JPH04271786A - ヌクレオシド二リン酸キナーゼをコードする組換えdna構造体及びその産物 - Google Patents

ヌクレオシド二リン酸キナーゼをコードする組換えdna構造体及びその産物

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JPH04271786A
JPH04271786A JP41597490A JP41597490A JPH04271786A JP H04271786 A JPH04271786 A JP H04271786A JP 41597490 A JP41597490 A JP 41597490A JP 41597490 A JP41597490 A JP 41597490A JP H04271786 A JPH04271786 A JP H04271786A
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ndp
kinase
protein
phosphorylated
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JP41597490A
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Inoue Masayori
マサヨリ、イノウエ
Munosudorado Jose
ホセ、ムノス‐ドラド
Inoue Sumiko
スミコ、イノウエ
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Original Assignee
University of Medicine and Dentistry of New Jersey
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕 産業上の利用分野   本発明はヌクレオシド二リン酸キナーゼ遺伝子のク
ローニング、ヌクレオシド二リン酸キナーゼ(NDP)
活性を有するポリペプチドをコードするDNA配列、そ
の酵素の過剰産生及びNDP活性を有するポリペプチド
に関する。
【0002】発明の背景   ヌクレオシド二リン酸キナーゼ(ATP:ヌクレオ
シド二リン酸ホスホトランスフェラーゼ,EC2.7.
4.6)は下記一般メカニズムによりヌクレオシド三リ
ン酸(NTP)からヌクレオシド二リン酸(NDP)へ
のγ‐リン酸基の転移を触媒する。 ヌクレオシド1三リン酸+ヌクレオシド2二リン酸←→
ヌクレオシド1二リン酸+ヌクレオシド2三リン酸その
酵素はヌクレオシド1及びヌクレオシド2がプリン又は
ピリミジンリボ‐又はデオキシリボヌクレオシドである
場合に比較的非特異的である。NDPキナーゼは酵母(
1)及びハト胸筋肉(2)から最初単離された。その時
以来、その酵素は自然界に遍在して、植物、動物及び微
生物中に広く分布することが示された(3)。NDPキ
ナーゼはヌクレオシド三リン酸、多数の補酵素、RNA
及びDNAの生合成経路における主成分として細胞中で
機能している。NDPキナーゼで観察される活性は多く
の組織において比較的高い。例えば約76単位/ml 
パック化細胞のヒト赤血球でのNDPキナーゼ活性は、
この細胞における最大酵素活性の1つである(4)。
【0003】いくつかのNDPキナーゼが見掛け上均一
に精製された(5、6)。ビール酵母からの酵素が結晶
化された(7)。サブユニット構造、物理化学的性質、
アミノ酸末端基及びアミノ酸組成に関する研究は酵母か
らの結晶品で行われた(9)。研究されたほとんどのN
DPキナーゼ品は80,000〜110,000の範囲
内の分子量を示す(3)。その酵素は多量体であるらし
い(6、9)。現在まで試験されたすべてのNDPキナ
ーゼ品は必須スルフヒドリル基を含み(3)、このため
最大酵素活性にとりこれらのシステイン残基をそれらの
還元状態に保つことが必要である。すべての酵素品は二
価陽イオンに関する絶対的必要性も有し、Mg2+及び
Mn2+が同様の活性を有することが観察された(3)
。本酵素の本来の基質はMg2+ヌクレオチド錯体であ
る(10)。様々な供給源からのNDPキナーゼはコン
ホメーション変化を受け易いが、水銀剤による不活性化
に対してはヌクレオチド基質の添加で顕著に保護される
(3)。多数の精製操作が異なる供給源のNDPキナー
ゼに関して開発された。均一品はパン酵母(11)、子
ウシ肝臓ミトコンドリア(12)、ヒト赤血球(13)
及びバチルス・ズブチリス(Bacillus sub
tilis) (5)から得られた。その酵素は市販さ
れている。ウシ肝臓、ヒト赤血球又はパン酵母からの製
品は、各々1,000、100および2,000〔ビウ
レット(Biuret)又はローリー(Loury) 
〕単位/mg タンパク質までの特異的活性で入手しう
る(14)。
【0004】〔発明の概要〕本発明はミキソコッカス・
キサンタス(Myxococcus   xanthu
s)由来のヌクレオシド二リン酸キナーゼ(ndk)遺
伝子をコードする組換えDNA構造体を提供する。本発
明は大腸菌〔エシェリヒア・コリ(Escherich
ia coli)〕におけるこの酵素の過剰産生方法も
提供する。その遺伝子のDNA配列は決定され、アミノ
酸配列が導き出された。本発明は更にNDPキナーゼ活
性を有するポリペプチド及び対応リン酸化NDPキナー
