JPH0427106Y2 - - Google Patents
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- JPH0427106Y2 JPH0427106Y2 JP11627687U JP11627687U JPH0427106Y2 JP H0427106 Y2 JPH0427106 Y2 JP H0427106Y2 JP 11627687 U JP11627687 U JP 11627687U JP 11627687 U JP11627687 U JP 11627687U JP H0427106 Y2 JPH0427106 Y2 JP H0427106Y2
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Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔概要〕
プリント板とバツクボードとを、電気的に接続
する際に用いるマルチコネクタに関し、 接続の信頼度が高く、且つ接触子が損傷するこ
とがない、マルチコネクタを提供することを目的
とし、 相手のコネクタの接触子に接触する接触片を、
ハウジングに配設したコンタクト部と、導体パタ
ーンに半田付け接続する端子を、絶縁ブロツクに
配設した端子部とに、マルチコネクタ本体を分離
し、コンタクト部を、コネクタの挿抜方向に直交
する方向に微小長摺動可能に、プリント板の前側
縁部に装着し、一方、端子部は、コンタクト部の
後方の所望の個所で、プリント板に半田付け固着
して、接触片と端子とを、可撓性接続導体を介し
て接続する構成とする。
する際に用いるマルチコネクタに関し、 接続の信頼度が高く、且つ接触子が損傷するこ
とがない、マルチコネクタを提供することを目的
とし、 相手のコネクタの接触子に接触する接触片を、
ハウジングに配設したコンタクト部と、導体パタ
ーンに半田付け接続する端子を、絶縁ブロツクに
配設した端子部とに、マルチコネクタ本体を分離
し、コンタクト部を、コネクタの挿抜方向に直交
する方向に微小長摺動可能に、プリント板の前側
縁部に装着し、一方、端子部は、コンタクト部の
後方の所望の個所で、プリント板に半田付け固着
して、接触片と端子とを、可撓性接続導体を介し
て接続する構成とする。
本考案は、プリント板とバツクボードとを、電
気的に接続する際に用いるマルチコネクタに関す
る。
気的に接続する際に用いるマルチコネクタに関す
る。
回路のLSI化,部品の小形化,チツプ形化を実
施し、多数の搭載部品を高密度に実装したプリン
ト板が、近年の電子装置には、多量に使用されて
いる。
施し、多数の搭載部品を高密度に実装したプリン
ト板が、近年の電子装置には、多量に使用されて
いる。
そして、このようなプリント板を箱形のシエル
フに多数並列して装着し、ユニツト化して電子装
置架等に搭載している。
フに多数並列して装着し、ユニツト化して電子装
置架等に搭載している。
プリント板をシエルフに組み込むには、まず雌
コネクタか雄コネクタの何れか一方を並列,配置
したバツクボードを、箱形のシエルフの奥底面に
取付け、プリント板の挿入側の側縁に、挿着相手
のコネクタ(雄コネクタか雌コネクタかのいずれ
か一方)を装着する。
コネクタか雄コネクタの何れか一方を並列,配置
したバツクボードを、箱形のシエルフの奥底面に
取付け、プリント板の挿入側の側縁に、挿着相手
のコネクタ(雄コネクタか雌コネクタかのいずれ
か一方)を装着する。
開口側よりプリント板をシエルフに挿入し、プ
リント板に装着したコネクタを、バツクボードに
装着したコネクタに挿着することにより、シエル
フに並列したプリント板相互間の接続、及び外部
回路との接続を行つている。
リント板に装着したコネクタを、バツクボードに
装着したコネクタに挿着することにより、シエル
フに並列したプリント板相互間の接続、及び外部
回路との接続を行つている。
したがつて、上述のようなプリント板に装着す
るコネクタには、マルチコネクタが使用されてい
るが、近年は、そのコンタクトピン数が非常に多
