (東レダウコーニング・シリ
コーン社製)                   
1.0 (5)グリセリン             
                         
         2.0 (6)エタノール    
                         
                  5.0 (7)
精製水                      
                         
   残量 (8)多孔性ビニル系ポリマー(特開昭6
3−316715 号の合成例2)   6.0 (9
)酸化亜鉛(ポリメチル水素シロキサン被覆)    
             7.5(10)メトキシ桂
皮酸オクチル                   
                2.0(11)香料
                         
                         
  微量  【0061】実施例6      抗フケ
ローション:シリコーン油以外の油相を75℃に加熱し
、これにあらかじめ75℃に加熱しておいた水相を攪拌
しながら添加して乳化した。これを室温まで攪拌冷却し
た後、シリコーン油及び香料を同様に添加し、抗フケロ
ーションを得た。 (組成)  (1)ヘキサデカメチルヘプタシロキサン(参考例4
)            10.0(%) (2)パ
ーフルオロポリエーテル     (FOMBLIN HC−04 、モンテフロ
ス社製)                    1
0.0 (3)セチルイソオクタネート       
                         
   2.0 (4)流動パラフィン        
                         
          2.0 (5)ソルビタンジイソ
ステアレート                   
          3.0 (6)ジメチルポリシロ
キサン・ポリオキシアルキレン共重合体    (東レ
ダウコーニング・シリコーン社製)         
          3.0 (7)酸化防止剤   
                         
