JPH04262584A - イオンレーザ管 - Google Patents

イオンレーザ管

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Publication number
JPH04262584A
JPH04262584A JP2250491A JP2250491A JPH04262584A JP H04262584 A JPH04262584 A JP H04262584A JP 2250491 A JP2250491 A JP 2250491A JP 2250491 A JP2250491 A JP 2250491A JP H04262584 A JPH04262584 A JP H04262584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
component
aln
enclosure
ion laser
Prior art date
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Pending
Application number
JP2250491A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Nishida
和久 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2250491A priority Critical patent/JPH04262584A/ja
Publication of JPH04262584A publication Critical patent/JPH04262584A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオンレーザ管に関す
る。より詳細には、大電流の放電により高出力のレーザ
出力を得られるセラミック製細管を有したイオンレーザ
管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アルゴン,クリプトンなどのイ
オン化したガスのエネルギー準位間の遷移によりレーザ
発振を行うイオンレーザは、高出力化に伴いイオン密度
を上げる必要があり、放電細管部に20Aを越える大電
流を流す場合もある。このため、プラズマ細管材料およ
び外囲器には、大電流によりプラズマ細管部に発生する
熱を効率よく排除できる熱伝導性の高い物質、さらには
高イオン密度プラズマに耐え得る細管材料が必要とされ
た。
【0003】最近、このような条件を満足する材料とし
て炭化ケイ素(以下SiCと略称)と窒化アルミニウム
(以下AlNと略称)が用いられる。
【0004】従来のイオンレーザ管の縦断面図を図3に
示す。中心に放電路用の細管孔をもち、かつ、つば形状
をしたSiC細管部品12は、AlN製外囲器2に挿入
され、細管部品12と外囲器2はフリットガラス13で
接合され、細管複合部品14ができる。次に細管複合部
品14は適当な治具(図示せず)およびフリットガラス
4を用いることにより同軸上に複数個接合され、両端に
KBガラス部品5が接合される。さらに、アノード6お
よびカソード7を具備した金属封入皿8が接合され、最
後に封入皿8の先端にブリュースタ窓9が接続された後
アルゴンガスを所定の量だけ封入し、イオンレーザ管が
完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のイオンレーザ管は、SiC細管部品が半導体であるた
めに、SiC細管部品同士の接触を防ぐ必要があり、こ
のためSiC細管部品はAlN製外囲器とフリットガラ
スにより接合,固定し、SiC細管部品間にギャップを
設けて絶縁性を保っている。ところが、レーザ管の放電
により、細管部が急激に温度上昇し、接合部がはがれ、
SiC部品がAlN製外囲器からずれてしまい、SiC
部品とAlN製外囲器との接触による熱伝導が不十分に
なる場合がある。その場合にはSiC部品に発生した熱
がAlN製外囲器側へ逃げず、その結果、SiC部品自
体の温度が急激に上昇し、SiC部品が破損するという
欠点があった。さらに、SiC細管部品は、放電により
スパッタしやすく、Arガス等も吸着しやすいために、
放電電流−電圧特性の経時的変化、出力瞬時低下及びレ
ーザの短寿命等のレーザ管特性に関わる致命的な欠点が
あった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のイオンレーザ管
は、アルミナセラミック(以下Al2 O3 と略称)
製細管部品またはベリリアセラミック(以下BeOと略
称)製細管部品とAlN製外囲器から構成されているこ
とを特徴としている。
【0007】Al2 O3 およびBeOはAlNと同
時焼成することが可能であり、Al2 O3 −AlN
またはBeO−AlN間で強固な接合を有する一体化複
合部品が得られる。
【0008】しかし、SiCおよびSi3 N4 等他
のセラミックの場合、AlNとの同時焼成は不可能であ
るために、一体化複合部品は形成できない。
【0009】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する
。図1は本発明の一実施例を示すイオンレーザ管の縦断
面図である。
【0010】まず、放電路を構成する細管複合部品3は
、外径10mm,長さ30mmで、中心に放電路用の直
径2.5mmの孔が開けられた円筒状のAl2 O3 
(純度99%)細管部品1と外径35mm,長さ40m
mの円筒形で、その両端中央部に直径30mm,深さ8
mmの凹部と、直径30mm,高さ2mmの凸部を有し
、かつ中央に上記Al2 O3 細管部品1を収納する
直径10mmの孔とそれを包囲する同心円状に直径1.
8mmのガスリターン用の孔を複数有するAlN製外囲
器2から成っている。Al2 O3 細管部品1とAl
N製外囲器2は、セラミック製造時に窒素中、約170
0℃で同時焼成を行うことが可能であるため、同時焼成
