JPH04282399A - 放射性ヨウ素標識インシュリン様成長因子i - Google Patents

放射性ヨウ素標識インシュリン様成長因子i

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JPH04282399A
JPH04282399A JP3069202A JP6920291A JPH04282399A JP H04282399 A JPH04282399 A JP H04282399A JP 3069202 A JP3069202 A JP 3069202A JP 6920291 A JP6920291 A JP 6920291A JP H04282399 A JPH04282399 A JP H04282399A
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JP
Japan
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growth factor
insulin
igf
radioactive iodine
labeled
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3069202A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Mimura
三村 務
Yasuhiro Kohama
小濱 靖弘
Masaru Okabe
勝 岡部
Kazutake Tsujikawa
和丈 辻川
Yasuyo Noda
野田 耕世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication of JPH04282399A publication Critical patent/JPH04282399A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性ヨウ素標識イン
シュリン様成長因子Iに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】イン
シュリン様成長因子I(以下、IGF−Iと称する)は
血中に存在するインシュリン類似のペプチドであり、種
々の細胞の増殖促進作用を有しており、ソマトメジンC
と同一の物質でそのアミノ配列および遺伝子組換え技術
によるその製造法も知られている(例えば特開昭61−
1396号公報参照)。
【0003】このIGF−Iは成長促進作用から下垂体
性小人症の治療剤、低身長者の成長促進剤として、軟骨
細胞増殖作用から骨粗鬆症の予防治療剤として、あるい
は骨折の治療剤として、インシュリン様作用から糖尿病
の治療剤として、さらにたんぱく同化作用から潰瘍、外
傷、火傷の治療剤などとしての用途が知られている。
【0004】これらIGF−Iの作用の研究および測定
等を行なうに当たっては、放射性ヨウ素で標識されたI
GF−Iがトレーサとして利用されてきた。しかしなが
ら、これまで報告されたもの[例えばアメリカン  ジ
ャーナル  オブ  フィジオロジィ  246  G
96(1984)参照]は、非標識体と部分標識体の混
合物であり、しかもその生物活性は非標識体に基づく場
合が多く、研究用トレーサーとして充分満足されるもの
ではなかった。
【0005】この様な現状において本発明者は、単一な
放射性ヨウ素標識IGF−Iを開発すべく種々研究した
結果、IGF−Iの24位および60位のチロシン残基
を放射性ヨウ素で標識したIGF−Iの新規誘導体を創
成した。さらに驚くべきことに、この放射性ヨウ素標識
IGF−Iは、そのような放射性標識にもかかわらず、
標識前のIGF−Iと同等の生物活性を示すという優れ
た利点を有することが判明した。従って、本発明の放射
性ヨウ素標識IGF−Iは研究用トレーサーとして非常
に有用である。
【0006】本発明の放射性ヨウ素標識IGF−Iは、
遺伝子組換え技術,ペプチド合成法,細胞培養法等によ
り製造されたIGF−Iを放射性ヨウ素により標識し、
それを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等によ
り単離、精製することにより得られる。
【0007】放射性ヨウ素によりIGF−Iを標識する
方法としては、ラクトパーオキシダーゼ法[生化学実験
講座(東京化学同人発行)第6巻  471頁、(19
77年)参照]の他、ヨードゲン法[バイオケミストリ
ー,17,4807(1978)参照]、クロラミンT
法[ネイチャー,194,495(1962)参照]等
が挙げられる。例えばラクトパーオキシダーゼ法を用い
た場合は次の様にして行なわれる。
【0008】放射性ヨウ素を含むヨウ化ナトリウム溶液
,IGF−I,ラクトパーオキシダーゼおよび過酸化水
素水を順次加え反応させる。反応温度は通常冷却乃至室
温程度で行なわれる。続いてナトリウムアジドを加え反
応をストップさせた後、逆相HPLCカラム等を用いて
脱塩すると、放射性ヨウ素で標識した標識IGF−Iと
非標識体の混合物を得ることができる。
【0009】この様にして得られた反応混合物をHPL
C,ゲル濾過,イオン交換カラムクロマトグラフィー等
のペプチド精製法に付すことにより、又はこれらの各操
作の組合せにより精製できる。例えばラクトパーオキシ
ダーゼ法により標識された混合物は、逆相HPLCカラ
ムを用い、移動相としてアセトニトリル−トリフルオロ
酢酸−ペンタンスルホン酸ナトリウム水溶液等を用いた
直線濃度勾配溶出を1回または数回行なうことにより、
目的の放射性ヨウ素標識IGF−Iを単離することがで
きる。この様にして得られた放射性ヨウ素標識IGF−
