JPH0429262Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0429262Y2
JPH0429262Y2 JP1986032310U JP3231086U JPH0429262Y2 JP H0429262 Y2 JPH0429262 Y2 JP H0429262Y2 JP 1986032310 U JP1986032310 U JP 1986032310U JP 3231086 U JP3231086 U JP 3231086U JP H0429262 Y2 JPH0429262 Y2 JP H0429262Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
outer casing
main
sprinkler
cooled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986032310U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62148874U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986032310U priority Critical patent/JPH0429262Y2/ja
Publication of JPS62148874U publication Critical patent/JPS62148874U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0429262Y2 publication Critical patent/JPH0429262Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する産業上の利用分野〕 この考案は、平面角形の外筐内全域に亘り充填
材が装填され、この充填材上に被冷却水を散布す
る散水装置における散水管が垂直軸線周りに旋回
自在に前記外筐内に設けてあり、この散水装置よ
り上位で外筐に取付けた排気筒内に送風機が配設
してある角型向流式冷却塔に関する。
〔従来技術とその問題点〕
この種の角型向流式冷却塔においては、円軌跡
を描いて散水管は垂直軸線周りに旋回運動し、平
面角形の外筐内に充填された充填材上に被冷却水
を散布するが、外筐の中央部分に位置する充填材
には充分に被冷却水が散布されるのに反し、外筐
の隅角部に位置する充填材上には被冷却水は行き
届かず、充填材表面上を流下する被冷却水はほと
んどない。
このような状態で、前記送風機を作動し外気を
外筐内に吸込み、充填材間を上昇中に、被冷却水
と外気の接触に伴う潜熱作用により、被冷却水の
保有する熱を外気で奪い、冷却水の温度を低下さ
せ、自身は昇温した外気を外筐の外へ排気する際
に、外筐の各隅部においては、外気は被冷却水と
の接触現象、熱交換作用をせず、外筐中央部にお
いて充填材を上昇する気流に比し、被冷却水によ
る抵抗なく無負荷の状態で送風機により排気筒へ
引寄せられる傾向にあり、この非散水域における
充填材の容積は、全体の20%程度に達しており角
型冷却塔の熱交換率の向上を阻害する原因となつ
ている。
このような問題は、前記充填材に加え、外気取
入口に体面して更に下部充填材を充填した向流式
冷却塔においても生じている。
前記非散水域へ被冷却水を強制散布するため
に、回転式散水管の上又は下に固定式散水管を配
置した冷却塔用の散水装置が実公昭59−23994号
公報に記載されている。
前記固定式散水管は冷却塔の排気口を横切るよ
うに回転式散水管と共に放射状に配置されている
ため、通風抵抗の増大を招き、送風機の大型化を
招く。
この考案は、前記問題点を補助散水装置の利用
により解消し、通風抵抗の増大を招くことなく、
角形外筐本体の各隅部に位置する充填材上にも被
冷却水を万遍なく散布することを可能とした角型
向流式冷却塔を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、この考案は少なく
とも2面に外気取入口を有する平面角形の外筐本
体を有し、この外筐本体内に充填した充填材上方
に、垂直軸線周りに旋回自在な散水管をもつ主散
水装置が設けてあり、この主散水装置より上位で
外筐本体に取付けた排気筒内に送風機が配設され
ている角型向流式冷却塔において、 前記主散水装置の非散水区域にあたる前記外筐
本体の各隅部における充填材上に、非冷却水を散
布する補助散水装置が、前記外筐本体に設けてお
り、 前記補助散水装置は、主散水装置より若干上位
で外筐本体内に設けた上部水槽からなり、前記旋
回自在な主散水装置へ被冷却水を供給する供給管
より分岐した枝管がこの上部水槽に連結してあ
り、更にこの供給管は、前記機枠内を水平に延在
して主散水装置のロータリーヘツドにその垂直軸
線上で連結されていると共に、 前記上部水槽は、平面角形で前記外筐体体と符
合する外径輪郭形状を有し、その中央部に、前記
排気筒に向かう空気流の通過口が形成してあり各
隅角部の底部に流下小孔が多数穿設されているこ
とを特徴とする角型向流式冷却塔としてある。
〔実施例〕
次に、この考案の代表的な実施例を説明する。
第1図、第2図において、10は、四角型向流
式冷却塔Aの平面四角形の外筐本体であり、この
外筐本体10の相対面する2側面に外気取入口1
1が形成してあり、この外筐本体10内に、多数
枚の充填材12が外筐本体10の内面形状に倣い
充填配列され、これら充填材12により、外筐本
体10の平面角形に符合する平面形状を有する充
填体13を構成する。
14は、散水装置用配管ユニツトBの短筒枠で
あり、この短筒枠14の平面形状は、前記外筐本
体10の平面形状に符合し、外筐本体10と排気
