JPH0429719A - 脱硝方法 - Google Patents

脱硝方法

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JPH0429719A
JPH0429719A JP2136150A JP13615090A JPH0429719A JP H0429719 A JPH0429719 A JP H0429719A JP 2136150 A JP2136150 A JP 2136150A JP 13615090 A JP13615090 A JP 13615090A JP H0429719 A JPH0429719 A JP H0429719A
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oxide
exhaust gas
point
iron
additive
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JP2136150A
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Iwao Morimoto
森本 巖
Shogo Nagamine
正吾 長峯
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
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TOA KOEKI KK
TOA NETSUKEN KK
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TOA KOEKI KK
TOA NETSUKEN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、化石燃料を使用するボイラー、炉、内燃機関
、ガスタービン等の燃焼装置の排ガス中に含まれる窒素
酸化物(以下NOxという)の低減方法に関する。
U従来技術] 近年、自家発電あるいは熱や蒸気の供給を目的としたボ
イラー、炉内燃機関、ガスタービン等の燃焼装置を設置
する工場、病院、ビル等が増加しつつある。一方、これ
らの小規模設備に対するNOx排出規制は年々厳しくな
ってきているが、現状では、事業用ボイラーのような大
型設備に対する規制よりも緩やかである。大型設備には
通常、排ガス中のNOxを低減するために、脱硝装置が
設置されている。この脱硝装置に採用されている主な方
式は、選択的接触還元法(以下SCR法という)である
。SCR法は、排ガス中にアンモニア等の還元物質を注
入混合した後、脱硝触媒層において300〜500℃の
温度で反応させ、NOxを無害な窒素(N  )と水(
N20)に還元する方法である(参考文献:特公昭52
−6953.特公昭52−6954.特公昭52−22
839.特公昭52−23796゜特公昭52−353
42)。
[発明が解決しようとする課題] 上記SCR法を採用する場合、脱硝装置が必要であり、
そのためのスペースが必要になる。しかしながら、小規
模設備の場合、十分な設置スペースが確保できないこと
が多い。特に都市部における病院、ビル等では脱硝触媒
の設置が事実上不可能であると考えられる。また、脱硝
触媒が高価格であることも主な問題点の1つであり、実
際に脱硝触媒を設置すれば莫大な費用がかかる。しかも
、脱硝触媒は通常、経年劣化を受けるため、一定期間毎
に取り替えや増量を行わなければならず、このためにか
かる費用は永続的である。
一方、上記脱硝触媒を使用せずに排ガス中のNOxを低
減する方法が知られている。その方法の1つは、アンモ
ニアを排ガス中の約800〜1100℃の高温域に注入
し反応させ、NOxを直接還元する方法である。しかし
、この方法を採用した場合、アンモニアの注入量がNO
xを還元するのに必要な化学量論員の数倍になってしま
う。このため、多歯の未反応アンモニアが発生し、排ガ
ス中に含まれる硫黄酸化物(SOx)と反応し、酸性硫
酸アンモニウム((NH)Hso4)を生成する。
この酸性硫酸アンモニウムは、融点が約150℃と低い
ので、例えば空気予熱器のような後流機器に酸性硫酸ア
ンモニウムが付着し、機器性能を低下させたり腐食させ
