JPH04271627A - 時分割多重通信方式 - Google Patents
時分割多重通信方式Info
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- JPH04271627A JPH04271627A JP3053557A JP5355791A JPH04271627A JP H04271627 A JPH04271627 A JP H04271627A JP 3053557 A JP3053557 A JP 3053557A JP 5355791 A JP5355791 A JP 5355791A JP H04271627 A JPH04271627 A JP H04271627A
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- antenna
- reception
- time
- electric field
- time division
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- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 35
- 230000005684 electric field Effects 0.000 claims abstract description 35
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 16
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事業所及び構内等にお
いて複数ゾーンにまたがって移動する複数の移動無線機
に対して連続的な通信サービスを提供することを目的と
する構内通信又はコードレス電話システム等に利用され
る時分割多重通信方式に関する。
いて複数ゾーンにまたがって移動する複数の移動無線機
に対して連続的な通信サービスを提供することを目的と
する構内通信又はコードレス電話システム等に利用され
る時分割多重通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の時分割多重通信方式の構成
例図である。図中、1は所定の場所に配置された互いに
周波数の異なる複数の時分割多重送受信機、2は送受信
機1にそれぞれ接続されたアンテナ、8は移動無線機(
移動局)の通信可能な全領域、9は各アンテナ2の通信
サービス領域(以下、ゾーンという)、10は複数の時
分割多重送受信機1のチャネル制御を統括する制御装置
である。
例図である。図中、1は所定の場所に配置された互いに
周波数の異なる複数の時分割多重送受信機、2は送受信
機1にそれぞれ接続されたアンテナ、8は移動無線機(
移動局)の通信可能な全領域、9は各アンテナ2の通信
サービス領域(以下、ゾーンという)、10は複数の時
分割多重送受信機1のチャネル制御を統括する制御装置
である。
【0003】図2に示したように、ある定められた全領
域8を適当な広さに細分化したゾーン9毎にアンテナ2
が1本設置されている従来の方式では、1ゾーンに対し
て時分割多重送受信機1が少なくとも1台設置され各時
分割多重送受信機1は各々担当するゾーン内に移動局が
存在する時のみ動作して通信が行われる。各送受信機1
には時分割多重のタイムスロットに対応する数の電話回
線が接続されているが図示は省略した。
域8を適当な広さに細分化したゾーン9毎にアンテナ2
が1本設置されている従来の方式では、1ゾーンに対し
て時分割多重送受信機1が少なくとも1台設置され各時
分割多重送受信機1は各々担当するゾーン内に移動局が
存在する時のみ動作して通信が行われる。各送受信機1
には時分割多重のタイムスロットに対応する数の電話回
線が接続されているが図示は省略した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の方式
では、通信サービスを行うゾーン数がnゾーンであれば
時分割多重数とは無関係に最低でもn台の時分割多重送
受信機1が必要となる。例えば通信トラヒックの小さい
