JPH04263836A - 生体の身体活動に相当する測定信号を心臓内で検出するための測定装置 - Google Patents
生体の身体活動に相当する測定信号を心臓内で検出するための測定装置Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体の身体活動に相当
する測定信号を心臓内で検出するための測定装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】この種の測定装置は、例えば、心臓ペー
スメーカーを装着した患者の心臓を必要な場合に刺激す
る刺激周波数を患者の身体活動に整合させ得るようにす
るために、心臓ペースメーカー技術において必要である
。この種の測定装置は例えばヨーロッパ特許出願公開第
0249822号公報に記載されている。公知の測定装
置は、生体の血液内へ光を放射するための光送信器と血
液で反射された光を受信するための光受信器とを備えた
血液酸素含有量に相当する信号量を形成するための装置
と、血液温度に相当する信号量を形成するための温度セ
ンサと、給電回路とを含んでいる。血液酸素含有量は所
定の強さの身体活動の際には飽和状態になるので、血液
酸素含有量に相当する信号量は比較的小さな強さの時だ
け身体活動を充分正確に表す。他方、大きい強さの身体
活動の際には身体温度つまり血液温度は身体活動の強さ
に対する可成り正確な指標を表す。公知の測定装置の場
合には従って血液酸素含有量に相当する信号量と血液温
度に相当する信号量とは大きい強さの身体活動の際にも
良好に評価可能な測定信号が得られるように重畳される
。それによって、公知の測定装置は、確かに、血液酸素
含有量だけまたは血液温度だけに相当する信号を提供す
る公知の測定装置によって所定の条件の下に選択するこ
とのできる特性を有するが、しかしながら血液酸素含有
量だけに依存してもしくは血液温度だけに依存して動作
する測定装置の特性も同様に長所を持っている。公知の
測定装置においてはさらに光送信器、光受信器および温
度センサだけを患者の心臓内に導入されるカテーテルも
しくは心臓ペースメーカーの電極内へ集積したり、また
は、さらに駆動回路もカテーテルもしくは電極内へ集積
したりすることが可能である。第1番目のケースにおい
ては、構成空間の問題は生じない。というのは、光送信
器も光受信器および温度センサも非常に小さい部品であ
るからである。しかしながら、カテーテルは少なくとも
4端子網ラインを含まなければならないかもしくは少な
くとも4本の導線を備えた電極を使用しなければならな
い。第2番目のケースにおいては、カテーテルが2端子
網ラインを含むかもしくは2本の導線を備えた電極が使
用される場合には充分である。しかしながら、構成空間
の問題が生じる。というのは、付加的に駆動回路がカテ
ーテルもしくは電極内に集積されねばならないからであ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、測
定装置の特性がその都度の現在の身体活動のその都度の
必要性および強さに出来る限り広範囲に亘って整合可能
であるように、冒頭で述べた種類の測定装置を形成する
ことを課題とする。 【0004】さらに、本発明は、一方の光送信器、光受
信器および温度センサと他方の駆動回路との間に出来る
限り僅かな本数の電気的接続線しか必要とされないよう
に、冒頭で述べた種類の測定装置を形成することを課題
とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明は、生体の血液内に光を放射するため
の光送信器と血液で反射された光を受信するための光受
信器とを備えた血液酸素含有量に相当する信号量を形成
するための装置と、血液温度に相当する信号量を形成す
るための温度センサと、一定の測定電流または一定の測
定電圧を発信する駆動回路とを有し、光送信器と光受信
器と温度センサとは測定電流が流れるかまたは測定電圧
が降下する2端子網を構成し、測定信号は駆動回路での
電圧降下または駆動回路に取出された電流から得ること
を特徴とする。 【0006】 【発明の効果】駆動回路が発信する電流もしくは電圧に
応じて、一方では光送信器から放出された光の強度が変
えられ、他方では血液酸素含有量に相当する信号量を形
成するための装置の構成要素の温度に依存する部品特性
によってこの装置を流れる電流もしくはこの装置に降下
する電圧が温度に依存するので、測定装置の種々異なっ
た特性を実現することができる。その際、その都度選択
された測定電流もしくはその都度選択された測定電圧に
応じて、血液酸素含有量に相当する信号量または血液温
度に相当する信号量の制御が行われ、または測定信号の
両信号量を平等に考慮する特性が呈される。光送信器と
、光受信器と、温度センサとが2端子網を構成すること
により、この2端子網と駆動回路との間の接続は2本の
接続導線で充分である。このことは従って有利である。 何故ならば、2端子網ラインはカテーテル内に容易に集
積され得るか、もしくは2本の導線を備えた電極の使用
は問題がないからである。本発明による測定装置の場合
には、駆動回路をカテーテルもしくは電極内に集積する
ことは必要なく、それゆえこれに関連する構成空間の問
題は回避される。 【0007】運転中に測定装置の特性を必要性の変化に