ゼを提供する。
【0005】〔発明の具体的な説明〕本発明はミキソコ
ッカス・キサンタス由来のNDPキナーゼのクローニン
グ及び発現に関する。その遺伝子のDNA配列は決定さ
れ、遺伝子産物が大腸菌で発現された。本酵素は大腸菌
から精製され、824μmol/min/mgタンパク
質の特異的活性を示した。5種のGTP結合タンパク質
がアジド‐GTPでのフォトアフィニティ標識によりM
.キサンタスから見つけられた。それらのうち2種は膜
分画中に存在し、3種は可溶性分画中に存在している。 最小16kDa 細胞質タンパク質の産生量は発生中極
端に減少した。 このタンパク質をコードする遺伝子はクローニングされ
、そのDNA配列が決定された。遺伝子産物の生化学研
究では、それがヌクレオシド二リン酸キナーゼであるこ
とを示した。原核細胞(15、16)及び真核細胞(7
、17)においてこの酵素は徹底的に研究されたが、そ
のタンパク質のアミノ酸配列のみならずその遺伝子のD
NA配列についても報告されたことがなかった。 他の生物からのNDPキナーゼ種も本発明の範囲内に属
し、これらもアジド‐GTPでのフォトアフィニティ標
識による等の適切な操作で単離しうる。NDPキナーゼ
に関するこのような供給源としては、参考として本明細
書に組み込まれるヌクレオシドジホスホキナーゼの分布
(3)の表1で開示されるように、酵母(ビール酵母)
〔サッカロミセス・カールスバーゲネシス(Sacch
aromyces carlsbergenesis)
 〕、ヒト赤血球、大腸菌、サルモネラ・チフィムリウ
ム(Salmonella typhimurium)
及び他の供給源がある。
【0006】本発明の遺伝子産物の生化学的特徴に基づ
き、そのタンパク質はGTPのみならず他のすべてのN
TP及びdNTPとも結合する。しかもそれはNDP及
びdNDPと結合することができる。それにもかかわら
ず、そのタンパク質はGTP結合タンパク質中に存在す
ることが知られたGXXGK(残基18〜22)及びD
XXG(残基88〜91)のようなある配列を含んでい
る(18)。2配列の間隔は65残基であって、GTP
結合タンパク質中にみられるものともよく一致する(1
9)。しかしながら、グアニン塩基認識に関与すること
が知られたNKXD配列はこのタンパク質で欠失してい
る。この酵素は、すべてのヌクレオシド三リン酸(NT
P)の細胞内濃度を調節しかつそれらの機能レベルを維
持する上で重要な役割を果たすと考えられている。この
ため、その遺伝子は細胞増殖に必須であるらしい。nd
k遺伝子の分裂変異体は単離不能であることがわかった
。サルモネラ・チフィムリウムにおいて低温感受性nd
k変異体が単離されたが(20)、これは20℃で増殖
しえず、温度が37℃になった場合に増殖を再開する。 これは細胞増殖に関するndk遺伝子の必須の役割も支
持している。
【0007】M.キサンタスの16kDa GTP結合
タンパク質が均一に精製され、生化学的に特徴付けられ
、ヌクレオシド二リン酸キナーゼ(NDPキナーゼ)で
あることが同定された。それは真核(7、17)及び原
核(15、16)細胞の双方において報告された他のN
DPキナーゼといくつかの特徴を共有している。それは
下記反応を触媒する。 N1TP+N2DP←→N1DP+N2TP本反応は可
逆的であって、リンタンパク質中間体と2ステップで起
きる。多量のこの中間体はEDTA存在下でそのタンパ
ク質をNTPのみとインキュベートすることにより単離
しうる。反応を完了させるためには、Mg2+が必要で
ある。EDTAと一緒の反応は、Mg2+との場合より
も約200,000倍遅く進行する。タンパク質がNT
P及びMg2+のみとインキュベートされた場合、NT
PはNDP及びPiに加水分解するが、しかしながら双
方の産物を分析することで計算された活性によれば、タ
ンパク質はPiよりもNDPを多く放出する。これは一
部のPiがタンパク質に結合して留まるものの、NDP
はすべて放出されることで説明しうる。この加水分解活
性はEDTAの存在下でも遅延化される。これらの結果
によれば、EDTAはこのタンパク質で触媒される反応
を極端に遅延化し、リン酸化酵素の単離を可能にする。 リンタンパク質はその酵素をNTP及びEDTAと混合
した後ゲル濾過で単離することができる。
【0008】精製された本発明のリン酸化NDPキナー
ゼは非常に安定である。精製されたリン酸化酵素が45
℃、酸性pH下で約2時間インキュベートされた実験に
おいて、酵素活性は約20%しか低下しなかった。本発
明の酵素のこれらの性質は〔γ‐32P〕ATPがリン
酸ドナーであるγ‐32P標識ヌクレオチドの効率的大
規模産生にとって有用であると考えられる。ADPから
32Pリン酸化酵素を分離し、しかる後Mg2+存在下
におけるリン酸化酵素とNDPとを反応させると、〔γ
‐32P〕NTPのみを産生し、汚染〔γ‐32P〕A
TPは産生されない。Mg2+存在下において中間体の
半減期は非常に短く、極少量でだけリンタンパク質が得
られる。他のNDPキナーゼにおいては、リンタンパク
質がMg2+存在下でのみ単離されうることが報告され
た(33)。
【0009】このため本発明のM.キサンタスNDPキ
ナーゼのMg2+必要性は、報告されたNDPキナーゼ
の場合よりも明らかに高い。M.キサンタスNDPキナ
ーゼと他のNDPキナーゼとのもう1つの差異は、M.