により、接合、固定している。
【0011】次に、細管複合部品3は、所望のレーザ出
力が得られる細管長(500〜600mm)になるまで
、フリットガラス4と専用治具(図示せず)を用いて、
同軸上に接合、連結された後、両端にKBガラス部品5
が接合される。さらに、アノード6およびカソード7を
具備した金属封入皿8が接続され、最後に封入皿8の先
端にブリュースタ窓9が接続された後アルゴンガスを所
定の量だけ封入してイオンレーザ管が完成する。
【0012】次に本発明による第2の実施例を説明する
。第2実施例によるイオンレーザ管の縦断面図を図2に
示す。第2実施例では細管部材としてBeOを用いてお
り、外径10mm,長さ30mmで中心に放電路用の直
径2.5mmの孔が開けられた円筒状のBeO(純度9
9%)製細管部品10は、図1と同様、AlN製外囲器
2と、同時焼成することにより、一体化した細管複合部
品11ができる。
【0013】次に、細管複合部品11は、図1と同様に
接合された後、KBガラス5,アノード6およびカソー
ド7を具備した金属封入皿8さらにブリュースタ窓9が
接合および接続され、実施例2によるイオンレーザ管が
完成される。
【0014】各種イオンに対するAl2 O3 ,Be
Oのスパッタ率は、SiCと比べて、20〜30%も少
ない値を示すことがわかっており、スパッタによるイオ
ン(分子)の吸着量もAl2 O3 およびBeOはS
iCに比べ非常に少ない。
【0015】また、問題となるAlN製外囲器との支持
、固定方法としては、Al2 O3 およびBeOとも
AlNと同時焼成することにより行っており、両部品間
では焼成により強固な接合部が得られる。このようにし
て作製した一体化した細管複合部品は、細管組立の作業
も容易になるとともに、放電時に細管部に発生する熱に
対してもより安定となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、放電細管
部材としてAl2 O3 およびBeOを用いたことに
より、プラズマに対する安定性が2〜3割も増し、レー
ザ管の特性がより安定化する上に、ガス消耗の少ない長
寿命のレーザ管が得られる。さらに、AlN製外囲器と
の支持、固定も容易になるばかりでなく、耐熱性に優れ
た細管構造を得ることができるので、高イオン電流の動
作にも耐え得る高出力、高信頼性のイオンレーザ管が得
られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオンレーザ管の一実施例を示す縦断
面図。
【図2】本発明のイオンレーザ管の第2実施例を示す縦
断面図。
【図3】従来のイオンレーザ管の縦断面図。
【符号の説明】
1    Al2 O3 製細管部品 2    AlN製外囲器 3    Al2 O3 +AlN細管複合部品4  
  AlN−AlN接合用フリットガラス5    K
Bガラス部品 6    アノード 7    カソード 8    金属封入皿 9    ブリュースタ窓 10    BeO製細管部品 11    BeO+AlN細管複合部品12    
SiC細管部品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  放電路用貫通孔を軸方向に備えた円筒
    状細管部材と該細管部材を内側に収納し、ガス帰還路用
    の貫通孔を軸方向に備えた窒化アルミニウムから成る円
    筒状部材が軸方向に複数個接合されることにより放電路
    が形成され、該放電路の両端に陽極と陰極とが設けられ
    たイオンレーザ管において、前記細管部材がアルミナセ
    ラミック又はベリリアセラミックから成ることを特徴と
    するイオンレーザ管。
JP2250491A 1991-02-18 1991-02-18 イオンレーザ管 Pending JPH04262584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2250491A JPH04262584A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 イオンレーザ管

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JP2250491A JPH04262584A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 イオンレーザ管

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Publication Number Publication Date
JPH04262584A true JPH04262584A (ja) 1992-09-17

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ID=12084579

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JP2250491A Pending JPH04262584A (ja) 1991-02-18 1991-02-18 イオンレーザ管

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JP (1) JPH04262584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08274387A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp イオンレーザ管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08274387A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Nec Corp イオンレーザ管

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