JPH04276463A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH04276463A
JPH04276463A JP6247291A JP6247291A JPH04276463A JP H04276463 A JPH04276463 A JP H04276463A JP 6247291 A JP6247291 A JP 6247291A JP 6247291 A JP6247291 A JP 6247291A JP H04276463 A JPH04276463 A JP H04276463A
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JP
Japan
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thin film
substrate
common electrode
heating element
insulating substrates
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Application number
JP6247291A
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English (en)
Inventor
Takashi Ujihara
孝志 氏原
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Tohoku Pioneer Corp
Original Assignee
Tohoku Pioneer Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ,プリン
タ,各種記録計器等に使用され、精密な印字が可能なサ
ーマルプリンタのサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜型サーマルヘッドにおいては
、図1に示すように、グレーズ層を有するセラミックス
基板51の表面に導電パターン,発熱体薄膜及び耐摩耗
性薄膜が積層され、更にセラミックス基板51にIC5
2を搭載し、その上に供給された感熱紙53の所定部分
をプラテン54でセラミックス基板51に押し付けなが
ら、発熱体で加熱印字している。このとき、プラテン5
4からの力を受け、且つセラミックス基板51に発生し
た熱を放散させる発熱体55を、セラミックス基板51
の裏面に取り付けている。また、複数のIC52に対す
る共通信号をまとめ、ソケット58への配線を形成する
集合基板57が、セラミックス基板51に隣接配置され
ている。なお、IC52は、カバー56で覆われている
【0003】この種のサーマルヘッドの高速印字性能を
維持するため、セラミックス基板の表面に形成された電
極膜の間に位置させる細幅の発熱部を基板の端面に可能
な限り近付けた先端型サーマルプリンタヘッドが使用さ
れている。しかし、セラミックス基板の平面部を発熱部
とし、この発熱部にプラテンで感熱紙を押し付ける方式
では、プラテン押圧のためのスペースが必要となり、全
体的に大型の製品となる。
【0004】セラミックス基板51は、導電パターン及
び発熱体の形成時に高温に加熱されること、サーマルヘ
ッドの作動時に作用面が高温雰囲気に晒されること等か
ら、耐熱性に優れた材料として有効なものである。しか
し、セラミックス基板を使用した場合、基板の熱容量が
大きくなり、熱応答性が低い欠点がある。その結果、作
用部を所定の温度に昇温させるために、電力消費量が大
きくなる。
【0005】また、作動時の熱で基板に生じる反りによ
る影響をなくし、ムラのない印字を行うため、たとえば
4kgを超える大きな力でプラテン54をセラミックス
基板51に押し付けることが必要になる。そのため、反
力受として働く放熱体55が一層大きなものとなる。そ
して、大きな力で押し付けられているプラテン54とセ
ラミックス基板51との間に感熱紙53を送るため、給
紙フィーダの駆動モータとしてパワーの大きなものが必
要になる。
【0006】更に、複数のIC52に対する信号をまと
めるため、セラミックス基板51とは別個に集合基板を
必要とする。その分だけ、部品点数が増加し、組立て作
業が複雑になると共に、製品コストを上昇させる原因に
もなる。
【0007】これらの欠点を解消するものとして、図2
に示すように、樹脂基板の両面に導電パターンを形成し
、端面に発熱体を設けたものが特願平2−5460号と
して提案されている。
