JPH0428318Y2 - - Google Patents

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JPH0428318Y2
JPH0428318Y2 JP3760884U JP3760884U JPH0428318Y2 JP H0428318 Y2 JPH0428318 Y2 JP H0428318Y2 JP 3760884 U JP3760884 U JP 3760884U JP 3760884 U JP3760884 U JP 3760884U JP H0428318 Y2 JPH0428318 Y2 JP H0428318Y2
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heat insulating
heat
rocket
insulating cover
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JP3760884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は人工衛星に係り、特にその衛星の断
熱を行う熱シールド装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
一般に、人工衛星は第1図に示すように2割ケ
ース10に収納した衛星11を打ち上げ用ロケツ
ト12を用いて、所定の軌道上に打ち上げてい
る。そして、衛星11は2割ケース10及び分離
機構部を作動してロケツト12から分離して所定
の軌道上を所定の速度で周回する。
ところが、上記ロケツト12より分離した衛星
11は太陽との位置関係において、その周回にと
もなつて大きな温度差や熱リークが多い場合、搭
載機器が冷え過ぎたり、高温になりすぎたりし、
その機能に支障を来たすという問題を有してい
る。そのため、衛星11においてはその外周壁部
は無論のこと、ロケツト合体部の分離機構部等に
おいても熱リークを防止する熱シールド手段を施
こす必要がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、特にロケツトとの合体部において、熱絶縁を
可及的に実施できるようにして衛星外部から衛星
内部への熱リークを極力防止して、衛星内の温度
環境をより向上するようにした人工衛星の熱シー
ルド装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案は衛星の合体部に設けられ
たガラスエポキシ樹脂製の断熱カバーと、この断
熱カバーの略中央を除いてこの断熱カバーを被覆
する第1の断熱部材と、前記衛星の合体部の周縁
に設けられたガラスエポキシ樹脂製のスプリング
受け台を被覆する第2の断熱部材とを具備し、こ
の第1及び第2の断熱部材が前記衛星外部の熱を
遮断し、さらに外表皮面がテフロンシルバーであ
る前記第1の断熱部材の被覆されていない前記断
熱カバーの中央部で、前記衛星外部より入射され
る光を反射し、前記衛星内部の熱を放射すること
によつて前記衛星の熱シールドを行うようにした
ものである。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
第2図は衛星11及びロケツト12の合体状態
を示すもので、それぞれに形成された図示しない
嵌合部を嵌合した状態で、帯状のクランプ13を
介して連結されており、分離の際に、該クランプ
13に設けた例えば火薬によつて爆発されて切断
されるようになつている。
すなわち図中14は衛星11の合体部15に設
けられたガラスエポキシ樹脂製の断熱カバーで、
この外面には入射光を反射し内部熱を放射する特
性を有するテフロンシルバー表皮面14aを形成
している。この断熱カバー14にはその周縁部に
おいて等間隔に4個所有底筒状のスプリング受け
台16が前記断熱カバー14と同様のガラスエポ
キシ樹脂等で形成され、このスプリング受け台1
6にはフランジ部161が形成される。また、上
記衛星11の合体部15には突出部151(第2
図b参照)が上記スプリング受け台16に対応し
て4個所形成される。そして、これら各突出部1
51には第3図に示すようにプランジヤ型マイク
ロスイツチ等の分離検出スイツチ17がその先端
部を上記断熱カバー14及びスプリング受け台1
6を挿通して上記ロケツト12に対向するように
例えばナツト19を介して取着される。
この分離検出スイツチ17は衛星11がロケツ
ト12が切離されて分離されたのを確認するため
のもので、例えば衛星11がロケツト12から分
離された状態でオン(ON)状態を保ち、ロケツ
ト12から分離された状態でオフ(OFF)され
ることにより、分離されたのを検出するものであ
る。
次に、上記衛星11の合体部15には例えば+
250℃〜−200℃程度の高低温度より保護するため
のブランケツトと称する断熱部材20が上記断熱
カバー14の外側壁部及びスプリング受け台16
の分離検出スイツチ17に対応する周壁部に被覆
するように取着される。この断熱部材20にはそ
の中央部において、相当の大きさの透孔21が設
けられており、この透孔21によつて衛星11内
に搭載されている機器類からの発熱を所定量放射
して衛星内の温度調節がなされるようにしてい
る。
また、衛星11に設けられたスプリング受け台
16にも、その内側を覆うように前記断熱部材2