たりすることがある。従って、アンモニアを高温域に注
入する方法は、現在ではほとんど採用されていない。脱
硝触媒を使用せずに排ガス中のNOxを低減する他の方
法として、低N Oxバーナーあるいは2段燃焼法とい
った燃焼改善による方法が知られている。これらの方法
は有効であることが知られているが、NOx低減量に限
界があり、SCR法を併用している設備が多い。
[本発明の目的] 本発明の目的は、高効率でしかも設置スペースをあまり
必要とせず、安価に運転することができる排ガス中のN
Ox低減方法を提供することにある。さらに他の目的は
、脱硝率の要求度に対応して、適当な運転条件を容易に
変更可能な排ガス中のNOx低減方法を提供することに
ある。
[発明の構成] 上記目的は、化石燃料を使用するボイラー、炉、内燃機
関、ガスタービン等の燃焼装置より発生する排ガスが通
過する通路上の排ガス温度が130℃以上600℃以下
となる地点の排ガス中および/または燃焼装置に至る燃
料輸送ラインの地点に添加剤として、 (1)鉄化合物の水溶液または、鉄または鉄化合物のス
ラリーまたは粉体のうち1種類以上を、排ガス1010
0N当たり酸化第二鉄(以下Fe2O3という)換算で
0.1g以上100g以下注入する。
(2)酸化チタン(T iO2)またはメタチタン酸(
N2 T iOs )に鉄(Fe)、バナジウム(V)
、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(
Cr)、ニッケル(N1)、銅(Cu)のまたはその各
化合物のうち1種類以上をチタン原子二金属原子(但し
チタン原子を除く)の比率が99.9 : 0.1から
70:30の範囲で混合させて得られる粉体を排ガス1
0100N当たり、チタンは酸化チタン(TV)、鉄は
酸化第二鉄、バナジウムは酸化バナジウム(V)、タン
グステンは酸化タングステン(VI)、モリブデンは酸
化モリブデン(VI)、クロムは酸化クロム(III)
、ニッケルは酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅(II
)にそれぞれ換算して、0.1g以上100g以下注入
する。
(3)鉄または鉄化合物にバナジウム(V)、タングス
テン(W)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、ニ
ッケル(N1)、銅(Cu)のまたはその各化合物のう
ち1種類以上を鉄原子二金属原子(但し鉄原子を除く)
の比率が99.9 : 0.1から70 : 30の範
囲で混合させて得られる粉体を排ガス10100N当た
り、鉄または鉄化合物は酸化第二鉄、バナジウムは酸化
バナジウム(V)、タングステンは酸化タングステン(
VI)、モリブデンは酸化モリブデン(VI)、クロム
は酸化クロム(m)、ニッケルは酸化ニッケル(II)
、銅は酸化銅(n)にそれぞれ換算して、0.1g以上
100g以下注入する。
さらに、アンモニアを排ガス中の上記添加剤注入点の前
後あるいは同一点に、あるいは排ガス温度が130℃以
上600℃以下となる地点に注入することによって達成
させられる。
上記添加剤の鉄化合物は特に限定されるものではなく、
例えば水溶液として用いる場合は、硫酸第一鉄(FeS
04)、酢酸第一鉄(Fe(CHO)   4H20)
 、硝酸第一鉄(Fe(NO3)2・6H20)、硝酸
第二鉄(Fe(NO) ・9H20)、等が挙げられる
また、塩化第一鉄(FeCg2)、塩化第二鉄(F e
 C1g )についてもNOx低減効果は十分に得られ
るが、排ガス中に塩化水素ガスあるいは塩素ガスを発生
する可能性があるので、注入温度域や注入量に注意する
必要がある。また、スラリーあるいは粉体で注入する場
合は、酸化第一鉄(Fed)、酸化第二鉄(Fe203
)、四三酸化鉄(Fe304)、炭酸第一鉄(F e 
COs )、シュウ酸第−鉄(Fe(C204)2・2
H20)、水酸化第一鉄(F e(OH) 2 )  
水酸化第二鉄(F e(OH) 3)等があげられ、ま
た水溶液として用いる鉄化合物を粉体として使用しても
有効である。
TiOまたはHTtOsまたは鉄あるいは鉄化合物に混
合するFe(鉄あるいは鉄化合物に混合するときは除く
)、V、W、MO,Cr、Ni 。
