JPH04283910A - コンバータートランスの検査装置 - Google Patents

コンバータートランスの検査装置

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JPH04283910A
JPH04283910A JP3047923A JP4792391A JPH04283910A JP H04283910 A JPH04283910 A JP H04283910A JP 3047923 A JP3047923 A JP 3047923A JP 4792391 A JP4792391 A JP 4792391A JP H04283910 A JPH04283910 A JP H04283910A
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修二 砂野
Tomio Marui
富夫 丸井
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松島 剛
Masaru Yoshihara
優 吉原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は民生用あるいは産業用電
子機器等に使用されるコンバータートランスの検査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9,図10は従来のコンバータートラ
ンスの検査装置を示すものである。図9において、1は
被検査用コンバータートランス、2は正弦波発振器、3
は一次巻線印加電圧測定器、4は二次巻線出力電圧測定
器であり、被検査用コンバータートランス1の一次巻線
に正弦波発振器2の出力を印加し、上記正弦波発振器2
と並列に一次巻線印加電圧測定器3を接続し、被検査用
コンバータートランス1の二次巻線の出力電圧を二次巻
線出力電圧測定器4に接続する。
【0003】図10において、5は交流電源、6は被検
査用コンバータートランス1を実際に使用する実装セッ
ト、7は実装セット6が実際に供給する負荷を消費する
ための負荷装置であり被検査用コンバータートランス1
を実装セット6に接続して、上記実装セット6の入力に
交流電源5の出力を印加し実装セット6の出力を負荷装
置7に加える。
【0004】以上のように構成されるコンバータートラ
ンスの検査装置について、以下その動作について説明す
る。まず、コンバータートランスの検査装置としては図
9に示すように一次巻線の印加電圧を一次巻線印加電圧
測定器3にて測定し、被検査用コンバータートランス1
の二次巻線の出力電圧を二次巻線出力電圧測定器4にて
測定し二次巻線出力電圧の有無によって被検査用コンバ
ータートランス1の断線を検査するとともに二次巻線出
力電圧と一次巻線印加電圧の比をとり、この電圧比を管
理することでコンバータートランスの動作を保証する。
【0005】また、図10に示すように実装セット6を
動作させて負荷装置7に印加される電圧の有無で被検査
用コンバータートランス1の断線を検査するとともに負
荷装置7に印加される電圧値を管理することでコンバー
タートランスの動作を保証するものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の図9においては、一次巻線に印加する電圧がコンバー
タートランスの実動作において80〜1000Vの高電
圧のパルス波形でコンバータートランスの鉄芯に発生す
る最大磁束密度が1000〜3000ガウスあるのに対
して1V以下の低電圧の正弦波で最大磁束密度が10ガ
ウス以下であり、二次巻線より負荷を消費しないのでコ
ンバータートランスの機能である電力変換を行わないた
め、被検査用コンバータートランス1が実際に動作する
条件と非常にかけ離れておりコンバータートランスの巻
線の微妙な変化による巻線の出力電圧の変化が検出でき
ない。
【0007】また、図10においては、実装セット6に
よる検査であるため上記出力電圧の検査は行えるが、コ
ンバータートランスの異常品による保護回路が設けられ
ていないことで検査中にコンバータートランスの異常品
やコンバータートランスの実装セット6への接続時の接
触不良などによって実装セット6自身の回路破壊を起こ
し回路修復に時間がかかる上、実装セット6が被検査用
