JPH04275048A - 組立式整流子を備えた小型モータ - Google Patents

組立式整流子を備えた小型モータ

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Publication number
JPH04275048A
JPH04275048A JP3488991A JP3488991A JPH04275048A JP H04275048 A JPH04275048 A JP H04275048A JP 3488991 A JP3488991 A JP 3488991A JP 3488991 A JP3488991 A JP 3488991A JP H04275048 A JPH04275048 A JP H04275048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
commutator
cylindrical body
receiving groove
locking
flange part
Prior art date
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Pending
Application number
JP3488991A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Yui
俊弥 由比
Michio Hoshino
星野 三千雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mabuchi Motor Co Ltd
Original Assignee
Mabuchi Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mabuchi Motor Co Ltd filed Critical Mabuchi Motor Co Ltd
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Priority to US07/843,621 priority patent/US5272404A/en
Priority to DE4206434A priority patent/DE4206434C2/de
Priority to GB9419018A priority patent/GB2280066B/en
Priority to GB9204518A priority patent/GB2253745B/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば電動工具や,自
動車のカーミラー,ドアロック等を駆動する場合に使用
される小型直流モータに関し,特に組立式整流子を備え
た小型モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は本発明の対象である組立式整流
子を備えた小型モータの例を示す要部縦断面正面図であ
る。図11において,51はモータハウジングであり,
例えば有底中空円筒状に形成され,内周面に界磁マグネ
ット52が固定されている。53はエンドプレートであ
り,モータハウジング51の開口端に装着されている。 54はモータ軸であり,回転子コア55および整流子5
6が装着され,モータハウジング51およびエンドプレ
ート53に設けられた軸受57,58により回転自在に
支持されている。
【0003】59は回転子巻線であり,前記回転子コア
55に巻回して形成される。60はターミナルであり,
エンドプレート53によって保持される。61はブラシ
アーム,62はカーボンブラシであり,ターミナル60
と電気的に接続されると共に,前記整流子56の外表面
と接触摺動自在に形成されている。
【0004】上記の構成により,ターミナル60から,
ブラシアーム61,カーボンブラシ62および整流子5
6を介して回転子巻線59に電流を供給することにより
,モータハウジング51の内周面に固定された界磁マグ
ネット52により形成されている磁界中に存在するロー
タ63が回転するのである。
【0005】上記構成の小型モータの構成部分である整
流子56には,モールド式と組立式との2種類がある。 両者の使用上の区分については,モータ軸54の回転数
若しくは使用される環境温度等によるが,一般に低回転
数のものは組立式,耐熱用はモールド式が好ましいとさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モールド式の整流子は
,環状の整流子片素材を熱硬化性樹脂によって一体成形
した後,整流子片間のスリットを形成するために,機械
加工によりすり割り作業を行なう手段によって製作され
るのが最も一般的である。しかしながら,整流子片を構
成する金属材料と,筒体を構成する熱硬化性樹脂との間
の熱膨張率の相違,または成形時における両者間の密着
性が必ずしも充分でないこと等により,整流子として完
成した後におけるスリットの幅寸法がばらついたり,外
周面の真円度が不充分である等の非所望な現象が発生し
,モータ特性を低下させるという問題点がある。またす
り割り作業により整流子間のスリット部にバリが発生し
,バリ取りの二次加工を必要とする等製造工程が長くな
るため,加工費が高くなるという問題点も併存する。
【0007】一方組立式の整流子においては,予め別個
に製作した構成部材を機械的に組立てるものであるから
,前記モールド式の整流子に存在する問題点はないが,
強度上の問題点を初め,下記のような問題点がある。
【0008】図12および図13は各々従来の組立式整
流子の例を示す一部縦断面正面図および側面図であり,
同一部分は前記図11と同一の参照符号で示す。図12
および図13において,56aは整流子片であり,銅の
ような導電材料により,横断面形状を円弧状に形成する
と共に,絶縁材料により円筒状に形成した筒体64の外
周面に,例えば3個を,絶縁材料により形成したリング
65を介して,円筒方向等間隔に固着する。56bは端
子部であり,前記図11における回転子巻線59の端末
リード線接続用のものである。66はスリットであり,