ゾーン9に設置された時分割多重送受信機1は通話して
いない休止状態が長時間継続することがある。また、あ
る1つのゾーン9に移動局が集中して存在し通信チャネ
ル数が不足しても、隣のゾーンの休止中の時分割多重送
受信機1を動作させて該ゾーンを補助する等の融通が利
かないので、時分割多重受信機1の利用効率が悪く経済
性に問題がある。これが解決しようとする第1の課題で
ある。
では、通信サービスを行うゾーン数がnゾーンであれば
時分割多重数とは無関係に最低でもn台の時分割多重送
受信機1が必要となる。例えば通信トラヒックの小さい
ゾーン9に設置された時分割多重送受信機1は通話して
いない休止状態が長時間継続することがある。また、あ
る1つのゾーン9に移動局が集中して存在し通信チャネ
ル数が不足しても、隣のゾーンの休止中の時分割多重送
受信機1を動作させて該ゾーンを補助する等の融通が利
かないので、時分割多重受信機1の利用効率が悪く経済
性に問題がある。これが解決しようとする第1の課題で
ある。
【0005】従来の問題点を簡単な具体例で説明する。
図3(イ),(ロ)は通信を行う領域の構成例図であり
、理解を容易にするため該領域をA,B,Cの3ゾーン
構成とし、各ゾーンにアンテナA,B,Cを1本ずつ設
置する。また、図3(イ)では3機の移動局a,b,c
が分散して存在し、(ロ)は6機の移動局a〜fがゾー
ンBに集中して存在しているものとする。図3(ロ)に
示すように同一ゾーンBに6機の移動局a〜fが集中し
た場合、時分割多重送受信機1の時分割多重数を3多重
とすると1ゾーンにつき2台の時分割多重送受信機が必
要となるので全領域の3ゾーンA,B,Cをカバーする
には合計6台もの時分割多重送受信機を常設することが
必要である。
、理解を容易にするため該領域をA,B,Cの3ゾーン
構成とし、各ゾーンにアンテナA,B,Cを1本ずつ設
置する。また、図3(イ)では3機の移動局a,b,c
が分散して存在し、(ロ)は6機の移動局a〜fがゾー
ンBに集中して存在しているものとする。図3(ロ)に
示すように同一ゾーンBに6機の移動局a〜fが集中し
た場合、時分割多重送受信機1の時分割多重数を3多重
とすると1ゾーンにつき2台の時分割多重送受信機が必
要となるので全領域の3ゾーンA,B,Cをカバーする
には合計6台もの時分割多重送受信機を常設することが
必要である。
【0006】このような移動通信方式では、図3(イ)
における移動局bのように1つのゾーンBと他の1つの
ゾーンCの重なり合う場所等を移動局が横切る時、両ゾ
ーン間にまたがる通信サービスを連続的に提供するため
移動局の移動に伴う通信チャネルの切替(以下、ハンド
オーバー処理という)が頻繁に行われる。すなわちゾー
ン間を移動する移動局に対してその都度周波数とタイム
スロットの指定をする必要があり、全時分割多重送受信
機1のチャネル制御を統括する制御装置10への負担が
増大するので、該装置自体が大型化かつ複雑化するとい
う問題が生じる。これが解決しようとする第2の課題で
ある。
における移動局bのように1つのゾーンBと他の1つの
ゾーンCの重なり合う場所等を移動局が横切る時、両ゾ
ーン間にまたがる通信サービスを連続的に提供するため
移動局の移動に伴う通信チャネルの切替(以下、ハンド
オーバー処理という)が頻繁に行われる。すなわちゾー
ン間を移動する移動局に対してその都度周波数とタイム
スロットの指定をする必要があり、全時分割多重送受信
機1のチャネル制御を統括する制御装置10への負担が
増大するので、該装置自体が大型化かつ複雑化するとい
う問題が生じる。これが解決しようとする第2の課題で
ある。
【0008】本発明の目的は、上記従来の方式において
生ずる送受信機の低い使用効率及び制御装置への負担増
大等の問題を取除き、送受信機の使用効率の向上とゾー
ン間にまたがる通信のチャネル制御を容易にした時分割
多重通信方式を提供することにある。
生ずる送受信機の低い使用効率及び制御装置への負担増
大等の問題を取除き、送受信機の使用効率の向上とゾー
ン間にまたがる通信のチャネル制御を容易にした時分割
多重通信方式を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の時分割多重通信