                   1.0 (8
)香料                      
                         
     微量 (9)精製水           
                         
              残量(10)多孔性ビニ
ル系ポリマー(特開昭63−316715 号の合成例
2)   5.0(11)デキストラン硫酸ナトリウム
                         
      1.0(12)コンドロイチン硫酸ナトリ
ウム                       
      2.0(13)ヒアルロン酸ナトリウム 
                         
         0.1(14)抗フケ剤(ジンクピ
リチオン)                    
         0.2(15)グリセリン    
                         
                  3.0  【0
062】
Detailed Description of the Invention [0001] [Industrial Application Field] The present invention relates to cosmetics, and more particularly, the present invention relates to cosmetics containing a liquid perfluorinated organic compound, a specific sustained-release silicone, and a highly oil-absorbing powder. In addition to having a refreshing feeling of use, it imparts water and oil repellency to the cosmetic film after application, preventing the loss of cosmetic ingredients such as medicinal ingredients and pigments due to sweat or sebum, and the loss of makeup such as shine on the face over time. The present invention relates to cosmetics that can prevent the disease and maintain the initial state. [Prior Art and Problems to be Solved by the Invention] In general, sweat is the cause of loss of cosmetic ingredients such as medicinal ingredients and pigments, and loss of makeup over time, such as shine on the face, oiliness, and dullness of color. There are internal factors such as human body secretions such as tears and sebum, and external environmental factors such as movement of the skin, contact with hands or clothing, and rain (contact with water). [0003] Among these, makeup fading caused by sebum is particularly viewed as a problem, and this is thought to be due to residual oil and increased sebum generation after application of the product. In other words, cosmetics generally use volatile or non-volatile oils, but when the main ingredient is non-volatile oils,
Other volatile ingredients easily evaporate due to skin temperature and friction during application, leaving non-volatile oils behind, which are then added to sebum generated over time, which excessively wets the makeup ingredients as oil. result. This causes makeup to come off due to sebum. In addition, as a volatile oil,
Usually, octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, etc. are used from the viewpoint of safety and usability, and if these are used as the main oil components, it is possible to prevent sebum breakage, but these are volatile. Because it evaporates quickly and evaporates within 10 minutes immediately after application, there are problems with poor finish, such as a powdery feel after application and a feeling of tightness on the face. On the other hand, in recent years, liquid perfluorinated organic compounds (JP-A-61-234928, JP-A-63-1) have been developed for the purpose of imparting water resistance, sebum resistance, and oil resistance to cosmetics.
No. 07911). However, perfluorinated organic compounds are difficult to be compatible with other additives commonly used in cosmetics, and if perfluorinated organic compounds are the only oil agent used, especially when used in large amounts in emulsified cosmetics, stable cosmetics cannot be obtained. It is difficult to obtain, and it also has disadvantages such as being difficult to spread and lacks a refreshing feel. [0005]Therefore, there has been a desire for a cosmetic composition that is comfortable to use without impairing the performance of liquid perfluorinated organic compounds. [Means for Solving the Problems] Under these circumstances, the present inventors conducted extensive research and found that a liquid perfluorinated organic compound and a specific sustained-release silicone whose volatilization rate is close to the sebum generation rate and The present inventors have discovered that by using a highly oil-absorbing powder in combination, it is possible to obtain a cosmetic that feels refreshing on use, prevents makeup from fading due to sebum, and maintains the initial state of application. . That is, the present invention provides the following components (A) to (
C) (A) Liquid perfluoro organic compound (B) The following general formula (1) [Chemical formula 2] [0009] (In the formula, R1 and R2 are the same or different and are an alkyl group or an alkenyl group. , represents an aryl group or a halogenated alkyl group, and l represents a number of 7 or 8) or a cyclic silicone whose volatilization rate at 30°C is
6.7×10-5 ~ 5.5×10-4g/cm2・H
The present invention provides a cosmetic containing an oil-absorbing powder capable of absorbing squalane in an amount of 1.5 times or more the weight of chain silicone (C). The liquid perfluoro organic compound used in the present invention as component (A) is not particularly limited as long as it is liquid at room temperature, but examples include perfluorodecalin, perfluoroadamantane, perfluorobutyltetrahydrofuran, and perfluorobutyltetrahydrofuran. Fluorooctane, perfluorononane, perfluoropentane, perfluorodecane,
Examples include perfluorododecane and perfluoropolyether represented by general formula (2). ##STR3## where R3, R5, R6 and R7 are the same or different and represent a fluorine atom, a perfluoroalkyl group or a perfluoroalkyloxy group, and R4 is a fluorine atom or a perfluoroalkyloxy group. It represents a fluoroalkyl group, and p, q, and r represent numbers of 0 or more such that the molecular weight is 500 to 100,000. However, p = q = r = 0 is not satisfied.) In general formula (2), The perfluoro groups shown in parentheses do not need to be arranged in this order, and may be polymerized in random or block manner, and the perfluoroalkyl group or perfluoroalkyl group preferably has 1 to 4 carbon atoms. Among these, those with a viscosity of 5 to 5000 c