Cuの各化合物についても特に限定されるものではない
。また、混合方法も乾式混合、湿式混練等が挙げられる
が特に限定されない。しかし、水溶性の化合物を湿式で
混練する方法あるいは共沈法が好効果を得やすい。
本発明を実施するにあたっては100メツシユを通過さ
せたスラリーまたは粉体を用いたが、より微細な粒子径
のものも使用可能である。
[実 施 例] 以下、実施例を挙げて詳細に本発明を説明する。
本発明を実施した燃焼装置の仕様は次の通りである。
・燃   料:石炭 ・型   式:自然循環ボイラー ・蒸発量:520t/h ・排ガス量: 540.OOONm3/ h・排ガス組
成:NOx   350〜380ppm024.3〜5
.6% アンモニアは、アンモニア/ N Oxモル比で0.6
に相当する量を、本発明になる添加剤注入点の後流測的
1mの地点に注入した。NOx測定点は、本発明になる
添加剤注入点より1m前流側および電気集塵器の1m前
流側の計2点とした。添付図に本発明になる添加剤注入
点を示す。
実施例 1 硫酸第一鉄(FeSO)を水に溶解し、Fe2O3とし
て10vt%となるような水溶液を調製した。この水溶
液をFe2O3換算で排ガスloONm3当たり1gと
なるように注入した。添加剤注入点は排ガス温度が40
0℃となるボイラー出口(5−c)であり、アンモニア
注入点は(6)である(以下の実施例ではアンモニア注
入点の記載を略す)。
実施例 2〜4 実施例1と同様の方法で調製したFeSO4水溶液を、
Fe2O3換算で排ガス10100N当たり0.1g 
、 10g 、 100gとなるように注入した。その
注入点は実施例1と同一点である。
実施例 5〜8 実施例1と同様の方法で調製したFeSO4水溶液を、
Fe2O3換算で排ガス100NI113当たり1gと
なるように注入し、その注入点を排ガス温度が130℃
となる空気予熱器出口(5−e)、300℃となる空気
予熱器入口(5−d) 、500℃となるボイラー内(
5−b) 、600℃となるボイラー内(5−a)に変
えた。
実施例 9,10 実施例1のF e S O4に換えて、硝酸第一鉄(F
e(NO)  ・6H20)、酢酸第一鉄(Fe(CH
O)   ・4H20)の夫々を水に溶解し、Fe2O
3として10wt%となるように各添加剤の水溶液を調
製した。この水溶液を、実施例1と同様の手順で排ガス
中に注入した。
実施例 11〜13 四三酸化鉄(Fe304〉、炭酸第一鉄(F eco 
3 )、シュウ酸第−鉄(Fe(C204)2・2H2
0)の夫々の各粉体に水と界面活性剤0.5wt%を加
えて、濃度50%のスラリーを調製した。このスラリー
を実施例1と同様の手順で排ガス中に注入した。
実施例 14〜19 四三酸化鉄(Fe304)、酸化第二鉄(Fe203)
、酸化第一鉄(Fed)、硫酸第一鉄 (FeSO4)
、水酸化第一鉄(F e(OH) 2 ) 、鉄(Fe
)の粉体をそのまま実施例1と同様の手順で排ガス中に
注入した。
実施例 20 アナターゼ型酸化チタン(T i02 )粉末にモリブ
デン酸アンモニウム(5(NH4)20・12M o 
0  ・7 H20)水溶液をTi:Mo原子比が90
 : 10になるように加え、湿式混練した後乾燥し、
400℃で2時間焼成した。得られた焼成体を粉砕し、
この粉体を排ガス100NI113当たり1gとなるよ
うに注入した。その注入点は実施例1と同じ点である。
実施例 21〜23 実施例20と同様の方法で調製したTi/Mo系粉体を
排ガス10100N当たり0.1g、 LOg、 10
0gとなるように注入した。その注入点は実施例1と同
じ点である。
実施例 24〜27 実施例20と同様の方法で調製したTi/Mo系粉体を
排ガス10100N当たり1g注入しその注入点を排ガ
ス温度が130℃となる空気予熱器出口(5−e)、3
00℃となる空気予熱器入口(5d)、500℃となる
ボイラー内(5−b)、600℃となるボイラー内(5
−a)に変えた。
実施例 28〜30 アナターゼ型酸化チタン粉末にモリブデン酸アンモニウ
ム水溶液をTi:Mo原子比が、99,90.1.80
 : 20.70 : 30となるように加え、以後の
手順は実施例20と同様にして粉体を排ガスに注入した
実施例 31 硫酸法によるTiO2製造過程で生成するメタチタン酸
