JPH04294787A - 炭酸飲料の給配装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、概して炭酸飲料の給配
、貯蔵及び計量分配に関し、より特別には、給配すべき
飲料成分の正確な量を自動的に計量し、各分配の後に充
填ホースを空にする給配装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】当技術分野で公知のように、典型的な炭
酸飲料装置は、別々のコンテナに貯蔵された二酸化炭素
、シロップ及び水を含む。これらの飲料成分は、適当な
量だけ互いに混ぜ合わせられて所望の炭酸飲料が作られ
る。このような飲料装置は、典型的には炭酸飲料が多量
に販売されるファーストフードレストランやその他の類
似の商店において見かけられる。

【０００３】このような飲料装置の一つがニーザー（Ｎ
ｅｅｓｅｒ）に付与された米国特許第４，６８３，９２
１号に開示されている。この装置は、タンクを充填する
ための２つのシロップ貯蔵タンク装置と、定期的にタン
クを清掃するための清掃ユニットと、タンクを充填する
装置とを含む。２つのシロップ貯蔵タンクを使用するこ
とによって、シロップは１つのタンクから計量分配する
ことができると共に、他のタンク及びその充填装置は清
掃され且つ再充填され、その結果、飲料の計量分配器へ
のシロップの供給が中断されない。

【０００４】このような装置は炭酸飲料の貯蔵及び計量
分配をすることができるけれども幾つかの不利な点があ
る。該公知の装置は、給配トラックからシロップ貯蔵タ
ンクに給配されるシロップの量を計量する信頼性のある
方法を提供するものではない。シロップの供給者及び購
買者は、給配されるシロップの量が注文し且つお金を支
払う量であるという事実に極めて敏感なので、この点は
重要である。

【０００５】さらに、公知の貯蔵タンクは、シロップが
給配されるときにタンクから空気を逃がす開口通気口を
備えている。このような開口通気口に関する一つの問題
点は、タンクが不注意で溢れたときにシロップが通気口
を介してタンクからこぼれることである。このようなこ
ぼれは、予定外の清掃及び浪費を生じる。

【０００６】最後に、公知の給配装置においては、貯蔵
タンクが充填された後充填ホースはシロップで満たされ
たままである。一杯に充填されたホースは、シロップの
重量のため操作するのが極めて困難である。

【０００７】従って、貯蔵タンクに給配されるシロップ
の量を自動的に計量しそれによってあふれ出し及びこぼ
れを防止することができる炭酸飲料装置が望まれている
。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明の一般的な目的
は、炭酸飲料のための改良された給配装置を提供するこ
とである。

【０００９】本発明の別の目的は、シロップ貯蔵タンク
に給配されるシロップの量を自動的に計量することがで
きる改良された炭酸飲料のための給配装置を提供するこ
とである。

【００１０】本発明の更に別の目的は、貯蔵タンクの不
注意なあふれ出しによってシロップがこぼれることを防
止する炭酸飲料のための改良された給配装置を提供する
ことである。

【００１１】本発明の更に別の目的は、充填ホース内の
シロップを各給配の後に計量分配トラック内へポンプで
戻すことができる炭酸飲料のための改良された給配装置
を提供することである。

【００１２】本発明の上記した目的以外の他の目的は、
以下の本発明の説明によって当業者に明らかになるであ
ろう。

【００１３】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来技
術の不利な点を解消し、少なくとも２つのシロップ貯蔵
タンクを有する炭酸飲料給配装置を提供する。各貯蔵タ
ンクには、給配中にタンクから空気を逃がし、清掃動作
中に洗浄液を給配するノズルとして作用し、及びこれは
最も重要であるが、タンクへ給配される液体の量を計量
し不注意なあふれ出しを防止する、弁が設けられている
。該タンクにはまた、各々タンクを充填し及び排出する
シロップ供給パイプと排出パイプとが設けられている。 排出パイプは、二酸化炭素と水とを別個の供給源から受
け取る混合弁に接続することができる。これらの成分は
、混合弁によって混合されて所望の炭酸飲料が作られ、
この炭酸飲料は次いで飲料計量分配器に給配される。供
給パイプは給配トラックの供給タンクに接続することが
でき、これによってシロップの補給をすることができる
。充填ホース内に残っているシロップは給配トラック内
にポンプによって戻され、その結果、充填ホースは各給
配の後に空の状態となる。