方式は、所定の無線通信サービスエリアを分割してそれ
ぞれ互いに一部が重複するように設定された複数の小ゾ
ーンに1つずつ配置された複数のアンテナを介して固定
の時分割多重送受信機と前記無線通信サービスエリア内
に存在する移動無線機とが通信を行うための時分割多重
通信方式において、前記固定の時分割多重送受信機側に
、前記複数のアンテナの給電線が接続され該複数のアン
テナが受信する前記移動無線機からの電波の受信電界レ
ベルを各移動無線機に割当てられたタイムスロット毎に
それぞれ検出する受信電界レベル検出回路と、受信時に
は該受信電界レベル検出回路からの各アンテナの受信レ
ベルを前記タイムスロット毎に比較して最も大きい受信
レベルのアンテナを選択して該アンテナを指定する切替
信号を出力し、送信時には受信時に選択された前記アン
テナと同じアンテナを指定する切替信号を出力する回線
制御回路と、前記複数のアンテナの給電線が接続され前
記切替信号に従って前記選択されたアンテナの給電線を
前記時分割多重送受信機に切替接続するアンテナ切替回
路とを備えたことを特徴とするものである。
方式は、所定の無線通信サービスエリアを分割してそれ
ぞれ互いに一部が重複するように設定された複数の小ゾ
ーンに1つずつ配置された複数のアンテナを介して固定
の時分割多重送受信機と前記無線通信サービスエリア内
に存在する移動無線機とが通信を行うための時分割多重
通信方式において、前記固定の時分割多重送受信機側に
、前記複数のアンテナの給電線が接続され該複数のアン
テナが受信する前記移動無線機からの電波の受信電界レ
ベルを各移動無線機に割当てられたタイムスロット毎に
それぞれ検出する受信電界レベル検出回路と、受信時に
は該受信電界レベル検出回路からの各アンテナの受信レ
ベルを前記タイムスロット毎に比較して最も大きい受信
レベルのアンテナを選択して該アンテナを指定する切替
信号を出力し、送信時には受信時に選択された前記アン
テナと同じアンテナを指定する切替信号を出力する回線
制御回路と、前記複数のアンテナの給電線が接続され前
記切替信号に従って前記選択されたアンテナの給電線を
前記時分割多重送受信機に切替接続するアンテナ切替回
路とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【実施例】図1は本発明による時分割多重通信方式の一
構成例図である。図において、1は所定の場所に設置さ
れた時分割多重送受信機である。2はある定められた全
領域8のいかなる場所でも移動機と通信可能となるよう
に該領域8を細分化したゾーン9のそれぞれに1本ずつ
設置されたアンテナである。ゾーン9は互いに一部が重
複し各ゾーン9内の移動局(図示は省略した)は当該ゾ
ーンのアンテナ2を介して送受信機1と通信することが
できる。3は受信電界レベル検出回路であって、上記各
ゾーンに設置されたアンテナ2の全てについて移動局か
らの受信電界レベル検出をタイムスロット毎に行ってそ
れぞれ受信レベル信号4を出力する。この受信電界レベ
ルの検出手段は複数本のアンテナの受信電界レベルを同
時に並列検出する方法または逐次時分割で走査検出する
方法でもよい。7は回線制御回路であり、受信電界レベ
ル検出回路3からの各アンテナの受信レベル信号4が入
力され、時分割多重された受信信号のタイムスロット毎
に最大の受信電界レベルが得られるアンテナを選択して
そのアンテナを指定する切替信号6をアンテナ切替回路
5に与える。5はアンテナ切替回路であって、全領域8
に設置された複数のアンテナ2の全てのアンテナからの
給電線が接続され、タイムスロット単位に複数のアンテ
ナのうちアンテナ切替信号6により指定された1つを時
分割多重送受信機1に切替え接続するように制御される
。この切替回路はFETまたはピンダイオードなどによ
り構成される。
構成例図である。図において、1は所定の場所に設置さ
れた時分割多重送受信機である。2はある定められた全
領域8のいかなる場所でも移動機と通信可能となるよう
に該領域8を細分化したゾーン9のそれぞれに1本ずつ
設置されたアンテナである。ゾーン9は互いに一部が重
複し各ゾーン9内の移動局(図示は省略した)は当該ゾ