くなつてきている。
るコネクタには、マルチコネクタが使用されてい
るが、近年は、そのコンタクトピン数が非常に多
くなつてきている。
第3図は従来のマルチコネクタの断面図であつ
て、プリント板1の先端側の側縁に、雄コネクタ
10を装着してある。
て、プリント板1の先端側の側縁に、雄コネクタ
10を装着してある。
一方2は、箱形のシエルフ(図示せず)の奥底
面に取着したバツクボードプリント板であつて、
バツクボード2のシエルフの開口面側の表面に、
雄コネクタ10を挿着すべく相手の雌コネクタ2
0を、多数並列に装着してある。
面に取着したバツクボードプリント板であつて、
バツクボード2のシエルフの開口面側の表面に、
雄コネクタ10を挿着すべく相手の雌コネクタ2
0を、多数並列に装着してある。
雄コネクタ10のハウジング12は、外形がほ
ぼ直六面体形で、雌コネクタに対向する端面側が
開口面が細長い、角形の凹部13を有するよう、
合成樹脂をモールド成形して構成してある。ハウ
ジング12には、ライトアングル形の多数本の雄
コンタクト11を、所望に配設してある。
ぼ直六面体形で、雌コネクタに対向する端面側が
開口面が細長い、角形の凹部13を有するよう、
合成樹脂をモールド成形して構成してある。ハウ
ジング12には、ライトアングル形の多数本の雄
コンタクト11を、所望に配設してある。
詳述すると、雄コンタクト11は、相手のコネ
クタの接触子に接続する接触片部11Bが、長い
薄板状であつて、ハウジング12に固着されてプ
リント板1の導体パターン3に、半田付けする端
子部11Aがピン状である。
クタの接触子に接続する接触片部11Bが、長い
薄板状であつて、ハウジング12に固着されてプ
リント板1の導体パターン3に、半田付けする端
子部11Aがピン状である。
このような雄コンタクト11を、接触片部11
Bが凹部13に上下に2列に並列して突出するよ
うにハウジング12に、インサート成形すると
か、或いは圧入等して固着してある。端子部11
Aは、ハウジング12の後側面より突出し、直角
に下方に折り曲げられ、その先端部に固着座が形
成されている。
Bが凹部13に上下に2列に並列して突出するよ
うにハウジング12に、インサート成形すると
か、或いは圧入等して固着してある。端子部11
Aは、ハウジング12の後側面より突出し、直角
に下方に折り曲げられ、その先端部に固着座が形
成されている。
雄コネクタ10は、端子部11Aの固着座をプ
リント板1の表面に設けた導体パターン3に半田
付けすることにより、電気的には所望のパターン
に接続され、機械的にはプリント板1に固着され
るようになつている。
リント板1の表面に設けた導体パターン3に半田
付けすることにより、電気的には所望のパターン
に接続され、機械的にはプリント板1に固着され
るようになつている。
即ち、図示した雄コネクタ10は、表面実装形
コネクタである。
コネクタである。
雌コネクタ20のハウジング22は、外形がほ
ぼ直六面体形で、バツクボード2に固着する側と
は反対側に、雄コネクタ10の凹部13にしつく
りと挿入する細長い直六面体形のガイド突起体2
4を、形成した合成樹脂よりなるモールド部品で
ある。
ぼ直六面体形で、バツクボード2に固着する側と
は反対側に、雄コネクタ10の凹部13にしつく
りと挿入する細長い直六面体形のガイド突起体2
4を、形成した合成樹脂よりなるモールド部品で
ある。
ガイド突起体24内には、それぞれの雄コンタ
クト11に対応して、角孔形のコンタクト室23
を2列に配設してある。そして、雌コンタクト2
1をそれぞれのコンタクト室23に収容・固着し
てある。
クト11に対応して、角孔形のコンタクト室23
を2列に配設してある。そして、雌コンタクト2
1をそれぞれのコンタクト室23に収容・固着し
てある。
なお、コンタクト室23の雄コネクタ10に対
向する側を絞つて開口させ、この開口部を雄コン
タクト11が挿入するガイド口とするために、外
側が拡開したテーパーに形成してある。
向する側を絞つて開口させ、この開口部を雄コン