【００１４】

【実施例】例えばファーストフードレストラン５の地階
内に配置された本発明の給配装置が図１に示されている
。この給配装置は、第１の貯蔵タンク７及びシロップの
供給を受け入れるための同様の第２の貯蔵タンク９を含
む。

【００１５】貯蔵タンク７及び９の更に詳細な図が図２
及び図３に示されている。貯蔵タンク７及び９は互いに
全く同じなので、特定の参照番号はタンク７にのみ付し
ている。タンク７は、頂壁１２と一体に形成された略円
筒形の側壁１１及び底壁１４からなり、略正立状態で脚
部１５上に支持されている。脚部１５及び頂壁１２は、
空間を節約するために、この貯蔵タンクの一方を他方の
頂部上に積み重ねることができるように設計されている
。

【００１６】タンク７は、頂壁１２に配置された充填パ
イプ２９を含み、その結果、シロップを供給するために
該タンクは図１に示された充填ホース３１に接続するこ
とができる。タンク７はまた、底壁１４にタンクからシ
ロップを排出するための排出パイプ１７をも含む。排出
パイプ１７は、図１に示すように供給ホース１８を介し
て混合弁１９又は排出口２１に接続することができる。

【００１７】図３に最も良く示すように、頂壁１２のカ
バー４８に３方向弁４５が配置されている。弁４５は、
以下に説明するように、充填動作中にタンク７から空気
を排気し、清掃動作中にタンク内に洗浄液を噴射し、充
填動作中にシロップの流れを止めるための自動計量装置
として動作するために設けられている。

【００１８】弁４５はカバー４８に固定された外側筒状
部材４７を含み、該筒状部材はタンク７内へ所定距離ま
で延びている。筒状部材４７内に取り外し可能な浸漬管
４９が配設されている。浸漬管４９は、開口５０を有す
る雌型コネクタ５１を含み、コネクタ５１はカバー４８
に固定された雄型ねじ５３とねじ結合している。コネク
タ５１と５３との間のねじ結合によって浸漬管４９を取
り外し且つ交換することができる。コネクタ間の漏れを
防止するためにＯリングシール５５が設けられている。

【００１９】浸漬管４９の頚部分として形成されている
金属弁座５７が浸漬管４９の中間点に形成されている。 弁座５７の上方に配設された浸漬管４９の部分４９ａは
固体部材である。弁座５７の下方に配設された浸漬管４
９の部分４９ｂはワイヤーゲージとして形成され且つ浮
遊可能な固体ボール５９を支持している。タンク７を清
掃するために、複数の噴射ノズル６１が浸漬管によって
支持されており、これについて以下に説明する。

【００２０】貯蔵タンクを充填するために、充填ライン
３１が充填パイプ２９に接続されており、排出パイプ１
７は閉止されている。シロップがタンクに入るにつれて
、タンク内の空気は弁４５及びホース７０を介して外部
に排出される。特に、空気は図３の矢印によって示され
た経路に従って噴射ノズル６１を介して管部材４７内へ
と流れ、次いでワイヤーゲージ４９ｂ及び弁座５７を通
って浸漬管４９内へ流れ開口５０を通って外へ出る。 このようにして、シロップの高さが噴射ノズル６１の高
さになるまで空気はタンクから出続ける。シロップがノ
ズル６１の高さに達すると、シロップは図２において矢
印で示す経路に従って管部材４７の中へ入るであろう。 しかしながら、シロップの高さがひとたびボール５９に
達すると、ボールはシロップ上に浮き、上昇するシロッ
プと共に弁座５７に向かって移動せしめられる。シロッ
プの高さが、ボールが弁座５７内にしっかりと着座する
点に達すると、液体がタンク７から出るのが阻止される
。その後は、シロップは上昇することができず、タンク
内へのシロップの流れは停止するであろう。

