JPH04299072A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH04299072A
JPH04299072A JP3086011A JP8601191A JPH04299072A JP H04299072 A JPH04299072 A JP H04299072A JP 3086011 A JP3086011 A JP 3086011A JP 8601191 A JP8601191 A JP 8601191A JP H04299072 A JPH04299072 A JP H04299072A
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JP3086011A
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Satoru Ito
知 伊東
Kiyoshi Nakada
清 仲田
Kiyoshi Nakamura
清 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷に電力を供給する
電力変換装置に係り、特に、複数の電力変換装置を並列
に使用して負荷に電力を供給する多重電力変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気浮上式鉄道において列車を
推進させる直線型同期電動機等の負荷を駆動する場合、
そのための電力変換装置は、出力周波数が0Hz(直流
)あるいはそれに近い低い周波数領域から、ある所定の
高い周波数領域まで、連続して負荷に電力を供給する必
要がある。このような負荷の駆動に使用される電力変換
装置の代表的な従来技術として、例えば、「昭和54年
電気学会全国大会講演論文集  第919頁から第92
0頁」等に記載された技術が知られている。
【0003】図10はこの従来技術による多重電力変換
装置の構成を示すブロック図である。図10において、
1a〜1cはハーフブリッジインバータ、21a〜21
c、……、2Na〜2Ncはフルブリッジインバータ、
31a〜31c、……、3Na〜3Ncは出力変圧器、
4は直流電源である。
【0004】図示従来技術は、三相の多重電力変換装置
であり、出力変圧器の接続されていない1組のハーフブ
リッジインバータ1a〜1cと、出力変圧器31a〜3
1c、……、3Na〜3Ncの接続されたN組のフルブ
リッジインバータ21a〜21c、……、2Na〜2N
cとが多重に積み重ねられて構成されている。
【0005】一般に、出力変圧器が接続されたインバー
タにより構成される電力変換器を使用して、出力周波数
の低い領域から連続的に負荷を駆動する場合には、出力
変圧器の飽和が問題となる。これは、この多重電力変換
器の出力電圧と出力周波数の比(出力電圧周波数比)が
、負荷の抵抗分のために、出力周波数が低いほど高くな
るためであり、出力電圧周波数比がある値以上に高くな
ると、出力変圧器の鉄心は飽和し、正常な動作ができな
くなる。
【0006】このため、このような用途に使用される電
力変換装置は、図10に示すように、出力変圧器の接続
されていないインバータ段を含んで多重に構成され、出
力変圧器の飽和を防止するために、例えば、次のような
運転方法がとられている。
【0007】すなわち、前述した従来技術による多重電
力変換装置は、出力周波数がある所定の周波数以下の場
合に、出力変圧器の鉄心の飽和を避けるため、前記出力
変圧器31a〜31c、……、3Na〜3Ncの接続さ
れたN組のフルブリッジインバータ21a〜21c、…
…、2Na〜2Ncを全て停止し、前記出力変圧器の接
続されていない1組のハーフブリッジインバータ1a〜
1c1段のみで運転される。以下、このような運転モー
ドを第1の運転モードという。
【0008】また、前記多重電力変換装置は、出力周波
数が前記所定の周波数以上であり出力変圧器の鉄心が飽
和しない領域において、前述したインバータの全ての段
、あるいは、一部の段を使用して運転を行う。以下、こ
のような運転モードを第2の運転モードという。そして
、第1の運転モードから第2の運転モードへあるいはそ
の逆に移行する周波数を切り換え周波数fsという。
【0009】前記従来技術は、第2の運転モ−ドにおい
て、複数段の多重運転が行われるため、出力電流中の高