コンバータートランス1毎に必要となり管理,検査の自
動化が非常に困難であるという問題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、被検査用コンバータートランスの実動作に近い状態
で動作させることができコンバータートランスの異常品
などに対応可能なコンバータートランスの検査装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のコンバータートランスの検査装置は、直流電
源にスイッチング素子を介して被検査用コンバータート
ランスの一次巻線を接続するとともに上記スイッチング
素子と並列にスイッチング素子印加電圧検出回路を設け
るとともにスイッチング素子に直列に一次巻線電流検出
回路を設け、上記スイッチング素子印加電圧検出回路に
過電圧保護回路を接続し、上記一次巻線電流検出回路に
過電流保護回路を接続し、被検査用コンバータートラン
スの二次巻線に出力回路を介して負荷装置を接続し、上
記負荷装置の出力を判定回路に印加し、過電圧保護回路
と過電流保護回路の出力を周波数,デューティ比を設定
できるパルス発生回路に印加するように構成している。
【0010】
【作用】この構成によって、高電圧のパルス波形をコン
バータートランスの一次巻線に印加しコンバータートラ
ンスの鉄芯に1000ガウス以上の最大磁束密度を発生
させ、二次巻線より負荷を消費させコンバータートラン
スの実動作に近い状態で動作させ検査することを可能と
し、コンバータートランスの異常品などに対しても保護
動作により検査装置を保護するとともに異常品の検出を
可能とすることができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の一実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1
の実施例におけるコンバータートランスの検査装置を示
すものである。図1において11は被検査用コンバータ
ートランス、12は直流電源、13はスイッチング素子
、14はスイッチング素子印加電圧検出回路、15は一
次巻線電流検出回路、16は過電圧保護回路、17は過
電流保護回路、18は周波数,デューティ比を設定でき
るパルス発生回路、19は出力回路、20は負荷装置、
21は判定回路、22は一次巻線、23は二次巻線であ
る。
【0012】すなわち、直流電源12にスイッチング素
子13を介して被検査用のコンバータートランス11の
一次巻線22を接続するとともに上記スイッチング素子
13と並列にスイッチング素子印加電圧検出回路14を
設けるとともにスイッチング素子13に直列に一次巻線
電流検出回路15を設け、上記スイッチング素子印加電
圧検出回路14に過電圧保護回路16を接続し、上記一
次巻線電流検出回路15に過電流保護回路17を接続し
、被検査用コンバータートランス11の二次巻線23に
出力回路19を介して負荷装置20を接続し、上記負荷
装置20の出力を判定回路21に印加し、過電圧保護回
路16と過電流保護回路17の出力をパルス発生回路1
8に印加するように構成している。
【0013】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1〜図2を用いてその動作
を説明する。まず、保護回路の動作について説明する。 図2(a)は図1におけるa部のスイッチング素子印加
電圧波形31で、この電圧波形をスイッチング素子印加
電圧検出回路14にて検出しスイッチング素子印加電圧
波形31のj部のピーク電圧を過電圧保護回路16で設
定される値と比較しj部の電圧値が高ければ保護信号を
パルス発生回路18へ送りパルスの発生を停止してスイ
ッチング素子13を過電圧保護する。
【0014】また、図2(b)は図1におけるc部の一
次巻線電流波形32で、この電流波形を一次巻線電流検
出回路15にて検出し一次巻線電流波形32のk部のピ
ーク電流を過電流保護回路17で設定される値と比較し
k部の電流値が高ければ保護信号をパルス発生回路18
へ送りパルスの発生を停止してスイッチング素子13を
過電流保護する。ここで、被検査用コンバータートラン
ス11の二次巻線23が断線した場合、図2(a)のス
イッチング素子印加電圧波形31のj部のピーク電圧が
