JPH04294206A - 帯状体の形状測定方法 - Google Patents

帯状体の形状測定方法

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JPH04294206A
JPH04294206A JP8347791A JP8347791A JPH04294206A JP H04294206 A JPH04294206 A JP H04294206A JP 8347791 A JP8347791 A JP 8347791A JP 8347791 A JP8347791 A JP 8347791A JP H04294206 A JPH04294206 A JP H04294206A
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JP
Japan
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vibration
shape
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band
measuring
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JP8347791A
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English (en)
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Satoshi Nakajima
智 中嶋
Manabu Ueno
学 上野
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼板などの帯状体にお
いて、長さ方向への張力印加中に幅方向の振動分布を計
測することにより、帯状体の形状を測定する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板などの帯状体の形状不良とは、図5
に示すいわゆる耳波や、図6に示す中のびと呼ばれる状
態を意味し、帯状体の幅方向に不均一な変形を受けるこ
とによって生じる。そして、例えば鋼板圧延におけるコ
イル巻き取り中などのように、長さ方向にある程度の張
力が印加されると、見かけ上、帯状体の形状は平坦にな
る。しかし、その状態では帯状体の幅方向の張力分布が
不均一になっており、この張力分布を計測することによ
り、帯状体の形状を推定することができる。
【0003】長さ方向の両端が支持され、その方向に張
力が印加された帯状体は、理論的には無限個の固有振動
数を有し、これらの中には値の接近した固有振動数がい
くつも存在する。このとき帯状体は、振動学上の板とし
ての性格と、膜としての性格を併せ持つが、帯状体の厚
みが薄い場合には、膜的な性格が強くなる。膜の広がり
を1次元として単純化した弦の場合を考えると、張力と
固有振動数との間には、数1に示す数式で表されるよう
な関係があり、張力が変化することによって、固有振動
数も変化することがわかる(ただし、nは次数を表す整
数)。
【0004】
【数1】
【0005】このような関係は、基本的には次元を拡張
した帯状体にも適用することができ、固有振動数は張力
の平方根にほぼ比例する。
【0006】従来から、鋼板など帯状体の形状を、振動
を利用して張力分布として測定することは行われており
、そのための装置として例えば特公昭45−29469
号公報に開示されている。この装置を用いて鋼板の形状
を測定する方法においては、電磁石などを利用した加振
装置を、ストリップと呼ばれる鋼板の幅方向に複数個設
置し、これらの加振装置により励起されたストリップの
応答振動中の固有振動数を、幅方向にやはり複数個設置
した振動検出器で検出することにより、形状の測定を行
っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来の方法
においては、帯状体の幅方向の広い範囲にわたって加振
するので、それによって生じる帯状体の振動パターンが
複雑になり、注目する固有振動数だけを分離することが
難しいという欠点があった。また、振動の検出も長さ方
向の任意の位置で行っているので、検出位置の選び方に
よっては、複数の固有振動数の分離をさらに難しくする
【0008】本発明の目的は、励起される帯状体の振動
パターンを単純化するよう加振し、さらに注目する振動
モードのみを検出することによって、帯状体の形状を精
度良く測定する方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、長さ方向に張
力が印加された帯状体の形状測定方法において、測定に
不必要な帯状体の振動モードの節となる位置を加振し、
励起された応答振動から、さらに不必要な振動モードの
節となる位置の振動を幅方向の複数点で検出して、特定
の振動モードの振動のみを抽出することにより、帯状体
の形状を幅方向の張力分布として測定するものである。
【0010】
【作用】まず、帯状体の固有振動数および振動モードに
ついて説明する。帯状体においては、その材質、寸法、
印加されている張力などによっても異なるが、最低次の
固有振動数の5倍までの周波数範囲の中に、多ければ1
0個以上の固有振動数が存在する。図4に固有振動数で
振動するときの振動パターンである振動モードの代表的