調波を低減することができる。これは、例えば、各段の
単位電力変換器(インバータ)に与える搬送波に、ある
所定の位相差を設けることにより実現することができる
。しかし、前記従来技術は、第1の運転モ−ドにおいて
、前述のような単位電力変換器の多重運転による高調波
の低減を行うことができない。
【0010】このため、前記従来技術は、第1の運転モ
−ドによるで運転領域(出力周波数fs以下)では、第
2の運転モ−ドをによる運転領域に比べ、負荷に対する
高調波電流及びこれに起因するトルクリプル(回転型電
動機の場合)、あるいは、推力脈動(直線型電動機の場
合)が非常に大きくなるという問題点を有していた。従
って、前記従来技術は、何らかの方法で、出力周波数が
低い領域での高調波電流及びトルクリプルあるいは推力
脈動を低減する必要があった。
【0011】前述のような問題点を解決することのでき
る従来技術として、例えば、特開昭55−63599号
公報等に記載された技術が知られている。
【0012】この従来技術は、出力変圧器が接続されて
いない第1の電力変換器を、フルブリッジインバ−タに
よる構成として多重電力変換装置を構成したものであり
、この電力変換装置を第1の運転モ−ドで運転する場合
、特開昭59−204469号公報に記載されているよ
うに、フルブリッジインバ−タの2組のア−ムの搬送波
を互いに逆位相とすることにより、ハ−フブリッジイン
バ−タに比較して、負荷に対する高調波を大幅に低減で
きるようにしたものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
は、回路構成が3相6線式であるため、例えば、磁気浮
上式鉄道等のように負荷と電力変換装置との距離が離れ
ている場合、3相3線式に比べ電線の本数が倍であるた
めコストがかさみ、電線のインピ−ダンスによる電圧降
下も大きくなるという問題点を有している。
【0014】また、前記従来技術は、各相が全く独立で
ある3相6線式であるので、各相の高調波が互いに相殺
されることがなく、高調波電流及びトルクリプルあるい
は推力脈動が大きいという問題点を有している。
【0015】さらに、前記従来技術は、直流電圧源が各
相に対して独立に必要であるため、直流電圧源の出力電
力の変動が大きく、平滑コンデンサの容量を大きくしな
くてはならないという問題点を有している。
【0016】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、第1の運転モ−ドにおける高調波電流、及び、
トルクリプルあるいは推力脈動を低減することができ、
かつ、出力変圧器の鉄心断面積を低減することのできる
多重電力変換装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、多重電力変換装置を構成する各単位電力変換器を、
2群あるいはそれ以上の群に分け、それぞれの群毎に共
通の直流電圧源に接続することにより達成される。
【0018】
【作用】本発明は、前述のように構成することにより、
例えば、3相の負荷を駆動する場合であれば、3相3線
式の回路構成をとることができ、かつ、出力変圧器が接
続されていない第1の単位電力変換器としてフルブリッ
ジインバ−タを用いることが可能となる。従って、本発
明によれば、第1の運転モ−ドにおける高調波電流、及
び、トルクリプルあるいは推力脈動の低減を図ることが
可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明による電力変換装置の実施例を
図面により詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
ブロック図、図5は直流電圧源の構成を示す回路図、図
6はフルブリッジインバータの構成を示す回路図、図1
1は本発明の第1の実施例の動作を説明する図、図12
は出力周波数と出力電圧との関係を説明する図、図13
は出力周波数と出力電圧との関係の特性を算出する数式
を示す図である。図1、図5、図6において、41〜4
3は直流電圧源、5は交流電圧源、6は変圧器、401
は順変換器、402はコンデンサ、403はリアクトル
、201〜204はスイッチング素子、211〜214
は保護ダイオードであり、他の符号は図10の場合と同
一である。