著しく増加し前記過電圧保護動作となる。
【0015】また、被検査用コンバータートランス11
の二次巻線23が短絡した場合、図2(b)の一次巻線
電流波形32のk部のピーク電流が著しく増加し前記過
電流保護動作となる。
【0016】次に、コンバータートランスの検査方法に
ついて説明する。図2(c)は図1におけるd部の一次
巻線電圧波形33でm部の電圧値は直流電源12の出力
電圧VINとなり、1部の電圧値VFBは次式となる。
【0017】
【数1】
【0018】また、図2(d)は図1におけるe部の二
次巻線電圧波形34でn部の電圧値VSFB及びo部の
電圧値VSFFは次式となる。
【0019】
【数2】
【0020】このe部の二次側電圧波形34は出力回路
19によって整流平滑されf部に直流電圧VOが発生し
この電圧が負荷装置20に印加され負荷を消費する。出
力回路19の回路方式は一般的にフライバック方式,チ
ョークインプット方式,コンデンサインプット方式等が
ありそれぞれの方式においてf部の直流電圧VOが異な
るが、上記のどの出力回路方式においてもVOはe部の
二次巻線電圧波形34のn部またはo部の電圧に比例し
た電圧となりパルス発生回路18のデューティ比を一定
にするとf部の直流電圧値VOは次式で表すことができ
る。
【0021】
【数3】
【0022】(数3)において、KS,NP,NSは被
検査用コンバータートランス11の構造によって決まる
定数であり特にKSは巻線の巻バラツキなどによって変
動する。したがって、f部の直流電圧を管理することに
よりコンバータートランスの動作を保証することが可能
となる。この回路例では負荷装置20によりf部の直流
電圧を検出し検出電圧を判定回路21に印加し判定する
ことで検査を行っている。
【0023】以上のように本実施例によれば高電圧のパ
ルス波形を被検査用コンバータートランス11の一次巻
線22に印加し、二次巻線23より負荷を消費させコン
バータートランスの実動作に近い状態で動作させ検査す
ることを可能とし、コンバータートランスの異常品など
に対しても保護動作により検査装置を保護するとともに
異常品検出をすることができる優れたコンバータートラ
ンスの検査装置を実現することができる。
【0024】(実施例2)以下、本発明の別の一実施例
について、図面を参照しながら説明する。図3は本発明
の第2の実施例におけるコンバータートランスの検査装
置の一次巻線ピーク電流検出ブロックの構成図を示すも
のである。図3において15は実施例1で構成されるコ
ンバータートランスの検査装置の一次巻線電流検出回路
で、17は上記コンバータートランスの検査装置の過電
流保護回路、21は上記コンバータートランスの検査装
置の判定回路、35はピーク検出回路で、一次巻線電流
検出回路15の出力にピーク検出回路35を接続し、上
記ピーク検出回路35の出力を判定回路21に印加する
ように構成している。
【0025】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1〜図3を用いてその動作
を説明する。図2(b)は第1の実施例で示す図1のc
部における一次巻線電流波形32で、上記一次巻線電流
波形32のk部の一次巻線ピーク電流値が図3の一次巻
線電流検出回路15を介し、ピーク検出回路35にて検
出され、上記一次巻線ピーク電流値が判定回路21によ
って判定される。この構成において検出されるk部の値
は、次式となる。
【0026】
【数4】
【0027】(数4)において周波数F,デューティ比
δ、直流電源12の電圧VINは固定でき、また第1の
実施例における検査によって被検査用コンバータートラ
ンス11の一次巻線22の巻数NPが一定でかつ結合係
数KSが規格内であるとすればPINは負荷装置20で
設定される負荷により一定となり、k部ピーク値は被検
査用コンバータートランス11に使用している鉄芯の特
性であるインダクタンス係数ALのみによって変化する
ことになるので、実施例1に図3で示す一次巻線ピーク
電流検出ブロックを追加することによって実施例1の検
査と同時に被検査用コンバータートランス11に使用し
ている鉄芯の特性の検査をすることが実現できる。
【0028】(実施例3)以下本発明の別の一実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の