A liquid form of St is preferable, for example, the following general formula (
3) [0014] [0015] (where x and y have a molecular weight of 500 to 1
FOMBLIN HC-04 (average molecular weight 1500), FOMBLIN HC-25 (3200), FOMBLIN H
C-R (6600) (manufactured by Montefros)
or Demnum S-20 (weight average molecular weight 2,500
0), S-65 (4500), S-100 (5
Commercially available products such as Daikin Industries, Ltd. 600) and Daikin S-200 (8400) (manufactured by Daikin Industries, Ltd.) can be used. These perfluorinated organic compounds can be used alone or in combination of two or more, and account for 0.1 to 98% by weight (hereinafter simply expressed as %), particularly 1 to 50% of the total composition. It is preferable to mix them. Among component (B), the cyclic silicone is represented by the above general formula (1), in which R1 and R2 represent an alkyl group, an alkenyl group, an aryl group, or a halogenated alkyl group. preferably has 1 to 10 carbon atoms, such as methyl group, ethyl group, propyl group, isopropyl group, n-butyl group, tert-butyl group, pentyl group, hexyl group, heptyl group, octyl group,
Examples include nonyl group, decyl group, etc.; As the alkenyl group, those having 2 to 6 carbon atoms are preferable, such as vinyl group,
Examples include 1-propenyl group, allyl group, 1-butenyl group, 2-pentenyl group; examples of aryl groups include phenyl group; examples of halogenated alkyl groups include 3,3,3-tri Examples include fluoropropyl group. These cyclic silicones represented by the general formula (1) can be obtained as by-products during the synthesis of cyclic organopolysiloxanes having a small number of siloxane units (5 or less), such as octamethylcyclotetrasiloxane. Since the amount produced by this method is extremely small, it is difficult to obtain large quantities of each as a single product. However, for example, according to the method shown by the following reaction formula, a highly pure product can be obtained in large quantities. [0021] [0022] (In the formula, R1 and R2 have the same meanings as above, X represents a halogen atom, n represents an integer of 3 to 5, and m represents an integer of 0 to 2. In other words, cyclic silicone (1) is produced by reacting an α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane represented by general formula (5) with a dihalogenosilane derivative represented by general formula (6). can do. The α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5) used here as a raw material can be produced, for example, according to the following reaction formula. ##STR7## (wherein R1, R2 and n have the same meanings as above) That is, cyclic silicone (7), chlorosilane (8)
and water in the presence of an inorganic solid compound to obtain α, ω
-dihydrogenorganopolysiloxane (9) and then hydroxylates this to obtain α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5). Furthermore, if α,ω-dihydrogenorganopolysiloxane (10) is hydroxylated to form α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (11), and this is reacted with chlorosilane (8), the number of siloxanes can be reduced to 2.
A unit-extended α,ω-dihydrogenorganopolysiloxane (9) is obtained, which is further hydroxylated to obtain an α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5). The reaction between the α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5) and the dihalogenosilane derivative (6) is carried out using a hydrocarbon-based compound such as pentane, hexane, heptane, benzene, or toluene in the presence of a base such as pyridine. It is carried out in a solvent or a halogenated hydrocarbon solvent such as chloroform or dichloromethane. Since this reaction is a ring-closing reaction involving two molecules, it is preferable that the solution be as dilute as possible in order to improve the yield. Specifically, a solution of α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5) at a low concentration and a solution of a base and dihalogenosilane derivative (6), also at a low concentration, are mixed at the same rate in as much organic solvent as possible. Therefore, it is preferable to drip the liquid over as long as possible. The concentration of the reaction solution is 0.001-10 mol/l
, preferably 0.05 to 1 mol/l, and the dropping time is 1 to 100 hours, preferably 5 to 20 hours. In addition, in this reaction, depending on the number of siloxane units of the target cyclic silicone (1)
, ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5) and dialkyl dihalogenosilane or α, ω-dihalogenoorganopolysiloxane (6), which may be selected as appropriate based on ease of raw material availability. For example, in the case of tetradecamethylcycloheptasiloxane, α,ω-dihydroxyorganopolysiloxane (5
), R1=R2=methyl group, n=4, and it is preferable to use dimethyldichlorosilane as the dialkyldihalogenosilane (6). In addition, in the case of hexadecamethylcyclooctasiloxane, R1=R2=
Methyl group, n=4, α,ω-dihalogenoorganopolysiloxane (6), R1=R2=methyl group,
It is preferable to use one in which m=1 and X=Cl. [0028] Among component (B), the chain silicone may be linear or branched, for example, the following general formula (12) or (13): [0030] (In the formula, R8 is the same or different and represents an alkyl group or a halogenated alkyl group, s is an integer of 3 to 10, t is 0 or 1, and u is an integer of 0 to 4) Examples include silicone. In addition, the formula (
In 12) and (13), the alkyl group represented by R8 preferably has 1 to 3 carbon atoms, such as methyl, ethyl, propyl, etc., and the halogenated alkyl group includes, for example, 3 , 3,3-trifluoropropyl group, and the like. Linear silicones (12) with s of 4 or less are commercially available with high purity (90% or more), but those with s exceeding this can be produced, for example, according to the following reaction formula. can. [0032] [0033] (wherein, R8 has the same meaning as above, and v