キサンタスタンパク質が活性のの面でDTTの存在を必
要としないことである。したがって、本発明のNDPキ
ナーゼのアミノ酸組成はタンパク質中においてシステイ
ンの欠失を示した。このため、還元剤は従来の酵素と異
なり酵素活性にとり不必要である。このように、本発明
のNDPキナーゼは独特な構造的及び生化学的特徴を有
している。
【0010】ヌクレオシド二リン酸キナーゼは非常に大
きなタンパク質群のようであり、それらのすべてが同様
の反応を同様の様式で触媒しうる能力を有しているが、
但しこれまでに報告されたタンパク質は互いに非常に異
なる。それらの多くは多量体であると報告されたが、サ
ブユニットの数は非常に様々である。酵母におけるタン
パク質は、各々見掛け分子量17,300の6サブユニ
ットからなる(34)。HeLa  S3細胞において
それは2つの異なるサブユニットからなり、その一方は
分子量21,000、他方は19,000であるが(3
5)、腎臓における酵素は分子量21,000のモノマ
ー、分子量92,000のテトラマー又は分子量138
,000のヘキサマーとして単離された(36)。細菌
中のNDPキナーゼに関して、それらはB.ズブチリス
(5)、サルモネラ・チフィムリウム(37)及び大腸
菌(33、16、38)のような数種の微生物で報告さ
れた。大腸菌の場合には、異なるNDPキナーゼが異な
る株から発見される。大腸菌NIH‐Jの場合、酵素は
各々分子量16,000の4サブユニットからなる(3
3)。大腸菌Bにおけるサブユニット分子量は55,0
00であり(38)、大腸菌K108では115,00
0である(16)。M.キサンタスの場合、天然タンパ
ク質は各々分子量16,000の3サブユニットからな
る。これらサブユニットのアミノ酸組成は大腸菌NIH
‐J(33)、酵母(34)及び哺乳動物細胞(39)
でみられるキナーゼとは異なる。ヌクレオシド二リン酸
キナーゼ活性も大腸菌JM83で検出されたが、そのタ
ンパク質はM.キサンタスでみられる場合と非常に異な
るらしい。アジド‐GTPでのフォトアフィニティ標識
により、我々は本発明のNDPキナーゼの分子量16,
000に近い分子量のGTP結合タンパク質を大腸菌J
M83で検出できなかった。M.キサンタスNDPキナ
ーゼに対する抗血清を用いたウェスタンブロット分析で
も、これらの抗体と特異的に反応するタンパク質を大腸
菌で検出することができなかった。更に、プローブとし
てM.キサンタスndk遺伝子を用いたサザンブロット
ハイブリダイゼイションにおいても、そのプローブとハ
イブリッドダイズする断片が検出できなかった。
【0011】NDPキナーゼは、それらの活性に関与す
るある保存配列をおそらく有しているのであろう。しか
しながら、他のタンパク質配列が入手しえないため、配
列の比較は行えない。GTP結合タンパク質と類似性を
示すドメインがM.キサンタスNDPキナーゼ中に存在
するが、それらはタンパク質の活性に関して役割を果た
しているらしい。本発明によれば、高度に精製されたN
DPキナーゼが結晶形であっても得られることは注目す
べきである。
【0012】本明細書で記載されるように、本発明のリ
ン酸化NDPキナーゼは著しく安定である。したがって
、それは後の適切なリン酸アクセプターへの転移のため
に高エネルギーリン酸を“貯蔵”する中間体として役立
ちうる魅力的分子を提供する。更に詳しくは、その操作
では酵素、ここではNDPキナーゼをNTPとマグネシ
ウムをキレート化するEDTA存在下(好ましくは、約
0〜20℃のような低温)で混合し、こうしてγ‐32
PをNTPからキナーゼに転移させることで、その酵素
をリン酸化させる。このリン酸化生成物は高度に安定で
あって、簡単な濾過(例えば、セファデックスカラム)
のような慣用的操作で残留NTPから分離される。この
生成物は貯蔵してもよく、ホスホリル基をいずれか他の
適切なNDPに転移させるための供給源として有用であ
る。例えば、リン酸化される新鮮NDPはマグネシウム
存在下でリン酸化キナーゼと混合してもよく、ホスホリ
ル基はNDPに転移されてNTPを生じる。このため、
CDPからCTPのようにいかなる選択NDPであって
もリン酸化しうる。勿論、特異的NDPキナーゼに必要
であることが知られているMn2+、Ca2+、Co2
+又はZn2+のような他の二価陽イオンもMg2+に
代わり用いてよい。前記操作は従来の操作よりも著しく
簡単である。下記例は説明のみの目的であって、本発明
の範囲の制限として示されているのではない。
【0013】例1 M.キサンタスにおけるGTP結合タンパク質の決定〔
γ‐32P〕8‐N3GTP(8‐アジド‐GTP)で
のフォトアフィニティ標識をNorthrup et 
al. (21)に記載された方法の修正法により行っ
