JPH04289721A - 配電線路の保護装置 - Google Patents
配電線路の保護装置Info
- Publication number
- JPH04289721A JPH04289721A JP7862891A JP7862891A JPH04289721A JP H04289721 A JPH04289721 A JP H04289721A JP 7862891 A JP7862891 A JP 7862891A JP 7862891 A JP7862891 A JP 7862891A JP H04289721 A JPH04289721 A JP H04289721A
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- JP
- Japan
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- distribution line
- thyristor
- distribution
- thyristor device
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Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は配電線路に短絡事故や地
絡短絡事故が発生したときに事故電流のアークから配電
線を保護するための配電線路の保護装置に関するもので
ある。
絡短絡事故が発生したときに事故電流のアークから配電
線を保護するための配電線路の保護装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】配電線路において短絡事故等が発生した
場合の系統の保護のため、従来から配電変電所の構内に
は遮断器および遮断器のＯＣＲ（オーバーカレントリレ
ー：過電流継電器）が設置されている。しかしこの遮断
器のＯＣＲは需要家遮断器のＯＣＲが動作した後に動作
するように遅い動作特性を持たせてあるため、この遮断
器が動作する間に配電線が事故電流により断線してしま
い、長時間にわたる停電事故を招くという問題があった
。
場合の系統の保護のため、従来から配電変電所の構内に
は遮断器および遮断器のＯＣＲ（オーバーカレントリレ
ー：過電流継電器）が設置されている。しかしこの遮断
器のＯＣＲは需要家遮断器のＯＣＲが動作した後に動作
するように遅い動作特性を持たせてあるため、この遮断
器が動作する間に配電線が事故電流により断線してしま
い、長時間にわたる停電事故を招くという問題があった
。
【０００３】そこで本発明者等は、事故電流が検出され
た際に高速度で動作して配電線を保護するサイリスタ装
置を配電変電所の構内に設置した配電線路の保護装置を
発明した。しかし、配電変電所構内での短絡電流は大電
流であるためにこれを確実に遮断したり強制短絡するこ
とができるサイリスタには例えば１２．５ＫＡ程度の大
容量のものが要求され、サイリスタ装置を２並列化する
必要があるなど設備コストが高く付くという問題があっ
た。
た際に高速度で動作して配電線を保護するサイリスタ装
置を配電変電所の構内に設置した配電線路の保護装置を
発明した。しかし、配電変電所構内での短絡電流は大電
流であるためにこれを確実に遮断したり強制短絡するこ
とができるサイリスタには例えば１２．５ＫＡ程度の大
容量のものが要求され、サイリスタ装置を２並列化する
必要があるなど設備コストが高く付くという問題があっ
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解消して、大容量のサイリスタを用いるこ
となく、しかも事故電流が検出された際に高速度で動作
して配電線を保護することができる配電線路の保護装置
を提供するためになされたものである。
来の問題点を解消して、大容量のサイリスタを用いるこ
となく、しかも事故電流が検出された際に高速度で動作
して配電線を保護することができる配電線路の保護装置
を提供するためになされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、事故電流
が検出された際に配電線を強制短絡または遮断するサイ
リスタ装置を、配電変電所から離れた位置に設けたこと
を特徴とする配電線路の保護装置によって解決すること
ができる。以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。
が検出された際に配電線を強制短絡または遮断するサイ
リスタ装置を、配電変電所から離れた位置に設けたこと
を特徴とする配電線路の保護装置によって解決すること
ができる。以下に本発明を図示の実施例によって更に詳
細に説明する。
【０００６】
【実施例】図１において、１は配電変電所、２は配電線
であり、３は事故電流が検出された際に配電線２を強制
短絡するためのサイリスタ装置である。サイリスタ装置
３は常時はオフとされており、事故電流が検出されたと
きのみにオンとされて配電線２を強制短絡する。これに
より系統電圧は低下し、事故点のアークが消弧されるの
で配電線２の断線および損傷が防止される。
であり、３は事故電流が検出された際に配電線２を強制
短絡するためのサイリスタ装置である。サイリスタ装置
３は常時はオフとされており、事故電流が検出されたと
きのみにオンとされて配電線２を強制短絡する。これに
より系統電圧は低下し、事故点のアークが消弧されるの
で配電線２の断線および損傷が防止される。
【０００７】一般にこの種の装置は配電変電所の構内に
設けられるのが従来の常識とされているが、本発明にお