represents an integer of 3 to 8) That is, if the cyclic silicone represented by the general formula (14), the trialkylchlorosilane represented by the general formula (15), and water are reacted in the presence of an inorganic solid compound, ,v
A highly pure chain silicone (12) having a polyurethane of more than 4 can be obtained. Cyclic silicone used here (14)
For example, hexamethylcyclotrisiloxane,
Hexaethylcyclotrisiloxane, hexaethylcyclotrisiloxane, trimethyltrivinylcyclotrisiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, octaethylcyclotetrasiloxane, tetramethyltetravinylcyclotetrasiloxane, tetra(trifluoropropyl)tetramethylcyclotetrasiloxane , decamethylcyclopentasiloxane, dodecamethylcyclohexasiloxane, etc.; as the trialkylchlorosilane (15), for example, trimethylchlorosilane,
Examples include triethylchlorosilane and dimethylethylchlorosilane. In addition, as the inorganic solid compound, it is preferable to use a compound that is insoluble in the reaction solution and uniformly dispersed in the reaction solution, such as silica gel, titanium dioxide, silica, etc.
Examples include alumina, and silica gel is particularly preferred. Here, silica gel refers to an amorphous silicic acid polymer, and any type of silica gel can be used, but it is preferable to use one with a small particle size because it has the same weight and a fast reaction rate. The reaction consists of a trialkylchlorosilane (
15) may be added, and the amount of trialkylchlorosilane (15) to be used is about 2 to 10 times the cyclic silicone (14), preferably 2 to 4 times, more preferably 3 times, by mole. It is. The amount of the solid acid-base catalyst to be used is selected depending on the reactivity of the cyclic silicone (14) and the trialkylchlorosilane (15), and is in the range of 1 to 50% based on the cyclic silicone (14). Also, the amount of water used is in stoichiometric excess. That is,
1 to 500 times mole relative to cyclic silicone (14),
It is preferably selected in a range of 5 to 20 times the mole. A reaction solvent may or may not be used, but when hexamethylcyclotrisiloxane, which is solid at room temperature, is used as the cyclic silicone, it is preferably used to facilitate the reaction. The reaction solvent is preferably a hydrocarbon solvent that is immiscible with water, such as pentane, hexane, heptane, benzene, toluene, or the like. After the addition of chlorosilane, the reaction is allowed to proceed for 1 to 20 hours at room temperature, depending on the reactivity of the cyclic silicone. The obtained linear silicone (12) is distilled under normal pressure or reduced pressure, preferably under reduced pressure, to remove unreacted cyclic silicone (14) and trialkylchlorosilane (
15) and can be easily separated. Note that the recovered cyclic silicone (14) and trialkylchlorosilane (15) can be used again in the reaction. Further, the branched silicone (13) can be produced, for example, according to the following reaction formula. ##STR10## (wherein R8, X, t and u have the same meanings as above) That is, tri- or tetrahalogenosilane (16) is reacted with hydroxyorganopolysiloxane (17) By doing so, branched silicone (13) can be obtained. This reaction is preferably carried out in the presence of a base. These linear silicones as component (B) are:
Furthermore, the volatilization rate at 30℃ is 6.7×10-5~
It needs to be 5.5×10 −4 g/cm 2 ·H. In addition, the volatilization rate is 1 in a petri dish (φ = 48 mm).
It can be determined by accurately weighing approximately 1.5 g of chain silicone, placing it on a hot plate with a surface temperature of 30° C., and examining the weight loss over time. Examples of linear silicones that meet these conditions include tetradecamethylhexasiloxane (1.6 x 10-
4g/cm2.H), hexadecamethylheptasiloxane (2.1 x 10-4g/cm2.H), and the like. Component (B), cyclic silicone or chain silicone, is preferably blended in an amount of 5 to 70%, particularly 10 to 40%, in the total composition. If it is less than 5%, it will tend to become powdery immediately after application, and if it exceeds 70%, it will leave a residue and combine with sebum to promote shine, which is not preferable. The oil-absorbing powder which is component (C) of the present invention is:
There are no particular limitations on the material as long as it can absorb 1.5 times or more of its own weight of squalane. In addition, in the present invention, the oil absorption amount of the oil-absorbing powder is determined using squalane and JI
It was measured by a method according to the pigment oil absorption measurement prescribed in SK5101 (1978). That is,
Take 1 g of powder in a 50 ml beaker and knead it using a spatula while dropping squalane little by little. The end point is when the powder becomes paste-like. Powder 10
It is expressed as the weight (g) of squalane required per 0g. The oil-absorbing powder of component (C) must be able to absorb 1.5 times or more of its own weight of squalane when measured by this method. The oil-absorbing powder of component (C) is as follows:
For example, the following general formulas (18) and (19) [0042] (wherein, R9 represents a straight chain or branched alkylene group having 1 to 30 carbon atoms, and R10 represents a straight chain or branched alkylene group having 1 to 30 carbon atoms. ~3
Acrylate copolymer having a structural unit represented by 0 linear or branched alkyl group; obtained by polymerizing and making porous one or more vinyl monomers with a solubility parameter of 7 to 10. Porous vinyl polymers (JP-A-63-316715) and the like can be mentioned. Among these, typical acrylate copolymers include POLYTRAP (manufactured by Dow Corning)