(HT I Os )スラリーにモリブデン酸アンモニ
ウム水溶液をTi:Mo原子比が90=10になるよう
に加え、約80℃で加熱混練した後は実施例20と同様
の手順を経て、粉体を排ガス中に注入した。
実施例 32〜37 アナターゼ型酸化チタン粉末にメタバナジン酸アンモニ
ウム(NHVO)、パラタンゲステン酸アンモニウム(
(NH4)6W7024φ6H2,)、硝酸第一鉄(F
e(NO)  ・6H20)、クロム酸アンモニウム(
(NH4)2Cr04)、硝酸ニッケル(Ni(No 
 )   ・6H20)、酢酸銅い 10になるように加えた後、実施例20と同様の手順で
粉体を排ガス中に注入した。
実施例 38 アナターゼ型酸化チタン粉末にTi:Mo原子比が90
:10になるように二酸化モリブデン(M o Os 
)粉末を加え、自動乳鉢にて粉砕しながら約4時間転式
で混合した。この粉体を実施例20と同様の手順で排ガ
ス中に注入した。
実施例 39 Fe203粉体にモリブデン酸アンモニウム(5(NH
)  0912M o Os中7H20)水溶液をFe
:Mo原子比が90 : 10になるように加え、湿式
混練した後乾燥し、400℃で2時間焼成した。得られ
た焼成体を粉砕し、この粉体を排ガス100h3当たり
1gとなるように注入した。その注入点は実施例1と同
じ点である。
実施例 40〜42 実施例39と同様の方法で調製したFe/Mo系粉体を
排ガス100h3当たり0.1g、 10g、 100
gとなるように注入した。その注入点は実施例1と同じ
点である。
実施例 43〜46 実施例39と同様の方法で調製したFe/Mo系粉体を
排ガス10100N当たり1g注入しその注入点を排ガ
ス温度が130℃となる空気予熱器出口(5−e)、3
00℃となる空気予熱器入口(5−d)、500℃とな
るボイラー内(5−b) 、600℃となるボイラー内
(5−a)に夫々変えた。
実施例 47〜49 Fe203粉体にモリブデン酸アンモニウム水溶液をF
e:Mo原子比が、99.9 : 0.1.80 : 
20゜70 : 30となるように加え、以後の手順は
実施例39と同様にして粉体を排ガス中に注入した。
実施例 50 Fe粉体にモリブデン酸アンモニウム水溶液をFe:M
o原子比が90 : 10になるように加え、約80℃
で加熱混練した後は実施例39と同様の手順を経て、粉
体を排ガス中に注入した。
実施例 51〜55 F e 20g粉体にメタバナジン酸アンモニウム(N
H4VO3)、パラタングステン酸アンモニウム((N
H4)6W7024・6H2,)、クロム酸アンモニウ
ム((N H)  Cr O4) 、硝酸ニッケル(N
i(NO3)2 ・6H20)、酢酸銅(Cu(CHO
)   ” H20)の夫々の各水溶液を、鉄原子を除
く各々の金属原子をMとしてFe:M原子が90 : 
10になるように加えた後、実施例39と同様の手順で
粉体を排ガス中に注入した。
実施例 56 Fe203粉体にFe:Mo原子比が90 : 10に
なるように三酸化モリブデン(M o Os )粉末を
加え、自動乳鉢にて粉砕しながら約4時間転式で混合し
た。この粉体を実施例39と同様の手順で排ガス中に注
入した。
実施例 57 実施例1と同様の手順で調製したFeSO4水溶液を、
石炭粉砕機前の給炭機(図示せず)入口(5−f)にF
e2O3換算で排ガス100NI113当たり1gとな
るように注入し、さらに排ガス温度が400℃となるボ
イラー出口(5−c)にFe2O3換算で排ガス100
h3当たり1gとなるように注入した。
実施例 58 実施例57と同様の手順で水溶液を注入したが、その注
入量を給炭機入口でF e 20 s換算で排ガス10
100N当たり0.05gとし、さらにボイラー出口で
Fe2O3換算で排ガス10100N当たり0.05g
となるように注入した。
実施例 59 実施例20と同様の手順で調製した粉体(Mo /Ti
)を、石炭粉砕機前の給炭機入口に排ガス10100N
当たり1gとなるように注入し、さらに排ガス温度が4
00℃となるボイラー出口に排ガス10100N当たり
1gとなるように注入した。
実施例 60 実施例59と同様の手順で粉体を注入したが、その注入
量を給炭機入口で排ガス100h3当たり0.05gと
し、さらにボイラー出口で排ガス100h3当たり0.