整合させ得るようにするために、本発明の実施態様によ
れば、測定電流または測定電圧を調整するための手段が
設けられる。本発明の特に優れた実施態様によれば、血
液酸素含有量に相当する信号量を形成するための装置は
温度センサの温度係数とは逆の温度係数を持つ部品を有
し、測定電流または測定電圧は測定信号が血液温度に依
存しない値に調整可能である。本発明の他の優れた実施
態様によれば、測定電流または測定電圧は、測定信号が
血液酸素含有量に依存しないように血液酸素含有量に相
当する信号量を形成するための装置の光学的機能を低減
させる値に調整可能である。特性が血液酸素含有量だけ
に依存して動作するかまたは血液温度だけに依存して動
作する測定装置の特性に一致するように、測定装置を運
転することは有利である。 【0008】本発明の実施態様によれば、光送信器およ
び/または光受信器として光半導体が設けられ、温度セ
ンサとして温度依存性抵抗値を有する構成要素が設けら
れる。この種の部品は非常に良好に小形化可能であり、
そのような理由からその都度診察すべき生体の心臓内に
導入可能であるカテーテルまたは心臓内電極内へ容易に
集積可能である。さらに、この構成要素は長い寿命を有
し、この寿命期間中は充分に一定な部品特性を有する。 【0009】本発明の特に優れた実施態様によれば、光
送信器として発光ダイオードが設けられ、温度センサと
して発光ダイオードに直列接続されたPTC抵抗が設け
られ、光受信器としてPTC抵抗に並列接続されたホト
トランジスタが設けられ、駆動回路は一定の測定電流を
提供する。発光ダイオードの順方向電圧は本質的に電流
に依存しないが、しかしながら負の温度係数を持つ温度
依存性を有するので、発光ダイオードとPTC抵抗との
逆の温度変化を相殺しそれにより測定装置が温度に依存
する測定信号を提供するような測定電流の値を非常に容
易に見出すことが出来る。さらに、測定電流は、発光ダ
イオードが光を送出しないかまたは送出しても測定信号
が血液酸素含有量に依存しないような小さい強度の光を
送出する低い値に低減され得る。 【0010】本発明による実施態様によれば、駆動回路
は測定電流または測定電圧をパルス状に発信する。これ
によって、測定装置を通る電流に起因する、測定信号を
悪化させる測定装置の加熱は生じ得ない。 【0011】本発明による測定装置は刺激周波数が測定
信号に依存して制御される心臓ペースメーカーにおいて
特に使用される。 【0012】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 【0013】図1に示された心臓ペースメーカーは公知
のように電気的刺激パルスを発生するための刺激パルス
発生器1を含んでいる。電気的刺激パルスは2本の導線
を有する心臓内電極の一方の導線3を介して概略的に示
された刺激すべき心臓2に供給される。電極は全体を4
で示されている。この電極はその自由端が静脈系を通っ
て近づくことのできる心臓2の右心室内に植設されてい
る。 【0014】さらに同様に公知のように自然心拍動を検
出するための検出器装置5が設けられ、その入力端は同
様に電極4の導線3に接続されている。 【0015】さらに、心臓ペースメーカーを装着した患
者の身体活動に相当する測定信号を形成するための測定
装置が設けられている。この測定装置は電極3の心臓2
内に植設された端部に配置されたセンサ6と、このセン
サ6の駆動回路7とを有している。 【0016】刺激パルス発生器1と、検出器装置5と、
駆動回路7とは制御ロジック8に接続され、この制御ロ
ジック8にはさらに心臓ペースメーカーを運転するため
に必要なクロックおよびタイミング信号を発生するため
に水晶9が接続されている。制御ロジック8にはさらに
公知のように送信・受信コイル11に接続された遠隔測
定回路10が接続されている。心臓ペースメーカーの電
気・電子的構成要素は植込み可能なハーメチック気密容
器12内に収容されている。この心臓ペースメーカーは
、心臓ペースメーカーの制御ロジック8内に格納された
データの交換および変更を行うために、図1に図示され
ていない外部機器つまり所謂プログラマーと交信するこ
とができる。この交信は、プログラマーの送信・受信コ
イルと心臓ペースメーカーの受信・送信コイルとが誘導
結合するように、プログラマーの送信・受信コイルが心
臓ペースメーカーの送信・受信コイルに対して相対的に
配置されることによって行われる。 【0017】刺激パルス発生器1と検出器装置5とは電
極4の一方の導線3だけを介して刺激すべき心臓2に接
続されるので、基準電位は心臓ペースメーカーの導電製
容器12を介して患者の身体に印加される。このことは
容器12と刺激パルス発生器1および検出器装置5の各
端子とがアースに接続されていることから明らかである
。 【0018】インターバル期間がセンサ6と駆動回路7
とによって検出された患者の身体活動に依存する所定の
タイムインターバルが開始される前に、検出器装置5に
よって自然心拍動が検出されない場合に、刺激パルス発
生器1が刺激パルスを発信するように、制御ロジック8
は駆動回路7を含めて刺激パルス発生器1と検出器装置
5とセンサ6との協働を制御する。その際、制御ロジッ
ク8は規定のタイムインターバルの期間が身体活動の増
大に応じて少なくなるようにこの規定のタイムインター
バル期間を変える。必要な場合には連続的な刺激パルス