筒15間に一体にこの短筒枠14が介設してあり
この排気筒15内には、送風機15aが取付けて
ある。
前記外気取入口11を設けた側面以外の外筐本
体10の一側面側に位置する前記短筒枠14の一
側辺中央よりこの内部中心位置まで水平に延在す
る被冷却水供給管16の内端は、上向きに90度
屈曲し、前記充填材12上方でかつ短筒枠14内
の位置において垂直軸線O周りで旋回自在な水平
な散水管17を複数本(2本乃至4本)有する主
散水装置18の中央ロータリヘツド19に、前記
垂直軸線O上で連結している。
この供給管16の外端は、短筒枠14外に位置
し被冷却液循環系Dに接続してあり、この外端よ
り両側約30度上向きに傾斜し分岐する2本の枝管
20の先端は、短筒枠14の上部に形成した浅い
上部水槽21内に開口している。
この上部水槽21の中央には、前記排気筒15
へ主散水装置18の散水管17を通り向う空気流
の平面円形若しくは平面八角形の通過口22が形
成してあり、この通過口22は、散水管17の散
水領域Sを含む平面形状としてある。前記通過口
22周辺に沿い環状のせき板23が設けてあると
共に、平面三角形の隅部水溜り区域24同士は、
細長い水路25で相互に連なつており、これら四
つの隅部水溜り区域24における前記上部水槽2
1底部には、被冷却液流下孔26が多数穿設して
ある。
これら隅部水溜り区域24は、前記主散水装置
18の非散水区域NSにあたる前記外筐本体10
の各隅部Cにおける充填材群12a上に位置する 前記上部水槽21により補助散水装置Eが構成
されている。
〔考案の作用〕
前記のように構成したこの考案の作用をその使
用方法と共に次に説明する。
冷凍機等を循環することで昇温した被冷却液は
前記被冷却液循環系Dより汲み上げポンプPによ
り供給管16内へ供給され、主散水装置18の旋
回中の散水管17より外筐本体10中央部の充填
材12上に散布されると共に、この被冷却液の一
部は、枝管20を通つて補助散水装置Eである上
部水槽21へ供給され、各隅部水溜り区域24の
被冷却液流下孔群26から、前記外筐体体10の
各隅部Cに位置する充填材群12a上に散布され
る。
即ち、外筐本体10に充填した平面角形の充填
体13の全ての充填材12,12aに被冷却液は
万遍なく散布され、その表面上を流下中に、送風
機15aの稼動で外筐本体10内に外気取入口1
1より取入れられ充填材12,12a間を上向き
に流れる空気と接触し、潜熱作用及び接触伝導に
より通常の冷却塔同様に被冷却液と外気間で熱交
換が行なわれ、被冷却液を冷却し自身昇温した空
気流は、前記上部水槽21中央に形成した通過口
22を通つて、排気筒15より外部へ排出される 設計変更により冷却能力を増大させたい時には
前記外筐本体10を、外気取入口11方向若しく
は、外気取入口11のない方向へ延長し、整数倍
で増加する場合には、複数個の本件冷却塔Aを外
気取入口11のない面を隣接配置し、これら及び
必要に応じて上部水槽21同士を連結し、両側の
冷却塔Aの供給管16より被冷却水を全ての冷却
塔Aの上部水槽21へ供給する。若しくは、個々
の上部水槽21に独立して被冷却水を供給しても
良い。
前記実施例の供給管16に代えて、第4図に示
すように、外筐本体10中央に立上げ た立上り
管30の先端に、ロータリーヘツド19aを介し
て散水管17aをその垂直軸線周りに旋回自在に
取付け、外筐本体10の天板下側近傍に前記上部
水槽21aを取付けても、この考案としては同一
である。
〔考案の効果〕
前記のように構成し作用する本件考案において
は、前記構成の補助散水装置の設置により、角形
外筐本体の各隅部においても、充填材に被冷却水
を充分散布でき、周囲より取り入れられ、この充
填材間を上昇吸引される気流と被冷却水を積極的
に隅部においても接触でき熱交換率を大幅に向上
することができた。
また、実公昭59−23994号の記載の如く、充填
材上に多数の散水管を固設したものに比して、通
風を阻害するものがないため、この考案の通風抵
触は前記補助散水装置のない従来型のものと同等
程度に維持できる。
更に補助散水装置を前記上部水槽で構成するこ
とにより、充填材間を上向きに上昇して来た昇温
済みの空気流を上部水槽中央の通過口を通り、す
みやかに排気筒に吸引し外部へ排出できると共
に、前記隅部水溜め区域の多数の被冷却液流下孔
より、遍寄りなく外筐本体の各隅部に位置する充
填材群に被冷却液を万遍に供給できる。
〔実施例特有の効果〕
前記実施例は、この考案の効果に加えて、下記
特有の効果を奏する。
即ち、前記散水装置用配管ユニツトBわ用い、
前記供給管を水平とし、その内端を主散水装置の
ロータリーヘツドに接続外筐本体10中央に従来
の旋回式散水装置における立上り管がないため、
外筐本体10中央部での充填材12の充填率を高
めることができ、かつ、この供給管16の外端を
前記外筐本体10の外気取入口11の設けてない
一側面で外方に位置させこの外端部から分岐する
枝管20を介し上部水槽21内へ被冷却液を分配
供給しているため、冷却塔塔A同士の接続に際
し、この枝管20が邪魔にならず、その接続を容
易に出来、冷却能力を増大できると共に、分岐点
が上部水槽21と主散水装置18の真近となり、
この上部水槽21と主散水装置18へ供給される
被冷却液の温度差を少なくでき、外筐体体10内
での被冷却液を、充填材中央部、隅部において差
なく平均に同時にほゞ同一温度まで冷却できる。
前記供給管16、枝管20及び上部水槽21を
予め前記短筒枠14に装備してなる散水装置用配
管ユニツトBを利用し、既存の角型向流式冷却塔
外筐本体上端にこの配管ユニツトBを載置し、次
いでこのユニツトBの上に、取外した既存の排気
筒をセツトすることにより、既存の令却塔の熱交
換率を容易に上げることができる。