【００２１】弁４５の動作についての上記の説明から明
らかなように、タンク７へ給配されるシロップの量は弁
座５７の位置によって限定される。従って、弁４５はシ
ロップの流れを停止するための機構として作用し、この
ようにして、どのような特別のタンクへ供給されるシロ
ップの量も正しく制御する測定装置として作用する。従
って、タンクのあふれ出しが防止できる。更に、ボール
５９は通気口を閉じるので、シロップが通気口からあふ
れることができない。

【００２２】本発明の給配装置はまた、図１に示すよう
に、タンク７及び９からシロップを受け取り、炭酸ガス
タンク２３からライン２４を介して炭酸ガスを受け取り
、水供給源２６からライン２５を介して水を受け取るた
めの混合弁１９をも含む。シロップ、炭酸ガス及び水は
混合弁１９によって適当量だけ混合されて炭酸飲料が作
られる。炭酸飲料は、混合弁１９からライン２８を介し
てレストラン５内の飲料分配器に給配される。

【００２３】該給配装置によるシロップと炭酸ガスとの
供給を補充するための給配トラック３７は、シロップと
炭酸ガスとを各々含む供給タンク６０を含む。給配トラ
ック３７は、シロップ及び炭酸ガスのレストランの供給
を補充するために、レストラン５に定期的に予定された
給配をする。

【００２４】動作中には、シロップ貯蔵タンクのひとつ
例えばタンク９が最初にシロップで満たされ、ライン１
８を介して混合弁１９に接続される。混合弁１９はまた
、貯蔵タンク２３から炭酸ガスを受け取り且つ供給源２
６から水を受け取る。混合弁１９はライン２８を介して
レストラン内の飲料分配器に接続され、炭酸飲料が提供
されると、タンク９内のシロップの供給が次第に減るで
あろう。他方のシロップ供給タンク７は清潔で空の状態
にあると仮定する。

【００２５】空のタンクを充填するために、ライン３１
が充填パイプ２９に接続され、排出パイプ１７は閉じら
れる。給配トラックのシロップ供給装置６０はライン３
１の反対端に接続され、シロップがタンクに供給される
。シロップは、ほぼ６０ｐｓｉの圧力下で供給装置６０
からタンク７に強制的に供給される。シロップは、弁４
５が既に述べた方法で供給装置を閉止するまでタンク７
に供給され続けるであろう。タンク７へのシロップの供
給が停止するとき平衡状態が達成され、タンク７の最頂
部に残っている空気はタンク６０から給配されるシロッ
プと同じ圧力となる。すなわち、供給タンク６０及び貯
蔵タンク７との両方の圧力が６０ｐｓｉとなる。平衡状
態においては、充填ライン３１がシロップで満たされた
ままであっても、タンク７へのシロップの供給が停止さ
れる。充填ライン３１を空にするために、６０ｐｓｉの
圧力がタンク６０から取り除かれ、タンク６０は大気へ
と通気される。タンク７の内部と通気されたタンク６０
との間の圧力差により、充填ライン３１内のシロップは
タンク６０内へ強制的に戻されて、充填ライン３１を空
にする。充填パイプ２９はタンク７内の液体の高さより
上にあり、従って、既に給配されたシロップを引き出す
サイホン作用が存在しないので、ホース３１内のシロッ
プのみがトラックのタンク６０へ戻されることに注意す
べきである。各給配の後に充填ライン３１は空にされる
ので、持ち運び及び移動が容易になる。ひとたびタンク
が充填されると、ライン３１は充填パイプ２９から接続
をはずされる。トラックの炭酸ガス供給タンク６１はま
た、炭酸ガスの供給を補充するために、ライン４３を介
して貯蔵タンク２３に接続することができる。