にて発信される刺激周波数は身体活動の増大に応じて高
まる。それゆえ、刺激すべき心臓2の心拍動周波数は健
康な心臓の場合と同じように身体的負担の増大に応じて
高まり、身体的負担の減少に応じて下がることが保証さ
れる。刺激周波数が負担に応じて制御される心臓ペース
メーカーの詳細については、スエーデン、ソルナのシー
メンス−エルマ社のペースメーカー・ディビジョンから
発行された医師マニュアル“センサコントロール形パル
ス発生器センソログ703(Sensorcontro
lled Pulse Generator S
ENSOLOG703)”に記載されている。 【0019】センサ6は、センサが外部において導線3
と電極4の第2導線15とによって接続される駆動回路
7と協働して、駆動回路7から制御ロジック8に供給さ
れる測定信号を発生するセンサである。この測定信号は
血液酸素含有量に相当する信号量および(または)血液
温度に相当する信号量を含み得る。制御ロジック8は、
制御ロジック8から駆動回路7へ導かれる制御ライン1
3を介して、駆動回路7を、血液酸素含有量と血液温度
とに依存する測定信号、血液酸素含有量だけに依存する
測定信号または血液温度だけに依存する測定信号を自由
に使えるように駆動回路7がセンサと選択的に協働する
ように制御し得る。即ち、3個の基本的に異なる特性が
調整可能となり、その特性に基づいて、心臓ペースメー
カーを装着した患者の身体活動を再生する測定信号が形
成され得る。特性の切換えはプログラマーによって遠隔
測定方法にて行われる。さらに、制御ロジック8はその
都度の現在の身体活動の強さに応じて適宜の特性を調整
するように形成されている。同様に遠隔測定方法にて調
整可能であるこの運転様式では、制御ロジック8は心拍
動周波数または刺激周波数を監視し、そして、低い身体
活動に対しては血液酸素含有量だけに依存する特性を調
整し、非常に高い身体活動に対しては血液温度だけに依
存する特性を調整する。中間的身体活動の移行領域にお
いては制御ロジック8は血液酸素含有量および血液温度
に依存する特性を調整する。 【0020】制御ライン14を介して制御ロジック8は
、自然心拍動の検出もしくは刺激パルスの付与後、測定
信号を形成するために必要な時間の間それぞれ駆動回路
7を運転する。このようにして測定装置の省電流運転が
得られる。というのは、この測定装置は間歇的に運転さ
れるからである。測定装置が動作している時間の間、刺
激パルス発生器1と検出器装置5とは導線3から図示さ
れていない方法で切離される。測定装置は特に刺激も検
出も行われない絶対不応時間(これに関しては上記医師
マニュアル参照)の間動作する。 【0021】図2には、電極4によって駆動回路7に接
続されたセンサ6を備えた本発明による測定装置が図示
されている。なお、概要を理解し易くするために、導線
3と刺激パルス発生器1および検出器装置5との接続、
ならびに、電極4が植込まれた際に刺激すべき心臓筋肉
組織に接触する導線3の端部は図示されていない。セン
サ6は心臓ペースメーカーを装着した生体の血液酸素含
有量を形成するための装置を含み、光送信器として赤色
LED16を有しかつ光受信器としてnpnトランジス
タ17を有している。発光ダイオード16とホトトラン
ジスタ17とは図示されていない方法で電極内に集積さ
れて、発光ダイオード16が光を患者の静脈血内へ放射
しそしてホトトランジスタ17が静脈血で反射された放
射光部分を受信するようになされている。反射光の強度
は静脈血の血液酸素含有量に対する尺度を表す。詳細に
ついてはドイツ連邦共和国特許第3,152,963号
明細書を参照されたい。 【0022】さらに、センサ6は、静脈血の血液温度に
相当する信号量を形成するために使われるPTC抵抗1
8を含み、そして、血液とPTC抵抗18との間の熱伝
導が良好に行われるように図示されていない方法で電極
内に集積されている。 【0023】センサ6の上記構成要素は、発光ダイオー
ド16とPTC抵抗18とが直列接続されかつホトトラ
ンジスタ17がPTC抵抗18に並列接続されて、2端
子網を構成している。 【0024】上記2端子網は電極4の導線3および導線
15を介して駆動回路7に接続され、この駆動回路7は
上記導線に接続された定電流源19を含んでいる。定電
流源19から提供される測定電流は図2に概略的に図示
されているように制御ライン13を介して調整可能であ
る。定電流源19から提供された測定電流によってセン
サ6に降下する電圧は図2に概略的に図示されて入力端
に導線3および導線15が接続された演算増幅器20に
よって増幅され、測定信号として図2に図示されていな
い制御ロジック8に供給される。センサ6を通る電流の
流れを測定装置が動作しているタイムインターバルの間
だけに制限するために、駆動回路7は導線3を定電流源
19から切離し得る電子スイッチ21を含んでいる。電
子切換スイッチ21は上述した方法で制御ライン14を
介して制御ロジック8によって操作される。 【0025】定電流源19から提供された測定電流(以
下においてはiで示す。)が高々0.2mAの値に制限
されると、発光ダイオード16は血液酸素含有量に相当
する信号量が形成されるような充分な光をもはや放射し
ない。従って、センサ6が高々0.2mAの測定電流i
で運転される場合、血液温度に依存する信号量だけが形