た。音波処理で得た全膜及び可溶性分画(タンパク質4
0μg)をpH8の20mMヘペス(Hepes) 緩
衝液、1mMEDTA、100mMNaCl及び0.1
%ルブロールPX(Lubrol PX) 含有緩衝液
中で〔γ‐32P〕8‐N3GTP(15Ci/mmo
l )2μCiと混合し、4℃で10分間インキュベー
トしてタンパク質を8‐N3GTPに結合させた。次い
でサンプルに距離1cmで5分間短波UV光を照射した
。pH6.8の80mMトリス(Tris)HCl、2
%SDS、10%グリセロール、0.2M2‐メルカプ
トエタノール及び0.025%ブロモフェノールブルー
含有溶液10μLを加えて反応を停止させた。沸騰水浴
中で3分間インキュベート後、サンプルを17.5%S
DSポリアクリルアミドゲル上にのせた(22)。ゲル
を乾燥し、コダック(Kodak) XAR5フィルム
に−70℃で16時間露出させた。一部のケースではゲ
ルを乾燥前にクマシー(Coomassie)ブルーで
染色した。このアナログの使用で、M.キサンタスはG
TPと結合する少なくとも5種のタンパク質を有するこ
とが判明した(図1)。それらのうち見掛け分子量59
,000及び50,000の2種は膜分画(列1)に位
置し、一方他の3種(Mr42,000、40,000
及び15,500)は可溶性分画(列2)でみられる。 最小可溶性GTP結合タンパク質は16kDa GTP
結合タンパク質と称される。オートラジオグラムの列2
でみられる他の弱いバンドは遊離光分解8‐アジド‐G
TPとタンパク質との非特異的反応により生じているの
であろう。このパターンは大腸菌で観察される場合と著
しく異なり、大腸菌の場合では弱いバンドが膜分画(列
3)で検出され、約7つのバンドが可溶性分画(列4)
でみられる。
【0014】例2 NDPキナーゼ(16kDa GTP結合タンパク質)
をコードする遺伝子のクローニング及び配列決定16k
Da GTP結合タンパク質をコードする遺伝子をクロ
ーニングするため、タンパク質を最初に精製し、そのア
ミノ末端配列を決定した。細胞をCYE培地で増殖され
たミキソコッカス・キサンタスDZF1の1L培養物か
ら回収し(23)、TE緩衝液(pH7.7の10mM
トリスHCl、1mMEDTA)10mlに再懸濁した
。音波処理後、サンプルを100,000×gで40分
間遠心し、上澄を同緩衝液で平衡化されたDEAEセル
ロース〔DE52,ワットマン(Whatman) 〕
カラムにのせた。流動分画は16kDa タンパク質を
含有していたが、これを8‐アジド‐GTPと架橋させ
るフォトアフィニティで検出した。これら分画の一部を
17.5%SDSポリアクリルアミドゲル上におき、分
離されたタンパク質をPVDF膜〔ミリポア(Mill
ipore) 〕にブロットした。クマシーブルーで染
色後、そのタンパク質に相当するバンドを切出し、約3
00pmolを配列決定に用いた。 配列は120オンラインPTHアミノ酸アナライザー及
び900Aコントロール/データ分析モジュール装備ア
プライド・バイオシステムズ社(AppliedBio
systems,Inc.) 470Aタンパク質シー
クエンサーで得た。クロマトグラムを記録し、ABI4
75Aレポート作成機を用いてサンプル結果を計算した
【0015】こうして得られた配列はA‐I‐E‐X‐
T‐L‐S‐I‐I‐K‐P‐D‐G‐L‐E‐K‐G
‐V‐I‐G(Xは未同定アミノ酸である)である(更
に下記参照)。この配列に従い、配列ATCATCAA
GCCXGACGGXCTXGAYAAG(XはC又は
Gのいずれかを表し、YはA又はGを表す)を有する2
7−mer縮重オリゴヌクレオチドを合成した。これら
のオリゴヌクレオチドは8位のイソロイシンから16位
のリジン残基までの9残基配列に相当する。M.キサン
タス染色体DNA及びバクテリオファージλで製造され
たM.キサンタスゲノムライブラリーの制限切断をスク
リーニングするためにそのオリゴヌクレオチドプローブ
を用いた。
【0016】M.キサンタスの染色体DNA及びλファ
ージDNAを前記方法で製造した(24、25)。数種
の制限酵素で切断後、断片を0.7%アガロースゲルに
溶解し、サザンブロット分析のためニトロセルロースフ
ィルターに移した。ファージプラークを接触によりニト
ロセルロースフィルターにブロットした。M.キサンタ
スコロニーを3MMワットマン紙上で増殖させ、フィル
ターを前記のように処理した(26)。
【0017】オリゴヌクレオチドプローブをニックトラ
ンスレーションによりT4ポリヌクレオチドキナーゼ(
26)及び二本鎖DNAで標識した(25)。オリゴヌ
クレオチドとのハイブリッド形成を前記条件下50%ホ
ルミアミド中55℃及び42℃でニックトランスレート