【0021】図1に示す本発明の第1の実施例において
、直流電圧源41、42、43は、それぞれ、図5に例
示するように、交流電圧源5から変圧器6を介して交流
電圧が給電され、この交流電圧を脈動分を含んだ直流に
変換する順変換器401と、この脈動分を平滑するコン
デンサ402と、リアクトル403とにより構成され、
直流電力を各単位電力変換器に給電する。
【0022】本発明の第1の実施例は、各単位電力変換
器が、それぞれ段毎に別個の直流電圧源に接続されて構
成されている。すなわち、1段目の単位電力変換器21
a、21b、21cは直流電圧源41に、2段目の単位
電力変換器22a、22b、22cは直流電圧源42に
、3段目の単位電力変換器23a、23b、23cは直
流電圧源43に接続される。
【0023】また、各単位電力変換器は、図6に示すよ
うに、スイッチング素子201〜204と、逆並列ダイ
オード211〜214とにより構成されるフルブリッジ
インバータにより構成される。このうち、単位電力変換
器21a、22b、23cは、出力変圧器が接続されて
いない単位電力変換器であり、単位電力変換器21b、
21c、22a、22c、23a、23bは、出力変圧
器が接続される単位電力変換器であって、それぞれ、出
力変圧器31b、31c、32a、32c、33a、3
3bが接続されている。また、それぞれの単位電力変換
器の出力端は、相毎に直列に接続され、その1端は互い
に共通に接続され、もう1端は、負荷の各相端子に接続
される。従って、この多重変換装置の各相の出力電圧は
、各相の単位電力変換器の出力電圧の総和となる。
【0024】次に、前述のように構成される本発明の第
1の実施例の動作を図11を参照して説明する。
【0025】図11(a)は、単位電力変換器及び負荷
(ここでは同期電動機とする)の1相分をモデル化した
等価回路を示すものであり、Eは電力変換器の出力電圧
、Rは負荷の抵抗分、Lはインダクタンス、Emは同期
電動機の誘起電圧、Iは電力変換器の出力電流である。
【0026】いま、図示等価回路において、出力電圧E
を制御することにより、出力電流Iの振幅及び位相を、
出力周波数によらず一定に保つものとし、簡単のため、
IをEmと同相に保つものとすると、図11(a)の諸
量は図11(b)のベクトル図のような関係となる。そ
して、出力周波数をfとすると、fは、図13に示す式
(1)のように表すことができる。また、この式(1)
から、出力電圧周波数比E/fを、図13に示す式(2
)のように求めることができる。
【0027】前述の式(1)(2)を図示すると、図1
2(a)及び(b)に示すように表すことができる。こ
の図12(a)及び(b)より、出力周波数fが低い領
域では、出力電圧周波数比E/fが大きくなることが分
かる。
【0028】このような出力周波数fの領域で、図1に
示す多重電力変換装置を運転する場合、出力変圧器の鉄
心が飽和するため、出力変圧器を持つ単位電力変換器の
運転を行うことができない。従って、この多重電力変換
装置は、出力周波数がある所定の周波数fs以下の領域
では、出力変圧器を持たない第1の単位電力変換器のみ
で運転する第1の運転モードにより運転される。
【0029】この場合、出力変圧器を持たない第1の単
位電力変換器が、ハーフブリッジインバータにより構成
されていると、第1の運転モ−ドにおいて、単位電力変
換器の多重運転による高調波の低減が不可能であるため
、多重運転を行なう第2の運転モ−ド時と比較して高調
波電流、及び、トルクリプルあるいは推力脈動が増大す
る。
【0030】この問題を解決するために、図1に示す本
発明の第1の実施例は、出力変圧器を持たない単位電力
変換器21a〜21cとして、フルブリッジインバ−タ
を用いている。フルブリッジインバ−タは、インバータ
を構成する2組のア−ムに与える搬送波を互いに逆位相
にすることにより、高調波を相殺させることができるた
め、出力変圧器を持たない単位電力変換器として、ハ−
フブリッジインバ−タを用いている図10に示す従来技
術の場合に比較して、本発明の第1の実施例は、第1の
運転モ−ドにおける高調波電流、及び、トルクリプルあ
るいは推力脈動を大幅に低減することができる。
【0031】多重電力変換装置において、第1の運転モ
−ドの運転を行うためには、出力変圧器を持たない単位
電力変換器が各相に必ず1段必要となる。そして、3相
