JPH042915A - 静電容量型変位検出器 - Google Patents

静電容量型変位検出器

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JPH042915A
JPH042915A JP10390990A JP10390990A JPH042915A JP H042915 A JPH042915 A JP H042915A JP 10390990 A JP10390990 A JP 10390990A JP 10390990 A JP10390990 A JP 10390990A JP H042915 A JPH042915 A JP H042915A
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JP
Japan
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electrode
case
variable
common electrode
cylindrical surface
Prior art date
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Application number
JP10390990A
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English (en)
Inventor
Akio Fujita
藤田 暁夫
Atsushi Kanayama
金山 淳
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Kawaguchiko Seimitsu KK
Original Assignee
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、機械的な変位量を静電客足の変化量として
電気信号に変換するようにした静電容量型変位検出器の
構造に関するものであり、特に、同一中心線上に互いに
近接して設けられた複数のリング状の円筒電極と、これ
ら円筒電極とそれぞれ一定の隙間をもって同軸的に配置
された共通電極と、上記円筒電極のうちのひとつである
可変電極と共通電極との隙間内を軸方向に移動可能に支
持されたスピン1−ルと一体の円筒状のスクリーンとを
含み、このスクリーンの機械的な変位量を、円筒電極と
共通電極からなる容量の変化量として電気的に検出する
ようにした静電容量型変位検出器の構造の改良に関する
〈従来の技術〉 従来のこの種の静電容量型変位検出器としては、例えば
英国特許第1347235号公報に開示されているもの
がある。
第3図はこの従来の静電容量型変位検出器の構造を示す
断面図である。
図に示すように、円筒状ケース51の内筒51a内面に
は絶縁部材54によって互いに絶縁された円筒状の第1
電極52と円筒状の第2電極53が同軸的に設けられて
いる。
この電極53の電極52と反対側の図中右側には、絶縁
部材56により電極53から絶縁されたガードリンク5
5が設けられている。
又、共通電極57は円柱状のロッドからなり、その図中
右端かケース51の小径段部内筒5 ]、 bに絶縁部
材58を介して電極52.53に対して同軸となるよう
に取り付けられている。
この共通電極57の軸心にはネジ穴59が穴あけされて
おり、そこにセットネジ60がネジ込まれている。又、
この共通電極57の側面には、ネジ穴5つと出合うよう
に複数の穴61が穴あけされており、セットネジ60の
位置の調整によって、電極53と対向する共通電極57
の面積を調整して、目的に応じて電極53.57間の容
量の調整を可能としている。
スクリーン62は、電極52.57間の隙間内を軸方向
に動くことが可能なように、ケース51の端部にある軸
受63により摺動自在に支持されている。この軸受63
は絶縁部材64によって電極52と絶縁されており、ケ
ース51の図中左開口端に取り付けられている。
又、電極52.53からのリード線65.66は、ケー
ス51の内筒5 ]、 aと各電極及び絶縁部材の外周
との隙間を通ってスクリーン62の収納側とは反対側の
ケース51の図中右端部にある壁の穴51cを通って電
気測定装置のケーブル70に連結できるように引き出さ
れている。
更に、ガードリンク55からのリード線67は、アース
電位に接続されるため、他のリード線と同じくケース5
1の図中右端部の穴51cを通って引き出されている。
又、共通電極57からのリード線68も同じくケース5
1の図中右端部でケーブル71に連結されている。
ケース51の図中右端部にはこれを覆うカバー69が取
り付けられており、このカバー69によりリード線65
.66.67及び68は保護されている。
この検出器における絶縁部材64、第1電極52、絶縁
部材54、第2電極53、絶縁部材56及びガードリン
ク55は、この順序で順次圧入などの手段により連続結
合されており、その図中最も左端に位置する絶縁部材6
4が軸受63に連結されることにより、この絶縁部材6
4からガードリング55までの一連の部材は軸受63に
よって、片持状態で支持される。
上記構造からなる検出器においては、2つの電極52.
