JPH0426818A

JPH0426818A - 液晶表示装置

Info

Publication number: JPH0426818A
Application number: JP13129390A
Authority: JP
Inventors: Yoshinori Tanaka; 義則田中; Hiroo Saito; 斎藤　宏雄; Tadao Kudo; 工藤　忠男
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-05-23
Filing date: 1990-05-23
Publication date: 1992-01-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、液晶表示装置に係り、特に、ＴＮ（ライステ
ィド・ネマチック）型、ＳＴＮ　（スーパー・ライステ
ィド・ネマチック）型の液晶表示装置に適用するのに好
適な技術に関する。

［従来の技術］従来の液晶表示装置は、例えば、日立ドツト・マトリク
ス液晶表示モジュールのカタログに示すように、モジュ
ールの電源分圧回路から、走査側ドライバＩＣおよび信
号側ドライバＩＣに対してそれぞれ同電位の液晶駆動電
圧が供給される。

また、各ドライバＩＣからＬＣＤ　（液晶表示部）の各
端子に供給された液晶駆動電圧は、透明導電膜を通して
各画素に供給される。

ＬＣＤは、特開昭５８−１１７５８６号公報に記載され
ているように、ＬＣＤの輝度むらを均一にする目的で、
透明導電膜の引き回し抵抗をすべてのラインで等しくし
ていた。すなわち、ＬＣＤは基本的に容量性負荷である
ので、回路部分のインピーダンスを低く押さえる必要が
あり、この発明はそれぞれの負荷が均等になるように検
討したものである。

［発明が解決しようとする課題］しかし、ＬＣＤの大型化と高精細化（高時分割化）に伴
い、容量性負荷、すなわち、ＬＣＤの容量、透明導電膜
の引き回し抵抗が大きくなり、特に現在の構造のものは
、走査側の電極が基板の片側のみに形成され、該電極へ
の駆動電圧の供給は、一方向からのみとなっている。こ
のため、供給側から遠くなるに従って電圧降下が生じ、
液晶駆動電圧のしきい値むらが発生し、ＬＣＤの左右で
コントラストが異なる問題があった。

この現象は、駆動電源供給部に近い部分では液晶にかか
る電圧の歪が小さいが、透明導電膜が抵抗を持つことに
より、漏れ電流が生じ、入力電圧の波形の歪が駆動電源
供給部に遠い部分はど大きくなるために起こる。

本発明の目的は、画面のコントラストむらを改善するこ
とができる液晶表示装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］上記の課題を解決するために、本発明は、液晶表示部を
駆動させる電源供給部を有する液晶表示装置において、
横方向および縦方向に複数個並列に配置された上記液晶
表示部の電極の少なくとも一方に、上記液晶表示部のコ
ントラストむらをキャンセルする傾斜電圧が供給される
ようになっていることを特徴とする。

代表的な例を基に、より具体的に説明すると、モジュー
ル内で電源分圧回路から液晶駆動用電源電圧を供給する
のに、走査側ドライバＩＣに近い方の信号側ドライバＩ
Ｃに対しては低い電圧を供給し、遠い方の信号側ドライ
バＩＣに対しては高い電圧を供給することにより、左右
のしきい値むらを発生させる分の電圧をキャンセルする
（打ち消す）ような電圧を信号側電極に供給する。

信号側電極に対して走査側供給電圧降下をキャンセルす
るには傾斜電圧を印加すればよく、その方法としては、
電源分圧回路からこのような傾斜電圧を直接供給する。

他の方法としては、信号側の透明導電膜の引き回し部（
端子部とＬＣＤの透明画素電極との間の電気的接続部）
の幅を走査側電源供給部に近い方を狭く、遠い方を広く
する。

さらに、ドライバＩＣを搭載するＰＣＢ　（プリント配
線板）とＬＣＤとの間は、フレキシブル　ケーブル（ヒ
ートシール接続）等により電気的に接続されているが、
このフレキシブル　ケーブルの導体幅を走査側電源供給
部に近い方を狭く、遠い方を広くしてもよい。後者２つ
の方法は、信号側の導体幅を変えることにより接続抵抗
を変えて接続抵抗に傾斜を持たせ、その結果、信号側電
極に供給する液晶駆動電圧に傾斜を持たせる。

なお、上記例では、走査側の給電によるＬＣＤの左右の
コントラストむらを解消するために、信号側の電極に傾
斜電圧を供給する場合について述べたが、信号側の給電
の電圧降下に起因する上下のコントラストむらを解消す
るために、走査側の電極に傾斜電圧を供給する構成にし
てもよい。

〔作用］液晶を駆動する電圧とは、走査側電極にかかる電圧と信
号側電極にかかる電圧との電位差である。

左右（または上下）のコントラストむらの発生する要因
は、走査側（または信号側）電極にかかる電圧降下であ
り、本発明の液晶表示装置では、この電圧降下をキャン
セルする電圧を信号側（または走査側）に与え、左右（
または上下）のコントラストむらを解消できる。しかも
、電位的にはＡＣ成分となるようにするので、液晶表示
が劣化し、寿命が短くなることもない。

［実施例］実施例　１第１図（ａ）は、本発明の第１の実施例の液晶表示装置
のブロック図である。第１図（ｂ）は、本実施例の電源
分圧回路を示す図である。第２図は、本実施例と比較し
て示すための従来の電源分圧回路を示す図である。

１はＬＣＤ、２は電源分圧回路、３は走査側ドライバＩ
Ｃ１４，５は信号側ドライバＩＣである。

従来の電源分圧回路では、第２図に示すように、■〜■
までの６レベルの電圧を作り、走査側ドライバＩＣに対
しては■、■および■、■の組み合せで供給し、信号側
ドライバＩＣに対しては■、■および■、■の組み合せ
で供給していた。