ーンのアンテナ2を介して送受信機1と通信することが
できる。3は受信電界レベル検出回路であって、上記各
ゾーンに設置されたアンテナ2の全てについて移動局か
らの受信電界レベル検出をタイムスロット毎に行ってそ
れぞれ受信レベル信号4を出力する。この受信電界レベ
ルの検出手段は複数本のアンテナの受信電界レベルを同
時に並列検出する方法または逐次時分割で走査検出する
方法でもよい。7は回線制御回路であり、受信電界レベ
ル検出回路3からの各アンテナの受信レベル信号4が入
力され、時分割多重された受信信号のタイムスロット毎
に最大の受信電界レベルが得られるアンテナを選択して
そのアンテナを指定する切替信号6をアンテナ切替回路
5に与える。5はアンテナ切替回路であって、全領域8
に設置された複数のアンテナ2の全てのアンテナからの
給電線が接続され、タイムスロット単位に複数のアンテ
ナのうちアンテナ切替信号6により指定された1つを時
分割多重送受信機1に切替え接続するように制御される
。この切替回路はFETまたはピンダイオードなどによ
り構成される。
【0011】上述の図1に示したシステム構成の規模す
なわちゾーンの数,同一ゾーン内で同時に通信可能な移
動局の数及び時分割多重の数(タイムスロットの数)は
、1タイムスロット当りの情報量の設定値によってタイ
ムスロットの数に制限はあるが他の項目については利用
者の希望と設置場所等によって適宜定められる。図1に
示したシステム構成を基本ブロックとし、同一ゾーン内
で同時に通信可能な移動局の数が多い場合や設置現場の
状況から小ゾーンの数を多く配置する必要のある場合の
システム拡張について次に説明する。まず、図5は同一
ゾーン内の同時通信可能移動局数が多い場合のシステム
構成を示すブロック図である。図の符号は図1の符号と
同じ部分を示す。すなわち、図1の基本ブロックと同じ
通信サービスエリア8内の各ゾーン9に1本ずつ配置さ
れたアンテナからの給電線は、互いに周波数の異なる複
数の時分割多重送受信機1に並列に接続されるように構
成される。このようにしてタイムスロットの数が過大に
なるために生ずる問題点が解消される。次に、通信サー
ビスエリアの全領域が広く小ゾーンの数が多い場合は、
上記図5のシステム構成を基本システムとし、この基本
システムを複数配置することによって全領域をカバーす
る。但し、この場合は基本システム間を移動する移動機
に対しては基本システム間のハンドオーバ処理を行う制
御装置を設置することとなる。
なわちゾーンの数,同一ゾーン内で同時に通信可能な移
動局の数及び時分割多重の数(タイムスロットの数)は
、1タイムスロット当りの情報量の設定値によってタイ
ムスロットの数に制限はあるが他の項目については利用
者の希望と設置場所等によって適宜定められる。図1に
示したシステム構成を基本ブロックとし、同一ゾーン内
で同時に通信可能な移動局の数が多い場合や設置現場の
状況から小ゾーンの数を多く配置する必要のある場合の
システム拡張について次に説明する。まず、図5は同一
ゾーン内の同時通信可能移動局数が多い場合のシステム
構成を示すブロック図である。図の符号は図1の符号と
同じ部分を示す。すなわち、図1の基本ブロックと同じ
通信サービスエリア8内の各ゾーン9に1本ずつ配置さ
れたアンテナからの給電線は、互いに周波数の異なる複
数の時分割多重送受信機1に並列に接続されるように構
成される。このようにしてタイムスロットの数が過大に
なるために生ずる問題点が解消される。次に、通信サー
ビスエリアの全領域が広く小ゾーンの数が多い場合は、
上記図5のシステム構成を基本システムとし、この基本
システムを複数配置することによって全領域をカバーす
る。但し、この場合は基本システム間を移動する移動機
に対しては基本システム間のハンドオーバ処理を行う制
御装置を設置することとなる。
【0012】
【作用】図1に示した構成例に基づく本発明による時分
割多重通信方式の動作を前述の図3(イ),(ロ)の場
合について以下詳細に説明する。図3(イ),(ロ)に
おいて、移動局a,b,cは、周波数fa の時分割多
重送受信機と通信するために周波数fa における時分
割多重のタイムスロット■,■,■がそれぞれ指定され
