JPH04264024A - 虚血性心臓組織の保護および代謝回復のための方法および組成物 - Google Patents

虚血性心臓組織の保護および代謝回復のための方法および組成物

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JPH04264024A
JPH04264024A JP3284364A JP28436491A JPH04264024A JP H04264024 A JPH04264024 A JP H04264024A JP 3284364 A JP3284364 A JP 3284364A JP 28436491 A JP28436491 A JP 28436491A JP H04264024 A JPH04264024 A JP H04264024A
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isoleucine
leucine
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デビッド マドセン
Gary Pace
ガリー ペイス
Bruce Rowe
ブルース ロウ
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
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    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は一般的には心臓組織に栄養分を
供給するための組成物に関するものである。より特に、
本発明は心臓治療用に使用できる溶液に関するものであ
る。
【0002】虚血とは、組織が血液による灌流の減少ま
たは停止を受けている状態を称する。虚血は、例えば血
管直径の狭窄があるアテローム性動脈硬化症による血管
の遮断により引き起こされる可能性がある。
【0003】心臓組織は虚血に対して敏感でありそして
そのような事象によりひどく損傷を受ける。心臓虚血は
多数の事象により引き起こされる可能性がある。適切な
心臓機能および多くの場合には患者の生存を確実にする
ためには、心臓虚血からの回復が重要である。心臓虚血
性事象は例えば心臓発作もしくは他の疾病状態によりま
たは例えば血管形成術もしくはバイパス手術の如き治療
介入から引き起こされる可能性がある。そのような虚血
性事象は最小にすることもできまたは広げることもでき
る。
【0004】心臓発作中および後の原則的目標の一つは
生じた虚血性事象により引き起こされる損傷を限定させ
ることである。これは患者の回復にとって重要である。
【0005】虚血性事象は疾病状態の結果である可能性
もあり従って全て予期できるものではないが、虚血性事
象を予期できる時もある。実際に、ある種の治療介入が
虚血性事象をもたらす可能性がある。
【0006】例えば、閉塞した動脈の直径を増大させる
ための以下では「血管形成術」と称されている経皮的経
管腔的冠状血管形成術を使用することは周知である。一
般的には、血管形成術は多管腔性の膨張可能なバルーン
カテーテルを使用して実施される。典型的工程に従うと
、膨張可能なバルーン部分が動脈の閉塞された部分と並
列に配置されるような場所にカテーテルが向けられる。 カテーテルが適切に配置されそれが閉塞性粉瘤により囲
まれた時に、管腔が膨張される。バルーンが膨張するに
つれて、それがその表面と隣接している閉塞性粉瘤を変
形させる。これにより、閉塞された動脈内の内径が大き
くなる。一般的方法は、膨張を任意回数だけ繰り返す方
法である。閉塞された粉瘤を繰り返し変形させることに
より、それらが永久的に変形され、それにより充分大き
い内径を有する管腔の影響を受けた動脈が提供されるこ
とと期待されている。
【0007】さらに、バルーンが膨張されている期間を
長くすることが再狭窄の可能性を減じることも信じられ
ている。バルーンの膨張速度を減じることにより、粉瘤
はゆっくり延伸されそして変形される。これらの作用の
組み合わせが再狭窄の可能性を減少させると信じられて
いる。次にバルーンを破壊しそして撤収する。
【0008】標準的な血管形成術工程は、バルーンを約
60秒の期間にわたり膨張させることを必要としている
。この期間中に、動脈中の血管流が遮断される。従って
、遮断後の組織に灌流する血液の供給が細胞代謝を維持
するには不適当なものになる。これが虚血を生じるので
ある。虚血性事態が長期化すると、影響を受けた組織が
死滅してしまい、それが梗塞として知られている症状で
ある。
【0009】血管形成術を行って心臓動脈内の閉塞を減
少させる時すなわち経皮的経管腔的冠状血管形成術の時
には、膨張されたバルーンからの心筋組織下降流が虚血
性になり始める。影響を受ける心筋組織および対応する
病理学的症候群の罹病率の程度は血管流が中断された時
間の長さに大きく依存している。
【0010】
【発明の要旨】本発明は、すでに存在している虚血を治
療するかまたは虚血が治療介入から生じるかもしれない
ような心臓治療法として使用できる心臓機能の改良方法
を提供するものである。該方法に関すると、アミノ酸溶
液を患者に灌流させる。希望により、アミノ酸溶液をす
でに存在している虚血を治療する最近の心臓治療法と共