いてはこのサイリスタ装置３を配電変電所１から離れた
位置に設ける。これは短絡電流の大きさが配電線２のイ
ンピーダンスによりサイリスタ装置３の設置場所が配電
変電所１から離れる程小さくなることを利用したもので
ある。すなわち、図２に示すように、短絡電流の大きさ
は距離が大きくなると急激に減少する。このため、サイ
リスタ装置３を配電変電所１の構内に設けた場合には短
絡電流が１２．５ＫＡに達するが、サイリスタ装置３を
配電変電所１から離れた位置に設置すると短絡電流の大
きさは急減し、例えば１Ｋｍ離れた位置に設置した場合
には５．５ ＫＡとなる。このためにサイリスタ装置３
を配電変電所１の構内に設置する場合に比較して、その
サイリスタの容量を半分程度にまで小さくすることが可
能となる。
設けられるのが従来の常識とされているが、本発明にお
いてはこのサイリスタ装置３を配電変電所１から離れた
位置に設ける。これは短絡電流の大きさが配電線２のイ
ンピーダンスによりサイリスタ装置３の設置場所が配電
変電所１から離れる程小さくなることを利用したもので
ある。すなわち、図２に示すように、短絡電流の大きさ
は距離が大きくなると急激に減少する。このため、サイ
リスタ装置３を配電変電所１の構内に設けた場合には短
絡電流が１２．５ＫＡに達するが、サイリスタ装置３を
配電変電所１から離れた位置に設置すると短絡電流の大
きさは急減し、例えば１Ｋｍ離れた位置に設置した場合
には５．５ ＫＡとなる。このためにサイリスタ装置３
を配電変電所１の構内に設置する場合に比較して、その
サイリスタの容量を半分程度にまで小さくすることが可
能となる。
【０００８】しかし、もし配電変電所１とサイリスタ装
置３との間の区間で事故が発生した場合には、本発明に
よる配電線２の保護は不可能である。このためにサイリ
スタ装置３を配電変電所１から余り遠く離すことは好ま
しくなく、現実的には１Ｋｍ以内の範囲内として、この
間については耐雷ホーン等による配電線の保護を図るも
のとする。１Ｋｍ以内の範囲にサイリスタ装置を設置す
ればこの保護装置で通常２０〜３０Ｋｍの配電線２のほ
とんどの部分で発生した事故に対応することができる。
置３との間の区間で事故が発生した場合には、本発明に
よる配電線２の保護は不可能である。このためにサイリ
スタ装置３を配電変電所１から余り遠く離すことは好ま
しくなく、現実的には１Ｋｍ以内の範囲内として、この
間については耐雷ホーン等による配電線の保護を図るも
のとする。１Ｋｍ以内の範囲にサイリスタ装置を設置す
ればこの保護装置で通常２０〜３０Ｋｍの配電線２のほ
とんどの部分で発生した事故に対応することができる。
【０００９】図３はサイリスタ装置３とその制御装置の
より具体的な構成を示す図であり、４はサイリスタ装置
３を保護するためのアレスタ、５はサイリスタ装置３に
トリガ信号を与えるシステム制御装置である。このシス
テム制御装置５は配電線２に取付けられた光電流センサ
６から光ファイバケーブル７を介して配電線２の電流値
を常時取込み、これを光／電気変換器８により電気信号
に変換する。そして事故判定回路９により事故電流か否
かを判定し、事故電流と判定されたときには制御装置１
０がサイリスタ制御装置１１を介してサイリスタ装置３
にトリガ信号を発するように構成されている。また本実
施例では、サイリスタ装置３は配電線２に並列に挿入さ
れているが、常時オンとされているサイリスタ装置３を
配電線２と直列に挿入し、短絡電流を遮断し、アークを
消弧することも可能である。この場合も配電変電所１よ
り離れた位置にサイリスタ装置３を設置することにより
短絡事故または地絡短絡事故時にサイリスタ装置が遮断
する事故電流は減少し、サイリスタの容量を小さくする
ことが可能である。
より具体的な構成を示す図であり、４はサイリスタ装置
３を保護するためのアレスタ、５はサイリスタ装置３に
トリガ信号を与えるシステム制御装置である。このシス
テム制御装置５は配電線２に取付けられた光電流センサ
６から光ファイバケーブル７を介して配電線２の電流値
を常時取込み、これを光／電気変換器８により電気信号
に変換する。そして事故判定回路９により事故電流か否
かを判定し、事故電流と判定されたときには制御装置１
０がサイリスタ制御装置１１を介してサイリスタ装置３
にトリガ信号を発するように構成されている。また本実
施例では、サイリスタ装置３は配電線２に並列に挿入さ
れているが、常時オンとされているサイリスタ装置３を
配電線２と直列に挿入し、短絡電流を遮断し、アークを
消弧することも可能である。この場合も配電変電所１よ
り離れた位置にサイリスタ装置３を設置することにより
短絡事故または地絡短絡事故時にサイリスタ装置が遮断
する事故電流は減少し、サイリスタの容量を小さくする
ことが可能である。
【００１０】
【作用】このように構成された本発明の配電線路の保護
装置は、常時はサイリスタ装置３をオフとしてあるが、
配電線２において短絡事故や地絡短絡事故が発生したと
きには光電流センサ６がこれを検知してサイリスタ装置
３をオンとし、配電線２を強制短絡させる。そしてこれ
により配電線２の系統電圧が低下し、事故点のアークを
消弧して断線を確実に防止することができる。しかもサ
イリスタ装置３は配電変電所１から１Ｋｍ以内の範囲内
において配電変電所１から離れた位置に設けられている
ので、配電線２のインピーダンスによりサイリスタ装置
３を通じて流れる短絡電流を小さくすることができ、サ
イリスタを小容量のものとすることができる。
装置は、常時はサイリスタ装置３をオフとしてあるが、
配電線２において短絡事故や地絡短絡事故が発生したと
きには光電流センサ６がこれを検知してサイリスタ装置
