JPH042907A - X線非破壊検査装置 - Google Patents

X線非破壊検査装置

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JPH042907A
JPH042907A JP10297490A JP10297490A JPH042907A JP H042907 A JPH042907 A JP H042907A JP 10297490 A JP10297490 A JP 10297490A JP 10297490 A JP10297490 A JP 10297490A JP H042907 A JPH042907 A JP H042907A
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ray
destructive inspection
layer
signal
radiation detector
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Application number
JP10297490A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Koji Nomura
野村 康次
Ichiro Miwa
三和 一朗
Mitsunori Mori
光徳 森
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空港等で用いられる荷物を検査するX線非破
壊検査装置に係り、特に爆薬物等の危険物の検査に好適
な装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、空港等における荷物の検査にはX線非破壊検査装
置が使用されていた。その一実施例を示すブロック図を
第5図に示す。X線管1から放射されたX線束2をコン
ベアベルト10で搬送される荷物(被検査物)3に照射
し、被検査物3を透過したX線量を放射線検出器列4に
て検知する。
放射線検出器列4によって測定されるものは、被検査物
3によるX線減弱量の分布である。放射線検出器列4の
出力はA/D変換器5によりディジタル量に変換され、
補正回路6でデータの補正が行われ、順次主メモリ7に
蓄積される。補正回路6ではオフセラ1−補正や感度補
正が行われる。オフセット補正は温度上昇等によるOレ
ベルの変化やバラツキを補正するものである。また、感
度補正は放射線検出器列4の素子毎の検出感度のバラツ
キやX線管のX線強度分布のバラツキ等を補正するもの
である。主メモリ7は表示画面1フレ一ム分以上の記憶
容量を備えたもので、放射線検出器列4からのデータを
1ラインずつ蓄積して行くものである。主メモリ7に蓄
積されたディジタルデータはD/A変換器8に1ライン
ずつ読み出され、ビデオ信号に変換され、モニタ9に表
示される。モニタ9ではスクロール方式で逐次表示され
る。モニタ9に表示される画像は、被検査物3のX線減
弱量の大小を色の濃淡に変換したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の技術では、上記の如く被検査物を透過したX線量
の大小を光の濃淡に変換して表示しているため、異なる
材質であっても透過X線による放射線検出器列からの出
力信号レベルが同じであれば同一の色としての表示とな
り、材質による区別をすることができなかった。
また、透過X線の検出器として放射線検出器列を使用し
ているので、検出素子数が増加したときには、検出され
た信号の処理のための電気回路数も増加し、処理時間も
長くなること、放射線検出器列自体の価格が高くなるこ
となどの問題があった。
本発明の目的は、上記の同等の出力信号レベルを有する
異なる材質に対しても、その材質に応じた色を付加する
ことにより区別をしようとするものである。
本発明の他の目的は、放射線検出器列の検出素子数を低
減することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的の1つは、[異なるエネルギーをもつX線に対
する減弱係数の変化が物質によって異なる。」という原
理を応用することにより達成される。すなわち、2組の
並行して線状に配置された放射線検出器列の一方はフィ
ルタなし、他方にはフィルタを付加し、これに被検査物
を透過したX線を入射させ、各々の放射線検出器列には