【0008】新しく提案されたサーマルヘッドは、樹脂
基板61の上方部分の両面それぞれに導電体としての銅
パターン62及び共通電極用の銅薄膜63を形成してい
る。そして、銅パターン62及び銅薄膜63に接続され
る状態で、発熱体64が樹脂基板61の端面に形成され
ている。他方、樹脂基板61の下方部分の両面には、集
合配線としての機能を受け持つ回路部65が印刷され、
この回路部65と発熱体64とを接続するIC66が樹
脂基板61の片面に搭載されている。
【0009】IC66搭載側とは反対側の樹脂基板61
の表面には、アルミ等の熱伝導性に優れた金属製の放熱
体67が取り付けられている。放熱体67載置側の樹脂
基板61の表面に形成された銅薄膜63は、発熱体64
と放熱体67を接続することにより、放熱路としての機
能を持たせている。
【0010】なお、サーマルヘッドを所定の電源及びコ
ントローラに接続するため、樹脂基板61の下部にソケ
ット68が設けられている。また、感熱紙,インクフィ
ルム等の感熱体の通過によって発熱体64が摩耗するこ
とを防止するため、耐摩耗性保護膜69を発熱体64の
上に積層している。
【0011】この形式のサーマルヘッドは、図3に示す
ように、感熱紙70の走行方向に対して直角、すなわち
樹脂基板61の端面が感熱紙70の表面に対向するよう
に配置される。そして、給紙ロール71から送り出され
た感熱紙70に対して、樹脂基板61の端面にある発熱
体64で印字焼付けが行われる。このとき、発熱体64
と感熱紙70との接触状態は、静電防止を兼ねたブラシ
72で感熱紙70を発熱体64に押し付ける程度の僅か
な力で維持される。印字された感熱紙70は、送りロー
ル73によって系外に送り出される。
【0012】基板61の端面に形成した発熱体64が感
熱紙70に接触するため、基板61の熱容量を極めて小
さくすることができると共に、印字焼き付けに必要な電
力消費量も僅かで済む。また、熱変形が小さな端面を作
用面としているので、たとえ樹脂等の耐熱温度が低い材
料で作った基板にあっても、基板61のたわみが抑制さ
れ、発熱体64と感熱紙70との接触状態が良好に維持
されるため、鮮明な印字面を得ることができる。しかも
、従来のサーマルプリンタで必要とされていたプラテン
による大きな力で感熱紙を押し付けることが不要になり
、装置の小型化も図られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】発熱体64は、感熱紙
70に所定の印字を行うため、多数のドットからなって
いる。そして、印字しようとする部分に対応した発熱体
64のドットに通電して昇温させ、感熱紙70を所定の
パターンに従って着色させる。この着色,或いはインク
リボンを使用して普通紙を印字する際の熱転写は、ドッ
トの形状及び大きさによって影響され、印字面の鮮明度
を左右する。
【0014】この点、基板61の端面に、複数のドット
からなる発熱体64を形成することは工夫を要する。た
とえば、従来の基板表面に発熱体を形成する場合、適宜
のマスキングを施した後で抵抗材料をスパッタリングす
ることにより、所定のパターンでドットが形成される。 印字を精密にするためドットの単位長さ当りの個数を増
加させるためには、この方法によるとき高密度化が困難
であり、高密度化に伴って所定ピッチの製造に特殊な技
術を必要とし、製造コストの上昇をもたらす原因となる
【0015】そこで、本発明は、このような問題を解消
すべく案出されたものであり、発熱体が端面に形成され
ている絶縁基板に着目し、2枚の絶縁基板を重ね合わせ
ることにより、ドット形成に関する製造上の困難さを克
服し、所定のピッチで且つ高密度にドットが配列された
サーマルヘッドを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のサーマルヘッド
は、その目的を達成するために、2枚の絶縁基板と、該
絶縁基板の両面にそれぞれ形成された導電パターン及び
共通電極薄膜と、前記絶縁基板の端面に設けられ、前記
導電パターン及び前記共通電極薄膜とを電気的に接続す
る発熱体とを備えており、前記発熱体は所定ピッチで複
数のドット区分に分割されており、且つ前記2枚の絶縁
基板は、それぞれのドット区分が相互に半ピッチずれた
状態で重ね合わされていることを特徴とする。
【0017】2枚の絶縁基板は、それぞれの共通電極用
銅薄膜側が対向するように貼り合わされる。或いは、基
板の途中で一面から他面に基板を貫通する導電パターン
を設けるとき、共通電極薄膜を外側にし、絶縁性樹脂等
の絶縁層を介して導電パターンを対向させて、2枚の絶