05gとなるように注入した。
実施例 61 実施例1と同様の手順で調製した水溶液(F e S 
O4)を、石炭粉砕機前の給炭機入口にFe2O3換算
で排ガス10100N当たり1gとなるように注入した
実施例 62 実施例20と同様の手順で調製した粉末(Mo /Ti
)を、石炭粉砕機前の給炭機入口に排ガス10100N
当たり1gとなるように注入した。
実施例 63 実施例39と同様の手順で調製した粉末(Fe /T1
)を、石炭粉砕機前の給炭機入口に排ガス1100N”
当たり1gとなるように注入した。
各実施例についての脱硝率測定結果を第1表および第2
表に示す。
[本発明の効果コ 本発明になる脱硝方法を採用すれば、固定層としての脱
硝触媒が不要になる。また、排ガス中に注入する化合物
は、従来の脱硝触媒と異なり成形等の加工を行う必要が
ないので、非常に安価にすることができ、ランニングコ
ストが低くて済む。
さらに、触媒の劣化という問題も解消されるので、触媒
取り替えのために燃焼装置を停止させることもなくなる
。従って、燃焼装置を長期に安定に運転することができ
る。使用済の添加剤成分は、電気集塵器等の除塵機でほ
ぼ完全に除去できるので、二次公害の発生の恐れはない
【図面の簡単な説明】
添付図は本発明に係る添加剤の注入点を示したフロー概
略図である。 1・・・ボイラー      2・・・空気予熱器3・
・・電気集塵器     4・・・煙 突5−a〜5−
f・・・添加剤注入点 6・・・アンモニア注入点 7・・・燃焼装置に至る燃料輸送ライン8・・・バーナ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化石燃料を使用する燃焼装置より発生する排ガス
    中の窒素酸化物を低減する方法において、排ガス温度が
    130℃以上600℃以下となる地点に、添加剤として
    鉄または鉄化合物の水溶液またはスラリーまたは粉体の
    内1種類以上を排ガス100Nm^3当たり酸化第二鉄
    換算で0.1g以上100g以下の範囲で注入し、さら
    にアンモニアを上記添加剤の注入点の前後あるいは同一
    点に注入することを特徴とする脱硝方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載の注入添加剤が、酸化
    チタンまたはメタチタン酸に、鉄、バナジウム、タング
    ステン、モリブデン、クロム、ニッケル、銅またはその
    各化合物のうち1種類以上を、チタン原子:金属原子(
    但しチタン原子を除く)の比率が99.9:0.1から
    70:30の範囲で混合させて得られる粉体を排ガス温
    度が130℃以上600℃以下となる地点に、排ガス1
    00Nm^3当たり、チタンは酸化チタン(IV)、鉄は
    酸化第二鉄、バナジウムは酸化バナジウム(V)、タン
    グステンは酸化タングステン(VI)、モリブデンは酸化
    モリブデン(VI)、クロムは酸化クロム(III)、ニッ
    ケルは酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅(II)にそれぞ
    れ換算して、0.1g以上100g以下の範囲で注入し
    、さらにアンモニアを上記添加剤注入点の前後あるいは
    同一点に注入することを特徴とする脱硝方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載の注入添加剤が、鉄ま
    たは鉄化合物に、バナジウム、タングステン、モリブデ
    ン、クロム、ニッケル、銅またはその各化合物のうち1
    種類以上を、鉄原子:金属原子(但し鉄原子を除く)の
    比率が99.9:0.1から70:30の範囲で混合さ
    せて得られる粉体を排ガス温度が130℃以上600℃
    以下となる地点に、排ガス100Nm^3当たり、鉄ま
    たは鉄化合物は酸化第二鉄、バナジウムは酸化バナジウ
    ム(V)、タングステンは酸化タングステン(VI)、モ
    リブデンは酸化モリブデン(VI)、クロムは酸化クロム
    (III)、ニッケルは酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅
    (II)にそれぞれ換算して、0.1g以上100g以下
    の範囲で注入し、さらにアンモニアを上記添加剤注入点
    の前後あるいは同一点に注入することを特徴とする脱硝
    方法。
  4. (4)特許請求の範囲第1項記載の添加剤として鉄また
    は鉄化合物の注入地点が、燃焼装置に至る燃料輸送ライ
    ンの地点であり、特許請求の範囲第1項記載の添加剤の
    注入量が排ガス100Nm^3当たり酸化第二鉄換算で
    0.1g以上100g以下の範囲で注入し、さらにアン
    モニアを排ガス温度が130℃以上600℃以下となる