成され、その結果、測定装置の血液温度だけに依存する
特性が呈される。 【0026】発光ダイオード16は順方向電圧VLED
を有するので、発光ダイオード16とPTC抵抗18
との温度変化を直ちに相殺するような測定電流iの値が
見出される。このことは次の数1が当てはまる場合であ
る。 なお、順方向電圧VLED は発光ダイオード16を通
って流れる測定電流に本質的に依存しないが、しかしな
がら−2.5×10−3V/℃の温度係数TCLED
を有し、従ってこの温度係数は例えば0.8×10−2
l/℃の温度係数TCPTC とは符号が逆である。 【0027】 【数1】ΔVPTC +ΔVLED =0【0028】
但し、ΔVPTC とΔVLED とは所定の温度変化
ΔTによってその都度生ぜしめられるPTC抵抗18と
発光ダイオード16との電圧降下の変化分である。 【0029】さらに数2および数3が適用される。 【0030】 【数2】ΔVPTC =i・(ΔT・TCPTC ・R
PTC )【0031】 【数3】ΔVLED =ΔT・TCLED 【0032
】但し、RPTC はPTC抵抗18の定格抵抗、例え
ば103 オームを表す。 【0033】数1に数2および数3を代入することによ
って数4が得られる。 【0034】 【数4】 i・(ΔT・TCPTC ・RPTC )+ΔT・TC
LED =0【0035】ΔTを消去後、iについて解
き、上記数値を代入すると、数5が得られる。 【0036】 【数5】 i=(2.5×10−3)/(0.8×10−2×
103 )=0.3125mA【0037】即ち、制御
ロジック8が定電流源19を約0.3mAの測定電流i
に調整する場合、上述した測定装置は実際上温度に依存
しない、つまり血液酸素含有量だけに依存する特性を有
することが明らかである。 【0038】測定装置は、制御ロジック8によって調整
された測定電流iが0.2mAよりも大きくそして0.
3mAとは異なっている際には、血液酸素含有量ならび
に血液温度に依存した測定信号を提供する。 【0039】図3に図示された測定装置は、駆動回路7
が定電圧源22を含み、この定電圧源22から電極4の
導線3および導線15を介してセンサ6に一定の測定電
圧が供給され、この一定の測定電圧は制御ライン13を
介して調整可能であるという点で、上述した測定装置と
は相違している。導線15には分路抵抗23が接続され
ている。この分路抵抗23に降下する電圧はセンサ6を
通って流れる電流に相当しており、この電圧は概略的に
図示された演算増幅器24によって増幅されそして制御
ロジック8に供給される。さらに、駆動回路7は定電圧
源22と導線3との間に位置する電子スイッチ25を有
する。電子スイッチ25は、測定信号が実際に形成され
るべき場合にのみ定電圧源22と導線3との導電結合が
生じるように、制御ライン14を介して制御ロジック8
によって制御される。このようにして、実際に測定信号
が形成されるべき場合にのみセンサ6を通って電流が流
れる。 【0040】センサ6の部品が図2の場合にも図3の場
合にも共に2端子網を構成することにより、センサ6と
心臓ペースメーカー内に含まれた駆動回路7との間には
2本の導線3、15しか必要ないという利点が生じる。 2本の導線の内、1本の導線は刺激すべき心臓に刺激パ
ルスを伝送するために、もしくは、検出器装置5に心臓
2の電気的活動に相当する信号を供給するために使われ
る。 【0041】本発明による測定装置を心臓ペースメーカ
ーの構成要素としてだけについて説明したが、本発明に
よる測定装置は他の任意の用途に対しても適用可能であ
る。この場合、発光ダイオード16、ホトトランジスタ
17およびPTC抵抗18は上記構成要素と駆動回路7
とを接続する2端子網ラインを含むカテーテルの端部内
に集積される。
する測定信号を心臓内で検出するための測定装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】この種の測定装置は、例えば、心臓ペー
スメーカーを装着した患者の心臓を必要な場合に刺激す
る刺激周波数を患者の身体活動に整合させ得るようにす
るために、心臓ペースメーカー技術において必要である
。この種の測定装置は例えばヨーロッパ特許出願公開第
0249822号公報に記載されている。公知の測定装
置は、生体の血液内へ光を放射するための光送信器と血
液で反射された光を受信するための光受信器とを備えた
血液酸素含有量に相当する信号量を形成するための装置
と、血液温度に相当する信号量を形成するための温度セ
ンサと、給電回路とを含んでいる。血液酸素含有量は所
定の強さの身体活動の際には飽和状態になるので、血液
酸素含有量に相当する信号量は比較的小さな強さの時だ
け身体活動を充分正確に表す。他方、大きい強さの身体
活動の際には身体温度つまり血液温度は身体活動の強さ
に対する可成り正確な指標を表す。公知の測定装置の場
合には従って血液酸素含有量に相当する信号量と血液温
度に相当する信号量とは大きい強さの身体活動の際にも
良好に評価可能な測定信号が得られるように重畳される
。それによって、公知の測定装置は、確かに、血液酸素
含有量だけまたは血液温度だけに相当する信号を提供す
る公知の測定装置によって所定の条件の下に選択するこ
とのできる特性を有するが、しかしながら血液酸素含有
量だけに依存してもしくは血液温度だけに依存して動作