異なったエネルギーのX線を入射させる。その結果、2
組の放射線検出器列の対向する素子の2個の出力信号は
被検査物のX線減弱率の変化に応した差が生ずるので、
その差をとり、上記の原理に基づいて色付けを行い表示
することにより達成される。
また、上記の他の目的は、色付は表示される画像の解像
度はフィルタなし放射線検出器列の出力信号からの画像
の解像度より低くても良いことを利用して、フィルタを
付加した放射線検出器列の検出素子数を減少させること
により達成される。
〔作用〕
第1図に示した如く、並列して設置された放射線検出器
列4Aと4Bのうち、放射線検出器列4Bにはフィルタ
11が付加されている。このため、放射線検出器列4B
には放射線検出器列4Aとは線質(即ちエネルギー)の
異なったX線(高いエネルギーのX線)が入射すること
になる。第2図はX線のエネルギーと減弱係数の関係を
示したものであるが、エネルギーが変化すると減弱係数
が変化し、高原子番号物質と低原子番号物質との比較で
はエネルギーの変化に対する減弱係数の変化率(勾配)
が異なる。
第2図において放射線検出器列4Aに入射するX線はE
lのエネルギーに対応した減弱を受けたものであり、放
射線検出器列4Bに入射するX線はE2のエネルギーに
対応した減弱を受けたものである。両者の出力信号を正
規化して物質の厚さと出力信号の大きさとの関係を示す
と第3図の如き特性となる。図から解るように、低原子
番号物質ではエネルギーの違いに対して出力信号の変化
は小さいが、高原子番号物質では出力信号の変化が大き
い。この特性の差を用いることにより、対象物質が低原
子番号物質であるか、高原子番号物質であるかの粗い判
別をすることができる。
第4図の実線は出力信号の信号レベルと2種のエネルギ
ー(El、 E2)による減弱特性の差分信号との関係
を示したものである。低原子番号物質では信号レベルの
変化に対して差分信号の変化は小さいが、高原子番号物
質では差分信号の変化は大きい。このため、両者の中間
に弁別レベル(例えば第4図の一点鎖線)が来るように
区分レベルを設定すれば両者を分離できる。
また、差分信号は画像の材質分布の色分は表示に使用さ
れるものであるので、その解像度はフィルタなしの放射
線検出器列からの出力信号から生成されるX線透過画像
の解像度に比べて劣化しても実用上問題がない。(カラ
ーテレビ放送のNTSC方式の原理からも明らかなよう
に、人間の目はカラー画像に対する空間識別分解能は、
白黒画像のそれに比して劣っており、更にここで対象と
しているX線非破壊検査装置の主用途である空港等にお
ける爆薬物、麻薬の検出にあたっては、検出しようとす
る対象物は形状が十分大きいため、差分信号を用いたカ
ラー画像の空間分解能(解像度)はフィルタなし放射線
検出器列からの出力信号による画像に比べて劣化させて
も実用上問題がない。)従って、差分信号のみを計測す
る系の放射線検出器列4Bの素子数は低減させても実用
上支障がないことが判り、放射線検出器列4Bの素子数
を低減することにより、後続する増幅器やマルチプレク
サ等の部品も低減することができ、価格低減と小形化に
寄与する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図である
。X線v1より放射されたX線束2は被検査物3を透過
して2組の放射線検出器列4A及び4Bに入射する。放
射線検出器列4Aはフィル夕のないもので、放射線検出
器列4Bにはフィルタ11が付加されており、2組の放
射線検出器列には異なったエネルギーのX線が入射する
ことになる。放射線検出器列4A、4BのX線検出部は
第1A図に示す如く蛍光紙20と半導体光ダイオード列
21とから構成される。蛍光紙20は被検査物3を透過
したX線を光に変換する。半導体光ダイオード列21は
1画素を構成する光ダイオード22を列状に並べたもの
で、蛍光紙20からの光を電気信号に変換するものであ
る。フィルタ11は銅などの重金属物質から成り、厚さ
はIm程度のものが使用される。23は半導体光ダイオ
ード列21を支持する支持体である。また、被検査物3
はコンベアベルト10に載せて搬送される。
放射線検出器列4Aからは被検査物3により減弱された
X線量に応じた信号Aが出力される。放射線検出器列4
Bからは被検査物3及びフィルタ11により減弱された
X線量に応じた信号Bが出力される。信号Aが低エネル
ギーのX線に対応するものであるのに対し、信号Bは高