整流子片56a,56a間に形成される。
【0009】上記構成の組立式の整流子56は,筒体6
4,整流子片56aおよびリング65を予め別個に製作
するため,寸法精度を高くすることができるという利点
があるものの,整流子片56aの固着強度が必ずしも充
分でないという問題点がある。すなわち,整流子片56
aの筒体64の外周面への固着は,リング65による圧
着のみに依存する構成であるため,挟着若しくは圧着に
よる固着強度に限界があり,振動その他の外力により,
整流子片56aの位置ずれ,スリット66の円周方向の
幅寸法が不同となるおそれがある。
【0010】また組立の際にリング65を必要とするた
め,コスト的にも不利となるのみならず,リング65の
存在により,整流子片56aの軸方向有効長さが制限さ
れることとなり,整流子56の軸方向長さを大にする必
要もあり,小型モータ全体の小型化を阻害するという問
題点も併存する。
【0011】一方近年のこの種小型モータに対する要求
はますます厳しくなってきており,より小型化,高性能
化のみならず,一層の低コスト化の要望が高まってきて
おり,従来の構成の整流子を備えたものでは,上記要請
に応え得ないという問題点がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記従来技術
に存在する問題点を解決し,整流子片の固着強度が大で
あると共に,組立作業が容易であり,低コスト化が可能
である組立式整流子を備えた小型モータを提供すること
を目的とする。
【0013】上記目的を達成するために,本発明におい
ては,絶縁材料からなる筒体と,この筒体の外周面に固
着されかつ導電材料により横断面円弧状に形成された複
数個の整流子片とからなる組立式整流子を備えた小型モ
ータにおいて,筒体の一方の端部近傍に筒体の外形寸法
より大なる外形寸法に形成したフランジ部を筒体と一体
に設けると共に,筒体との境界部におけるフランジ部内
に横断面円弧状に形成しかつ軸方向に貫通する受溝を設
け,整流子片の一方の端部に前記受溝を貫通する係止部
を設け,この係止部を前記フランジ部の受溝内に貫通さ
せて設けると共に,係止部の先端部の筒体円周方向への
塑性変形により係止部をフランジ部に固着してなる構成
の整流子とする,という技術的手段を採用した。
【0014】
【作用】上記の構成により,整流子片の一方の端部に形
成される係止部はフランジ部の受溝内に貫通し,かつそ
の先端部の所謂かしめ若しくはつぶしによってフランジ
部に固着されるから,整流子片の位置決めと固着が行な
われ,所定の性能を具備する組立式整流子を備えた小型
モータとすることができるのである。
【0015】
【実施例】図1および図2は各々本発明の実施例におけ
る整流子を示す要部縦断面正面図および左端面図,図3
は図1におけるA−A線断面展開図である。これらの図
において,1は筒体であり,例えばエポキシ樹脂のよう
な熱硬化性樹脂により中空円筒状に形成すると共に,一
方の端部近傍に筒体1の外径より大なる外径若しくは外
形寸法に形成したフランジ部2を筒体1と一体に設ける
【0016】次に3は受溝であり,横断面円弧状に形成
し,筒体1との境界部におけるフランジ部2を貫通する
ように,かつ軸線と平行に設ける。4は整流子片であり
,例えば銅のような導電材料によって形成すると共に,
後述するように基体部5,係止部6および端子部7を夫
々一体に設ける。
【0017】図4および図5は各々図1および図2にお
ける筒体1および整流子片4を示す斜視図であり,同一
部分は図1および図2と同一の参照符号で示す。まず図
4において,8は凹溝であり,フランジ部2の端面に放
射状に,かつ円周方向に等間隔に配設し,後述する整流
子片4の位置決め用とする。
【0018】次に図5において,整流子片4の基体部5
は,前記図4に示す筒体1の外周面と対応させて横断面
円弧状に形成する。整流子片4の一方の端部には係止部
6および端子部7を設けるのであるが,係止部6は整流
子片4の端縁に沿って2個設けると共に,端子部7は係
止部6の中間部から前記図4に示すフランジ部2の端面
に沿って外方に突出するように形成する。
【0019】上記のような構成により,次に整流子の組
立について記述する。まず図1ないし図3に示すように
,整流子片4を筒体1の外周に配設すると共に,係止部
6をフランジ部2内に設けた受溝3内に挿入し,かつ端
子部7をフランジ部2の端面に設けた凹溝8(図示せず
,図4参照)内に係合させて,円周方向および軸方向の
位置決めを行なう。
【0020】図6は整流子片4を筒体1の外周面に配設
して位置決めした状態を示す斜面図である。図6に示す
ように,係止部6はフランジ部2内の受溝3を貫通して
,フランジ部2の反対側の端面に突出している。次に上
記突出した係止部6,6間に,例えば図3に示すような
かしめ矢9を矢印方向に進入させて,係止部6を破線に
て示すように円周方向に塑性変形させ,フランジ部2に
圧着することにより,整流子片4を筒体1に固着する。 この場合整流子片4の基体部5の外周を,例えばコレッ
トチャック等によって把持若しくは抱持しておくと好ま
しい。
【0021】図7および図8は各々本発明の実施例にお
ける受溝3および係止部6の変形例を示す一部断面展開
図であり,前記図3に対応するものである。まず図7に
おいて,フランジ部2の軸方向長さ若しくは幅寸法を係
止部6の軸方向長さ寸法より若干大に形成する。このよ
うに形成することにより,係止部6の先端部はフランジ
部2から突出することがないため,回転子巻線(図示せ
ず,図11における符号59参照)との非所望な接触を
防止することができる。
【0022】次に図8に示すものは,整流子片4に設け
るべき係止部6を1個としたものである。このように形
成すると,特に多極整流子,例えば7個以上の整流子片
4を必要とする場合において,係止部6の幅寸法を確保
し,所定の固着強度を得るために有効である。
【0023】図9および図10は各々端子部7の変形例
を示す要部拡大斜視図である。図9および図10におい
て,10,11は各々突起であり,端子部7の先端部に
一体に設ける。この突起10,11は回転子巻線の端末
リード線との接続,若しくはバリスタ等の他の構成部材
の取付のためのものである。