なものを示す。振動モードには、帯状体の長さ方向に関
して、両端の支持部を除いて、振動しない節と呼ばれる
部分が1箇所もない1次モード(ア)、(イ)、(ウ)
、節が1箇所ある2次モード(エ)、(オ)、(カ)、
2箇所の3次モード(キ)、(ク)、(ケ)などがあり
、そして各々幅方向に関して、全ての位置の動きが一様
な剛体モードあるいは0次モード(ア)、(エ)、(キ
)、両端の動きが逆位相となるねじれモードあるいは1
次モード(イ)、(オ)、(ク)、山あるいは谷が一つ
ある2次モード(ウ)、(カ)、(ケ)などがある。通
常、(ア)に対応する固有振動数が一番低く、次が(イ
)であるが、それ以外の振動モード、あるいは(ア)、
(イ)についても、帯状体の材質、寸法、印加されてい
る張力などによって固有振動数の高低の順序が変わるこ
ともある。またそれぞれの振動モードの振幅については
、通常のランダム加振に対する応答振動では、(ア)、
(イ)の振動モードの振幅が、その他のモードの振幅よ
り大きいのが一般的である。
【0011】本発明の方法においては、帯状体の幅方向
の張力分布を知るために、図4における振動モードのう
ち、振幅が比較的大きく、幅方向の各位置での位相が等
しい、長さ方向1次、幅方向0次の振動モード(ア)の
振動を利用する。同時に、この振動モード以外のモード
を極力検出しないようにする。具体的には、前記振動モ
ード(ア)以外の不必要ないくつかの振動モードについ
て、長さ方向および幅方向の節となる位置を加振するこ
とにより、振動を励起しないようにし、さらに、加振に
より励起された応答振動について、不必要ないくつかの
振動モードの長さ方向の節となる位置の振動を、幅方向
の複数点で検出する。そうすることによって、振動モー
ド(ア)を主として抽出でき、幅方向の各点における振
動モード(ア)の周波数の値などから、幅方向の張力分
布を求め、帯状体の形状を測定することができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す概略図である。帯状
体1は長さ方向の2箇所を例えばロール様の支持部材2
a、2bで支持されており、その両側の長さ方向に張力
が印加されている。図の帯状体1において、長さ方向1
次、幅方向0次の振動モードを主に抽出するために、加
振装置3による加振位置、および例えば帯状体1の幅方
向3点の振動を検出するとしたときの振動検出端4a、
4b、4cによる振動検出位置を次のように決定する。
【0013】(1)加振装置3による加振位置を、長さ
方向3次モードおよびその倍数次モードを励起させない
よう、これらのモードの節に当る支持部材2a、2b間
を3等分した位置に設定する。しかも、幅方向の1次モ
ードおよび3次、5次などの奇数次モードを励起させな
いよう幅方向の中央に設定する。 (2)振動検出端4a、4b、4cによる振動検出位置
を、長さ方向1次モード振動の振幅が最も大きくなる腹
と呼ばれる支持部材2a、2b間の中央の位置で、基本
的には幅方向の中央およびそれを中心とした対称位置に
設定する。この位置は、長さ方向2次、4次モードなど
偶数次モードの節に当り、これらのモードの検出を回避
することができる。
【0014】以上のような位置において加振、振動検出
を行うことによって、長さ方向の偶数次モード、長さ方
向の3次およびその倍数次モード、ならびに幅方向の奇
数次モードを、張力分布測定の際の測定対象外とするこ
とができる。長さ方向の5次、7次モードなどは回避で
きないが、これらのモードは1次モードに比べて振動振
幅が極端に小さく、また、固有振動数にも5倍あるいは
それ以上の差があるので、測定上問題とはならない。
【0015】図2に鋼板を測定対象として、本発明の方
法により加振、振動検出した場合における応答振動の振
幅スペクトルの一例を示す。この図で、横軸は振動の周
波数を表し、縦軸は各周波数における振動振幅の大きさ
を0dB=0.4mmとして表している。周波数は0H
zから200Hzの範囲を示しているが、特にこの周波
数範囲に限定されるものではない。このときの鋼板は幅
180mm、厚さ0.5mmの冷延鋼板で、支持ロール
間の距離は600mmであり、幅方向において均一な9
00Nの張力を長さ方向に与えた。また加振は、0Hz
から200Hzまでのトータルパワーが約0.1Nのラ
ンダム信号を機械的に印加することにより行い、振動検
出は、電磁式の振動変位検出端により行った。図2にお
いて、第1ピーク5は長さ方向1次、幅方向0次の振動
モード、すなわち図4の(ア)に対応し、第2ピーク6
が長さ方向1次、幅方向2次の振動モード(ウ)に対応
する。その他にいくつかのピークはあるが、前記2つの
ピーク5、6に比べていずれも振幅は小さい。
【0016】一方、比較例として図3に図2と同一の鋼
板を測定対象とし、同一測定条件において、従来法に基
づき加振、振動検出した場合における応答振動の振幅ス
ペクトルの一例を示す。この図においても、横軸は振動
の周波数を表し、縦軸は各周波数における振動振幅の大
きさを0dB=0.4mmとして表している。図3にお
いて、第1ピーク7は長さ方向1次、幅方向0次の振動
モードのものであり、図4の(ア)に対応する。第2ピ
ーク8が同じく(イ)に対応し、同様に第3ピーク9が
(エ)、第4ピーク10が(オ)、第5ピーク11が(
ウ)に対応する。図2に比べて多くのピークが存在する
が、特に第1ピーク7と第2ピーク8とは接近しており
、しかも振幅の大きさも同程度であるので、これらを分