53に同一周波数で同電位の逆相の交流電圧をリード線
65.66を介して印加することによって共通電極57
と第1電極52との間に容量C1が形成され、共通電極
57と第2電極53との間に一定の容量C2が形成され
る。
この容量C1は、スクリーン62か電極57.52の隙
間内を軸方向に移動すると可変される。
一方、容量C2は、スクリーン62が電極57.53と
の間に入り込まないので、変化せず一定に保たれる。
このため、共通電極57から検出される容量C1、C2
の差分(C2C1)かスクリーン62の変位に比例して
変化し、これによりスクリーン62の変位を検出するも
のである。
〈発明が解決しようとする課題〉 この種の変位検出器においては、直線性即ちスピンドル
に取り付けられたスクリーンが単位長さ変位したときに
得られる容量の変化量が測定範囲中どこても一定の値で
あることが検出器を評価する上で極めて重要な項目とな
っている。このことは、サブミクロンオーダーの高分解
能、高精度の検出器であればあるほと一層厳しく要求さ
れる。
この直線性に誤差を生じさせる原因のひとつとしてリー
ド線間における交流電流の流れ込みがある。
即ち、上記従来の検出器においては、第1電極52と第
2電極53へ互いに逆相の交流電圧を印加するためのそ
れぞれのリード線65.66か、互いにシールドされる
ことなく近接して設けられている。従って、リード線内
を流れる交流電流は互いのリード線間に生ずる漂遊容量
くストレイキャパシタンス)を通って流れ込みやすく、
結果として、直線性に誤差を生しさせることになった。
又、これらリード線65.66は、ケース51の内筒5
1aと各電極52.53、絶縁部材54.56及びガー
ドリンク55の外周面との隙間内を通るように配置され
ているため、検出器の外径が大きくなり、小径化の要求
に対処することができないという欠点を有していた。
更に、電極と近接配置されたガードリンク55も、リー
ド線と同様に漂遊容量の影響を受けるので、これを防止
するためリード線67を配設してアース電位にわざわざ
落とさなければならないといつな欠点も有していた。
本発明の目的とするところは、上述した従来例の欠点を
解消し、各円筒状電極に接続されるリード線をシールド
すると共に円周上て互いにできるたけ離れた位置に通路
を設けることによって、リード線間の漂遊容量の影響を
防止して検出器の直線性に与える誤差要因を無くすと共
に、リード線の通路のための隙間をケース内にわざわざ
設けることなく、ケース内に収められている部材内を貫
通する通路を形成することによって検出器全体の小径化
を可能にした静電容量型変位検出器を提供することにあ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明の静電容量型変位検出器は、内筒面とその一端部
に設けられた段部とを有する円筒形状のケースと、その
中に収納され且つ同軸的に配置される円筒状の可変電極
及び基準電極と、これらの電極の内周面に対して一定の
隙間をもって配置される円柱形状の共通電極と、これら
の電極を支持する支持部材と、円筒面の他端部に取り付
けられるリングネジと、可変電極と共通電極との間の隙
間内を軸方向に移動可能に支持されたスクリーンと、可
変電極、基準電極及び共通電極にそれぞれ接続されるリ
ード線とを有し、その可変電極、基準電極及び支持部材
を段部とリングネジにより軸方向に位置規制し、又内筒
面を基準として径方向に位置規制し、リード線をその通
路に位置する部材内を貫通させることにより各電極まで
引き込んで接続したものである。
又、本発明における各リード線は、軸方向に引き込まれ
、この軸を中心とする円の円周上にほぼ等間隔に離れて
配置されている。
〈作用〉 本発明の検出器におけるリード線は、支持部材や電極等
その通路に位置する部材を貫通するように引き込まれて
各電極に接続されている。
このため、ケースと電極等との間にリード線を引き込む
ための隙間を設ける必要がなくなる。
又、各リード線は、ケースの軸を中心とする円の円周上
にほぼ等間隔に離れて配置されている。
このため、リード線間における漂遊容量の影響を受ける
ことがなくなり、直線性を向上させることが可能となる
〈実施例〉 以下本発明の好適な実施例について図面に基づいて説明
する。
第1図(A)及び第1図(B)は本発明の一実施例に係
る静電容量型変位検出器の断面図を中央にて分断した断
面半裁図であり、第2図は第1図(B)に示されている
絶縁部材10近傍の拡大図である。
1は円筒状のケースであり、図中左右に開口しており、
その左右開口端内面にはそれぞれネジ部1a、1cが設
けられている。
2は円筒状の可変電極であり、3は同じく円筒状の基準
電極で、これら二つの電極2.3は、ケース1の内筒面
1dによりガイドされた三つの略リング状をなす絶縁部
材4.10.5により互いに絶縁されると共に同軸的に
支持されている。
この絶縁部材4.5には、可変電極2と基準電極3の各