タクト11が挿入するガイド口とするために、外
側が拡開したテーパーに形成してある。
雌コンタクト21は、コンタクト室23内に挿
入された雄コンタクト11を、両側から挟み弾接
するように、一対の接触片部21Bを対向して設
け、この接触片部21Bがそれぞれのコンタクト
室23に収容されるように、ハウジング22にイ
ンサート成形するか、或いは圧入等して固着して
ある。
入された雄コンタクト11を、両側から挟み弾接
するように、一対の接触片部21Bを対向して設
け、この接触片部21Bがそれぞれのコンタクト
室23に収容されるように、ハウジング22にイ
ンサート成形するか、或いは圧入等して固着して
ある。
接触片部21B後部は、ピン状に一本化して端
子部21Aとなり、ハウジング22の後側面より
突出している。この端子部21Aの先端を、バツ
クボード2のスルーホールに挿入し、半田付けす
る。
子部21Aとなり、ハウジング22の後側面より
突出している。この端子部21Aの先端を、バツ
クボード2のスルーホールに挿入し、半田付けす
る。
したがつて、プリント板1の上下の側縁を、シ
エルフの上下側板に対向して設けたガイド溝(何
れも図示せず)に挿入して押し込むと、雌コネク
タ20のガイド突起体24が、雄コネクタ10の
凹部13に挿入されガイドとなるので、雄コンタ
クト11が対応したコンタクト室23内に挿入さ
れる。
エルフの上下側板に対向して設けたガイド溝(何
れも図示せず)に挿入して押し込むと、雌コネク
タ20のガイド突起体24が、雄コネクタ10の
凹部13に挿入されガイドとなるので、雄コンタ
クト11が対応したコンタクト室23内に挿入さ
れる。
そして、さらにプリント板1を押入すると、雄
コンタクト11の接触片部が、雌コンタクト21
の一対の接触片の先端部分の間に押し込まれ、接
触片に挟まれ弾接した状態で摺動して、接触片の
奥に押入される。なおこの際、雄コンタクト11
と雌コンタクト21との接触力を、100g〜200g
としてあるので、雄コンタクト11と雌コンタク
ト21とは確実に接触し、接続の信頼度が高い。
コンタクト11の接触片部が、雌コンタクト21
の一対の接触片の先端部分の間に押し込まれ、接
触片に挟まれ弾接した状態で摺動して、接触片の
奥に押入される。なおこの際、雄コンタクト11
と雌コンタクト21との接触力を、100g〜200g
としてあるので、雄コンタクト11と雌コンタク
ト21とは確実に接触し、接続の信頼度が高い。
上述のようにして、プリント板1は、雄コネク
タ10,雌コネクタ20を介して、バツクボード
2に電気的に接続される。
タ10,雌コネクタ20を介して、バツクボード
2に電気的に接続される。
第4図は従来の他の例の側面図であつて、外形
形状が大きいプリント板1に、多数の搭載部品を
高密度に実装してある。
形状が大きいプリント板1に、多数の搭載部品を
高密度に実装してある。
このため、コネクタのコンタクトの本数が飛躍
的に増加し、一つのコネクタで済ませるようにす
ると、ハウジングが非常に細長くなり、モールド
成形時に反りが発生する等して、寸法精度が悪く
なり、相手のコネクタに嵌合しなくなる恐れがあ
る。
的に増加し、一つのコネクタで済ませるようにす
ると、ハウジングが非常に細長くなり、モールド
成形時に反りが発生する等して、寸法精度が悪く
なり、相手のコネクタに嵌合しなくなる恐れがあ
る。
このため、雄コネクタ側,及び雌コネクタ側の
それぞれのパターンを、2群に分けて、その群毎
に雄コネクタ10,雌コネクタ20を実装してい
る。
それぞれのパターンを、2群に分けて、その群毎
に雄コネクタ10,雌コネクタ20を実装してい
る。
上述のように、従来のプリント板に実装するコ
ネクタは、ハウジング12はプリント板の表面に
載せてあるだけで、プリント板1に固着してある
個所は端子部11Aである。
ネクタは、ハウジング12はプリント板の表面に
載せてあるだけで、プリント板1に固着してある
個所は端子部11Aである。
したがつて、コンタクトの本数が増加するに伴
い、コネクタの挿抜力(プリント板を挿抜するの
に必要とするプリント板を引張る力,或いは押す