エネルギーのX線に対応するものである。放射線検出器
列4A。
4Bの出力信号A、Bは、A/D変換器5A。
5Bによりディジタル量に変換され、補正回路6A、6
Bでオフセット補正及び感度補正が行われる。放射線検
出器列4A、4Bの半導体光ダイオード列21以降の部
分の詳細を第6図に示す。
21Aは放射線検出器列4Aの半導体光ダイオード列で
、例えばp個の素子から成る。12Aは半導体光ダイオ
ード列2LAの出力信号を増幅する増幅器で、半導体光
ダイオード列21Aの素子数pと同じ個数だけ備えてい
る。13Aは半導体光ダイオード列21Aの出力信号を
読出すために切換えを行うマルチプレクサで、このスイ
ッチの数も増幅器12Aと同様にp個だけ備えている。
21Bは放射線検出器列4Bの半導体光ダイオード列で
、例えばq個の素子から成る。通常、放射線検出器列4
Aと4Bは素子数を同じにしているのでp”qである。
増幅器12B、マルチプレクサ13Bも、上記の増幅器
12A、マルチプレクサ13Aと同じ機能を備え、個数
はq個ずつある。
第6図において、21Az 、21Atはそれぞれ放射
線検出器列4Aの1番目及びi番目の半導体光ダイオー
ド列の素子で各々放射線画像の1画素を構成する1個の
光ダイオードである。同様に、12 A1.12 A+
は増幅器の、13 A1.13 A、tはマルチプレク
サのスイッチの1番目及びi番目のものを示している。
21B1,218J、1.2B1゜12 BJ、 13
 B1,13 Baはそれぞれ放射線検出器列4Bの1
番目及び8番目の半導体光ダイオード列の素子、増幅器
、マルチプレクサのスイッチを示している。]はpまで
の値を、jはqまでの値をとる。通常、P+’Tは数百
から千数百の値をとる。
放射線検出器列4Bからの出力信号Bは、フィルタ11
の分だけ減弱が大きくなっているので、放射線検出器列
4Aからの出力信号Aとレベルを合わせるために、正規
化補正を行っておく。フィルタ11を通さない信号Aは
インターフェース14を経由してフレームメモリ7Aに
蓄積される。
同時に、面補正回路6A、6Bの出力信号を差分演算回
路15に入力し、両信号の差分をとる。この差分信号を
補正回路6Aからの出力信号とレベル比較を行う。この
レベル比較は、第4図に示す区分レベルに対し差分信号
の量が上側にあるか下側にあるかを分離するもので、上
側にあれば高原子番号物質、下側にあれば低原子番号物
質と判別される。その結果をもとにモニタ9B上で例え
ば高原子番号物質には青色を、低原子番号物質には赤色
を色付けして表示する。
以上のことから、差分演算回路15では、差分信号に物
質区分のデータを付加された信号が作成される。このデ
ータはフレームメモリ7Bに蓄積される。
フレームメモリ7Aに蓄積された信号のモニタ9Aでの
表示は白黒表示とし、X線減弱の大きい部分は濃く、X
線減弱の小さい部分は淡くなるようにするため、モニタ
9Aの表示での濃淡はフレームメモリ7Aに蓄積された
信号レベルの高い方が淡く、低い方が濃くなるようにす
る。フレームメモリ7AのデータをD/A変換器8Aで
アナログ信号に変換しモニタ9Aで表示する。フレーム
メモリ7BのデータについてもD/A変換器8Bに送り
、アナログ信号に変換してモニタ9Bで表示する。モニ
タ9B上では、低原子番号物質は赤色で、高原子番号物
質は青色で表示される。観察者は、モニタ9Bで、高原
子番号物質が低原子番号物質かの判別を容易にできるの
で、低原子番号物質から成る爆発物等の検知は容易にな
る。
上記の色表示については、上記の色に限定されることな
く、他の色を使用したり、色の濃淡を他の表現にしても
良いし、又、白黒の濃淡を逆にしても良いことは言うま
でもない。
他の実施例を第7図に示す。この実施例は、第1図の実
施例に対しモニタ表示が異なるものである。フレームメ
モリ7Aに蓄積した放射線検出器列4Aからの出力信号
Aを処理したデータと、フレームメモリ7Bに蓄積した
差分信号を処理したデータを重畳してモニタ9に一つの
画像として表示するものである。フレームメモリ7Aか
らのデータは上記の如く白黒の濃淡で表示される被検査
物の画像であり、フレームメモリ7Bからのデータは高
原子番号物質を青色に、低原子番号物質は赤色に色付け
した被検査物の画像である。両者のデータをD/A変換
器8Aで重畳し、モニタ9に表示する。モニタ9上には
、低原子番号物質は赤の淡い色で、高原子番号物質は青
の濃い色で表示される。従って、プラスチック爆弾等は