3線式の回路構成を保ったまま、図10に示す従来技術
における、図7に示すように構成される出力変圧器を持
たない単位電力変換器のハ−フブリッジインバ−タを、
図6に示すようなフルブリッジインバ−タに置換すると
、直流電圧源が共通であるため、インバータ内で回路短
絡を起こす。
【0032】図1に示す本発明の第1の実施例は、前述
の回路短絡を防止するため、段毎に別個の直流電圧源4
1、42、43を設け、各段には出力変圧器を持たない
フルブリッジインバ−タが1相分だけ接続されるように
構成されている。そして、この本発明の第1の実施例に
よる多重電力変換装置は、第1の運転モ−ドにおいて、
単位電力変換器21a、22b、23cを運転し、第2
の運転モ−ドにおいて、単位電力変換器の全部あるいは
1部を運転して、負荷に電力を供給する。
【0033】前述した本発明の第1の実施例は、出力変
圧器を持たないフルブリッジインバ−タを、1段目のa
相、2段目のb相、3段目のc相にそれぞれ配置したが
、一般には、出力変圧器を持たないフルブリッジインバ
−タが各相に必ず1段分存在し、かつ、各段では2相分
以上存在しないような配置であれば、どのような配置で
もよく、一般の多相の多重電力変換装置に本発明を適用
する場合についても同様である。
【0034】図2は本発明の第2の実施例の構成を示す
ブロック図である。図3において、41a〜41cは直
流電圧源であり他の符号は図10の場合と同一である。
【0035】図示本発明の第2の実施例は、3相N段の
多重電力変換装置の実施例であり、1段目の単位電力変
換器21a、21b、21cが、出力変圧器を持たない
フルブリッジインバ−タにより構成されている。そして
、各単位電力変換器は、相毎に共通の直流電圧源41a
、41b、41cに接続される。
【0036】このように構成される本発明の第2の実施
例においても、第1の運転モ−ドにおいてフルブリッジ
インバ−タのみを用いて運転することにより、図1に示
した第1の実施例の場合と同様に、高調波電流、及び、
トルクリプルあるいは推力脈動を低減させることが可能
である。また、この実施例は、各相の構成が全く同一で
あるため、設計、製作が容易であるという利点を有して
いる。
【0037】図3は本発明の第3の実施例の構成を示す
ブロック図であり、図の符号は図1、図2の場合と同一
である。
【0038】図示本発明の第3の実施例は、3相N段の
多重電力変換装置の実施例であり、1段目の単位電力変
換器21a、21b、21cが、出力変圧器を持たない
フルブリッジインバ−タにより構成されている。そして
、この実施例は、単位電力変換器のうち、出力変圧器を
持たない単位電力変換器21a、21b、21cが、そ
れぞれ独立の直流電圧源41a、41b、41cに接続
され、出力変圧器を持つ単位電力変換器22a、22b
、22c〜2Na、2Nb、2Ncが、全て直流電圧源
42に接続されて構成されている。
【0039】前述した本発明の第3の実施例においても
、第1の運転モ−ドにおいてフルブリッジインバ−タの
みを用いて運転することにより、図1の実施例の場合と
同様に、高調波電流、及び、トルクリプルあるいは推力
脈動を低減することがが可能である。また、この実施例
は、主回路構成が比較的単純であるため、設計、製作が
容易であるという利点を有している。
【0040】図1〜図3により説明した本発明の第1〜
第3の実施例は、出力変圧器が接続されていない単位電
力変換器を、2組のア−ムを有するフルブリッジインバ
ータにより構成しているので、第1の運転モードにおけ
る出力電圧を、このフルブリッジインバータの2組のア
−ムの差電圧とすることができ、ハ−フブリッジインバ
−タを使用する場合の2倍の出力電圧とすることができ
る。
【0041】これにより、前述した本発明の第1〜第3
の実施例は、図12(a)より理解できるように、より
高い出力周波数領域まで第1の運転モ−ドで運転するこ
とが可能となり、運転モ−ドの切り換え周波数fsを図
10により説明した実施例に比較して高く設定すること
ができる。
【0042】一般に、変圧器の鉄心断面は、使用される
条件における出力電圧と周波数との比E/fの最大値に
よって決定され、この値が小さいほど断面を小さくする
ことができる。また、図12(b)で説明したように、