化DNAと行った(25、26)。図2で示されるよう
に、単一断片のみがプローブとして27−merオリゴ
ヌクレオチドを用いたサザンブロット分析で染色体DN
Aの各切断毎に検出された。各列は下記サンプルを含ん
でいた:列1,BamHIで切断;列2,BamHI及
びEcoRIで切断;列3,BamHI及びHindI
II で切断;列4,BamHI及びPstIで切断;
列5,PstIで切断;列6,SalIで切断;列7,
XhoIで切断。約3μgのDNAを各列においた。
【0018】λファージで作成されたM.キサンタスゲ
ノムライブラリー(27)を遺伝子の存在についてスク
リーニングするために用いた。試験された960プラー
クのうち、5つがオリゴヌクレオチドプローブとハイブ
リッド形成することがわかった。陽性クローンのうち1
つを更に用いて、DNAを単離した。XhoI切断で得
られた3.7kb断片を精製し、ポリリンカー領域に唯
一のXhoI部位を含むpUC8の誘導体pUXに組込
んでサブクローニングした(28)。こうして得られた
プラスミドはpJM5C2と命名した。プローブとして
クローン化DNA断片を用い、M.キサンタスNDPキ
ナーゼ(ndk)遺伝子を含む9.6kb断片の制限地
図を図3で示されるように確立した。27−merオリ
ゴヌクレオチドプローブは650bpPstI(b)‐
PstI(c)断片とハイブリッド形成した。次いで、
789bpAluI断片をpUC9に組込んでクローニ
ングし、7‐デアザGTPを用いたチェインターミネー
ション法(20)で配列決定した。オープン読取り枠(
ORF)は図4で示されるようにこの断片でみつかった
。ORFは88位の開始コドンから始まる145アミノ
酸残基のポリペプチドをコードする。2位のアラニンか
ら21位のグリシン残基までのアミノ末端配列は、現在
アルギニンと同定されている未同定残基Xを除き精製さ
れたタンパク質の場合と同一である。
【0019】開始コドンより8塩基上流の配列GGAG
はリボソーム結合部位であるらしい。塩基612〜63
1の安定的二次構造は、サルサー(Salser)(3
0)に従い計算される−6.0kcalのΔGで形成す
ることができる。この配列の後にTTT(660‐66
2)が続くが、それはターミネーターとして機能するの
であろう。 ndk遺伝子の終結コドン後に3つの異なる開始コドン
が存在し、それらはいずれも新しいオープン読取り枠を
開始しないようであるが、これは終結コドンが非常に近
いか(ATG540‐542はコドンTAG624‐6
26で終わる)又はコドン用法が他のM.キサンタス遺
伝子で観察される場合と非常に異なるためのいずれかで
ある(31)。
【0020】例3 大腸菌内における遺伝子の発現 完全遺伝子を含む789bpAluI断片を唯一のSm
aI部位でpUC9に組込みクローニングして、その遺
伝子をlacZプロモーターの下流に挿入した。pJM
5C2Aと命名されるこのプラスミドで形質転換された
大腸菌JM83をアンピシリン含有LB培地で増殖させ
た。その細胞を音波処理で破壊し、膜及び可溶性分画を
遠心で分離した。約30μgの可溶性分画を8‐アジド
‐GTPでのフォトアフィニティ標識後にSDSポリア
クリルアミドゲル電気泳動で分析した。ゲルをクマシー
ブルーで染色し(A部)、しかる後乾燥し、−70℃で
16時間X線フィルムに露出させた(B部)。各列は下
記サンプルを含んでいた:列1,M.キサンタスDZF
1;列2,プラスミドpJM5C2A含有大腸菌JM8
3;列3,大腸菌JM83。新しいバンドは図5の列2
で示されるように分子量15,500でSDSポリアク
リルアミドゲル中に出現したが、これは未形質転換細胞
で観察されなかった(列3)。新しいタンパク質の見掛
け分子量は図4におけるORFの計算分子量(16,0
02)とよく一致する。多量の遺伝子産物はpJM5C
2A保有大腸菌JM83がLB培地で増殖された場合に
産生されたが、これは可溶性分画中における全タンパク
質の13%に当たる(図5の列2参照)。大腸菌内にお
けるこのタンパク質の過剰産生は、Lブロス寒天プレー
ト上での細胞増殖及びコロニー形態にいかなる影響も示
さなかった。
【0021】アジド‐GTPと架橋させるフォトアフィ
ニティをpJM5C2A保有大腸菌JM83の可溶性分
画で行った場合、図6の列2で示されるように別個の放
射性バンドが図5の列2で確認された新しいバンドと同
様の位置に出現した。このバンドはプラスミドpJM5
C2Aのないコントロール細胞で観察されなかった(図
6の列3)。これらの結果は、プラスミドpJM5C2
A中の789bpAluI断片からの遺伝子産物がGT
Pと結合しうることを明らかに証明している。図6の列
1で示されるようにM.キサンタス抽出物中の放射性バ