【図面の簡単な説明】
図は、この考案に係るもので、第1図は、その
代表的な実施態様の概略縦断面図、第2図は、そ
の上部水槽部分を示す平面図、第3図は、この散
水装置用配管ユニツトの中央縦断面図、第4図
は、他の態様の概略縦断面図である。 図中の主な記号の説明、17……散水管、18
……主散水装置、21……上部水槽、E……補助
散水装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 少なくとも2面に外気取入口を有する平面角形
    の外筐本体を有し、この外筐本体内に充填した充
    填材上方に、垂直軸線周りに旋回自在な散水管を
    もつ主散水装置が設けてあり、この主散水装置よ
    り上位で外筐本体に取付けた排気筒内に送風機が
    配設されている角型向流式冷却塔において、 前記主散水装置の非散水区域にあたる前記外筐
    本体の各隅部における充填材上に、被冷却水を散
    布する補助散水装置が、前記外筐本体に設けてあ
    り、 前記補助散水装置は、主散水装置より若干上位
    で外筐本体内に設けた上部水槽からなり、前記旋
    回自在な主散水装置へ被冷却水を供給する供給管
    より分岐した枝管がこの上部水槽に連結してあ
    り、更にこの供給管は、前記機枠内を水平に延在
    して主散水装置のロータリーヘツドにその垂直軸
    線上で連結されていると共に、 前記上部水槽は、平面角形で前記外筐本体と符
    合する外径輪郭形状を有し、その中央部に、前記
    排気筒に向かう空気流の通過口が形成してあり各
    隅角部の底部に流下小孔が多数穿設されているこ
    とを特徴とする角型向流式冷却塔。
JP1986032310U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0429262Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986032310U JPH0429262Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986032310U JPH0429262Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62148874U JPS62148874U (ja) 1987-09-19
JPH0429262Y2 true JPH0429262Y2 (ja) 1992-07-15

Family

ID=30838868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986032310U Expired JPH0429262Y2 (ja) 1986-03-06 1986-03-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0429262Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120807A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Mitsubishi Plastics Ind Ltd 開放式冷却塔

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923994U (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 株式会社丸一 海苔巻用海苔の成形治具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5923994U (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 株式会社丸一 海苔巻用海苔の成形治具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62148874U (ja) 1987-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0429262Y2 (ja)
US4804503A (en) Counter-flow square type cooling tower
CN203053258U (zh) 一种水力驱动叶轮变流组合式节能型冷却塔
CN103017565A (zh) 一种水力驱动叶轮变流组合式节能型冷却塔
CN209696628U (zh) 组合式氯气干燥设备
JPH0429263Y2 (ja)
JPH11142069A (ja) 冷水塔
CN210664113U (zh) 一种多组冷却塔联合供冷系统中的喷淋装置
CN210486560U (zh) 冷却塔
JPH04115291U (ja) 角形向流式冷却塔
CN209706596U (zh) 一种热收缩膜生产用冷却塔
JP3834944B2 (ja) 冷水塔における温水槽の散水ノズル
CN207970372U (zh) 一种用于消防救援的巡逻机器人
JPH0512637Y2 (ja)
CN216171008U (zh) 卧式喷淋塔结构
JPH08626Y2 (ja) 直交流式冷却塔
JP2533556Y2 (ja) 角形向流式冷却塔
JPH0330080B2 (ja)
JPS63210594A (ja) 密閉式冷却塔
JPS5923994Y2 (ja) 冷却塔の散水装置
JP3635841B2 (ja) 冷水塔
CN220771952U (zh) 一种冷却塔
CN104697385A (zh) 冷却塔用自动旋转布水器
CN209069041U (zh) 一种用于肥料颗粒的烘干冷却装置
JPS6242307Y2 (ja)