JPH04290999A - 放射性廃棄物の処理方法 - Google Patents
放射性廃棄物の処理方法Info
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- JPH04290999A JPH04290999A JP7837591A JP7837591A JPH04290999A JP H04290999 A JPH04290999 A JP H04290999A JP 7837591 A JP7837591 A JP 7837591A JP 7837591 A JP7837591 A JP 7837591A JP H04290999 A JPH04290999 A JP H04290999A
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Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所等から排
出される、リンを主成分とする放射性廃棄物を処理する
方法に関するものである。
出される、リンを主成分とする放射性廃棄物を処理する
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】各種の放射性物質取扱い施設、例えば原
子力発電所、原子力関係研究所、原子燃料施設において
は、いわゆる廃活性炭が多量に発生する。
子力発電所、原子力関係研究所、原子燃料施設において
は、いわゆる廃活性炭が多量に発生する。
【０００３】こうした放射性物質取扱い施設からは、他
にも放射性を帯びた衣類、グローブ、木材等、雑多ない
わゆる雑固体廃棄物が大量に出るが、これらは通常いわ
ゆる堅型の焼却炉内で焼却し、その排ガスは除塵後に大
気中に排出し、焼却灰はドラム缶等に充填している。
にも放射性を帯びた衣類、グローブ、木材等、雑多ない
わゆる雑固体廃棄物が大量に出るが、これらは通常いわ
ゆる堅型の焼却炉内で焼却し、その排ガスは除塵後に大
気中に排出し、焼却灰はドラム缶等に充填している。
【０００４】しかし、廃活性炭は主としてカーボンから
成っているので燃焼速度が遅いため、上記のような通常
の焼却処理は困難であった。即ち、廃活性炭自体は堅型
焼却炉内では燃えにくいので、ポリエチレン等の発熱量
の多い雑固体廃棄物中に、混合し、混焼するか、または
専用の焼却炉、例えば撹拌移送式の焼却炉で焼却するこ
とが検討されている。しかし、これでは焼却処理の速度
が遅いために処理量に制限があり、また処理量が少ない
割にはプラントの規模を大きくしなければならず、極め
て不経済であった。しかも、廃活性炭中にはリン成分が
吸着されているので、焼却時に酸化リン（Ｐ２Ｏ５）
が発生し、設備を腐食することが解った。
成っているので燃焼速度が遅いため、上記のような通常
の焼却処理は困難であった。即ち、廃活性炭自体は堅型
焼却炉内では燃えにくいので、ポリエチレン等の発熱量
の多い雑固体廃棄物中に、混合し、混焼するか、または
専用の焼却炉、例えば撹拌移送式の焼却炉で焼却するこ
とが検討されている。しかし、これでは焼却処理の速度
が遅いために処理量に制限があり、また処理量が少ない
割にはプラントの規模を大きくしなければならず、極め
て不経済であった。しかも、廃活性炭中にはリン成分が
吸着されているので、焼却時に酸化リン（Ｐ２Ｏ５）
が発生し、設備を腐食することが解った。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、黒鉛
ブロックや廃活性炭のような、リンを含有する放射性廃
棄物を、焼却によって減量安定化するための処理方法を
提供することである。
ブロックや廃活性炭のような、リンを含有する放射性廃
棄物を、焼却によって減量安定化するための処理方法を
提供することである。
【０００６】
【実施例】図１は本発明の実施例の方法による放射性廃
棄物の処理の流れを模式的に示す図である。まず、リン
を含有する放射性廃棄物からなる粒体２を定量フィーダ
１内へと矢印Ａのように供給する。
棄物の処理の流れを模式的に示す図である。まず、リン
を含有する放射性廃棄物からなる粒体２を定量フィーダ
１内へと矢印Ａのように供給する。
【０００７】そして、定量フィーダ１内の粒体２を、矢
印Ｂのように、供給口３ａから流動層式焼却炉３内へと
一定速度で供給する。流動層式焼却炉３内には流動媒体
１２が流動層を形成しており、下部の送風口３ｂから矢
印Ｃのように流動用エアーが炉内に供給されている。こ
の中で粒体２を燃焼させる。
印Ｂのように、供給口３ａから流動層式焼却炉３内へと
一定速度で供給する。流動層式焼却炉３内には流動媒体
１２が流動層を形成しており、下部の送風口３ｂから矢
印Ｃのように流動用エアーが炉内に供給されている。こ
の中で粒体２を燃焼させる。
【０００８】ここで、粒体２が、リンを含有する廃活性
炭である場合には、流動媒体１２として、水酸化カルシ
ウムや水酸化バリウム等のアルカリ化合物からなる粒体
を使用する。