する測定装置の特性も同様に長所を持っている。公知の
測定装置においてはさらに光送信器、光受信器および温
度センサだけを患者の心臓内に導入されるカテーテルも
しくは心臓ペースメーカーの電極内へ集積したり、また
は、さらに駆動回路もカテーテルもしくは電極内へ集積
したりすることが可能である。第1番目のケースにおい
ては、構成空間の問題は生じない。というのは、光送信
器も光受信器および温度センサも非常に小さい部品であ
るからである。しかしながら、カテーテルは少なくとも
4端子網ラインを含まなければならないかもしくは少な
くとも4本の導線を備えた電極を使用しなければならな
い。第2番目のケースにおいては、カテーテルが2端子
網ラインを含むかもしくは2本の導線を備えた電極が使
用される場合には充分である。しかしながら、構成空間
の問題が生じる。というのは、付加的に駆動回路がカテ
ーテルもしくは電極内に集積されねばならないからであ
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、測
定装置の特性がその都度の現在の身体活動のその都度の
必要性および強さに出来る限り広範囲に亘って整合可能
であるように、冒頭で述べた種類の測定装置を形成する
ことを課題とする。 【0004】さらに、本発明は、一方の光送信器、光受
信器および温度センサと他方の駆動回路との間に出来る
限り僅かな本数の電気的接続線しか必要とされないよう
に、冒頭で述べた種類の測定装置を形成することを課題
とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明は、生体の血液内に光を放射するため
の光送信器と血液で反射された光を受信するための光受
信器とを備えた血液酸素含有量に相当する信号量を形成
するための装置と、血液温度に相当する信号量を形成す
るための温度センサと、一定の測定電流または一定の測
定電圧を発信する駆動回路とを有し、光送信器と光受信
器と温度センサとは測定電流が流れるかまたは測定電圧
が降下する2端子網を構成し、測定信号は駆動回路での
電圧降下または駆動回路に取出された電流から得ること
を特徴とする。 【0006】 【発明の効果】駆動回路が発信する電流もしくは電圧に
応じて、一方では光送信器から放出された光の強度が変
えられ、他方では血液酸素含有量に相当する信号量を形
成するための装置の構成要素の温度に依存する部品特性
によってこの装置を流れる電流もしくはこの装置に降下
する電圧が温度に依存するので、測定装置の種々異なっ
た特性を実現することができる。その際、その都度選択
された測定電流もしくはその都度選択された測定電圧に
応じて、血液酸素含有量に相当する信号量または血液温
度に相当する信号量の制御が行われ、または測定信号の
両信号量を平等に考慮する特性が呈される。光送信器と
、光受信器と、温度センサとが2端子網を構成すること
により、この2端子網と駆動回路との間の接続は2本の
接続導線で充分である。このことは従って有利である。 何故ならば、2端子網ラインはカテーテル内に容易に集
積され得るか、もしくは2本の導線を備えた電極の使用
は問題がないからである。本発明による測定装置の場合
には、駆動回路をカテーテルもしくは電極内に集積する
ことは必要なく、それゆえこれに関連する構成空間の問
題は回避される。 【0007】運転中に測定装置の特性を必要性の変化に
整合させ得るようにするために、本発明の実施態様によ
れば、測定電流または測定電圧を調整するための手段が
設けられる。本発明の特に優れた実施態様によれば、血
液酸素含有量に相当する信号量を形成するための装置は
温度センサの温度係数とは逆の温度係数を持つ部品を有
し、測定電流または測定電圧は測定信号が血液温度に依
存しない値に調整可能である。本発明の他の優れた実施
態様によれば、測定電流または測定電圧は、測定信号が
血液酸素含有量に依存しないように血液酸素含有量に相
当する信号量を形成するための装置の光学的機能を低減
させる値に調整可能である。特性が血液酸素含有量だけ
に依存して動作するかまたは血液温度だけに依存して動
作する測定装置の特性に一致するように、測定装置を運
転することは有利である。 【0008】本発明の実施態様によれば、光送信器およ
び/または光受信器として光半導体が設けられ、温度セ
ンサとして温度依存性抵抗値を有する構成要素が設けら
れる。この種の部品は非常に良好に小形化可能であり、
そのような理由からその都度診察すべき生体の心臓内に
導入可能であるカテーテルまたは心臓内電極内へ容易に
集積可能である。さらに、この構成要素は長い寿命を有
し、この寿命期間中は充分に一定な部品特性を有する。 【0009】本発明の特に優れた実施態様によれば、光
送信器として発光ダイオードが設けられ、温度センサと
して発光ダイオードに直列接続されたPTC抵抗が設け
られ、光受信器としてPTC抵抗に並列接続されたホト
トランジスタが設けられ、駆動回路は一定の測定電流を
提供する。発光ダイオードの順方向電圧は本質的に電流
に依存しないが、しかしながら負の温度係数を持つ温度
依存性を有するので、発光ダイオードとPTC抵抗との
逆の温度変化を相殺しそれにより測定装置が温度に依存
する測定信号を提供するような測定電流の値を非常に容
易に見出すことが出来る。さらに、測定電流は、発光ダ