ンドがpJM5C2A保有大腸菌JM83で検出される
バンド(図6の列2)と同様の位置で観察されることに
着目すべきである。このバンドに相当する主バンドは図
5の列1で示されるクマシーブルー染色ゲル中に観察さ
れるが、これはGTP結合タンパク質がM.キサンタス
中の主可溶性タンパク質であることを示し、全細胞タン
パク質の約2%に当る。これは約300,000分子/
細胞に相当する。M.キサンタス細胞が栄養に枯渇した
場合にこのタンパク質の量が有意に減少したことは注目
に値する。
【0022】例4 ndk遺伝子産物の精製 タンパク質を4ステップで均一に精製した。第一ステッ
プは可溶性分画の調製であった。プラスミドpJM5C
2A保有大腸菌JM83の3リットル培養物を50μg
/mlアンピシリン含有LB培地(32)で中間対数相
まで増殖させた。細胞を4℃、4,000×gで20分
間の遠心により回収し、TE緩衝液(pH7.7の10
mMトリスHCl、1mMEDTA)30mlに再懸濁
し、音波処理で破壊した。細胞砕片を4℃、4,000
×grpmで5分間遠心除去し、膜分画を100,00
0×gで40分間の遠心により可溶性分画から分離した
。第二ステップでは、上澄をDEAEセルロースクロマ
トグラフィーに付した。DEAEセルロース(DE52
,ワットマン)カラム(2.5×14cm)をTE緩衝
液で平衡化し、可溶性分画23mlをのせた。次いでカ
ラムをTE緩衝液100mlで洗浄した。16kDa 
タンパク質を洗液で溶出させた。流動相中の分画をSD
S‐PAGEで分析し(22)、16kDa GTP結
合タンパク質含有分画をプールした。
【0023】第三ステップでは、硫酸アンモニウムをタ
ンパク質含有分画に45%飽和まで加えた。混合液を氷
上で2時間保ち、沈降物を4℃、21,000×gで1
0分間の遠心により回収し、TE緩衝液200μLに溶
解した。上澄に硫酸アンモニウムを65%飽和まで加え
た。混合液を4℃で一夜保った。沈降物を遠心回収し、
TE緩衝液1mlに溶解した。溶液を遠心して不溶性物
質を除去し、しかる後上澄をpH7.7の10mMトリ
スHCl、1mMEDTA、100mMNaCl(TE
N緩衝液)2リットルに対して一夜透析した。緩衝液を
2回交換した。最終ステップでは、透析された溶液(1
.4ml)をTEN緩衝液で平衡化されたセファデック
スG‐100含有カラム(1.5×72cm)にのせた
。サンプルを同一緩衝液で溶出させた。分画をSDS‐
PAGEで分析し、16kDa タンパク質含有分画を
プールし、アミコン(Amicon)濃縮器で3.4m
lまで濃縮した。天然タンパク質の分子量を評価するた
め、セファデックスG‐100カラムを標準としてブル
ーデキストラン(Mr=2,000,000)、ウシ血
清アルブミン(Mr=66,000)、オボアルブミン
(Mr=45,000)、炭酸脱水酵素(Mr=31,
000)及びチトクロームc(Mr=12,400)に
より較正した。
【0024】図7の結果はタンパク質の精製について示
している。各列は下記サンプルを含んでいた:列1,大
腸菌音波処理物の可溶性分画;列2,DEAE‐セルロ
ースカラム流動物;列3,硫酸アンモニウム沈降物;列
4,プールされた濃縮G‐100カラム溶出物。イオン
交換クロマトグラフィー後、16kDaタンパク質が主
タンパク質になり、純度約70%である(図7,列2)
。 硫酸アンモニウムで分別後、タンパク質は純度約98%
であった(図7,列3)。次いで副汚染タンパク質を図
7の列4で示されるようにセファデックスG‐100に
よるゲル濾過でほぼ完全に除去した。最終回収率は約3
0%であった(表1)。
【0025】                          
       表1                
                    大腸菌で過
剰産生されるM.キサンタスヌクレオシド二リン酸キナ
ーゼの精製                    
      タンパク質  全活性*   容量  特
異的活性*   精製    サンプル       
         mg/ml    μmol/mi
n   ml    μmol/min/mg  倍率
                         
                         
    タンパク質          粗抽出物  
                11.5     
  15341    23        58  
       1    DEAEセルロース    
         0.52      13298 
   38       673        11
.6  65% 硫酸アンモニウム       5.