に使用することもできる。一方、希望によってはアミノ
酸溶液を予期された虚血、例えば治療介入により引き起
こされる虚血性事象、の前に使用することもできる。本
発明の方法のアミノ酸溶液は虚血性発作が起きた後の改
良された心臓機能を提供するものである。
【0011】最後に、本発明は虚血性心臓組織を有する
患者に治療有効量のアミノ酸類を投与することからなる
心臓虚血の治療方法を提供するものである。
【0012】一態様では、本発明は例えばロイシン、イ
ソロイシン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、
チロシン、およびトリプトファンの如き脂肪酸酸化と共
有の方法によりCO2およびH2Oに代謝されるアミノ
酸類に富んでいる溶液を患者に投与することを含んでい
る。
【0013】一態様では、本発明は例えばグルタミン酸
、グルタミン、アスパルチン酸、およびアスパラギンの
如き酸化性代謝を維持するための「TCA」サイクルに
中間生成物を供給するアミノ酸類を含んでいる溶液を患
者に投与する工程を含んでいる。
【0014】一態様では、本発明の方法は治療中に投与
されるアミノ酸類の割合および型を変える工程を含んで
いる。
【0015】該方法の一態様では、アミノ酸類はアルギ
ニン、ロイシン、イソロイシン、リシン、バリン、フェ
ニルアラニン、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン、
トリプトファン、アラニン、プロリン、セリン、チロシ
ン、アミノ酢酸、イソロイシン、ロイシンおよびバリン
からなる群から選択される。
【0016】該方法の一態様では、アミノ酸類はイソロ
イシン、ロイシンおよびバリンからなっている。
【0017】本発明の一態様では、予期される虚血性事
象の前に治療有効量のアミノ酸類を含んでいる溶液を患
者に投与することからなる心臓機能の改良方法が提供さ
れる。
【0018】本発明の別の特徴および利点はここで好適
な態様の詳細な記載中に記されておりそしてそれから明
白になるであろう。
【0019】
【好適な態様の詳細な説明】
本発明は、例えば血栓崩壊治療法の如きすでに存在して
いる虚血を治療するための心臓治療法と共に使用できる
心臓機能の改良方法を提供するものである。従って、該
方法は虚血性事象後の心臓機能を改良するための従来の
心臓治療法と共に使用することができる。該方法は治療
有効量のアミノ酸組成物を投与することを含んでいる。
【0020】さらに、本発明は心臓機能を改良しそして
予期される虚血性事象からの損傷を限定または防止する
ための方法も提供するものである。最後に、本発明は予
期される虚血性事象の前および/または後に、例えばバ
イパス手術または血管形成術の如き治療介入の前に、投
与することができる組成物を提供するものである。
【0021】治療有効量のアミノ酸溶液は、非経口的に
または経腸的に与えられると、虚血性発作後の心臓機能
を改良するであろう。
【0022】一態様では、該方法は虚血性事象を経験し
たかまたはそれが予期される患者にアルギニン、ロイシ
ン、イソロイシン、リシン、バリン、フェニルアラニン
、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファ
ン、アラニン、プロリン、セリン、チロシン、およびア
ミノ酢酸を含んでいるアミノ酸溶液を投与することから
なっている。満足のいくように機能するアミノ酸溶液調
合物の一例は、イリノイ州、ディアーフィールドのクリ
ンテク・ヌートリッション・カンパニーにより販売され
ている10%TRAVASOL(登録商標)(アミノ酸
)注射である。
【0023】一態様では、該方法は虚血性事象を経験し
たかまたはそれが予期される患者に分枝鎖状アミノ酸類
であるイソロイシン、ロイシン、およびバリンを含んで
いるアミノ酸溶液を投与することからなっている。好適
には、分枝鎖状アミノ酸類は約1:1:1のモル比で含
まれている。そのような分枝鎖状アミノ酸調合物の一例
は、イリノイ州、ディアーフィールドのクリンテク・ヌ
ートリッション・カンパニーにより販売されている4%
BRANCHAMIN(登録商標)(分枝鎖状アミノ酸
)注射である。
【0024】一態様では、該方法は虚血性事象を経験し
たかまたはそれが予期される患者にグルタミン酸、アス
パルチン酸、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、リ
シン、バリン、フェニルアラニン、ヒスチジン、スレオ
ニン、メチオニン、トリプトファン、アラニン、プロリ
ン、セリン、チロシン、およびアミノ酢酸を含んでいる
アミノ酸溶液を投与することからなっている。そのよう
なアミノ酸溶液調合物の一例は、イリノイ州、ディアー
フィールドのクリンテク・ヌートリッション・カンパニ
ーにより販売されているNovamineTMアミノ酸
注射である。
【0025】一態様では、アミノ酸溶液はアルギニン、
ロイシン、イソロイシン、リシン、バリン、フェニルア
ラニン、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン、トリプ
トファン、アラニン、プロリン、セリン、チロシン、お
よびアミノ酢酸を含んでおり、ここで分枝鎖状アミノ酸
が合計アミノ酸の約50%(重量:重量)を構成してい