イオードが光を送出しないかまたは送出しても測定信号
が血液酸素含有量に依存しないような小さい強度の光を
送出する低い値に低減され得る。 【0010】本発明による実施態様によれば、駆動回路
は測定電流または測定電圧をパルス状に発信する。これ
によって、測定装置を通る電流に起因する、測定信号を
悪化させる測定装置の加熱は生じ得ない。 【0011】本発明による測定装置は刺激周波数が測定
信号に依存して制御される心臓ペースメーカーにおいて
特に使用される。 【0012】 【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。 【0013】図1に示された心臓ペースメーカーは公知
のように電気的刺激パルスを発生するための刺激パルス
発生器1を含んでいる。電気的刺激パルスは2本の導線
を有する心臓内電極の一方の導線3を介して概略的に示
された刺激すべき心臓2に供給される。電極は全体を4
で示されている。この電極はその自由端が静脈系を通っ
て近づくことのできる心臓2の右心室内に植設されてい
る。 【0014】さらに同様に公知のように自然心拍動を検
出するための検出器装置5が設けられ、その入力端は同
様に電極4の導線3に接続されている。 【0015】さらに、心臓ペースメーカーを装着した患
者の身体活動に相当する測定信号を形成するための測定
装置が設けられている。この測定装置は電極3の心臓2
内に植設された端部に配置されたセンサ6と、このセン
サ6の駆動回路7とを有している。 【0016】刺激パルス発生器1と、検出器装置5と、
駆動回路7とは制御ロジック8に接続され、この制御ロ
ジック8にはさらに心臓ペースメーカーを運転するため
に必要なクロックおよびタイミング信号を発生するため
に水晶9が接続されている。制御ロジック8にはさらに
公知のように送信・受信コイル11に接続された遠隔測
定回路10が接続されている。心臓ペースメーカーの電
気・電子的構成要素は植込み可能なハーメチック気密容
器12内に収容されている。この心臓ペースメーカーは
、心臓ペースメーカーの制御ロジック8内に格納された
データの交換および変更を行うために、図1に図示され
ていない外部機器つまり所謂プログラマーと交信するこ
とができる。この交信は、プログラマーの送信・受信コ
イルと心臓ペースメーカーの受信・送信コイルとが誘導
結合するように、プログラマーの送信・受信コイルが心
臓ペースメーカーの送信・受信コイルに対して相対的に
配置されることによって行われる。 【0017】刺激パルス発生器1と検出器装置5とは電
極4の一方の導線3だけを介して刺激すべき心臓2に接
続されるので、基準電位は心臓ペースメーカーの導電製
容器12を介して患者の身体に印加される。このことは
容器12と刺激パルス発生器1および検出器装置5の各
端子とがアースに接続されていることから明らかである
。 【0018】インターバル期間がセンサ6と駆動回路7
とによって検出された患者の身体活動に依存する所定の
タイムインターバルが開始される前に、検出器装置5に
よって自然心拍動が検出されない場合に、刺激パルス発
生器1が刺激パルスを発信するように、制御ロジック8
は駆動回路7を含めて刺激パルス発生器1と検出器装置
5とセンサ6との協働を制御する。その際、制御ロジッ
ク8は規定のタイムインターバルの期間が身体活動の増
大に応じて少なくなるようにこの規定のタイムインター
バル期間を変える。必要な場合には連続的な刺激パルス
にて発信される刺激周波数は身体活動の増大に応じて高
まる。それゆえ、刺激すべき心臓2の心拍動周波数は健
康な心臓の場合と同じように身体的負担の増大に応じて
高まり、身体的負担の減少に応じて下がることが保証さ
れる。刺激周波数が負担に応じて制御される心臓ペース
メーカーの詳細については、スエーデン、ソルナのシー
メンス−エルマ社のペースメーカー・ディビジョンから
発行された医師マニュアル“センサコントロール形パル
ス発生器センソログ703(Sensorcontro
lled Pulse Generator S
ENSOLOG703)”に記載されている。 【0019】センサ6は、センサが外部において導線3
と電極4の第2導線15とによって接続される駆動回路
7と協働して、駆動回路7から制御ロジック8に供給さ
れる測定信号を発生するセンサである。この測定信号は
血液酸素含有量に相当する信号量および(または)血液
温度に相当する信号量を含み得る。制御ロジック8は、
制御ロジック8から駆動回路7へ導かれる制御ライン1
3を介して、駆動回路7を、血液酸素含有量と血液温度
とに依存する測定信号、血液酸素含有量だけに依存する
測定信号または血液温度だけに依存する測定信号を自由
に使えるように駆動回路7がセンサと選択的に協働する
ように制御し得る。即ち、3個の基本的に異なる特性が
調整可能となり、その特性に基づいて、心臓ペースメー
カーを装着した患者の身体活動を再生する測定信号が形
成され得る。特性の切換えはプログラマーによって遠隔
測定方法にて行われる。さらに、制御ロジック8はその
都度の現在の身体活動の強さに応じて適宜の特性を調整
するように形成されている。同様に遠隔測定方法にて調
整可能であるこの運転様式では、制御ロジック8は心拍
動周波数または刺激周波数を監視し、そして、低い身体
活動に対しては血液酸素含有量だけに依存する特性を調