、移動局d,e,fは周波数fb の時分割多重送受信
機と通信するために周波数fb におけるタイムスロッ
ト■,■,■がそれぞれ指定された場合を考える。
割多重通信方式の動作を前述の図3(イ),(ロ)の場
合について以下詳細に説明する。図3(イ),(ロ)に
おいて、移動局a,b,cは、周波数fa の時分割多
重送受信機と通信するために周波数fa における時分
割多重のタイムスロット■,■,■がそれぞれ指定され
、移動局d,e,fは周波数fb の時分割多重送受信
機と通信するために周波数fb におけるタイムスロッ
ト■,■,■がそれぞれ指定された場合を考える。
【0013】図4は、周波数fa ,fb におけるア
ンテナA,B,Cの各タイムスロット別の受信電界レベ
ルの様子を示すタイムチャートである。図4(イ)は図
3(イ)に対応し図4(ロ),(ハ)は図3(ロ)に対
応している。図中の信号を示す例えばAa■はアンテナ
A,使用周波数fa,タイムスロット■をそれぞれ意味
するものであり、時分割多重送受信機の時分割多重数は
従来の技術の項で説明した場合と同様に3多重すなわち
タイムスロット■,■,■とする。
ンテナA,B,Cの各タイムスロット別の受信電界レベ
ルの様子を示すタイムチャートである。図4(イ)は図
3(イ)に対応し図4(ロ),(ハ)は図3(ロ)に対
応している。図中の信号を示す例えばAa■はアンテナ
A,使用周波数fa,タイムスロット■をそれぞれ意味
するものであり、時分割多重送受信機の時分割多重数は
従来の技術の項で説明した場合と同様に3多重すなわち
タイムスロット■,■,■とする。
【0014】まず第1例として移動局a,b,cがそれ
ぞれ図3(イ)に示すゾーンに分散して存在する時の動
作を図4(イ)を用いて説明する。図4(イ)に図示す
る周波数fa における各アンテナの受信電界レベルは
図1のアンテナ切替回路5及び受信電界レベル検出回路
3に与えられ、受信電界レベル検出回路3は検出した受
信電界レベルに対応した電圧等に変換した受信レベル信
号4を出力する。次に回線制御回路7は上記受信レベル
信号4が入力されると、まずタイムスロット■において
どのアンテナから最大の受信電界レベルが得られるかを
判定する。タイムスロット■を使用する移動局aに対し
ては、図示のようにAa■つまりアンテナAからの受信
電界レベルが他のアンテナB,Cより大きいので回線制
御回路7は切替信号6を出力して切替回路5を制御しア
ンテナAと時分割多重送受信機1とを切替接続する。同
様にして、タイムスロット■を使用する移動局bに対し
てはアンテナBを選定し、タイムスロット■を使用する
移動局Cに対してはアンテナCを選定して時分割多重送
受信機1と各々のアンテナとがタイムスロット毎に切替
接続される。
ぞれ図3(イ)に示すゾーンに分散して存在する時の動
作を図4(イ)を用いて説明する。図4(イ)に図示す
る周波数fa における各アンテナの受信電界レベルは
図1のアンテナ切替回路5及び受信電界レベル検出回路
3に与えられ、受信電界レベル検出回路3は検出した受
信電界レベルに対応した電圧等に変換した受信レベル信
号4を出力する。次に回線制御回路7は上記受信レベル
信号4が入力されると、まずタイムスロット■において
どのアンテナから最大の受信電界レベルが得られるかを
判定する。タイムスロット■を使用する移動局aに対し
ては、図示のようにAa■つまりアンテナAからの受信
電界レベルが他のアンテナB,Cより大きいので回線制
御回路7は切替信号6を出力して切替回路5を制御しア
ンテナAと時分割多重送受信機1とを切替接続する。同
様にして、タイムスロット■を使用する移動局bに対し
てはアンテナBを選定し、タイムスロット■を使用する
移動局Cに対してはアンテナCを選定して時分割多重送
受信機1と各々のアンテナとがタイムスロット毎に切替
接続される。
【0015】以上の構成と作用により、上記の例におい
ては、従来の方式では3台の時分割多重送受信機を設置
し移動局がゾーン間を移動する度にハンドオーバ処理を
行うチャネル制御機能を制御装置10に持たせる必要が
あったが、本発明では1台の時分割多重送受信機で領域
全体すなわち3つのゾーン内の3機の移動局に対する通