力)が大きくなり、大きな挿抜力が端子部11A
を経て、端子部11Aとプリント板1の半田付け
部に加わり、半田付け部に亀裂が入り、導体パタ
ーンとの接続不良が発生する恐れがあつた。
い、コネクタの挿抜力(プリント板を挿抜するの
に必要とするプリント板を引張る力,或いは押す
力)が大きくなり、大きな挿抜力が端子部11A
を経て、端子部11Aとプリント板1の半田付け
部に加わり、半田付け部に亀裂が入り、導体パタ
ーンとの接続不良が発生する恐れがあつた。
特に表面実装形コネクタにおいて、このような
問題点が発生する。
問題点が発生する。
また、第4図に例示したようにプリント板1に
複数個のマルチコネクタを実装した場合は、プリ
ント板1に実装する雄コネクタ10とバツクボー
ド2に実装する雌コネクタ20との関係位置を、
高精度の寸法で取着することが困難である。
複数個のマルチコネクタを実装した場合は、プリ
ント板1に実装する雄コネクタ10とバツクボー
ド2に実装する雌コネクタ20との関係位置を、
高精度の寸法で取着することが困難である。
よつて、ハウジング22の凹部13の開口との
間にずれが発生して、雄コネクタ10と雌コネク
タ20とが嵌合しなくなる恐れがある。このこと
を避けるために、凹部13の開口を、ハウジング
22の正面側端面寸法より、充分に大きくする
と、雄コンタクト11の先端がハウジング22の
正面側端面に衝突して、雄コンタクト11が曲が
つて、コンタクト室23に挿入されなくなるとい
う問題点が発生する。
間にずれが発生して、雄コネクタ10と雌コネク
タ20とが嵌合しなくなる恐れがある。このこと
を避けるために、凹部13の開口を、ハウジング
22の正面側端面寸法より、充分に大きくする
と、雄コンタクト11の先端がハウジング22の
正面側端面に衝突して、雄コンタクト11が曲が
つて、コンタクト室23に挿入されなくなるとい
う問題点が発生する。
また雄コンタクト11が屈曲した場合は、コン
タクト室23内に挿入されたとしても、接触片部
21Bに密接に接触することがなくて、接続の信
頼度が低下するという、問題点が発生する。
タクト室23内に挿入されたとしても、接触片部
21Bに密接に接触することがなくて、接続の信
頼度が低下するという、問題点が発生する。
本考案はこのような点に鑑みて創作されたもの
で、接続の信頼度が高く、且つ接触子が損傷する
ことがない、マルチコネクタを提供することを目
的としている。
で、接続の信頼度が高く、且つ接触子が損傷する
ことがない、マルチコネクタを提供することを目
的としている。
上記の問題点を解決するために本考案は、第1
図に例示したように、プリント板1に実装するマ
ルチコネクタを、コンタクト部30と端子部40
とに分離する。
図に例示したように、プリント板1に実装するマ
ルチコネクタを、コンタクト部30と端子部40
とに分離する。
コンタクト部30は、ハウジング32に相手の
コネクタの接触子に接触する接触片31を並列に
配設し、接触片31の端末31Bをハウジング3
2の後端面に突出させる。そして、ハウジング3
2に設けた長孔35とプリント板1に固着する段
付きボルト36とを係合させた手段により、コネ
クタの挿抜方向に直交する方向に微小長摺動可能
に、このコンタクト部30をプリント板1の前側
縁部に装着する。
コネクタの接触子に接触する接触片31を並列に
配設し、接触片31の端末31Bをハウジング3
2の後端面に突出させる。そして、ハウジング3
2に設けた長孔35とプリント板1に固着する段
付きボルト36とを係合させた手段により、コネ
クタの挿抜方向に直交する方向に微小長摺動可能
に、このコンタクト部30をプリント板1の前側
縁部に装着する。
端子部40は、端子41の上端部41Bが絶縁
ブロツク45の上端面に並列して突出し、固着座
41Aが絶縁ブロツク45の下端面部分の所望の
位置に並列するように、端子41を絶縁ブロツク
45に配設する。固着座41Aをプリント板1の
導体パターン3に半田付けすることにより、コン
タクト部30の後方の所望の位置に、端子部40
