JPH04260243A - ポーリング方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はポーリング方式に関し、
特に、制御局が通信回線を介して複数の端末装置からの
データを順次時分割で収集する方式であるポーリング方
式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種のポーリング方式では、制
御局は端末装置に対してポーリング信号を送出したとき
、端末装置から、予め決められた時間に亘って受信する
データ受信タイマを始動し、端末装置からの応答を待ち
、上述のデータ受信タイマが選定した時間以内にポーリ
ング信号を送出した相手端末装置からのデータの送信が
あればこのデータを受信し、データ送信がなければ、ポ
ーリング信号を送信した相手の端末装置からの受信を中
止し、予め決められた他の端末装置に対し同様な手順で
ポーリングを行うという方法で端末装置からのデータの
受信を行っていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たポーリング方式は、たとえば、端末装置が電源を切っ
ておりこの端末装置に対するポーリング信号に対して応
答を返すことができない場合でも、制御局は上述した端
末装置が制御局に対して送信すべきデータの処理時間を
考慮した充分長い時間のデータ受信タイマで設定された
時間が経過するまで応答を待っていたので、無駄な持ち
時間を生じ、その時間だけ他の端末装置に対するポーリ
ングの制御が遅延し、制御局に接続されている他の端末
装置から見るとデータ伝送が遅れるという欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のポーリング方式
は、通信回線を介して制御局と複数の端末装置を接続し
前記制御局が生成するポーリング指令に応じて予め決め
られた順序で前記複数の端末装置に対して順次個別にポ
ーリングを行い前記通信回線を介して前記複数の端末装
置からのデータの収集を行うポーリング方式において、
前記端末装置に対し前記制御局がポーリング信号を送信
する毎に前記制御局内に設けてある応答信号の持ち時間
受信用の予め前記待ち時間が設定された応答信号受信用
タイマを始動させ、前記制御局において前記応答信号受
信用タイマの設定時間以内にポーリング信号を送信した
相手側の前記端末装置からの応答信号を監視し、前記応
答信号を受信したときは前記応答受信用タイマの動作を
中止し、予め作動時間が設定されている前記ポーリング
信号の宛先端末装置からのデータ受信用タイマを始動さ
せ、前記データ受信用タイマが作動中に前記宛先端末装
置からのデータを受信したときには前記ポーリング信号
の宛先端末装置から予め決められたデータの送信を終了
する放棄文字シーケンスを受信する直前まで前記宛先端
末装置との回線を維持し前記放棄文字シーケンスの受信
が行われたとき前記宛先端末装置との通信を終了し、前
記データ受信用タイマの動作が停止するまでに前記宛先
端末装置からのデータの送信がないときには前記宛先端
末装置との通信を終了し、前記応答信号が前記応答信号
受信用タイマの動作時間以内に前記制御局に到来しない
ときには前記宛先端末装置との通信を終了し、前記何れ
か一つの通信の終了が行われると、前記宛先端末装置の
次の前記端末装置に対してポーリング信号を送信し、前
記複数の端末装置は自己宛の前記ポーリング信号を受信
したときには前記応答信号を送信し、しかるのちに送信
すべきデータがあればこのデータを制御局に送信し前記
データの送信を終了したときまたは送信すべきデータが
存在しないときには前記放棄文字シーケンスを送信する
ことを特徴としている。

【０００５】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００６】図１は本発明のポーリング方式の一例を示
すタイムチャートであり、図２は端末装置３〜５をマル
チポイントに接続した本発明のポーリング方式を使用し
たポーリングシステムの構成図である。また、図３は本
発明のポーリング方式によって動作する制御局１のポー
リング動作を示すフローチャートであり、図４は端末装
置３、４および５のポーリング動作を示すフローチャー
トである。

【０００７】制御局１は、通信回線２により接続されて
いる端末装置３〜５に対するデータ伝送の制御を行う。 制御局１がポーリング開始指令を内部で生成すると予め
複数のポーリングが記載されたポーリングテーブルに従
って、端末装置３〜５に対してポーリング動作を行う。 すなわち、予め決められた順序で端末装置３〜５に対し
て順次ポーリングを行う。図１に示したタイムチャート
においては端末装置３に対して最初にポーリングを行い
、続いて端末装置４に対してポーリングを行い、その後
に端末装置５に対してポーリングを行なっている。

