JPH0426137Y2 - - Google Patents

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JPH0426137Y2
JPH0426137Y2 JP1987049843U JP4984387U JPH0426137Y2 JP H0426137 Y2 JPH0426137 Y2 JP H0426137Y2 JP 1987049843 U JP1987049843 U JP 1987049843U JP 4984387 U JP4984387 U JP 4984387U JP H0426137 Y2 JPH0426137 Y2 JP H0426137Y2
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slope
leg
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legs
cam surface
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Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は重力により斜面上を降下する玩具に関
する。
b 従来の技術 従来より重力により斜面上を降下する玩具とし
て管状の胴体内に鋼球を入れ、反転しながら斜面
を降下するものや、その変形で実公昭59−20306
号公報記載の、反転する胴の前後に回転する脚を
取付け、とんぼがえりをうちながら斜面を降下す
るもの、また二本の足を持ち左右に揺動しつつ一
方の足を交互に繰り出して斜面上を降下するもの
が知られていたが、前後に揺動しつつ足を前方に
一歩一歩間欠的に繰り出し、遅い速度で斜面上を
降下するものは無かつた。
c 考案の目的 本考案は、このように斜面上を降下する玩具と
しては、非常に遅い速度で一歩一歩間欠的に足を
前方に繰り出して降下するという従来に無い運動
を作り出すとともに、短い斜面でも比較的長い時
間その運動を楽しむことのできる玩具を提供する
ことを目的とする。
d 考案の構成 図を参照しつつ本考案に係る玩具の構造及び運
動について説明する。
第1図は本考案の実施例をモデル的に示した側
面図で、前後に長いチヤンネル3を有する胴2の
チヤンネル3内に前後に転動可能に回転体1が収
容されている。回転体1の転動範囲は前部ストツ
パー8と、後部ストツパー9により制限を受けて
いる。胴2は、胴2の後端部近傍より下方に延び
た後部支点部材4と、胴2の前端部近傍より下方
に延びた脚5により支持されている。脚5は、そ
の上部を軸6により、後述するカム面が接地可能
な範囲内で揺動可能に支持されるとともに、その
底面は後方より前方に向かつて軸6からの半径方
向の長さが増加するようカム面7によつて形成さ
れる。また脚5は胴2に自由状態で垂下されたと
き、カム面7の後部が接地できるよう前上がりに
付勢されている。付勢手段としては自重を利用し
て、脚5が自然垂下された状態での重心が、カム
面7の後部を通過するよう形成することができ
る。また別の付勢手段として、弾性体により脚5
を前方に付勢し、自然垂下した状態でカム面7後
部が接地するよう構成することもできる。ここで
弾性体としては、ゴム、スプリング等公知のもの
を用いることができる。
次に第2図〜第5図により本考案の斜面10上
での連続的な運動について説明する。
第2図は脚5のカム面7の後部が接地している
状態の本考案の玩具をモデル的に示す。この状態
で、脚5のカム面7後部の軸6からの長さは、後
部支点部材4の長さ対し、回転体1が転動する胴
2内チヤンネル底面12の傾斜が、水平面11′
より角度+α度だけ前傾となるよう形成されてい
る。これにより回転体1は後部より前部へと転動
する。またその間本体は見かけ上停止している。
第3図は回転体1の転動が終了し、前部ストツ
パー8に衝突した状態であり、衝突のエネルギー
が本体を前方へ押し出すエネルギーへ転換され
る。脚5の軸6はこの力のため前方へ押し出さ
れ、脚5はこれにより付勢力に抗し相対的に軸6
を中心に図において反時計回りに回動する。その
結果カム面7の前部が接地するようになる。カム
面7の前部は後部に対し軸6からの距離が長く形
成されているため、胴2前部及び回転体1は本体
の前進とともに上方へ持ち上げられることとな
る。後部支点部材4は胴2の前進に伴ない斜面上
をスライドする。ここで回転体1は胴2の前進と
持ち上がり運動を与えるのに充分な質量を有する
必要がある。
また前部ストツパー8は本体が前方へ転倒する
ことが無く、スライド時の後部支点部材4の斜面