can be mentioned. In addition, the oil absorption amount (multiplyed to its own weight) of the main powders conventionally used in cosmetics is talc 0.
6, silicone coated talc 0.48, sericite 0.6
1. Silicone coated sericite 0.5, Silicone coated titanium oxide 0.26, Silicone coated iron oxide 0.42
, zinc oxide 0.87, and nylon powder 0.47, and even if these are used, the effects of the present invention cannot be obtained. [0043] The oil-absorbing powder of component (C) can be used alone or in combination of two or more, and 3 to 4 oil-absorbing powders can be used in the total composition.
It is preferable to add 0%, especially 5 to 20%. If it is less than 3%, it will not be able to absorb the sebum that is generated, and the
If it exceeds %, it becomes powdery and undesirable. [0044] In addition to the above-mentioned essential ingredients, the cosmetic composition of the present invention may contain an oil agent commonly used in cosmetic compositions. Examples of such oils include octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane,
Cyclic silicones other than the component (B) such as dodecamethylcyclohexasiloxane; nonvolatile silicones such as methylpolysiloxane, dimethylpolysiloxane, and methylphenylpolysiloxane; animal and vegetable oils and fats such as squalane and palm oil; mineral oils such as petrolatum Other examples include hydrocarbons, higher fatty acid esters, liquid paraffin, and isoliquid paraffin. [0045] Furthermore, the cosmetics of the present invention may optionally contain ingredients that are included in ordinary cosmetics, such as vaseline, lanolin, ceresin, microcrystalline wax, carnauba wax, candelilla wax, higher fatty acids, higher alcohols, etc. solid and semi-solid oil; water-soluble and oil-soluble polymers; inorganic and organic pigments, inorganic and organic pigments treated with silicone or fluorine compounds, coloring agents such as organic dyes; anionic activators, cationic activators, non-containing ionic activator,
Surfactants such as dimethylpolysiloxane/polyoxyalkylene copolymer and polyether-modified silicone; other water, preservatives, antioxidants, pigments, thickeners, pH adjusters, fragrances, ultraviolet absorbers, humectants, Blood circulation promoter, cooling agent,
Antiperspirants, bactericidal agents, skin activators, and the like can be appropriately incorporated within the range that does not impair the effects of the present invention. The cosmetics of the present invention can be produced by conventional methods and can be applied to many cosmetics such as blushers, eye shadows, foundations, face powders, creams, and lotions. [0047] Particularly when making a foundation, it is preferable to use a pigment treated with a fluorine compound because it is less susceptible to sebum deterioration. Here, the fluorine compound refers to a fluorine-containing surfactant, a fluorine-containing polymer, etc., and methods for treating pigments with these compounds, properties of the resulting treated pigments, etc. are described in U.S. Patent No. 3,632,744 and Japanese Patent Publication No. 61
-55481, Japanese Patent Publication No. 61-48803, etc. Commercially available products include various pigments treated with fluoroalkyl di(oxyethyl)amine phosphate esters ("Pufflite", Daito Kasei Kogyo Co., Ltd.). These fluorine compound-treated pigments are preferably used in an amount of 5 to 95% by weight in the foundation. Effects of the Invention The cosmetics of the present invention have a refreshing feel without stickiness, and are free from the loss of medicinal ingredients and cosmetic ingredients such as pigments due to sweat and sebum, and from the appearance of shine on the face over time. This product can effectively prevent makeup from fading and maintain its initial state. [Examples] Next, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples. Reference example 1 Tetradecamethylcycloheptasiloxane (general formula (1)
), R1=R2=methyl group, l=7) synthesis: pH=
7.3 phosphate buffer solution 446.3 g, 1,4-dioxane 2.2 l and 5% palladium on carbon 22.
3 g was placed in a 5 l three-necked flask equipped with a stirrer. To this, 270 g of 1,11-dihydrogendodecamethylhexasiloxane was added dropwise over 1 hour, and stirring was continued for another 1 hour after the dropwise addition was completed. Then, 5% palladium on carbon was filtered and 2 liters of benzene was added. At this time,
The solution has separated into two layers, so separate the lower aqueous layer and add water.
0.4 l was added to wash the benzene layer. After repeating this operation two more times, the resulting benzene solution of 1,11-dihydroxydodecamethylhexasiloxane was
.. It was concentrated under reduced pressure to 5 liters. Put 3 liters of benzene into a 10 liter three-necked flask equipped with a stirring device, and while stirring well, add 1.5 liters of a benzene solution of 81.3 g of dimethylchlorosilane and 99 g of pyridine, and 1.5 liters of a benzene solution of 1,11-dihydroxydodecamethylhexasiloxane. The mixture was added dropwise at a speed of 12 hours. After the dropwise addition was completed, stirring was continued for another 2 hours, and the precipitated pyridine hydrochloride was filtered. The filtrate was concentrated under reduced pressure until the total volume was 2 liters, and the benzene layer was diluted with 0.5 liters of water twice and 10% NaHCO3 solution.
Washed twice with 0.5 liters and finally twice with 0.5 liters of water. Benzene was distilled off under reduced pressure and the resulting solution was distilled under reduced pressure to obtain 15% tetradecamethylcycloheptasiloxane.