信サービスを容易に行うことができる。
ては、従来の方式では3台の時分割多重送受信機を設置
し移動局がゾーン間を移動する度にハンドオーバ処理を
行うチャネル制御機能を制御装置10に持たせる必要が
あったが、本発明では1台の時分割多重送受信機で領域
全体すなわち3つのゾーン内の3機の移動局に対する通
信サービスを容易に行うことができる。
【0016】次に第2例として6機の移動局a,b,c
,d,e,fが全て図3(ロ)に図示するようにゾーン
Bに集中して存在するときの動作を図4(ロ),(ハ)
を用いて説明する。上記移動局6機が同時に通信可能と
するには、本発明の時分割多重通信方式により2台の時
分割多重送受信機を用いればよい。すなわち、周波数f
a で通信を行う第1の時分割多重送受信機に切替接続
するアンテナを選定する際、その時分割多重送受信機に
対応して設けられた受信電界レベル検出回路3によって
周波数fa における各アンテナの受信電界レベルを検
出する。図4(ロ)に図示するように、周波数fa の
タイムスロット■を使用する移動局aに対してはBa■
つまりアンテナBからの受信電界レベルが最も大きいの
で回線制御回路7は切替信号6によってアンテナBとそ
の時分割多重送受信機を切替接続するような制御を行う
。同様にして周波数fa のタイムスロット■を使用す
る移動局b及びタイムスロット■を使用する移動局cに
対しても図示するように最大の受信電界レベルが得られ
るアンテナBがそれぞれ選択切替えられてその時分割多
重送受信機と接続される。
,d,e,fが全て図3(ロ)に図示するようにゾーン
Bに集中して存在するときの動作を図4(ロ),(ハ)
を用いて説明する。上記移動局6機が同時に通信可能と
するには、本発明の時分割多重通信方式により2台の時
分割多重送受信機を用いればよい。すなわち、周波数f
a で通信を行う第1の時分割多重送受信機に切替接続
するアンテナを選定する際、その時分割多重送受信機に
対応して設けられた受信電界レベル検出回路3によって
周波数fa における各アンテナの受信電界レベルを検
出する。図4(ロ)に図示するように、周波数fa の
タイムスロット■を使用する移動局aに対してはBa■
つまりアンテナBからの受信電界レベルが最も大きいの
で回線制御回路7は切替信号6によってアンテナBとそ
の時分割多重送受信機を切替接続するような制御を行う
。同様にして周波数fa のタイムスロット■を使用す
る移動局b及びタイムスロット■を使用する移動局cに
対しても図示するように最大の受信電界レベルが得られ
るアンテナBがそれぞれ選択切替えられてその時分割多
重送受信機と接続される。
【0017】また、周波数fb で通信を行う第2の時
分割多重送受信機へ接続されるアンテナも、図4(ハ)
に図示するように周波数fb のタイムスロット■,■
,■をそれぞれ使用する移動局d,e,fに対して各タ
イムスロットとも最大の受信電界レベルが得られるアン
テナBが選択切替えられてそれぞれ第2の時分割多重送
受信機と接続される。上述の場合、6機の移動局がゾー
ンA,B,Cにどのように存在していても各タイムスロ
ット毎にアンテナ切替が行われるため常設する時分割多
重送受信機は2台でよく、従来の方式では6台常設され
るのに対してその3分の1の2台の時分割多重送受信機
で通信する全領域をカバーすることが可能となり、さら
に対象とする移動局を指定するための制御チャネル通信
を用いることなくハンドオーバー処理機能を達成するこ
とができる。
分割多重送受信機へ接続されるアンテナも、図4(ハ)
に図示するように周波数fb のタイムスロット■,■
,■をそれぞれ使用する移動局d,e,fに対して各タ
イムスロットとも最大の受信電界レベルが得られるアン
テナBが選択切替えられてそれぞれ第2の時分割多重送
受信機と接続される。上述の場合、6機の移動局がゾー
ンA,B,Cにどのように存在していても各タイムスロ
ット毎にアンテナ切替が行われるため常設する時分割多
重送受信機は2台でよく、従来の方式では6台常設され
るのに対してその3分の1の2台の時分割多重送受信機
で通信する全領域をカバーすることが可能となり、さら
に対象とする移動局を指定するための制御チャネル通信