整し、非常に高い身体活動に対しては血液温度だけに依
存する特性を調整する。中間的身体活動の移行領域にお
いては制御ロジック8は血液酸素含有量および血液温度
に依存する特性を調整する。 【0020】制御ライン14を介して制御ロジック8は
、自然心拍動の検出もしくは刺激パルスの付与後、測定
信号を形成するために必要な時間の間それぞれ駆動回路
7を運転する。このようにして測定装置の省電流運転が
得られる。というのは、この測定装置は間歇的に運転さ
れるからである。測定装置が動作している時間の間、刺
激パルス発生器1と検出器装置5とは導線3から図示さ
れていない方法で切離される。測定装置は特に刺激も検
出も行われない絶対不応時間(これに関しては上記医師
マニュアル参照)の間動作する。 【0021】図2には、電極4によって駆動回路7に接
続されたセンサ6を備えた本発明による測定装置が図示
されている。なお、概要を理解し易くするために、導線
3と刺激パルス発生器1および検出器装置5との接続、
ならびに、電極4が植込まれた際に刺激すべき心臓筋肉
組織に接触する導線3の端部は図示されていない。セン
サ6は心臓ペースメーカーを装着した生体の血液酸素含
有量を形成するための装置を含み、光送信器として赤色
LED16を有しかつ光受信器としてnpnトランジス
タ17を有している。発光ダイオード16とホトトラン
ジスタ17とは図示されていない方法で電極内に集積さ
れて、発光ダイオード16が光を患者の静脈血内へ放射
しそしてホトトランジスタ17が静脈血で反射された放
射光部分を受信するようになされている。反射光の強度
は静脈血の血液酸素含有量に対する尺度を表す。詳細に
ついてはドイツ連邦共和国特許第3,152,963号
明細書を参照されたい。 【0022】さらに、センサ6は、静脈血の血液温度に
相当する信号量を形成するために使われるPTC抵抗1
8を含み、そして、血液とPTC抵抗18との間の熱伝
導が良好に行われるように図示されていない方法で電極
内に集積されている。 【0023】センサ6の上記構成要素は、発光ダイオー
ド16とPTC抵抗18とが直列接続されかつホトトラ
ンジスタ17がPTC抵抗18に並列接続されて、2端
子網を構成している。 【0024】上記2端子網は電極4の導線3および導線
15を介して駆動回路7に接続され、この駆動回路7は
上記導線に接続された定電流源19を含んでいる。定電
流源19から提供される測定電流は図2に概略的に図示
されているように制御ライン13を介して調整可能であ
る。定電流源19から提供された測定電流によってセン
サ6に降下する電圧は図2に概略的に図示されて入力端
に導線3および導線15が接続された演算増幅器20に
よって増幅され、測定信号として図2に図示されていな
い制御ロジック8に供給される。センサ6を通る電流の
流れを測定装置が動作しているタイムインターバルの間
だけに制限するために、駆動回路7は導線3を定電流源
19から切離し得る電子スイッチ21を含んでいる。電
子切換スイッチ21は上述した方法で制御ライン14を
介して制御ロジック8によって操作される。 【0025】定電流源19から提供された測定電流(以
下においてはiで示す。)が高々0.2mAの値に制限
されると、発光ダイオード16は血液酸素含有量に相当
する信号量が形成されるような充分な光をもはや放射し
ない。従って、センサ6が高々0.2mAの測定電流i
で運転される場合、血液温度に依存する信号量だけが形
成され、その結果、測定装置の血液温度だけに依存する
特性が呈される。 【0026】発光ダイオード16は順方向電圧VLED
を有するので、発光ダイオード16とPTC抵抗18
との温度変化を直ちに相殺するような測定電流iの値が
見出される。このことは次の数1が当てはまる場合であ
る。 なお、順方向電圧VLED は発光ダイオード16を通
って流れる測定電流に本質的に依存しないが、しかしな
がら−2.5×10−3V/℃の温度係数TCLED
を有し、従ってこの温度係数は例えば0.8×10−2
l/℃の温度係数TCPTC とは符号が逆である。 【0027】 【数1】ΔVPTC +ΔVLED =0【0028】
但し、ΔVPTC とΔVLED とは所定の温度変化
ΔTによってその都度生ぜしめられるPTC抵抗18と
発光ダイオード16との電圧降下の変化分である。 【0029】さらに数2および数3が適用される。 【0030】 【数2】ΔVPTC =i・(ΔT・TCPTC ・R
PTC )【0031】 【数3】ΔVLED =ΔT・TCLED 【0032
】但し、RPTC はPTC抵抗18の定格抵抗、例え
ば103 オームを表す。 【0033】数1に数2および数3を代入することによ
って数4が得られる。 【0034】 【数4】 i・(ΔT・TCPTC ・RPTC )+ΔT・TC
LED =0【0035】ΔTを消去後、iについて解
き、上記数値を代入すると、数5が得られる。 【0036】 【数5】 i=(2.5×10−3)/(0.8×10−2×
103 )=0.3125mA【0037】即ち、制御
ロジック8が定電流源19を約0.3mAの測定電流i
に調整する場合、上述した測定装置は実際上温度に依存
しない、つまり血液酸素含有量だけに依存する特性を有
することが明らかである。 【0038】測定装置は、制御ロジック8によって調整
された測定電流iが0.2mAよりも大きくそして0.