離するのは難しい。
【0017】図2と図3とを比較すれば明らかなように
、本発明の方法によれば、従来法によるスペクトルにお
けるピーク8、9、10などは存在せず、前記2つのピ
ーク5、6についても、ピークの周波数は約60Hz離
れており、振幅も第1ピーク5の方が第2ピーク6より
約15dB大きいことから、形状測定に必要な第1ピー
ク5のみを抽出することは容易である。したがって、第
1ピーク5の振幅あるいは周波数の値などを利用して張
力の測定を精度良く行うことができる。第2ピーク6に
ついては、張力測定には不必要であるが、測定条件を適
切に選べば、第1ピーク5との周波数の差を図2のよう
に大きくとることができ、また振幅の差についても同様
に大きくとることができる。
【0018】なお、本発明における加振方法としては、
機械式の他、電磁式などスポット的な加振が行えるもの
なら何でも良い。加振する周波数の範囲は、長さ方向1
次、幅方向0次の振動モードの固有振動数を含んだもの
でなければならないが、固有振動数は張力の値によって
変化するので、予想される張力の変動幅を考慮した範囲
とする。加振信号の種類としては、正弦波掃引信号、ラ
ンダム信号、インパルス信号など考えられるが、信号の
パワー、測定時間などを考慮してどの信号を利用するの
か決定する。
【0019】また、本発明における振動検出方法につい
ても、電磁式の他、光学式など、帯状体の振動モードを
変化させないものであれば何でも良い。幅方向の振動検
出位置の数は4点あるいはそれ以上(通常は奇数点)で
も良いが、特に幅の広い帯状体でなければ、3点で形状
の測定は可能である。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、励起される帯状体の振動パターンを単純化す
るよう加振し、さらに注目する振動モードのみを検出す
ることによって、帯状体の形状を、振動を利用して幅方
向の張力分布として精度良く測定できる。特に振動検出
が非接触で行える利点を活かせば、従来、耐熱性などの
問題で測定できなかった熱延鋼板など高温帯状体の潜在
形状の測定も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図であり、(ア)
は平面視状態、(イ)は正面視状態である。
【図2】本発明の方法により検出した帯状体の振動の振
幅スペクトルの一例を示す図である。
【図3】従来法により検出した帯状体の振動の振幅スペ
クトルの一例を示す図である。
【図4】帯状体の振動モードの代表的なものを示す図で
ある。
【図5】帯状体の形状不良の形態の一例を示す斜視図で
ある。
【図6】帯状体の形状不良の形態の一例を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1  帯状体 2a、2b  支持部材 3  加振装置 4a、4b、4c  振動検出端

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長さ方向に張力が印加された帯状体の
    形状測定方法において、測定に不必要な帯状体の振動モ
    ードの節となる位置を加振し、励起された応答振動から
    、さらに不必要な振動モードの節となる位置の振動を幅
    方向の複数点で検出して、特定の振動モードの振動のみ
    を抽出することにより、帯状体の形状を幅方向の張力分
    布として測定することを特徴とする帯状体の形状測定方
    法。
  2. 【請求項2】  長さ方向に張力が印加された帯状体の
    形状測定方法において、測定に不必要な帯状体の振動モ
    ードの長さ方向および幅方向の節となる位置を加振し、
    励起された応答振動から、さらに不必要な振動モードの
    長さ方向の節となる位置の振動を幅方向の複数点で検出
    して、特定の振動モードの振動のみを抽出することによ
    り、帯状体の形状を幅方向の張力分布として測定するこ
    とを特徴とする帯状体の形状測定方法。
  3. 【請求項3】  前記加振位置が、長さ方向の支持され
    た間を3等分した位置で、かつ幅方向の中央の位置であ
    り、前記振動検出位置が、長さ方向の支持された間の中
    央の位置で、かつ幅方向の中央およびそれを中心とした
    対称の位置であることを特徴とする請求項2の帯状体の
    形状測定方法。
JP8347791A 1991-03-22 1991-03-22 帯状体の形状測定方法 Withdrawn JPH04294206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091370A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kobe Steel Ltd 帯状体の非接触加振装置、これを用いた張力測定装置、及び張力測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091370A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kobe Steel Ltd 帯状体の非接触加振装置、これを用いた張力測定装置、及び張力測定方法

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Effective date: 19980514