をプリント板1に固着する。
ブロツク45の上端面に並列して突出し、固着座
41Aが絶縁ブロツク45の下端面部分の所望の
位置に並列するように、端子41を絶縁ブロツク
45に配設する。固着座41Aをプリント板1の
導体パターン3に半田付けすることにより、コン
タクト部30の後方の所望の位置に、端子部40
をプリント板1に固着する。
そして接触片31の端末31Bと対応する端子
41の上端部41Bとを、可撓性接続導体50を
介して接続するようにしたものである。
41の上端部41Bとを、可撓性接続導体50を
介して接続するようにしたものである。
上記本考案の手段によれば、マルチコネクタの
接触子は、可撓性接続導体50を介して接続され
た接触片31と端子41とに分離されているの
で、マルチコネクタを相手のコネクタに嵌挿,或
いは抜去して、プリント板1を挿抜するにあた
り、端子41と導体パターン3との半田付け接続
部に、何等力が付与されない。よつて、端子41
と導体パターン3との間に接続不良が発生する恐
れがない。
接触子は、可撓性接続導体50を介して接続され
た接触片31と端子41とに分離されているの
で、マルチコネクタを相手のコネクタに嵌挿,或
いは抜去して、プリント板1を挿抜するにあた
り、端子41と導体パターン3との半田付け接続
部に、何等力が付与されない。よつて、端子41
と導体パターン3との間に接続不良が発生する恐
れがない。
また、コンタクト部30と嵌挿する相手のコネ
クタの装置位置関係に、多少の取付誤差があり、
ハウジング32の凹部33と相手のコネクタのハ
ウジングの正面側端面との間に多少のずれがあつ
ても、ハウジング32がフロート状態であるの
で、ハウジング32が互いに嵌合する方向に移動
して、接触片31が相手のコネクタのコンタクト
室に嵌入して、接触子に接触・接続する。したが
つて、接触片31が損傷する恐れがない。
クタの装置位置関係に、多少の取付誤差があり、
ハウジング32の凹部33と相手のコネクタのハ
ウジングの正面側端面との間に多少のずれがあつ
ても、ハウジング32がフロート状態であるの
で、ハウジング32が互いに嵌合する方向に移動
して、接触片31が相手のコネクタのコンタクト
室に嵌入して、接触子に接触・接続する。したが
つて、接触片31が損傷する恐れがない。
以下図を参照しながら、本考案を具体的に説明
する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。
する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物
を示す。
第1図は本考案の一実施例の構成図で、aは断
面図、bは平面図であり、第2図のa,b,c
は、本考案の実施例の要部を示す図面である。
面図、bは平面図であり、第2図のa,b,c
は、本考案の実施例の要部を示す図面である。
第1図において、プリント板1に実装するマル
チコネクタを、コンタクト部30と端子部40と
に分離してある。
チコネクタを、コンタクト部30と端子部40と
に分離してある。
コンタクト部30は、外形がほぼ直六面体形
で、雌コネクタに対向する端面側が開口面が細長
い、角形の凹部33を有し、左右の両端部には、
それぞれ角板形の袖34を有するように、合成樹
脂をモールド成形して構成してある。この凹部3
3の開口側は、テーパー端面として、相手のコネ
クタのハウジングが嵌挿容易の如くになつてい
る。
で、雌コネクタに対向する端面側が開口面が細長
い、角形の凹部33を有し、左右の両端部には、
それぞれ角板形の袖34を有するように、合成樹
脂をモールド成形して構成してある。この凹部3
3の開口側は、テーパー端面として、相手のコネ
クタのハウジングが嵌挿容易の如くになつてい
る。
そして、袖34には左右方向(コネクタを挿抜
する方向に直交する方向を言う)に長い、長孔3
5をそれぞれ設けてある。
する方向に直交する方向を言う)に長い、長孔3
5をそれぞれ設けてある。
相手のコネクタの接触子に接触する接触片31
は、凹部33に上下に2列に並列して突出するよ