赤の淡い色で表示されるので、検知が容易となる。
第1図の実施例では、放射線検出器列4Aと4Bが並列
に配置された場合のものが示されているが、この部分の
詳細は第8図の如くなる。(a)は平面図で、光ダイオ
ードの配置を解り易くするため蛍光紙2oとフィルタ1
1を取り除いた状態の図を示している。以降に示す第9
図、第10図。
第13図、第14図についても同様に同示しである。(
b)はA、−A断面を示したものである。
第9図に第3の実施例の要部である放射線検出器列の図
を示す。第9図は放射線検出器列4Aと4Bとが重ねて
配置されたものである。(a)は平面図、(b)はB−
B断面図である。フィルタなしの放射線検出器列4Aが
X線管1に近い側に配置される。この場合、放射線検出
器列4Bに入射するX線は放射線検出器列4Aを透過し
た後のものであるため、第8図の場合より線質が少し硬
くなるので、フィルタ11の厚さを少し薄くするなどの
補正が必要になる場合がある。
第10図に第4の実施例の要部である放射線検出器列の
図を示す。(a)は平面図、(b)はCC断面図である
。第10図において、放射線検出器列4Aは第8図の場
合と同様な配置をし、放射線検出器列4Bは半導体光ダ
イオード列21Bの光ダイオード素子の数qを減らして
配置したものである。本例はp : q=4 : 1の
場合である。
この場合、増幅器12B及びマルチプレクサ13Bのス
イッチの数も、同じ比率で低減している。第10図の放
射線検出器4Bの光ダイオード素子数を減らしたことに
より、放射線検出器列4Bがらの出力信号数が減少する
ので、差分演算回路15では放射線検出器列4Bの光ダ
イオード素子22BJに対応する放射線検出器列4Aの
光ダイオード素16−1卦 子22A、の出力信号のみを読込んで差分演算を行い、
データの作成を行う。差分信号と放射線検出器列4Aの
出力信号Aとレベル比較2仏付は等は第1図の実施例と
同様に行う。色付はデータを表示する場合には、例えば
、各放射線検出器列の光ダイオードが22A+ と22
B」が対応するとしたとき、22 A+++、 22 
At+2.22 At”aに対応する放射線検出器列4
Bの光ダイオード素子はないので、この部分に対応する
フレームメモリ7Bのデータとしては、光ダイオード2
2B、に対応する色付はデータを蓄積し、モニタに表示
する。上記のデータをもとにモニタに表示した場合、放
射線検出器列4Bからの色付は表示の分解能は約174
に低下するが、〔作用〕の欄で説明した如くカラー画像
に対する人間の空間識別分解能が白黒画像に対して劣っ
ているので、特に問題とならない。
上記の如く構成した場合、光ダイオード素子22B、増
幅器12B、マルチプレクサ13Bのスイッチ数が1/
4に低減すると共に、A/D変換以降の演算その他の処
理工数も低減でき、その結果、部品点数の低減によるコ
スト低減及び装置の小形化9画像処理時間の短縮等の効
果が得られる。放射線検出器列4Bの光ダイオード素子
の数qについては、本実施例では放射線検出器列4Aの
光ダイオード素子数pの174の場合について示したが
、この比率q/pは1より小さければ放射線検出器列4
Bの光ダイオード素子の数が低減するので効果が認めら
れるが、q/pが1/2以下にならないと大きな低減効
果は得られない。また、q/pが1/10以下になると
、色付き表示画像の分解能低下が人間の目でも目立つよ
うになるので画質の問題が生じる。このため、q/pの
比率は実用的には、172〜]/10の間にあるのが好
ましい。
第11図に第5の実施例の要部である放射線検出器列の
図を示す。(a)は平面図、(b)はD−D断面図であ
る。第11図の放射線検出器列は、第8図のものと同じ
機能を持つものであるが、本実施例の場合放射線検出器
列4Aと4Bとを分離せずに、半擲体集積回路製造技術
を用いて半導体光ダイオード列を同一の半導体基板上に
構成したものである。光ダイオード素子22Al、22
B1は同一基板22Cに形成されている。
第12図及び第13図は第6の実施例を説明する図であ
る。第12図は放射線検出器列の構成図で、(a)は平
面図、(b)はE−E断面、(c)はF−F断面である
。第13図は第12図の放射線検出器列を使用した場合
の装置の要部を示す図である。本実施例では、放射線検
出器列を1本にし、この中にフィルタの付かない光ダイ
オード素子とフィルタの付いた光ダイオード素子を一定
比で設けたもので、第12図の例では3:1の比率で設