縁基板を貼り合わせることもできる。何れの場合も、外
側に配置された導電パターン或いは共通電極薄膜に接触
する放熱体で2枚の絶縁基板を挟持することにより、放
熱路が形成される。
【0018】
【作用】端面に発熱体が形成された絶縁基板を、発熱体
のドットパターンが相互に半ピッチずれるように重ね合
わせると、単純計算で1/2ピッチのドットパターンを
もつ発熱体となる。そのため、個々の絶縁基板に形成さ
れる発熱体のドットパターンは、目標とするドット密度
の半分で良く、精度に対する要求が大幅に緩和される。 このようなドット密度の向上は、基板端面に発熱体を形
成することにより初めて可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例によって
本発明を具体的に説明する。 −実施例1− 本実施例においては、絶縁性の良好なポリイミド樹脂製
で板厚75μmのシートを基板材料として使用した。そ
して、図4に示すように樹脂基板10の両面を所定のパ
ターンに沿ってメタライズした後、一面に導電パターン
20となる銅薄膜、他面に共通電極用銅薄膜30となる
銅薄膜をほぼ25μmの膜厚で電気めっきによって形成
した。
【0020】樹脂基板10の端部には、等間隔で凹部及
び凸部が繰り返されるドット区分11を形成した。凸部
12の板面に沿った長さを62.5μmとし、隣接する
凸部12の間に同じく長さ62.5μmで深さ100μ
mの凹部13を形成した。導電パターン20は、各凸部
12ごとに独立して設けられている。他方、共通電極薄
膜30は、樹脂基板10の反対側の表面全体を覆った一
体的なものとして形成されている。
【0021】凸部12の端面にタンタル混合物をスパッ
タリングし、厚み0.2μmの発熱体薄膜40を形成し
た。発熱体薄膜40は、個々の凸部12ごとに隣接する
もの同士が凹部13によって仕切られた。この発熱体薄
膜40によって、それぞれの凸部12の端縁に臨んだ導
電パターン20及び共通電極薄膜30を相互に電気的に
接続した。なお、感熱紙,インクリボン等の感熱体の通
過によって発熱体薄膜40が摩耗することを防止するた
め、SiO2 の絶縁膜及びTa2 O5 を主成分と
する耐摩耗性保護薄膜を発熱体薄膜40の表面に積層し
た。
【0022】このように作製された樹脂基板10,14
を2枚1組として重ね合わせた。このとき、一方の樹脂
基板10に形成された凸部12及び凹部13が他方の樹
脂基板14の凹部13及び凸部12に対向するように凸
部12及び凹部13で形成されるドットパターンが半ピ
ッチずれた状態で、共通電極薄膜30を内側にして樹脂
基板12及び14を重ね合わせた。そして、外側に位置
する導電パターンとしての銅薄膜20にIC41を接続
した後、両側から放熱体42,43で挟持した。なお、
放熱体42,43にはIC41が嵌め込まれる凹部44
が形成されている。この凹部44に嵌め込まれたIC4
1の表面は、放熱体42,43の内側面と面一になる。
【0023】放熱体42,43によって挟持された樹脂
基板10,14を上からみたとき、それぞれの凸部12
及び凹部13で形成されるドットパターンは、図5に示
す位置関係になる。すなわち、樹脂基板10単体でみた
とき凸部12及び凹部13のピッチp0 が125μm
であったものが、2枚の樹脂基板10,14を重ね合わ
せるとき、ピッチp1 =62.5μmのドットパター
ンとなる。このドットの高密度化によって、精密な印字
焼付けが可能となる。しかも、個々の樹脂基板10又は
14における隣接する凸部12,12の間を十分に大き
く取ることができるため、レーザーカットや機械的切断
によって精度良く凹部13を形成する作業も容易になる
【0024】相対向する銅薄膜30の間に絶縁フィルム
44を挟み、両者の導通を防いだ。しかし、一方の樹脂
基板10に設けた発熱体薄膜40と他方の樹脂基板14
に設けた発熱体薄膜40との間の短絡が凹部13等によ
って防止されるときには、絶縁フィルム45を省略する
こともできる。
【0025】樹脂基板10,14を重ね合わせた後、図
6に示すように両側から放熱体42,43で挟持し、サ
ーマルヘッドを組み立てた。このサーマルヘッドを、図
3の場合と同様に樹脂基板10,14の端面に位置する
発熱体薄膜40を感熱紙70に対向させた状態で感熱紙
70に対する印字焼付けを行ったところ、非常に鮮明な
印字面が得られた。また、通電によって発熱体薄膜40
に発生した熱は、導電パターン20を介して放熱体42
,43に効率よく伝達されたため、樹脂基板10,14
の温度は常に100℃以下に保たれた。また、両側から