【００２６】給配動作の好ましい形態においては、トラ
ックのシロップ供給タンクは、供給される全てのシロッ
プ貯蔵タンクの全容量よりも若干少ない量を保持する。 例えば、２５ガロン容量の貯蔵タンク３つが供給される
場合には、トラックの供給タンクは７４ガロンのシロッ
プを保持する。その結果、３つの貯蔵タンクが充填され
た後に、弁４５の動作により最初の２つのタンクの各々
に正しく２５ガロンが給配され、残りの２４ガロンが最
後のタンクに給配されたことがわかる。更に、給配トラ
ックの貯蔵タンク及び供給ホースの両方ともが空になる
。この給配システムは、こぼれ及び不完全充填を除去し
且つ各給配の後に空の充填ホースを提供する。弁４５と
接続したこの好ましい給配装置を使用することによって
シロップの浪費が効果的に除去できる。

【００２７】タンク９内のシロップのほとんどがひとた
び混合弁１９に給配されると、供給ライン１８はタンク
９からはずされて新しく充填されたタンク７の排出パイ
プ１７に接続されてシロップの供給が中断されない。ジ
ャンパーホース７１はタンク９の排出パイプ１７及びタ
ンク７の充填パイプ２９に接続されてタンク９内に残っ
ている製品を分配する。次いで、清掃装置３２がライン
３４を介して貯蔵タンク９の弁４５に接続され、排出パ
イプ１７は排出口２１に接続される。洗浄液はノズル６
１を介してタンク９内に直接噴射され、排出パイプ１７
を介して除去される。タンク９が清掃された後、排出パ
イプは閉じられ、ライン３４がはずされて、タンク９は
清浄で空の状態とされて給配トラック３７によって再充
填されるのを待つ状態となる。充填及び清掃動作は繰り
返されて常に混合弁１９にシロップを供給することがで
きる。

【００２８】以上の説明から明らかなように、本発明の
給配装置によれば、知られた量のシロップを正確に給配
でき且つ過充填及び不完全充填による浪費を除去するこ
とができる。弁４５は３つの機能を果たす。（１）空気
を通気する。（２）充填動作中に貯蔵タンクに給配され
るシロップの量を計量する。（３）清掃中に噴射ノズル
として機能する。多機能弁４５はまた、自己清掃型でも
ある。全てのタンクに給配されるべきシロップの全量よ
りも若干少ない量のシロップをタンクに供給することに
より、トラックの供給タンク及びホースは、最後の給配
の後に空となり、シロップは浪費されない。更に、充填
ホース３９は各給配の後に空となるので、運搬及び移動
が極めて容易である。

【００２９】以上、本発明を幾分詳しく示し且つ説明し
たが、これらの説明及び添付の図面は単に例示として示
したものであり、本発明は特許請求の範囲による範囲に
のみ限定されるべきものであることが理解されるであろ
う。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の炭酸飲料給配装置の詳細図である。

【図２】本発明の貯蔵タンクの側面図である。

【図３】本発明の弁を詳細に示した図２の貯蔵タンクの
一つの部分断面図である。

【符号の説明】

１　　給配装置、　　　　７，９　　タンク、　　　　
１９　　混合弁、２９　　充填パイプ、　　３１　　充
填ホース、　　　　３７　　トラック、４５　　３方向
弁、　　　　４８　　カバー、４９　　浸漬管、６１　
　噴射ノズル、