同期電動機等の負荷を駆動する場合、電力変換装置の出
力周波数が低いほど出力電圧周波数比E/fが大きくな
るため、出力変圧器の鉄心断面積は、切り換え周波数が
fsにおける出力電圧周波数比E/fの値により決定さ
れることになる。
【0043】従って、切り換え周波数fsを高く設定す
ることのできるフルブリッジインバ−タを、出力変圧器
の接続されない単位電力変換器として用いる本発明の第
1〜第3の実施例は、図10により説明した従来技術に
比較して、他の単位電力変換器に接続されている出力変
圧器の鉄心断面積を小さなもとすることができる。
【0044】図4は本発明の第4の実施例の構成を示す
ブロック図であり、図の符号は図10及び他の実施例の
場合と同一である。
【0045】図4に示す本発明の第4の実施例は、1段
目の単位電力変換器1a、1b、1cが図7に示すよう
なハ−フブリッジインバ−タ、他の単位電力変換器22
a、22b、22c〜2Na、2Nb、2Ncがフルブ
リッジインバ−タにより構成され、前者が直流電圧源4
1a〜41cに、後者が直流電圧源42に接続されてい
る。そして、この本発明の第4の実施例は、直流電圧源
41a〜41cが他の単位電力変換器に対する電圧源4
2と分離されているので、その直流電圧Ed1a〜Ed
1cを、図10により説明した従来技術の場合の直流電
圧源4の直流電圧Edより高く設定することが可能とな
り、切り換え周波数fsを高くすることができるので、
出力変圧器32a、32b、32c〜3Na、3Nb、
3Ncの鉄心面積を、図1〜3の実施例と同様に小さな
ものとすることができる。
【0046】前述した本発明の第1〜第3の実施例の説
明においては、3相3線式の回路構成を例にとして説明
しが、本発明は、一般の多相回路に適用し、相数をMと
することにより、M相M線式の回路構成が実現すること
ができる。さらに必要があれば、多重電力変換器と負荷
の中性点とを相互に接続する中性線を設けることにより
、出力変圧器を持たない単位電力変換器を別々の直流電
圧源から給電することにより、M相(M+1)線式とす
ることもできる。
【0047】また、図1〜4において、フルブリッジイ
ンバ−タ及びハ−フブリッジインバ−タは、図6及び図
7に示すような2レベルインバ−タによる構成としたが
、本発明は、これを図8及び図9に示すような3レベル
インバ−タに置換するが可能であり、高調波電流、及び
トルクリプルあるいは推力脈動をより低減することがで
きる。これは、3レベルインバ−タが2レベルインバ−
タに比べ出力電圧の高低変動が小さく、高調波成分が少
ないためである。
【0048】さらに、前述した本発明の実施例は、負荷
として同期電動機を仮定したが、誘導電動機をごく低い
出力周波数から駆動したい場合等にも、本発明を適用す
ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、全
段をフルブリッジインバ−タで構成しながら、M相M線
式、あるいは、M相(M+1)線式の回路構成をとるこ
とが可能となるため、多重運転を行うことのできない第
1の運転モ−ドにおける高調波電流、及び、トルクリプ
ルあるいは推力脈動を大幅に低減することができ、かつ
電線の本数も最低限にすることができる。さらに、本発
明によれば、第1の運転モ−ドから第2の運転モードへ
の切り換え周波数を高くすることができるので、第2の
運転モード時に動作する単位電力変換器に接続される出
力変圧器の鉄心段面積を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図5】直流電圧源の構成を示す回路図である。
【図6】フルブリッジインバ−タの構成を示す回路図で
ある。
【図7】ハ−フブリッジインバ−タの構成を示す回路図
である。
【図8】3レベル構成を用いたフルブリッジインバ−タ
の構成を示す回路図である。
【図9】3レベル構成を用いたハ−フブリッジインバ−
タの構成を示す回路図である。
【図10】従来技術による多重電力変換装置の構成を示
すブロック図である。
【図11】単位電力変換器及び負荷の1相分をモデル化
した等価回路及びそのベクトルを説明する図である。
【図12】出力周波数に対する出力電圧の特性及び出力
周波数に対する出力電圧周波数比の特性を説明する図で
ある。
【図13】出力周波数に対する出力電圧の特性及び出力