第3の実施例におけるコンバータートランスの検査装置
のスイッチング素子印加ピーク電圧検出ブロックの構成
図を示すものである。
【0029】図4において14は実施例1で構成される
コンバータートランスの検査装置のスイッチング素子印
加電圧電検出回路で、16は上記コンバータートランス
の検査装置の過電圧保護回路、21は上記コンバーター
トランスの検査装置の判定回路、36はピーク検出回路
でスイッチング素子印加電圧検出回路14の出力にピー
ク検出回路36を接続し、上記ピーク検出回路36の出
力を判定回路21に印加するように構成している。
【0030】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1〜図2及び図4を用いて
その動作を説明する。図2(a)は第1の実施例で示す
図1のa部におけるスイッチング素子印加電圧波形31
で、上記スイッチング素子印加電圧波形31のj部のス
イッチング素子印加電圧ピーク電圧値が図4のスイッチ
ング素子印加電圧検出回路14を介し、ピーク検出回路
36にて検出され、上記スイッチング素子印加電圧ピー
ク電圧値が判定回路21によって判定される。この構成
において検出されるj部の値VDSPは被検査用コンバ
ータートランス11のリーケージインダクタンスをLL
EAKとすると
【0031】
【数5】
【0032】となるが、同被検査用コンバータートラン
ス11を実装セットにて使用した場合のスイッチング素
子13の印加電圧のピーク値VDSP2についても
【0
033】
【数6】
【0034】であり、従ってVDSPとVDSP2は比
例関係となりVDSPを管理することによりVDSP2
を規制することが可能となり実施例1の検査と同時に被
検査用コンバータートランス11のリーケージインダク
タンスLLEAKによるVDSP2の増加により実装セ
ットにて使用した場合のスイッチング素子13の最大定
格を越えてスイッチング素子13が破壊される恐れがあ
るか否かの検査を実現することができる。
【0035】(実施例4)以下本発明の別の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の第
4の実施例におけるコンバータートランスの検査装置の
スイッチング電圧検出ブロックの構成図を示すものであ
る。図5において14は実施例1で構成されるコンバー
タートランスの検査装置のスイッチング素子印加電圧検
出回路で、16は上記コンバータートランスの検査装置
の過電圧保護回路、21は上記コンバータートランスの
検査装置の判定回路、37はローパスフィルタ、38は
ピーク検出回路で、スイッチング素子印加電圧検出回路
14の出力にローパスフィルタ37を介してピーク検出
回路38を接続し、上記ピーク検出回路38の出力を判
定回路21に印加するように構成している。
【0036】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1〜図2及び図5を用いて
その動作を説明する。図2(a)は第1の実施例で示す
図1のa部におけるスイッチング素子印加電圧波形31
で、上記スイッチング素子印加電圧波形31のi部のス
イッチング素子印加電圧値が図5のローパスフィルタ3
7を介してピーク検出回路38にて検出され、上記スイ
ッチング素子印加電圧値が判定回路21によって判定さ
れる。ここで、i部のスイッチング素子印加電圧値VD
Sは
【0037】
【数7】
【0038】となり、直流電源12の性能が保証されて
いればVINは一定であり、i部のスイッチング素子印
加電圧値VDSはデューティ比のみによって決まる。
【0039】しかしながら、上記デューティ比は図1の
パルス発生回路18によって発生されるものであり、実
際のスイッチング素子13の印加電圧波形31はスイッ
チング素子13のスイッチング速度特性のバラツキによ
ってデューティ比が変化することがあり実施例1の検査
が正常に行われない可能性があるが、上記i部のスイッ
チング素子印加電圧値VDSを管理することによりコン
バータートランスの検査装置自身の動作を保証すること
が可能となり実施例1の検査の精度向上を実現すること
ができる。
【0040】(実施例5)以下本発明のさらに別の実施