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　（ａ）排出手段と充填手段とを有する
   少なくとも２つのシロップ貯蔵タンクと、（ｂ）前記貯
   蔵タンクのうちの選ばれた１つからシロップを分配する
   ための手段と、（ｃ）他方の貯蔵タンクを清掃及び充填
   する手段とからなり、前記他方の貯蔵タンクを清掃及び
   充填する手段は、（ｉ）シロップの供給装置に他方のタ
   ンクを連通させる手段と、（ｉｉ）充填中にタンクから
   空気を排気しタンク内へのシロップの流れを停止して、
   所定量のシロップが自動的にタンクに給配されるように
   した手段を含む、炭酸飲料シロップの給配装置。
2. 【請求項２】　　前記排気及びシロップの流れを停止す
   る手段が、前記貯蔵タンクの各々の中に配置された多機
   能弁を含む、請求項１に記載の給配装置。
3. 【請求項３】　　前記弁が、タンクの内側と外側との間
   の通路を画成してタンクがシロップで充填されるとタン
   クの内側から空気が排気されるようになされ且つ所定量
   のシロップがタンクに供給されると通路を閉じる手段を
   含む、請求項２に記載の給配装置。
4. 【請求項４】　　前記通路を閉じるための手段が、前記
   弁内に形成された弁座と協働する浮遊ボールを含み、そ
   れによって上昇するシロップの高さによってボールが弁
   座と係合するようになされた、請求項３に記載の給配装
   置。
5. 【請求項５】　　前記弁が更に前記弁を介して前記タン
   クの内側に洗浄液を給配するための噴射ノズルを含む、
   請求項２に記載の給配装置。
6. 【請求項６】　　前記弁が前記タンクの内側に洗浄液を
   給配するための噴射ノズルを含み、前記噴射ノズルは前
   記通路の一部を形成する、請求項３に記載の給配装置。
7. 【請求項７】　　前記他方のタンクをシロップの供給装
   置と連通させる前記手段が充填ラインを含む、請求項１
   に記載の給配装置。
8. 【請求項８】　　余分のシロップを前記供給ラインから
   前記シロップの供給装置へ運ぶための手段を更に含む、
   請求項７に記載の給配装置。
9. 【請求項９】　　前記タンクに洗浄液を給配するための
   手段を更に含み、それによって他方のタンクが前記混合
   手段にシロップを供給しつつ前記タンクのうちの一つが
   清掃される、請求項１に記載の給配装置。
10. 【請求項１０】　　前記少なくとも２つの貯蔵タンクが
    一方の頂部上に重ねられる、請求項１に記載の給配装置
    。
11. 【請求項１１】　　（ａ）排出手段と充填手段とを有す
    る少なくとも２つの貯蔵タンクを提供することと、（ｂ
    ）前記２つの貯蔵タンクのうちの一方からシロップを分
    配するための手段を提供することと、（ｃ）前記少なく
    とも２つの貯蔵タンクのうちの他方を空気を排気しなが
    らシロップ供給装置からのシロップで充たすことと、（
    ｄ）前記タンク内へのシロップの流れを自動的に停止さ
    せることと、からなる炭酸飲料を給配する方法。
12. 【請求項１２】　　前記シロップの供給装置の容積が充
    填されるべき全ての貯蔵タンクの総容積よりも小さい、
    請求項１１に記載の方法。
13. 【請求項１３】　　（ａ）液体貯蔵タンクが液体で満た
    されるとタンクの内側から空気が排気できるように、液
    体貯蔵タンクの内側と外側との間に通路を画成する手段
    と、（ｂ）所定量の液体がタンクに給配されたときに前
    記通路を閉止するための手段と、（ｃ）タンクの内側に
    洗浄液を給配し、前記通路の一部を形成する噴射ノズル
    と、からなる液体貯蔵タンクにおいて使用するための多
    機能弁。
14. 【請求項１４】　　前記通路を閉止するための手段が、
    前記通路を画成する手段内に形成された弁座と協働する
    浮遊ボールを含み、それによってシロップの高さの上昇
    によってボールが弁座と係合せしめられる、請求項１１
    に記載の弁。