る。分枝鎖状アミノ酸は合計アミノ酸組成物の約15−
約55重量%を構成することができる。
【0026】治療法または処置法により、アミノ酸溶液
を変えることができる。例えば、酸溶液を均衡させるこ
ともできまたは脂肪酸酸化でも使用される方法によりC
O2およびH2Oに代謝されるアミノ酸類が富んでいて
もよい。そのようなアミノ酸類には、ロイシン、イソロ
イシン、バリン、メチオニン、フェニルアラニン、チロ
シン、およびトリプトファンが包含される。同様に、T
CA(「クレブス」)サイクルに中間生成物を供給する
アミノ酸類も虚血中の酸化的代謝を維持する際に使用す
ることができる。これらのアミノ酸類の例には、グルタ
ミン酸、グルタミン、アスパルチン酸、およびアスパラ
ギンが包含される。
【0027】例えば虚血中および虚血からの回復中の如
き種々の治療工程においてアミノ酸溶液の組成を変える
ことが望ましい。従って、1種以上の組成物を使用する
ことができ、そして治療法の種々の工程と共に個別の利
点を有することができる。
【0028】例示用であり限定用ではなく、本発明に加
えられる実験設定を以下に記す。
【0029】
【実験設定】鼠の心臓を非再循環性逆行(すなわちラン
ゲンドルフ)方法で10分間にわたり灌流させ、その後
に、前転作動心臓方式に25分間切り換え、その時点で
基準血液動態を記録した。次に心臓に20.5分間の総
体的非流動性虚血(NFI)を課した。この後に、作動
心臓動態で40分間にわたり再灌流させた。毎分12−
13mlの速度で全ての溶液を心臓に再灌流させた。
【0030】先行研究は、血液動態機能のピーク回復が
この虚血性挑戦程度においては約40分間の再灌流で起
こることを示していた。前負荷量は15cmH2Oに設
定されており、後負荷量は80cmH2Oに設定されて
おり、そして心臓は2.2ボルト、1.6msec期間
の室刺激により毎分315搏動に心搏設定されていた。
【0031】全ての心臓にKHB中の11mMグルコー
スを灌流させた。さらに、心臓に下記の群において下記
の溶液を灌流させた。
【0032】群#1  有気対照:全体に(t)存在し
ているTravasol(登録商標)(T)(イリノイ
州、ディアーフィールドのバクスター・ヘルスケアから
) 群#2  NFI:全体に存在しているTravaso
l(登録商標)(Tt) 群#3  NFI:全体に存在しているTravaso
l(登録商標)  +BranchAmin(登録商標
)(イリノイ州、ディアーフィールドのバクスター・ヘ
ルスケアから)、再灌流だけ[Tt+Br]群#4  
NFI:処置されていない[0]、すなわち虚血性対照 群#5  NFI:BranchAmin(登録商標)
(B)、再灌流だけ(r)[Br] 群#6  NFI:Travasol(登録商標)、再
灌流だけ[Tr] 群#7  NFI:BranchAmin(登録商標)
(B)、全体[Bt] 群#8  NFI:全体に存在しているTravaso
l(登録商標)およびBranchAmin(登録商標
)[T+B]t 下記の血液動態要素を測定した: 1.冠状流[CF]ml/分[心臓灌流]2.大動脈流
[AO]ml/分[全身的流出流]3.心臓出力[CO
]ml/分[合計出力]4.左心室微細作動[LVMW
]g*m/分[心臓作動] 5.左心室収縮圧力[LVSP]mmHg[ピーク発展
圧力、収縮性器官性能] 6.左心室拡張圧力[LVDP]mmHg(心内膜下の
灌流に対する主要な抵抗要素) 7.大動脈収縮圧力[ASP]mmHg8.大動脈拡張
圧力[ADP]mmHg(冠状駆動圧力の主要決定要素
) 9.平均大動脈圧力[MAP]mmHg[負荷後]10
.冠状血管抵抗[CVR]mmHg*分/ml(例えば
溶解された細胞残屑塞栓による微細血管系の浸透膨潤圧
縮により高められた冠状解出の指数)11.心搏結果[
RPP]mmHg/分[心筋性酸素消費指数] 12.心臓効率指数[EFF1]g*m/mmHg[消
費された作動/02(すなわちEFF1=LVMW/R
PP)は心臓ポンプ効率および酸素排出を示していると
定義されている] 13.回収時間[RecT]分[80cmH2Oにおけ
る大動脈流出流の前に必要な再灌流期間]14.初期虚
血性平均左心室圧力[LVP  i]mmHg 15.ピーク虚血性平均左心室圧力[LVPmax  
i]mmHg 16.最終的虚血性平均左心室圧力[LVPf  i]
mmHg 17.ピーク増幅虚血性収縮[ALVPpki][収縮
  ] 18.後ピーク収縮士官[ALVP  post  i
][細胞体質歪曲/崩壊からの正の延伸による収縮減退
]19.最終的搏動、分[酸素逆転を阻止する潜伏期]
20.開始期を収縮させる潜伏期[St*Cont]分
[収縮開始期遅延] 21.ピークを収縮させる潜伏期[Pk  Cont]
分[収縮開始期遅延] 統計はツー−テイルステューデント試験(p<0.5)
またはマン−ウィットニーU試験(Rec T)だけに
基づいていた。
【0033】有気対照群では大動脈流、心臓出力、左心
室最小作動、および心臓効率指数が70分間の期間全体
にわたり徐々に増加したが他の血液動態要素は未変更の
ままであることを示していた。これは、調合物がこの研
究中に考えられる時間範囲では安定であったことを示し
ている。
【0034】この研究中に記録されたすでに虚血性の血