0.5 g (yield 46.3%) was obtained. Physical properties Boiling point: 91.5°C (0.15mmHg) MS: 504
(M+ -15) IR; 1056 cm-1 (Si-O) 29Si-NMR; ppm (δ) (in heavy benzene, TM
S standard) -22.22 1H-NMR; ppm (δ) (in heavy benzene, C6H6
Reference example 2 Hexadecamethylcyclooctasiloxane (general formula (1)
), R1=R2=methyl group, l=8) synthesis: pH=
7.3 phosphate buffer solution 430g, 1,4-dioxane 2.1g and 5% palladium on carbon 10.7g
was placed in a 5 liter three-necked flask equipped with a stirrer. To this, 251.7 g of 1,11-dihydrogendodecamethylhexasiloxane was added dropwise over 1 hour, and stirring was continued for another 1 hour after the dropwise addition was completed. Then, 5% palladium on carbon was filtered and 2 liters of benzene was added. At this time,
The solution has separated into two layers, so separate the lower aqueous layer and add water.
0.4 l was added to wash the benzene layer. After repeating this operation two more times, the resulting benzene solution of 1,11-dihydroxydodecamethylhexasiloxane was
.. It was concentrated under reduced pressure to 5 liters. Put 3 liters of benzene into a 10 liter three-necked flask equipped with a stirrer, and add 1,
1.5 liters of a benzene solution of 122.5 g of 3-dichlorotetrasiloxane and 95.4 g of pyridine and 1.5 liters of a benzene solution of 1,11-dihydroxydodecamethylhexasiloxane were added dropwise at the same rate over 12 hours. After the dropwise addition was completed, stirring was continued for another 2 hours, and the precipitated pyridine hydrochloride was filtered. The filtrate was concentrated under reduced pressure until the total volume was 3 liters, and the benzene layer was diluted with 0.5 liters of water twice with 10% N.
aHCO3 solution 0.5l twice, and finally water 0.5l
Washed twice with Benzene was distilled off under reduced pressure, and the resulting solution was distilled under reduced pressure to obtain 127.3 g (yield: 35.6%) of hexadecamethylcyclooctasiloxane. Physical properties Boiling point: 93.0°C (0.13mmHg) MS: 578
(M+ -15) IR; 1056 cm-1 (Si-O) 29Si-NMR; ppm (δ) (in heavy benzene, TM
S standard) -22.30 1H-NMR; ppm (δ) (in heavy benzene, C6H6
δ=7.15 standard) 0.2 (s) Reference Example 3 Synthesis of tetradecamethylhexasiloxane (in general formula (12), all R8s are methyl groups, s=4): Equipped with a dropping funnel In a 500 ml flask, 100 g of octamethylcyclotetrasiloxane, 60.6 g of water, silica gel (Kieselgel 60 (manufactured by Merck), 250 ~ 400
10.1 g of trimethylchlorosilane (109.9 g of trimethylchlorosilane) was added dropwise over 1 hour while stirring thoroughly. After 10 hours, stirring was stopped, the kieselgel was filtered, and the resulting filtrate was distilled under reduced pressure to remove excess trimethylchlorosilane. The resulting solution was transferred to a separatory funnel to separate the aqueous layer, and the oil layer was separated twice with 50 ml of water, twice with 50 ml of a saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and twice with 50 ml of water. The resulting solution was distilled under reduced pressure to obtain 63.5 g (yield 78%) of tetradecamethylhexasiloxane. Reference Example 4 Synthesis of hexadecamethylheptasiloxane (in general formula (12), all R8s are methyl groups, s=5): In a 500 ml flask equipped with a dropping funnel, 150 g of decamethylcyclopentasiloxane and 73 g of water were added. .2g, silica gel (Kieselgel 60 (Merck), 250-400
132 g of trimethylchlorosilane was added dropwise over 1 hour while thoroughly stirring. After 11 hours, stirring was stopped, the kieselgel was filtered, and the resulting filtrate was distilled under reduced pressure to remove excess trimethylchlorosilane. The resulting solution was transferred to a separatory funnel to separate the aqueous layer, and the oil layer was separated twice with 50 ml of water, twice with 50 ml of a saturated aqueous sodium bicarbonate solution, and twice with 50 ml of water. When the obtained solution was distilled under reduced pressure, 78.8 g of hexadecamethylheptasiloxane (yield 67.1%) was obtained.
Obtained. Example 1 Two-layer liquid foundation (W/O type) Two-layer liquid foundation (W/O type) having the composition shown in Table 1.
A mold) was manufactured and evaluated for feel of use and makeup durability. The results are shown in Table 2. (Manufacturing method) After the oil phase was dissolved at room temperature, a pigment was added and dispersed with a disper. Add the aqueous phase to this while stirring and emulsify it to create a two-layer liquid foundation (W/O type).
I got it. (Evaluation Method) Each two-layer liquid foundation was sensory-evaluated by 10 expert panelists, and the freshness, powderiness, and makeup durability were evaluated based on the following criteria. ○; 8 or more people answered that it was good. △; 4 to 7 people said that it was good. ×; Less than 4 people said that it was good. [Table 1] [Table 2] [Table 2] Table 2 As is clear from the above, the cosmetic composition of the present invention was excellent in both feeling of use and long-lasting makeup due to the combined use of perfluoropolyether, sustained-release silicone, and highly oil-absorbing powder. Example 2 Cream foundation: A cream foundation having the following composition was obtained in the same manner as in Example 1. (Composition) (1) Hexadecamethylcyclooctasiloxane (Reference Example 2) 20.0 (%) (2) Dimethylpolysiloxane (KF-96A, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd., 6cs)
5.
0 (3) Dimethylpolysiloxane/polyoxyalkylene copolymer (manufactured by Dow Corning Toray Silicone) 1.
0 (4) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-25, manufactured by Montefros) 1
5.0 (5) Glycerin