0と同様の断熱部材20aが設けられる。
一方、上記ロケツト12にはスイツチ受け台2
2が上記分離検出スイツチ17…に対応して形成
されると共に、これらスイツチ受け台22に近接
し、かつ上記スプリング受け台16のフランジ1
61に座し、ロケツトと合体した時、圧縮状態に
なるようにコイル状のスプリング部材23が配置
される。
なお、図中24は上記合体部15を取着構成し
てなる衛星下部アダプターで、この衛星下部アダ
プター24内には取付パネル25を介して搭載機
器26を(第3図参照)が配置される。
しかして、上記のように構成された衛星11は
その合体部15の熱クーリを断熱カバー14及び
スプリング受け部16の断熱部材20によつてシ
ールドしつつ所定量の発熱分は透孔21から放射
してその内部温度調節が行なわれる。
すなわち、断熱部材20の透孔21には、断熱
カバー14のテフロンシルバー表皮面14aの作
用により、入射光は反射しつつ、必要以上の内部
熱は積極的に放射するようになり、仮にこれより
相当の放熱が伴う場合にでも衛星内において別個
に設けたヒーター(図示せず)で所望の温度を維
持させることができるようになるものである。
〔考案の効果〕
以上すなわち本考案によれば、合体部15の断
熱カバー14及びスプリング受け台16の分離検
出スイツチ17に対応する周壁部を断熱部材20
で被覆して、その熱リークを極力防止することが
できるように構成したので、衛星11の内部発熱
の放射量を適正に設定することができ、その内部
温度環境の向上化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の適用される人工衛星の衛星
及びロケツトの合体状態を示す構成図、第2図
a,bはそれぞれこの考案の一実施例に係る人工
衛星の熱シールド装置を示す断面図及び平面図、
第3図は第2図の詳細を示す断面図である。 10……2割ケース、11……衛星、12……
ロケツト、13……クランプ、14……断熱カバ
ー、14a……テフロンシルバー表皮面、15…
…合体部、16……スプリング受け台、161…
…フランジ、17……分離検出スイツチ、18…
…合体部、19……ナツト、20,20a……断
熱部材、21……透孔、22……スイツチ接続
部、23……スプリング部材、24……衛星下部
アダプター、25……取付パネル、26……搭載
機器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロケツトに合体される人工衛星の合体部に設け
    られ、前記衛星外部から前記衛星内部に侵入する
    熱を遮断する断熱カバーと、 前記断熱カバーの略中央部を除いてこの断熱カ
    バーを被覆する第1の断熱部材と、 前記ロケツトに設けられた衛星分離ようスプリ
    ング部材に対応して前記衛星の合体部の周縁に設
    けられたスプリング受け台を被覆する第2の断熱
    部材とを具備し、 前記第1の断熱部材を被覆されていない前記断
    熱カバーの略中央の外表皮面は入射する光を反射
    し、前記衛星内部の熱を放射する部材で形成され
    ていることを特徴とする人工衛星の熱シールド装
    置。
JP3760884U 1984-03-16 1984-03-16 人工衛星の熱シ−ルド装置 Granted JPS60149500U (ja)

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JP3760884U JPS60149500U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 人工衛星の熱シ−ルド装置

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JP3760884U JPS60149500U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 人工衛星の熱シ−ルド装置

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JPS60149500U JPS60149500U (ja) 1985-10-04
JPH0428318Y2 true JPH0428318Y2 (ja) 1992-07-08

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ID=30543843

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JP3760884U Granted JPS60149500U (ja) 1984-03-16 1984-03-16 人工衛星の熱シ−ルド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021090361A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 株式会社Qps研究所 宇宙航行体

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Publication number Publication date
JPS60149500U (ja) 1985-10-04

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