液動態は、研究の正確さを示している健康な生存被験体
に対して記録されたものと同様であった。
【0035】実験条件および虚血前の血液動態は表1(
以下参照)中に各実験群に関して示されている。群の間
に明白な差は存在していない。
【0036】実験の結果は下記の如くであった。
【0037】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)は単離された鼠の心臓中
の基準血液動態を有意差あるほど変更しなかった(表2
参照)。
【0038】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)による虚血性収縮調節に
関すると、いずれの試薬も虚血性収縮度や時間工程を有
意差あるほど変更しなかった(表2参照)。Trava
sol(登録商標)およびBranchAmin(登録
商標)の両者によると収縮の開始における遅延の傾向が
存在していた。
【0039】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)の両者で処置された心臓
は処置されない虚血性心臓(群4;表3参照)と比べた
時に血液動態機能の有意差ある回復増加を示した。40
分間の再灌流時間において、この増加は検討された全範
囲の血液動態要素に含まれていたが、平均大動脈圧力(
MAP)および左心室末端拡張圧力(LVDP)では頻
繁な例外があった。この効果は全ての薬品処置養生法で
観察された。広範囲の血液動態機能のこの回復増加方式
は、機構が全体的心筋救助を含んでいることを示してい
る。
【0040】いずれの養生法においても、Travas
ol(登録商標)またはBranchAmin(登録商
標)は血液動態機能を(すなわち偶然のMAPおよびL
VDP以外)虚血前の水準(表3参照)に回復すること
ができなかった。群2−8を有気群#1と比較した。従
って、20.5分間の非−流動性虚血は、a)虚血中に
梗塞されたか、またはb)再灌流開始時に不治と宣告さ
れたか、またはc)Travasol(登録商標)およ
びBranchAmin(登録商標)介入により救助不
能であった心筋のサブポピュレーションを生じた。
【0041】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)の両者に関しては、薬品
が実験中に存在していた時と薬品が再灌流期間中だけに
存在していた時では引き起こされた心臓保護効果におけ
る統計的に有意差は見られなかった。(表3:群2対6
および5対7を比較)。
【0042】虚血後の血液動態回復の増加においては、
Travasol(登録商標)の方がBranchAm
in(登録商標)よりわずかに有効性が大きいことが見
いだされた。これらの効果は要素−選択性であり、そし
て「全体的」例だけに存在している薬品中でのその後の
再灌流において統計的に有意差ある水準に達した(表3
;群2対7を比較)。最も影響を受けた要素は拡張圧力
(すなわちLVSP、LVDP、ASP)、収縮性(L
VdP/dT)、および心筋酸素消費(RPP)であっ
た。これらの要素をまとめると、収縮可能な器官の救助
増加を示唆していた。
【0043】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)の混合物で処置された心
臓(群8)における虚血後の血液動態回復増加はBra
nchAmin(登録商標)だけで処置されたもの(群
7)より有意差あるほど大きいが、Travasol(
登録商標)だけで処置されたもの(群2)よりは有意差
あるほど大きくない(表3参照)。これは、Trava
sol(登録商標)がBranchAmin(登録商標
)中に存在していない別の心臓保護剤を含有しているか
またはTravasol(登録商標)中に存在している
分枝鎖状アミノ酸類の水準(すなわち1.2mM)がB
ranchAminの濃度と同様な心臓保護を引き起こ
すのに充分であることを示唆している。
【0044】Travasol(登録商標)およびBr
anchAmin(登録商標)の混合物を用いる同時処
置はTravasol−処置(すなわち群2)より30
分間の再灌流における下記の要素:LVSP;LVdP
/dT;およびRPPの回復を有意差あるほど増加させ
た。これは、BranchAmin(登録商標)同時処
置が全体中に存在していた時だけ生じた。
【0045】それとは対照的に、同時処置はBranc
hAmin−処置よりCF、AO、LVMW、LVdT
、RPP、およびEFFIの有意差ある回復増加を引き
起こした。後者の方式は、同時処置がBranchAm
in−処置だけより心筋救助を増加させたことを示唆し
ている。
【0046】                          
表1  工程成績表群評価工程成績表    1   
         2            3  
          4基質          TL
          TL          TL 
         0n            10
          15          13 
         11            平均
値± SEM   平均値± SEM  平均値± S
EM   平均値± SEM    温度℃     
   36.97±0.04    37.06±0.