2.0 (6) Purified water

Remaining amount (7)
Pigment (polymethylhydrogensiloxane coating) Sericite
6
.. 0 Titanium oxide

8.0 Iron oxide (red, yellow,
black)
1.2 (8) Nylon powder (SP-500, manufactured by Toray Industries, Inc.)
5.0 (9) Porous vinyl polymer (Synthesis Example 2 of JP-A-63-316715)
7.0 (10) Fragrance

0.05 Example 3 Powder foundation: Pigments are mixed, pulverized through a pulverizer, transferred to a high-speed blender, and a homogeneous mixture of other ingredients such as a binder is added thereto. Mixed further to make it homogeneous. This was treated with a pulverizer, passed through a sieve to make the particle size uniform, and then left to stand for several days and compression molded into a container such as a metal plate to obtain a powder foundation. (Composition) (1) Fluorine compound treated powder (Pufflite, manufactured by Daito Kasei Kogyo Co., Ltd.) (%) Titanium oxide

10.0
Sericite

22.0 Talc

17.0 Mica
15
.. 0 Bengala

2.0 Yellow iron oxide

2.5
black iron oxide

0.1 Nylon powder

4.0 (2) Hexadecamethylheptasiloxane (Reference Example 4)
10.0 (3) Dimethylpolysiloxane (KF-96A, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd., 6cs)
2.
0 (4) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-04, manufactured by Montefros)
5.0 (5) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-R, manufactured by Montefros)
1.0 (6) Porous vinyl polymer (Japanese Patent Application Laid-open No. 1983-
Synthesis Example 2 of No. 316715) 8.0 (7) Preservative