うにハウジング32に、インサート成形すると
か、或いは圧入等して固着してある。
は、凹部33に上下に2列に並列して突出するよ
うにハウジング32に、インサート成形すると
か、或いは圧入等して固着してある。
なお、接触片31は長い薄板状であつて、ハウ
ジング32の後端面より突出した端末31Bを、
V形に形成して、可撓性接続導体50の導体素線
を圧接接続可能にしてある。
ジング32の後端面より突出した端末31Bを、
V形に形成して、可撓性接続導体50の導体素線
を圧接接続可能にしてある。
プリント板1の前側縁の所望の位置に、長孔3
5に対応して円孔を穿設してある。コンタクト部
30をプリント板1の前側縁に沿つて、プリント
板1上に載せ、詳細な断面を第2図bに示すよう
に、袖34の長孔35とプリント板の円孔を貫通
するように、段付きボルト36を嵌挿する。そし
て、プリント板1の裏面側に突出した段付きボル
ト36のねじ部に、ナツト37を螺着して、段付
きボルト36をプリント板1に固定させている。
5に対応して円孔を穿設してある。コンタクト部
30をプリント板1の前側縁に沿つて、プリント
板1上に載せ、詳細な断面を第2図bに示すよう
に、袖34の長孔35とプリント板の円孔を貫通
するように、段付きボルト36を嵌挿する。そし
て、プリント板1の裏面側に突出した段付きボル
ト36のねじ部に、ナツト37を螺着して、段付
きボルト36をプリント板1に固定させている。
なお、この段付きボルト36の頸部の長さは、
袖34の板厚よりも、僅かに大きい。
袖34の板厚よりも、僅かに大きい。
したがつて、コンタクト部30は、長孔35の
長さと段付きボルト36の外径との関係寸法で定
まる所定のストローク長だけ、プリント板1の表
面上で左右方向に摺動移動可能に、プリント板1
に装着されている。
長さと段付きボルト36の外径との関係寸法で定
まる所定のストローク長だけ、プリント板1の表
面上で左右方向に摺動移動可能に、プリント板1
に装着されている。
端子部40は、細長い角板状の合成樹脂よりな
る絶縁ブロツク45に、コンタクト部30の接触
片31に対応して、端子41を配設してある。
る絶縁ブロツク45に、コンタクト部30の接触
片31に対応して、端子41を配設してある。
端子41は、銅系金属の円線.或いは薄板線
で、側面視がほぼL形に加工されており、上端部
41Bが絶縁ブロツク45の上端面に並列して突
出し、固着座41Aが絶縁ブロツク45の下端面
に平行に突出するように、絶縁ブロツク45に、
インサート成形するとか、或いは圧入等して固着
してある。
で、側面視がほぼL形に加工されており、上端部
41Bが絶縁ブロツク45の上端面に並列して突
出し、固着座41Aが絶縁ブロツク45の下端面
に平行に突出するように、絶縁ブロツク45に、
インサート成形するとか、或いは圧入等して固着
してある。
そしてそれぞれの固着座41Aを、プリント板
1の表面に設けた導体パターン3のパツド面に位
置合わせし半田付け固着することにより、電気的
には、端子41と導体パターン3とを接続し、機
械的には端子部40をプリント板1に固定してい
る。即ち端子部40は、プリント板1に表面実装
されている。
1の表面に設けた導体パターン3のパツド面に位
置合わせし半田付け固着することにより、電気的
には、端子41と導体パターン3とを接続し、機
械的には端子部40をプリント板1に固定してい
る。即ち端子部40は、プリント板1に表面実装
されている。
なお、詳細を第2図bに示すように、端子41
の上端部41BはV形に形成して、可撓性接続導
体50の導体素線を圧接接続可能にしてある。
の上端部41BはV形に形成して、可撓性接続導
体50の導体素線を圧接接続可能にしてある。
可撓性接続導体50として、例えば第2図bに
示すようにフレキシブルプリント板51を用い、
フレキシブルプリント板51の一方の端末を端子
41の上端部41Bに圧接し、他方の端末をコン
タクト部30の端末31Bに圧接することによ
り、それぞれの端子41と対応する接触片31と
を、フレキシブルプリント板51の導体素線を介