放熱体42,43で挟持されているため、樹脂基板10
,14の端面形状が初期状態に維持され、熱変形等に起
因する悪影響は何ら見られなかった。
【0026】これに対し、同程度の鮮明度をもつ印字面
を1枚の樹脂基板を使用したサーマルヘッドで得ようと
すると、図7に示すように発熱体薄膜40に形成される
ドットパターンのピッチを65μmにすると共に、個々
のドット区分間に10μm以下の極めて僅かな間隙を形
成することが必要であった。その結果、極めて緻密な作
業を高精度に行うことになり、サーマルヘッドの製作に
手数及び熟練が要求され、製作コストの上昇させる原因
となった。しかも、個々のドット区分の間に隙間が必然
的に設けられるため、図4〜6に示したサーマルヘッド
に比較して印字面の鮮明度も若干劣っていた。
【0027】−実施例2− 本実施例においては、共通電極薄膜を外側に配置し、こ
の共通電極薄膜に放熱体を接触させることにより、放熱
体に対する熱伝達を向上させた。樹脂基板としては、図
8に示すように樹脂基板10,14の下部で、導電パタ
ーン20及び共通電極薄膜30となる2種類の薄膜を一
側の面に形成した。そして、IC41が装着される箇所
を通過した後で導電パターン20を樹脂基板10,14
を貫通して、反対側の面に形成した導電パターン12に
接続した。他方、共通電極薄膜13は、そのまま樹脂基
板10,14の端面まで延長させた。樹脂基板10,1
4の端面では、基板両面にある導電パターン20及び発
熱体薄膜30を実施例1と同様に発熱体薄膜で40で接
続した。
【0028】これら樹脂基板10,14を2枚1組とし
、間に絶縁フィルム45を介して重ね合わせた。そして
、実施例1と同様に両側から放熱体42,43で挟持し
た。この場合、広い面積にわたって形成された共通電極
薄膜30が放熱体42,43に接触するため、発熱体4
0で発生した熱は、共通電極薄膜30を介して効率よく
放熱体42,43に伝達される。なお、一面に導電パタ
ーン20及び共通電極薄膜30が形成されている樹脂基
板10,14の下部に接触する放熱体42,43の表面
に対しては絶縁処理を施し、導電パターン20と共通電
極薄膜30との間の短絡を防止した。
【0029】放熱体42,43の配置はこれに拘束され
るものではなく、たとえばIC41が装着される箇所よ
り上方部分のみの共通電極薄膜30に接触するように放
熱体42,43を配置することも可能である。すなわち
、樹脂基板10,14が高温になるのは発熱体薄膜40
の近傍であるので、この部分における放熱を十分に行う
とき、樹脂基板10,14の熱劣化を防止することがで
きる。この場合、放熱体42,43の基板側表面を絶縁
処理することなく、熱伝達効率が良好な金属質のままで
使用することができる。
【0030】本実施例においては、広い面積をもつ共通
電極薄膜30を放熱路としているので、発熱体薄膜40
に発生した熱が効率よく放熱体42,43に伝達され、
樹脂基板10,14の昇温が一層確実となり、長時間の
印字焼き付けに使用しても100℃を超える温度に樹脂
基板10,14が加熱されることがなかった。
【0031】−実施例3− 実施例1及び2のように2枚の樹脂基板10,14を重
ね合わせて、それぞれに形成された発熱体薄膜40で所
定ピッチのドットパターンを形成するとき、樹脂基板1
0及び14を相互に正確な位置関係で重ねることが必要
である。そこで、本実施例においては、図9に示すよう
に片方の樹脂基板10の隅部に位置決め用突起15を形
成し、これに対応する位置で他方の樹脂基板14に位置
決め用孔16を形成した。
【0032】孔部16に突起15を嵌め合わせるとき、
両樹脂基板10,14の位置関係を高精度に規定するこ
とができる。その結果、樹脂基板10の凸部12及び凹
部13に樹脂基板14の凹部13及び凸部12が正確に
対応した状態が得られる。なお、図9においては、樹脂
基板10,14の一隅に突起15及び孔部16を形成し
た状態を示しているが、これら突起15及び孔部16は
樹脂基板10,14の複数の隅部に適宜の個数設けられ
る。
【0033】位置決め手段としては、放熱体42,43
を使用することも可能である。たとえば、図4に示すよ
うに、樹脂基板10,14を貫通する突起46を一方の
放熱体43に形成し、他方の放熱体42には突起46の
先端が挿入される孔部47を形成する。また、樹脂基板
10,14には、突起46に対応する位置に挿通孔48
,49を形成する。そして、放熱体43側の突起46に
樹脂基板14及び10を差し込んだ後で、突起46の先
端部を孔部47に嵌め込む。これによって、放熱体42
,43を含む全体が正確な位置関係で容易に組み立てら