例について、図面を参照しながら説明する。図6は本発
明の第5の実施例におけるコンバータートランスの検査
装置のリーケージフラックス検出ブロックの構成図を示
すものである。図6において11は実施例1で構成され
るコンバータートランスの検査装置の被検査用コンバー
タートランスで、21は判定回路、39は磁気センサ、
40はセンサ電圧検出回路で、磁気センサ39を被検査
用コンバータートランス11に接近して配置し、上記磁
気センサ39をセンサ電圧検出回路40に接続し、上記
センサ電圧検出回路40の出力を判定回路21に印加す
るように構成している。
【0041】また図7(a)は図6における磁気センサ
39の配置を示し図7(b)は図7(a)のp部の拡大
図を示す。図7(a)は被検査用コンバータートランス
11の正面図、41は上記被検査用コンバータートラン
ス11の磁性体である。この磁性体41の接合面p部に
接近して磁気センサ39を配置している。
【0042】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1及び図6,図7を用いて
その動作を説明する。図1の構成によって動作された被
検査用コンバータートランス11は図7(a)に示すよ
うに磁性体41の接合面p部よりq部リーケージフラッ
クスが発生する。ここで、図7(b)における磁性体4
1のp部接合面の隙間rが大きくなるとq部リーケージ
フラックスが増大し、同被検査用コンバータートランス
11を実装セットで使用した場合、ノイズ源となり問題
となるが、上記リーケージフラックスを磁気センサ39
を介して、センサ電圧検出回路40にて検出し、検出し
たリーケージフラックスを判定回路21にて判定するこ
とにより実施例1の検査と同時に上記被検査用コンバー
タートランス11のリーケージフラックスの検査を実現
することができる。
【0043】(実施例6)以下本発明の別の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。図8は本発明の第
6の実施例におけるコンバータートランスの検査装置の
出力回路から判定回路までの構成図を示すものである。 図8において11は実施例1で構成されるコンバーター
トランスの検査装置の別の被検査用コンバータートラン
スで、22は上記コンバータートランス11の一次巻線
、23はコンバータートランス11の制御巻線、42は
コンバータートランス11の非制御巻線、19は第1の
出力回路、20は第1の負荷装置、43は第2の出力回
路、44は第2の負荷装置、21は判定回路で被検査用
コンバータートランス11の制御巻線23を第1の出力
回路19を介して第1の負荷装置20に接続し、上記第
1の負荷装置20の出力を判定回路21に印加し、また
被検査用コンバータートランス11の非制御巻線42を
第2の出力回路43を介して第2の負荷装置44に接続
し、上記第2の負荷装置44の出力を判定回路21に印
加するように構成している。
【0044】以上のように構成されたコンバータートラ
ンスの検査装置について、図1及び図8を用いてその動
作を説明する。図8において被検査用コンバータートラ
ンス11の制御巻線23の出力電圧VS2を第1の負荷
装置20によって検出し、被検査用コンバータートラン
ス11の非制御巻線42の出力電圧VS2を第2の負荷
装置44によって検出し判定回路21によってVS2/
VS1が判定される。ここで被検査用コンバータートラ
ンス11に実装セットで動作させた場合の制御巻線23
の出力電圧VO1は一定の電圧に制御されている。
【0045】また、被検査用コンバータートランス11
を実装セットで動作させた場合の非制御巻線42の出力
電圧VO2は次式で示される。
【0046】
【数8】
【0047】VS2/VS1によって得られる出力電圧
比と(数8)の間には
【0048】
【数9】
【0049】の関係があり、VS2/VS1によって得
られる出力電圧比に実装セットでの制御電圧VO1を乗
じることにより実装セットでの非制御巻線電圧VO2を
得ることが可能でありVS2/VS1を管理することで
実装セットにおいて制御巻線23が一定電圧に制御され
ている場合の非制御巻線42の電圧の検査を実現するこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明は、直流電源にスイ