して接続してある。
示すようにフレキシブルプリント板51を用い、
フレキシブルプリント板51の一方の端末を端子
41の上端部41Bに圧接し、他方の端末をコン
タクト部30の端末31Bに圧接することによ
り、それぞれの端子41と対応する接触片31と
を、フレキシブルプリント板51の導体素線を介
して接続してある。
図示した雄コネクタ10は、表面実装形コネク
タである。
タである。
なお、このようなマルチコネクタと嵌合する相
手のマルチコネクタは、例えば第3図に図示した
ような雌コネクタ20であつて、バツクボード2
に並列に固定・装着してある。
手のマルチコネクタは、例えば第3図に図示した
ような雌コネクタ20であつて、バツクボード2
に並列に固定・装着してある。
上述のようにマルチコネクタ本体を、コンタク
ト部30と端子部40とに分離して、それぞれを
所定の手段により、プリント板1に実装してある
ので、マルチコネクタを相手のコネクタに嵌挿,
或いは抜去して、プリント板1を挿抜するにあた
り、端子41と導体パターン3との半田付け接続
部に、何等の力も付与されない。
ト部30と端子部40とに分離して、それぞれを
所定の手段により、プリント板1に実装してある
ので、マルチコネクタを相手のコネクタに嵌挿,
或いは抜去して、プリント板1を挿抜するにあた
り、端子41と導体パターン3との半田付け接続
部に、何等の力も付与されない。
したがつて、固着座41Aと導体パターン3の
パツドとを半田付け接続した、半田部分に亀裂等
が発生する恐れがなくて、端子41と導体パター
ン3との間に、即ち嵌合するコネクタ間に、接続
不良が発生する恐れがない。
パツドとを半田付け接続した、半田部分に亀裂等
が発生する恐れがなくて、端子41と導体パター
ン3との間に、即ち嵌合するコネクタ間に、接続
不良が発生する恐れがない。
また、コンタクト部30と嵌挿する相手のコネ
クタの装着位置関係に、多少の取付誤差があり、
ハウジング32の凹部33と相手のコネクタのハ
ウジングの正面側端面との間に多少のずれがあつ
ても、長孔35と段付きボルト36との係合手段
によつて、ハウジング32が左右方向にフロート
状態で、プリント板1に装着され、且つ凹部33
の開口部がテーパー状に開口しているので、ハウ
ジング32が相手のコネクタのハウジングと嵌合
する方向に移動して、接触片31が相手のコネク
タのコンタクト室に嵌入して、接触子に接触・接
続する。したがつて、接触片31が損傷する恐れ
がない。
クタの装着位置関係に、多少の取付誤差があり、
ハウジング32の凹部33と相手のコネクタのハ
ウジングの正面側端面との間に多少のずれがあつ
ても、長孔35と段付きボルト36との係合手段
によつて、ハウジング32が左右方向にフロート
状態で、プリント板1に装着され、且つ凹部33
の開口部がテーパー状に開口しているので、ハウ
ジング32が相手のコネクタのハウジングと嵌合
する方向に移動して、接触片31が相手のコネク
タのコンタクト室に嵌入して、接触子に接触・接
続する。したがつて、接触片31が損傷する恐れ
がない。
なお、本考案は端子部40を表面実装形とせ
ず、第2図cに示すように、端子41の端末をス
ルーホール1aに挿入し半田付け接続するものに
適用しても、効果があるものである。
ず、第2図cに示すように、端子41の端末をス
ルーホール1aに挿入し半田付け接続するものに
適用しても、効果があるものである。
また可撓性接続導体50はフレキシブルプリン
ト板でなく、第2図cに示すようにワイヤコード
52を巻着する等しても、フレキシブルプリント
板を使用した場合と同等の効果がある。
ト板でなく、第2図cに示すようにワイヤコード
52を巻着する等しても、フレキシブルプリント
板を使用した場合と同等の効果がある。
以上説明したように本考案は、マルチコネクタ
本体をコンタクト部と端子部に分離して、それぞ
れをプリント板に実装したもので、接触子と導体
パターンとの半田接続部分に亀裂等が発生する恐
れがなくて、接続の信頼度が高く、且つハウジン
グの装着位置を、高精度にしなくても、接触子が