けている。フィルタの付いていない光ダイオード22A
、からの出力信号は上記の出力信号Aに相当し、フィル
タの付いている光ダイオード22BJからの出力信号は
上記の出力信号Bに相当する。この場合、光ダイオード
22B、の所では出力信号Aに相当する信号が出力され
ないので、この点のデータとしては補間法によりデータ
を作19−ご 成する。例えば、光ダイオード22B、の1つ前の光ダ
イオード22A、の出力信号を利用するとか、光ダイオ
ード22B、の前後の光ダイオード22 At、 22
 Ai+1の出力信号の平均値をとって利用するとかし
て、データを作成する。以上の如くデータの補充をする
ことにより、第10図の放射線検出器列の場合と同様に
処理することができる。第13図においては、光ダイオ
ード素子からの出力信号をA/D変換、補正処理した後
にマルチプレクサ24によりフィルタ11の無し、有り
の区分でデータの補間処理回路25と、データ保持回路
26とに分配する。データ補間処理回路25では上記の
如く出力信号Aの不足データを補間法等で作成する処理
を行う。データ保持回路26では出力信号Bが間欠的に
入力されるので、そのデータを次のデータが入力される
まで保持しておくものである。インターフェース14及
び差分演算回路15以降の処理は第9図の場合と同じで
ある。
第14図は、第7の実施例の要部である放射線検出器列
の図を示す。(a)は平面図、(b)はG−G断面図で
ある。本実施例の場合も第1]図と同様に放射線検出器
列4Aと4Bとを分離せず、同一の半導体基板22Cの
上に構成したもので、放射線検出器列4Bの光ダイオー
ドの素子数qを減少させ、光ダイオード素子個々の受光
面積を拡げたものである。第14図では、q/pが1/
4であるので、放射線検出器列4Bの光ダイオード素子
の受光面積を4倍に拡げているが、この拡大率は、q/
pの逆数以下の適当な数を選ぶことができる。放射線検
出器列4Bにはフィルタ11が付加されるため入射X線
が試射されるので、受光面積を拡げることにより感度を
上げることができる。分解能については、第10図の場
合と同様である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、同一の透過X線量を示す異なる原子番
号の2物質を、フィルタを通してエネルギー差をつけた
X線を利用することにより、原子番号の異なる物質とし
て区別して表示することができるので、プラスチック爆
弾などの低原子番号物質をモニタ面上で容易に見分ける
ことかできるという効果かある。
また、放射線検出器列のフィルタを付加した素子の数を
フィルタをイ」加しない素子の数に比し低減させること
により、画質を低下させることなく、コストの低減、装
置の小形化、検査時間の短縮等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
1A図は、放射線検出器列の構成を示す図、第2図は高
原子番号物質及び低原子番号物質のX線のエネルギーと
減弱係数との関係を示す図、第3図は高原子番号物質と
低原子番号物質の厚さと放射線検出器列の出力信号の大
きさとの関係を示す図、第4図は放射線検出器列の出力
信号レベルと2種類のエネルギーによる試別特性の差分
信号との関係を示す図、第5図は従来技術の一実施例の
構成を示すブロック図、第6図は第1図の放射線検出器
列以降の部分の詳細を示した図、第7図は他の実施例の
要部構成を示すブロック図、第8図は第1図の実施例の
放射線検出器列の詳細を示した図、第9図、第10図、
第11図は第3、第4、第5の実施例の要部である放射
線検出器列の図、第12図は第6の実施例の要部である
放射線検出器列の図、第13図は第6の実施例の装置の
要部を示す図、第14図は第7の実施例の要部である放
射線検出器列の図である。 4A、4B・・放射線検出器列、5.5A、5B・・・
A/D変換器、6.6A、6B・・・補正回路、7.7
A、7B・・フレームメモリ、8.8A。 8B・D/A変換器、9.9A、9B・・・モニタ、1
1・・フィルタ、l 2,12A、]、2A、。 12A、、12B、12B、、12B、・・・増幅器、
13、 13A、  l 3AI、  13A、、、 
 13 B。 13B、、13I3.・・マルチプレクサ、14・・・
インターフェース、15・・・差分演算回路、20・蛍
光紙、21.21A、21B  半導体光ダイオード列