れる。
【0034】以上の実施例においては、ポリイミド樹脂
を絶縁基板材料として使用した。しかし、本発明はこれ
に拘束されることなく、テフロン等の他の耐熱性樹脂や
セラミックスシート,絶縁処理した金属薄板等を使用す
ることもできる。また、導電薄膜20,30としては、
電気めっきによらずCVD,PVD等の適宜の方法によ
って形成することができ、銅の外に錫,金等を薄膜形成
材料として使用することができる。また、発熱体薄膜4
0としても、スパッタリング,CVD,蒸着等の適宜の
方法によって、Cr−Ni系合金等の金属性抵抗材料,
無機質抵抗材料等から形成することが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、端面に発熱体が形成された絶縁基板の長所を活用し
、2枚の絶縁基板を重ね合わせることにより、小さなピ
ッチで配列されたドットパターンをもつサーマルヘッド
が得られる。しかも、個々の絶縁基板に形成された発熱
体薄膜が正確な形状及び配列形態を持ち、絶縁基板が重
ね合わせられた状態で実質的にドット区分の間に隙間を
生じることがないため、組合せられたドットパターンは
、鮮明度の高い印字面を形成する上で好適なものとなる
。また、十分な間隙をもったドットパターンで絶縁基板
単体に発熱体を形成することができるため、高精度の精
密作業を必要とせず製造自体も容易となり、コストの低
減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  従来のサーマルヘッドを組み込んだサーマ
ルプリンタを示す。
【図2】  本発明者等が先に提案した基板端面に発熱
体を設けらサーマルヘッドを示す。
【図3】  先願のサーマルヘッドを使用して感熱紙に
印字焼付けを行っている状態を示す。
【図4】  本発明に従ったサーマルヘッドの分解斜視
図。
【図5】  本発明に従ったサーマルヘッドを上から見
た要部展開図。
【図6】  本発明に従ったサーマルヘッドの側面図。
【図7】  1枚の樹脂基板に高密度のドットパターン
を形成したサーマルヘッドを上から見た要部展開図。
【図8】  他の実施例におけるサーマルヘッドの要部
分解図。
【図9】  位置合わせ用の突起及び孔部を形成した樹
脂基板の斜視図。
【符号の説明】
10,14:樹脂基板    11:ドット区分   
   12:凸部 13:凹部              15:位置決
め用突起  16:位置決め用孔部 20:導電パターン      30:共通電極薄膜 
   40:発熱体薄膜 41:IC              42,43 
 放熱体    44:IC挿入用の凹部 45:絶縁フィルム      46:位置決め用突起
  47:位置決め用孔部 48,49:挿通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2枚の絶縁基板と、該絶縁基板の両面
    にそれぞれ形成された導電パターン及び共通電極薄膜と
    、前記絶縁基板の端面に設けられ、前記導電パターン及
    び前記共通電極薄膜とを電気的に接続する発熱体とを備
    えており、前記発熱体は所定ピッチで複数のドット区分
    に分割されており、且つ前記2枚の絶縁基板は、それぞ
    れのドット区分が相互に半ピッチずれた状態で重ね合わ
    されていることを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の2枚の絶縁基板は、共
    通電極用銅薄膜側が貼り合わされていることを特徴とす
    るサーマルヘッド。
  3. 【請求項3】  基板の途中で一面から他面に前記基板
    を貫通する導電パターンと、前記基板の一面に位置する
    共通電極薄膜と、前記基板の端面で前記導電パターン及
    び前記共通電極薄膜とを電気的に接続し、所定ピッチで
    複数のドット区分に分割された発熱体が形成された2枚
    の絶縁基板を、前記共通電極薄膜を外側にして前記導電
    パターンが絶縁層を介して対向し、且つ前記発熱体のド
    ット区分が相互に半ピッチずれて位置するように重ね合
    わせていることを特徴とするサーマルヘッド。
  4. 【請求項4】  請求項1〜3の何れかに記載の絶縁基
    板は、それぞれ外側に配置された共通電極薄膜或いは導
    電パターンに接触する放熱体で挟持されていることを特
    徴とするサーマルヘッド。
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