1.0 (8) Fragrance

Example 4 Powder eye shadow: Powder eye shadow was obtained in the same manner as in Example 3, except that pigments other than mica titanium were first mixed and pulverized, and then mica titanium was mixed therein. (Composition) (1) Pigment (polymethylhydrogensiloxane coating)
(%)
mica titanium

5.0 Sericite

26.0 Mica

22.
0 Iron oxide (red, yellow, black)

2.0 Ultramarine

10.0 Dark blue

5.0 (2) Tetradecamethylcycloheptasiloxane (Reference Example 1) 10.0 (3) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-04, manufactured by Montefros)
6.0 (4) Dimethylpolysiloxane (KF-96A, manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd., 6cs)
1.
5 (5) Sorbitan trioleate

1.0 (6) Porous vinyl polymer (Japanese Patent Application Laid-open No. 1983-
Synthesis Example 2 of No. 316715) 10.0 (7) Preservative

1.0 (8) Fragrance

Trace amount Example 5 Two-layer sunscreen emulsion: In the same manner as in Example 1, a two-layer sunscreen emulsion having the following composition was obtained. (Composition) (1) Tetradecamethylhexasiloxane (Reference Example 3
) 20.0(%) (2) Octamethylcyclotetrasiloxane
5.0 (3) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-04, manufactured by Montefros) 1
0.0 (4) Dimethylpolysiloxane/polyoxyalkylene copolymer (manufactured by Dow Corning Toray Silicone)
1.0 (5) Glycerin

2.0 (6) Ethanol

5.0 (7)
purified water

Remaining amount (8) Porous vinyl polymer (Unexamined Japanese Patent Publication No. 6
Synthesis example 2 of No. 3-316715) 6.0 (9
) Zinc oxide (polymethylhydrogen siloxane coating)
7.5(10) Octyl methoxycinnamate
2.0 (11) Fragrance

Trace amount Example 6 Anti-dandruff lotion: The oil phase other than the silicone oil was heated to 75°C, and the aqueous phase, which had been previously heated to 75°C, was added with stirring to emulsify. After the mixture was stirred and cooled to room temperature, silicone oil and fragrance were added in the same manner to obtain an anti-dandruff lotion. (Composition) (1) Hexadecamethylheptasiloxane (Reference Example 4
) 10.0 (%) (2) Perfluoropolyether (FOMBLIN HC-04, manufactured by Montefros) 1
0.0 (3) Cetyl isooctanate

2.0 (4) Liquid paraffin

2.0 (5) Sorbitan diisostearate
3.0 (6) Dimethylpolysiloxane/polyoxyalkylene copolymer (manufactured by Dow Corning Toray Silicone)
3.0 (7) Antioxidant

1.0 (8
)Fragrance

Trace amount (9) Purified water

Remaining amount (10) Porous vinyl polymer (Synthesis Example 2 of JP-A-63-316715) 5.0 (11) Sodium dextran sulfate
1.0 (12) Sodium chondroitin sulfate
2.0 (13) Sodium hyaluronate

0.1 (14) Anti-dandruff agent (zinc pyrithione)
0.2 (15) Glycerin

3.0 0
062]

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 【請求項1】  次の成分(A)〜(C)(A)液状の
パーフルオロ有機化合物 (B)次の一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は、同一又は異なって、アルキル
基、アルケニル基、アリール基又はハロゲン化アルキル
基を示し、lは7又は8の数を示す)で表される環状シ
リコーン又は30℃における揮発速度が 6.7×10
−5〜 5.5×10−4g/cm2・Hである鎖状シ
リコーン(C)自重の 1.5倍以上のスクワランを吸
収できる吸油性粉体を含有することを特徴とする化粧料
Claim 1: The following components (A) to (C) (A) liquid perfluoro organic compound (B) the following general formula (1) [Formula 1] (wherein R1 and R2 are the same or different is an alkyl group, an alkenyl group, an aryl group, or a halogenated alkyl group, and l is a number of 7 or 8) or a cyclic silicone with a volatilization rate at 30°C of 6.7 x 10
-5 to 5.5 x 10-4 g/cm2.H A cosmetic comprising oil-absorbing powder capable of absorbing 1.5 times or more of squalane than the own weight of chain silicone (C).
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