周波数に対する出力電圧周波数比の特性を算出する数式
を示す図である。
【符号の説明】
1a〜1c  ハーフブリッジインバータ21a〜21
c、……、2Na〜2Nc  フルブリッジインバータ 31a〜31c、……、3Na〜3Nc  出力変圧器
4、41a〜41c、41〜43  直流電源5  交
流電圧源 6  変圧器 401  順変換器 402  コンデンサ 403  リアクトル 201〜204  スイッチング素子 211〜214  逆並列ダイオード

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  各相毎に、1段の出力変圧器が接続さ
    れていない第1の単位電力変換器と、1段あるいは2段
    以上の出力変圧器が接続されている第2の単位電力変換
    器とを出力側で接続し、かつ、全体の回路構成をM相M
    線式あるいはM相(M+1)線式とした多重電力変換装
    置において、前記各単位電力変換器を各段毎に1つの群
    とし、各群毎に独立の直流電圧源を接続したこと特徴と
    する電力変換装置。
  2. 【請求項2】  各相毎に、1段の出力変圧器が接続さ
    れていない第1の単位電力変換器と、1段あるいは2段
    以上の出力変圧器が接続されている第2の単位電力変換
    器とを出力側で接続し、かつ、全体の回路構成をM相M
    線式あるいはM相(M+1)線式とした多重電力変換装
    置において、全ての単位電力変換器がフルブリッジイン
    バ−タにより構成されていることを特徴とする電力変換
    装置。
  3. 【請求項3】  前記各単位電力変換器は、該単位電力
    変換器を構成する1組のア−ムが正側ア−ムと負側ア−
    ムとを直列に接続した2レベル構成であることを特徴と
    する請求項1または2記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】  前記各単位電力変換器は、該電力変換
    器を構成する1組のア−ムが4組のア−ムを直列に接続
    した3レベル構成であることを特徴とする請求項1また
    は2記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】  各相毎に、1段の出力変圧器が接続さ
    れていない第1の単位電力変換器と、1段あるいは2段
    以上の出力変圧器が接続されている第2の単位電力変換
    器とを出力側で接続し、かつ、全体の回路構成をM相M
    線式あるいはM相(M+1)線式とした多重電力変換装
    置において、前記第1の単位電力変換器は各単位電力変
    換器毎に1群とされ、第2の単位電力変換器は全体で1
    群とされ、各群毎に独立の直流電圧源を接続したこと特
    徴とする電力変換装置。
  6. 【請求項6】  各相毎に、1段の出力変圧器が接続さ
    れていない第1の単位電力変換器と、1段あるいは2段
    以上の出力変圧器が接続されている第2の単位電力変換
    器とを出力側で接続し、かつ、全体の回路構成をM相M
    線式あるいはM相(M+1)線式とした多重電力変換装
    置において、前記各単位電力変換器を相毎に1群とし、
    各群毎に独立の直流電圧源を接続したこと特徴とする電
    力変換装置。
  7. 【請求項7】  各相毎に、1段の出力変圧器が接続さ
    れていない第1の単位電力変換器と、1段あるいは2段
    以上の出力変圧器が接続されている第2の単位電力変換
    器とを出力側で接続し、かつ、全体の回路構成をM相M
    線式あるいはM相(M+1)線式とした多重電力変換装
    置において、全ての単位電力変換器がフルブリッジイン
    バ−タにより構成され、各相に1段存在する第1の単位
    電力変換器は、各段に高々1相分存在するように配置さ
    れ、各単位電力変換器の出力側は相毎に直列に接続され
    、各相の出力の1端は互いに接続され、他の1端は負荷
    に接続され、かつ、各単位電力変換器を各段毎に1つの
    群とし、各群毎に独立の直流電圧源を接続したこと特徴
    とする電力変換装置。
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