2        5606     1.4    
 770        13    セファデックス
G−100        1.65       4
623     3.4     824      
  14     *〔γ‐32P〕ATPをリン酸ド
ナーとして用い、GDPをアクセプターとして用いた。
【0026】1.65mg/mlタンパク質を含有した
このサンプルから、2‐メチル‐2,4‐ペンタンジオ
ールを最終濃度60%(v/v) まで加えて結晶を得
ることができる。結晶化はタンパク質と有機溶媒との一
夜インキュベート後に室温で起きた。天然タンパク質の
分子量をセファデックスG‐100でサイズ排除により
評価したところ、このタンパク質は分子量50,000
のタンパク質に相当する溶出容量で溶出することがわか
ったが、これはタンパク質が複合体を形成していること
を示している。タンパク質の分子量はSDSポリアクリ
ルアミドゲルから約15,500と評価されたため、こ
れらのデータはこのタンパク質が細胞内でトリマーとし
て存在することを示している。精製操作をEDTAなし
で繰返したが、これは本発明で必須ではない。このため
、その操作は結晶タンパク質の高収率のためには本質的
に4ステップ操作からなる。
【0027】例5 ヌクレオシド二リン酸キナーゼ活性の証明NDPキナー
ゼ活性は、タンパク質が1つのヌクレオシド三リン酸か
ら他のヌクレオシド二リン酸にγ‐リン酸を転移させう
ることを証明することで確認した。この目的のため、〔
γ‐32P〕ATPをリン酸ドナーとして用い、数種の
ヌクレオシド二リン酸をアクセプターとして用いた。活
性は緩衝液(pH8の100mMヘペスNa、200m
MNaCl、20mMMgCl2)5μlを20mMA
TP1μl、〔γ‐32P〕ATP1μl(10μCi
,>5,000Ci/mmol )、10mMNDP2
μl及び酵素製剤1μl(純粋タンパク質が用いられた
場合1.6ng)と混合することで測定した。30℃で
10分間インキュベート後、反応混合液1μlを5mM
EDTA10μlと混合し、この最終混合液1μlをP
EI‐セルロースプレート上にのせた。薄層クロマトグ
ラフィーをpH3.65の0.75MKH2PO4で行
った。乾燥後、プレートをコダックXAR‐5フィルム
に2時間露出させ、ヌクレオシド二リン酸及び三リン酸
に相当するスポットを切出し、各スポットの放射能を定
量した。結果は図8で示されている。下記ヌクレオシド
二リン酸を用いた:列1,GDP;列2,dGDP;列
3,CDP;列4,dCDP;列5,UDP;列6,T
DP。列Cのコントロールは〔γ‐32P〕ATP、G
DPを含有していたが、タンパク質は含有されていない
。その結果によれば、そのタンパク質はNTPを生成し
うるかについて試験されるすべてのNDPにATPから
γ‐リン酸を転移させることができた。Piは放出され
なかったことは注目されるべきである。計算された特異
的活性は用いられたすべてのヌクレオシドと同様であっ
た(890±90μmol NTP/min/mg タ
ンパク質)。
【0028】他のヌクレオシド二リン酸キナーゼの2つ
の特徴は、それらが触媒する反応が可逆的であること及
び反応がリン酸化タンパク質中間体の形成に関して2ス
テップのピンポンメカニズムであることである(40、
41、37、39)。M.キサンタスヌクレオシド二リ
ン酸キナーゼの反応の可逆性は、ドナーとしてATP及
びアクセプターとしてGDPを用いた経時的実験で確認
した。反応混合液は前記緩衝液中に1.6ngタンパク
質、20mM〔γ‐32P〕ATP(0.5Ci/mm
ol )及び20mMGDPを含有していた。0、10
、20、30、40、50及び60分間のインキュベー
ト後、反応混合液1μlを5mMEDTA10μlに移
し、1μlをPEI‐セルロースプレート上にのせた。 プレートをpH3.65の0.75M  KH2PO4
でクロマトグラフィーに付した。プレートをX線フィル
ムに−70℃で2時間露出させ、ATP及びGTPに相
当するスポットを切出し、放射能を測定した。
【0029】結果(図9)は、ATP及びGDPのモル
比が1:1である場合に、双方のヌクレオシド三リン酸
の濃度がほぼ等しくなるまでGTPの合成量が時間と共
に増加することを示している。しかる後、ATP及びG
TP双方の量に関する変化は観察されなかった。同様の
結果は、他のヌクレオシド三リン酸がリン酸ドナーとし
て用いられた場合に得られた。酵素で触媒されるリン酸
転移は2ステップで起きる。その結果は図10で示され
ている。タンパク質(1.6μg)を全容量20μlの
1mMEDTA含有緩衝液中〔γ‐32P〕ATP20
μCiと共に氷上で10分間インキュベートして、タン
パク質をリン酸化した(図9の列1参照)。サンプルを
同一緩衝液に対し30分間透析して遊離ATPを除去し
(図9の列2参照)、リン酸化タンパク質(10μl)
を20mMMgCl210μlに移し、30℃で10分
間インキュベートした。各ステップにおいて、1μlを
5mMEDTA10μlに移し、1μlをPEI‐セル
ロースプレート上にのせた。クロマトグラフィー後、プ
レートをX線フィルムに−70℃で2時間露出させた。
【0030】第一ステップでは、タンパク質はヌクレオ
シド三リン酸と結合し、そのタンパク質は自動リン酸化
する(図10の列1)。第二ステップでは、リン酸化タ
ンパク質は他のヌクレオシド二リン酸と結合し、しかる
後リン酸基はタンパク質から結合ヌクレオシド二リン酸
に移り、新しいヌクレオシド三リン酸を生じる(図10
の列3)。図10の列1で示されるように、リンタンパ
ク質はEDTA存在下でそのタンパク質をATPとイン
キュベートすることにより安定的に得られる。リンタン
パク質は透析によって遊離ATPから分離できる(図1
0の列2)。次いでリンタンパク質がCDP及びMg2