一端部が挿入されており、絶縁部材10にはその図中左
右から可変電極2と基準電極3の各地の端部が挿入され
ている。この絶縁部材10の図中左右端面からはリング
状の突部10d、]Oeが突出しており、この突部10
d、10e内に電極2.3の端部を抱え込むことにより
各電極の端部を支持している。
ケース1の内筒面1dは、ケース内に収納される部材の
径方向の同一基準ガイド面となるものであり、この内筒
面1dとガイドされる絶縁部材4.10.5等の外周面
とは、互いに損傷することなく分解、組立てかできる程
度の僅かな締め代を許容して予め部品加工されている。
6は金属材よりなるシールドリングであり、絶縁部材5
の図中右端に嵌着され、その外周が内筒面1dに当接し
てガイドされている。尚、このシールドリング6の図中
左端面は、基準電極3の図中右端面に接触しないように
僅かな隙間mをもっている。
7は絶縁部材よりなる支持リングで、その外周はケース
1の内筒面1dに当接してガイドされ、その図中左端面
はシールドリンク6の図中右端面に接触している。
8は金属材よりなるシールド板で、その外周もケース1
の内筒面1dに当接してガイドされており、図中左端面
は支持リング7の図中右端面に接している。
9は金属材よりなるリングネジで、その外周にネジ部か
形成されており、ケース1のネジ部la内にネジ込まれ
ている。このリングネジ9は、シールド板8に当接して
これを図中左方向に押圧するようにケース1に取り付け
られており、内筒面1dの図中左端に設けられている内
方に突出するリング状の段部1bとこのリングネジ9と
の間に介装される絶縁部材4からシールド板8までの部
材を挟持し、軸方向に部材が変位しないように軸方向の
位置を規制している。
又、この段部1bとリングネジ9間に介装されている部
材の径方向の位置は、内筒面1dにより規制されている
20は円柱状の共通電極であり、その図中右端には小径
段部20aが設けられている。この共通電極20の小径
段部20aは、支持リング7の中心に部品同志を損傷し
ないで分解・組立てできる程度の僅かな締め代をもって
挿入されており、その先端部の外周に設けられたネジ部
にナツト21が取り付けられて支持リング7に固定され
ている。
いる。尚、この共通電極20と絶縁部材10の中心穴1
0aとの嵌合状態も、部品同志を損傷しないで分解 組
立てできる程度の嵌め合いに設定されている。
この結果、共通電極20は支持リング7と絶縁部材10
により三箇所で支持されることになり、しかも二つの支
持部材である支持リング7と絶縁部材10の外周面が電
極2.3と同一の基準ガイド面である内筒面1dにより
ガイドされることになる。
11は絶縁部材10の外周より中心穴10aにかけて設
けられているネジ穴10bにネジ込まれた固定ネジであ
り、共通電極20の軸方向への移動を規制するために設
けられたものである。但し、この固定ネジ11は、中心
穴10aの内面による共通電極20の緊締力が弱い場合
に使用するものであり、必ずしも必要なものではない。
22は断面がコ字状の絶縁キャップで、シールド板8の
中心穴に嵌着されていて、ナツト21をシールド板8か
ら絶縁している。
23はバネ受けで、絶縁材よりなり、共通電極20の図
中左端面にネジ結合されている。
24.25.26は絶縁被覆されたリード線であり、リ
ード線24はその一端側がシールド板8の中心を貫通し
、共通電極20の図中右端面中心より内方軸方向に設け
られた穴内を通って共通電極20内に入り、止めネジ2
7によって電極20内でこれと電気的に接続されている
又、リード線25の一端側は、シールド板8、支持リン
グ7、シールドリンク6、基準電極3、絶縁部材10を
それぞれ貫通して可変電極2の図中右端に達し、そこで
ネジ28によって可変電極2に電気的に接続される。
更に、リード線26の一端側は、ケース1の軸を中心と
する円の円周上のリード線25に対して180°回転し
た等間隔位置に配置されており、シールド板8、支持リ
ング7、シールドリンク6をそれぞれ貫通して基準電極
3内に達し、そこでネジ2つによって基準電極3に電気
的に接続されている。
又、各リード線24.25.26の他端側は、シールド
板8より図中右方に引き出されており、ケース1の図中
左開口端側のネジ部1aにネジ結合したコネクターキャ
ップ30側のリード線31に、それぞれ電気的にシール
ドされてキャップ30内のコネクタ(図示せず)によっ
て着脱自在に接続されている。
32は円筒状のスクリーンで、スピンドル部33と一体
に形成されており、ケース1の図中左開口端の内面に設
けられたネジ部ICにネジ結合されたステム34内の二
つの軸受35.36によって摺動自在に支持されている
37はガイドピンで、ステム34に圧入固定されており
、その先端は軸受36を貫通してスクリーン32に設け
られたガイド溝り2a内に入り込むように設定されてい
る。このスクリーン32のガイド溝32aは、スクリー