【０００８】制御局１はまず端末装置３宛にポーリング
信号を送信する（ステップＳ２）とともに、応答信号受
信用タイマを始動する（ステップＳ３）。この応答信号
受信用タイマの作動時間は従来のポーリング信号送信後
の応答受信時間にくらべて十分短い時間に設定しておく
。自己宛ポーリングが制御局１より送信された端末装置
３は通信回線２上のポーリング信号の内の各端末装置を
識別するデータを取り込んで予め保持している自己の識
別データと比較し一致していると、自己宛のポーリング
信号であると判断し（図４のステップＳ２１）、制御局
１に対して応答可能であることを通知する応答信号を生
成し制御局１に送信し（ステップＳ２２）、データの送
信準備を開始する。制御局１は端末装置３より送信され
て来た応答信号を受信する（ステップＳ５）と、端末装
置３が応答可能であると判断して応答信号受信用タイマ
を解除するとともに、端末装置３がデータを送信するこ
とを期待して端末装置３からのデータ受信用タイマを始
動する（ステップＳ６）。このデータ受信用タイマの動
作時間は端末装置３、４あるいは５がポーリング信号を
受信してから制御局１に対するデータを送信するための
準備を開始し、制御局１に対してデータの送信を開始す
るまでに要する時間を考慮して前述した応答信号受信用
タイマの動作時間よりも長い時間に予め設定しておく。

【０００９】端末装置３は制御局１に対して送信すべき
データがあるか否かを判断し（ステップ２３）、送信デ
ータがあればデータの送信を行い（ステップＳ２４）、
送信すべきデータがないときには放棄文字シーケンスを
送信する（ステップＳ２５）。

【００１０】図１のタイムチャートにおいては最初にポ
ーリングされた端末装置３は送信すべきデータがないの
で放棄文字シーケンスを送信する。制御局１は放棄文字
シーケンスを受信するとデータ受信用タイマを解除し端
末装置３に対するポーリングを終了する（ステップＳ１
１）。制御局１は次にポーリングを行う相手が端末装置
４であれば端末装置４に対してポーリング信号を送信す
る（ステップＳ２）とともに応答信号受信用タイマを始
動する（ステップＳ３）。端末装置４は、たとえば、電
源がオフされ起動していないとすると、制御局１からの
ポーリング信号に対して応答信号を送信しないので、応
答信号受信用タイマが作動を停止する、すなわち、タイ
ムアウトになると（ステップＳ４）制御局１は端末装置
４が応答信号を送信できない状態にあると判断して、こ
の端末装置４に対するポーリング動作を中止する（ステ
ップＳ１１）。制御局１は直ちに次にポーリングを行う
べき端末装置が前述したポーリングテーブルにより存在
しそれが端末装置５であるとすると（ステップＳ１）、
端末装置５に対してポーリング信号を送信し（ステップ
Ｓ２）、応答信号受信用タイマを始動させる（ステップ
Ｓ３）。

【００１１】端末装置５が自己宛のポーリング信号を受
信すると応答信号を生成し制御局１に応答信号を送信す
る（ステップＳ２１とステップＳ２２）。制御局１はこ
の応答信号を受信すると応答信号受信用タイマの作動を
解除し、データ受信用タイマの始動を行う（ステップＳ
６）。端末装置５には送信すべきデータがあると、デー
タ伝送状態に移行してデータを制御局に伝送する（ステ
ップＳ２４）。制御局１は端末装置５からのデータを受
信しそのデータに対する肯定応答を送信した後、端末装
置５から放棄文字シーケンスを受信する（ステップＳ９
）と端末装置５との交信を終了する（ステップＳ１１）
。