    地点に注入することを特徴とする脱硝方法。
  5. (5)特許請求の範囲第2項記載の添加剤の注入地点が
    、燃焼装置に至る燃料輸送ラインの地点であり、特許請
    求の範囲第2項記載の添加剤の注入量が排ガス100N
    m^3当たり、チタンは酸化チタン(IV)、鉄は酸化第
    二鉄、バナジウムは酸化バナジウム(V)、タングステ
    ンは酸化タングステン(VI)、モリブデンは酸化モリブ
    デン(VI)、クロムは酸化クロム(III)、ニッケルは
    酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅(II)にそれぞれ換算
    して、0.1g以上100g以下の範囲で注入し、さら
    にアンモニアを排ガス温度が130℃以上600℃以下
    となる地点に注入することを特徴とする脱硝方法。
  6. (6)特許請求の範囲第3項記載の添加剤の注入地点が
    、燃焼装置に至る燃料輸送ラインの地点であり、特許請
    求の範囲第3項記載の添加剤の注入量が排ガス100N
    m^3当たり、鉄または鉄化合物は酸化第二鉄、バナジ
    ウムは酸化バナジウム(V)、タングステンは酸化タン
    グステン(VI)、モリブデンは酸化モリブデン(VI)、
    クロムは酸化クロム(III)、ニッケルは酸化ニッケル
    (II)、銅は酸化銅(II)にそれぞれ換算して、0.1
    g以上100g以下の範囲で注入し、さらにアンモニア
    を排ガス温度が130℃以上600℃以下となる、地点
    に注入することを特徴とする脱硝方法。
  7. (7)特許請求の範囲第1項記載の添加剤の注入地点が
    、排ガス温度が130℃以上600℃以下となる地点及
    び燃焼装置に至る燃料輸送ラインの地点であり、特許請
    求の範囲第1項記載の添加剤の注入量が上記両地点の合
    計で排ガス100Nm^3当たり酸化第二鉄換算で0.
    1g以上100g以下の範囲で注入し、さらにアンモニ
    アを排ガス中の上記添加剤注入点の前後あるいは同一点
    に注入することを特徴とする脱硝方法。
  8. (8)特許請求の範囲第2項記載の添加剤の注入地点が
    、排ガス温度が130℃以上600℃以下となる地点及
    び燃焼装置に至る燃料輸送ラインの地点であり、特許請
    求の範囲第2項記載の添加剤の注入量が上記両地点の合
    計で排ガス100Nm^3当たり、チタンは酸化チタン
    (IV)、鉄は酸化第二鉄、バナジウムは酸化バナジウム
    (V)、タングステンは酸化タングステン(VI)、モリ
    ブデンは酸化モリブデン(VI)、クロムは酸化クロム(
    III)、ニッケルは酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅(
    II)にそれぞれ換算して、0.1g以上100g以下の
    範囲で注入し、さらにアンモニアを排ガス中の上記添加
    剤注入点の前後あるいは同一点に注入することを特徴と
    する脱硝方法。
  9. (9)特許請求の範囲第3項記載の添加剤の注入地点が
    、排ガス温度が130℃以上600℃以下となる地点及
    び燃焼装置に至る燃料輸送ラインの地点であり、特許請
    求の範囲第3項記載の添加剤の注入量が上記両地点の合
    計で排ガス100Nm^3当たり、鉄または鉄化合物は
    酸化第二鉄、バナジウムは酸化バナジウム(V)、タン
    グステンは酸化タングステン(VI)、モリブデンは酸化
    モリブデン(VI)、クロムは酸化クロム(3)、ニッケ
    ルは酸化ニッケル(II)、銅は酸化銅(II)にそれぞれ
    換算して、0.1g以上100g以下の範囲で注入し、
    さらにアンモニアを排ガス中の上記添加剤注入点の前後
    あるいは同一点に注入することを特徴とする脱硝方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161329A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Nippon Steel Corp 焼結機排ガスの処理装置
JP2011161330A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Nippon Steel Corp 排ガス脱硝装置

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JP2011161329A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Nippon Steel Corp 焼結機排ガスの処理装置
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