本実施例では、電源分圧回路２の■、■の電圧レベルを
さらに細分化し、これらの電圧にわずかに傾斜を持たせ
、走査側ドライバＩＣ３に近い信号側ドライバＩＣ５，
１３等に対しては低い電圧レヘルを供給し、逆に走査側
ドライバＩＣ３から遠い信号側ドライバＩＣＩ　２．２
０等に対しては高い電圧レベルを供給する構成とした。

これにより、走査側ドライバＩＣ３に近い信号側ドライ
バＩＣと遠い信号側ドライバＩＣとで、電圧傾斜に対す
るキャンセル効果が働き、液晶駆動電圧のしきい値むら
によるＬＣＤ１の左右のコントラストむらを解消するこ
とができる。しかも、電位的にはＡＣ成分となるように
なっているので、液晶表示が劣化し、寿命が短くなるこ
ともない。

実施例　２第３図は、本発明の第２の実施例を説明するためのＬＣ
Ｄの平面図である。

１はＬＣＤ、６はＬＣＤ１を構成する上部透明ガラス基
板、７はＬＣＤ１を構成する下部透明ガラス基板、８は
ＬＣＤ１の液晶表示領域（−点鎖線で囲んだ領域）、９
は走査側端子部、１０は信号側端子部、１１は信号側端
子引き回し部（信号側端子部１０とＬＣＤ１の表示領域
８の透明画素電極との間の電気的接続部）である。

本実施例では、信号側端子引き回し部１１の幅を漸次、
走査側ドライバＩＣに近い方を狭く、遠い方を広くした
。これにより、接続抵抗に傾斜を持たせ、信号側電極に
供給する液晶駆動電圧に傾斜を持たせることができるの
で、第１の実施例と同様の効果を得ることができる。

実施例　３第４図は、本発明の第３の実施例を説明するためのＬＣ
Ｄの平面図である。

■はＬＣＤ、６は上部透明ガラス基板、７は下部透明ガ
ラス基板、８は液晶表示領域、９は走査側端子部、ＩＯ
は信号側端子部、４は信号側ドライバＩＣ１１２は信号
側ドライバＩＣ４が搭載されたＰＣＢ　（プリント配線
板）、１３はＰＣＢ端子部、１４はフレキシブル　ケー
ブル、１５はＰＣＢ端子部１３と信号側端子部１０とを
電気的に接続するフレキシブル　ケーブル１４の導体で
ある。

本実施例では、信号側ドライバＩＣを搭載するＰＣＢ１
２とＬＣＤ１の信号側端子部１０とを電気的に接続する
フレキシブル　ケーブル１４の導体１５の幅を漸次、走
査側ドライバＩＣ（図示せず。第１図参照）に近い方を
狭く、遠い方を広くした。これにより、接続抵抗に傾斜
を持たせ、信号側電極に供給する液晶駆動電圧に傾斜を
持たせる二とができるので、第１の実施例、第２の実施
例と同様の効果を得ることができる。

実施例　４第５図は、本発明の第４の実施例を説明するための図で
ある。１６は横方向に伸び、縦方向に複数本配列された
透明画素電極である。

本実施例では、透明画素電極１６の幅を漸次、走査側ド
ライバＩＣ３に近い方を狭く、遠い方を広くした。これ
により、接続抵抗に傾斜を持たせ、液晶駆動電圧に傾斜
を持たせることができるので、第１の実施例、第２の実
施例、第３の実施例と同様の効果を得ることができる。

以上本発明を前記実施例に基づいて具体的に説明したが
、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は勿論である。例えば、上記すべての実施例では、走査
側の給電によるＬＣＤの左右のコントラストむらを解消
するために、信号側の電極に傾斜電圧を供給する（第４
の実施例を除く）場合について述べたが、信号側の給電
の電圧降下に起因する上下のコントラストむらを解消す
るために、上記第１〜第３の実施例と同様の構成を採用
することにより、走査側の電極に傾斜電圧を供給する構
成にしてもよい。また、第４の実施例の透明画素電極１
６と直交する方（または両方）の透明画素電極の幅を変
えてもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の液晶表示装置では、傾斜電
圧に起因するＬＣＤのコントラストむら不良に対し、信
号側または走査側電極に逆の傾斜電圧をかけることによ
り、実効値的には同電圧がかかるようにすることができ
るので、表示品質を改善することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は、本発明の第１の実施例の液晶表示装置
のブロック図、第１図（ｂ）は、本実施例の電源分圧回
路を示す図、第２図は、本実施例と比較して示すための
従来の電源分圧回路を示す図、第３図は、本発明の第２
の実施例を説明するためのＬＣＤの平面図、第４図は、
本発明の第３の実施例を説明するためのＬＣＤの平面図
、第５図は、本発明の第４の実施例を説明するための図
である。１・・・ＬＣＤ２・・・電源分圧回路３・・・走査側ドライバＩＣ４，５・・・信号側ドライバＩＣ６・・・上部透明ガラス基板７・・・下部透明ガラス基板８・・・液晶表示領域９・・・走査側端子部ｌＯ・・・信号側端子部１１・・・信号側端子引き回し部１２・・・ＰＣＢ１３・・・ＰＣＢ端子部４・・・フレキシブルケーブル５・・・導体６・・・透明画素電極（フ　門−〇フ　■　０．− ＮＣつ七−

Claims

【特許請求の範囲】

１、液晶表示部を駆動させる電源供給部を有する液晶表
示装置において、横方向および縦方向に複数個並列に配
置された上記液晶表示部の電極の少なくとも一方に、上
記液晶表示部のコントラストむらをキャンセルする傾斜
電圧が供給されるようになっていることを特徴とする液
晶表示装置。