3mAとは異なっている際には、血液酸素含有量ならび
に血液温度に依存した測定信号を提供する。 【0039】図3に図示された測定装置は、駆動回路7
が定電圧源22を含み、この定電圧源22から電極4の
導線3および導線15を介してセンサ6に一定の測定電
圧が供給され、この一定の測定電圧は制御ライン13を
介して調整可能であるという点で、上述した測定装置と
は相違している。導線15には分路抵抗23が接続され
ている。この分路抵抗23に降下する電圧はセンサ6を
通って流れる電流に相当しており、この電圧は概略的に
図示された演算増幅器24によって増幅されそして制御
ロジック8に供給される。さらに、駆動回路7は定電圧
源22と導線3との間に位置する電子スイッチ25を有
する。電子スイッチ25は、測定信号が実際に形成され
るべき場合にのみ定電圧源22と導線3との導電結合が
生じるように、制御ライン14を介して制御ロジック8
によって制御される。このようにして、実際に測定信号
が形成されるべき場合にのみセンサ6を通って電流が流
れる。 【0040】センサ6の部品が図2の場合にも図3の場
合にも共に2端子網を構成することにより、センサ6と
心臓ペースメーカー内に含まれた駆動回路7との間には
2本の導線3、15しか必要ないという利点が生じる。 2本の導線の内、1本の導線は刺激すべき心臓に刺激パ
ルスを伝送するために、もしくは、検出器装置5に心臓
2の電気的活動に相当する信号を供給するために使われ
る。 【0041】本発明による測定装置を心臓ペースメーカ
ーの構成要素としてだけについて説明したが、本発明に
よる測定装置は他の任意の用途に対しても適用可能であ
る。この場合、発光ダイオード16、ホトトランジスタ
17およびPTC抵抗18は上記構成要素と駆動回路7
とを接続する2端子網ラインを含むカテーテルの端部内
に集積される。
【図1】本発明による測定装置を含む心臓ペースメーカ
ーを示す概略図。
ーを示す概略図。
【図2】本発明による測定装置の原理回路図。
【図3】本発明による測定装置の他の原理回路図。
1 刺激パルス発生器
2 心臓
3 導線
4 電極
5 検出器装置
6 センサ
7 駆動回路
8 制御ロジック
9 水晶
10 遠隔測定回路
11 送信・受信コイル
12 容器
13、14 制御ライン
15 導線
16 発光ダイオード
17 ホトトランジスタ
18 PTC抵抗
19 定電流源
20 演算増幅器
21 電子スイッチ
22 定電圧源
23 分路抵抗
24 演算増幅器
25 電子スイッチ
Claims (10)
- 【請求項1】 生体の血液内に光を放射するための光
送信器(16)と血液で反射された光を受信するための
光受信器(17)とを備えた血液酸素含有量に相当する
信号量を形成するための装置と、血液温度に相当する信
号量を形成するための温度センサ(18)と、一定の測
定電流または一定の測定電圧を発信する駆動回路(7)
とを有し、光送信器(16)と光受信器(17)と温度
センサ(18)とは測定電流が流れるかまたは測定電圧
が降下する2端子網を構成し、測定信号は駆動回路(7
)での電圧降下または駆動回路(7)に取出された電流
から得ることを特徴とする生体の身体活動に相当する測
定信号を心臓内で検出するための測定装置。 - 【請求項2】 測定電流または測定電圧を調整するた
めの手段(8)が設けられることを特徴とする請求項1
記載の測定装置。 - 【請求項3】 血液酸素含有量に相当する信号量を形
成するための装置は温度センサ(18)の温度係数とは
逆の温度係数を持つ部品(16)を有し、測定電流また
は測定電圧は測定信号が血液温度に依存しない値に調整
可能であることを特徴とする請求項1または2記載の測
定装置。 - 【請求項4】 測定電流または測定電圧は、測定信号
が血液酸素含有量に依存しないように血液酸素含有量に
相当する信号量を形成するための装置の光学的機能を低
減させる値に調整可能であることを特徴とする請求項1
ないし3の1つに記載の測定装置。 - 【請求項5】 光送信器および/または光受信器とし
て光半導体が設けられることを特徴とする請求項1ない
し4の1つに記載の測定装置。 - 【請求項6】 温度センサ(18)として温度依存性
抵抗値を有する部品が設けられることを特徴とする請求
項1ないし5の1つに記載の測定装置。 - 【請求項7】 光送信器として発光ダイオード(16
)が設けられ、温度センサとして発光ダイオード(16
)に直列接続されたPTC抵抗(18)が設けられ、光
受信器としてPTC抵抗(18)に並列接続されたホト
トランジスタ(17)が設けられ、駆動回路(7)は一
定の測定電流を提供することを特徴とする請求項5また
は6記載の測定装置。 - 【請求項8】 駆動回路(7)は測定電流もしくは測
定電圧をパルス状に発信することを特徴とする請求項1
ないし7の1つに記載の測定装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8の1つに記載の測定
装置を含み、刺激周波数が測定装置の測定信号に応じて
制御されることを特徴とする心臓ペースメーカー。 - 【請求項10】 測定電流または測定電圧をその都度
の現在の刺激周波数に応じて制御する手段(8)が設け
られることを特徴とする請求項9記載の心臓ペースメー
カー。
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EP90118714A EP0477420A1 (de) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | Messvorrichtung zur intrakardialen Erfassung eines der körperlichen Aktivität eines Lebewesens entsprechenden Messsignales |
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JPH04263836A true JPH04263836A (ja) | 1992-09-18 |
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