を用いることなくハンドオーバー処理機能を達成するこ
とができる。
【0018】以上の例は移動無線機からの電波を固定の
時分割多重送受信機が受信する場合について述べた。以
下固定の時分割多重送受信機から送信する場合について
述べる。例えば、3台の移動無線機と通信する場合、各
移動機に送信用タイムスロットと受信用タイムスロット
の2つのタイムスロットを与え合計6つのタイムスロッ
トによって3台の各移動機がそれぞれ同時送受話通信を
行うことができる。すなわち各ゾーンのアンテナ受信レ
ベルを3つの受信用タイムスロットで検出しそれぞれ最
大の受信電界レベルが得られるアンテナが選択接続され
る。そして送信用タイムスロットでは各移動機に対して
それぞれ受信時に選択接続されたアンテナと同一のアン
テナにより送信する。受信電界レベル検出回路3は受信
レベルより大きい送信出力が送信用タイムスロットで印
加されても破損しないような考慮が払われている。また
、複数のアンテナの給電線が接続されるアンテナ切替回
路5及び受信電界レベル検出回路3におけるリークなど
による結合損あるいは各ゾーンのアンテナ間の干渉に対
しては受信レベルの相対比較検出を行う上で実用上何ら
問題を生じない程度である。また受信電界レベルの変動
が著しい移動通信の環境では、複数のアンテナのうちい
ずれか受信電界レベルの大きいアンテナを随時選択する
ことにより受信品質を向上させる効果(アンテナダイバ
ーシチ効果)が有効であることが知られているが、本発
明ではこのアンテナダイバーシチ効果も同時に達成でき
ることが分かる。
時分割多重送受信機が受信する場合について述べた。以
下固定の時分割多重送受信機から送信する場合について
述べる。例えば、3台の移動無線機と通信する場合、各
移動機に送信用タイムスロットと受信用タイムスロット
の2つのタイムスロットを与え合計6つのタイムスロッ
トによって3台の各移動機がそれぞれ同時送受話通信を
行うことができる。すなわち各ゾーンのアンテナ受信レ
ベルを3つの受信用タイムスロットで検出しそれぞれ最
大の受信電界レベルが得られるアンテナが選択接続され
る。そして送信用タイムスロットでは各移動機に対して
それぞれ受信時に選択接続されたアンテナと同一のアン
テナにより送信する。受信電界レベル検出回路3は受信
レベルより大きい送信出力が送信用タイムスロットで印
加されても破損しないような考慮が払われている。また
、複数のアンテナの給電線が接続されるアンテナ切替回
路5及び受信電界レベル検出回路3におけるリークなど
による結合損あるいは各ゾーンのアンテナ間の干渉に対
しては受信レベルの相対比較検出を行う上で実用上何ら
問題を生じない程度である。また受信電界レベルの変動
が著しい移動通信の環境では、複数のアンテナのうちい
ずれか受信電界レベルの大きいアンテナを随時選択する
ことにより受信品質を向上させる効果(アンテナダイバ
ーシチ効果)が有効であることが知られているが、本発
明ではこのアンテナダイバーシチ効果も同時に達成でき
ることが分かる。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、1台の時分割多重送受信機で複数ゾーンをカバーす
ることができるのでゾーン毎に1台の送受信機を配置す
る必要がなく、システム全体の送受信機台数の低減に大
いに貢献すると共に、高い利用効率で送受信機を使用す
ることができる。また、各移動無線機に割当てられたタ
イムスロット毎に最大の受信電界レベルが得られるアン
テナが選択切替えられるのでハンドオーバー処理機能を
容易に達成することができる。また特に送受信を同一周
波数で通信する際には、送信と受信の両回線にわたりア
ンテナダイバーシチ効果が得られ高品質の通信が可能と
なる。また、本方式の構成上、ゾーン間を移動する移動
局に周波数とタイムスロットを指定するハンドオーバー
処理機能を設備する必要がなく回線制御回路及び移動局
双方のハンドオーバー処理負担が軽減もしくは不要とな
るという極めて大きい利点がある。
ば、1台の時分割多重送受信機で複数ゾーンをカバーす
ることができるのでゾーン毎に1台の送受信機を配置す
る必要がなく、システム全体の送受信機台数の低減に大