【００１２】制御局１はその内部で新たなポーリング指
令が生成されると、端末装置３にポーリング信号を送信
する。端末装置３からの応答信号が制御局１で受信され
ると、前述したように制御局１は応答信号受信用タイマ
の動作を解除し、データ受信用タイマを始動させ（ステ
ップＳ６）、端末装置３からデータが送信されるのを待
つが、もし、データ受信用タイマの作動時間内に端末装
置３からのデータの送信がなくデータ受信用タイマの作
動時間を超過する、すなわち、タイムアウトになると（
図１において端末装置３に対する２回目のポーリングの
とき）、端末装置３の動作が異常であると判断し端末装
置３に対するポーリング動作を終了する（ステップＳ１
１）。

【００１３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のポーリン
グ方式は、制御局がポーリング信号を送信するとともに
応答信号タイマを始動させ、ポーリング信号を受信した
相手側の端末装置はその端末装置が動作しているときに
は応答信号を短時間の内に制御局に送信することにより
、従来のこの種のポーリング方式のように、ポーリング
信号を受信した端末装置はデータまたは放棄文字シーケ
ンスを送出すことにより初めて制御局に対して応答する
のに比較して短い時間に制御局に対して応答することが
できるため、制御局はポーリング信号を送出した相手端
末が応答可能であるか否かを短時間で判断することがで
き、もしポーリングを行った相手端末装置が応答不可能
な状態であるときには短時間で次の端末装置に対するポ
ーリング動作に移行することができ無駄な待時間を軽減
することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のポーリング方式による動作を説明する
タイムチャートである。

【図２】端末装置３〜５をマルチポイントに接続した本
発明のポーリング方式を使用したポーリングシステムの
構成図である。

【図３】本発明のポーリング方式によって動作する制御
局１のポーリング動作を示すフローチャートである。

【図４】端末装置３、４および５のポーリング動作を示
すフローチャートである。

【符号の説明】

１　　　　制御局 ２　　　　通信回線 ３　　　　端末装置 ４　　　　端末装置 ５　　　　端末装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　通信回線を介して制御局と複数の端末
   装置を接続し前記制御局が生成するポーリング指令に応
   じて予め決められた順序で前記複数の端末装置に対して
   順次個別にポーリングを行い前記通信回線を介して前記
   複数の端末装置からのデータの収集を行うポーリング方
   式において、前記端末装置に対し前記制御局がポーリン
   グ信号を送信する毎に前記制御局内に設けてある応答信
   号の持ち時間受信用の予め前記待ち時間が設定された応
   答信号受信用タイマを始動させ、前記制御局において前
   記応答信号受信用タイマの設定時間以内にポーリング信
   号を送信した相手側の前記端末装置からの応答信号を監
   視し、前記応答信号を受信したときは前記応答受信用タ
   イマの動作を中止し、予め作動時間が設定されている前
   記ポーリング信号の宛先端末装置からのデータ受信用タ
   イマを始動させ、前記データ受信用タイマが作動中に前
   記宛先端末装置からのデータを受信したときには前記ポ
   ーリング信号の宛先端末装置から予め決められたデータ
   の送信を終了する放棄文字シーケンスを受信する直前ま
   で前記宛先端末装置との回線を維持し前記放棄文字シー
   ケンスの受信が行われたとき前記宛先端末装置との通信
   を終了し、前記データ受信用タイマの動作が停止するま
   でに前記宛先端末装置からのデータの送信がないときに
   は前記宛先端末装置との通信を終了し、前記応答信号が
   前記応答信号受信用タイマの動作時間以内に前記制御局
   に到来しないときには前記宛先端末装置との通信を終了
   し、前記何れか一つの通信の終了が行われると、前記宛
   先端末装置の次の前記端末装置に対してポーリング信号
   を送信し、前記複数の端末装置は自己宛の前記ポーリン
   グ信号を受信したときには前記応答信号を送信し、しか
   るのちに送信すべきデータがあればこのデータを制御局
   に送信し前記データの送信を終了したときまたは送信す
   べきデータが存在しないときには前記放棄文字シーケン
   スを送信することを特徴とするポーリング方式。