炭である場合には、流動媒体１２として、水酸化カルシ
ウムや水酸化バリウム等のアルカリ化合物からなる粒体
を使用する。
【０００９】粒体２の焼却によって、焼却灰分及び燃焼
排ガスが生ずるが、これらは排出口３ｃから矢印Ｄのよ
うに排出され、供給口４ａからサイクロン４内へと入る
。サイクロン４内で灰分と燃焼排ガスとが分離され、こ
のうち燃焼排ガスは排出口４ｂから矢印Ｅのようにセラ
ミックフィルタ１０へと送られる。一方、サイクロン４
で分離された灰分は、矢印Ｆのように運ばれ、供給口５
ａから溶融固化装置５内へと供給される。
排ガスが生ずるが、これらは排出口３ｃから矢印Ｄのよ
うに排出され、供給口４ａからサイクロン４内へと入る
。サイクロン４内で灰分と燃焼排ガスとが分離され、こ
のうち燃焼排ガスは排出口４ｂから矢印Ｅのようにセラ
ミックフィルタ１０へと送られる。一方、サイクロン４
で分離された灰分は、矢印Ｆのように運ばれ、供給口５
ａから溶融固化装置５内へと供給される。
【００１０】本実施例で用いる溶融固化装置５は高周波
誘導加熱式のものであり、内部の所定箇所に高周波誘導
加熱コイル６が設置されている。矢印Ｈに示すように上
下方向に移動可能な支持台９上に灰分収容容器７が載置
され、この容器７内で灰分が加熱され、溶融液８となっ
ている。この後、溶融液８を固化させて、放射能を帯び
た固化体を形成し、この固化体をドラム缶等に充填する
。灰分を溶融する段階では、灰分のみを溶融してもよい
が、灰分が溶けにくい場合などにはガラス粉を添加し、
混合して溶融してもよい。
誘導加熱式のものであり、内部の所定箇所に高周波誘導
加熱コイル６が設置されている。矢印Ｈに示すように上
下方向に移動可能な支持台９上に灰分収容容器７が載置
され、この容器７内で灰分が加熱され、溶融液８となっ
ている。この後、溶融液８を固化させて、放射能を帯び
た固化体を形成し、この固化体をドラム缶等に充填する
。灰分を溶融する段階では、灰分のみを溶融してもよい
が、灰分が溶けにくい場合などにはガラス粉を添加し、
混合して溶融してもよい。
【００１１】溶融固化装置５内で発生した排ガスは、排
出口５ｂから矢印Ｇのように排出され、前記の燃焼排ガ
スと合流し、供給口１０ａ からセラミックフィルタ１
０内へ供給される。これらの排ガスはセラミックフィル
タ１０内で濾過、除塵され、排出口１０ｂから矢印Ｊの
ように排出される。逆洗装置１１から定期的に矢印Ｉの
ようにパージ用のエアーを噴射させ、セラミックフィル
タ１０内の各フィルタエレメントを逆洗し、洗浄する。 矢印Ｊのように排出された空気は、更に高性能微粒子フ
ィルタ（ＨＥＰＡフィルタ） で濾過し、更に残った有
害ガス成分を洗浄塔内で洗浄し、最後に排ガスブロワに
よって外部に放出する。
出口５ｂから矢印Ｇのように排出され、前記の燃焼排ガ
スと合流し、供給口１０ａ からセラミックフィルタ１
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タ１０内で濾過、除塵され、排出口１０ｂから矢印Ｊの
ように排出される。逆洗装置１１から定期的に矢印Ｉの
ようにパージ用のエアーを噴射させ、セラミックフィル
タ１０内の各フィルタエレメントを逆洗し、洗浄する。 矢印Ｊのように排出された空気は、更に高性能微粒子フ
ィルタ（ＨＥＰＡフィルタ） で濾過し、更に残った有
害ガス成分を洗浄塔内で洗浄し、最後に排ガスブロワに
よって外部に放出する。
【００１２】本実施例によれば、流動層式焼却炉によっ
て、リンを含有する放射性廃棄物の粒体２を焼却してい
るので、燃焼速度が遅い粒体２についても、流動媒体１
２の高熱により流動状態で安定して焼却でき、焼却処理
時間を長くとることもできる。従って、放射性を帯びた
廃活性炭等を焼却処理することが可能になる。
て、リンを含有する放射性廃棄物の粒体２を焼却してい
るので、燃焼速度が遅い粒体２についても、流動媒体１
２の高熱により流動状態で安定して焼却でき、焼却処理
時間を長くとることもできる。従って、放射性を帯びた
廃活性炭等を焼却処理することが可能になる。
【００１３】また、例えば原子燃料再処理工場から発生
する廃活性炭はリンを含有するので、そのまま焼却する
と腐食性の酸化リン（Ｐ２Ｏ５） が発生するが、流動
媒体１２としてアルカリ化合物粒体を使用することで、
焼却と同時に酸化リンやリン酸を中和することができる
。
する廃活性炭はリンを含有するので、そのまま焼却する
と腐食性の酸化リン（Ｐ２Ｏ５） が発生するが、流動
媒体１２としてアルカリ化合物粒体を使用することで、
焼却と同時に酸化リンやリン酸を中和することができる
。
【００１４】更に、放射性を帯びた粒体２を燃焼して発
生する灰分を、サイクロン４で捕集し、溶融固化装置５
内で溶融固化するので、放射性を帯びた灰分が飛散する
おそれはない。従って、廃活性炭等を安全に焼却処理す
ることができる。
生する灰分を、サイクロン４で捕集し、溶融固化装置５
内で溶融固化するので、放射性を帯びた灰分が飛散する
おそれはない。従って、廃活性炭等を安全に焼却処理す
ることができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係る放射性廃棄物の処理方法に
よれば、リンを含有する放射性廃棄物を流動層式焼却炉
内で焼却しているので、こうした燃焼速度が遅い放射性
廃棄物についても、流動媒体の保持する高熱により流動
状態で安定して焼却でき、焼却処理時間を焼却状態に合
わせて長くすることもできる。従って、従来保管、貯蔵
していた廃活性炭等についても焼却処理することが可能
になる。
よれば、リンを含有する放射性廃棄物を流動層式焼却炉
内で焼却しているので、こうした燃焼速度が遅い放射性
廃棄物についても、流動媒体の保持する高熱により流動
状態で安定して焼却でき、焼却処理時間を焼却状態に合
わせて長くすることもできる。従って、従来保管、貯蔵
していた廃活性炭等についても焼却処理することが可能
になる。
【００１６】しかも、流動媒体としてアルカリ化合物粒
体を使用するので、焼却により生成する酸化リンやリン
酸が焼却炉内で捕集されるので、設備の腐食も防止する
ことができる。従って、リンを含有する放射性固体廃棄
物を安全に焼却処理することができる。
体を使用するので、焼却により生成する酸化リンやリン
酸が焼却炉内で捕集されるので、設備の腐食も防止する
ことができる。従って、リンを含有する放射性固体廃棄
物を安全に焼却処理することができる。
【図１】本発明に係る放射性廃棄物の処理の流れを模式
的に示す模式図である。
的に示す模式図である。
２ 放射性廃棄物からなる粒体
３ 流動層式焼却炉
４ サイクロン
５ 溶融固化装置
８ 溶融液
１０ セラミックフィルタ
１２ 流動媒体
Claims (1)
- 【請求項１】 リンを含有する放射性廃棄物を処理す
るのに際し、流動層式焼却炉内の流動媒体としてアルカ
リ化合物粒体を使用することを特徴とする放射性廃棄物
の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7837591A JPH04290999A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 放射性廃棄物の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7837591A JPH04290999A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 放射性廃棄物の処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04290999A true JPH04290999A (ja) | 1992-10-15 |
Family
ID=13660271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7837591A Pending JPH04290999A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 放射性廃棄物の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04290999A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06230189A (ja) * | 1993-02-05 | 1994-08-19 | Ngk Insulators Ltd | リン含有難燃物の処理方法 |
| JPH06258495A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-16 | Ngk Insulators Ltd | 放射性廃棄物の混焼炉および混焼方法 |
| KR100450003B1 (ko) * | 2002-01-08 | 2004-09-30 | 현대모비스 주식회사 | 고체 방사성폐기물 정량투입장치 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP7837591A patent/JPH04290999A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06230189A (ja) * | 1993-02-05 | 1994-08-19 | Ngk Insulators Ltd | リン含有難燃物の処理方法 |
| JPH06258495A (ja) * | 1993-03-04 | 1994-09-16 | Ngk Insulators Ltd | 放射性廃棄物の混焼炉および混焼方法 |
| KR100450003B1 (ko) * | 2002-01-08 | 2004-09-30 | 현대모비스 주식회사 | 고체 방사성폐기물 정량투입장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990511 |