Iは、その本来の生物活性を保持している。
【0010】
【実施例】以下実施例により本発明を説明する。ポリプ
ロピレンチューブ(1.5 ml)に 125Iを含む
ヨウ化ナトリウム(131n mol/5 μl,0.
1m Ci),IGF−I(0.5 mg/150μl
),ラクトパーオキシダーゼ(83.5μg/10μl
),過酸化水素(5.63 μg/6 μl)を順次加
え、25℃にて10分間反応させた。続いてナトリウム
アジド(56.3 μg/24μl)を加え、反応を停
止させた後、4%酢酸(800μl)を添加し、Sep
−pak  C18カートリッジ(Waters)に付
した。4%酢酸(10ml)で2回洗浄した後、メタノ
ール(5ml)で溶出した画分を得た。この画分を減圧
濃縮し、4%酢酸(300μl)に再溶解した後、3回
に分けてHPLCを行った。
【0011】HPLCは、HPLC用カラム、コスモシ
ル10C18(4.6 ×250mm)(ナカライテス
ク)を用い、27%アセトニトリル−0.08%トリフ
ルオロ酢酸−5mMペンタンスルホン酸ナトリウム水溶
液から、38%アセトニトリル−0.08%トリフルオ
ロ酢酸−5mMペンタンスルホン酸ナトリウム水溶液を
用いた直線濃度勾配溶出(1ml/分,60分,35℃
)により行なった。検出は、270mmの吸光度及び 
125Iの放射活性を測定することにより行った。保持
時間26分のもっとも大きなピークの画分を減圧濃縮後
、同カラムを用い27%アセトニトリル−0.08%ト
リフルオロ酢酸水溶液から38%アセトニトリル−0.
08%トリフルオロ酢酸水溶液を用いた直線濃度勾配溶
出(1ml/分,60分)で2回のリクロマトグラフィ
ーを行い単一の挙動(保持時間:13分)を示す画分(
24位および60位のチロシン残基が 125Iで標識
されたIGF−I)を得た。収率は32%,比放射能は
47n Ci/ μg)であった。
【0012】ペプチドマッピング:ポリプロピレンチュ
ーブ(1.5 ml) 中で上記で得られた放射性ヨウ
素標識IGF−I(12.8n mol)を6Mグアニ
ジン,10mM−EDTAを含む0.5 M−Tris
塩酸緩衝液(pH8.5)(840μl)に溶解し、2
−メルカプトエタノール(11.5μmol)を加え還
元を行った(窒素ガス下,50℃,2時間)。反応混合
液に4−ビニルピリジン(34.5μmol)を加えて
反応を行い(窒素ガス下,室温,90分)、さらに水に
対し透析(3リットル ,12時間,3回)し、凍結乾
燥を行ない還元アルキル化放射性ヨウ素標識IGF−I
を得た。
【0013】上記化合物を8M尿素を含む50mM−T
ris塩酸緩衝液(pH8.0)(64μl)に溶解し
、3倍量の50mM−Tris塩酸緩衝液を加えた後、
トリプシン溶液(0.1 mg/ml) (20μl)
を加え8時間消化し、さらに等量のトリプシン溶液を加
えて4時間消化して凍結することにより反応を停止した
【0014】上記還元アルキル化後トリプシン分解した
放射性ヨウ素標識IGF−Iをコスモシル10C18カ
ラム(4.6 ×250mm)を用い、5%アセトニト
リル−64mM炭酸水素アンモニウム水溶液から60%
アセトニトリル−100mM炭酸水素アンモニウム水溶
液の直線濃度勾配溶出(1ml/分,100分)で、断
片ペプチドを分画し、更に同じカラムを用いて5%アセ
トニトリル−0.08%トリフルオロ酢酸水溶液から、
50%アセトニトリル−0.08%トリフルオロ酢酸水
溶液により、リクロマトグラフィーを行った。放射活性
の認められた3つのピークT−15,T−34,T−3
9について、ダブシルクロライドによるプレラベル法を
用いてアミノ酸組成分析を行った。その結果、T−15
は57位から65位のペプチド、T−34は22位から
27位のペプチド、T−39は56位から68位のペプ
チドであると考えられた。 従って上記放射性ヨウ素標識IGF−Iは、IGF−I
の24位および60位のチロシン残基が 125Iで標
識されていることを確認した。
【0015】生物活性:上記で得られた放射性ヨウ素標
識IGF−IをBALB/C3T3細胞を用いる増殖活
性を用いた方法[生化学60(8)696(1988)
参照]に従って測定したところ標識前のIGF−Iと同
等の生物活性を示した。
【0016】安定性:上記で得られた放射性ヨウ素標識
IGF−Iの化学的安定性は下記の通りであった。即ち
該化合物(16.5μl)を−20℃にて保存後各々1
,2,3週間後及び1カ月後に、コスモシル10C18
カラム(4.6 ×250mm)を用いるHPLC分析
を行ない検討した結果同一の保持時間で単一のピークを
認めた。生物学的安定性についても同様−20℃で3カ
月保存後測定した結果変化はなかった。従って上記放射
性ヨウ素標識IGF−Iは化学的にも生物学的にも安定
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  インシュリン様成長因子Iの24位お
    よび60位のチロシン残基が放射性ヨウ素で標識された
    放射性ヨウ素標識インシュリン様成長因子I。
JP3069202A 1991-03-08 1991-03-08 放射性ヨウ素標識インシュリン様成長因子i Withdrawn JPH04282399A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07196693A (ja) * 1993-04-26 1995-08-01 Kenji Sagawa アドレノメデュリン

Cited By (5)

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