ッチング素子を介して被検査用コンバータートランスの
一次巻線を接続するとともに上記スイッチング素子と並
列にスイッチング素子印加電圧検出回路を設けるととも
にスイッチング素子に直列に一次巻線電流検出回路を設
け、上記スイッチング素子印加電圧検出回路に過電圧保
護回路を接続し、上記一次巻線電流検出回路に過電流保
護回路を接続し、被検査用コンバータートランスの二次
巻線に出力回路を介して負荷装置を接続し、上記負荷装
置の出力を判定回路に印加し、過電圧保護回路と過電流
保護回路の出力をパルス発生回路に印加するように構成
することにより、高電圧のパルス波形をコンバータート
ランスの一次巻線に印加し、二次巻線より負荷を消費さ
せコンバータートランスの実動作に近い状態で動作させ
検査することを可能とし、コンバータートランスの異常
品などに対しても保護動作により検査装置を保護すると
ともに異常品検出をすることができる優れたコンバータ
ートランスの検査装置を実現できる。
【0051】また、一次巻線電流検出回路の出力にピー
ク検出回路を接続し、上記ピーク検出回路の出力を判定
回路に印加するように構成した一次巻線ピーク電流検出
ブロックを追加することで被検査用コンバータートラン
スに使用している鉄芯の特性の検査を同時に実現できる
【0052】さらにスイッチング素子印加電圧検出回路
の出力にピーク検出回路を接続し、上記ピーク検出回路
の出力を判定回路に印加するように構成したスイッチン
グ素子印加ピーク電圧検出ブロックを追加することで同
時に被検査用コンバータートランスのリーケージインダ
クタンスLLEAKによるVDSP2の増加により実装
セットにて使用した場合のスイッチング素子の最大定格
を越えてスイッチング素子が破壊される恐れがあるか否
かの検査を実現することができる。
【0053】また、スイッチング素子印加電圧検出回路
の出力に300kHz〜1MHzに設定されたカットオ
フ周波数を持つローパスフィルタ回路を介し、ピーク検
出回路を接続し、上記ピーク検出回路の出力を判定回路
に印加するように構成したスイッチング電圧検出ブロッ
クを追加することでコンバータートランスの検査装置自
身の動作を保証することが可能となり検査の精度向上を
実現することができる。
【0054】さらに磁気センサを被検査用コンバーター
トランスの磁性体の接合部に接近させて配置し、上記磁
気センサをセンサ電圧検出回路に接続し、上記センサ電
圧検出回路の出力を判定回路に印加するように構成した
リーケージフラックス検出ブロックを追加することで検
査と同時に上記被検査用コンバータートランスのリーケ
ージフラックスの検査を実現することができる。
【0055】その上、被検査用コンバータートランスの
制御巻線を第1の出力回路を介して第1の負荷装置を接
続し、上記第1の負荷装置の出力を判定回路に印加し、
また被検査用コンバータートランスの非制御巻線を第2
の出力回路を介して第2の負荷装置を接続し、上記第2
の負荷装置の出力を判定回路に印加するように構成し、
上記判定回路に第1の負荷装置から得られる電圧と第2
の負荷装置から得られる電圧の比によって判定できるよ
うに構成した出力電圧比判定機能を追加することで実装
セットにおいて制御巻線が一定電圧に制御されている場
合の非制御巻線電圧の検査を実現することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるコンバータート
ランスの検査装置の構成図
【図2】 (a)図1におけるa部の電圧波形図を示す特性図(b
)図1におけるc部の電圧波形図を示す特性図(c)図
1におけるd部の電圧波形図を示す特性図(d)図1に
おけるe部の電圧波形図を示す特性図
【図3】本発明の
第2の実施例におけるコンバータートランスの検査装置
の一次巻線ピーク電流検出ブロックの構成図
【図4】本発明の第3の実施例におけるコンバータート
ランスの検査装置のスイッチング素子印加ピーク電圧検
出ブロックの構成図
【図5】本発明の第4の実施例におけるコンバータート
ランスの検査装置のスイッチング電圧検出ブロックの構
成図
【図6】本発明の第5の実施例におけるコンバータート
ランスの検査装置のリーケージフラックス検出ブロック
の構成図
【図7】(a)本発明の第5の実施例におけるコンバー