03    37.02±0.04     37.0
±0.04体重          329±7   
      319±5         326±4
          332±4HR−P      
315±0         315±0      
   319±3          316±1CF
−WP    20.2±0.5      19.8
±0.7      21.3±0.7       
19.7±0.7AO−WP    70±1    
      69±1          71±1 
          68±2   CO−WP   
 90±1          89±2      
    92±1           88±3LV
MW−WP  74±1        73±1  
        75±2           71
±2LVSP−WP 116±2       114
±2         114±2         
 115±1  LVDP−WP  11.5±0.6
    12.6±0.4      11.4±0.
5       10.4±1.0LVdP/dl−W
P               2516±1     
 2614±1        2653±3    
     2692±9ASP−WP   120±1
       120±1         119±
1          117±1ADP−WP   
 30.6±0.6    30.2±0.4    
  29.8±0.6       30.0±0.9
MAP−WP    60.6±0.6    60.
1±0.4      59.6±0.5      
 59.0±0.4CVR−WP     2.4±0
.1     2.4±0.1       2.3±
0.1        2.5±0.1KRPP−WP
  36.4±0.5    35.8±0.6   
   36.4±0.5       36.5±0.
5LFF1−WP   2.04±0.03   2.
03±0.03     2.05±0.02    
  1.94±0.05                          
     表1(続き)工程成績表    5    
        6            7   
         8基質          Br 
         Tr          BT  
        [TiB]tn          
  12          8          
  11          10         
   平均値± SEM   平均値± SEM  平
均値± SEM   平均値± SEM温度℃    
      37.3±0.03   37.05±0
.03    37.03±0.04     37.
01±0.02体重           326±4
       323±5         320±
4          321±4HR−P     
  316±1       315±1      
   318±3          315±0CF
−WP      20.7±0.7    20.8
±1.1      20.7±0.7       
19.3±0.7AO−WP      73±1  
      70±2          69±1 
          69±1CO−WP      
93±2        91±2         
 90±1           88±1LVMW−
WP  75±2        73±2     
     73±1           72±1L
VSP−WP 114±2       115±2 
        113±2          11
7±2LVDP−WP  11.6±0.9    1
0.9±1.0      11.0±0.8    
   11.1±0.6LVdP/dl−WP               2617±9     
 2610±6        2701±10   
     2619±2ASP−WP   119±1
       119±2         118±
1          120±1ADP−WP   
 29.0±0.4    29.0±0.8    
  30.0±0.6       29.8±0.7
MAP−WP    59.1±0.4    59.
1±0.6      59.3±0.5      
 60±0.6CVR−WP     2.3±0.1
     2.4±0.1       2.4±0.
1        2.6±0.1KRPP−WP  
36.1±0.6    36.2±0.7     
 35.9±0.5       36.6±0.6L
FF1−WP   2.08±0.04   2.02
±0.03     2.03±0.02      
1.97±0.04                
                  表2虚血前血液
動態および虚血性収縮に対するTravasol(登録
商標)およびBranchAmin(登録商標)の効果
基質                0      
  T        Bn            
    31      38      11   
         P          P    
            平均値    平均値   
 平均値        Tvs0    Bvs0虚
血前血液動態 HR−P       316±1     316±
1     318±3            NS
         NSCF−WP      20.
4±0.4  20.4±0.4  20.7±0.8
        NS         NSAO−W
P      71±1      70±1    
  69±1            NS     
    NSCO−WP      91±1    
  91±1      90±1         
   NS         NSLVMW−WP  
73±1      74±1      73±1 
           NS         NSL
VSP−WP 115±1     114±1   
  113±1            NS    
     NSLVDP−WP  11.0±0.5 
 11.9±0.3  11.0±0.8      
  NS         NSLVdP/dl−WP               2649±31    
 2601±33     2702±50     
  NS         NSASP−WP   1
18.5±0.8   119.8±0.6   11
7.9±1.5    NS         NSA
DP−WP    29.4±0.4    30.2
±0.3    30.1±0.6    NS   
      NSMAP−WP    59.1±0.
2    60.0±0.3    59.3±0.5
    *         NSCVR−WP   
  2.40±0.06   2.38±0.04  
 2.36±0.09  NS         NS
kRPP−WP  36.3±0.3    36.2
±0.3    35.9±0.5    NS   
      NSLFF1−WP   2.01±0.