いに貢献すると共に、高い利用効率で送受信機を使用す
ることができる。また、各移動無線機に割当てられたタ
イムスロット毎に最大の受信電界レベルが得られるアン
テナが選択切替えられるのでハンドオーバー処理機能を
容易に達成することができる。また特に送受信を同一周
波数で通信する際には、送信と受信の両回線にわたりア
ンテナダイバーシチ効果が得られ高品質の通信が可能と
なる。また、本方式の構成上、ゾーン間を移動する移動
局に周波数とタイムスロットを指定するハンドオーバー
処理機能を設備する必要がなく回線制御回路及び移動局
双方のハンドオーバー処理負担が軽減もしくは不要とな
るという極めて大きい利点がある。
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】従来方式の構成例図である。
【図3】通信サービスを行う領域の説明図である。
【図4】本発明の作用を説明するタイムチャートである
。
。
【図5】本発明の拡張例を示す構成図である。
1 時分割多重送受信機
2 アンテナ
3 受信電界レベル検出回路
4 受信レベル信号
5 アンテナ切替回路
6 切替信号
7 回線制御回路
8 領域
9 ゾーン
10 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の無線通信サービスエリアを分割
してそれぞれ互いに一部が重複するように設定された複
数の小ゾーンに1つずつ配置された複数のアンテナを介
して固定の時分割多重送受信機と前記無線通信サービス
エリア内に存在する移動無線機とが通信を行うための時
分割多重通信方式において、前記固定の時分割多重送受
信機側に、前記複数のアンテナの給電線が接続され該複
数のアンテナが受信する前記移動無線機からの電波の受
信電界レベルを各移動無線機に割当てられたタイムスロ
ット毎にそれぞれ検出する受信電界レベル検出回路と、
受信時には該受信電界レベル検出回路からの各アンテナ
の受信レベルを前記タイムスロット毎に比較して最も大
きい受信レベルのアンテナを選択して該アンテナを指定
する切替信号を出力し、送信時には受信時に選択された
前記アンテナと同じアンテナを指定する切替信号を出力
する回線制御回路と、前記複数のアンテナの給電線が接
続され前記切替信号に従って前記選択されたアンテナの
給電線を前記時分割多重送受信機に切替接続するアンテ
ナ切替回路とを備えたことを特徴とする時分割多重通信
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3053557A JPH04271627A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 時分割多重通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3053557A JPH04271627A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 時分割多重通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04271627A true JPH04271627A (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=12946114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3053557A Pending JPH04271627A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 時分割多重通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04271627A (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3053557A patent/JPH04271627A/ja active Pending
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