ン32の移動方向に形成されており、このガイド溝り2
a内にガイドピン37が入り込むことにより、スクリー
ン32は軸方向移動時にこのガイドピン37により案内
されると共にその回転も防止される。
38は圧縮コイルスプリングであり、スクリーン32の
内底面32bと、共通電極20の端面にネジ込まれたバ
ネ受け23との間に介装されており、スクリーン32及
びスピンドル部33を常時ステム34の外方に押圧する
ものである。
39は測定子で、スピンドル部33の先端にネジ結合さ
れている。
第2図において、符号12は金属材よりなるリンク板状
のシールドプレートであり、金属よりなるパイプ13が
その端面に対して垂直に植設されている。このシールド
プレート12は絶縁部材10の図中右側凹所内に嵌め込
まれており、又パイ113は絶縁部材10の図中上方に
設けられている小穴]、 Ocに挿入されている。この
パイプ13内には、可変電極2に接続させるリード線2
5が挿通されており、このリード線25のパイプ13内
に位置する部分はこのパイプ13によりシールドされて
いる。
14はプラスチックシートよりなるリング状の絶縁シー
トで、シールドプレート12と基準電極3の図中左端と
の間に設けられていて、これら二つの部材を互いに絶縁
している。
3aは金属材よりなるシールドパイプで、基準電極3内
を貫通するリード線25をこの基準電極3内で外被して
おり、その図中左端面がシールドプレート12に接する
ことにより電気的に導通している。
3bは絶縁材よりなる絶縁パイプで、シールドパイプ3
aを被覆し、基準電極3とシールドパイプ3aとを互い
に絶縁するものである。
]5はケース1のネジ穴に結合されてケース内に達する
導通ネジであり、その先端がパイプ13と接触して、パ
イプ13、シールドグレート12及びシールドパイプ3
aをケース1と同電位(アース電位)にするためのもの
である。
第1図(B)に示す符号7aは金属材よりなる段付パイ
プで、支持リング7内を通過するリード線25.26を
それぞれ外被し、その図中左端がシールドリング6の図
中右端面に接している。このため、段付パイプ7aはシ
ールドリンク6を介してケース1と同電位に保たれ、支
持リング7内を貫通するリード線25.26をシールド
することになる。
又、シールド板8もその外周面が内筒面1dと接触する
と共にリングネジ9を介してケース1と同電位に保たれ
ているので、これを貫通するリード線24.25.26
をシールドすることになる。
特に、リード線24は、共通電極20の小径段部20a
及びシールド板8によって他のリード線25.26とは
完全にシールドされている。
次に本実施例に係る検出器の作用と特徴を説明する。
上記検出器における可変電極2と基準電1ifA3にそ
れぞれ同一周波数で同電位の逆相の交流電圧を印加する
と、可変電極2と共通電極20との間及び基準電極3と
共通電極20との間にはそれぞれ容量C1及びC2が形
成され、共通電極20がら(ま容量差(C2C1)に係
る電流が検出される。
今、第1図(A)、(B)に図示するように、スクリー
ン32が図中最左端に位置する状態のときに、基準電極
3に設けられた調整ネジ(図示せず)などによって、容
量C1とC2が等しくなるように調整し、共通電極20
から得られる電流がゼロとなるように設定する。
そこで、スピンドル33をステム34内に押し込むと、
スクリーン32の先端32aは可変電極2と共通電極2
0との隙間内を図中右方向に移動する。
このようにスクリーン32が移動すると、可変電極2と
共通電極20との対向面積は減少するため、容量C1が
減少する。このときに、容量C2は基準電極3と共通電
極20との対向面積が変化しないので変化せず、一定に
保たれている。
従って、容量差(C2C1)はスピンドル33の移動量
に依存して生しることになり、この容量差に比例して変
化する共通電極20がらの電流によりスピンドル33の
移動量を検出することができる。
一方、電極2.3に互いに逆相の交流電圧をそれぞれ印
加するためのリード線25.26は、ケース1の内筒面
]dによりその外周面かガイドされた部材内を、ケース
1の軸を中心とする円の円周上で互いにほぼ等間隔に離
れた位置関係で貫通し、それぞれの電極内に達し、そこ
で止めネジ28.29によって電極に電気的に接続され
る。又、これらリード線25.26はシールド板8から
電極2.3に達するまでの通路間では、僅かな部分を除
いて、互いに漂遊容量の影響を受けないように電気的に
シールドされている。
即ち、リード線25は電極3とシールドリンク6の対向
面間の隙間mと、絶縁部材10のパイプ13と電極2間
の幅nの区間の他は全て完全にシールドされている。又
、リード線26は、電極3とシールドリンク6の対向面
間の隙間mを除いて完全にシールドされている。
又、これらリード線25.26は従来のようにケース内
面と部材外周面との間の隙間内に通されていないので、