02   2.04±0.02   2.03±0.0
2  NS         NS虚血収縮 LVP*1      10.1±0.2    10
.2±0.2     9.9±0.3    NS 
        NSLVPmax i 33±3  
      35±3        34±4   
     NS         NSLVPf i 
    27±2        28±3     
   29±4        NS        
 NSSt* Cont 14.4±0.9    1
5.5±0.5    15.6±1.0    NS
         NSPk Cont   17.4
±0.7    18.0±0.4    17.8±
0.8    NS         NS最終搏動 
      116±4       124±5  
     131±12       NS     
    NSALVP pk   23±3     
   25±3        24±4      
  NS         NSALVP post 
−7±2      −7±1        −8±
4        NS         NSNS=
有意差がない(p≧0.05) *=有意差がある(p≦0.05) 0  処置されなかった T  Travasol(登録商標)で処置されたB 
 BranchAmin(登録商標)で処置された表3 有気(群1)および虚血(群2−8)の間の血液動態機
能の%回復率の比較注:虚血/再灌流心臓(群2−8)
中の全ての値は、ns.p=≦0.05が付けられたも
の以外は、有気心臓(群1)より有意差あるほど低い。
【0047】工程成績表 群          1       2     
 3      4      5       6 
      7      8% CF−10  10
3±1   40±8  46±9  19±5  5
1±10  40±13  51±9  34±8 %
 CF−20  105±2   72±5  77±
4  16±4  53±8   67±8   56
±10 76±2% CF−30  104±2   
72±4  80±5  32±9  64±6   
73±8   62±8  73±3% AO−10 
 102±1   10±6   4±2   2±2
  15±5   10±7   11±5   3±
3% AO−20  103±1   37±7  2
5±5   2±2  20±7   29±7   
22±7  40±6% AO−30  105±1 
  47±7  35±5   4±4  28±7 
  40±8   28±8  50±6% AO−4
0  106±1   50±6  39±6   7
±5  35±7   40±7   33±8  5
4±5% CO−10  102±1   17±6 
 13±3   6±3  22±6   17±8 
  21±6  10±4% CO−20  104±
1   44±6  38±4   5±2  28±
7   38±7   30±8  48±5% CO
−30  104±1   53±6  46±5  
 8±4  35±7   47±7   35±8 
 55±5% CO−40  106±1   55±
6  49±5  13±6  42±7   48±
7   40±7  58±5% LVMW−10 1
02±1  17±7  13±4   5±3  2
4±7   17±9   21±7   9±4% 
LVMW−20 104±1  48±6  41±5
   5±3  30±7   42±8   32±
8  53±6% LVMW−30 105±1  5
8±6  50±5   8±5  38±7   5
1±8   38±8  61±6% LVMW−40
 107±1  60±6  53±5  14±6 
 46±7   52±8   43±8  64±5
% LVSP−10 101±0  56±7  55
±8  34±5  62±9   52±11  6
3±7  40±8% LVSP−20 101±0 
 88±5NS 87±3 36±5  73±6  
 83±7   73±7  87±2% LVSP−
30 102±1  95±2  92±2  43±
6  81±4   87±6   79±6  90
±1% LVSP−40 102±1  95±1  
92±2  54±7  86±3   89±5  
 83±4  91±1% LVDP−10 103±
1 133±6 149±9 170±20 149±
15 141±14 152±20 159±10% 
LVDP−20 106±2 120±4 121±7
NS 171±17 144±16 132±14NS
 147±12 132±             
                         
                         
      11% LVDP−30 106±2 1
09±4NS 110±9NS 174±17 141
±12 125±15NS 134±11 131  
                         
                         
                ±10% LVDP
−40 105±3 114±3 107±10NS 
167±15 134±12 125±15NS 13
7±9 133±                 
                         
                         
  10% LVdP/dT−10         
                     101±
0  51±8  55±10 23±7  54±1
1  45±11  57±8  41±11% LV
dP/dT−20           102±1  85±6  87
±4  23±6  66±7   83±9   6
7±8  86±3% LVdP/dT−30           102±1  94±2  92
±3  33±7  76±5   86±7   7
4±6  87±2% LVdP/dT−40           102±1  94±2  92
±3  42±8  81±3   88±6   7
9±5  88±2% ASP−10  100±0 
 52±6  50±7  38±5  59±9  
 48±10  60±7  44±7% ASP−2
0   99±0  80±4  78±3  47±
3  70±5   77±7   69±6  82
±2% ASP−30   98±1  86±2  
82±2  47±5  76±4   80±6  
 75±4  85±1% ASP−40   98±
0  86±2  83±2  58±6  80±2
   82±4   78±3  86±1% MAP