、22,22A、、22Ai、22B+。 22B、・・光ダイオード素子、23・・・支持体、2
4・・マルチプレクサ、25・・・データ補間処理回路
、 26・・データ保持回路。 第30 第4図 \計 \r

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、X線発生装置と、被検査物を透過したX線量を検出
    し電気信号に変換する装置と、該電気信号を信号処理し
    て画像表示する装置とから構成されるX線非破壊検査装
    置において、 前記X線量を検出し電気信号に変換する装置は列状に配
    列された複数の素子から成り、該素子の一部はX線の波
    長選択性を有する層で被覆されており、前記X線の波長
    選択性を有する層で被覆されていない素子からの電気信
    号Aと、該電気信号Aと前記X線の波長選択性を有する
    層で被覆されている素子からの電気信号Bとの差分信号
    とを用いて、被検査物が低原子番号物質であるか、高原
    子番号物質であるかを選別し、前記原子番号物質区分に
    従つて色付けを施した被検査物の画像を画像表示装置に
    表示することを特徴とするX線非破壊検査装置。 2、前記画像表示装置を2台用いて、一方にX線の波長
    選択性を有する層で被覆されていない素子からの電気信
    号Aを信号処理した画像を表示し、他方に前記差分信号
    を処理して色付けを施した画像を表示することを特徴と
    する請求項1記載のX線非破壊検査装置。 3、前記X線の波長選択性を有する層で被覆されていな
    い素子からの電気信号Aを信号処理した白黒画像に、前
    記差分信号を処理して色付けを施した画像を重畳して画
    像表示装置に表示したことを特徴とする請求項1記載の
    X線非破壊検査装置。 4、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置が、X
    線の波長選択性を有する層で被覆されている部分と、被
    覆されていない部分が並列に配置されていることを特徴
    とする請求項1乃至3記載のX線非破壊検査装置。 5、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置が、X
    線の波長選択性を有する層で被覆されている部分と、被
    覆されていない部分とを重ねて配置し、後者を被検査物
    に近い側に配置されていることを特徴とする請求項1乃
    至3記載のX線非破壊検査装置。 6、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置が、半
    導体光センサ素子列と、そのX線入射側に設置された蛍
    光紙とから構成されることを特徴とする請求項1乃至5
    記載のX線非破壊検査装置。 7、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置の半導
    体光センサ素子列を同一の半導体基板上に設けたことを
    特徴とする請求項1乃至4および6記載のX線非破壊検
    査装置。 8、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置の前記
    X線の波長選択性を有する層で被覆されていない素子の
    数pと、被覆されている素子の数qとの比q/pが1よ
    り小さいことを特徴とする請求項1乃至7記載のX線非
    破壊検査装置。 9、前記q/pが1/2〜1/10の範囲にあることを
    特徴とする請求項1乃至7記載のX線非破壊検査装置。 10、前記X線の波長選択性を有する層で被覆されてい
    る半導体光センサ素子の受光面積を、前記X線の波長選
    択性を有する層で被覆されていない半導体光センサ素子
    の受光面積より前記q/pの逆数以下の拡大率で拡げた
    ことを特徴とする請求項8および9記載のX線非破壊検
    査装置。 11、前記X線量を検出し電気信号に変換する装置の半
    導体光センサ素子列を1列とし、該素子列を構成する半
    導体光センサ素子の一部素子にX線の波長選択性を有す
    る層で被覆したことを特徴とする請求項1乃至3、6、
    8および9記載のX線非破壊検査装置。
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