【0024】上記の実施例においては,筒体およびフラ
ンジ部を熱硬化性樹脂によって形成した例について記述
したが,熱可塑性樹脂によって形成してもよく,成形手
段としては射出成形を初めとする公知の成形手段を使用
できる。またフランジ部に設けるべき受溝の形状寸法は
整流子片に設けるべき係止部との関係により適宜選定す
ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上記述のような構成および作
用であるから,下記の効果を奏することができる。 (1) 整流子片の筒体への固着強度が大であるため,
モータ回転による振動その他の外力が作用した場合にお
いても,整流子片の位置ずれ,スリットの幅寸法が不同
になる等の不都合が発生せず,高性能かつ高信頼性の小
型モータとすることができる。 (2) 整流子片を固着するためのリングが不要である
ため,構成部品点数が少なく,組立作業が容易であり,
製作工数およびコストを低減することができる。 (3) 固着用のリングが不要であることにより整流子
片の軸方向長さが制限されることがないのみならず,小
型モータ全体としての小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における整流子を示す要部縦断
面正面図である。
【図2】本発明の実施例における整流子を示す左端面図
である。
【図3】図1におけるA−A線断面展開図である。
【図4】図1および図2における筒体を示す斜視図であ
る。
【図5】図1および図2における整流子片を示す斜視図
である。
【図6】整流子片を筒体の外周面に配設して位置決めし
た状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の実施例における受溝および係止部の変
形例を示す一部断面展開図である。
【図8】本発明の実施例における受溝および係止部の他
の変形例を示す一部断面展開図である。
【図9】端子部の変形例を示す要部拡大斜視図である。
【図10】端子部の変形例を示す要部拡大斜視図である
【図11】本発明の対象である組立式整流子を備えた小
型モータの例を示す要部縦断面正面図である。
【図12】従来の組立式整流子の例を示す一部縦断面正
面図である。
【図13】従来の組立式整流子の例を示す側面図である
【符号の説明】
1  筒体 2  フランジ部 3  受溝 4  整流子片 6  係止部 7  端子部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  絶縁材料からなる筒体と,この筒体の
    外周面に固着されかつ導電材料により横断面円弧状に形
    成された複数個の整流子片とからなる組立式整流子を備
    えた小型モータにおいて,筒体の一方の端部近傍に筒体
    の外形寸法より大なる外形寸法に形成したフランジ部を
    筒体と一体に設けると共に,筒体との境界部におけるフ
    ランジ部内に横断面円弧状に形成しかつ軸方向に貫通す
    る受溝を設け,整流子片の一方の端部に前記受溝を貫通
    する係止部を設け,この係止部を前記フランジ部の受溝
    内に貫通させて設けると共に,係止部の先端部の筒体円
    周方向への塑性変形により係止部をフランジ部に固着し
    てなる構成の整流子としたことを特徴とする組立式整流
    子を備えた小型モータ。
JP3488991A 1991-03-01 1991-03-01 組立式整流子を備えた小型モータ Pending JPH04275048A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3488991A JPH04275048A (ja) 1991-03-01 1991-03-01 組立式整流子を備えた小型モータ
US07/843,621 US5272404A (en) 1991-03-01 1992-02-28 Miniature motor having a built-up commutator
DE4206434A DE4206434C2 (de) 1991-03-01 1992-02-29 Miniaturmotor mit einem zusammengebauten Kommutator
GB9419018A GB2280066B (en) 1991-03-01 1992-03-02 Securement of commutator segment to the commutator body of a miniature motor
GB9204518A GB2253745B (en) 1991-03-01 1992-03-02 Securement of commutator segments to the commutator body of a miniature motor

Applications Claiming Priority (1)

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JP3488991A JPH04275048A (ja) 1991-03-01 1991-03-01 組立式整流子を備えた小型モータ

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JP (1) JPH04275048A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5446328A (en) * 1993-09-08 1995-08-29 Mabuchi Motor Co., Ltd. Miniature motor with preassembled commutator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5446328A (en) * 1993-09-08 1995-08-29 Mabuchi Motor Co., Ltd. Miniature motor with preassembled commutator

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