+と混合された場合には、〔γ‐32P〕GTPが合成
される(図10の列3)。これらの結果は、本発明のタ
ンパク質がヌクレオシド二リン酸キナーゼであることを
証明している。
【0031】本発明のNDPキナーゼは形質転換された
大腸菌内で発現されることがここでは示されているが、
これはそれで研究することが非常に好都合だからである
。NDPキナーゼが他の適切な形質転換宿主で発現可能
であることも本発明の範囲内に属し、それは形質転換し
やすい細菌のような他の微生物であってもよい。このよ
うな細菌としては腸内細菌科、例えば大腸菌株、サルモ
ネラ属、バチルス科、例えばバチルス・ズブチリス、ニ
ューモコッカス属、ストレプトコッカス属及びヘモフィ
ラス・インフルエンザエ(Haemophilus i
nfluenzae)がある。酵母及び哺乳動物細胞の
ような真核細胞も使用可能である。適切な微生物(及び
ベクター)はメリーランド州ロックビル20852のア
メリカン・タイプ・カルチャー・コレクション〔Ame
rican Type Culture Collec
tion(ATCC)〕を含めた公共機関から入手しう
る。
【0032】〔参考文献〕1.Berg,P.and 
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mun,19,312(1965).41.Walin
der,O.,J.Biol.Chem.,243,3
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【図面の簡単な説明】
【図1】M.キサンタスにおけるGTP結合タンパク質
の検出について示す。
【図2】M.キサンタス染色体DNAと27−merオ
リゴヌクレオチドプローブとのハイブリダイゼイション
について示す。
【図3】ヌクレオシド二リン酸キナーゼ遺伝子を含んだ
M.キサンタス断片の制限地図について示す。
【図4】M.キサンタスヌクレオシド二リン酸キナーゼ
遺伝子のヌクレオチド配列及びその導き出されたアミノ
酸配列について示す。
【図5】大腸菌SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動
(染色)におけるM.キサンタスndk遺伝子の発現に
ついて示す。
【図6】乾燥されかつX線フィルムに露出された図5を
同じのゲルについて示している。
【図7】M.キサンタスヌクレオシド二リン酸キナーゼ
の精製について示す。
【図8】その酵素のヌクレオシド二リン酸キナーゼ活性
について示す。
【図9】その酵素で触媒されるγ‐リン酸転移の可逆性
について示す。
【図10】ATP及びGDPからGTPの2ステップ合
成について示す。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリペプチドがシステイン残基を含んでい
    ない、NDPキナーゼ活性を有するポリペプチド。
  2. 【請求項2】活性が少なくとも800μmol/min
    /mgタンパク質である、請求項1に記載のポリペプチ
    ド。
  3. 【請求項3】ポリペプチドが16,000のサブユニッ
    ト分子量を有し、GTPと結合する、請求項2に記載の
    ポリペプチド。
  4. 【請求項4】ポリペプチドが16,000のサブユニッ
    ト分子量を有する、請求項3に記載のポリペプチド。
  5. 【請求項5】下記アミノ酸配列: 【化1】及びその機能同等配列を有する、請求項1に記
    載のポリペプチド。
  6. 【請求項6】ポリペプチドがリン酸化されている、ND
    Pキナーゼ活性を有するポリペプチド。
  7. 【請求項7】少なくとも800μmol/min/mg
    タンパク質のNDPキナーゼ活性及び16,000のサ
    ブユニット分子量を有する、請求項6に記載のリン酸化
    ポリペプチド。
  8. 【請求項8】45℃、酸性pHで2時間インキュベート
    された場合に酵素活性の約80%を維持している、請求
    項7に記載のリン酸化ポリペプチド。
  9. 【請求項9】マグネシウムのキレート化剤の存在下でN
    DPキナーゼをNTPと反応させてそれにより安定的リ
    ン酸化NTPキナーゼを得、いかなる残留NTPも分離
    し、マグネシウムの存在下で上記リン酸化酵素をNDP
    と混合してそれによりNTPを産生することを特徴とす
    る、NDPのリン酸化方法。
  10. 【請求項10】NDPがCDPであり、生成物がCTP
    である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】ヌクレオシド二リン酸キナーゼに関する
    遺伝子をコードする、組換えDNA構造体。
  12. 【請求項12】原核細胞ヌクレオシド二リン酸キナーゼ
    をコードする、請求項11に記載の構造体。
  13. 【請求項13】ミキソコッカス・キサンタスのヌクレオ
    シド二リン酸キナーゼをコードする、請求項12に記載
    の構造体。
  14. 【請求項14】請求項11記載の構造体を含む、形質転
    換宿主。
  15. 【請求項15】宿主が大腸菌である、請求項14に記載
    の形質転換宿主。
  16. 【請求項16】ヌクレオシド二リン酸キナーゼ活性を発
    現しうるポリペプチドをコードする下記ヌクレオチド配
    列及びその機能同等ヌクレオチド配列を有する、単離D
    NA配列。 【化2】
JP41597490A 1989-12-29 1990-12-28 ヌクレオシド二リン酸キナーゼをコードする組換えdna構造体及びその産物 Pending JPH04271786A (ja)

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