タートランスの検査装置のリーケージフラックス検出ブ
ロックの磁気センサの配置図 (b)同要部の拡大図
【図8】本発明の第6の実施例におけるコンバータート
ランスの検査装置の出力回路から判定回路までの構成図
【図9】従来の正弦波発振器によるコンバータートラン
スの検査装置の構成図
【図10】従来の実装セットによるコンバータートラン
スの検査装置の構成図
【符号の説明】
11  被検査用コンバータートランス12  直流電
源 13  スイッチング素子 14  スイッチング素子印加電圧検出回路15  一
次巻線電流検出回路 16  過電圧保護回路 17  過電流保護回路 18  パルス発生回路 19  出力回路 20  負荷装置 21  判定回路 22  一次巻線 23  二次巻線 31  スイッチング素子印加電圧波形32  一次巻
線電流波形 33  一次巻線電圧波形 34  二次巻線電圧波形 35  ピーク検出回路 36  ピーク検出回路 37  ローパスフィルタ 38  ピーク検出回路 39  磁気センサ 40  センサ電圧検出回路 41  磁性体 42  非制御巻線 43  出力回路 44  負荷装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源にスイッチング素子を介して被検
    査用コンバータートランスの一次巻線を接続するととも
    に上記スイッチング素子と並列にスイッチング素子印加
    電圧検出回路を設けるとともにスイッチング素子に直列
    に一次巻線電流検出回路を設け、上記スイッチング素子
    印加電圧検出回路の出力に過電圧保護回路を接続し、上
    記一次巻線電流検出回路の出力に過電流保護回路を接続
    し、上記被検査用コンバータートランスの二次巻線に出
    力回路を介して負荷装置を接続し、上記負荷装置の出力
    を判定回路に印加し、過電圧保護回路と過電流保護回路
    の出力を周波数,デューティ比を設定できるパルス発生
    回路に印加するように構成したコンバータートランスの
    検査装置。
  2. 【請求項2】一次巻線電流検出回路の出力にピーク検出
    回路を接続し、上記ピーク検出回路の出力を判定回路に
    印加するように構成した一次巻線ピーク電流検出ブロッ
    クを有する請求項1記載のコンバータートランスの検査
    装置。
  3. 【請求項3】スイッチング素子印加電圧検出回路の出力
    にピーク検出回路を接続し、上記ピーク検出回路の出力
    を判定回路に印加するように構成したスイッチング素子
    印加ピーク電圧検出ブロックを有する請求項1記載のコ
    ンバータートランスの検査装置。
  4. 【請求項4】スイッチング素子印加電圧検出回路の出力
    に300kHz〜1MHzに設定されたカットオフ周波
    数を持つローパスフィルタ回路を介し、ピーク検出回路
    を接続し、上記ピーク検出回路の出力を判定回路に印加
    するように構成したスイッチング電圧検出ブロックを有
    する請求項1記載のコンバータートランスの検査装置。
  5. 【請求項5】磁気センサを被検査用コンバータートラン
    スの磁性体の接合部に接近させて配置し、上記磁気セン
    サをセンサ電圧検出回路に接続し、上記センサ電圧検出
    回路の出力を判定回路に印加するように構成したリーケ
    ージフラックス検出ブロックを有する請求項1記載のコ
    ンバータートランスの検査装置。
  6. 【請求項6】被検査用コンバータートランスの制御巻線
    を第1の出力回路を介して第1の負荷装置を接続し、上
    記第1の負荷装置の出力を判定回路に印加し、また被検
    査用コンバータートランスの非制御巻線を第2の出力回
    路を介して第2の負荷装置を接続し、上記第2の負荷装
    置の出力を判定回路に印加するように構成し、上記判定
    回路が第1の負荷装置から得られる電圧と第2の負荷装
    置から得られる電圧の比によって判定できるように構成
    した出力電圧判定機能を有する請求項1記載のコンバー
    タートランスの検査装置。
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