−10  100±0  79±7  80±10NS
 68±8 87±10 74±12  90±7NS
 72±9% MAP−20  101±0 106±
4NS 108±2 87±6 105±4NS 10
5±7 100±6NS 112±1% MAP−30
  100±0 110±1 110±2  81±7
 107±4NS 106±4NS 107±3 11
1±1% MAP−40  101±1 109±1 
111±1  97±8NS 112±2NS 109
±2NS 109±2 110±1% CVR−10 
  97±1 189±22 149±21 388±
103 171±31 188±35 184±27 
160±                     
                         
                        2
0% CVR−20   96±2 146±8 14
4±8 635±135 260±61 164±19
 239±54 145±5% CVR−30   9
5±2 154±8 143±9 399±55 21
0±27 164±22 226±51 150±6%
 CVR−40   97±2 157±9 146±
9 319±41NS 191±26 160±21 
212±48 148±6% RPP−10  101
±0  56±7  54±7  34±5  62±
9   52±11  63±7  40±8% RP
P−20  101±0  88±5NS 86±3 
36±5  73±6   83±7   72±7 
 87±2% RPP−30  101±1  95±
2  90±3  42±6  80±4   87±
6   78±6  90±1% RPP−40  1
02±1  95±1  91±2  54±7  8
5±3   89±5   84±4  91±1% 
EFFI−10 102±1  22±6  20±5
  11±4  30±7   22±9   28±
7  17±5% EFFI−20 103±1  5
1±6  46±4  11±3  36±7   4
7±8   38±8  61±6% EFFI−30
 103±1  60±6  55±5  14±6 
 44±7   56±8   44±8  68±6
% EFFI−40 105±1  63±6  58
±5  19±7  52±7   57±8   4
9±8  70±5Rec−t       0±0 
 14±2  14±2  27±11 18±4  
 13±2   16±8  13±1例示用でありそ
して限定用ではなく企てられた実施例を以下に示す。
【0048】
【実施例】実施例1 この企てられた実施例は、虚血性心臓組織を有する患者
用の治療法としての本発明の組成物および方法の使用を
示している。
【0049】中年の男性患者に急性心筋梗塞後に集中管
理を許可した。
【0050】血栓崩壊薬を直ちに患者に静脈内投与した
。薬の灌流が完了したらすぐに、基質類−アミノ酸類お
よびデキストロース−の灌流を開始した。
【0051】基質混合物は下記の如くして製造された。 500mLの10%デキストロースを200mLの10
%Travasol(登録商標)と混合し、混合物を水
で1リットルとした。基質の最終的濃度は従って5%の
デキストロースおよび2%のアミノ酸類であった(重量
:容量)。選択された電解質を担当医師による処方に従
い加えた。この混合物を血栓崩壊薬と同じ部位を介して
70mL/時の速度で注入が完了するまで注入した。
【0052】上記の期間中は、患者は下記の如く管理さ
れた。心臓は連続的なEKB記録により監視された。ク
レアチンホスホキナーゼ(CPK)の測定用に、一連の
血液試料が1−1.5時間間隔で採取された。酵素CP
Kは損傷された心臓細胞から放出され、そしてそれは傷
の程度および回復度の概略指数である。
【0053】EKGは再灌流不整脈の最少兆候を示して
おり、6−7時間で適度な正常方式に戻ったことが観察
された。同様な発作程度であるが基質で処置されない他
の患者は一般的には再灌流不整脈の相当な兆候および8
−10時間後にのみ許容可能な方式への戻りを示した。
【0054】CPKの血液水準は約10時間においてピ
ークに達すると予期されていたが、この患者ではそれは
約8時間においてピークに達した。
【0055】患者はICUから2日で出され、そしてそ
の後2日で退院した。その後の試験は、損傷を受けた心
筋の回復が基質が灌流されていない患者で見られるもの
より大程度であったことを示した。
【0056】実施例2 この企てられた実施例は、虚血性事象前の治療法として
の本発明の組成物および方法の使用を示している。
【0057】中年の男性に血管形成術を行った。バルー
ンカテーテルを心臓に導入している大動脈内の粉瘤によ
り囲まれるように置いた。バルーンを膨張させて粉瘤を
動脈内膜中に押し出した。次にバルーンを部分的にしぼ
ませ、粉瘤の次の部分に下向きに動かし、そして工程を
繰り返した。この血管中の流れのほぼ全体的中断の合計
時間は、血管形成術工程自身にもよるが、1時間20分
であった。
【0058】カテーテルのバルーン部分を除去した直後
に、代謝性基質からなる灌流をカテーテルの管腔を通し
て開始した。それは上記の実施例1中の如くして製造さ
れたが、デキストロースの最終的濃度は10%でありそ
してアミノ酸は3%であった。この方法で、心臓にどち
らかといえば直接的に基質を20分間灌流させた。次に
カテーテル全体を除去して、血液流を心臓に戻した。次
に基質混合物を末梢静脈を介して灌流させ、そしてそれ
を灌流が完了するまで続けた。
【0059】アテローム性動脈硬化症閉塞の程度および
血管形成術工程の期間を考えると、臨床的経験では心臓
外科医は工程後数時間にわたり患者がEKGの相当な異
常を有するであろうと予期していた。しかしながら、基
質の灌流により心臓は予期された時間より短い時間で適
度な正常EKGを生じたようである。血液動態要素も促
進された時間で正常値に戻ったことを示していた。患者
は問題が起こらずにその事象から解放された。
【0060】ここに記載されているこの好適な態様に関
する種々の変更および改変は当技術の専門家には明白で
あることは理解すべきである。そのような変更および改
変は、本発明の精神および範囲から逸脱しない限りそし
てそれに付随する利点を減じない限り、行うことができ
る。従って、そのような変更および改変は特許請求の範
囲により包括されるものである。

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  虚血性心臓組織を有する患者に治療有
    効量のアミノ酸類を含有している組成物を投与する工程
    からなる、該患者における心臓機能の回復を助ける方法
  2. 【請求項2】  組成物がアルギニン、ロイシン、イソ
    ロイシン、リシン、バリン、フェニルアラニン、ヒスチ
    ジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、アラ
    ニン、プロリン、セリン、チロシン、アミノ酢酸を含ん
    でおり、ここで分枝鎖状アミノ酸類が組成物のアミノ酸
    含有量の約15−約55重量%を構成している請求項1
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】  組成物がイソロイシン、ロイシン、お
    よびバリンを含んでいる請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】  組成物がアルギニン、ロイシン、イソ
    ロイシン、リシン、バリン、フェニルアラニン、ヒスチ
    ジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、アラ
    ニン、プロリン、セリン、チロシン、およびアミノ酢酸
    を含んでいる請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】  組成物が脂肪酸酸化のものと共有され
    ている方法によりCO2およびH2Oに代謝されるアミ
    ノ酸類に富んでいる請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】  組成物がロイシン、イソロイシン、バ
    リン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、およ
    びトリプトファンからなる群から選択された少なくとも
    1種のアミノ酸を含んでいる請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】  組成物がトリカルボン酸(「クレブス
    」)サイクルに中間生成物を供給するアミノ酸類を含ん
    でいる請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】  組成物がグルタミン酸、グルタミン、
    アスパルチン酸、およびアスパラギンからなる群から選
    択された少なくとも1種のアミノ酸を含んでいる請求項
    1に記載の方法。
  9. 【請求項9】  投与されるアミノ酸組成物が処理中に
    変化する請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】  組成物を経腸的に投与する請求項1
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】  組成物を非経口的に投与する請求項
    1に記載の方法。
  12. 【請求項12】  組成物がグルタミン酸、アスパルチ
    ン酸、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、リシン、
    バリン、フェニルアラニン、ヒスチジン、スレオニン、
    メチオニン、トリプトファン、アラニン、プロリン、セ
    リン、チロシン、およびアミノ酢酸を含んでいる請求項
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】  予期される心臓虚血性事象の前にア
    ミノ酸類を含有している組成物を患者に投与することか
    らなる、患者における心臓虚血からの損傷を限定する方
    法。
  14. 【請求項14】  組成物がアルギニン、ロイシン、イ
    ソロイシン、リシン、バリン、フェニルアラニン、ヒス
    チジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、ア
    ラニン、プロリン、セリン、チロシン、アミノ酢酸を含
    んでおり、ここで分枝鎖状アミノ酸類が組成物のアミノ
    酸含有量の約15−約55重量%を構成している請求項
    13に記載の方法。
  15. 【請求項15】  組成物がイソロイシン、ロイシン、
    およびバリンを含んでいる請求項13に記載の方法。
  16. 【請求項16】  組成物がアルギニン、ロイシン、イ
    ソロイシン、リシン、バリン、フェニルアラニン、ヒス
    チジン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン、ア
    ラニン、プロリン、セリン、チロシン、およびアミノ酢
    酸を含んでいる請求項13に記載の方法。
  17. 【請求項17】  組成物が脂肪酸酸化のものと共有さ
    れている方法によりCO2およびH2Oに代謝されるア
    ミノ酸類に富んでいる請求項13に記載の方法。
  18. 【請求項18】  組成物がロイシン、イソロイシン、
    バリン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、お
    よびトリプトファンからなる群から選択された少なくと
    も1種のアミノ酸を含んでいる請求項13に記載の方法
  19. 【請求項19】  組成物がトリカルボン酸(「クレブ
    ス」)サイクルに中間生成物を供給するアミノ酸類を含
    んでいる請求項13に記載の方法。
  20. 【請求項20】  組成物がグルタミン酸、グルタミン
    、アスパルチン酸、およびアスパラギンからなる群から
    選択された少なくとも1種のアミノ酸を含んでいる請求
    項13に記載の方法。
  21. 【請求項21】  投与されるアミノ酸組成物が処理中
    に変化する請求項13に記載の方法。
  22. 【請求項22】  組成物を経腸的に投与する請求項1
    3に記載の方法。
  23. 【請求項23】  組成物を非経口的に投与する請求項
    13に記載の方法。
  24. 【請求項24】  組成物を虚血性事象後に患者に投与
    する工程を含んでいる請求項13に記載の方法。
  25. 【請求項25】  組成物がグルタミン酸、アスパルチ
    ン酸、アルギニン、ロイシン、イソロイシン、リシン、
    バリン、フェニルアラニン、ヒスチジン、スレオニン、
    メチオニン、トリプトファン、アラニン、プロリン、セ
    リン、チロシン、およびアミノ酢酸を含んでいる請求項
    13に記載の方法。
  26. 【請求項26】  手術介入中に治療有効量のアミノ酸
    類を患者に投与する工程からなるアテローム性動脈硬化
    症の治療方法。
  27. 【請求項27】  手術介入が経皮的経管腔的冠状血管
    形成術である請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】  手術介入が冠状バイパス手術である
    、請求項26に記載の方法。
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