損傷することがない等、実用上で優れた効果があ
る。
本体をコンタクト部と端子部に分離して、それぞ
れをプリント板に実装したもので、接触子と導体
パターンとの半田接続部分に亀裂等が発生する恐
れがなくて、接続の信頼度が高く、且つハウジン
グの装着位置を、高精度にしなくても、接触子が
損傷することがない等、実用上で優れた効果があ
る。
第1図は本考案の一実施例の構成図で、aは断
面図、bは平面図、第2図のa,b,cは、本考
案の実施例の要部を示す図面、第3図は従来例の
断面図、第4図は他の従来例の側面図である。 図において、1はプリント板、2はバツクボー
ド、3は導体パターン、10は雄コネクタ、20
は雌コネクタ、30はコンタクト部、31は接触
片、32はハウジング、33は凹部、35は長
孔、36は段付きボルト、40は端子部、41は
端子、45は絶縁ブロツク、50は可撓性接続導
体をそれぞれ示す。
面図、bは平面図、第2図のa,b,cは、本考
案の実施例の要部を示す図面、第3図は従来例の
断面図、第4図は他の従来例の側面図である。 図において、1はプリント板、2はバツクボー
ド、3は導体パターン、10は雄コネクタ、20
は雌コネクタ、30はコンタクト部、31は接触
片、32はハウジング、33は凹部、35は長
孔、36は段付きボルト、40は端子部、41は
端子、45は絶縁ブロツク、50は可撓性接続導
体をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 相手のコネクタの接触子に接触する接触片31
を、ハウジング32に配設したコンタクト部30
と、 導体パターン3に半田付け接続する端子41
を、絶縁ブロツク45に配設した端子部40と
に、マルチコネクタ本体を分離し、 該コンタクト部30は、コネクタの挿抜方向に
直交する方向に微小長摺動可能にプリント板1の
前側縁部に装着し、一方、該端子部40を、該コ
ンタクト部30の後方の所望の個所で、導体パタ
ーン3に半田付け固着して、 該接触片31と該端子41とを、可撓性接続導
体50を介して接続するように、構成したことを
特徴とするマルチコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627687U JPH0427106Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11627687U JPH0427106Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6420693U JPS6420693U (ja) | 1989-02-01 |
JPH0427106Y2 true JPH0427106Y2 (ja) | 1992-06-29 |
Family
ID=31358664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11627687U Expired JPH0427106Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427106Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2722258B2 (ja) * | 1989-09-08 | 1998-03-04 | 日本電信電話株式会社 | 高周波同軸コネクタ |
CN105518940A (zh) * | 2014-02-28 | 2016-04-20 | 日立金属株式会社 | 连接器以及附带连接器的缆线 |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP11627687U patent/JPH0427106Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6420693U (ja) | 1989-02-01 |
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