ケース1の内筒面1dとシールドリング6等の部材の外
周面とを直接接触させて、金属材よりなる部材をそのま
まケース1と同電位に保つことが可能となる。
従って、リード線25.26を内筒面1dに接触してガ
イドされる金属材よりなる部材、即ちシールドリング6
とシールド板8内に離して別々に通すことによって、そ
の区間はこれら金属部材によって互いに完全にシールド
されることになる。
尚、これまでの説明においては、円筒状の電極として可
変電極と基準電極の二つの電極を設けた場合について図
示説明してきたが、可変電極、基準電極同様、その外周
面をケースの内筒面によってガイドされた絶縁部材を介
して、第3、第4といった更に複数の円筒状電極をその
目的に応じて段部とリングネジ間に設けることもでき、
この場合にはリード線の数も円筒状電極の数に合わせて
3本、4本と増やし、これらリード線の円周上配置関係
もほぼ等間隔に120度、90度といった間隔て各部材
を通過するように設定すれば良い。
〈発明の効果〉 本発明における円筒状電極に接続される各リード線は、
段部1bとリングネジ9によって軸方向に、又内筒面1
dによって径方向にそれぞれガイド、位置決めされた電
極を含む部材を貫通させることにより各電極に達し、そ
こで電極に電気的に接続されているのて、ケースの内筒
面と部材外周面との間にリード線を通すための径方向へ
の隙間を設ける必要かなく、その分検出器の太さを小さ
くすることができ、これにより全体として小径化するこ
とができ、更に検出器の使用範囲を拡大することができ
る。
又、このリード線は、電極までの通路中径かな区間を除
いてほぼ全体的にシールドが施されているので、従来例
における漂遊容量による影響を完全に防止することがで
き、検出器の精度の向上を図ることかできる。
更に、リード線の通路が設けられる電極を除く金属材よ
りなる部材は、内筒面によりガイド、位置決めされるの
でケース内に組み込むだけで容易にケースと同電位(ア
ース電位)に保つことかでき、従来のようにアース電位
に落とすためのリード線を設ける必要がなく、その配線
作業及びスペースの確保も不要となり、組立て作業性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A>及び第1図(B)は本発明の一実施例に係
る静電容量型変位検出器の断面図を中央にて分断した断
面半裁図、 第2図は、第1図(B)に示されている絶縁部材10近
傍の拡大図、 第3図は従来の静電容量型変位検出器の構造を示す断面
図である。 1・・・ケース、     1b・・・段部、1d・・
内筒面、   2・・・可変電極、3・・・基準電極、 3a・・・シールドパイプ、 3b・・・絶縁パイプ、 4.5.10・・・絶縁部材、 6 シールドリング、 7・・・支持リング、  7a・・・段付パイプ、8・
・・シールド板、  9・・リングネジ、12・・・シ
ールドプレート、 13・・・パイプ、   20・・・共通電極、24.
25.26・・・リード線、 32・・・スクリーン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内筒面と、該内筒面の一端部に設けられた段部と
    を有する円筒形状のケースと、該ケース内に収納され且
    つ同軸的に配置される円筒状の可変電極及び基準電極と
    、該可変電極及び基準電極の内周面に対して一定の隙間
    をもって配置される円柱形状の共通電極と、前記可変電
    極、基準電極及び共通電極を支持する支持部材と前記内
    筒面の他端部に取り付けられるリングネジと、前記可変
    電極と共通電極との隙間内を軸方向に移動可能に支持さ
    れたスクリーンと、前記可変電極、基準電極及び共通電
    極にそれぞれ接続されるリード線とを有し、前記可変電
    極、基準電極及び支持部材を、前記段部とリングネジに
    より軸方向に位置規制すると共に前記内筒面を基準とし
    て径方向に位置規制し、前記リード線をその通路に位置
    する金属材よりなる部材内を貫通させることにより各電
    極まで引き込んで接続することを特徴とする静電容量型
    変位検出器。
  2. (2)前記各リード線は軸方向に引き込まれ、該軸を中
    心とする円の円周上にほぼ等間隔に離れて配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の静電容量型変位検出
    器。
  3. (3)前記段部とリングネジとの間にある金属材よりな
    る部材は、電極を除いて、前記内筒面に当接することに
    よって前記ケースと同電位に保たれていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の静電容量型変位検出器。
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