３をオンとし、配電線２を強制短絡させる。そしてこれ
により配電線２の系統電圧が低下し、事故点のアークを
消弧して断線を確実に防止することができる。しかもサ
イリスタ装置３は配電変電所１から１Ｋｍ以内の範囲内
において配電変電所１から離れた位置に設けられている
ので、配電線２のインピーダンスによりサイリスタ装置
３を通じて流れる短絡電流を小さくすることができ、サ
イリスタを小容量のものとすることができる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、サイリ
スタ装置３を配電変電所１から離れた位置に設置したこ
とにより、サイリスタ装置３を配電変電所１の構内に設
置する場合に比較してサイリスタの容量を小さくするこ
とができ、しかも事故発生時には配電線２の溶断を確実
に防止することが可能である。よって本発明は従来の問
題点を解消した配電線路の保護装置として、産業分野の
発展に寄与するところは極めて大きいものである。
スタ装置３を配電変電所１から離れた位置に設置したこ
とにより、サイリスタ装置３を配電変電所１の構内に設
置する場合に比較してサイリスタの容量を小さくするこ
とができ、しかも事故発生時には配電線２の溶断を確実
に防止することが可能である。よって本発明は従来の問
題点を解消した配電線路の保護装置として、産業分野の
発展に寄与するところは極めて大きいものである。
【図１】本発明の実施例を示す回路図である。
【図２】事故点と配電変電所との間の距離と事故電流の
大きさとの関係を示すグラフである。
大きさとの関係を示すグラフである。
【図３】サイリスタ装置とその制御装置の具体的な構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
１ 配電変電所
２ 配電線
３ サイリスタ装置
Claims (1)
- 【請求項１】 事故電流が検出された際に配電線（２
） を強制短絡または遮断するサイリスタ装置（３）
を、配電変電所（１） から離れた位置に設けたことを
特徴とする配電線路の保護装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7862891A JPH04289721A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 配電線路の保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7862891A JPH04289721A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 配電線路の保護装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04289721A true JPH04289721A (ja) | 1992-10-14 |
Family
ID=13667148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7862891A Pending JPH04289721A (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 配電線路の保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04289721A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7821749B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-10-26 | General Electric Company | Arc flash elimination apparatus and method |
| US7929260B2 (en) | 2007-03-30 | 2011-04-19 | General Electric Company | Arc flash elimination system, apparatus, and method |
| US8563888B2 (en) | 2008-06-11 | 2013-10-22 | General Electric Company | Arc containment device and method |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP7862891A patent/JPH04289721A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7821749B2 (en) | 2007-03-30 | 2010-10-26 | General Electric Company | Arc flash elimination apparatus and method |
| US7929260B2 (en) | 2007-03-30 | 2011-04-19 | General Electric Company | Arc flash elimination system, apparatus, and method |
| US8563888B2 (en) | 2008-06-11 | 2013-10-22 | General Electric Company | Arc containment device and method |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991224 |