に対する摩擦力が0に近い状態となるよう適切な
位置に形成する。次に第4図に示すように、脚5
のカム面7前部の軸6からの長さは、後部支点部
材4の長さに対し、回転体1が転動する胴2内チ
ヤンネル底面12の傾斜が、水平面11′より角
度一β度だけ後傾となるよう形成されている。こ
れにより回転体1は前部より後部へと転動する。
この間本体は見かけ上停止している。
第5図は回転体1の転動が終了し後部ストツパ
ー9に衝突した状態を示す。ここで後部ストツパ
ー9は衝突のエネルギーが瞬間的に胴2前部を持
ち上げ、なおかつ本体が後方へ転倒することの無
い適切な位置に形成されている。回転体1が後部
ストツパー9に衝突すると、その力により胴2は
後部支点部材4を中心に図において時計回りにわ
ずかに回動する。これにより脚5は斜面10より
持ち上がるが、脚5は前方に付勢されているた
め、持ち上がつた瞬間に図において時計回りに回
動し、カム面7の後部が接地する。脚5が接地し
た時点で運動のワンサイクルが終了する。このよ
うにして本考案の玩具は、運動のワンサイクルの
内に二度の見かけ上の停止を含み、一歩一歩間欠
的に脚を前方に繰り出して、ゆつくりと踏みしめ
るように斜面を降下する。
第6図には、本考案の別の実施例を示す。この
実施例は前脚のみならず後脚も歩行可能とし、歩
行の興味を一層増したものである。この実施例で
は第1図で示す実施例の後部支点部材4を、固定
式のものに変えて、揺動可能な後脚14としたも
のであり、後脚14は、上部を胴2後端部近傍に
設けられた後軸15により前後に揺動可能に支持
される。後脚14の前進動は、胴2の後傾により
自然に停止するため、その前方には特にストツパ
ーを設ける必要はないが、その後方への揺動範囲
は底面16の前部が接地する位置で後脚ストツパ
ー17により規制されるようにする。底面16は
後軸15を中心として略円弧状に形成される。脚
5に設けられた屈曲部13、及び後脚14に設け
られた後脚屈曲部18により、両脚とも重心の位
置はそれぞれの底面後部にあり、自然に垂下され
た状態では、自重により底面後部で接地するよう
付勢されている。後脚14は回転体1が前部スト
ツパー8に衝突した瞬間に、その付勢力により図
において時計回りに回動する。前部ストツパー8
は、回転体1の衝突により後脚14と斜面10と
の摩擦力が、後脚14の回動が可能となるよう減
少し、なおかつ本体が前方へ転倒することの無い
適切な位置に形成する。また反対に回転体1が後
部ストツパー9に衝突することにより、脚5のカ
ム面7が斜面10より持ち上げられた瞬間に、後
脚14は重力により後脚ストツパー17で規制さ
れた位置まで図において反時計回りに回動する。
後脚14の底面16は円弧状であるため、後軸
15と後脚14の斜面10上の接地点との距離は
一定であり、脚14の回動による胴2の上下動は
生じない。結局この実施例で示す後脚14は、第
1図の実施例で示した後部支点部材4と、胴2を
斜面から定距離に支持するという点で同様な機能
を持つているが、揺動可能であるため、固定式の
後部支点部材を引摺りながら降下するものに比
べ、前脚と後脚を交互に繰り出して歩行しながら
斜面を降下するという、新たな視覚的興味を増す
という作用効果がある。
第7図では本考案のさらに別の実施例を示す。
この実施例は、第6図で示した実施例と、基本構
成、運動ともに同様であるが、脚5の軸6と、後
脚14の後軸15が、胴2内チヤンネル3より上
方に位置することを特徴とする。本考案の玩具
は、その形態と運動とが、ある種の動物を模した
ものとなつているが、第6図で示す実施例と第7
図で示す実施例では形状を異にしており、その結
果異なる動物を連想させることができる。また脚
5の軸6を胴2内チヤンネル3の上方とし、後脚
14の後軸15を胴2内チヤンネル3と同等の高
さの位置に、チヤンネル3内を貫通するこなく設
ける等、様々な形状を取ることにより、様々な動
物、ロボツト等を連想させることができる。
本考案を実施するにあたり、胴2及び脚5、後
部支点部材4後脚14は、木、紙、プラステイツ
ク、金属板等の素材を利用して、軽量に製作する
のが好ましいが、透明素材等により回転体1が見
えるよう構成しても興味深いし、回転体1が見え
ないよう構成してもよい。また回転体1は、球
状、円筒状のローラー、そろばん球状等の形状を
とることができ、質量の大きな、金属、ガラス等
の素材で製作するのが好ましい。脚5を弾性体等
により前方へ回動するよう付勢する場合、その力
はわずかなものとし、カム面7後部が接地する位
置より前方へ回動し過ぎないよう調整することが
必要である。この場合、付加的な規制手段として
適宜前脚ストツパー19を設けることもできる。
脚5及び後脚14の底面は特に加工を必要とし
ないが、斜面10との摩擦特性に応じ、摩擦係数
の高いゴム、皮、布等の素材により形成すること
もできる。
e 考案の効果 上記のように、本考案は簡単な構造で、斜面を
非常に遅い速度で歩行しながら降下するという、
今までに無かつた新規な運動をする玩具を、安価
に提供することができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の側面概略図である。第
2図〜第5図は第1図の実施例の斜面上での連続
的な、それぞれ別の状態を示す側面概略図であ
る。第6図、及び第7図は本考案の別の実施例の
断面図である。第8図は第6図及び第7図の実施
例の斜面上における斜視図である。 図において、1……回転体、2……胴、3……
チヤンネル、4……後部支点部材、5……脚、6
……軸、7……カム面、8……前部ストツパー、
9……後部ストツパー、10……斜面、11,1
1′……水平面、12……チヤンネル底面、1
2′……チヤンネル底面12の傾斜を示す補助線、
13……屈曲部、14……後脚、15……後軸、
16……底面、17……後脚ストツパー、18…
…後脚屈曲部、19……前脚ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後に長く延び両端が閉じたチヤンネル3を有
    する胴2と、チヤンネル3内にチヤンネル底面1
    2にそつて前後に転動可能に収容された回転体1
    と、胴2の後端部近傍より下方に延びた後部支点
    部材4と、胴2の前端部近傍より下方に延びた脚
    5とを有し、該脚5は、その上部を軸6により摺
    動可能に支持されるとともに、その底面に後方よ
    り前方に向かつて該軸6からの半径方向の長さが
    増加するように形成されたカム面7を有し、さら
    に該脚5は自由状態では底面が前上がりになり底
    面後部が接地可能なように付勢されており、該カ
    ム面7の後方小径部と後部支点部材4とで胴2が
    斜面上に支持される場合は、チヤンネル3は前下
    がりに傾斜し、該カム面7の前方大径部と後部支
    点部材4とで胴2が斜面上に支持される場合は、
    チヤンネル3は斜面とは逆に前上がりに傾斜し、
    これにともなう回転体1の前後動により間けつ的
    に斜面上を歩行しながら降下する玩具。
JP1987049843U 1987-04-03 1987-04-03 Expired JPH0426137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987049843U JPH0426137Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987049843U JPH0426137Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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Publication Number Publication Date
JPS63156697U JPS63156697U (ja) 1988-10-14
JPH0426137Y2 true JPH0426137Y2 (ja) 1992-06-23

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ID=30872671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987049843U Expired JPH0426137Y2 (ja) 1987-04-03 1987-04-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920306U (ja) * 1982-07-30 1984-02-07 富士ゼロックス株式会社 シ−ケンサの高速化装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5920306U (ja) * 1982-07-30 1984-02-07 富士ゼロックス株式会社 シ−ケンサの高速化装置

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JPS63156697U (ja) 1988-10-14

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